第五章 桃太郎と三番目のお供
「だめだだめだ! ここは由緒正しき仏閣の街・・・魔物に限らず、女人を入れるわけにはいかん!」
ある海に近い街で、桃太郎たちはこう言われて追い返されてしまいました。
「そんにゃ〜! お腹空いたし、疲れたにゃ〜!」
「くっ・・・そうやって媚びた態度を! けしからん!」
リンの態度にその街の住民らしき僧が眉を険しく吊り上げます。
「・・・僕だけが街に入って買い物をするならいいのですね?」
「うむ、それは許可する」
「分かりました。 じゃあ、ラン、リン。ちょっと買い物してくるから待っていてね」
「桃太郎、また野宿なのかにゃ〜?」
「・・・ごめんね」
「そんにゃ〜! 久しぶりにお布団で寝れると思ったのににゃ〜!」
「おとなしくしなさい、リン!」
駄々をこねるリンをランがしかりつけます。
この場面を何度見たことか・・・桃太郎は苦笑しました。
「ご主人様、ランたちは入り口近くで待っているので、行ってらっしゃいませ」
「分かった、すぐ戻るからね!」
食材などを買い込んだ桃太郎たちは、街から少し離れた浜辺で野宿することにしました。
夕飯の準備をしようとしたそのとき、近くの森が騒がしくなりました。
「なんだなんだ?」
桃太郎たちが驚いていると、森から一羽の鳥娘、西洋名・ハーピーが飛び立ち、後から彼女を追うように沢山の鳥娘が飛び立ちました。
逆光になっていて良く分かりませんが、後から飛び立ったハーピーは黒い鳥娘、西洋名・ブラックハーピーのようです。
ブラックハーピーたちはすぐに最初に飛び立ったハーピーに追いつき、彼女をいじめ始めました。
いじめられているハーピーが助けてと悲鳴を上げます。
「やめろ! なんで弱いものいじめをするんだ!」
樫の杖を持って桃太郎は声を張り上げました。
「うるさいわね! これはあたしたちの問題だよ! 仲間はずれはちゃんと追い出してやらないといけないんだよ!」
一羽のブラックハーピーがやってきて、桃太郎につっかかります。
「だからといってあんなことをする必要はないだろう!?」
「なんですって、生意気な! みんな! こいつらもやっちゃうよ!」
ブラックハーピーたちがいっせいに桃太郎たちに突撃しました。
桃太郎はそれをひらりひらりとかわし、鳩尾や背中に杖を叩き込みます。
ランは多少の攻撃は意に介さず、ブラックハーピーをひきつけて噛み付きます。
リンは大きく跳躍して空中にいて油断していたブラックハーピーを引きずり落として拳を叩きつけます。
「くっ・・・こいつ、強い!」
「退散! 退散!」
「ちくしょー! 覚えていろよ!」
ブラックハーピーたちは逃げていきました。
「君っ! 大丈夫!?」
ブラックハーピーたちが全員森に逃げ帰ったのを確認してから、桃太郎たちはいじめられていたハーピーのところに駆け寄りました。
彼女の翼はさっきのブラックハーピーたちと比べて青いです。
「大丈夫じゃない・・・翼をちょっと傷めたみたい・・・」
そのハーピーはかすれ声で言いました。
「にゃんと! じゃあ固定とかしなくちゃにゃ!」
「・・・食べちゃだめよ?」
「そんなことするわけないニャ!」
リンとランはそんなやり取りをしながら、彼女の手当てをしました。
「でも、なんでいじめられていたの?」
「種族が違うから・・・ワタシはブラック・ハーピーじゃなくて、セイレーンだから」
どうやら彼女は厳密にはハーピー種の中の西洋名・セイレーンという種族のようです。
「あれ? でもセイレーンって声が綺麗で歌がうまいんじゃなかったっけ?」
ランが首を傾げます。
その問いにセイレーンはうつむいて答えました。
「みんなにいじめられてあまり男の人から精をもらえなくて・・・魔力が、もうほとんどないから・・・」
「魔力がない!?」
ランとリンと出会ったときと同じような展開に桃太郎の顔が引きつります。
そんな桃太郎にお構いなく、セイレーンは残った魔力をかき集め、セイレーンらしい澄んだ美しい歌声で歌いだしました。
「桃太郎さん 桃太郎さん お腰につけた 肉棒を 一つ私にくださいな」
その歌に思わず桃太郎は返事の歌をしてしまいました。
「ヤりましょう ヤりましょう これから鬼の征伐に ついて行くなら ヤりましょう」
桃太郎の返事にセイレーンはこう歌を返しました。
「行きましょう 行きましょう あなたについて どこまでも 嫁になって 行きましょう」
歌い終わるや否や、セイレーンは桃太郎に襲い掛かりました。
桃太郎の袴を解き、下帯も取り去ります。
予想通りの展開とは言え、ちょっとびっくりした桃太郎でしたが、セイレーンのしたいようにさせました。
