優しい奴ほど堕落する!? デビルのあま〜い落とし穴!
ある土曜日の夕方。
僕は高山フェリーターミナルへとクルマを走らせていた途中、リビングマートに立ち寄った。
20分後、お菓子や軽食、ドリンクなどを買って戻ろうとしたその時・・・
ドシャアアァァァァ・・・
なにやら轟音がしたと思ったら、その音の先にはフロントが壊滅的に破損したGS450hとTボーンを食らったもののはじかれた後に壁にぶつかったお陰で辛うじて横転は免れたムーヴ。
原因はというとAT車によくあるお話で、アクセルとブレーキの踏み間違いだった。
車内で顔面蒼白になっているいかにも小金持ちそうなGSの老夫婦と、一向に降りてくる気配のないムーヴのドライバー。
GSの方はあのサイズだし前面フルラップなのでベルトさえしてれば大丈夫だろう。気がかりなのはTボーン食らった挙げ句未だに出てこないムーヴの方だ。何やら液体が漏れているので心配になったが、匂いからしてガソリンではなさそうだ。緑がかった液体だから、おそらくはラジエーターのクーラントだろう。
「おい、大丈夫か!? 痛いところはないか!?」
そこにいたのは、ずいぶんな青い肌の美女だった。
だが今はそんなことを言っている場合ではない。僕はトランクから牽引ロープを取り出し、ムーヴを壁から引き剥がすことにした。いくら重いと言っても所詮は軽、サニーでなら何とか引っ張れるだろう・・・
そして1時間後。
牽引作戦での脱出も成功、怪我人はいないことがわかったところでローダーとユニックがやってきた。
どうやら彼女は僕と同じフェリーに乗るようで、かなり時間的に焦っていた。警察の事故処理の後は、「とにかく時間ないから今話すのは勘弁してくれ」と言った感じだった。
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「それにしても参ったわねー・・・タクシーも捕まらないし、バスもここからは出てないし・・・」
土壇場で突然足止めを食らった挙げ句移動のアシを失った彼女。困るのも無理はない。
そして、キャリーバッグとショルダーバッグ・・・かなり荷物もあった。
「あ、あの・・・僕もクルマごとフェリーに乗るんで、こんなんでよかったら・・・乗ります?」
見た目からして明らかに痛車方面にカスタムされているだけに、こんな美女となると嫌がられるかも知れない。が、このまま放っておくのも気が引けたのだった。
・・・
時間は20:28。
「ふーっ、何とか間に合ったぁーっ。」
僕「達」は乗船受付締切である出航30分前のギリ5分前にターミナルに到着。
何とか手続きも終了し、無事に乗船できたのだった。
「本当に、本日は助かりました! 何とお礼を言えばいいか・・・」
彼女がそう言っていたときだった。
ぐぅ〜っ。
そう、あの事故騒ぎで時間を喰われて夕食がまだだったのだ。
「あらあら。では、一緒にレストランに行きましょう。勿論私のおごりですよ。」
そして、食事を終えた後。
元々それほど乗客がいなかった上にかなりいい時間になっていたので、そのままいてもお咎めナシ。そんなわけで、しばらく席で雑談をしていた。
「え、それじゃあなたも『Cos-Pain Jack』に行くんですか!?」
『Cos-Pain Jack』とは痛車とコスプレがメインのイベントであり、自分はクルマの方で参加なのだが彼女はレイヤーとしての参加だった。
「えぇ。ただ、ひとつ気がかりなことが・・・実は、そのキャラクターがある方のオリジナルなのですが・・・許可を、取り忘れていたんですよね・・・」
そう言うと彼女は、そのキャラをタブレットで見せてくれた。
・・・ん、どこかで見覚えがあるなぁ・・・
「・・・って、これ僕の描いた奴じゃん!?」
「なるほど・・・って、えええっ!?」
互いに驚くこの事実。世の中は狭すぎる。
「ふふっ、それなら・・・あ、自己紹介を忘れてましたね。私はセントレス・ミストリア(Sentres Mistria)。この青い肌を見ての通り、種族はデビル。気軽に呼び捨てで呼んでくださいね。」
「あ、これはご丁寧に。僕は穐田 竜泉(あきた りゅうせん)、こちらこそ宜しくお願い致します。」
「はいっ。それで穐田さん、これから”りゅーくん”って呼ばせて貰ってもいいですか?」
「えぇ。大丈夫ですよ。でも会場でだけはHNの”Nightlair(ナイトレアー)”で呼んで頂けると幸いです。」
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「さて、そろそろ寝ますわ。」
「そうですね、そろそろ。」
時計を見ると時間はもう11時を回ろうとしていた。
この船は朝5時半に着岸。そして朝8時には下船しなければならない。
つまり逆算すると、朝の入浴も考えればもう寝なくてはならないのだ。
・・・のだが、セントレスはどこまでも僕に付いてくる。
僕のチケットは最低ランクなので、大部屋のような空間で寝るのだが・・・
結局、その部屋にまで付いてきた。そして、自分に割り当てられた空間にまで。
と言うのも・・・
「えぇっ!? 僕の隣なの!?」
「えぇ、どうもそうみたいですね。」
偶然というのは恐ろしいモノだ。
「・・・寝相悪いんで、うっかり触っちゃったら、ごめんなさい。」
するとアイスブレークなのだろう、セントレスもこう返した。
「はいっ。りゅーくんにならそのまま犯されても平気ですよ。」
な!?
・・・
その後床についたのだが・・・
肌が青いとはいえあんな美女が、
僕の隣に寝ていて、
おまけに冗談だろうが犯してもいいよと言ってきて。
僕だって健康な男だ。
こんな状況、ムラムラしないわけがない。
仕方ないので、鎮めて寝付きをよくしようとトイレで「放出」してきたのだった。
勿論思い浮かんだのは、
セントレスを押し倒し、
犯し、
中出しする。
そんな光景だった。
そしてスッキリして戻ったときだった。
「・・・りゅーくんのばか。ヌきたいんだったら、私のお○んこ使っていいのに・・・。」
セントレスがそんなことを言った・・・気がした。
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そして、朝8時。船を降りたのは僕たちが最後だった。
お互いに入浴しているだけに、僕はともかくセントレスは色気が増しているような気がする。
「りゅーくん。私に見とれてくれるのは嬉しいけど、会場に着くまでは運転に集中してね。」
その言葉で気を引き締め、「Cos-Pain Jack」に向かうのであった。
会場に着いた後、僕たちは一旦別れた。僕は痛車乗りとして、セントレスはレイヤーとしての参加であることからそれぞれ別々の手続きがあるためだった。
そして、イベントが始まった。
「Nightlairさーん!!」
その声の先にはHN「Starlight」・・・そう、セントレスがいたのだった。
先程も言ったがセントレスがやっているのは僕の創作キャラ故、なかなか人は集まらな・・・
・・・いかと思っていたのだが、
「すみませーん。撮らせて貰っていいですかー?」
撮影のお願いが結構ひっきりなしに来ていた。
そして・・・失礼だが、彼らの目は結構血走っていた気がする。
そりゃそうだ。セントレスを見たら、誰だって欲情するに決まってる。
そうでなければサバト勢の絶好の餌だ。
彼女は、何回フラッシュを浴びただろう。
実を言うと、かなりのローアングルで撮ってる輩もいた。
僕のオリキャラが注目を浴びているのか、それともセントレスが注目を浴びているのか。
それはおそらく後者だろう。
そう言うこともあって複雑な心境だったのだが・・・
「昨日言ったよね。りゅーくんは、この身体を好きに出来るんだよ。
だから、許してあげてよ。他の男がこの写真をオカズにすることくらい。ね。」
彼女が、また僕の耳に爆弾を投下してきたのであった。
・・・
会場を見渡してみると、いるわいるわ。
痛車乗りの男とレイヤーの魔物娘のカップルがそこら中にゴロゴロいる。
ちょめちょめDで言うところの「ロンリードライバー」達も、そうだとわかるや否や魔物娘が押し寄せる始末。
広場をイベントのために貸してくれた商業施設がトイレに
「次の利用者が待っています。用便後は速やかな退出をお願いします。」
と貼りだしていたのも、無理はない話であろう。
そして、エントリー車両を見て回っていると・・・
・・・ちょ!!
何かあのアルファード、めっちゃ揺れてるしっ!?・・・ってか隣のステップワゴンも!?
