フクロウと旅人さんのお話
彼と出会ったのはあの日、確かバケツをひっくり返したような豪雨の日だったはずだ、その日の夜、彼は私の家のドアを叩いた。それが私シャマリアとジャックの出会いだった。
「すみませーん、誰かいらしゃいますかー?」
「はい、こんな雨の日にどちら様…ってびしょ濡れじゃない。入って、タオル持って来るから」
貴方はびしょ濡れで、お腹もすいてて、今にも倒れて死んでしまいそうだった。多分私がそこに住んでいなかったら野垂れ死んでいたのではないかと思う。ここら辺は魔物が少ないから他の魔物に助けられるって事も無いだろうし
「いやぁー助かりました、まさかお風呂だけでなくご飯までごちそうになれるなんて…」
「泣くほどの事なの?」
「そりゃあいつの間にかこの暗い森に迷い込んでしまって。まともな食事なんて2日ぶりですよ」
聞いた話では彼の名前はジャックといい今は旅人をしていると彼は言っていた。でもまさかこの場所に来てしまうなんてとてつもなく運がない人らしい。
「しかし貴方は運がないわね、何も知らなかったのでしょう?」
「ああ、ここの事は何一つわからん」
「ここは迷いの森と言って魔物以外が入ると迷ってしまう魔法の森なのよ」
取り合えずジャックを一晩泊めることにしたが…
「放してくれませんか?私はベットではありません」
「だってシャマリアさんがもふもふで俺好みだったもんで」
その言葉は私に電流が走ったような衝撃を与えた、血液など今にも沸騰してしまうのではないか
「わわ、私だってレディーで魔物だぞ。そんな事軽々しく言っていたら襲われるぞ」
「僕的には貴方になら襲われてもいいですよ」
「私は書斎に戻る、貴方は早く寝なさい」
その後私が彼をオカズにオナニーをしたのは言うまでもないだろう。当たり前なのだが彼でするのは今まで自分でするより何倍も、何百倍も気持ちがよかった。
次の日になっても雨は止むことはなかった、彼は無理してでも行くと言っていたがここで行かせてしまったらどうせまた野垂れ死ぬだけだ。
「いいんですか?今日もここに居て」
「どこぞで野垂れ死なれるよりいいだろう?君も私も」
「それじゃあ…掃除でも洗濯でも何でもします。泊めてくださるならそれくらいしないと私が嫌です」
「そうか、じゃあここの掃除と今日のお昼ご飯を作ってくれ」
「わかりました」
彼の仕事っぷりは長年一人暮らしで家事は自信があった私ですら驚く程手際が良く、リビングはどこを見てもピカピカになっていた。料理もとても美味しいオムレツとスープを作ってくれた。
「このオムレツ、ふわふわで美味しいよ。スープも私が作るよりもよく出来てる。掃除も完璧にできているなんて、君は家政婦の才能があるんじゃないか?」
「そんな、あったものでサッと作っただけですから」
「サッと作ってこれだから才能があると言っているんだよ」
その日は彼に無理矢理犯される妄想でオナニーをした、私は意外と犯される方が好きなのかもしれない。
彼が私の所に来て3日目になった、雨はまだ止みそうもなく今も屋根を叩いている。
「シャマリアさん、今日はどこを掃除すればいいですか?」
「今日は私の書斎と洗濯を頼む」
「わかりました」
彼の手にかかれば私が長年使っていた書斎もピカピカになった。もうずっと彼と一緒に暮らしたいとも思い始めてきた。
「ねぇ、貴方はなんで旅に出ようと思ったの?」
「僕が旅に出た理由ですか?それは…」
「それは?」
「僕が知らないデッカイ世界を見て僕もデッカイ男になりたいからです」
そう彼は満面の笑みで語った。その顔は未来への希望に満ち溢れている。それにしても生まれてからずっとこの家で過ごしてる私には旅は縁のない話ね。
4日目に入っても雨は止むことはなかった、彼の残念そうな顔を見るのは辛かったが心のどこかで彼がまだ私のそばに居てくれるのを嬉しいと思う感情もあった。
この日から私は発情期に入ろうとしていた、しかし私たちオウルメイジは発情期に入ってもいつもの知性を保つことができるのだ。なのでジャックを劣情のまま押し倒す事は無い…はずだ。
