深夜、神聖ルオゥム帝国帝都コクトゥの中心部にそびえる時計塔の針が、ガチリ、という重々しい音を軋ませて、午前３時を寝静まった帝都コクトゥに静かに刻む。
ひっそりと静まり返った帝都コクトゥ。
この時計塔が、この帝都のために時を刻むのは今宵が最後。
かつては帝国首都としておよそ２６万人の民に安らぎを与えた城塞都市なのだが、これまで教主と仰いできたヴァルハリア教会の裏切りとも言える責任転嫁と、領地と権力を失い捲土重来計るフウム王国の連合軍が迫り、防衛機能などの問題点から新皇帝・紅龍雅の手によって、帝国南部の要塞都市オルテへの遷都の詔が発せられ、その役目を終えていこうとしている。
２６万人いた民のうち、およそ１９万人はすでに帝都を脱出していた。
これは帝国国務大臣グルジア＝クラミス以下、先帝・ノエル＝ルオゥムに反旗を翻した者たちの恐るべき手腕と、生き延びたいという強い本能の成せる大移民であったと言えるだろう。
夜が明ければ、残った７万人の民も新帝都への旅路に就く。
そのための英気を養うため、人々は深い眠りに就き、人寂しくなった帝都で長き思い出を抱き締めて、迫り来る不安な明日に、理不尽な暴力から逃げることで立ち向かおうとしている。
この静けさは、人々の不安と希望。
ある母親は我が子を抱き寄せ、その温もりに確かな今を感じ取り、
ある独身者は思い人の無事を祈りながら、眠れぬ夜に月に祈る。
そしてヒンジュルディン城の一室、ここにも眠れぬ者たちが、互いの不安を打ち消すように、地位も立場も忘れて、偽らざる姿で明日に、自分に立ち向かっていた。


「さぁ、ノエル様。何もございませんが…。」
「ア、アルフォンス！私がお茶くらい淹れると言ったではないか…！それに、私はもうそなたよりも地位が低い副帝、そなたは今後国母となる身だ。身重のそなたに任せてはおけん。そなたは座っていろ。お茶くらい私がうわち！？」
「ああ、余所見をなさいますから…！」
午前３時を回った、ヒンジュルディン城のある一室。
私は皇后アルフォンスの部屋を訪ねていた。
図々しい話だ。
明日の朝日が昇る頃には、他の諸侯や帝都の民たち、そしてアルフォンスを連れて、新帝都オルテへと旅立たねばならないというのに、私は漠然とした不安に駆られて、私の我が侭で同じように眠れず、アルフォンスに甘えるようにこうして居座って、深夜のお茶会などをやっている。
身重のアルフォンスをベッドに寝かせ、小さなテーブルを引き寄せると、私はテキパキとした手付きで、カップとささやかなお菓子を並べていく。
最初の火傷は、ご愛嬌だ。
「皇后様、お砂糖はいくつお入れしますか？」
冗談めかして訊ねてみると、アルフォンスは笑った。
「ふふふ、そうですね。では……１つだけ。」
「畏まりました。お菓子はクッキーしかございませんが、よろしいかな。」
そんな、ママゴトみたいなやり取りが暖かい。
私とて、誰かのためにお茶を淹れるなど、慣れたものではない。
だが、大事な戦友のために真心だけは忘れぬことを心掛けて丁寧に、丁寧に。
「では、皇后様。お待たせ致しました。」
「いつまでそれをなさるつもりですか？………はぁ、美味しい。」
カップを受け取って一口飲むと、幸せそうな溜息を吐いたアルフォンスは
「温まりますね。」
と微笑んでくれた。
砂漠の民によく見ることが出来ると言われる『褐色の宝石』のように輝く笑顔を向けられて、私は急に恥ずかしくなって淹れたばかりのお茶を一気に飲み干した。
「ノ、ノエル様…？」
「………ふぅ、……熱かった。」
舌がヒリヒリして、胸が焼ける思いをして飲み込む。
するとアルフォンスは、涙目になる私の様子が面白かったのか、声を上げて笑った。
そんな彼女の姿を見て、私はしみじみと喜びを噛み締めていた。
「初めてだね…。」
「えっ？」
「初めてだよ。そなたが、声を上げて笑ってくれた。」
そう言って、私も笑った。
嬉しかった。
「初めて……、私はそなたと友になれた気がするよ…。」
「あら、私はとっくにそうだと思っていましたけど？」
「………ありがとう、私は幸せ者だ。」
戦友ではなく、友へ。
アルフォンス、私は君たち夫婦に出会えて良かった。
君たちがいなければ、私は魔物というものを誤解したまま死んでいた。
君が笑ってくれて、心から喜んでいる私がいる。
君の宿した命を、心から祝福している私がいる。
祖父の死を穢されて以来、神を、教会を憎んできたが、この出会いだけは、神とやらに心から感謝してやっても良い。
そんな気がした。


