棲妖館へようこそ
おやおや、こんな時間にお客様ですか。 あぁいえ、失礼。独り言でございます。 ――こほん。 このたびはご来館いただき、誠にありがとうございます。 貴方様のご来訪を心待ちにしておりました。 こちらにいらっしゃるのは初めてでございますか? ……畏まりました。 では、ご説明して差し上げましょう。 ここがどういう場所なのか、私共がどのような存在なのかを。 ――ようこそ、ここは棲妖館。 妖(ひとならざるもの)が棲まう館。 妖外(ひと)である貴方には、格別のおもてなしをして差し上げますよ。 *注* この物語はオムニバス方式(の予定)です。 よってジャンルなどが異なる場合がありますのでご注意下さい。 なお、カテゴリに関しましては、最新の話に応じたものを使用しております。 |
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