「シャマリアさん、今日は」
「今日は…ゆっくり休め、暫く私に近寄るな」
「あ、待ってください。体調が悪いなら…行っちゃった」
私は書斎に逃げてしまった。ダメだった。彼の顔、しぐさ、匂い、すべてが愛おしく、あのままではきっとジャックを押し倒していただろう。
「はぁ、はぁ、ダメだ。このままでは…」
このままでは彼を押し倒してしまう。発情期はいつ終わるかわからないしその間ジャックと会わないわけにもいかない。
「はぁ、はぁ。ジャック、ジャック。好きだ、大好きだ。愛してる」
ジャックの事を考えるだけで愛液が止まらない。まずい、正気はあとどれくらい持つのだろう、1ヶ月?1週間?もしかしたら明日にはジャックを襲ってしまうかもしれない。
5日目、昨日は1日中書斎に引きこもっていたので何も食べていない。ジャックを襲ってしまうかもしれないがこればかりは仕方ない、出来る限り襲わないよう注意して会うしかない。
「あぁ、シャマリアさん心配しました。昨日は体調が悪そうでしたし、もう大丈夫なんですか?」
彼のオスの匂いが私の鼻孔をくすぐる、彼の笑顔が私の目に焼き付く。やっぱり無理だ、このままじゃ彼を襲ってしまう。
「離れろ」
「え?シャマリアさん?」
もうこうするしかない、彼を襲わないかためには
「悪い、暫くは会えない。この雨が止むまではこの家にいていいが止んだらすぐ出て行ってくれ。ご飯は…ここの食材は自由に使ってもいい、それじゃあ」
「待ってくださいシャマリアさん、待ってください」
ドアのすぐ前からジャックの声が聞こえる。ジャックを突き放すのはとても辛い、しかしそうするしかないのだ。ジャックを襲わないためには…
夜になりジャックが寝静まったのを確認すると私はご飯を食べに外へ出た。するとそこにはシチューがあり「シャマリアさんへ。シチューを作りました、少しでも食べて体調良くしてください」と手紙も添えてあった。
私は涙が出そうだった、冷たく突き放した私の事を思いこんな上等な料理まで作ってくれた彼に申し訳なくなった。
私はシチューを頬張ると次第に頬に涙が伝ってきた
「グスッ、美味しい…ありがとう、グスッ」
私もう完全に彼に惚れてしまった。もう我慢できない、明日この気持ちを彼に伝えよう。好きだ、愛してる。この家で一生二人で暮らそう。と伝えよう。しかし彼はこの告白にOKを出してくれるだろうか、もし断られたら魔眼で…いや、こんな事を考えるのはやめよう、彼が答えた答えを尊重しよう。
次の日、私は彼に思いを伝えるため今までより早く、彼が起きてくる時間より早く起きた。しかし私はある違和感に気が付いた、雨音が聴こえてこなかったのだ。私は玄関のドアを開けるとそこには雲一つない晴天が広がっていた。
私はその場にペタンとへたり込んでしまった。私は昨日彼に晴れたら出て行ってくれと言ってしまった、きっと彼は今日旅に戻ってしまう。
「嫌ぁ、そんなの嫌ぁ。彼と…ジャックと一緒に居たいよぉ…」
「僕がどうかしましたか?シャマリアさん」
いつの間にかジャックが起きていた。彼はいつも料理するときのエプロン姿で私をのぞき込んでた。
「嫌ぁ、どこにもいかないで」
「そうしたんですかシャマリアさん、落ち着いてください」
私は彼にしがみつき沢山泣いた、それはもう沢山泣いた。そんな私に彼はずっと隣で「泣かないでください、どこにも行きませんから」と言ってくれていた。
「エグッ、エグッ、嫌ぁ…ジャックぅ…」
「大丈夫ですよ、僕はどこにも行きませんよ」
彼は優しく、落ち着いた顔で私を宥めてくれた。
「うぐっ、もう大丈夫です」
「ほんとですか?さっきまでずっと泣いてましたし水持ってきますね」
「ありがとうジャック」
正直全然大丈夫じゃない、沢山泣いていた私を慰めてくれた彼にますます惚れてしまった。
「はあっ、はあっ、ジャック…愛してる、愛おしいジャック」
ガシャン!