・・・この他にもハイドロやエアサスを組んでるとは思えないようなクルマが数台、会場内で激しく揺れていた。そしてご丁寧にもそれらの全てが全て、窓には目隠しがされていた・・・。
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イベント終了後の夕方。
「え!? それじゃりゅーくんは、今夜の宿を取ってないの!?」
「うん、そのための予算も組んでない。」
そう、当初僕一人で出かける予定だっただけに、イベントの後はどこかのエリアで車中泊するつもりだったのだ。
「ダメだよ!! お金がないのはわかるけど、こんな季節の変わり目にそんなコトしたら、身体壊しちゃうよ!! お金なら大丈夫だから、一緒に泊まろう、ね!!」
セントレスは持ち前の柔らかい、しかし反論は許さない口調で僕に迫ってきた。
「お電話ありがとうございます、こちらKOHARAシティセントラルホテルです。」
「あ、先日予約していたセントレス・ミストリアです。お部屋の変更をお願いしたいのですが・・・はい、実は1人増えることになりまして。はい、相部屋は大丈夫です。むしろそれで。」
!?
なんか今とんでもない言葉が聞こえた気がした。
そしてセントレスは話し続ける。
「・・・あ、大丈夫ですか! 料金は・・・それなら大丈夫です。それと駐車場なんですが、急遽ムーヴからサニーに変更・・・それもOKですね。わかりました。では、今からお伺いします。」
・・・
そして、その問題の宿に着いた。
「へぇーっ、目の前はカトーナノカドー(※1)なんだー。小原メトロ駅も近いし、環境はいいよね。」
「それではセントレス様、穐田様。こちらがお部屋の鍵になります。」
そう言ってフロントマンは僕たちにカードキーを渡した。
「それでは、お二人で素敵な夜をお楽しみ下さい。」
・・・何だか彼が意味深なことを言ったのを、僕は聞き逃さなかった。
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そして、部屋に付いたときのひと言。
「なんか暑いな…」
無理もない。今日はとにかく日差しが凄かった。
僕があらかじめ用意しておいた2Lのスポーツドリンク2本は、もうほとんど空だった。
そして近くにあるコンビニやドラッグストアには列が出来ていた。
TシャツにGパンの僕でさえこれだ。それこそ重装備のレイヤーさんなんか、とにかく大変だっただろう。
・・・何せ、自分もあまりの暑さにデカデカと「軽トラ野郎」と書かれたキャリイのロゴ入りキャップを被ってしまったのだから。当然、日産乗りがスズキのキャップと言うことで弄られることも多々あった。さすがに、nismoのキャップでも買うんだったかな・・・。
そんな天気だから、いくらエアコンを回してもそう部屋は簡単には冷えない。
まして突然の部屋変更。使う予定のなかった部屋をいきなり冷やせと言う方が無理があるのである。
時間はもう少しで6時半。そろそろ夕食の時間だ。
セントレスはもうここを5回以上利用しているため、周辺事情をよく知っていた。
彼女に連れられるまま入ったのは、チェーン店ではない居酒屋。
日曜の夜と言うこともありビジネスマンの姿はほとんどなく、そのかわりに店を埋め尽くしていたのは意外にも「Cos-Pain Jack」の参加者達。あ、中にはスタッフもいるぞ。
「お疲れですー。確かあなた、サニーの人でしたよね。 ス ズ キ の キャップ被った。」
「だからそのネタは勘弁してくださいよー。あんなに陽が強いなんて思わなかったんですから。」
「ははは。まぁ、そう言う俺も パ ジ ェ ロ ミ ニ だってのに ジ ム ニ ー 純正、しかも ス ズ キ の ロ ゴ 入 り のフォグ付けてるからなぁ。まぁ、解体屋で見つけたイエローフォグがたまたまそれだったって話なんだけどさ。」
「おいおい。そんなこと言ったら俺なんてアンチトヨタでミニカ乗りなのに、エアロはぜーんぶムーヴ純正の加工流用だぜー。知り合いの板金屋のゴミ置き場からパクって来たのがたまたまそうだったって話なんだが、まったく出来過ぎた偶然だよなー。」
「へぇーっ!! 40ミニカってエアロ出てないのにどうしたのかと思ったら、そう言うことだったんですね!! 僕もマイナー車だからって凹んでられないですね!!」
「確かキミはG10ブルだったっけ。確かRS☆Rだったかな、ダウンサス出してるところあったはずだよ。エアロがないならいっそのことSM3(※2)仕様にしちゃうとかは?」
「そーだそーだー!! シャコタンにしちまえばあとは案外なんとかなるもんさー!! 俺は好きだぜ、マイナー車で我が道行く奴。」
「でも実際ババ臭い、ってか本当に近所のばーちゃんが乗ってただけあってベージュメタリックにメッキパーツ盛りだくさんなんですよね。ちょっとそこが悩みかな。」
「フルラップ! フルラップ!!」
「そんなカネないっすよーwwwwww」
・・・やっぱりジャンルは違ってもクルマバカ連中、終始カスタムの話で盛り上がっていた。
その後支払いの時にサイフを出そうとしたら、その間にセントレスがカードで払ってしまった。おいおい、一体どこまで甘やかす気だよ・・・。
ちなみに・・・レシートの類は頑なに見せようとしなかった。
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そして、居酒屋を後にしたとき。
「ちょっと買い物行ってくるわ。先に戻っててくれます?」
「あ、わかったわ。気をつけてね。」
僕はセントレスを先に帰し、カトーナノカドーに立ち寄った。
そして手に2Lボトルやお菓子などが入った袋を持って帰ったところ…
「おかえりなさい、りゅーくん♪」
何ということだ。
セントレスは、今日の昼に着ていたあの衣装に着替えていたのだ。
「りゅーくん、今日結構嫉妬してそうだったからね。
あ、別に気に病む必要はないよ。だって、私を独り占めしたいと思ってくれるのって嬉しいから。」
そう言うと、僕をハグしてくるセントレス。
そしてそのまま、僕をソファに座らせた…
「私は心も身体もりゅーくんのもの。そしてりゅーくんは私のもの。
今夜は、それを徹底的に教えてあげるからね。」
その直後、セントレスの顔と手が僕の股間に近づいた。
そしてその手は、ゆっくりとジッパーを下ろし始めた。
一体何が行われようとしているのか、それは容易に想像がついた。
超えてはいけない一線を、今まさに越えようとしているのはわかるのだ。
しかしその意識に反して、身体は全く動かない。
というより、「どうやって動かすかを忘れたかのような状態」だった。
「これが、りゅーくんの…。すっごく愛おしくなっちゃうよ。私が、もう二度と離れたくなくなるくらい愛してあげる。うぅん、いっぱい愛させて。私は、このままりゅーくんが堕落して、私に甘えっぱなしになっても…むしろ、それを望んでるから…はむっ。」
そう言い終わるやいなや、僕を口に含んだセントレス。
両手と舌を巧みに使って、優しく皮を剥いていく。
そしてむき出しになった先端を、ねっとりと、優しく、しかし執拗に舐めまわす。
美女の甲斐甲斐しいご奉仕に、僕の心は縛られた。
しかもそれが純粋に凄い快楽を叩き付けるのだからたまらない。
「ちょ、待って・・・セントレス、そんなコトしたら、僕、口の中に・・・」
快楽で絶え絶えになる僕の声。
しかし、真意を悟ったセントレスはくわえたまま上目遣い。
・・・そして、それを悟った上で更に激しく快楽を打ち付けてきた。
じゅっぽ、じゅっぽ、じゅっぽと激しい水音をたて、
ちろちろ、ぺろぺろと「僕」を舐め回し、
その両手も的確にそれを支えたり扱いたりしてきている・・・
あぁ、ダメだ。こんなの耐えられない。
緊張の糸が切れた僕は・・・
「だめだ、そろそろ、イきそう・・・。」
そう言うと、僕は無意識のうちにセントレスの後頭部に手を回して、そのまま引き寄せた。
顔が僕の股間に密着した、その瞬間―――――!!
「あぁぁっ!!」
びびゅっ!!
昨日たっぷり放出したはずなのに、それすらも上回る夥しい量の精液をセントレスの口内に放ったのだ。
しかも、脈動はすぐには止まらなかった。
それこそ僕の全てを放出するかの如く、射精は延々と続いたのだ。
そして、それは1分後にようやく止まった。
しかし、その後に残っていたのは射精の後の余韻。それがあまりに凄すぎて、10分は体を動かすことが出来なかった。
そしてその余韻が引こうとしていたその時・・・
「ひうっ!?」
セントレスが、また僕のモノを舐め始めた。今度は、お掃除フェラをするつもりなのだ。
ところがまた勃たせてしまったのが運の尽き。
「りゅーくん、元気だね。こーんな危ない怪物は、ちゃーんと鎮めておかなくっちゃねー。」
そう、もう一度彼女のイかせフェラを味わうハメになったのである。
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「ふふっ。ごちそうさま、りゅーくん。」
「こちらこそ、すっごく気持ちよかったよ。ありがとう、セントレス。」
次の瞬間、セントレスはその後ニヤリと笑った。
「何を言ってるんですか? これで終わるわけ、ないでしょう?」
「え!?」
そう言うと今度はセントレスがソファに座り、僕に正座させた。
「ねぇ、私からもお願いがあるんだ。恥ずかしがらないで、よく見てね・・・。」
そして彼女は、僕の目の前で大股を開いたのである。
彼女の股間を守る小さな布切れは・・・ぐちょぐちょに濡れていた。
そして、セントレスはこう切り出す。
「お願い・・・わたしのぐちょぐちょお○んこに、りゅーくんのお○ん○ん突きつけて!!」
「ダメだ!! これ以上僕のを受けてしまったら、それこそセントレスが穢れてしまう!!
