絡み付く幸せ
夜中に無性にレッドブルが飲みたくなったので、自転車に乗ってコンビニに向かっていた。
そう、ただコンビニに向かっていただけなのに、こんなことになろうとは。
路地から通りに出ようとしたその瞬間。
ガシャ、という音とともに僕はいきなり横に押し倒されたのだ。
何が起こったのか。
視線の先にあったのは、猛スピードで蛇行運転しながら無灯火で走り去る一台の軽トールワゴン。街灯に一瞬照らされたため、辛うじて車種が真っ黒のムーヴというところまではわかったのだった・・・
そう、僕は轢き逃げに遭ってしまったのであった。
「轢き逃げです・・・44-949の黒いムーヴ・・・」
程なくして、パトカーがやってきた。
「おい、大丈夫か!? 救急車がいま来てるから、無理に動くなよ!!」
現場に駆けつけた警官がそう、声をかける。
その後救急車も到着。僕はすぐストレッチャーに載せられた。
「こちら高山東AB-02、環状線A6交差点で交通事故あり、男性一名受け入れを要請する! どうぞ!」
「こちら舞原病院高山中央、傷病者受け入れOK、どうぞ!」
・・・こうして僕は、その夜に舞原病院 高山中央院に運び込まれてしまったのだった。
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病院に運び込まれた僕だったが、検査の結果骨折は確認されず軽い擦り傷と打撲と診断された。要は普通に自転車でコケたのとそう変わらなかったのだった。
「大きな怪我はないようだし、骨も折れてないね。でも念のため、明日以降改めて精密検査をしよう。今日は、とりあえず帰りなさい。」
僕が緊急用出入り口から出ようとすると、鉄っチン剥き出しでシルバーのギャランが僕を待っていた。降りてきたのはスーツ姿の男が二人。そう、2人はデカだったのだ。
「災難だったね。えーっと、キミを撥ねたのは車種が黒いムーヴで、ナンバーが44-949だったっけ。」
「えぇ、そうですね。3代目のカスタム系グレードと思われます。」
「実は昨日、ダークパープルで44-979のムーヴが盗まれたって被害届が上がってきてるんだ。鑑識が言うには現場にダークパープルのプラスチック片が散らばっていたらしいから、もしかしたらそれかもしれないね。」
「あーあ、ちょっとコンビニに行こうと思っただけなのになぁ・・・」
僕は理不尽な仕打ちへの怒りをどこにぶつければいいのかもわからず、ただただ歯ぎしりをしていたのであった。
自動車保険の特約が適用され、今後の病院代や休業による経済的損失についてはカバー出来ることになったのは不幸中の幸いである。
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事故から3日後。
あの翌日には精密検査を受け、今日その結論を聞くことになった。
目の前にいたのは、人事担当部長を名乗る女医さん。
「残念なお知らせよ。 長月くん、きみには1ヶ月間の検査入院を宣告するわ。現場の状況を考えると、私たちはまだ長月くんを安心して社会復帰させられないのよ。保険会社との話し合いも既に済んでいるから、安心してゆっくり過ごしてちょうだいね。」
彼女は堂々とした風格を持ちながらも、優しく僕にそう告げた。
そして彼女はこう続けた。
「さて、ちょっと時間いいかしら。この後の検査入院中のことについても話さなくちゃいけないし。まぁ、個人的な興味で関係ないことも聞くから、気楽にね。」
ちょっと不自然かなとも思いつつ、何故か二つ返事でOKしてしまった。
