ワタシの体から出るものを食・べ・て♥
「ごめんね〜。もうちょっとだけ待っててね…。」
「ううん。僕の方こそ急に早く帰ってきちゃって悪かったね。」
妻のあかりがキッチンで申し訳なさそうな顔をしている。僕も彼女を手伝いながら何も気にしていないよと微笑んだ。今日は残業で帰りが遅くなるはずだったのが、予想以上に仕事が進み早く帰って来てしまったのだ。
急に帰り時間が早まったのに文句ひとつ言わずに夕飯を作ってくれる。そんな優しい妻に僕の方こそ申し訳なくなってしまう。
思わず妻を見るといつもの様に桃色に近い紅髪が美しい。そして可憐で健康的な顔立ちに、つぶらな金色の瞳が映えている。何よりも両腕から生えている茶褐色の翼が特徴的だ。当然あかりは人では無い。そう…彼女はハーピーと言う魔物娘だ。
魔王の統べる王国と国交が結ばれて数十年…。以来さまざまな問題を乗り越えながら人魔の共存は進んできた。そして今では魔物娘は隣人として当たり前の様に存在している。
あかりもこの街で生まれ育ち、ずっと人に交じって生活を営んできた。僕はふとした切っ掛けで知り合った彼女の陽気で気立ての良い人柄に惹かれて、いつの間にか友人として付き合う様になっていた。
そんな関係がどれだけ続いたのだろう。とうとうあかりは発情期に僕をさらって家に飛んで帰り、何度も何度も熱く交わった。
こんな時代なので魔物についての知識は多少ある。ハーピーが発情期に男をさらうのは、その男を己の夫として認めたゆえの事だ。と言う事も知っていた。あかりはこんな僕を見初めてくれたのだ…。突然さらわれて二人の愛の初飛行に驚き戸惑いながらも僕は嬉しかった。
「おまたせ〜。はい…。まずは目玉焼きっ!」
「ありがとう。」
食卓に着いた僕の前に差し出されたのは目玉焼きが乗った皿。でも、夕食に目玉焼きは珍しいな…そんな思いで目をやり、たちまちその異様な光景に釘付けになった。
まず黄身の色が濃い。濃すぎるのだ…。前に一度自然な環境で育てられた鶏の卵を食べた事がありその濃さに驚いた。だが今日の卵はそれ以上だ。
それと大きさ。通常の卵の数個分の大きさはあるだろうか。こんな大きさの目玉焼きは今まで見た事が無い。もしかして何か野生の鳥の卵なんだろうか。
「って………。ええっ!?なにこれ!黄身が濃すぎるよ…。それに妙に大きいし…。もしかしてダチョウの卵か何か?」
「うふふっ。どうでしょう。これは本当に特別な卵を使っているんだよぉ。」
嬉しそうに笑うと彼女は僕をじっと見つめた。金色に輝く瞳がなぜか熱く濡れている。幾分訝しんだがハーピーがこのような状態になるのは別に珍しい事では無い。特に発情期になれば当たり前のように妖艶な捕食者としての一面を見せてくる。
「ね…。食べてぇ…。」
目玉焼きをまじまじと見つめて居る僕に、あかりは穏やかさの中に熱を込めた声音で催促する。僕は言われるがままに口に含むとじっくりと味わった。
え…。なにこれ…。なんてまろやかでこくがあり、そして蕩ける様な味わいなんだろう。驚いた僕は思わずあかりを見つめたが、彼女は何故か呆けたような甘い表情をしている。
「味…どうかなぁ?」
「うん……。すごいよ……。とってもおいしい。」
「よかったぁ!」
幾分の戸惑いを隠せない僕にあかりは華やかな笑顔を見せた。だが、はぁはぁと切ない吐息をつき、日頃肌を重ねる時の様なぞっとする様な淫らな眼差しだ。もしかして発情期に入っちゃったのかな?思わず心配になって問いかける。
「ねえ大丈夫?また発情期?」
「ううん。違うの…。るいが食べているのを見ているとなんか嬉しくてぇ…。」
「そ…そうなの?でも、大変なら無理しないで言ってね。」
「ありがとぉ…。キミのそういう所、やっぱり大好きだよぉ。」
切なそうだが嬉しさを隠せない様子であかりは肩を抱いてくれた。ふわっとした羽毛の感触が心地良く、甘く優しい匂いが僕を包みこむ。しばしうっとりとしてその感触に身を委ねた。
「あ、ごめんねぇ。気にしないでどんどん食べてねっ!」
邪魔をしては悪いと思ったのだろう。あかりは抱擁を解くと優しく進めてくれた。僕は中断していた食事を再開する。
「あぁ…。食べてるよぉ…。…の卵をたべてるよぉ…。ほんと、…に食べてるよぉ…。」
だが…なおもあかりは僕が食べているのをどろりとした瞳で見つめている。そして甘い声で何やらぶつぶつと呟き、蕩ける様な表情は紅く染まっている。
彼女の事が気にはなったが僕もそれどころでは無かった。だってこの卵…食べれば食べるほど夢中になる……。駄目だ。もう止められない………。いつしか目玉焼きを完食していたが、まだ足りない。もっと、もっと食べたい!
「ねえ…。」
「なあに。」
「あの…。おかわりあるかな?」
おずおずと問いかける僕に、あかりは感極まった様に『ああっ!』と叫んだ。愛らしい顔立ちはますます淫靡な色を孕み、ある意味壮絶な様相を呈している。
「うれしいよぉ〜。そんなに美味しかったの!? 本当に良かった…。食べてもらった甲斐があったよぉ…。」
歓喜に溢れた金色の瞳はお前を食べたいという欲望の光を放っていた。今にも襲いかかってきそうな様子のあかりに、さすがに不安を覚えた僕は彼女を押しとどめる様に問いかける。
「あかりっ!ちょっと待ってよ…。本当にどうしたの?なんかおかしいよ。」
「ああ。ごめんねぇ…。わたしが産んだ卵を食べられていると思ったら、興奮が抑えきれなくて…。何も気にしないでいいんだよっ!」
動揺している僕に気が付かないかのようにしれっとした調子のあかりだが…。待てよ。今なんて言った?何やらとんでもない事を言っていたが…。私の卵だって!?わ た し の た ま ご ? ? ?