私はハッと後ろを振り返る、そこには驚きの表情を浮かべているジャックがいた。
「シャマリアさん…今のって…」
「あ…ジャック… 違うの、今のは「愛の告白、ですよね」
もうダメだ、完全に聞かれたし完全に見透かされてる。終わった、バレてしまった。きっと断られる… そんなの嫌だ、私はもうジャックがいないとだめだ。
その刹那、私の頭にあるアイデアが浮かんで。しかしそれは昨日の夜私が、私自身が否定したアイデアだ。しかし今はとても良い、素晴らしいアイデアのように感じる。
ジャックを私の魔眼で堕としちゃえばいいんだ。
「その…シャマリアさ…ん…」
魔眼の力で思考力を奪われてしまいうつろな目をしたジャックはフラフラとシャマリアの方へと近寄る
「そうそう、いい子。さぁ、こっちへ」
「あ…は、い」
昨日までの私はどこへ行ってしまったのだろう。彼の気持ちを尊重しようとしていた私は今や魔眼で彼を操り、引き返せない所まで堕とそうとしている。
「さあ、ベットに到着♡今すぐにでも私の物にしてあげるね♡」
「あ…う…」
頭が働かず喘ぎ声しか出せないジャックもとてもとても愛おしい。今すぐにでも犯し倒したい。
「さあジャック、私の初めてをもらってくれ…と言いたいがまずは前戯としてフェラをしようか」
私は彼の服を脱がせる。今まで長い事旅をしていたのだろう、余分な脂肪は一切ない体はうっすらと筋肉が浮かんでおり。下半身のイチモツは私の魔力を沢山吸った影響か今にも暴発してしまいそうなほどになっていた。
「あぁ…ジャックのモノは立派だな♡しかし今にも吹き出しそうじゃないか。我慢汁もこんなに♡じゃあ早速」
私は彼のイチモツを咥える。まずはジャブ程度に優しく上下に動かす、ジュポ、ジュポ、といやらしい水音が私の部屋に木霊する。彼は上下に動かすごとに小さく喘いでいる。しかし私は上下する速度を少しずつ早くする。それに比例するように彼の喘ぎ声も次第に大きくなっていく。
「気持ちいい?ジャック♡」
「あっ…気持ち…い、い」
魔眼の効果が切れかかってきたのか次第に意味のある言葉を話し出した。
「しゃまりあさぁん…」
「どうしたんだ?愛しいジャック♡」
彼のトロンとした目はなんてきれいなんだろう。やはり私は彼が、ジャックが欲しい。すぐにでも私の所まで堕としてあげたい。
「らめれす、しゃまりあさぁん。ぼくたちこんなかんけいになっちゃらめれすよぉ」
「何を言ってる、お前が私をこんなケモノに変えたんだぞ♡その責任取って私の旦那さんになってここで幸せになるんだ♡」
私は上下に動かすのをやめ次はカリと裏筋を攻め始める。
「らめれすぅ…かりはびんかんだから…ひゃあぁ」
私のカリ攻めが相当気持ちよかったのだろう、彼はビクンッと背中をのけ反らせる。
「もうそろそろ限界なんじゃないか?出してもいいんだぞ」
「らめえすぅ…だしたらもどれなくなっちゃう…」
「そうだ。お前はもう人の世には戻れないぞ、私のような天上の快楽を知ってしまったからな」
私はとどめと言わんばかりに裏筋のあたりを攻め始める、ジャックは残り少ない理性で踏ん張ってるようだがその理性の糸はもうすでにプチプチと千切れ始めている。
「もう…らめぇ…」
その瞬間彼のイチモツが膨らんだ刹那、私の口の中に彼の精が放出された。私の口の中にジャックの精の味が広がる。
「うん。味、量、ともに素晴らしい精だ。じゃあ前戯はこれくらいにして本番のいちゃらぶ婚約セックスを始めようか」
「まっれ…もうむりぃ…」
「そうか、じゃあ…」
そういうとシャマリアはジャックを自分の体で包みこむ。
「私たちオウルメイジは羽毛に魔力を蓄えるんだ♡さぁ、たっぷり吸ってたっぷり精子を作るんだぞ♡」
「まっれぇ…きもちよくてあたまおかしくなるぅ…」
「あぁ、おかしくなれ。私のように狂ってしまえ」
私の魔力を大量に吸ったジャックはもうヘロヘロになっていた。イチモツもパンパンに膨れ上がり鈴口からは今も我慢汁がとぷとぷと止めど無くあふれ出ている。