「それじゃ、ひとつ目の質問。これはアイスブレーク程度に考えて欲しいんだけど、長月くんはどんな女の子と男女の仲になりたいと思うのかな。もちろん肉体関係も持つ前提で。
あくまでも『if』のお話だから、理想全部乗せの彼女像を教えてね。」
いきなり女の子のタイプか。まぁ、男と話すなら鉄板ネタだろう。
「そうですねぇ・・・基本的には甘やかしお姉ちゃんタイプですね。体型で言えば身長は175cm以上、おっぱいも顔を埋められるくらいに大きくて、髪は黒髪ロングかな。」
ここまでは、結構おおっぴらに話す部分である。
しかし、それからがいつもと違っていた。僕は持っていたスマホを取り出し、イラストSNS「Pixarac」のマイページにアクセス。自分のオリキャラのうちの1人を表示させた。
「そうですね、こんな感じの女性が求めてきたら即・ベッドインですね。」
そこに描かれていたキャラクターの衣装は和服とスーツを足したようなデザインなのだが、下着は褌である上に「チラ」どころか一切隠されていない「モロ」だった。
普段ならリアルワールド、それもこんな場所では決して晒さないこんな性癖。
ところが、彼女と話しているとそれが何故か自然と口から出てしまうのである。
あぁ、この回答で地雷を踏んでしまった。
・・・と思ったのだが、彼女から予想外の言葉が飛び出した。
「あらぁ、セクシーで素敵ね。そんなキミにピッタリの子がいるから、期待していてね。あと、彼女にもやりたいことはハッキリ言うようにね。」
・・・1時間後、いくつかの質疑応答があり面接は終わった。
そして翌日、入院生活が始まったのであった。
そう言えば、どうしてあの時彼女はあのキャラの設定画像を欲しがったんだろう?
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「あーあ、これから1ヶ月、暗黒の生活だなぁ…。」
病室に入った僕は退屈しのぎに持ってきたノートPCとミニ四駆ポータブルピットを据え付けられていた台に置き、憂鬱な気分に浸っていた。そうしていると、部屋のドアがノックされた。
「失礼します。」
ドアを開けて入ってきたのは、長く伸びた髪が黒光りして気品とセクシーさを醸し出す一人の女性だった。
「こんにちは、長月 春斗(ながつき はると)くんね。私は黒崎 蒼亜(くろさき そあ) 、あなたのお世話をする専属ナースよ。種族は毛娼妓、よろしくね。」
話には聞いていた舞原病院の専属ナース制度。
しかし、実際に目の前にすると唖然とすることばかりだ。
基本的に、この病院ではいわゆる「普通のナース服」を着ている者はそう多くない。
特に専属ともなると超ミニに露出度の高いセクシーナース服になるのである。
しかし、蒼亜さんはそのセクシーナース服ですらなかった。
「どうしたの? 私の顔に、何か付いてる?」
「…どうしたんですか、その服!?」
「ふふっ。人事部長からお話を聞いて、用意させて頂きました。うちでは入院生活を少しでも楽しく送ってもらうために、患者さんに合わせたコスチュームを用意するのはよくあることなんですよ。」
「へぇ、そうなんですね・・・だとしてもさすがに、それは恥ずかしくないですか!? ・・・描いた僕が言うことではないですけど。」
すると、蒼亜さんはにっこりと微笑んでこう言った。
「え?全然恥ずかしくないですよ? それにもし恥ずかしくても、それで春斗くんが興奮してくれるのなら些末な問題です♪」
・・・あれ、「興奮」!?