既に警戒線は越えてるとは思う。けど、いや、だからこそ、最後の一線は越えちゃいけないんだ!! それに、僕はキミを愛しているかもわからない!! キミの人生に、僕みたいな厄介者を招き入れちゃダメだ!!」
そう、僕が言い終わった次の瞬間。
ぽんっ。
なでなで。
何と、セントレスが何も言わずに僕の頭を撫でてきた。
「マジメなのもいいけど、それだけじゃ潰れちゃうよ?」
その一言に、どこかほろっとするものがあった。
「ほらぁ、見て。りゅーくんが欲しくて仕方ないんですよ。」
・・・目の前には、僕を欲しがってヨダレを垂らすセントレスの下の口。
確かに性欲は刺激される。だけど、だけど・・・
その葛藤を悟ったのか、セントレスはこう続けた。
「・・・私とえっちするのに、そんな小賢しい考えなんていりません。必要なのは、「私とシたい」って意思表示だけ。そうしてくれれば、私は喜んで股を開きます。それこそ、りゅーくんが望むならこのお○んこをオナホールにしても大丈夫。毎日好きなときに、好きなだけ、気が済むまで中出ししていいんですよ。」
・・・そして、その言葉に唖然とした。
「じゃ、改めて訊きますね。りゅーくんの本能は、そのお○ん○んをこのお○んこに挿れたがってるのかな?」
「・・・うん。」
「だったら、遠慮はいらないよ。チャックを下ろして、お○ん○ん出して、お○んこで何度でも好きなだけ、好きな体位でハメていいし中に出しても大丈夫だよ。」
・・・
「頂きます。」
僕は、もう我慢できなかった。
チャックを下ろし、いきり立ったそれを取り出し、目の前の悪魔に突き立てた。
「ひゃああんっ♪一気に入ってきたぁっ♪りゅーくんっ、りゅーくぅぅんっ!!」
やった、初めてだけどセントレスも反応してくれてる。
それが嬉しくて、もっと突き入れたくて。
本能の衝動が、体を動かしていた。
・・・だけど、それは長く続かなかった。
「うっ・・・あっ・・・あぁっ・・・」
セントレスの肉壷の反撃が、それ以上だったのである。
「りゅーくんの初ものザーメン、お○んこにたぁ〜っぷり頂いちゃいました♪ どうかな、初めてお○んこして中出しした感想は?」
「すっごく・・・気持ちよかったです・・・」
「それはよかったわ。ねぇ、りゅーくん。りゅーくんさえよければ、これからもヌく時には私のお○んこやお口を使ってくださいね。」
・・・これからも、セントレスを犯せる。
望めばセントレスは股を開き、僕はあの快楽を味わえる・・・
そう考えると、股間がまた膨らんできた。
それも、セントレスに突き刺さったままで。
「あらあら。私は大歓迎ですから、またこのお○んこで気持ちよくなってくださいね。」
セントレスの両腕が、僕の背中に回った。
そしてその両腕は、そのまま僕を彼女の方に引き寄せてきた。
こんなことをされて耐えられるほど、僕の理性は強くなかった。
・・・
「その言葉に、甘えさせて貰います・・・」
その言葉と共に、僕はもう一度腰を突き出した。
甘く激しい快楽が、僕のそれに絡みつく。
ずっ、ずっ、ずっ。
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ。
「あんっ、あんっ、あんっ♪」
お○んこと擦れ合う感触が気持ちよくって。
僕のお○ん○んがセントレスを感じさせている征服感が気持ちよくって。
僕はもう、愛がどうだのテクがどうだのそんなことはお構いなしに腰をセントレスに打ち付けた。
セントレスのお○んこで僕のそれを扱き、豊かな母性の塊を両腕と口で存分に味わって快楽を貪った。そして・・・
「りゅーくんっ! りゅーくんっ!! 私、りゅーくんのでイっちゃいそうなのっ!!」
「あぁ・・・僕も、そろそろイきそうだ・・・」
そのやりとりが、彼女も僕を受け入れてくれていることが、嬉しかった。
僕は射精を促すべく、そしてセントレスをイかせるべく更に激しくピストンした。そして数回腰を打ち付けると・・・
「あぁっ、だめっ、わたし、もう、あぁぁぁぁーーーーーっ!!!・・・」
・・・セントレスが、イってしまった。
しかし、僕も完全に火がついていた。
「ごめん、止められないよ・・・僕も、もう少しでイけそうなんだ・・・」
イく寸前だったので、抑えが効かなかった。そして射精感をそのまま限界まで高め・・・
「あっ・・・」
互いの股間をぴったり密着させ、二発目の白濁を余すところなくセントレスの肉壺に送り込んだ。
・・・
コトのあと。
「ごめんよ、セントレス。抑えが、効かなかった。僕、最低だよね。」
「うぅん、そんなことない。嬉しかったんだよ。わたしでいーっぱい、興奮してくれたから。これからも・・・あれ!? りゅーくん、まだすっごく硬いよ?」
「えええっ!?」
言われてみると、僕のそれはセントレスに2回放ったというのにまだ臨戦態勢だった。
セントレスに対する欲情が止まらないこともさることながら、2回も出してまだ臨戦態勢と言うことに驚いていた・・・
「ねぇ、りゅーくん。今度は私が上になってあげる。」
そう言うと、セントレスは僕をベッドに寝かせた。そして
「それじゃ、始めちゃうね!!」
間髪を入れずに、改めて僕のものを掴んで挿れさせた。
「ちょ、いきなりはダメだって!! 冗談抜きでイきかけたんだからっ!!」
「ふふっ、そーなんだー♪ じゃ、いーっぱい気持ちよくしてあげるからイきたくなったら遠慮せずにぶちまけてねっ!!」
セントレスは完全にアンリミテッドモードに入っていた。
そして、そもそもが魔物娘vsDTである。
・・・彼女に主導権握られて、勝てるわけがないだろう!?
