『厨房潮流』
いざ進めやキッチ〜ン♪ ……というわけで。
バフォ様の案内されるままに、俺は城の中を歩いていきます。
とりあえずの目的地は食堂の奥にある厨房だそうです。
目的はおそらく……いえ、確実にマヨネーズを作らせる為でしょう。
俺は目的地に着くまでの道中に、バフォ様からサバトについて教えてもらいました。
「……ようするに幼女最高ってことでいいんでしょうか?」
「うむ。 ナオヤもサバトの一員となったからには日々精進するのじゃぞ」
日々精進と言われても、いったい何をすればいいんでしょうか?
ロリコンになる為の努力って言われましてもねぇ………
………とりあえず、バフォ様の頭を撫でてみました。 なでなで、なでなで。
おお、これはなかなかの撫で心地だ。 なでなで、なでなで。
「//////………ハッ! や、やめるのじゃナオヤ。 み、皆に見られておるのじゃ〜〜〜///」
バフォ様はしばらく心地よさそうに撫でられていましたが、人に見られていたのに気が付くと、顔を真っ赤に染めながら暴れ出しました。
暴れるといっても気分的にはじゃれつかれてるって感じなんだけどね。 はっはっは。
うん、これはいいものだ。 このバフォ様さえいれば、サバトはあと10年は戦える。
俺はバフォ様の頭を十分に堪能してから撫でるのをやめて、手を戻した。
バフォ様は頭を押さえながら俺のことを睨んでいる。 ……ちょっと、やりすぎたかな?
「うう〜〜〜//////
ナオヤよ! 人前でこんなことをするのはダメなのじゃ!
わしはバフォメットなのじゃぞ! 」
「はっはっは。 まぁ、これからは気を付けますよ」
「主よ!反省しておらんじゃろ! わしは偉いのじゃぞ!!!
拝め!敬え!奉るのじゃ〜〜〜!!!」
「はいはい、わかりました。 バフォ様は素晴らしいでございます。
……これでいいでしょうか?」
「なんか納得いかんのじゃが……… とにかく!! これだけは言っておくのじゃ!!!
今後、人前での撫で撫では禁止じゃぞ!!!」
「は〜い♪」
人前での撫で撫では禁止ですね、了解しました。
じゃあ二人っきりの時にすることにしましょうか。 うん、そうしよう。
「では、バフォ様。 案内の続きをお願いします」
「むぅ…… ホントにわかっておるんじゃろうな? ……まぁ、よいか。
わしは寛大じゃからな。 ではナオヤよ、さっさと着いてくるのじゃ」
さて、道中いろいろとありましたが、俺はバフォ様に連れられて厨房へとやってきました。
厨房ではたくさんの幼女達が食事の支度をしています。
「さてと…… 皆、ちゅうもーーーく」
バフォ様は、声をあげて厨房で働く人達を視線を引き寄せる。
「紹介するのじゃ、こやつの名はクロス=ナオヤ。
新たなるサバトの同士じゃ。 ほれ、主もちゃっちゃと自己紹介をせぬか」
「あ、はい。 ……どうも、バフォ様に拉致されてサバトの一員となりました黒須 直哉です。
因みに姓が黒須、名前が直哉です。 未熟者ですがこれからよろしくお願いします」
簡単な自己紹介をして一礼をする。
まぁ、こんなものだろう。
「皆よ、ナオヤは厨房で働かせることにしたのじゃ。 ……なにか質問はあるかの?」
「はーーーい、質問でーーーす」
一人の幼女が元気よく手を上げる。
「ナオヤ君ってお料理できるんですか?」
「うむ、よい質問じゃな。 よいか皆よ、ナオヤはなんとマヨネーズ作りの達人なのじゃ!!!」
「マ、マヨネーズ? それって、なんですか?」
「ふっふっふっ、百聞は一見にしかず。 ナオヤよ、主の腕を見せてやるのじゃ!!!」
いや、マヨネーズ作りの達人って何者だよ。
俺、適当に作ってるだけだよ? 材料を目分量で適当に混ぜてるだけだよ?