「え〜と…。なんか今…すごい事を聞いた気がするんだけれど…。」
「ん〜。何も気にしないでいい…」
「だからその前っ!」
ショックを隠せず鋭くつっこみを入れる僕に、あかりは切なくもねっとりとした声で答える。
「わたしの産んだ卵…って所?」
「そうそれっ!いったいどういう事なの?」
「どうって…。わたしが産んだ卵をるいに食べてもらっただけだけど…。おいしかったでしょ?」
「冗談…だよね…。」
「なんで〜。そんな冗談いっても仕方ないよぉ〜。」
あっけらかんとした笑顔を見せるあかりに、僕は愕然とした思いを抱く。なんでそんな事を…。あかりは以前から赤ちゃんが欲しいとずっと言ってたじゃないか…。もちろん僕も子供が出来るのを楽しみにしていた。美人のあかりの事だ。きっと器量良しの女の子が生まれてくるだろうと妄想しては悦に入っていたのだ…。
それなのにせっかく授かった命を捨てるなんて…。よりによってそれを僕に食べさすなんて…。悪質な冗談と思いたいが、この卵の尋常でない味わいには強い胸騒ぎを覚える。
僕はあかりの屈託のない笑顔を見ながら不安を押さえつけていたが…とうとう溢れ出る気持ちを抑えきれずに涙ぐんでしまった。
「ねえ…。あかり。なんで…。どうしてそんな事するの…。僕たちの子供だよ…。」
「へっ?」
ぽろぽろと涙をこぼす僕をあかりは間の抜けた表情で見つめていた。いったいおまえは何を言っているんだと言わんばかりの様子だったが、急に何かに思い当たったかのように大声で叫んだ。
「ああっ〜!違うのっ!そうじゃないからっ!大丈夫…違うからっ!ほら…無精卵ってあるよね。子供が産まれない卵っ!食べてもらったのは無精卵だからっ!」
「あかりぃ…。」
なおも涙を抑えきれない僕を慌てた様子のあかりが抱きしめる。温かい羽毛に包み込まれ、翼で何度も優しく撫でられると、崩壊しそうだった気持ちが静まっていくのを感じた。
さらに何度もごめんねと呟きあやす様に背中をぽんぽんと叩いてくれる。いつしか僕は体を弛緩させ、あかりにそっと身を寄せた。
「ごめんね…。もっとちゃんと説明しとけばよかったね…。でも、そんなひどい事する訳ないじゃない…。」
「わかってる。…でも、正直驚いちゃったよ…。」
申し訳なさそうな瞳で見つめるあかりを僕はぎゅうっと抱きしめる。彼女もそれに答えるかのようにそっとキスをしてくれた………
「でもなんで僕に卵を食べさそうなんて思ったの?」
「んーとね。ほらっ。近所にガンダルヴァの奥さんいるでしょ。そのガンダルヴァのはるちゃんが旦那さんに自分の卵を食べさせたら、すごい興奮したって言ってたから…。それでわたしも。」
「ああ…あのご夫婦ね。ていうか…今まで君達が無精卵を産むなんて知らなかったよ。どうして言ってくれなかったの?」
ハーピー属が卵生だと言う事は知っていたが、まさか無精卵まで産むとは思わなかった。あかりも今までそんな事を一言も言ったことが無かった。知っていたら今日のように取り乱す事も無かったのだが…。なにか言いたそうな顔つきの僕を見て、ため息をついたあかりはおすおずと語りだした。
「うん…。隠すつもりは無かったんだけれど…。産んだ卵が無精卵だと、そのたびにるいをぬか喜びさせちゃうよね。それじゃあ悪いかなって思って…あえて言わない様にしていたんだよ…。」
「そう…。気を遣っていてくれたんだね…。色々ありがとう…。」
そんなつもりは全く無かったのだが、子供の事で無意識のうちにプレッシャーをかけていたのだろうか。だとしたら僕の方こそあかりに色々気を遣わせてしまった…。急に申し訳ない気持ちになりそっと頭を下げた。
「もぉ〜。やめてよぉ〜。そんな畏まらないのっ!お互い様でしょ。」
陽気な笑顔を浮かべて慰めてくれるあかりに救われた気持ちになる。そうだ。僕があかりの事が気になりだしたきっかけはこの朗らかな笑顔だったな…。当時の事を思いだして眩しげに彼女を見つめた。
「ちなみに今まで産んだ卵はほとんど人にあげていたんだけれどね…。美味しいってなかなかの評判だったんだよぉ。」
「ええっ〜!こんなに美味しいのに自分で食べないの?なんてもったいない!」
意外すぎる答えに思わず驚いた声を出してしまったが、そんな僕を彼女は呆れたように見つめた。
「あのね…。自分で生んだものを自分で食べるって、なんか妙に複雑と言うかモヤモヤした気分なんだよ。それを言うならキミだって自分で射した精を自分で飲むことは無いじゃないっ!それこそこんなに美味しいのに…。」
「それはそうだけれど…。でも、だいたい精液は美味しいものじゃないよ…。」
「言い訳してもだ〜め!」
あかりは不意に僕にまとわりつくと、ふさふさした大きな翼で包み込む。そしてつぶらな瞳を悪戯っぽくきらりと輝かせた。先ほどまでの温かな雰囲気が徐々に変化していくのに気が付き、背中がぞくぞくする様な怯えと興奮を同時に抱く。
「でも本当に良かったよぉ〜。まさかキミがわたしの体から出たものを美味しい美味しいって食べてくれるなんて…。そんなエロい子だなんて思わなかったけどっ…。」
「ちょっとそれ言い方おかしいって!」
おいおい…。急に何を言い出すんだよ…。慌てて否定したがあかりは構わずに責めつづける。
「なんで…。本当の事でしょ?るいはわたしがお○んこからひり出したものを大喜びでぱくぱく食べたんだよぉ…。んふふっ。変態さんっ!」
「ちょッ…………。そんなッ…………。」
瞳に嗜虐的な色を孕ませたあかりはねっとりとした声でからかい続けた。僕は顔を真っ赤にして口ごもってしまう。
魔物娘らしいと言えばそうなのだろか。日頃は温厚なあかりもふとしかきっかけでSと言うか悪戯っぽい一面を覗かせる事がある。でもそれは罪のない範囲だし、やりすぎる事も無い。これも魔物の妻を持った男の定めと受け入れている。
「ねっ…。さっきおかわりしたいって言ってくれたよねぇ…。それ、もう一度聞かせて欲しいなぁ。もっと詳しく何をどうしたいのか教えてよぉ…。」