・・・そしてもはや暴力とも言えるほどに甘く激しく強烈な快楽を一方的に捧げられた僕はただただ途切れそうな意識をつなぐことしかできなかった。
おそらく、かなり喘いでしまっていただろう。
そしてこれまで上下方向だけだった腰の動きに「横」「回転」を加えられてしまった、その瞬間・・・
僕のそれはセントレスの中で激しく爆ぜ、その快楽で意識も完全に爆ぜてしまった・・・。
・・・
激しい絶頂とその余韻の後。
僕が意識を取り戻した頃、セントレスは幸せそうな表情で僕の両腕を握ってきた。
「りゅーくん。私とのえっち、気に入ってくれたかな?」
「うん。すっごく気持ちよかった。もう、僕の受容限界を超えてたよ。こんなの味わっちゃあ、もう自分でしてもイけなくなっちゃうんじゃないかって怖いくらいだよ。」
そう言うと彼女は、僕の上半身に倒れ込んでこういった。
「嬉しい!! だったら、ムラムラしちゃったら私の身体でいくらでも処理していいからね!! だから、これからもっともっとシようね、りゅーくん!!」
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あの夜から数週間後。
僕は、セントレスに何もかも依存していた。
同居ではないのでまだ一線は越えてない・・・と思いたいが、洗濯、掃除に皿洗い、料理に夜のお世話と・・・実際の所依存度は尋常ではないと感じていた。
・・・
そんな中、僕はあることを伝えようとセントレスの部屋に来ていた。
「りゅーくん、何深刻な顔をしてるの?」
「・・・セントレス。やっぱり、キミとあんなことになってしまった以上僕も身の振り方を考えてみる必要があるんじゃないかと・・・」
ふにゅっ。
「ちょ、ちょっと!?人がマジメな話をしてるのにそう言うことをするのは・・・」
「りゅーくんは、そんなこと考える必要ないんだよ。」
じじじじっ・・・
そんな音と共に、股間が少し冷える感触があった。
「りゅーくんはね、私と一緒にいればそんなこと考える必要ないんだよ?・・・はむっ。」
そう言うや否や、僕のそれを口に含むセントレス。
力強くも繊細、激しくも的確、静かだが刺激的な快楽責めに・・・またも僕の理性はボロボロと剥がれ落ちる。
「りゅーふぅん・・・りゅーふぅん・・・わらひら、りゅーふんろほろ、るーっとおへらひれあへるはら、ろーんあほろはふぁんふぁえらふれひーんらお? ふーっろ、わらひりはよっれあまえれひーんらお? らはら、わらひろいーっひゃいえっひふるほろらへろふぁんはえれへ・・・。」
(りゅーくん・・・りゅーくん・・・私が、りゅーくんのこと、ずーっとお世話してあげるから、そんなことは考えなくていーんだよ? ずーっと、私に頼って甘えていいんだよ? だから、私といーっぱいえっちすることだけを考えてね・・・。)
「いや、それはやっぱりダメだよ。」
「りゃめりゃらいりょ・・・わらひは、りゅーふんりいーっひゃい、あみゃえれほりーんらよ。ららふりはっれ、らいひょーふ。まおーひゃまら、るっほわらひらひのほろろまもっれふれるんらはられ・・・。」
(ダメじゃないよぉ・・・私は、りゅーくんにいーっぱい、甘えて欲しいんだよ。堕落したって、大丈夫。魔王様が、ずっと私たちのことを守ってくれるんだからね・・・。)
・・・結局、僕の豆腐ほどの堅さもない理性はセントレスに破壊され・・・
そして快楽に流されるままにおびただしい量の白濁を口の中に放出してしまった。
その罪悪感に、僕は苦しんでいた。
・・・こうなったら、仕方がない。
お互い「痛み分け」となるが、強引にあの話を切り出そう・・・。
そう覚悟を決め、口を開いた。
「セントレス『さん』。僕は・・・
いつも僕のことをお世話してくれていること、とても感謝しています。
だけど、いや、だからこそ、僕はやっぱりあなたと一緒にはいられません。
堕落したあとの自分が、そして自分の生活が怖くて仕方ないのです。
だから、僕とは別れて下さい。ごめんなさい。」
僕は返事を聞かず、そのままセントレスの部屋を後にした。
そして、もう二度と会わないと決めていた。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
この日をもって、僕とセントレスとの関係は完全に終わった。
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・・・はずだった。
・・・のだが、事態はとんでもない方向に動きだした。
・・・
あれから数日後の話だ。
「こちら、魚住銀行幸川支店営業部長のコロール・ストリックと申します。緊急のお話があり、お電話差し上げました。」
「・・・はい!?」
「ウチのセントレス・ミストリアが突然倒れました! 病院に搬送されたのはいいんですが、救急車の中でも譫言のようにあなたのことを呼び続けております!! 今すぐ、彼女の元に行ってやれますか!?」
僕は大慌てで、QG15DEに火をいれた。
財産と結婚することを目論んでいるような女(※当然、魔物娘ではない)を横に乗せて粋がってるRC350や30セルシオの連中をあっさり抜き去り(RCの奴はあれから修羅場になったようだ・・・そりゃ不意打ちとは言え、サニーに抜かれちゃあねぇ・・・)、病室へと駆け込んだ。
そしてその瞬間・・・
「あぁぁっ!! りゅーくんだぁっ!! りゅーくん来てくれたんだぁ !! りゅーくん、りゅーくん、りゅーくんっ、りゅーくぅーんっ!!!・・・」
僕はセントレスにぎゅーっと抱きつかれたかと思うと、そのままベッドに押し倒された。
「・・・ずっと、寂しかったんだよ・・・りゅーくんに甘えられるのは、私の喜びなんだよ・・・りゅーくんは、私がお世話しなくちゃダメなんだよ・・・お願いだから、私の幸せを奪わないでよぉ・・・!!!!」
僕の存在を懇願するセントレス。
「よかった、どうも無事元に戻ったみたいね。」
「ぶ、部長!?」
その先には、僕に電話をかけてきたアヌビスがいた。
「ここ数日、ミストリアの調子が何かおかしかったのよね。いったい何したの!?」
「いや・・・セントレスの奴、やたら僕のことを甘やかすもんで・・・このままいったら堕落するから、もう別れてくれないかって・・・」
その瞬間。彼女はとんでもなくあきれた顔をしていた。
「やっぱり、そう言うことなんじゃないかと思ったわ。さぁ、これにサインしなさい。」
・・・コロールが取りたしたのは、何と婚姻届だった。
「・・・りゅーくん。デビルって、どんな種族か知ってる?」
「・・・そう言えば、聞いたことなかったな・・・」
「私たちはね、人間に過剰なまでの愛情と快楽を注いで堕落させちゃうんだよ。自分でも気づいてたとおり、りゅーくんはもう少しで完全に堕落しちゃったんじゃないかな。」
その言葉を聞いて、血の気が引く音がした。
「・・・大丈夫だよ。『堕落』と『破滅』はイコールじゃない。
むしろ、りゅーくんの場合は『堕落』しないと『破滅』していたと思うよ。」
そして、セントレスは言葉を続ける。
「りゅーくんのことは、私が一生責任を持って面倒見るから。
それに、魔王様も私たちが破滅しないように守ってくれます。
だから、りゅーくんは安心して・・・私との爛れた『性』活を送りましょうね。
それが、りゅーくんといっしょにいることが、私の望みだから・・・。」
「・・・やっぱりダメだ。ストリックさん、セントレスを止めてください。」
「・・・上司の立場から言わせて貰うと、答えはNOよ。竜泉くんには堕落してもらって、その分ミストレアのギャラを増やした方が得策なのよ。龍仙くんと出会ってからミストレアの業績が恐ろしく上がったし、別れ話を出した翌日にはとたんに失速しちゃったの。つまりミストレアの業績の上下って、竜泉くんとの関係と大きく関わってるの。実際この分だと、私の座が奪い取られてお給料下がっちゃうんじゃないかって危機感を抱いたくらいなのよ。だから竜泉くんには堕落してくれたほうがこっちとしては好都合なわけ。さぁ、わかったらサインしなさい、ね。」
「セントレス、それからストリックさん。僕はこの書類にサインできません。僕はまだ、その心の準備が出来てない。そもそも、僕はセントレスを愛しているかすらわからないのです。 もっと言えば、そもそも愛するって結局・・・」
「りゅーくん、何度も言わせないでよ。他の子はどうかはわからないけど、私が望むのはりゅーくんが私にいーっぱい甘えること。そうしてくれることで、りゅーくんが私を必要としてくれるんだなーって、ハッキリわかるから。」
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更に1年後。
「りゅーくん、起きてー。時間だよー?」
そう言って、セントレスが僕の肩を揺さぶった。
「おはよっ、りゅーくんっ! それじゃ早速、朝勃ち処理ファックしようねーっ♪」
朝起きてすぐ、セントレスのお○んこで朝勃ち処理をする。これが僕の日課となっていた。
勿論フィニッシュは全部中出し。これをしておかないと、どうにも気持ち悪くて仕方ない。
「りゅーくーん。朝ごはん出来たよー。・・・はい、あーんっ♪」
こんなデロ甘美女にこんなコトされて、堕落しない男がいるだろうか。いや、いない。
そしてセントレスが出勤する時間。僕は彼女のお抱え運転手だ。
十数分後、魚住銀行幸川支店社員用駐車場に到着。
ここでセントレスが降りるのはわかるのだが、僕も降りることになっている。
そして出勤時間中、僕は控え室で待機されることが義務づけられている。
幸川県のオフィスではよくある話らしいのだが・・・なんでも精渇望症などで緊急処置が必要なことがあるので、この銀行でも多分に漏れず旦那用の控え室と「ご休憩室」が設けられているのである。
そしてこの「ご休憩室」は当然のことながら普段でも・・・。
僕は結局、あのアヌビスの圧力に屈して婚姻届にサインをした。
経緯だけ見れば不本意な結婚かも知れない。
そして現状を見れば完全に堕落しただらしない男に見えるかも知れない。
だけど、そんな生活を辞めようとすればセントレスはあからさまに悲しんでしまう。
それこそ、あの時の緊急入院の再来だ。
「りゅーくん。相変わらず悩んでるの?」
この一言が、こんな悩みを全て吹き飛ばしてしまう。
そう、結婚して1年。やっと気が付いたのだ。
それがデビルの、セントレスのあるべき姿なのである。