「そろそろ本格的に堕としてやるぞ♡ジャック」
「だめぇ、しゃまりあさぁん。まってください…」
「ダメだ♡」
そう言うと私は彼のそそり立つイチモツを秘所に勢いよく挿入する。その刹那、私の体に衝撃が走ったような感覚がした。
「ああっ…ジャックのモノ、すごくでっかくて気持ちいいな♡」
「まっ、まってくら…ひゃいぃ…」
「待たない♡そろそろ動くぞ。早く精液出して私の旦那さんになれ♡」
ジャックの懇願を無視しシャマリアは腰を上下する。
ぬぷっ、ぬぷっといやらしい水音が部屋に響く。
「さぁそろそろイこうかジャック。一緒にイこう」
「りゃ。あ、あ、あ、ああああ」
ジャックは遂に精液を吐き出してしまった、
「おやすみ、愛しのジャック。次目覚めたときはもっと激しくシようね♡」
先に意識を失ったジャックを追うように私も意識を手放す
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
何かいい匂いがする、これは…
「起きました?シャマリアさん」
「あぁ…じゃっく?」
匂いに誘われたままキッチンへ行くとエプロン姿のジャックがいた。
「出て行かなかったのか?」
「あぁ、その事なんですけど。責任を取らせてください」
「せき…にん?」
ジャックが言っている意味が解らない、襲ったのは私なのに。
「勿論昨日の事は覚えてます」
「じゃあなんで?」
「旅に出る前にじいちゃんから教わったんです、一度魔物娘とヤったらその魔物娘と添い遂げろって」
「じゃあ…」
自然と笑みがこぼれ始める。多分涙も出ている
「はい、僕と結婚してください」
「もちろんです」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「これがお父さんとお母さんの出会いなんだねー」
「あぁ、初めて会った時はまさかこうなるとは思わなかったけどね」
今考えるとシャマリアさんと出会って5年がたった、子供も生まれ幸せの絶頂だ。
俺たちはこれからもここで暮らしていくのだろう
「すみませーん、誰かいらしゃいますかー?」
「はい、こんな雨の日にどちら様…ってびしょ濡れじゃない。入って、タオル持って来るから」
貴方はびしょ濡れで、お腹もすいてて、今にも倒れて死んでしまいそうだった。多分私がそこに住んでいなかったら野垂れ死んでいたのではないかと思う。ここら辺は魔物が少ないから他の魔物に助けられるって事も無いだろうし
「いやぁー助かりました、まさかお風呂だけでなくご飯までごちそうになれるなんて…」
「泣くほどの事なの?」
「そりゃあいつの間にかこの暗い森に迷い込んでしまって。まともな食事なんて2日ぶりですよ」
聞いた話では彼の名前はジャックといい今は旅人をしていると彼は言っていた。でもまさかこの場所に来てしまうなんてとてつもなく運がない人らしい。
「しかし貴方は運がないわね、何も知らなかったのでしょう?」
「ああ、ここの事は何一つわからん」
「ここは迷いの森と言って魔物以外が入ると迷ってしまう魔法の森なのよ」
取り合えずジャックを一晩泊めることにしたが…
「放してくれませんか?私はベットではありません」
「だってシャマリアさんがもふもふで俺好みだったもんで」
その言葉は私に電流が走ったような衝撃を与えた、血液など今にも沸騰してしまうのではないか
「わわ、私だってレディーで魔物だぞ。そんな事軽々しく言っていたら襲われるぞ」
「僕的には貴方になら襲われてもいいですよ」
「私は書斎に戻る、貴方は早く寝なさい」
その後私が彼をオカズにオナニーをしたのは言うまでもないだろう。当たり前なのだが彼でするのは今まで自分でするより何倍も、何百倍も気持ちがよかった。
次の日になっても雨は止むことはなかった、彼は無理してでも行くと言っていたがここで行かせてしまったらどうせまた野垂れ死ぬだけだ。
「いいんですか?今日もここに居て」
「どこぞで野垂れ死なれるよりいいだろう?君も私も」
