屋城に咲くは百合の華
ねぇ、珠萌、私はあなたにふさわしい人間になれたかしら。
「さぁ、どうだろうな、私にもわからん」
‥‥‥迎えに来てくれたんだ。
「別に迎えに来たわけじゃない、主が私のことを目指できるようになっただけだ」
じゃあいままでずっとここに居たの?
「‥‥‥内緒じゃ」
‥‥ほんと、意外とシャイなんだよね。
「うるさい、まったく、いきなり出ていくなんて言い出して。」
‥‥‥悪かったってば、わかってるよ、なんの予告もなく出ていきますなんて。
自分でも言うと思ってなかったんだよ。
「寂しかったよ、ずっと一人で」
ありがとう、なのかな?‥‥うん、一人だけだった、何処に行っても。
あなただけがいればよかった‥‥ずっと一緒に居たかったよ。
二人で‥‥一緒に。
「そう、二人一緒だ、いつでも。」
--------------------------------------------------------------------------------
そうだ‥‥‥私はこの神様に頼ってるだけ。
その御礼が掃除と祈祷。
ギブアンドテイク、つまりはそういうこと。
ただ‥‥さいきんちょっと不思議な感覚がある。
感覚というか夢なのだけれど。
「どうした?具合でも悪いか?」
‥‥最近変な夢をみるんだ。
「そうか、どんな夢だ?」
‥‥思い出せたら苦労はしないだろうね。
「そうか、ふむ‥‥‥変な夢か‥‥」
いい調子だ、このまま行けばコイツの心は澄み切った空のようになるはずだ。
そう、コイツが自分のことを認めれば、だが。
今日も掃き掃除と話だけ、本当にそれだけで十分なのか、随分と暇なんだな。
いつも布団を敷いてくれているのは感謝するけど。
いや、この狐何考えてるかわかんないからな‥‥。
寝てる間に貞操の危機をむかえるなんてゴメンだ。
‥‥あぁ、今何時だろう。
眠れない、眠れない、眠れない、眠れない、眠れない、眠れない。
そんなに暑いわけではないのに、とんでもない量の汗を掻いている。
あぁ、気持ち悪い、水浴びでもしてこようかな。
裏の池で水浴びする時いつも言われていた事を忘れてしまっていた。
池に潜るな、すっかり忘れて気持よく池を泳いでいた。
そしたら、女の子が立っていた、池に。
着物を着たまま。
女の子が声をかけてきた、あそぼ、あそぼ。
なぜかフラフラっと付いて行ってしまいそうな子。
一声をかけられるだけで安心してしまい、二声かけられれば誘われるままに抱きしめてしまう。
「一緒に、いこ?」
うん。
私は、少女を抱いて、暗闇に落ちた。
む、酒姫の霊力が感じられなくなった。
私が感じられないほど遠くにいけるはずがないのだが‥‥、それに裏の池には‥‥‥。
あの小童が‥‥‥。
調子に乗りおってからに、私の巫女を連れ去ろうなどと‥‥‥。
許してやるものか、絶対に‥‥‥。
そんなことを思いながら、狐は、怒り、社の木の扉をぶち抜くほどの勢いで、裏の池へと向かった。
ここは‥‥‥どこだろう‥‥。
まっくらで、なにもみえないよ‥‥。
あれ?どうして、こんなところにいるのかな‥‥。
寂しいよ‥‥。
助けてよ‥‥‥。
「 」
大切な人の名前、自分で声に出したはずの名前、その名前が、自分の耳に届くことは無く。
彼女の意識は薄れていった。
私のものに、手を出すなぁぁぁぁぁぁ!