それに僕はセントレスと出会っていなかったとしても、世間体のいい人間ではなかった。
だったら、何を迷う必要があるのだろう。
もう、迷う理由はない。
本能の赴くままに、セントレスに甘えようじゃないか。
目の前にはベッド。そしてスーツに身を包んだ愛しき我が妻の姿。
「うわぁぁっっ、お姉ちゃぁぁんっ!!!」
リミッターが外れてしまった僕は、その豊かな胸に飛び込み、そしてその勢いのまま押し倒した。
妻に対して「お姉ちゃん」だなんて、どう考えてもおかしい。
だけどそんなことは、どうでもよかった。
セントレス自身も、それを受け入れてくれていた。
この瞬間、身も心も完全に堕落してしまった。
でも、あのアヌビスにもこれがデビルの夫としてあるべき姿だと言われた。
そう、真の意味でのセントレスとの夫婦生活は、今まさに始まったばかりなのである・・・。
僕は高山フェリーターミナルへとクルマを走らせていた途中、リビングマートに立ち寄った。
20分後、お菓子や軽食、ドリンクなどを買って戻ろうとしたその時・・・
ドシャアアァァァァ・・・
なにやら轟音がしたと思ったら、その音の先にはフロントが壊滅的に破損したGS450hとTボーンを食らったもののはじかれた後に壁にぶつかったお陰で辛うじて横転は免れたムーヴ。
原因はというとAT車によくあるお話で、アクセルとブレーキの踏み間違いだった。
車内で顔面蒼白になっているいかにも小金持ちそうなGSの老夫婦と、一向に降りてくる気配のないムーヴのドライバー。
GSの方はあのサイズだし前面フルラップなのでベルトさえしてれば大丈夫だろう。気がかりなのはTボーン食らった挙げ句未だに出てこないムーヴの方だ。何やら液体が漏れているので心配になったが、匂いからしてガソリンではなさそうだ。緑がかった液体だから、おそらくはラジエーターのクーラントだろう。
「おい、大丈夫か!? 痛いところはないか!?」
そこにいたのは、ずいぶんな青い肌の美女だった。
だが今はそんなことを言っている場合ではない。僕はトランクから牽引ロープを取り出し、ムーヴを壁から引き剥がすことにした。いくら重いと言っても所詮は軽、サニーでなら何とか引っ張れるだろう・・・
そして1時間後。
牽引作戦での脱出も成功、怪我人はいないことがわかったところでローダーとユニックがやってきた。
どうやら彼女は僕と同じフェリーに乗るようで、かなり時間的に焦っていた。警察の事故処理の後は、「とにかく時間ないから今話すのは勘弁してくれ」と言った感じだった。
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「それにしても参ったわねー・・・タクシーも捕まらないし、バスもここからは出てないし・・・」
土壇場で突然足止めを食らった挙げ句移動のアシを失った彼女。困るのも無理はない。
そして、キャリーバッグとショルダーバッグ・・・かなり荷物もあった。
「あ、あの・・・僕もクルマごとフェリーに乗るんで、こんなんでよかったら・・・乗ります?」
見た目からして明らかに痛車方面にカスタムされているだけに、こんな美女となると嫌がられるかも知れない。が、このまま放っておくのも気が引けたのだった。
・・・
時間は20:28。
「ふーっ、何とか間に合ったぁーっ。」
僕「達」は乗船受付締切である出航30分前のギリ5分前にターミナルに到着。
何とか手続きも終了し、無事に乗船できたのだった。
「本当に、本日は助かりました! 何とお礼を言えばいいか・・・」
彼女がそう言っていたときだった。
ぐぅ〜っ。
そう、あの事故騒ぎで時間を喰われて夕食がまだだったのだ。
「あらあら。では、一緒にレストランに行きましょう。勿論私のおごりですよ。」
そして、食事を終えた後。
元々それほど乗客がいなかった上にかなりいい時間になっていたので、そのままいてもお咎めナシ。そんなわけで、しばらく席で雑談をしていた。
「え、それじゃあなたも『Cos-Pain Jack』に行くんですか!?」
『Cos-Pain Jack』とは痛車とコスプレがメインのイベントであり、自分はクルマの方で参加なのだが彼女はレイヤーとしての参加だった。
「えぇ。ただ、ひとつ気がかりなことが・・・実は、そのキャラクターがある方のオリジナルなのですが・・・許可を、取り忘れていたんですよね・・・」
そう言うと彼女は、そのキャラをタブレットで見せてくれた。
・・・ん、どこかで見覚えがあるなぁ・・・
「・・・って、これ僕の描いた奴じゃん!?」
「なるほど・・・って、えええっ!?」
互いに驚くこの事実。世の中は狭すぎる。
「ふふっ、それなら・・・あ、自己紹介を忘れてましたね。私はセントレス・ミストリア(Sentres Mistria)。この青い肌を見ての通り、種族はデビル。気軽に呼び捨てで呼んでくださいね。」
「あ、これはご丁寧に。僕は穐田 竜泉(あきた りゅうせん)、こちらこそ宜しくお願い致します。」
「はいっ。それで穐田さん、これから”りゅーくん”って呼ばせて貰ってもいいですか?」
「えぇ。大丈夫ですよ。でも会場でだけはHNの”Nightlair(ナイトレアー)”で呼んで頂けると幸いです。」
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「さて、そろそろ寝ますわ。」
「そうですね、そろそろ。」
時計を見ると時間はもう11時を回ろうとしていた。
この船は朝5時半に着岸。そして朝8時には下船しなければならない。
つまり逆算すると、朝の入浴も考えればもう寝なくてはならないのだ。
・・・のだが、セントレスはどこまでも僕に付いてくる。
僕のチケットは最低ランクなので、大部屋のような空間で寝るのだが・・・
結局、その部屋にまで付いてきた。そして、自分に割り当てられた空間にまで。
と言うのも・・・
「えぇっ!? 僕の隣なの!?」
「えぇ、どうもそうみたいですね。」
偶然というのは恐ろしいモノだ。
「・・・寝相悪いんで、うっかり触っちゃったら、ごめんなさい。」
するとアイスブレークなのだろう、セントレスもこう返した。
「はいっ。りゅーくんにならそのまま犯されても平気ですよ。」
な!?
・・・
その後床についたのだが・・・
肌が青いとはいえあんな美女が、
僕の隣に寝ていて、
おまけに冗談だろうが犯してもいいよと言ってきて。
僕だって健康な男だ。
こんな状況、ムラムラしないわけがない。
仕方ないので、鎮めて寝付きをよくしようとトイレで「放出」してきたのだった。
勿論思い浮かんだのは、
セントレスを押し倒し、
犯し、
中出しする。
そんな光景だった。
そしてスッキリして戻ったときだった。
「・・・りゅーくんのばか。ヌきたいんだったら、私のお○んこ使っていいのに・・・。」
セントレスがそんなことを言った・・・気がした。
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そして、朝8時。船を降りたのは僕たちが最後だった。
お互いに入浴しているだけに、僕はともかくセントレスは色気が増しているような気がする。
「りゅーくん。私に見とれてくれるのは嬉しいけど、会場に着くまでは運転に集中してね。」
その言葉で気を引き締め、「Cos-Pain Jack」に向かうのであった。
会場に着いた後、僕たちは一旦別れた。僕は痛車乗りとして、セントレスはレイヤーとしての参加であることからそれぞれ別々の手続きがあるためだった。
そして、イベントが始まった。
「Nightlairさーん!!」
その声の先にはHN「Starlight」・・・そう、セントレスがいたのだった。
先程も言ったがセントレスがやっているのは僕の創作キャラ故、なかなか人は集まらな・・・
・・・いかと思っていたのだが、
「すみませーん。撮らせて貰っていいですかー?」
撮影のお願いが結構ひっきりなしに来ていた。
そして・・・失礼だが、彼らの目は結構血走っていた気がする。
そりゃそうだ。セントレスを見たら、誰だって欲情するに決まってる。
そうでなければサバト勢の絶好の餌だ。
彼女は、何回フラッシュを浴びただろう。
実を言うと、かなりのローアングルで撮ってる輩もいた。
僕のオリキャラが注目を浴びているのか、それともセントレスが注目を浴びているのか。
それはおそらく後者だろう。
そう言うこともあって複雑な心境だったのだが・・・
「昨日言ったよね。りゅーくんは、この身体を好きに出来るんだよ。
だから、許してあげてよ。他の男がこの写真をオカズにすることくらい。ね。」
彼女が、また僕の耳に爆弾を投下してきたのであった。
・・・
会場を見渡してみると、いるわいるわ。
痛車乗りの男とレイヤーの魔物娘のカップルがそこら中にゴロゴロいる。
ちょめちょめDで言うところの「ロンリードライバー」達も、そうだとわかるや否や魔物娘が押し寄せる始末。
広場をイベントのために貸してくれた商業施設がトイレに
「次の利用者が待っています。用便後は速やかな退出をお願いします。」
と貼りだしていたのも、無理はない話であろう。
そして、エントリー車両を見て回っていると・・・
・・・ちょ!!
何かあのアルファード、めっちゃ揺れてるしっ!?・・・ってか隣のステップワゴンも!?
・・・この他にもハイドロやエアサスを組んでるとは思えないようなクルマが数台、会場内で激しく揺れていた。そしてご丁寧にもそれらの全てが全て、窓には目隠しがされていた・・・。
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イベント終了後の夕方。
「え!? それじゃりゅーくんは、今夜の宿を取ってないの!?」
「うん、そのための予算も組んでない。」
そう、当初僕一人で出かける予定だっただけに、イベントの後はどこかのエリアで車中泊するつもりだったのだ。
「ダメだよ!! お金がないのはわかるけど、こんな季節の変わり目にそんなコトしたら、身体壊しちゃうよ!! お金なら大丈夫だから、一緒に泊まろう、ね!!」
セントレスは持ち前の柔らかい、しかし反論は許さない口調で僕に迫ってきた。
「お電話ありがとうございます、こちらKOHARAシティセントラルホテルです。」
「あ、先日予約していたセントレス・ミストリアです。お部屋の変更をお願いしたいのですが・・・はい、実は1人増えることになりまして。はい、相部屋は大丈夫です。むしろそれで。」
!?
