読切小説
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妖刀「心紡ぎ」


むかしむかしあるところ、山の奥にひとりのサイクロプスちゃんが住んでいました。
サイクロプスちゃんはとても剣を作るのがうまくて有名でした。
だけどサイクロプスちゃんは自分の作る作品に満足できません。
彼氏もおらずふつふつと燃え滾るリピドーを慰めながら満たされぬ日々を送ってました。


そこに一人の剣士様が現れました。
がっしりした益荒男でサイクロプスちゃんの心がきゅんとなるほどのタイプの男でした。
でも内気なサイクロプスちゃんは淑女ですから襲い掛かりはしません。
内面はえろえろなのに恥ずかしくて襲い掛かることはできないのです。
この人も私の剣が欲しいのでしょう、と思っていたサイクロプスちゃんは追い返すつもりでした。
満足できない作品を渡すわけにはいきません。真面目ですね。


しかし剣士様の注文は予想外だったのです。



「この私の鍛え抜かれた妖刀、どう思う」


剣士様は股間のおちんぽをギンギンに勃起させてサイクロプスちゃんを誘惑しました。


「すごく・・・おっきいです・・・」


なんと美しい妖刀なのでしょう。サイクロプスちゃんの心は奪われてしまいました。
おめめはおちんぽに釘付けでハートマークになっています。さすが妖刀です。


「この妖刀を名器と名高いお前さんの肉壺で鍛え磨きあげさせてもらうぞ」


なんと男はサイクロプスちゃんの身体が目当てでした。
ですがサイクロプスちゃんもさまざまな剣を作ってきた実力者でした。(でも処女)
一方的にヤられてしまうことなんてありえません。
名器とかなんとかは魔物娘ですし当然ですよ!と言いたいけど言い返すつもりはありません!
しかし妖刀からはむせるようなオスのにおいがしました。これは!
サイクロプスちゃんアイ!
なんてことでしょう!この自信満々な男が童貞だということを見抜くことができました!


しかしその妖刀は恐るべきしろものです。
その妖刀を眺めるだけで多くのことが伝わってきます。
大事にされ、使い込まれ、磨き上げ、頼りにされ、信じられ、そして生きてきた恐るべき妖刀!
その黒々とした妖刀は妖艶に光を放ってサイクロプスちゃんを誘惑しつづけているのです。
目の前の男はこの刀を扱うことだけしかできず、女など抱いたことはないはず!
それは誇りなのか、理由があるのか、ただの意地なのかはわかりません。
ですが最も頼りにする相棒(隠語)と共に、その剣士様は今まで生きてきたのです。
この誘いを断ることは男の人生を閉ざすことにすらなる。そう思えたのです。
小さいとかいったらトラウマになるんじゃないでしょうか。
少しのトラウマを与えるだけでこの妖刀はぽっきりと折れてしまうでしょう。いろんな意味で。
それはなるほど妖刀です。ここまで使い込まれた童貞臭は魔物娘を魅了してやみません。
そしてこの剣士様がサイクロプスちゃんを誘ってきた理由もなんとなくわかってきたのです。
限界なのです。辛抱たまらなくなってきちゃったんです。
妖刀として限界まで使い込まれてきたけどこれ以上のぼりつめることができそうにないのです。
そんなことはない。あなたたちはまだ高みに上ることができる。いろんないみで!



サイクロプスちゃんは気が付けば、剣士様とセックスすることだけを考えていました。


女として見られておっきいおっぱいとか見られてそれでエロいこと妄想して使い続けられて。
サイクロプスちゃんはその事実に気付いたとたん体の奥底からじゅんじゅん来てしまいました。
こんなに妖艶な妖刀と、そんなに綺麗な童貞力を持つ男をここで逃すつもりもありません。
まったくどちらが襲う側なのかわからない表情で妖刀を受け入れることにしました。
でもサイクロプスちゃんは剣作りの名人です。負けるはずはありません。