あかりは事に乗じて恥ずかしいセリフを言わせようとしているのだろう。甘くまとわりつく様な声音で僕に催促する。どろりとした鈍い光を放つ瞳で、先ほど以上にはあはあと荒い息をついている。これはどう見ても発情期のハーピーだ。
体を動かそうにも温かい翼でしっかりと抱きしめられており、僕はただぬくもりと異様な興奮にあえぐだけだ。どうしよう…。あかりのオ○ンコから出て来た卵を食べたい。とでも言っちゃおうか…。そう思った時ふと閃くものがあった。
もしかして最初からこれが目的だったのか?羞恥プレイを仕掛けるのが目的で、ありもしない無精卵の話ではめようとしたのか?でも、あかりは悪戯するのは好きでも、人を傷つける様な事は絶対にしないしな…。色々な感情が渦巻いた僕は、蠱惑的な表情の妻をじいっと見つめてしまった。
そんな思いに気が付いたのだろう。あかりは急に気色ばんだ様子を見せて、大声であーっと非難する様な叫びを上げた。
「ひどいっ!今わたしが嘘ついたと思ったでしょお!」
「いやっ…。そんな事は無いよ…。」
「そんなこと言っても駄目だからねっ。でも…君に隠し事をしちゃった私も悪いからなぁ…。わかった。それじゃあ証拠を見せてあげるね…。」
何やら一人合点した様子のあかりは僕の抱擁を解くと床に腰を下ろした。そして下着を脱ぐと肉付きの良い太ももをそーっと開いた。
すると…愛する妻の淫らな花弁。何度見ても全く見飽きない魅惑の淫唇が僕の目に飛び込んできた。もう十二分に発情しているのだろう。桃色に光る肉芽はつんと飛び出している。雄を引き付けて止まない秘蜜を垂れ流して淫臭を放っている。何より雄との交尾を欲するかのように劣情の花弁はひくひくと蠢いている。
僕は思わず生唾を飲み込む。無論あかりの秘所は数えきれないほど見ているが、それでも見るたびに新たな興奮が沸き起こってくる。結果獣の様な欲望に支配され、何度も何度も性欲を爆発させる事になってしまうのだが。
あかりは強烈な笑みを浮かべた。金色の瞳はさらにぎらぎらと輝いている。恐らくは僕以上の情欲に襲われているのだろう。淫猥な欲望を隠そうともせずに甘く訴える。
「ね…わたしのお腹撫でてくれるかなぁ?」
「う…うん。」
「そ…そうそこぉ…うん…気持ちいいよぉ…。」
すすり泣く様な声に従い腹部を撫でていたが、何やらぷっくりと膨れているものがあった。これは…?
「気が付いた?これがわたしの卵ちゃんだよぉ…。」
「これが…あかりの卵?」
僕は少し盛り上がった妻のお腹を優しく撫で続ける。相変わらず白くきめ細かい肌はとても手触りが良い。でも本当にあかりの胎内に卵が入っているんだ…。驚きと興奮を抑えきれずに、さらにそっと撫で続ける。
「んふふっ…。これを今から産めば確実な証拠になるよね…。」
そう言って明るく笑うあかりだったが、産卵する事が相当つらい事である事は容易に想像がついた。つまらない疑いで大切な人に負担を掛けたくはない。僕は慌てて止めようとする。
「ごめん…。僕が悪かったよ。お願いだから無理して産もうとしないで。君に苦しい思いをさせたくはないんだ…。」
「ありがとう。るいは本当に優しいね…。でも大丈夫!キミがわたしの卵を美味しそうに食べるのを見ていたら、もう産みたくて産みたくて仕方なくなっちゃったんだよぉ…。」
「でも…。」
「それにね…。卵を産む時はとってもキモチいいから!わたしもキモチ良くなりたいし、卵を早く食べて欲しくもあるし…。だからキミは何も気にしないで!むしろこちらこそお願いっ…。またわたしの卵を食べて欲しいなぁ…。」
申し訳なさで必死になる僕を、あかりは慈愛深く見守っていてくれる。何も気にしないで、と優しく微笑んでくれる。
「それとも、わたしの卵美味しくなかったのかなあ…。嫌なら無理にとは…」
「待ってよ!そんなこと無いって!また食べたいに決まっているよ!」
悪戯っぽくクスクスと笑うあかりに僕は慌てて否定する。あの卵にはもう病み付きになってしまった。異様なまでの美味しさと味わい深さは強い中毒性があるようだ。もしかして男を逃がさないために魔物娘の魔力入りなのだろうか…。まあ、あかりとは喜んで一生添い遂げるつもりなので一向に構わんのだが。
「大丈夫!わかっているよぉ…。それにね…さっき夢中で食べているのを見たら、間違いなくキミがわたしのものになってくれたようで、すっごく興奮したんだよぉ。
ねっ?男の人が女の人にせーし飲ますときもこんな感じなのかな?るいもわたしによく飲ませるけど…」
「あのね…。僕が飲ませるんじゃなくてあかりがいつも無理やり搾り取るんだろう?」
相変らず小悪魔的な眼差しでからかうあかりに僕は肩をすくめた。二人ともしばらく言葉を無くしたが、ふいに僕たちは見つめあい…そしてお互いに力が抜けたように笑いあった。
「うふふっ…。ね。るいの手とっても気持ちいいから、またお腹なでなでしてくれるかなぁ?そうしてくれればもっと気持ち良く産めると思うんだ。」
「うん。もちろん喜んで!」
僕はあかりの少し膨れたお腹を優しく撫で続ける。将来この温かいお腹に僕たちの子供が宿る事になるのだろうか…。いつの日になるか分からない。宿ってくれるのかそうでないのかも分からない。人と魔の間に子供は大変出来にくいから。でも、なぜだか無性に愛おしかった。
「うぁあっ…。るいの手っ…。温かくてきもちいいよおっ…。お願い。もっと…もっとなでなでしてぇ…。」
あかりは甘い嬌声を上げてよがっている。淫らで可愛い様子が嬉しくて僕はさらに優しく愛撫する。
「つぅ…いっ…いいよぉ…。おっお○んこぉ…お○んこがびりびりするぅ…。」
そんな妻の秘所を見ると先ほど以上に花弁が開ききっていた。蜜がだらだらとこぼれて大量にお漏らしした様になっている。くらくらする様な強い香りが漂い、頭がぼーっとなりそうだ。凄まじく淫らな情景に今にも理性が吹き飛びそう…。