なんか今とんでもない言葉が聞こえた気がした。
そしてセントレスは話し続ける。
「・・・あ、大丈夫ですか! 料金は・・・それなら大丈夫です。それと駐車場なんですが、急遽ムーヴからサニーに変更・・・それもOKですね。わかりました。では、今からお伺いします。」
・・・
そして、その問題の宿に着いた。
「へぇーっ、目の前はカトーナノカドー(※1)なんだー。小原メトロ駅も近いし、環境はいいよね。」
「それではセントレス様、穐田様。こちらがお部屋の鍵になります。」
そう言ってフロントマンは僕たちにカードキーを渡した。
「それでは、お二人で素敵な夜をお楽しみ下さい。」
・・・何だか彼が意味深なことを言ったのを、僕は聞き逃さなかった。
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そして、部屋に付いたときのひと言。
「なんか暑いな…」
無理もない。今日はとにかく日差しが凄かった。
僕があらかじめ用意しておいた2Lのスポーツドリンク2本は、もうほとんど空だった。
そして近くにあるコンビニやドラッグストアには列が出来ていた。
TシャツにGパンの僕でさえこれだ。それこそ重装備のレイヤーさんなんか、とにかく大変だっただろう。
・・・何せ、自分もあまりの暑さにデカデカと「軽トラ野郎」と書かれたキャリイのロゴ入りキャップを被ってしまったのだから。当然、日産乗りがスズキのキャップと言うことで弄られることも多々あった。さすがに、nismoのキャップでも買うんだったかな・・・。
そんな天気だから、いくらエアコンを回してもそう部屋は簡単には冷えない。
まして突然の部屋変更。使う予定のなかった部屋をいきなり冷やせと言う方が無理があるのである。
時間はもう少しで6時半。そろそろ夕食の時間だ。
セントレスはもうここを5回以上利用しているため、周辺事情をよく知っていた。
彼女に連れられるまま入ったのは、チェーン店ではない居酒屋。
日曜の夜と言うこともありビジネスマンの姿はほとんどなく、そのかわりに店を埋め尽くしていたのは意外にも「Cos-Pain Jack」の参加者達。あ、中にはスタッフもいるぞ。
「お疲れですー。確かあなた、サニーの人でしたよね。 ス ズ キ の キャップ被った。」
「だからそのネタは勘弁してくださいよー。あんなに陽が強いなんて思わなかったんですから。」
「ははは。まぁ、そう言う俺も パ ジ ェ ロ ミ ニ だってのに ジ ム ニ ー 純正、しかも ス ズ キ の ロ ゴ 入 り のフォグ付けてるからなぁ。まぁ、解体屋で見つけたイエローフォグがたまたまそれだったって話なんだけどさ。」
「おいおい。そんなこと言ったら俺なんてアンチトヨタでミニカ乗りなのに、エアロはぜーんぶムーヴ純正の加工流用だぜー。知り合いの板金屋のゴミ置き場からパクって来たのがたまたまそうだったって話なんだが、まったく出来過ぎた偶然だよなー。」
「へぇーっ!! 40ミニカってエアロ出てないのにどうしたのかと思ったら、そう言うことだったんですね!! 僕もマイナー車だからって凹んでられないですね!!」
「確かキミはG10ブルだったっけ。確かRS☆Rだったかな、ダウンサス出してるところあったはずだよ。エアロがないならいっそのことSM3(※2)仕様にしちゃうとかは?」
「そーだそーだー!! シャコタンにしちまえばあとは案外なんとかなるもんさー!! 俺は好きだぜ、マイナー車で我が道行く奴。」
「でも実際ババ臭い、ってか本当に近所のばーちゃんが乗ってただけあってベージュメタリックにメッキパーツ盛りだくさんなんですよね。ちょっとそこが悩みかな。」
「フルラップ! フルラップ!!」
「そんなカネないっすよーwwwwww」
・・・やっぱりジャンルは違ってもクルマバカ連中、終始カスタムの話で盛り上がっていた。
その後支払いの時にサイフを出そうとしたら、その間にセントレスがカードで払ってしまった。おいおい、一体どこまで甘やかす気だよ・・・。
ちなみに・・・レシートの類は頑なに見せようとしなかった。
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そして、居酒屋を後にしたとき。
「ちょっと買い物行ってくるわ。先に戻っててくれます?」
「あ、わかったわ。気をつけてね。」
僕はセントレスを先に帰し、カトーナノカドーに立ち寄った。
そして手に2Lボトルやお菓子などが入った袋を持って帰ったところ…
「おかえりなさい、りゅーくん♪」
何ということだ。
セントレスは、今日の昼に着ていたあの衣装に着替えていたのだ。
「りゅーくん、今日結構嫉妬してそうだったからね。
あ、別に気に病む必要はないよ。だって、私を独り占めしたいと思ってくれるのって嬉しいから。」
そう言うと、僕をハグしてくるセントレス。
そしてそのまま、僕をソファに座らせた…
「私は心も身体もりゅーくんのもの。そしてりゅーくんは私のもの。
今夜は、それを徹底的に教えてあげるからね。」
その直後、セントレスの顔と手が僕の股間に近づいた。
そしてその手は、ゆっくりとジッパーを下ろし始めた。
一体何が行われようとしているのか、それは容易に想像がついた。
超えてはいけない一線を、今まさに越えようとしているのはわかるのだ。
しかしその意識に反して、身体は全く動かない。
というより、「どうやって動かすかを忘れたかのような状態」だった。
「これが、りゅーくんの…。すっごく愛おしくなっちゃうよ。私が、もう二度と離れたくなくなるくらい愛してあげる。うぅん、いっぱい愛させて。私は、このままりゅーくんが堕落して、私に甘えっぱなしになっても…むしろ、それを望んでるから…はむっ。」
そう言い終わるやいなや、僕を口に含んだセントレス。
両手と舌を巧みに使って、優しく皮を剥いていく。
そしてむき出しになった先端を、ねっとりと、優しく、しかし執拗に舐めまわす。
美女の甲斐甲斐しいご奉仕に、僕の心は縛られた。
しかもそれが純粋に凄い快楽を叩き付けるのだからたまらない。
「ちょ、待って・・・セントレス、そんなコトしたら、僕、口の中に・・・」
快楽で絶え絶えになる僕の声。
しかし、真意を悟ったセントレスはくわえたまま上目遣い。
・・・そして、それを悟った上で更に激しく快楽を打ち付けてきた。
じゅっぽ、じゅっぽ、じゅっぽと激しい水音をたて、
ちろちろ、ぺろぺろと「僕」を舐め回し、
その両手も的確にそれを支えたり扱いたりしてきている・・・
あぁ、ダメだ。こんなの耐えられない。
緊張の糸が切れた僕は・・・
「だめだ、そろそろ、イきそう・・・。」
そう言うと、僕は無意識のうちにセントレスの後頭部に手を回して、そのまま引き寄せた。
顔が僕の股間に密着した、その瞬間―――――!!
「あぁぁっ!!」
びびゅっ!!
昨日たっぷり放出したはずなのに、それすらも上回る夥しい量の精液をセントレスの口内に放ったのだ。
しかも、脈動はすぐには止まらなかった。
それこそ僕の全てを放出するかの如く、射精は延々と続いたのだ。
そして、それは1分後にようやく止まった。
しかし、その後に残っていたのは射精の後の余韻。それがあまりに凄すぎて、10分は体を動かすことが出来なかった。
そしてその余韻が引こうとしていたその時・・・
「ひうっ!?」
セントレスが、また僕のモノを舐め始めた。今度は、お掃除フェラをするつもりなのだ。
ところがまた勃たせてしまったのが運の尽き。
「りゅーくん、元気だね。こーんな危ない怪物は、ちゃーんと鎮めておかなくっちゃねー。」
そう、もう一度彼女のイかせフェラを味わうハメになったのである。
=========================
「ふふっ。ごちそうさま、りゅーくん。」
「こちらこそ、すっごく気持ちよかったよ。ありがとう、セントレス。」
次の瞬間、セントレスはその後ニヤリと笑った。
「何を言ってるんですか? これで終わるわけ、ないでしょう?」
「え!?」
そう言うと今度はセントレスがソファに座り、僕に正座させた。
「ねぇ、私からもお願いがあるんだ。恥ずかしがらないで、よく見てね・・・。」
そして彼女は、僕の目の前で大股を開いたのである。
彼女の股間を守る小さな布切れは・・・ぐちょぐちょに濡れていた。
そして、セントレスはこう切り出す。
「お願い・・・わたしのぐちょぐちょお○んこに、りゅーくんのお○ん○ん突きつけて!!」
「ダメだ!! これ以上僕のを受けてしまったら、それこそセントレスが穢れてしまう!!
