バイコーンさんのハーレム作戦!
〜プロローグ〜 初めて彼を見たとき、恋という名の矢が心に刺さった。 胸が熱く抑えられない衝撃が私を襲った。 でも・・・彼は"孤独"を持っていた。 私は、その孤独という"闇”を払ってあげたかった・・・私なりの方法で・・・。 @ 私立 魔光学院。 この学院の女子生徒は殆どは魔物娘である。 ただし魔物娘はとても好色なのもいて時々男子生徒を貪るように乱交等も普通にすることもある。 こんな学院に転校した鳴瀬 結希(なせ ゆうき)は憂鬱な気分だったがようやく放課後になる。 「やっと終わった・・・」 腕を伸ばし鞄を持つと一匹の魔物娘が結希に近づく。 「鳴瀬君・・・ちょっとお時間もらえますか?直ぐにすみますので」 話しかけてきたのはユニコーンの亜種。 "バイコーン"の寺井 要(てらい かなめ)だった。 「悪い寺井さん俺今日用事が・・・」 用事があると言おうとした。 しかしそれより先に腕を掴まれて教室を出てしまう。 「安心してください、すぐに済みますので」 すぐに済むと言われあれよあれよと校舎から少し離れた"部活棟"へ。 そして部活棟の一室に立ち止まる。 その部屋には"帰宅部"と書かれた張り紙があった。 「おいおい、最近アニメになったからって何もマネすんなよ」 「何を言ってるんですか?さぁ入りましょう」 そして帰宅部と書かれた部屋に入る二人。 部屋には机、椅子、そしてベッドになりそうなソファがあった。 「・・・あの俺早く帰りたいんだけ」 帰りたいだけどと言おうとした、しかし言うよりも早く"唇"が奪われる。 そう結希は今キスをしている。 「ぷは・・・美味しくいただきました」 「・・・」 うふふっと笑う要。 唇を奪われ動揺し何が起こったのか今だに理解できなかった。 「・・・っは!?」 数秒ようやく思考が働く結希。 そして腕を唇に当ててそのまま唇を拭く。 「ごめんなさい鳴瀬君・・・でもこれも鳴瀬君のためなんです」 「お、俺のため?」 意味がわからないことを言われわけがわからなく。 「俺のためって言うけど・・・それってどういう意味だ」 「鳴瀬君には幸せになってもらいます・・・私と一緒に!!」 この一言が結希の人生を大きく変わる始まりだった。 |
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