ああ、あかりの大切な所を思いっきり弄ってもっともっとよがらせたい…。でも、こんな時にそれは無いよな…。僕が気持ちを抑えようとした時だった。
「ねぇ…るい…。いいんだよぉ。わたしのお○んこ触りたいんでしょ…。我慢しないでっ。」
「でも、あかりっ…。」
「ううん…。るいが触ってくれればもっともっと気持ち良くなるからっ…。わたしも気持ち良く卵ちゃん産みたいなぁ…。」
あかりの眼差しはどろどろに蕩け鈍い光を放つだけだ。もう完全に理性が崩壊しているのだろう。とろけるように甘ったるい声で僕の愛撫をねだる。
「ねっ…。るぃ…お願いだからお○んこ弄ってよぉ……。」
すすり泣くように腰を振ってひたすら奉仕を要求するあかりが愛らしい。僕はたまらず手を伸ばして、てらてらと光る肉芽に手を伸ばした。そしてそっと摘み指で念入りにこりこりする。…突然あかりの絶叫が響き渡った。
「うぎいっ……!!いっ……いいっ…!!っあああああっ!!おっ…お○んこぉっ!!お○んこいいいいいっ!!」
「あっ…あかりっ。可愛いよっ!!もっと…もっと可愛い所見せてっ!!」
獣の様に泣き叫ぶあかりが愛おしい。もっと素敵なあかりが見たい…。もっと淫猥なあかりが見たい…。僕は親指の腹で肉芽をいじりながら、人差し指と中指をどろどろの淫唇の中に押し入れる。そしてぷっくり膨れてざらざらしている部分を何度も優しく擦り上げた…。
「うぐっ……!!そっ…そこは駄目っ!!駄目だめだめだからああああああっ!!」
もう焦点が定まらない目であかりはひたすらよがり続ける。そんな狂乱の渦で悶える妻をもっと見たくて、僕は陰核と膣内をひたすら責めたて続けた。するとあかりは首を左右に振って顔を歪ませて荒い息を吐く。
「おおおおっ。でっ…。出そう。なんか出そう…。出る出る…。出ちゃうよおおおおっ!!」
あれっ?膣内を弄る指先に何やら固いものが押し出されてきて触れた。これは…あかりの卵か?そろそろ産まれるんだ…。僕は指を抜いて肉芽への責めに集中する。
すると…じわじわと淫花が口を開け、膨れた膣内から卵が押し出されてきた。淫唇から排出される白い卵は粘っこい粘液を絡ませずるずると押し出される。愛する妻の浅ましく淫らな情景に目を奪われ、僕はただじっと見つめ続けた。
「でっ出るううううっ…!!あっ……いっ…いいっ!!卵ちゃん出るのがいい…。いいっ!!いぐっ…いぐいぐいぐううううっ!!」
あかりは快楽で濁った目を見開き渾身の咆哮をあげると、体を思いっきり反り返らせる。その途端、白い卵が淫液と共にぬるりと吐きだされてきた。淫らに光る卵は鶏卵の数倍はあるだろうか。手に取り目を見張っていると秘裂からちょろちょろと液体が流れ出て来る。
あかりは虚ろな眼でよだれを垂れ流し、ピクピクと体を痙攣させている。自分が失禁している事にも気が付かない様だ。その黄色い体液は水流を増すと音を立てて僕に降りかかった。僕はただ呆然と液体の温かさを感じていた………
「ね。あかり。大丈夫…?」
「うん…。ありがと…。」
僕は大切な人を優しく抱き起す。つい先ほどまで白目を向いてひたすら荒い吐息をつくだけだった。今では一応落ち着いたようで柔らかに微笑んでくれている。
淫虐ともいってよい情景だったにもかかわらず、なぜかあかりは純粋で汚れの無い美しさを醸し出している。僕もつられてそっと微笑んだ。
「そうだね…。きみの気が向いたらシャワーでも浴びて、もうお休みしよっか?」
落ち着いたとはいえ産卵で相当疲労しているのだろう。それに僕もあかりも淫液とおしっこでべたべたになっている。お互い体を綺麗にしてから今日はもう寝よう…そう思った時だった。
「るい…。キミはまだ全然満足していないよね。…いいんだよ〜。わたしで気持ち良くなってねっ!」
そう言って朗らかに笑うあかりを見て僕は驚く。あれほど凄まじい絶頂を繰り返していたのに人の事を気遣ってくれているのか…。申し訳ない気持ちで一杯になり何度もかぶりをふる。確かに爆発しそうなほど昂ってはいるが、疲労困憊の彼女を無理させる訳にはいかない。
「僕の事は大丈夫だから!あかりは休まなきゃダメだって!」
「大丈夫って…。キミは自分でしちゃって精を出すつもりなんでしょ?そんなもったいない事許せないなあ〜。」
あかりは冗談ぽく顔をぷーっと膨らませるとにこやかに笑った。
「でも…。」
「もう…。わたしはるいの精が一番の栄養で最高のごちそうなんだよ。それを補給してくれないでどうするって言うの?ああ、もう駄目…。キミの精が無いとわたしは全く動けませ〜んっ!」
そういって寝ころぶと何度も翼を羽ばたかせた。まるで駄々っ子の様なあかりの仕草に思わず苦笑してしまう。
「ごめんごめん…。でも…本当にいいの?無理していない?」
すぐさま起き上がったあかりは僕を翼で包み込んだ。そして優しく口づけすると慈愛深く見つめてくれた。
「るいのそういった所は大好きだけど…何も遠慮しないでいいんだよ〜。わたしは全部キミのものなんだから…。キミがしたい時にして、食べたい時に食べてくれればいいの…。」
「あかり。ありがとう…。僕も大好き…。」
「やだ…もうっ。ふふっ…。それじゃあ食べるついでに、さっき産んだ卵も食べよっか?」
もちろん魔物娘にとって精は絶対に無くてはならないものだ。でも、補給は自分が疲れている今でなくても良いだろう。
いつも想ってくれる心遣いが嬉しくて思わず頭を下げる。あかりはそんな僕を見て照れくさそうにはにかむと自分が生んだ卵を手に取った。
「何か食べたいメニューはある?」
「うーん…。それじゃあオムレツで。」
「はーい。オムレツはいりま〜す。」
卵を手に取ってはしゃぐようにキッチンに行こうとしたが、自分の体が粘液でどろどろな事に気が付いたようだ。あっと呟くともじもじしながらそっと近いてきた。