既に警戒線は越えてるとは思う。けど、いや、だからこそ、最後の一線は越えちゃいけないんだ!! それに、僕はキミを愛しているかもわからない!! キミの人生に、僕みたいな厄介者を招き入れちゃダメだ!!」
そう、僕が言い終わった次の瞬間。
ぽんっ。
なでなで。
何と、セントレスが何も言わずに僕の頭を撫でてきた。
「マジメなのもいいけど、それだけじゃ潰れちゃうよ?」
その一言に、どこかほろっとするものがあった。
「ほらぁ、見て。りゅーくんが欲しくて仕方ないんですよ。」
・・・目の前には、僕を欲しがってヨダレを垂らすセントレスの下の口。
確かに性欲は刺激される。だけど、だけど・・・
その葛藤を悟ったのか、セントレスはこう続けた。
「・・・私とえっちするのに、そんな小賢しい考えなんていりません。必要なのは、「私とシたい」って意思表示だけ。そうしてくれれば、私は喜んで股を開きます。それこそ、りゅーくんが望むならこのお○んこをオナホールにしても大丈夫。毎日好きなときに、好きなだけ、気が済むまで中出ししていいんですよ。」
・・・そして、その言葉に唖然とした。
「じゃ、改めて訊きますね。りゅーくんの本能は、そのお○ん○んをこのお○んこに挿れたがってるのかな?」
「・・・うん。」
「だったら、遠慮はいらないよ。チャックを下ろして、お○ん○ん出して、お○んこで何度でも好きなだけ、好きな体位でハメていいし中に出しても大丈夫だよ。」
・・・
「頂きます。」
僕は、もう我慢できなかった。
チャックを下ろし、いきり立ったそれを取り出し、目の前の悪魔に突き立てた。
「ひゃああんっ♪一気に入ってきたぁっ♪りゅーくんっ、りゅーくぅぅんっ!!」
やった、初めてだけどセントレスも反応してくれてる。
それが嬉しくて、もっと突き入れたくて。
本能の衝動が、体を動かしていた。
・・・だけど、それは長く続かなかった。
「うっ・・・あっ・・・あぁっ・・・」
セントレスの肉壷の反撃が、それ以上だったのである。
「りゅーくんの初ものザーメン、お○んこにたぁ〜っぷり頂いちゃいました♪ どうかな、初めてお○んこして中出しした感想は?」
「すっごく・・・気持ちよかったです・・・」
「それはよかったわ。ねぇ、りゅーくん。りゅーくんさえよければ、これからもヌく時には私のお○んこやお口を使ってくださいね。」
・・・これからも、セントレスを犯せる。
望めばセントレスは股を開き、僕はあの快楽を味わえる・・・
そう考えると、股間がまた膨らんできた。
それも、セントレスに突き刺さったままで。
「あらあら。私は大歓迎ですから、またこのお○んこで気持ちよくなってくださいね。」
セントレスの両腕が、僕の背中に回った。
そしてその両腕は、そのまま僕を彼女の方に引き寄せてきた。
こんなことをされて耐えられるほど、僕の理性は強くなかった。
・・・
「その言葉に、甘えさせて貰います・・・」
その言葉と共に、僕はもう一度腰を突き出した。
甘く激しい快楽が、僕のそれに絡みつく。
ずっ、ずっ、ずっ。
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ。
「あんっ、あんっ、あんっ♪」
お○んこと擦れ合う感触が気持ちよくって。
僕のお○ん○んがセントレスを感じさせている征服感が気持ちよくって。
僕はもう、愛がどうだのテクがどうだのそんなことはお構いなしに腰をセントレスに打ち付けた。
セントレスのお○んこで僕のそれを扱き、豊かな母性の塊を両腕と口で存分に味わって快楽を貪った。そして・・・
「りゅーくんっ! りゅーくんっ!! 私、りゅーくんのでイっちゃいそうなのっ!!」
「あぁ・・・僕も、そろそろイきそうだ・・・」
そのやりとりが、彼女も僕を受け入れてくれていることが、嬉しかった。
僕は射精を促すべく、そしてセントレスをイかせるべく更に激しくピストンした。そして数回腰を打ち付けると・・・
「あぁっ、だめっ、わたし、もう、あぁぁぁぁーーーーーっ!!!・・・」
・・・セントレスが、イってしまった。
しかし、僕も完全に火がついていた。
「ごめん、止められないよ・・・僕も、もう少しでイけそうなんだ・・・」
イく寸前だったので、抑えが効かなかった。そして射精感をそのまま限界まで高め・・・
「あっ・・・」
互いの股間をぴったり密着させ、二発目の白濁を余すところなくセントレスの肉壺に送り込んだ。
・・・
コトのあと。
「ごめんよ、セントレス。抑えが、効かなかった。僕、最低だよね。」
「うぅん、そんなことない。嬉しかったんだよ。わたしでいーっぱい、興奮してくれたから。これからも・・・あれ!? りゅーくん、まだすっごく硬いよ?」
「えええっ!?」
言われてみると、僕のそれはセントレスに2回放ったというのにまだ臨戦態勢だった。
セントレスに対する欲情が止まらないこともさることながら、2回も出してまだ臨戦態勢と言うことに驚いていた・・・
「ねぇ、りゅーくん。今度は私が上になってあげる。」
そう言うと、セントレスは僕をベッドに寝かせた。そして
「それじゃ、始めちゃうね!!」
間髪を入れずに、改めて僕のものを掴んで挿れさせた。
「ちょ、いきなりはダメだって!! 冗談抜きでイきかけたんだからっ!!」
「ふふっ、そーなんだー♪ じゃ、いーっぱい気持ちよくしてあげるからイきたくなったら遠慮せずにぶちまけてねっ!!」
セントレスは完全にアンリミテッドモードに入っていた。
そして、そもそもが魔物娘vsDTである。
・・・彼女に主導権握られて、勝てるわけがないだろう!?