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遷都に伴う荷造りなどの面倒を雑用将軍サイガに押し付けて、俺、紅龍雅はおよそ３日ぶりに自分の部屋で、執務から離れて寛いでいた。
どうせ明日になれば、この部屋も無用の物。
さらに言ってしまえば、この都そのものが無用になる。
ああ……、数日振りに書類のない風景を見ることが出来た。
そういえば、沢木の野郎も……あんな状態の机だっけな…。
我ながら、よくあれで生活していたものだ。
書類の山が雪崩を起こした時は、背筋が凍るものだった。
どこに何が行ったのかわからなくなり、数時間に渡ってノエルや彼女の侍従たちに、書類の仕分けを手伝ってもらわなければ、きっと今もあの重々しい机の前で……新帝都出向寸前まで座っていたことだろう。
与えられた私室の柔らかなソファーに座り、大きな窓から差し込む月の光を眺めている。
この光景を見るのも最初で最後だろう、としみじみ考えながら、俺はノエルの侍従であるキリエ少年から貰ったワインという赤い酒を、愛用の朱塗りの杯に注いで月見酒を楽しんでいた。
悪くない。
異国、異世界の月を眺めるのも乙なものだ。
だが……。
「不味い。」
どうも、酒が合わない。
やはり、酒に関しては大和のものが良い。
セラエノでは沢木のおかげで、日の本の酒にに近い味が楽しめたのだが、キリエ少年に託して、秘蔵のワインなるこの赤い酒を贈ってくれたノエルには悪いが、やはり異国の酒は口に合わないらしい…。
「…………米、味噌、梅干。」
気付けば口に出している恋しい味。
アルフォンスの作ってくれる料理も美味い。
帝都に辿り着いてから振舞われた料理も美味かった。
だが、長く慣れ親しんだ味がひどく恋しい。
……民を新帝都に送り届けたら、すぐにアルフォンスを連れて、セラエノに帰るか。