「え〜と…。まずは一緒にお風呂って事でいいかな…?そうしたら卵を食べるか…私を食べるか…どっちか好きな方を選んでねっ。それとも…頑張って両方一緒に食べてみる〜。」
少し恥ずかしそうに頬を赤らめると、あかりは今日一番の華やかな笑顔を見せた。弾けそうな愛らしさに僕は呆けたようにうなずくと、たちまち虜になってゆくのだった。
「ううん。僕の方こそ急に早く帰ってきちゃって悪かったね。」
妻のあかりがキッチンで申し訳なさそうな顔をしている。僕も彼女を手伝いながら何も気にしていないよと微笑んだ。今日は残業で帰りが遅くなるはずだったのが、予想以上に仕事が進み早く帰って来てしまったのだ。
急に帰り時間が早まったのに文句ひとつ言わずに夕飯を作ってくれる。そんな優しい妻に僕の方こそ申し訳なくなってしまう。
思わず妻を見るといつもの様に桃色に近い紅髪が美しい。そして可憐で健康的な顔立ちに、つぶらな金色の瞳が映えている。何よりも両腕から生えている茶褐色の翼が特徴的だ。当然あかりは人では無い。そう…彼女はハーピーと言う魔物娘だ。
魔王の統べる王国と国交が結ばれて数十年…。以来さまざまな問題を乗り越えながら人魔の共存は進んできた。そして今では魔物娘は隣人として当たり前の様に存在している。
あかりもこの街で生まれ育ち、ずっと人に交じって生活を営んできた。僕はふとした切っ掛けで知り合った彼女の陽気で気立ての良い人柄に惹かれて、いつの間にか友人として付き合う様になっていた。
そんな関係がどれだけ続いたのだろう。とうとうあかりは発情期に僕をさらって家に飛んで帰り、何度も何度も熱く交わった。
こんな時代なので魔物についての知識は多少ある。ハーピーが発情期に男をさらうのは、その男を己の夫として認めたゆえの事だ。と言う事も知っていた。あかりはこんな僕を見初めてくれたのだ…。突然さらわれて二人の愛の初飛行に驚き戸惑いながらも僕は嬉しかった。
「おまたせ〜。はい…。まずは目玉焼きっ!」
「ありがとう。」
食卓に着いた僕の前に差し出されたのは目玉焼きが乗った皿。でも、夕食に目玉焼きは珍しいな…そんな思いで目をやり、たちまちその異様な光景に釘付けになった。
まず黄身の色が濃い。濃すぎるのだ…。前に一度自然な環境で育てられた鶏の卵を食べた事がありその濃さに驚いた。だが今日の卵はそれ以上だ。
それと大きさ。通常の卵の数個分の大きさはあるだろうか。こんな大きさの目玉焼きは今まで見た事が無い。もしかして何か野生の鳥の卵なんだろうか。
「って………。ええっ!?なにこれ!黄身が濃すぎるよ…。それに妙に大きいし…。もしかしてダチョウの卵か何か?」
「うふふっ。どうでしょう。これは本当に特別な卵を使っているんだよぉ。」
嬉しそうに笑うと彼女は僕をじっと見つめた。金色に輝く瞳がなぜか熱く濡れている。幾分訝しんだがハーピーがこのような状態になるのは別に珍しい事では無い。特に発情期になれば当たり前のように妖艶な捕食者としての一面を見せてくる。
「ね…。食べてぇ…。」
目玉焼きをまじまじと見つめて居る僕に、あかりは穏やかさの中に熱を込めた声音で催促する。僕は言われるがままに口に含むとじっくりと味わった。
え…。なにこれ…。なんてまろやかでこくがあり、そして蕩ける様な味わいなんだろう。驚いた僕は思わずあかりを見つめたが、彼女は何故か呆けたような甘い表情をしている。
「味…どうかなぁ?」
「うん……。すごいよ……。とってもおいしい。」
「よかったぁ!」
幾分の戸惑いを隠せない僕にあかりは華やかな笑顔を見せた。だが、はぁはぁと切ない吐息をつき、日頃肌を重ねる時の様なぞっとする様な淫らな眼差しだ。もしかして発情期に入っちゃったのかな?思わず心配になって問いかける。
「ねえ大丈夫?また発情期?」
「ううん。違うの…。るいが食べているのを見ているとなんか嬉しくてぇ…。」
「そ…そうなの?でも、大変なら無理しないで言ってね。」
「ありがとぉ…。キミのそういう所、やっぱり大好きだよぉ。」
切なそうだが嬉しさを隠せない様子であかりは肩を抱いてくれた。ふわっとした羽毛の感触が心地良く、甘く優しい匂いが僕を包みこむ。しばしうっとりとしてその感触に身を委ねた。
「あ、ごめんねぇ。気にしないでどんどん食べてねっ!」
邪魔をしては悪いと思ったのだろう。あかりは抱擁を解くと優しく進めてくれた。僕は中断していた食事を再開する。
「あぁ…。食べてるよぉ…。…の卵をたべてるよぉ…。ほんと、…に食べてるよぉ…。」
だが…なおもあかりは僕が食べているのをどろりとした瞳で見つめている。そして甘い声で何やらぶつぶつと呟き、蕩ける様な表情は紅く染まっている。
彼女の事が気にはなったが僕もそれどころでは無かった。だってこの卵…食べれば食べるほど夢中になる……。駄目だ。もう止められない………。いつしか目玉焼きを完食していたが、まだ足りない。もっと、もっと食べたい!
「ねえ…。」
「なあに。」
「あの…。おかわりあるかな?」
おずおずと問いかける僕に、あかりは感極まった様に『ああっ!』と叫んだ。愛らしい顔立ちはますます淫靡な色を孕み、ある意味壮絶な様相を呈している。
「うれしいよぉ〜。そんなに美味しかったの!? 本当に良かった…。食べてもらった甲斐があったよぉ…。」
歓喜に溢れた金色の瞳はお前を食べたいという欲望の光を放っていた。今にも襲いかかってきそうな様子のあかりに、さすがに不安を覚えた僕は彼女を押しとどめる様に問いかける。
「あかりっ!ちょっと待ってよ…。本当にどうしたの?なんかおかしいよ。」
「ああ。ごめんねぇ…。わたしが産んだ卵を食べられていると思ったら、興奮が抑えきれなくて…。何も気にしないでいいんだよっ!」
動揺している僕に気が付かないかのようにしれっとした調子のあかりだが…。待てよ。今なんて言った?何やらとんでもない事を言っていたが…。私の卵だって!?わ た し の た ま ご ? ? ?