「それじゃあ…掃除でも洗濯でも何でもします。泊めてくださるならそれくらいしないと私が嫌です」
「そうか、じゃあここの掃除と今日のお昼ご飯を作ってくれ」
「わかりました」
彼の仕事っぷりは長年一人暮らしで家事は自信があった私ですら驚く程手際が良く、リビングはどこを見てもピカピカになっていた。料理もとても美味しいオムレツとスープを作ってくれた。
「このオムレツ、ふわふわで美味しいよ。スープも私が作るよりもよく出来てる。掃除も完璧にできているなんて、君は家政婦の才能があるんじゃないか?」
「そんな、あったものでサッと作っただけですから」
「サッと作ってこれだから才能があると言っているんだよ」
その日は彼に無理矢理犯される妄想でオナニーをした、私は意外と犯される方が好きなのかもしれない。
彼が私の所に来て3日目になった、雨はまだ止みそうもなく今も屋根を叩いている。
「シャマリアさん、今日はどこを掃除すればいいですか?」
「今日は私の書斎と洗濯を頼む」
「わかりました」
彼の手にかかれば私が長年使っていた書斎もピカピカになった。もうずっと彼と一緒に暮らしたいとも思い始めてきた。
「ねぇ、貴方はなんで旅に出ようと思ったの?」
「僕が旅に出た理由ですか?それは…」
「それは?」
「僕が知らないデッカイ世界を見て僕もデッカイ男になりたいからです」
そう彼は満面の笑みで語った。その顔は未来への希望に満ち溢れている。それにしても生まれてからずっとこの家で過ごしてる私には旅は縁のない話ね。
4日目に入っても雨は止むことはなかった、彼の残念そうな顔を見るのは辛かったが心のどこかで彼がまだ私のそばに居てくれるのを嬉しいと思う感情もあった。
この日から私は発情期に入ろうとしていた、しかし私たちオウルメイジは発情期に入ってもいつもの知性を保つことができるのだ。なのでジャックを劣情のまま押し倒す事は無い…はずだ。
「シャマリアさん、今日は」
「今日は…ゆっくり休め、暫く私に近寄るな」
「あ、待ってください。体調が悪いなら…行っちゃった」
私は書斎に逃げてしまった。ダメだった。彼の顔、しぐさ、匂い、すべてが愛おしく、あのままではきっとジャックを押し倒していただろう。
「はぁ、はぁ、ダメだ。このままでは…」
このままでは彼を押し倒してしまう。発情期はいつ終わるかわからないしその間ジャックと会わないわけにもいかない。
「はぁ、はぁ。ジャック、ジャック。好きだ、大好きだ。愛してる」
ジャックの事を考えるだけで愛液が止まらない。まずい、正気はあとどれくらい持つのだろう、1ヶ月?1週間?もしかしたら明日にはジャックを襲ってしまうかもしれない。
5日目、昨日は1日中書斎に引きこもっていたので何も食べていない。ジャックを襲ってしまうかもしれないがこればかりは仕方ない、出来る限り襲わないよう注意して会うしかない。
「あぁ、シャマリアさん心配しました。昨日は体調が悪そうでしたし、もう大丈夫なんですか?」
彼のオスの匂いが私の鼻孔をくすぐる、彼の笑顔が私の目に焼き付く。やっぱり無理だ、このままじゃ彼を襲ってしまう。
「離れろ」
「え?シャマリアさん?」
もうこうするしかない、彼を襲わないかためには
「悪い、暫くは会えない。この雨が止むまではこの家にいていいが止んだらすぐ出て行ってくれ。ご飯は…ここの食材は自由に使ってもいい、それじゃあ」
「待ってくださいシャマリアさん、待ってください」
ドアのすぐ前からジャックの声が聞こえる。ジャックを突き放すのはとても辛い、しかしそうするしかないのだ。ジャックを襲わないためには…
夜になりジャックが寝静まったのを確認すると私はご飯を食べに外へ出た。するとそこにはシチューがあり「シャマリアさんへ。シチューを作りました、少しでも食べて体調良くしてください」と手紙も添えてあった。
私は涙が出そうだった、冷たく突き放した私の事を思いこんな上等な料理まで作ってくれた彼に申し訳なくなった。