セイレーンの最後の魔力の影響か、桃太郎の股間の肉刀はもうすでに臨戦状態です。
「一杯気持ちよくなって、一杯私に精をください」
にっこり笑いながらいやらしい言葉を言って、セイレーンは羽でこちょこちょと桃太郎の肉刀をくすぐります。
その声はかすれ声に戻ってしまいましたが、それでも可愛らしい声でした。
「僕ばかりが気持ちよくなるのは君に悪いよ」
桃太郎は笑ってそういい、セイレーンの羽を梳きました。
セイレーンにとっても気持ちいいらしく、彼女はうっとりと眼を閉じています。
桃太郎の指が翼の付け根、腋を撫でたとき、セイレーンが短く甘い声を上げて身をすくませました。
それを見逃す桃太郎ではありません。
指の腹でそこをカリカリと掻いてやります。
「ここが弱いの?」
「やっ・・・バカ・・・あ、あん! やめ・・・」
顔を赤くして脚を摺り合わせるようにもじもじしながらセイレーンがあえぎます。
「やめて欲しいの? 分かった。代わりに・・・」
翼を愛撫していた手が離れ、セイレーンの下肢に向かいます。
「こっちだね?」
「や・・・! はう・・・!」
桃太郎の指がぬめっている秘裂を撫で上げます。
「ダメぇ・・・もう・・・もう来てぇ」
桃太郎から離れて浜辺に仰向けに横たわり、脚を軽く広げてセイレーンは桃太郎を誘います。
彼女の二枚貝はしとどに蜜を吐き出していました。
そこに桃太郎は己の肉刀を突き入れます。
「きゃっ! 入ってきたぁ・・・!」
桃太郎にしがみついてセイレーンは嬌声を上げます。
そしてしがみついたまま腰を動かし始めました。
桃太郎も彼女の扇情的な動きに任せることなく、自分も腰を動かして彼女と自分を刺激します。
「や・・・やぁ! 果てる! ああああ!」
「僕も・・・う・・・あっ!」
二人はほぼ同時に絶頂に達しました。
「あ・・・熱い・・・あああ・・・」
恍惚とした声を上げるセイレーンの声は、だんだん本来の澄んだ美しい声になっていました。
「桃太郎さん、私に名前をつけてください」
精を摂取し、元気になったセイレーンが言います。
翼はまだ傷んでいて飛べそうにはないですが、歩くことは出来そうです。
「そうだなぁ・・・レンなんてどう?」
「ありがとう、桃太郎さん! 仲良くしてください!」
こうしてセイレーンのレンが仲間に加わりました。
ある海に近い街で、桃太郎たちはこう言われて追い返されてしまいました。
「そんにゃ〜! お腹空いたし、疲れたにゃ〜!」
「くっ・・・そうやって媚びた態度を! けしからん!」
リンの態度にその街の住民らしき僧が眉を険しく吊り上げます。
「・・・僕だけが街に入って買い物をするならいいのですね?」
「うむ、それは許可する」
「分かりました。 じゃあ、ラン、リン。ちょっと買い物してくるから待っていてね」
「桃太郎、また野宿なのかにゃ〜?」
「・・・ごめんね」
「そんにゃ〜! 久しぶりにお布団で寝れると思ったのににゃ〜!」
「おとなしくしなさい、リン!」
駄々をこねるリンをランがしかりつけます。
この場面を何度見たことか・・・桃太郎は苦笑しました。
「ご主人様、ランたちは入り口近くで待っているので、行ってらっしゃいませ」
「分かった、すぐ戻るからね!」
食材などを買い込んだ桃太郎たちは、街から少し離れた浜辺で野宿することにしました。
夕飯の準備をしようとしたそのとき、近くの森が騒がしくなりました。
「なんだなんだ?」
桃太郎たちが驚いていると、森から一羽の鳥娘、西洋名・ハーピーが飛び立ち、後から彼女を追うように沢山の鳥娘が飛び立ちました。
逆光になっていて良く分かりませんが、後から飛び立ったハーピーは黒い鳥娘、西洋名・ブラックハーピーのようです。
ブラックハーピーたちはすぐに最初に飛び立ったハーピーに追いつき、彼女をいじめ始めました。
いじめられているハーピーが助けてと悲鳴を上げます。
「やめろ! なんで弱いものいじめをするんだ!」
樫の杖を持って桃太郎は声を張り上げました。
「うるさいわね! これはあたしたちの問題だよ! 仲間はずれはちゃんと追い出してやらないといけないんだよ!」
一羽のブラックハーピーがやってきて、桃太郎につっかかります。
「だからといってあんなことをする必要はないだろう!?」
「なんですって、生意気な! みんな! こいつらもやっちゃうよ!」
ブラックハーピーたちがいっせいに桃太郎たちに突撃しました。
桃太郎はそれをひらりひらりとかわし、鳩尾や背中に杖を叩き込みます。
ランは多少の攻撃は意に介さず、ブラックハーピーをひきつけて噛み付きます。
リンは大きく跳躍して空中にいて油断していたブラックハーピーを引きずり落として拳を叩きつけます。