……まぁ、作れと言われれば作りますけどね。
さて、材料はと…… うん、問題ないな。
「じゃあ作りますね」
俺は、さっそくマヨネーズ作りをはじめた。
器の中で卵黄と酢を混ぜ、その後に油を少しづつ加えながら攪拌する。
そして、十分に攪拌をすると……
『上手に出来ました〜』
マヨネーズの完成です。
完成した器の中身を幼女達は興味深げに覗きこんでいます。
さて、味見でもしてもらいましょうか。
幼女達は器を満たすマヨネーズを少し掬い、恐る恐る口の中へと運び――――――
「「「「「う、うまい!」」」」」
――――――そのとき、厨房に電流走る。
マヨネーズを口にした幼女達は、空を仰ぐかのように天井を見つめながら震えていた。
「な、なんですか! こ、コレはいったい……………」
「ふっふっふっ、どうじゃコレがマヨネーズじゃ」
「すごい…… こんな味、初めてです……………」
「これが……マヨネーズ……………」
………なに?この空気?
そんなにすごいの?コレが?
気が付くと、幼女達は目を輝かせながら俺の事を見つめていた。
そ、そんな目で見ないで! すごくないからね!俺、全然すごくないからね!
「さて皆よ、マヨネーズの素晴らしさが理解出来たじゃろう?
ナオヤには今後、マヨネーズを作ってもらうことになるのじゃが、反対するものはおるか?」
「「「「「いえ!問題ありません!!!」」」」」
「うむ、ならばよいのじゃ。 ナオヤよ、今後もサバトの為に頑張るのじゃぞ」
「………はい、わかりました」
うん、すごい微妙な気分ですけどね。
まさかマヨネーズがそんなにすごいものだとは思ってなかった。
………とりあえず、この日から食堂の各テーブルに一本の瓶が置かれるようになりました。
この瓶詰めにされたマヨネーズが、この世界の食卓に波紋を投じることになるのだが………
………まぁ、それは別のお話ということで。
バフォ様の案内されるままに、俺は城の中を歩いていきます。
とりあえずの目的地は食堂の奥にある厨房だそうです。
目的はおそらく……いえ、確実にマヨネーズを作らせる為でしょう。
俺は目的地に着くまでの道中に、バフォ様からサバトについて教えてもらいました。
「……ようするに幼女最高ってことでいいんでしょうか?」
「うむ。 ナオヤもサバトの一員となったからには日々精進するのじゃぞ」
日々精進と言われても、いったい何をすればいいんでしょうか?
ロリコンになる為の努力って言われましてもねぇ………
………とりあえず、バフォ様の頭を撫でてみました。 なでなで、なでなで。
おお、これはなかなかの撫で心地だ。 なでなで、なでなで。
「//////………ハッ! や、やめるのじゃナオヤ。 み、皆に見られておるのじゃ〜〜〜///」
バフォ様はしばらく心地よさそうに撫でられていましたが、人に見られていたのに気が付くと、顔を真っ赤に染めながら暴れ出しました。
暴れるといっても気分的にはじゃれつかれてるって感じなんだけどね。 はっはっは。
うん、これはいいものだ。 このバフォ様さえいれば、サバトはあと10年は戦える。
俺はバフォ様の頭を十分に堪能してから撫でるのをやめて、手を戻した。
バフォ様は頭を押さえながら俺のことを睨んでいる。 ……ちょっと、やりすぎたかな?
「うう〜〜〜//////
ナオヤよ! 人前でこんなことをするのはダメなのじゃ!
わしはバフォメットなのじゃぞ! 」
「はっはっは。 まぁ、これからは気を付けますよ」
「主よ!反省しておらんじゃろ! わしは偉いのじゃぞ!!!
拝め!敬え!奉るのじゃ〜〜〜!!!」
「はいはい、わかりました。 バフォ様は素晴らしいでございます。
……これでいいでしょうか?」
「なんか納得いかんのじゃが……… とにかく!! これだけは言っておくのじゃ!!!
