その1
俺の名前は田川 竜王。どこでもいそうな多少運動の出来る大学2年生だ。自分で言うのもなんだがやや2枚目。そして年齢=彼女無しだ。
そんな前フリは置いといて、もうすぐ俺は3年生になるが、1年生の頃から気になっている奴がいる。
おっと、その相手は鬼塚 津廼(つの)という異性、つまり女性だが勘違いはしないで欲しい。それは恋愛的意味ではない。確かに恋愛的な目線で見たことはあるが、そういう意味で気にはなっていない。
津廼はスタイルが凄い。というより、すざましい。
「よおぉーー!!みんな、おはよぉーー!!」
丁度教室にやって来た彼女が津廼という奴だ。
「おはよう津廼さん」
「おはようつーちゃん」
みんなが明るい雰囲気に流されて明るく挨拶をする。
下から目線で
津廼の身長はなんと2m超え。2mとは200cmのことだ。いや、2.1m超えだっけ?まぁ、とにかくこの時代ではあり得ないほどの長身なのだ。
その身長に比例しようとしたのか、胸は本人曰く
「胸?Hカップだけど?それより酒を飲みに行こうぜ!」
だそうだ。
俺の身長が170弱だから、3〜40cmは差があるということだ。
まぁ、ここまでは良しとしよう。身長に関して弄るのはイジメのようなものだ。本人は気にしてないけど。身長が高いのも個性の様なものだ。
でも、個性とは言えないような特徴がある。
「今日も元気だねつーちゃん。あ、今日もまたオニツノヘアーが決まっているね。触ってもいい?」
「いいぞいいぞ。この鋭くキラッと尖った2つの角がまたかっこいいだろ?これがないと気合が入らないんだよ!!さて、今夜も気合を入れて酒を浴びるか!」
「それって毎日の事じゃん」
津廼を中心に女子たちのグループが笑う。
何でだよ!なんでその角をヘアーセットとして解決が出来るんだよ!
どう見ても角だろ!
誰が見てもツノだろ!!
昨日サッカーボールが刺さった時点で明らかにTUNOだろ!!!
他の人たちにはアレがどう見えているんだよ!
と、とりあえず落ち着こう。波紋呼吸法でとりあえず深呼吸をしよう。
話がズレて(?)しまったが、津廼がどう見ても人離れしているということを俺は1年生の頃から気にしている。
みんなも初めの頃は目が合うたびに目を逸らしたり、逃げたり、無言で野口 英世を渡していたりしていたが、今となってはこの通りクラスのリーダー的存在だ。
が、俺はおかしいと思うぞ?とりあえず悪い人ではないということは分かった。けど顔だけでなく全身黄緑に色が寄っているし、角が折れた時に
「あ、折れた。まぁスグに生えるし、ほっとけば何とかなるよ。それより酒に強い人って知っているか?」
って言っていたし。
アレってもう、アレだよね?
オーg「おい、竜王!さっき波紋呼吸法してなかったか!?してたよな!?」
突如として現れた2m級の女性。
「してません」
ポーカーフェースで目線を合わせない男性。
「絶対やってた!もしかして気合を入れているのか!?そうだろ!!」
もんでもない確信へと引っ張るHカップの女性。
「200%違います」
無意識に冷や汗が流れる男性。
「ヨッシャ!!今からどれだけ強いのかを腕相撲で見てやる!!」
袖を捲って筋肉のついた腕を見せる女性。
「嫌です」
走馬灯が脳内に流れるはじめる男性。
「よ〜し...行くぞ!負けたら酒に付き合えよ!!」
人形を操るかの様に腕相撲へと体制を作る女性
「」
来世に期待を持ち始める男性。
「レディ......ゴォォォ!!!!!」
そういって津廼は腕を力の限り右へと曲げる。すると竜王は全身が津廼から見て右へと飛ばされる。
あらかじめ察していた男子生徒が窓を開けていたので、2階の窓ガラスが割れることは無かった。
......へぇ、こういう緊迫感に侵されると世界がゆっくりに見えるんだ...。
......
............
..................