何だか魔物娘といるときには聞きたくない類の単語が聞こえた気がした。
「あのー、蒼亜さん? 『興奮』って、どういう意図で言っているんですか?」
すると彼女は、迷うでもなくこう返す。
「もちろん、私とえっちしたいって思うことですよ。何せ・・・ストレートに言うと、ここでは入院患者のオナニーを禁じているからね。そのかわり、専属ナースと好きなだけえっちできちゃうの。」
「・・・はい!?」
「つまり、ヌきたくなったらいつでも私を犯しなさいってコトよ。だから、春斗くんが私で興奮出来るかはとっても重要な問題。少なくとも私は、春斗くんといっぱいえっちしたいな。お○んこはもちろんパイズリもごっくんフェラも、お尻の穴だって使わせてあげる。」
「え、えええっ!!??」
「そんなに緊張しなくていいのよ。むしろ私が春斗くんとシたいんだから。・・・春斗くんは、私とシたくない?」
「・・・蒼亜さんがさせてくれるのなら、僕は今すぐにでも・・・」
僕がつい、とんでもないことを口走ってしまった。
すると・・・
がばっ。
僕がその言葉を言い終わる前に、蒼亜さんが僕を抱きしめた。
「春斗くん・・・シよ?」
「うん・・・僕も、蒼亜さんと、ヤりたいです。」
普段なら絶対に言えない台詞が、自然と口から漏れだしていた。
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僕の「ヤりたい」発言を聞いて、嬉々として僕をベッドに押し倒した蒼亜さん。
「ふふ、みんな若い子が大好きみたいで、なかなか私がいいって言ってくれる人はいないみたいなのよねぇ〜♪」
確かに、言われてみれば専属ナースはいわゆるピチピチギャルが多数派を占めているようだった。中にはどう見ても義務教育すら終えてないんじゃないか!?とすら思ってしまうような体格のナースまでいる。
「・・・でも、僕は蒼亜さんのおっぱいに包まれてみたいですね。それに、その長くて綺麗な黒髪は、こう・・・底からぐぐっと押し上げられるような色気を感じます。いずれにせよ、僕は蒼亜さんがいいです。」
ダメだ、言葉が止まらない。
「さぁ、楽にしてくださいね。」
そう言うと蒼亜さんが僕の腰の上に跨り、次の瞬間僕の下半身を裸にした。
そして彼女自身も股布をずらし、その割れ目を見せつける・・・
「さぁ、よく見てくださいね。これが、これから春斗くんのお○ん○んをお世話するお○んこですよぉ〜♪」
そう言いながら『くぱぁ』されたそこは、まるで犬が口で呼吸するかのようにヒクついていた。そしてそれを見せられ、僕のも臨戦態勢に入っていた。
・・・噂には聞いていたが、毛娼妓は髪の毛を自由に操ってものを掴んだり出来るそうだ。
その『くぱぁ』も、実は手ではなく髪で行われたモノだったりする。
そして、別の髪の束が僕の根本に巻き付いてきた。
「涎掛けならぬ、『精液掛け』ですよー♪」
そしてその髪は、それだけではなく『僕全体』をサポートする形で巻き付いてきた。
皮まで剥いてしまうとかどんだけ高性能なんだよこの髪は。
「それでは春斗くんのお○ん○ん、いただきます♪」
じゅぶぶぶぶっ。
狙いを定めると蒼亜さんは腰を沈め、僕を一気に飲み込んだ。
・・・しかしサキュバス属の不意打ちに勝てるほど、僕の息子は躾られてない。
そう、挿入した瞬間に音を上げてしまったのだ。
「・・・ごめんなさい。」
「謝る理由なんて、ないですよ。むしろ私なんかでこんなにビンビンにしてくれて、嬉しかったです。」
「僕には信じられません、蒼亜さんほどの方が、誰にも相手されなかったってコトが。」
「そう言ってくれるのは嬉しいけど、事実だからね。」
・・・未だに僕と繋がり(愚息も抜け落ちないよう彼女の髪に支えられている)、それを嬉々として楽しんでいる蒼亜さん。
・・・しかし、彼女が馬乗りになっていると言うことは・・・そう、気になるのである。
その大きな、母性のたっぷり詰まった二つのふくらみが。
「蒼亜さん・・・おっぱい、触ってもいいですか?」
何故だろう。彼女に対しては、沸き上がる性への欲求が止まることなく口から飛び出す。