「え〜と…。なんか今…すごい事を聞いた気がするんだけれど…。」
「ん〜。何も気にしないでいい…」
「だからその前っ!」
ショックを隠せず鋭くつっこみを入れる僕に、あかりは切なくもねっとりとした声で答える。
「わたしの産んだ卵…って所?」
「そうそれっ!いったいどういう事なの?」
「どうって…。わたしが産んだ卵をるいに食べてもらっただけだけど…。おいしかったでしょ?」
「冗談…だよね…。」
「なんで〜。そんな冗談いっても仕方ないよぉ〜。」
あっけらかんとした笑顔を見せるあかりに、僕は愕然とした思いを抱く。なんでそんな事を…。あかりは以前から赤ちゃんが欲しいとずっと言ってたじゃないか…。もちろん僕も子供が出来るのを楽しみにしていた。美人のあかりの事だ。きっと器量良しの女の子が生まれてくるだろうと妄想しては悦に入っていたのだ…。
それなのにせっかく授かった命を捨てるなんて…。よりによってそれを僕に食べさすなんて…。悪質な冗談と思いたいが、この卵の尋常でない味わいには強い胸騒ぎを覚える。
僕はあかりの屈託のない笑顔を見ながら不安を押さえつけていたが…とうとう溢れ出る気持ちを抑えきれずに涙ぐんでしまった。
「ねえ…。あかり。なんで…。どうしてそんな事するの…。僕たちの子供だよ…。」
「へっ?」
ぽろぽろと涙をこぼす僕をあかりは間の抜けた表情で見つめていた。いったいおまえは何を言っているんだと言わんばかりの様子だったが、急に何かに思い当たったかのように大声で叫んだ。
「ああっ〜!違うのっ!そうじゃないからっ!大丈夫…違うからっ!ほら…無精卵ってあるよね。子供が産まれない卵っ!食べてもらったのは無精卵だからっ!」
「あかりぃ…。」
なおも涙を抑えきれない僕を慌てた様子のあかりが抱きしめる。温かい羽毛に包み込まれ、翼で何度も優しく撫でられると、崩壊しそうだった気持ちが静まっていくのを感じた。
さらに何度もごめんねと呟きあやす様に背中をぽんぽんと叩いてくれる。いつしか僕は体を弛緩させ、あかりにそっと身を寄せた。
「ごめんね…。もっとちゃんと説明しとけばよかったね…。でも、そんなひどい事する訳ないじゃない…。」
「わかってる。…でも、正直驚いちゃったよ…。」
申し訳なさそうな瞳で見つめるあかりを僕はぎゅうっと抱きしめる。彼女もそれに答えるかのようにそっとキスをしてくれた………
「でもなんで僕に卵を食べさそうなんて思ったの?」
「んーとね。ほらっ。近所にガンダルヴァの奥さんいるでしょ。そのガンダルヴァのはるちゃんが旦那さんに自分の卵を食べさせたら、すごい興奮したって言ってたから…。それでわたしも。」
「ああ…あのご夫婦ね。ていうか…今まで君達が無精卵を産むなんて知らなかったよ。どうして言ってくれなかったの?」
ハーピー属が卵生だと言う事は知っていたが、まさか無精卵まで産むとは思わなかった。あかりも今までそんな事を一言も言ったことが無かった。知っていたら今日のように取り乱す事も無かったのだが…。なにか言いたそうな顔つきの僕を見て、ため息をついたあかりはおすおずと語りだした。
「うん…。隠すつもりは無かったんだけれど…。産んだ卵が無精卵だと、そのたびにるいをぬか喜びさせちゃうよね。それじゃあ悪いかなって思って…あえて言わない様にしていたんだよ…。」
「そう…。気を遣っていてくれたんだね…。色々ありがとう…。」
そんなつもりは全く無かったのだが、子供の事で無意識のうちにプレッシャーをかけていたのだろうか。だとしたら僕の方こそあかりに色々気を遣わせてしまった…。急に申し訳ない気持ちになりそっと頭を下げた。
「もぉ〜。やめてよぉ〜。そんな畏まらないのっ!お互い様でしょ。」
陽気な笑顔を浮かべて慰めてくれるあかりに救われた気持ちになる。そうだ。僕があかりの事が気になりだしたきっかけはこの朗らかな笑顔だったな…。当時の事を思いだして眩しげに彼女を見つめた。
「ちなみに今まで産んだ卵はほとんど人にあげていたんだけれどね…。美味しいってなかなかの評判だったんだよぉ。」
「ええっ〜!こんなに美味しいのに自分で食べないの?なんてもったいない!」
意外すぎる答えに思わず驚いた声を出してしまったが、そんな僕を彼女は呆れたように見つめた。
「あのね…。自分で生んだものを自分で食べるって、なんか妙に複雑と言うかモヤモヤした気分なんだよ。それを言うならキミだって自分で射した精を自分で飲むことは無いじゃないっ!それこそこんなに美味しいのに…。」
「それはそうだけれど…。でも、だいたい精液は美味しいものじゃないよ…。」
「言い訳してもだ〜め!」
あかりは不意に僕にまとわりつくと、ふさふさした大きな翼で包み込む。そしてつぶらな瞳を悪戯っぽくきらりと輝かせた。先ほどまでの温かな雰囲気が徐々に変化していくのに気が付き、背中がぞくぞくする様な怯えと興奮を同時に抱く。
「でも本当に良かったよぉ〜。まさかキミがわたしの体から出たものを美味しい美味しいって食べてくれるなんて…。そんなエロい子だなんて思わなかったけどっ…。」
「ちょっとそれ言い方おかしいって!」
おいおい…。急に何を言い出すんだよ…。慌てて否定したがあかりは構わずに責めつづける。
「なんで…。本当の事でしょ?るいはわたしがお○んこからひり出したものを大喜びでぱくぱく食べたんだよぉ…。んふふっ。変態さんっ!」
「ちょッ…………。そんなッ…………。」
瞳に嗜虐的な色を孕ませたあかりはねっとりとした声でからかい続けた。僕は顔を真っ赤にして口ごもってしまう。
魔物娘らしいと言えばそうなのだろか。日頃は温厚なあかりもふとしかきっかけでSと言うか悪戯っぽい一面を覗かせる事がある。でもそれは罪のない範囲だし、やりすぎる事も無い。これも魔物の妻を持った男の定めと受け入れている。
「ねっ…。さっきおかわりしたいって言ってくれたよねぇ…。それ、もう一度聞かせて欲しいなぁ。もっと詳しく何をどうしたいのか教えてよぉ…。」