私はシチューを頬張ると次第に頬に涙が伝ってきた
「グスッ、美味しい…ありがとう、グスッ」
私もう完全に彼に惚れてしまった。もう我慢できない、明日この気持ちを彼に伝えよう。好きだ、愛してる。この家で一生二人で暮らそう。と伝えよう。しかし彼はこの告白にOKを出してくれるだろうか、もし断られたら魔眼で…いや、こんな事を考えるのはやめよう、彼が答えた答えを尊重しよう。
次の日、私は彼に思いを伝えるため今までより早く、彼が起きてくる時間より早く起きた。しかし私はある違和感に気が付いた、雨音が聴こえてこなかったのだ。私は玄関のドアを開けるとそこには雲一つない晴天が広がっていた。
私はその場にペタンとへたり込んでしまった。私は昨日彼に晴れたら出て行ってくれと言ってしまった、きっと彼は今日旅に戻ってしまう。
「嫌ぁ、そんなの嫌ぁ。彼と…ジャックと一緒に居たいよぉ…」
「僕がどうかしましたか?シャマリアさん」
いつの間にかジャックが起きていた。彼はいつも料理するときのエプロン姿で私をのぞき込んでた。
「嫌ぁ、どこにもいかないで」
「そうしたんですかシャマリアさん、落ち着いてください」
私は彼にしがみつき沢山泣いた、それはもう沢山泣いた。そんな私に彼はずっと隣で「泣かないでください、どこにも行きませんから」と言ってくれていた。
「エグッ、エグッ、嫌ぁ…ジャックぅ…」
「大丈夫ですよ、僕はどこにも行きませんよ」
彼は優しく、落ち着いた顔で私を宥めてくれた。
「うぐっ、もう大丈夫です」
「ほんとですか?さっきまでずっと泣いてましたし水持ってきますね」
「ありがとうジャック」
正直全然大丈夫じゃない、沢山泣いていた私を慰めてくれた彼にますます惚れてしまった。
「はあっ、はあっ、ジャック…愛してる、愛おしいジャック」
ガシャン!
私はハッと後ろを振り返る、そこには驚きの表情を浮かべているジャックがいた。
「シャマリアさん…今のって…」
「あ…ジャック… 違うの、今のは「愛の告白、ですよね」
もうダメだ、完全に聞かれたし完全に見透かされてる。終わった、バレてしまった。きっと断られる… そんなの嫌だ、私はもうジャックがいないとだめだ。
その刹那、私の頭にあるアイデアが浮かんで。しかしそれは昨日の夜私が、私自身が否定したアイデアだ。しかし今はとても良い、素晴らしいアイデアのように感じる。
ジャックを私の魔眼で堕としちゃえばいいんだ。
「その…シャマリアさ…ん…」
魔眼の力で思考力を奪われてしまいうつろな目をしたジャックはフラフラとシャマリアの方へと近寄る
「そうそう、いい子。さぁ、こっちへ」
「あ…は、い」
昨日までの私はどこへ行ってしまったのだろう。彼の気持ちを尊重しようとしていた私は今や魔眼で彼を操り、引き返せない所まで堕とそうとしている。
「さあ、ベットに到着♡今すぐにでも私の物にしてあげるね♡」
「あ…う…」
頭が働かず喘ぎ声しか出せないジャックもとてもとても愛おしい。今すぐにでも犯し倒したい。
「さあジャック、私の初めてをもらってくれ…と言いたいがまずは前戯としてフェラをしようか」
私は彼の服を脱がせる。今まで長い事旅をしていたのだろう、余分な脂肪は一切ない体はうっすらと筋肉が浮かんでおり。下半身のイチモツは私の魔力を沢山吸った影響か今にも暴発してしまいそうなほどになっていた。
「あぁ…ジャックのモノは立派だな♡しかし今にも吹き出しそうじゃないか。我慢汁もこんなに♡じゃあ早速」
私は彼のイチモツを咥える。まずはジャブ程度に優しく上下に動かす、ジュポ、ジュポ、といやらしい水音が私の部屋に木霊する。彼は上下に動かすごとに小さく喘いでいる。しかし私は上下する速度を少しずつ早くする。それに比例するように彼の喘ぎ声も次第に大きくなっていく。
「気持ちいい?ジャック♡」
「あっ…気持ち…い、い」
魔眼の効果が切れかかってきたのか次第に意味のある言葉を話し出した。
「しゃまりあさぁん…」