「くっ・・・こいつ、強い!」
「退散! 退散!」
「ちくしょー! 覚えていろよ!」
ブラックハーピーたちは逃げていきました。
「君っ! 大丈夫!?」
ブラックハーピーたちが全員森に逃げ帰ったのを確認してから、桃太郎たちはいじめられていたハーピーのところに駆け寄りました。
彼女の翼はさっきのブラックハーピーたちと比べて青いです。
「大丈夫じゃない・・・翼をちょっと傷めたみたい・・・」
そのハーピーはかすれ声で言いました。
「にゃんと! じゃあ固定とかしなくちゃにゃ!」
「・・・食べちゃだめよ?」
「そんなことするわけないニャ!」
リンとランはそんなやり取りをしながら、彼女の手当てをしました。
「でも、なんでいじめられていたの?」
「種族が違うから・・・ワタシはブラック・ハーピーじゃなくて、セイレーンだから」
どうやら彼女は厳密にはハーピー種の中の西洋名・セイレーンという種族のようです。
「あれ? でもセイレーンって声が綺麗で歌がうまいんじゃなかったっけ?」
ランが首を傾げます。
その問いにセイレーンはうつむいて答えました。
「みんなにいじめられてあまり男の人から精をもらえなくて・・・魔力が、もうほとんどないから・・・」
「魔力がない!?」
ランとリンと出会ったときと同じような展開に桃太郎の顔が引きつります。
そんな桃太郎にお構いなく、セイレーンは残った魔力をかき集め、セイレーンらしい澄んだ美しい歌声で歌いだしました。
「桃太郎さん 桃太郎さん お腰につけた 肉棒を 一つ私にくださいな」
その歌に思わず桃太郎は返事の歌をしてしまいました。
「ヤりましょう ヤりましょう これから鬼の征伐に ついて行くなら ヤりましょう」
桃太郎の返事にセイレーンはこう歌を返しました。
「行きましょう 行きましょう あなたについて どこまでも 嫁になって 行きましょう」
歌い終わるや否や、セイレーンは桃太郎に襲い掛かりました。
桃太郎の袴を解き、下帯も取り去ります。
予想通りの展開とは言え、ちょっとびっくりした桃太郎でしたが、セイレーンのしたいようにさせました。
セイレーンの最後の魔力の影響か、桃太郎の股間の肉刀はもうすでに臨戦状態です。
「一杯気持ちよくなって、一杯私に精をください」
にっこり笑いながらいやらしい言葉を言って、セイレーンは羽でこちょこちょと桃太郎の肉刀をくすぐります。
その声はかすれ声に戻ってしまいましたが、それでも可愛らしい声でした。
「僕ばかりが気持ちよくなるのは君に悪いよ」
桃太郎は笑ってそういい、セイレーンの羽を梳きました。
セイレーンにとっても気持ちいいらしく、彼女はうっとりと眼を閉じています。
桃太郎の指が翼の付け根、腋を撫でたとき、セイレーンが短く甘い声を上げて身をすくませました。
それを見逃す桃太郎ではありません。
指の腹でそこをカリカリと掻いてやります。
「ここが弱いの?」
「やっ・・・バカ・・・あ、あん! やめ・・・」
顔を赤くして脚を摺り合わせるようにもじもじしながらセイレーンがあえぎます。
「やめて欲しいの? 分かった。代わりに・・・」
翼を愛撫していた手が離れ、セイレーンの下肢に向かいます。
「こっちだね?」
「や・・・! はう・・・!」
桃太郎の指がぬめっている秘裂を撫で上げます。
「ダメぇ・・・もう・・・もう来てぇ」
桃太郎から離れて浜辺に仰向けに横たわり、脚を軽く広げてセイレーンは桃太郎を誘います。
彼女の二枚貝はしとどに蜜を吐き出していました。
そこに桃太郎は己の肉刀を突き入れます。
「きゃっ! 入ってきたぁ・・・!」
桃太郎にしがみついてセイレーンは嬌声を上げます。
そしてしがみついたまま腰を動かし始めました。
桃太郎も彼女の扇情的な動きに任せることなく、自分も腰を動かして彼女と自分を刺激します。
「や・・・やぁ! 果てる! ああああ!」
「僕も・・・う・・・あっ!」
二人はほぼ同時に絶頂に達しました。
「あ・・・熱い・・・あああ・・・」
恍惚とした声を上げるセイレーンの声は、だんだん本来の澄んだ美しい声になっていました。
「桃太郎さん、私に名前をつけてください」
精を摂取し、元気になったセイレーンが言います。
翼はまだ傷んでいて飛べそうにはないですが、歩くことは出来そうです。
「そうだなぁ・・・レンなんてどう?」
「ありがとう、桃太郎さん! 仲良くしてください!」
こうしてセイレーンのレンが仲間に加わりました。
10/12/08 20:16更新 / 三鯖アキラ(旧:沈黙の天使)
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