・・・そしてもはや暴力とも言えるほどに甘く激しく強烈な快楽を一方的に捧げられた僕はただただ途切れそうな意識をつなぐことしかできなかった。
おそらく、かなり喘いでしまっていただろう。
そしてこれまで上下方向だけだった腰の動きに「横」「回転」を加えられてしまった、その瞬間・・・
僕のそれはセントレスの中で激しく爆ぜ、その快楽で意識も完全に爆ぜてしまった・・・。
・・・
激しい絶頂とその余韻の後。
僕が意識を取り戻した頃、セントレスは幸せそうな表情で僕の両腕を握ってきた。
「りゅーくん。私とのえっち、気に入ってくれたかな?」
「うん。すっごく気持ちよかった。もう、僕の受容限界を超えてたよ。こんなの味わっちゃあ、もう自分でしてもイけなくなっちゃうんじゃないかって怖いくらいだよ。」
そう言うと彼女は、僕の上半身に倒れ込んでこういった。
「嬉しい!! だったら、ムラムラしちゃったら私の身体でいくらでも処理していいからね!! だから、これからもっともっとシようね、りゅーくん!!」
=========================
あの夜から数週間後。
僕は、セントレスに何もかも依存していた。
同居ではないのでまだ一線は越えてない・・・と思いたいが、洗濯、掃除に皿洗い、料理に夜のお世話と・・・実際の所依存度は尋常ではないと感じていた。
・・・
そんな中、僕はあることを伝えようとセントレスの部屋に来ていた。
「りゅーくん、何深刻な顔をしてるの?」
「・・・セントレス。やっぱり、キミとあんなことになってしまった以上僕も身の振り方を考えてみる必要があるんじゃないかと・・・」
ふにゅっ。
「ちょ、ちょっと!?人がマジメな話をしてるのにそう言うことをするのは・・・」
「りゅーくんは、そんなこと考える必要ないんだよ。」
じじじじっ・・・
そんな音と共に、股間が少し冷える感触があった。
「りゅーくんはね、私と一緒にいればそんなこと考える必要ないんだよ?・・・はむっ。」
そう言うや否や、僕のそれを口に含むセントレス。
力強くも繊細、激しくも的確、静かだが刺激的な快楽責めに・・・またも僕の理性はボロボロと剥がれ落ちる。
「りゅーふぅん・・・りゅーふぅん・・・わらひら、りゅーふんろほろ、るーっとおへらひれあへるはら、ろーんあほろはふぁんふぁえらふれひーんらお? ふーっろ、わらひりはよっれあまえれひーんらお? らはら、わらひろいーっひゃいえっひふるほろらへろふぁんはえれへ・・・。」
(りゅーくん・・・りゅーくん・・・私が、りゅーくんのこと、ずーっとお世話してあげるから、そんなことは考えなくていーんだよ? ずーっと、私に頼って甘えていいんだよ? だから、私といーっぱいえっちすることだけを考えてね・・・。)
「いや、それはやっぱりダメだよ。」
「りゃめりゃらいりょ・・・わらひは、りゅーふんりいーっひゃい、あみゃえれほりーんらよ。ららふりはっれ、らいひょーふ。まおーひゃまら、るっほわらひらひのほろろまもっれふれるんらはられ・・・。」
(ダメじゃないよぉ・・・私は、りゅーくんにいーっぱい、甘えて欲しいんだよ。堕落したって、大丈夫。魔王様が、ずっと私たちのことを守ってくれるんだからね・・・。)
・・・結局、僕の豆腐ほどの堅さもない理性はセントレスに破壊され・・・
そして快楽に流されるままにおびただしい量の白濁を口の中に放出してしまった。
その罪悪感に、僕は苦しんでいた。
・・・こうなったら、仕方がない。
お互い「痛み分け」となるが、強引にあの話を切り出そう・・・。
そう覚悟を決め、口を開いた。
「セントレス『さん』。僕は・・・
いつも僕のことをお世話してくれていること、とても感謝しています。
だけど、いや、だからこそ、僕はやっぱりあなたと一緒にはいられません。
堕落したあとの自分が、そして自分の生活が怖くて仕方ないのです。
だから、僕とは別れて下さい。ごめんなさい。」
僕は返事を聞かず、そのままセントレスの部屋を後にした。
そして、もう二度と会わないと決めていた。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
この日をもって、僕とセントレスとの関係は完全に終わった。
=========================
・・・はずだった。
・・・のだが、事態はとんでもない方向に動きだした。
・・・
あれから数日後の話だ。
「こちら、魚住銀行幸川支店営業部長のコロール・ストリックと申します。緊急のお話があり、お電話差し上げました。」
「・・・はい!?」
「ウチのセントレス・ミストリアが突然倒れました! 病院に搬送されたのはいいんですが、救急車の中でも譫言のようにあなたのことを呼び続けております!! 今すぐ、彼女の元に行ってやれますか!?」
僕は大慌てで、QG15DEに火をいれた。
財産と結婚することを目論んでいるような女(※当然、魔物娘ではない)を横に乗せて粋がってるRC350や30セルシオの連中をあっさり抜き去り(RCの奴はあれから修羅場になったようだ・・・そりゃ不意打ちとは言え、サニーに抜かれちゃあねぇ・・・)、病室へと駆け込んだ。
そしてその瞬間・・・
「あぁぁっ!! りゅーくんだぁっ!! りゅーくん来てくれたんだぁ !! りゅーくん、りゅーくん、りゅーくんっ、りゅーくぅーんっ!!!・・・」
僕はセントレスにぎゅーっと抱きつかれたかと思うと、そのままベッドに押し倒された。
「・・・ずっと、寂しかったんだよ・・・りゅーくんに甘えられるのは、私の喜びなんだよ・・・りゅーくんは、私がお世話しなくちゃダメなんだよ・・・お願いだから、私の幸せを奪わないでよぉ・・・!!!!」
僕の存在を懇願するセントレス。
「よかった、どうも無事元に戻ったみたいね。」
「ぶ、部長!?」
その先には、僕に電話をかけてきたアヌビスがいた。
「ここ数日、ミストリアの調子が何かおかしかったのよね。いったい何したの!?」
「いや・・・セントレスの奴、やたら僕のことを甘やかすもんで・・・このままいったら堕落するから、もう別れてくれないかって・・・」
その瞬間。彼女はとんでもなくあきれた顔をしていた。
「やっぱり、そう言うことなんじゃないかと思ったわ。さぁ、これにサインしなさい。」
・・・コロールが取りたしたのは、何と婚姻届だった。
「・・・りゅーくん。デビルって、どんな種族か知ってる?」
「・・・そう言えば、聞いたことなかったな・・・」
「私たちはね、人間に過剰なまでの愛情と快楽を注いで堕落させちゃうんだよ。自分でも気づいてたとおり、りゅーくんはもう少しで完全に堕落しちゃったんじゃないかな。」
その言葉を聞いて、血の気が引く音がした。
「・・・大丈夫だよ。『堕落』と『破滅』はイコールじゃない。
むしろ、りゅーくんの場合は『堕落』しないと『破滅』していたと思うよ。」
そして、セントレスは言葉を続ける。
「りゅーくんのことは、私が一生責任を持って面倒見るから。
それに、魔王様も私たちが破滅しないように守ってくれます。
だから、りゅーくんは安心して・・・私との爛れた『性』活を送りましょうね。
それが、りゅーくんといっしょにいることが、私の望みだから・・・。」
「・・・やっぱりダメだ。ストリックさん、セントレスを止めてください。」
「・・・上司の立場から言わせて貰うと、答えはNOよ。竜泉くんには堕落してもらって、その分ミストレアのギャラを増やした方が得策なのよ。龍仙くんと出会ってからミストレアの業績が恐ろしく上がったし、別れ話を出した翌日にはとたんに失速しちゃったの。つまりミストレアの業績の上下って、竜泉くんとの関係と大きく関わってるの。実際この分だと、私の座が奪い取られてお給料下がっちゃうんじゃないかって危機感を抱いたくらいなのよ。だから竜泉くんには堕落してくれたほうがこっちとしては好都合なわけ。さぁ、わかったらサインしなさい、ね。」
「セントレス、それからストリックさん。僕はこの書類にサインできません。僕はまだ、その心の準備が出来てない。そもそも、僕はセントレスを愛しているかすらわからないのです。 もっと言えば、そもそも愛するって結局・・・」
「りゅーくん、何度も言わせないでよ。他の子はどうかはわからないけど、私が望むのはりゅーくんが私にいーっぱい甘えること。そうしてくれることで、りゅーくんが私を必要としてくれるんだなーって、ハッキリわかるから。」
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更に1年後。
「りゅーくん、起きてー。時間だよー?」
そう言って、セントレスが僕の肩を揺さぶった。
「おはよっ、りゅーくんっ! それじゃ早速、朝勃ち処理ファックしようねーっ♪」
朝起きてすぐ、セントレスのお○んこで朝勃ち処理をする。これが僕の日課となっていた。
勿論フィニッシュは全部中出し。これをしておかないと、どうにも気持ち悪くて仕方ない。
「りゅーくーん。朝ごはん出来たよー。・・・はい、あーんっ♪」
こんなデロ甘美女にこんなコトされて、堕落しない男がいるだろうか。いや、いない。
そしてセントレスが出勤する時間。僕は彼女のお抱え運転手だ。
十数分後、魚住銀行幸川支店社員用駐車場に到着。
ここでセントレスが降りるのはわかるのだが、僕も降りることになっている。
そして出勤時間中、僕は控え室で待機されることが義務づけられている。
幸川県のオフィスではよくある話らしいのだが・・・なんでも精渇望症などで緊急処置が必要なことがあるので、この銀行でも多分に漏れず旦那用の控え室と「ご休憩室」が設けられているのである。
そしてこの「ご休憩室」は当然のことながら普段でも・・・。
僕は結局、あのアヌビスの圧力に屈して婚姻届にサインをした。
経緯だけ見れば不本意な結婚かも知れない。
そして現状を見れば完全に堕落しただらしない男に見えるかも知れない。
だけど、そんな生活を辞めようとすればセントレスはあからさまに悲しんでしまう。
それこそ、あの時の緊急入院の再来だ。
「りゅーくん。相変わらず悩んでるの?」
この一言が、こんな悩みを全て吹き飛ばしてしまう。
そう、結婚して1年。やっと気が付いたのだ。
それがデビルの、セントレスのあるべき姿なのである。
それに僕はセントレスと出会っていなかったとしても、世間体のいい人間ではなかった。
だったら、何を迷う必要があるのだろう。
もう、迷う理由はない。
本能の赴くままに、セントレスに甘えようじゃないか。
目の前にはベッド。そしてスーツに身を包んだ愛しき我が妻の姿。
「うわぁぁっっ、お姉ちゃぁぁんっ!!!」
リミッターが外れてしまった僕は、その豊かな胸に飛び込み、そしてその勢いのまま押し倒した。
妻に対して「お姉ちゃん」だなんて、どう考えてもおかしい。
だけどそんなことは、どうでもよかった。
セントレス自身も、それを受け入れてくれていた。
この瞬間、身も心も完全に堕落してしまった。
でも、あのアヌビスにもこれがデビルの夫としてあるべき姿だと言われた。
そう、真の意味でのセントレスとの夫婦生活は、今まさに始まったばかりなのである・・・。
15/06/07 23:08更新 / ぜろトラ!