カチャ

「おっす、たっちゃん！」
「何だ、軍師殿か。」
ノックもなしに扉を開けて来たのは、軍師のイチゴだった。
乱れた髪、乱れた着衣。
そしてそこはかとなく香る淫靡な香り。
「ああ、ついさっきまで犯ってたのか。」
他の連中が緊張しまくっているって時に、気楽なものだ。
欲望の赴くまま、というのはこいつのためにあるような言葉だな。
「ふむ、ノエルは良き小姓を飼っておるわい。ワシ好みの美少年たちが、何と童貞のままという純真無垢っぷり。しかも全員自慰すら経験したことがなかった天然記念物じゃったから、ワシも思わず張り切ってしまってのぉ。最早ワシ抜きでは生きられぬ程、骨の髄まで調教してきたのじゃ。ケケケ…、可愛いやつらぞ。今度はどんな調教で愉しませてやろうかのぅ♪」
サバト、とか言う如何わしい集団を束ねているだけある。
イチゴの言葉が嘘ではないように、彼女からは汗の匂い、性の匂いが入り混じっていた。
「それにしても、たっちゃんや。オヌシも薄情者よのぉ。」
「………？」
ドスドスと歩き、偉そうに胸を張って俺に近付くと、イチゴは俺からワインなる酒の瓶を引っ手繰って、ゴキュ、ゴキュ、と派手に喉を鳴らして、一本丸々飲み干してしまった。
「ぷはぁっ♪」
「すげぇ飲みっぷりだな、おい。」
「こんなもん水じゃ水！それよりも、オヌシは何でアルフォンスのとこに行ってやらん。皇帝になってから、夫婦水入らずの時間もなく働き詰めじゃ。あの娘も不安なはずじゃ。不安な身重の妻の傍で安心させてやるくらいの時間はあるじゃろう。」
ああ、なるほど。
そういうことか。
「部屋の前まで行ったよ。行ったんだが……、先客にノエルがいた。」
「むむ、ノエルがか？」
扉の隙間から室内を覗くと、不安そうな顔でアルフォンスと話していた。
だが、その不安をハッキリと口にしないまま、ノエルは身重のアルフォンスを気遣ってくれながら、一緒にお茶をして、アルフォンスと会話をすることで自分の中の不安と戦っていた。
「俺が入れる空気じゃなかったのさ。」
そう、俺が入って良い場所ではない。
あの場は、ノエルとアルフォンスしか、いてはいけないのだ。
「んで、軍師殿。好色で欲望の塊のあんたが、情事を中断してまで何故わざわざ俺の部屋までやって来た。どこかに寄って来たついでではなく、何故真っ直ぐ俺のところに。」
「う……、オヌシは無駄に鋭いのぉ…。」
イチゴは顔を引き攣らせた。
その様子から、良い話ではないらしい。
「連合軍の動向なんじゃが……、今さっき物見に放っておったエルフ姉妹の部下が帰って来たんじゃが、どうも様子がおかしいらしいのじゃ。連中、何か慌しく動いておるようでの。フウムの馬鹿王の性格からして、ろくでもないことをやらかそうとしておるのだけはわかるんじゃが、まるで読めん。あいつら馬鹿じゃから、馬鹿は何を仕出かすかわからんのじゃ。」
「なるほどな。馬鹿の考えは確かに読めん。で、俺の予想では、連中がコクトゥに辿り着くには、後１日半はかかると思っているんだが、そのあたりはどうだ。」
俺の予想を口にすると、イチゴは首を振った。
「遅いのじゃ。ついにヒロ＝ハイルが行軍指揮を任された。」
「…………そうか。」
ついに、恐れていたことが現実のものになったか。
フウムの馬鹿王が兵権を握っている限り、この遷都が無事完了した頃に連中は無人の帝都に辿り着くはずだったのだが、ヒロ＝ハイルが行軍を指揮するとなれば、１日半の道程がおよそ半分……いや、もっと早く辿り着くのだろう。
最早、予想が出来ない。
「軍師殿、このことは全軍、全臣民には…。」
「わかっておるわい、それくらい。今のところ、このことを知っておるのはワシとエルフ姉妹とその部下、それにたっちゃんだけじゃ。今、うちの連中に知られたら、それこそ大混乱じゃ。それに夜明けまでの数時間で辿り着くことはないのは、物見の報告でわかっておる。」
そうだ。
今は、無用な混乱は避けるべきだ。
混乱が起これば、民の群れは崩れ、乱れた足並みはそれだけで全滅を呼び込む。
「軍師殿、また力を借りるぞ。」
「おう、任せておくのじゃ。たっぷり糞尿も確保しておるしな♪」
………また、アレをやるのか。
そういえば俺も若い頃、昔沢木と一緒に散々やった……が……アレ？
いや、そんな昔でもなかったような気がする…。
でも、今、あの頃が、ひどく遠い過去のような気がしてならなかった。
疲れているのだろうか…。
「軍師殿、すまない。どうも疲れているらしい…。」
「ああ、さっさと寝るが良いのじゃ。ワシは風呂入って、リフレッシュしたらおあずけプレイ中の美少年と、我慢した御褒美に一回戦くらいしてくるのじゃ。」
ははっ、逞しいやつめ。
そんなイチゴに返事も出来ないほど、眠気に襲われた俺は、ソファーに座ったまま目を閉じた。
程なくして、心地良い虚脱感が俺を襲う。
嗚呼、幸せな瞬間だ。
「おやすみ、アルフォンス…。」
聞こえるはずもない呟き。
愛する人の名を唱えるだけで幸福な心地になった俺は、甘い暗闇に身を委ねる。
どこかで感じたような懐かしくも薄暗い闇。
きっと…、アルフォンスの笑顔が、俺を心地良い闇から拾ってくれるだろう。