今後、人前での撫で撫では禁止じゃぞ!!!」
「は〜い♪」
人前での撫で撫では禁止ですね、了解しました。
じゃあ二人っきりの時にすることにしましょうか。 うん、そうしよう。
「では、バフォ様。 案内の続きをお願いします」
「むぅ…… ホントにわかっておるんじゃろうな? ……まぁ、よいか。
わしは寛大じゃからな。 ではナオヤよ、さっさと着いてくるのじゃ」
さて、道中いろいろとありましたが、俺はバフォ様に連れられて厨房へとやってきました。
厨房ではたくさんの幼女達が食事の支度をしています。
「さてと…… 皆、ちゅうもーーーく」
バフォ様は、声をあげて厨房で働く人達を視線を引き寄せる。
「紹介するのじゃ、こやつの名はクロス=ナオヤ。
新たなるサバトの同士じゃ。 ほれ、主もちゃっちゃと自己紹介をせぬか」
「あ、はい。 ……どうも、バフォ様に拉致されてサバトの一員となりました黒須 直哉です。
因みに姓が黒須、名前が直哉です。 未熟者ですがこれからよろしくお願いします」
簡単な自己紹介をして一礼をする。
まぁ、こんなものだろう。
「皆よ、ナオヤは厨房で働かせることにしたのじゃ。 ……なにか質問はあるかの?」
「はーーーい、質問でーーーす」
一人の幼女が元気よく手を上げる。
「ナオヤ君ってお料理できるんですか?」
「うむ、よい質問じゃな。 よいか皆よ、ナオヤはなんとマヨネーズ作りの達人なのじゃ!!!」
「マ、マヨネーズ? それって、なんですか?」
「ふっふっふっ、百聞は一見にしかず。 ナオヤよ、主の腕を見せてやるのじゃ!!!」
いや、マヨネーズ作りの達人って何者だよ。
俺、適当に作ってるだけだよ? 材料を目分量で適当に混ぜてるだけだよ?
……まぁ、作れと言われれば作りますけどね。
さて、材料はと…… うん、問題ないな。
「じゃあ作りますね」
俺は、さっそくマヨネーズ作りをはじめた。
器の中で卵黄と酢を混ぜ、その後に油を少しづつ加えながら攪拌する。
そして、十分に攪拌をすると……
『上手に出来ました〜』
マヨネーズの完成です。
完成した器の中身を幼女達は興味深げに覗きこんでいます。
さて、味見でもしてもらいましょうか。
幼女達は器を満たすマヨネーズを少し掬い、恐る恐る口の中へと運び――――――
「「「「「う、うまい!」」」」」
――――――そのとき、厨房に電流走る。
マヨネーズを口にした幼女達は、空を仰ぐかのように天井を見つめながら震えていた。
「な、なんですか! こ、コレはいったい……………」
「ふっふっふっ、どうじゃコレがマヨネーズじゃ」
「すごい…… こんな味、初めてです……………」
「これが……マヨネーズ……………」
………なに?この空気?
そんなにすごいの?コレが?
気が付くと、幼女達は目を輝かせながら俺の事を見つめていた。
そ、そんな目で見ないで! すごくないからね!俺、全然すごくないからね!
「さて皆よ、マヨネーズの素晴らしさが理解出来たじゃろう?
ナオヤには今後、マヨネーズを作ってもらうことになるのじゃが、反対するものはおるか?」
「「「「「いえ!問題ありません!!!」」」」」
「うむ、ならばよいのじゃ。 ナオヤよ、今後もサバトの為に頑張るのじゃぞ」
「………はい、わかりました」
うん、すごい微妙な気分ですけどね。
まさかマヨネーズがそんなにすごいものだとは思ってなかった。
………とりあえず、この日から食堂の各テーブルに一本の瓶が置かれるようになりました。
この瓶詰めにされたマヨネーズが、この世界の食卓に波紋を投じることになるのだが………
………まぁ、それは別のお話ということで。
10/12/20 06:00更新 / 植木鉢
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