そして失敗しました。おちんぽには勝てなかったよ。



剣士様の童貞おちんぽをサイクロプスちゃんが咥えたとたんその味の虜となってしまいました。
この味を以前から知ってたかのような、いつまでも舐め続けることができるような極上の味!
恐るべき妖刀の力です。サイクロプスちゃんをどんどんと魅了していきます。
サイクロプスちゃんは舌や口でその妖刀を磨き上げ涎でさらに輝きを増していきます。
途中頭をつかまれ無理やり口内を犯されましたが苦しさよりも気持ちよさを感じる始末です。
苦しいことは苦しいので涙が出ることには変わりませんが異様な幸福感に支配されていきます。
そして口の中にたっぷりとにがいにがい精を放たれました。
喉に直接注ぎ込まれるようなそれはサイクロプスちゃんの頭の中も真っ白にするのに十分でした。
おくちの中から鼻に抜ける精の匂いは真っ白に溶けた頭をどんどんとピンク色にしていきました。
サイクロプスちゃんのお口から抜かれたその妖刀はさらに輝きを増していました。
いっぱつたっぷり出したのに衰える様子が全然ありません。
剣士様は予想以上の快感に恍惚としておりさらなるセックスを求めました。
童貞を捨てることはできないと思っていたのでしょうか。涙すら浮かべています。
妙に手際よくひんむかれ、サイクロプスちゃんは一糸まとわぬ姿をさらしていました。
そして剣士様の表情は変わります。


見抜かれました。そして一気にぶち破られます。


一振り目。ぶちぶちぶち。二振り目。歓喜。三振り目。恍惚。四振り目。狂乱。


「サイクロプスちゃん、さすがの名器!想像以上なのは間違いがない。
 私は半ば諦めていたのだ。童貞を捨てることを!
 おそらく貴女以外では童貞を捨てることはできなかっただろう。
 だからまずは感謝の言葉を貴女に告げたい。本当に有り難く思う」

だが。

「だが、サイクロプスちゃん。これは処女を破った時の血で間違いないなぁ・・・?」


ぐへへ。
非難の言葉ではありません。確認の言葉でした。
脳内ピンクなドスケベ状態のサイクロプスちゃんは頷くしかありませんでした。
硬く太くたくましくなりサイクロプスちゃんを貫く妖刀は彼女をどんどんと魅了しています。
剣士様はめちゃめちゃ攻略が容易だったサイクロプスちゃんが処女だと思っていませんでした。
さらに剣士様が処女だと確認した理由は、サイクロプスちゃんの表情にあったのです。


「そんなドスケベな顔して、まったく淫乱な女だ!たっぷりこの妖刀を磨いてもらうぞ!」


処女を破られてすでに一つの目から歓喜の涙を流しアヘ顔をさらしています。
これからたっぷり妖刀をぬるぬるおまんこに出し入れしてしまうことになるでしょう。
セックスしている事実とこれからの淫らな日々に期待したサイクロプスちゃんは喜びを隠せません。


「ふふふ、たっぷりと使ってやるからなぁ。覚悟しろよぉ……?」


サイクロプスちゃんは涙を流しながら、剣士様の顔を見つめ、そして頷きました。






そして一年の時が過ぎました。





最初の晩から七日七晩のセックスをしてから剣士様に体を捧げることが日課となりました。
恐るべき妖刀はすさまじくすぐにインキュバスになりサイクロプスちゃんを犯し続けました。
ですがサイクロプスちゃんはもとは巨人です。インキュバスとは体力が比べ物になりません。
攻守が入れ替わる激しいセックスが毎夜毎夜繰り広げられました。
妖刀はさらに磨き上げられいくら精を出しても衰えることのない名刀になりました。
なにせサイクロプスちゃんは全身を使いその妖刀を磨き上げ続けたのです。
おまんこやお口はもとよりおててややわらかおっぱい。脇や足などもたっぷり使ったのです。
毎日毎日精液で真っ白になるまで解放されることはありません。
妖刀の虜となったサイクロプスちゃんは以前の真面目さが微塵もないエロ顔を晒しています。

サイクロプスちゃんは妖刀を改めてみて、自分が鍛え上げたのだと妙な誇りを持っています。
自ら鍛え上げた巨人殺しの妖刀は今日もサイクロプスちゃんをアヘ顔にするでしょう。
お腹に宿った新しい命も一緒に真っ白に染めあげてほしいとサイクロプスちゃんは思いました。




おしまい。






















「…………魔物領に移るとそういう色の話に脚色されるらしいが。これはなかなか酷いな。
 よもや剣がそんな扱いになってるとは、魔物領恐ろしいな」

「でもまぁ当たってるかも。だって妖刀はあったよ。私、魅了されたよ?
 それと。このおなかも、本当」

稀代の刀匠と呼ばれた女性は夫である剣聖と呼ばれた男の腕をつかみながらお腹をさすった。
15/12/12 15:06更新 / うぃすきー

■作者メッセージ
思いついたから一気に書きました。

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