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「彼ってば、可笑しなことを言うんですよ。生まれてくる子の名を考えなきゃ、なんて言っていたのですが、息子だったら…とか言うのです。私からは娘しか生まれないというのに、あまりこの世界の仕組みを理解していな……あら、ノエル様……？」
「………すぅ…、すぅ…。」
「そう、やっと眠れたのですね。」
明け方が近付くにつれ、気温が低くなっていく。
ノエル様に淹れていただいたお茶を飲んで、お互いに温まったものの、肩掛け程度しか用意していなかったノエル様は、徐々に体温が奪われて、身を縮めたり、もじもじするように肩を震わせたりして、暖を取ろうとしていたので、私は私のベッドに寒そうなノエル様を招き入れた。
初めはノエル様も遠慮していたのですが、結局私に押し切られる形で枕を半分にして、私と同じベッドの中、ノエル様と顔を向き合わせながら、子供の頃のお話や、今回のこの戦争で感じたこと、そしてノエル様の夫である龍雅への恋心など、色々なお話をした。
「ふふ、おやすみなさい。」
金色の絹糸のように美しい髪を撫でる。
まるで少女のように穏やかな寝顔。
そういえば、セラエノで待つガーベラは、ちゃんと眠れているのかしら…。
手紙も届いていると良いのだけれど…。
「ノエル様…。」
私にもわかっている。
無意識に私の手を握っているノエル様の手が言っている。
「不安だったのですね。」
温もりが欲しかった。
話し相手が欲しかった。
誰かに安心させて欲しかった。
こんな状況でこの方を安心させてくれるような人が、ノエル様の周りにはいなかった。
皇帝は強くあらねばならない、という信念の下に様々なものを犠牲にしてきた。
実の姉妹である妹たちにも、強い姉でなければならなかった。
実の母であっても、女帝という立場上、甘えることも出来なかった。
そして、彼女には共に歩んでいくような伴侶の存在もなかった。
それが今、安らかな寝息を立てて眠っている。
「ノエル様、そんなに私はあなたの安らぎになっているのですか？」
返事はない。
返事はないが、もぞもぞとノエル様は私の胸に顔を摺り寄せてくる。
「…んにゅ………ふしゅ……すぅ……すぅ…。」
「ほんと、ガーベラみたい…。」
抱き寄せて、頭を撫でると気持ちが良いのか、心なしかノエル様の表情が緩んでいた。
「……わかりますよ、あなたの不安。私だって……、そうだったのですから。」
私たち、中立地帯とは名ばかりのオアシス都市以外に生き場所のなかった砂漠の民は、フウム王国とヴァルハリアの宣戦布告に呼応して、武器を手に取った駐留部隊の襲撃に遭い、本来はあの地で死に絶えてしまうはずだった。
サクラ様とマイア様の助けがなければ、今この穏やかな時間はない。
そして私たちは砂漠のオアシス都市を捨て、当時まだ『名もなき町』だったセラエノへと逃れてきたのだが、私たち亡命者たちには、安堵と不安と後ろめたさが混在していた。
オアシスからやっと解放される。
でも、次の土地で私たちは生きていけるのか。
こうして生き汚く、おめおめと生き延びて、死者に何と詫びれば良いのか…。
「ノエル様、あなたもそうなのですね…。」
知らない土地へ、敵に背を向けて逃げなければならない。
先の見えない未来への不安。
無事に生きて新帝都へと辿り着けるのか。
きっと、この帝都に眠る誰もが感じていること。
「………う…。」
ノエル様が呻き声を上げる。
穏やかな表情が見る見る内に険しいものになっていく。
「う……うわぁぁぁぁぁぁっ！！！」
荒い息を上げて、ノエル様は跳ね起きた。
長い御髪に隠れて見えないが、肩を震わせ、泣いているようにも見える。
「……はぁ…はぁ…、……あ、すまない。」
「いえ、それよりも良くない夢でしたか？」
「…………ああ、毎晩だ。」
死者が、罵り、迫ってくるのだとノエル様は言った。
「何故生きている。何故無様に逃げる。逃げるくらいなら死ね、死ね、死ね。国境のナッカチ、カイバル、クスコ、その他の此度の戦で死んで逝った彼らが叫ぶのだ。怨めしそうな声で、憎しみを込めた目で。私の無能さが彼らを死に追いやった。当然の報い、と言えば当然の報いだ。」
ノエル様は自嘲気味に笑った。
「ノエル様……、苦しいですか？」
「……睡眠が取れないのは苦にもならない。だが、心が苦しい。」
遷都が決まって以来、眠れないのだという。
死者の責めは、そのまま自分自身を苦しめる枷なのだろう。
「私にも、覚えがありますよ。」
そう、私もそうだった。
ガーベラがいなければ……、私の心はとっくに潰れていただろう。
私は身体を起こすと、ノエル様をそっと抱き締めた。
「アルフォンス…。」
「私も、ガーベラ…妹として引き取った子もそうでした。お互いに、心の傷を抱え、不安と孤独を埋め合って…。そんな夜はこうして、お互いの温もりを感じ合って、支え合って不安に向き合ってきたのです。」
「そなたも……？」
そう、私は他の同族に比べても心が弱い。
砂漠で虐げられてきたせいか、卑屈で、脆弱で。
ただ、生きるために上を見ないように、下だけを向いて生きてきた。
そうしなくても良いと教えてくれたのは、ロウガ様だった。
私たち砂漠の民を救ってくれたサクラ様とマイア様だった。
守るべきものなどなかった私に出来た守るべきものが、ガーベラだった。
そして、私に愛される喜びを教えてくれた龍雅だった。
「私でよろしければ、いつだってお話を聞きます。必要とあらば、いつだってこうしてあなたを抱き締めて差し上げます。それが、私を友と呼んでいただいたことへの最大級の報恩です。」