あかりは事に乗じて恥ずかしいセリフを言わせようとしているのだろう。甘くまとわりつく様な声音で僕に催促する。どろりとした鈍い光を放つ瞳で、先ほど以上にはあはあと荒い息をついている。これはどう見ても発情期のハーピーだ。
体を動かそうにも温かい翼でしっかりと抱きしめられており、僕はただぬくもりと異様な興奮にあえぐだけだ。どうしよう…。あかりのオ○ンコから出て来た卵を食べたい。とでも言っちゃおうか…。そう思った時ふと閃くものがあった。
もしかして最初からこれが目的だったのか?羞恥プレイを仕掛けるのが目的で、ありもしない無精卵の話ではめようとしたのか?でも、あかりは悪戯するのは好きでも、人を傷つける様な事は絶対にしないしな…。色々な感情が渦巻いた僕は、蠱惑的な表情の妻をじいっと見つめてしまった。
そんな思いに気が付いたのだろう。あかりは急に気色ばんだ様子を見せて、大声であーっと非難する様な叫びを上げた。
「ひどいっ!今わたしが嘘ついたと思ったでしょお!」
「いやっ…。そんな事は無いよ…。」
「そんなこと言っても駄目だからねっ。でも…君に隠し事をしちゃった私も悪いからなぁ…。わかった。それじゃあ証拠を見せてあげるね…。」
何やら一人合点した様子のあかりは僕の抱擁を解くと床に腰を下ろした。そして下着を脱ぐと肉付きの良い太ももをそーっと開いた。
すると…愛する妻の淫らな花弁。何度見ても全く見飽きない魅惑の淫唇が僕の目に飛び込んできた。もう十二分に発情しているのだろう。桃色に光る肉芽はつんと飛び出している。雄を引き付けて止まない秘蜜を垂れ流して淫臭を放っている。何より雄との交尾を欲するかのように劣情の花弁はひくひくと蠢いている。
僕は思わず生唾を飲み込む。無論あかりの秘所は数えきれないほど見ているが、それでも見るたびに新たな興奮が沸き起こってくる。結果獣の様な欲望に支配され、何度も何度も性欲を爆発させる事になってしまうのだが。
あかりは強烈な笑みを浮かべた。金色の瞳はさらにぎらぎらと輝いている。恐らくは僕以上の情欲に襲われているのだろう。淫猥な欲望を隠そうともせずに甘く訴える。
「ね…わたしのお腹撫でてくれるかなぁ?」
「う…うん。」
「そ…そうそこぉ…うん…気持ちいいよぉ…。」
すすり泣く様な声に従い腹部を撫でていたが、何やらぷっくりと膨れているものがあった。これは…?
「気が付いた?これがわたしの卵ちゃんだよぉ…。」
「これが…あかりの卵?」
僕は少し盛り上がった妻のお腹を優しく撫で続ける。相変わらず白くきめ細かい肌はとても手触りが良い。でも本当にあかりの胎内に卵が入っているんだ…。驚きと興奮を抑えきれずに、さらにそっと撫で続ける。
「んふふっ…。これを今から産めば確実な証拠になるよね…。」
そう言って明るく笑うあかりだったが、産卵する事が相当つらい事である事は容易に想像がついた。つまらない疑いで大切な人に負担を掛けたくはない。僕は慌てて止めようとする。
「ごめん…。僕が悪かったよ。お願いだから無理して産もうとしないで。君に苦しい思いをさせたくはないんだ…。」
「ありがとう。るいは本当に優しいね…。でも大丈夫!キミがわたしの卵を美味しそうに食べるのを見ていたら、もう産みたくて産みたくて仕方なくなっちゃったんだよぉ…。」
「でも…。」
「それにね…。卵を産む時はとってもキモチいいから!わたしもキモチ良くなりたいし、卵を早く食べて欲しくもあるし…。だからキミは何も気にしないで!むしろこちらこそお願いっ…。またわたしの卵を食べて欲しいなぁ…。」
申し訳なさで必死になる僕を、あかりは慈愛深く見守っていてくれる。何も気にしないで、と優しく微笑んでくれる。
「それとも、わたしの卵美味しくなかったのかなあ…。嫌なら無理にとは…」
「待ってよ!そんなこと無いって!また食べたいに決まっているよ!」
悪戯っぽくクスクスと笑うあかりに僕は慌てて否定する。あの卵にはもう病み付きになってしまった。異様なまでの美味しさと味わい深さは強い中毒性があるようだ。もしかして男を逃がさないために魔物娘の魔力入りなのだろうか…。まあ、あかりとは喜んで一生添い遂げるつもりなので一向に構わんのだが。
「大丈夫!わかっているよぉ…。それにね…さっき夢中で食べているのを見たら、間違いなくキミがわたしのものになってくれたようで、すっごく興奮したんだよぉ。
ねっ?男の人が女の人にせーし飲ますときもこんな感じなのかな?るいもわたしによく飲ませるけど…」
「あのね…。僕が飲ませるんじゃなくてあかりがいつも無理やり搾り取るんだろう?」
相変らず小悪魔的な眼差しでからかうあかりに僕は肩をすくめた。二人ともしばらく言葉を無くしたが、ふいに僕たちは見つめあい…そしてお互いに力が抜けたように笑いあった。
「うふふっ…。ね。るいの手とっても気持ちいいから、またお腹なでなでしてくれるかなぁ?そうしてくれればもっと気持ち良く産めると思うんだ。」
「うん。もちろん喜んで!」
僕はあかりの少し膨れたお腹を優しく撫で続ける。将来この温かいお腹に僕たちの子供が宿る事になるのだろうか…。いつの日になるか分からない。宿ってくれるのかそうでないのかも分からない。人と魔の間に子供は大変出来にくいから。でも、なぜだか無性に愛おしかった。
「うぁあっ…。るいの手っ…。温かくてきもちいいよおっ…。お願い。もっと…もっとなでなでしてぇ…。」
あかりは甘い嬌声を上げてよがっている。淫らで可愛い様子が嬉しくて僕はさらに優しく愛撫する。
「つぅ…いっ…いいよぉ…。おっお○んこぉ…お○んこがびりびりするぅ…。」
そんな妻の秘所を見ると先ほど以上に花弁が開ききっていた。蜜がだらだらとこぼれて大量にお漏らしした様になっている。くらくらする様な強い香りが漂い、頭がぼーっとなりそうだ。凄まじく淫らな情景に今にも理性が吹き飛びそう…。
ああ、あかりの大切な所を思いっきり弄ってもっともっとよがらせたい…。でも、こんな時にそれは無いよな…。僕が気持ちを抑えようとした時だった。