誰かの声がした、とても怒った声。
驚いて女の子の方を見る、怯えて消えてしまった、私の光が。
狐は泣いていた、狐は少女に抱きついた。
狐が初めてここまで泣いた、少女の前で。
少女は狐を抱いて、泣いた。
「お前は私だけの巫女なんだからぁ!」
鼻が詰まり、喉が震え、それでも精一杯叫んだ。
「お前が好きなんだから!絶対に私のもの!」
‥‥珠萌、苦しいよ。
ごめんね、びっくりさせちゃって。
‥‥許さん。
ぜえええええええったいに許さん!
こんな小娘に惹かれおって!許さん!骨抜きにしてやる!
え、なにそれ、ちょっと理不尽な‥‥‥。
まって、ホントやめて、お願い、やめて。
嫌、嫌、いやああああああ!
---------------------------------------------------------------------------------
だ、ダメだって‥‥そんなとこ‥‥。
んっ‥‥。
ダメだと言っても、主の身体は逃げてないようじゃが?
そ、そんなこと‥‥。
だーめ、逃げちゃダメだ、おとなしく気持よくなれ。
んぅ‥‥。
ぐちゅぐちゅと湿った音が響く、狐が手を動かすと、それに合わせて少女の身体も跳ねる。
狐は手を動かしながら、少女に口付けし、したを絡ませる。
んふぅ‥‥ちゅっ‥‥‥。
深くつながりながら、少女は、狐の足の間に手を潜り込ませ。
そっと撫でる、愛液が溢れだすソレは、少女の手を濡らし、少女を更に興奮させる。
優しく指を潜らせると、きゅっ、と締り、ソレでも柔らかく指を包んでいる。
お互いを激しく貪りながら、二人の少女は一つに溶け合っていく。
これほど幸福な時間はない、二人はそう思っていた。
そして、相手が何を考えているかも、わかっていた。
【ずっと一緒にいたい】
それから数時間後、酒姫は書き置きを残して出ていくのだが。
狐は探しに行こうとはしなかった。
約束したから、一緒にいると。
帰ってきてくれると信じているからこそ、探さない。
もともとそんな性格だから。
--------------------------------------------------------------------------------
あの時は、ありがとう、ごめんね、言いつけ破って。
「構わん、今ここにいてくれるのだから」
「さぁ、どうだろうな、私にもわからん」
‥‥‥迎えに来てくれたんだ。
「別に迎えに来たわけじゃない、主が私のことを目指できるようになっただけだ」
じゃあいままでずっとここに居たの?
「‥‥‥内緒じゃ」
‥‥ほんと、意外とシャイなんだよね。
「うるさい、まったく、いきなり出ていくなんて言い出して。」
‥‥‥悪かったってば、わかってるよ、なんの予告もなく出ていきますなんて。
自分でも言うと思ってなかったんだよ。
「寂しかったよ、ずっと一人で」
ありがとう、なのかな?‥‥うん、一人だけだった、何処に行っても。
あなただけがいればよかった‥‥ずっと一緒に居たかったよ。
二人で‥‥一緒に。
「そう、二人一緒だ、いつでも。」
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そうだ‥‥‥私はこの神様に頼ってるだけ。
その御礼が掃除と祈祷。
ギブアンドテイク、つまりはそういうこと。
ただ‥‥さいきんちょっと不思議な感覚がある。
感覚というか夢なのだけれど。
「どうした?具合でも悪いか?」
‥‥最近変な夢をみるんだ。
「そうか、どんな夢だ?」
‥‥思い出せたら苦労はしないだろうね。
「そうか、ふむ‥‥‥変な夢か‥‥」
いい調子だ、このまま行けばコイツの心は澄み切った空のようになるはずだ。
そう、コイツが自分のことを認めれば、だが。
今日も掃き掃除と話だけ、本当にそれだけで十分なのか、随分と暇なんだな。
いつも布団を敷いてくれているのは感謝するけど。
いや、この狐何考えてるかわかんないからな‥‥。