その後、私はノエル様の頭を膝に乗せて、幼い子をあやすように子守唄を歌った。
彼女が悪夢に泣いてしまわないように。
彼女が穏やかに眠れるように心を込めて。
いつか、生まれてくる娘に歌ってあげる子守唄。
いつか、この世界に辿り着く娘への道標。

きっと……

あの子も、ノエル様と同じような穏やかな寝顔をしているのだろう。


『私は月
　砂漠の夜を照らす穏やかな月
　お前が迷わぬように
　いつだって道を照らしてあげよう
　眠れ愛しい子よ
　私はいつだって、お前を見守っている』

亡き母から受け継いだ歌。

今は、愛する男と同じくらい愛しい友に贈る歌。

いつか平和な御世に、再び歌えることを祈って…。

■作者メッセージ
こんばんわ、お久し振りです、宿利です。
皆様、覚えていらっしゃいますでしょうか？
まず、初めに言わせてください。

『最近の医療技術はすげぇなぁ。』（にやり）

実は先月の初めくらいから体調を崩し、
引かない微熱→週末になると高熱を繰り返し、
ついに先月の終わりに完全に倒れてしまいました。
病院に行くと、扁桃腺が腫れていると診断を受け、
抗生物質を貰ったら………
３日で完全回復しました（爆笑）。
と言う訳で、これからビシバシ書いていきます＾＾
長い長い本編ではありますが、
変わらぬご愛顧をよろしくお願い致します。

では最後になりましたが、
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました＾＾
また次回、お会いしましょう。