「ねぇ…るい…。いいんだよぉ。わたしのお○んこ触りたいんでしょ…。我慢しないでっ。」
「でも、あかりっ…。」
「ううん…。るいが触ってくれればもっともっと気持ち良くなるからっ…。わたしも気持ち良く卵ちゃん産みたいなぁ…。」
あかりの眼差しはどろどろに蕩け鈍い光を放つだけだ。もう完全に理性が崩壊しているのだろう。とろけるように甘ったるい声で僕の愛撫をねだる。
「ねっ…。るぃ…お願いだからお○んこ弄ってよぉ……。」
すすり泣くように腰を振ってひたすら奉仕を要求するあかりが愛らしい。僕はたまらず手を伸ばして、てらてらと光る肉芽に手を伸ばした。そしてそっと摘み指で念入りにこりこりする。…突然あかりの絶叫が響き渡った。
「うぎいっ……!!いっ……いいっ…!!っあああああっ!!おっ…お○んこぉっ!!お○んこいいいいいっ!!」
「あっ…あかりっ。可愛いよっ!!もっと…もっと可愛い所見せてっ!!」
獣の様に泣き叫ぶあかりが愛おしい。もっと素敵なあかりが見たい…。もっと淫猥なあかりが見たい…。僕は親指の腹で肉芽をいじりながら、人差し指と中指をどろどろの淫唇の中に押し入れる。そしてぷっくり膨れてざらざらしている部分を何度も優しく擦り上げた…。
「うぐっ……!!そっ…そこは駄目っ!!駄目だめだめだからああああああっ!!」
もう焦点が定まらない目であかりはひたすらよがり続ける。そんな狂乱の渦で悶える妻をもっと見たくて、僕は陰核と膣内をひたすら責めたて続けた。するとあかりは首を左右に振って顔を歪ませて荒い息を吐く。
「おおおおっ。でっ…。出そう。なんか出そう…。出る出る…。出ちゃうよおおおおっ!!」
あれっ?膣内を弄る指先に何やら固いものが押し出されてきて触れた。これは…あかりの卵か?そろそろ産まれるんだ…。僕は指を抜いて肉芽への責めに集中する。
すると…じわじわと淫花が口を開け、膨れた膣内から卵が押し出されてきた。淫唇から排出される白い卵は粘っこい粘液を絡ませずるずると押し出される。愛する妻の浅ましく淫らな情景に目を奪われ、僕はただじっと見つめ続けた。
「でっ出るううううっ…!!あっ……いっ…いいっ!!卵ちゃん出るのがいい…。いいっ!!いぐっ…いぐいぐいぐううううっ!!」
あかりは快楽で濁った目を見開き渾身の咆哮をあげると、体を思いっきり反り返らせる。その途端、白い卵が淫液と共にぬるりと吐きだされてきた。淫らに光る卵は鶏卵の数倍はあるだろうか。手に取り目を見張っていると秘裂からちょろちょろと液体が流れ出て来る。
あかりは虚ろな眼でよだれを垂れ流し、ピクピクと体を痙攣させている。自分が失禁している事にも気が付かない様だ。その黄色い体液は水流を増すと音を立てて僕に降りかかった。僕はただ呆然と液体の温かさを感じていた………
「ね。あかり。大丈夫…?」
「うん…。ありがと…。」
僕は大切な人を優しく抱き起す。つい先ほどまで白目を向いてひたすら荒い吐息をつくだけだった。今では一応落ち着いたようで柔らかに微笑んでくれている。
淫虐ともいってよい情景だったにもかかわらず、なぜかあかりは純粋で汚れの無い美しさを醸し出している。僕もつられてそっと微笑んだ。
「そうだね…。きみの気が向いたらシャワーでも浴びて、もうお休みしよっか?」
落ち着いたとはいえ産卵で相当疲労しているのだろう。それに僕もあかりも淫液とおしっこでべたべたになっている。お互い体を綺麗にしてから今日はもう寝よう…そう思った時だった。
「るい…。キミはまだ全然満足していないよね。…いいんだよ〜。わたしで気持ち良くなってねっ!」
そう言って朗らかに笑うあかりを見て僕は驚く。あれほど凄まじい絶頂を繰り返していたのに人の事を気遣ってくれているのか…。申し訳ない気持ちで一杯になり何度もかぶりをふる。確かに爆発しそうなほど昂ってはいるが、疲労困憊の彼女を無理させる訳にはいかない。
「僕の事は大丈夫だから!あかりは休まなきゃダメだって!」
「大丈夫って…。キミは自分でしちゃって精を出すつもりなんでしょ?そんなもったいない事許せないなあ〜。」
あかりは冗談ぽく顔をぷーっと膨らませるとにこやかに笑った。
「でも…。」
「もう…。わたしはるいの精が一番の栄養で最高のごちそうなんだよ。それを補給してくれないでどうするって言うの?ああ、もう駄目…。キミの精が無いとわたしは全く動けませ〜んっ!」
そういって寝ころぶと何度も翼を羽ばたかせた。まるで駄々っ子の様なあかりの仕草に思わず苦笑してしまう。
「ごめんごめん…。でも…本当にいいの?無理していない?」
すぐさま起き上がったあかりは僕を翼で包み込んだ。そして優しく口づけすると慈愛深く見つめてくれた。
「るいのそういった所は大好きだけど…何も遠慮しないでいいんだよ〜。わたしは全部キミのものなんだから…。キミがしたい時にして、食べたい時に食べてくれればいいの…。」
「あかり。ありがとう…。僕も大好き…。」
「やだ…もうっ。ふふっ…。それじゃあ食べるついでに、さっき産んだ卵も食べよっか?」
もちろん魔物娘にとって精は絶対に無くてはならないものだ。でも、補給は自分が疲れている今でなくても良いだろう。
いつも想ってくれる心遣いが嬉しくて思わず頭を下げる。あかりはそんな僕を見て照れくさそうにはにかむと自分が生んだ卵を手に取った。
「何か食べたいメニューはある?」
「うーん…。それじゃあオムレツで。」
「はーい。オムレツはいりま〜す。」
卵を手に取ってはしゃぐようにキッチンに行こうとしたが、自分の体が粘液でどろどろな事に気が付いたようだ。あっと呟くともじもじしながらそっと近いてきた。
「え〜と…。まずは一緒にお風呂って事でいいかな…?そうしたら卵を食べるか…私を食べるか…どっちか好きな方を選んでねっ。それとも…頑張って両方一緒に食べてみる〜。」
少し恥ずかしそうに頬を赤らめると、あかりは今日一番の華やかな笑顔を見せた。弾けそうな愛らしさに僕は呆けたようにうなずくと、たちまち虜になってゆくのだった。
24/01/02 20:43更新 / 近藤無内