折角だし、話の続きをしようか。
見ての通り、津廼はとても力があるんだ。今、花壇の上空を越えたし。まるで人外の様に。
ツノ
黄緑の体
桁外れの力
あと分かっているだろうか、かなりの酒好き
そう、津廼は...オーガだ。
話が終わったと同時に竜王はサッカー部のBグループの同点ゴールになった。
そんな前フリは置いといて、もうすぐ俺は3年生になるが、1年生の頃から気になっている奴がいる。
おっと、その相手は鬼塚 津廼(つの)という異性、つまり女性だが勘違いはしないで欲しい。それは恋愛的意味ではない。確かに恋愛的な目線で見たことはあるが、そういう意味で気にはなっていない。
津廼はスタイルが凄い。というより、すざましい。
「よおぉーー!!みんな、おはよぉーー!!」
丁度教室にやって来た彼女が津廼という奴だ。
「おはよう津廼さん」
「おはようつーちゃん」
みんなが明るい雰囲気に流されて明るく挨拶をする。
下から目線で
津廼の身長はなんと2m超え。2mとは200cmのことだ。いや、2.1m超えだっけ?まぁ、とにかくこの時代ではあり得ないほどの長身なのだ。
その身長に比例しようとしたのか、胸は本人曰く
「胸?Hカップだけど?それより酒を飲みに行こうぜ!」
だそうだ。
俺の身長が170弱だから、3〜40cmは差があるということだ。
まぁ、ここまでは良しとしよう。身長に関して弄るのはイジメのようなものだ。本人は気にしてないけど。身長が高いのも個性の様なものだ。
でも、個性とは言えないような特徴がある。
「今日も元気だねつーちゃん。あ、今日もまたオニツノヘアーが決まっているね。触ってもいい?」
「いいぞいいぞ。この鋭くキラッと尖った2つの角がまたかっこいいだろ?これがないと気合が入らないんだよ!!さて、今夜も気合を入れて酒を浴びるか!」
「それって毎日の事じゃん」
津廼を中心に女子たちのグループが笑う。
何でだよ!なんでその角をヘアーセットとして解決が出来るんだよ!
どう見ても角だろ!
誰が見てもツノだろ!!
昨日サッカーボールが刺さった時点で明らかにTUNOだろ!!!
他の人たちにはアレがどう見えているんだよ!
と、とりあえず落ち着こう。波紋呼吸法でとりあえず深呼吸をしよう。
話がズレて(?)しまったが、津廼がどう見ても人離れしているということを俺は1年生の頃から気にしている。
みんなも初めの頃は目が合うたびに目を逸らしたり、逃げたり、無言で野口 英世を渡していたりしていたが、今となってはこの通りクラスのリーダー的存在だ。
が、俺はおかしいと思うぞ?とりあえず悪い人ではないということは分かった。けど顔だけでなく全身黄緑に色が寄っているし、角が折れた時に
「あ、折れた。まぁスグに生えるし、ほっとけば何とかなるよ。それより酒に強い人って知っているか?」
って言っていたし。
アレってもう、アレだよね?
オーg「おい、竜王!さっき波紋呼吸法してなかったか!?してたよな!?」
突如として現れた2m級の女性。
「してません」
ポーカーフェースで目線を合わせない男性。
「絶対やってた!もしかして気合を入れているのか!?そうだろ!!」
もんでもない確信へと引っ張るHカップの女性。
「200%違います」
無意識に冷や汗が流れる男性。
「ヨッシャ!!今からどれだけ強いのかを腕相撲で見てやる!!」
袖を捲って筋肉のついた腕を見せる女性。
「嫌です」
走馬灯が脳内に流れるはじめる男性。
「よ〜し...行くぞ!負けたら酒に付き合えよ!!」
人形を操るかの様に腕相撲へと体制を作る女性
「」
来世に期待を持ち始める男性。
「レディ......ゴォォォ!!!!!」
そういって津廼は腕を力の限り右へと曲げる。すると竜王は全身が津廼から見て右へと飛ばされる。
あらかじめ察していた男子生徒が窓を開けていたので、2階の窓ガラスが割れることは無かった。
......へぇ、こういう緊迫感に侵されると世界がゆっくりに見えるんだ...。
......
............
..................
折角だし、話の続きをしようか。
見ての通り、津廼はとても力があるんだ。今、花壇の上空を越えたし。まるで人外の様に。
ツノ
黄緑の体
桁外れの力
あと分かっているだろうか、かなりの酒好き
そう、津廼は...オーガだ。
話が終わったと同時に竜王はサッカー部のBグループの同点ゴールになった。
15/01/09 21:04更新 / ケモニー
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