寝てる間に貞操の危機をむかえるなんてゴメンだ。
‥‥あぁ、今何時だろう。
眠れない、眠れない、眠れない、眠れない、眠れない、眠れない。
そんなに暑いわけではないのに、とんでもない量の汗を掻いている。
あぁ、気持ち悪い、水浴びでもしてこようかな。
裏の池で水浴びする時いつも言われていた事を忘れてしまっていた。
池に潜るな、すっかり忘れて気持よく池を泳いでいた。
そしたら、女の子が立っていた、池に。
着物を着たまま。
女の子が声をかけてきた、あそぼ、あそぼ。
なぜかフラフラっと付いて行ってしまいそうな子。
一声をかけられるだけで安心してしまい、二声かけられれば誘われるままに抱きしめてしまう。
「一緒に、いこ?」
うん。
私は、少女を抱いて、暗闇に落ちた。
む、酒姫の霊力が感じられなくなった。
私が感じられないほど遠くにいけるはずがないのだが‥‥、それに裏の池には‥‥‥。
あの小童が‥‥‥。
調子に乗りおってからに、私の巫女を連れ去ろうなどと‥‥‥。
許してやるものか、絶対に‥‥‥。
そんなことを思いながら、狐は、怒り、社の木の扉をぶち抜くほどの勢いで、裏の池へと向かった。
ここは‥‥‥どこだろう‥‥。
まっくらで、なにもみえないよ‥‥。
あれ?どうして、こんなところにいるのかな‥‥。
寂しいよ‥‥。
助けてよ‥‥‥。
「 」
大切な人の名前、自分で声に出したはずの名前、その名前が、自分の耳に届くことは無く。
彼女の意識は薄れていった。
私のものに、手を出すなぁぁぁぁぁぁ!
誰かの声がした、とても怒った声。
驚いて女の子の方を見る、怯えて消えてしまった、私の光が。
狐は泣いていた、狐は少女に抱きついた。
狐が初めてここまで泣いた、少女の前で。
少女は狐を抱いて、泣いた。
「お前は私だけの巫女なんだからぁ!」
鼻が詰まり、喉が震え、それでも精一杯叫んだ。
「お前が好きなんだから!絶対に私のもの!」
‥‥珠萌、苦しいよ。
ごめんね、びっくりさせちゃって。
‥‥許さん。
ぜえええええええったいに許さん!
こんな小娘に惹かれおって!許さん!骨抜きにしてやる!
え、なにそれ、ちょっと理不尽な‥‥‥。
まって、ホントやめて、お願い、やめて。
嫌、嫌、いやああああああ!
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だ、ダメだって‥‥そんなとこ‥‥。
んっ‥‥。
ダメだと言っても、主の身体は逃げてないようじゃが?
そ、そんなこと‥‥。
だーめ、逃げちゃダメだ、おとなしく気持よくなれ。
んぅ‥‥。
ぐちゅぐちゅと湿った音が響く、狐が手を動かすと、それに合わせて少女の身体も跳ねる。
狐は手を動かしながら、少女に口付けし、したを絡ませる。
んふぅ‥‥ちゅっ‥‥‥。
深くつながりながら、少女は、狐の足の間に手を潜り込ませ。
そっと撫でる、愛液が溢れだすソレは、少女の手を濡らし、少女を更に興奮させる。
優しく指を潜らせると、きゅっ、と締り、ソレでも柔らかく指を包んでいる。
お互いを激しく貪りながら、二人の少女は一つに溶け合っていく。
これほど幸福な時間はない、二人はそう思っていた。
そして、相手が何を考えているかも、わかっていた。
【ずっと一緒にいたい】
それから数時間後、酒姫は書き置きを残して出ていくのだが。
狐は探しに行こうとはしなかった。
約束したから、一緒にいると。
帰ってきてくれると信じているからこそ、探さない。
もともとそんな性格だから。
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あの時は、ありがとう、ごめんね、言いつけ破って。
「構わん、今ここにいてくれるのだから」
12/12/01 23:20更新 / 八夢=ルスト
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