「どうしたんだ?愛しいジャック♡」
彼のトロンとした目はなんてきれいなんだろう。やはり私は彼が、ジャックが欲しい。すぐにでも私の所まで堕としてあげたい。
「らめれす、しゃまりあさぁん。ぼくたちこんなかんけいになっちゃらめれすよぉ」
「何を言ってる、お前が私をこんなケモノに変えたんだぞ♡その責任取って私の旦那さんになってここで幸せになるんだ♡」
私は上下に動かすのをやめ次はカリと裏筋を攻め始める。
「らめれすぅ…かりはびんかんだから…ひゃあぁ」
私のカリ攻めが相当気持ちよかったのだろう、彼はビクンッと背中をのけ反らせる。
「もうそろそろ限界なんじゃないか?出してもいいんだぞ」
「らめえすぅ…だしたらもどれなくなっちゃう…」
「そうだ。お前はもう人の世には戻れないぞ、私のような天上の快楽を知ってしまったからな」
私はとどめと言わんばかりに裏筋のあたりを攻め始める、ジャックは残り少ない理性で踏ん張ってるようだがその理性の糸はもうすでにプチプチと千切れ始めている。
「もう…らめぇ…」
その瞬間彼のイチモツが膨らんだ刹那、私の口の中に彼の精が放出された。私の口の中にジャックの精の味が広がる。
「うん。味、量、ともに素晴らしい精だ。じゃあ前戯はこれくらいにして本番のいちゃらぶ婚約セックスを始めようか」
「まっれ…もうむりぃ…」
「そうか、じゃあ…」
そういうとシャマリアはジャックを自分の体で包みこむ。
「私たちオウルメイジは羽毛に魔力を蓄えるんだ♡さぁ、たっぷり吸ってたっぷり精子を作るんだぞ♡」
「まっれぇ…きもちよくてあたまおかしくなるぅ…」
「あぁ、おかしくなれ。私のように狂ってしまえ」
私の魔力を大量に吸ったジャックはもうヘロヘロになっていた。イチモツもパンパンに膨れ上がり鈴口からは今も我慢汁がとぷとぷと止めど無くあふれ出ている。
「そろそろ本格的に堕としてやるぞ♡ジャック」
「だめぇ、しゃまりあさぁん。まってください…」
「ダメだ♡」
そう言うと私は彼のそそり立つイチモツを秘所に勢いよく挿入する。その刹那、私の体に衝撃が走ったような感覚がした。
「ああっ…ジャックのモノ、すごくでっかくて気持ちいいな♡」
「まっ、まってくら…ひゃいぃ…」
「待たない♡そろそろ動くぞ。早く精液出して私の旦那さんになれ♡」
ジャックの懇願を無視しシャマリアは腰を上下する。
ぬぷっ、ぬぷっといやらしい水音が部屋に響く。
「さぁそろそろイこうかジャック。一緒にイこう」
「りゃ。あ、あ、あ、ああああ」
ジャックは遂に精液を吐き出してしまった、
「おやすみ、愛しのジャック。次目覚めたときはもっと激しくシようね♡」
先に意識を失ったジャックを追うように私も意識を手放す
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
何かいい匂いがする、これは…
「起きました?シャマリアさん」
「あぁ…じゃっく?」
匂いに誘われたままキッチンへ行くとエプロン姿のジャックがいた。
「出て行かなかったのか?」
「あぁ、その事なんですけど。責任を取らせてください」
「せき…にん?」
ジャックが言っている意味が解らない、襲ったのは私なのに。
「勿論昨日の事は覚えてます」
「じゃあなんで?」
「旅に出る前にじいちゃんから教わったんです、一度魔物娘とヤったらその魔物娘と添い遂げろって」
「じゃあ…」
自然と笑みがこぼれ始める。多分涙も出ている
「はい、僕と結婚してください」
「もちろんです」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「これがお父さんとお母さんの出会いなんだねー」
「あぁ、初めて会った時はまさかこうなるとは思わなかったけどね」
今考えるとシャマリアさんと出会って5年がたった、子供も生まれ幸せの絶頂だ。
俺たちはこれからもここで暮らしていくのだろう
22/09/04 22:30更新 / photon