「はい♪ 私の身体、隅から隅まで味わってくださいね♪」
またも二つ返事でOKだった。
ここまできて触らないのは逆に失礼、と変な理屈を付けて両手をそのふくらみに伸ばす。
「うわぁ・・・蒼亜さんのおっぱい、柔らけぇ・・・しかもそれでいて張りもあって・・・こんなおっぱいを好き放題出来る奴が羨ましいですよ・・・」
「あらあら。そう言って頂けると私も嬉しいです。そして、またビンビンにしてもらえて更に嬉しいです♪」
そう、彼女のおっぱいを触ることで愚息はまた臨戦態勢に入ってしまったのだ。
「・・・もう一度、動いてもらえますか?」
「はい、喜んで♪」
その顔には、仕事だからとかそう言った類の曇りは一切感じられなかった。
そしてそう言う類の雑念は・・・
ぐちゅっ。
「はうっ!!」
「春斗くぅ〜ん? 私は決してあなたを捨てません。ですから、今はこっちに集中してくださいね?」
彼女の笑顔と、そして快楽にあっという間に持って行かれてしまった。
そして僕がだんだんと高まって行くにつれ、本能的に蒼亜さんに抱きついた。
「ひゃっ、春斗くんっ!?・・・ふふ、そんなに私が欲しいんですね。こんな売れ残りでよければ・・・ぜひ、春斗くんのモノにしてくださいね。」
「あ、ごめ・・・」
「ほら、謝らない。そんなこと言う悪ぅ〜い春斗くんは、私のモノにしちゃいますよ♪」
そう言うと、蒼亜さんはまた器用に腰を動かしてお○んこで極上の快楽を叩き付ける。
どこかゆったりとはしていたが、それでもかなり刺激的だった。
・・・2度目の昇天まで、今度は『3分も耐えられた』のだった。
「・・・蒼亜さん、ごめ・・・」
と言いかけたところで、さっきの言葉を思い出す。
「・・・ありがとう。凄く、気持ちよかったです。出来れば、今後ももっともっと蒼亜さんに気持ちよくして欲しいです。」
「はい、よくできました。私も春斗くんとはい〜っぱいえっちしたいですよ。シたくなったら遠慮なく、この直通ナースコールボタンを押してくださいね。」
あぁ、これは退院しても彼女との関係は切れないな。
そう悟るのに、時間は掛からなかった。
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「・・・うん、そうなんだ。一応、今月は検査入院。お前と『Jack the MUSEUM』行くの、楽しみにしてたんだけどなぁ。」
「まぁ、仕方ねーよ。頭に後遺症が残ってたら、大変だからな。」
僕は、気心の知れた友達である水原 隆二(みずはら りゅうじ)と電話していた。
再来週末には2人で県外のイベントに行く予定だったのだが、この轢き逃げ事件のせいで丸つぶれになった・・・そんな愚痴を吐いていた。
「春斗くーん、そろそろ消灯の時間ですよー。」
「あ、ごめんな。消灯の時間だわ。また電話する。」
「はいはーい、じゃ乙でーす。」
スマホを充電クレードルに置き、床につく。
「あーあ、10:00に寝る生活なんて何年ぶりだろうなぁ。」
「それもそうね。それじゃ、電気消しますね。」
ぱちんっ。
その瞬間、部屋は闇に包まれた。
そして・・・蒼亜さんが、ベッドに近づいてきた!?
「それでは、私も失礼します♪」
「え、えええっ!? 何で入ってきてるの!?」
「ふふ♪患者さんの希望がない限り、担当ナースは患者さんと一緒に寝るんです。何かあってもすぐ対処出来るからね。それとも、春斗くんは・・・」
「・・・蒼亜さんが隣にいると、すっごく興奮しちゃいます。」
「ふふ、嬉しいわ。ねぇ、退院後の話なんだけど・・・私、退院後は純粋にお友達として、出来れば結婚まで視野に入れたお付き合いをしたいと思ってるの。春斗くんのこと、ずっとお世話したいし、ずっと一緒にいたいの。」
「な、何ですって!?」
僕は、たちの悪いジョークにも聞こえる彼女の発言に耳を疑った。
「春斗くんは、例えるなら競艇のボートやF1のようなものなのよ。特定の条件下で然るべき人が扱えば圧倒的なパフォーマンスを発揮する。けど、性格は決して万人向けじゃないし手も掛かる。だから、春斗くんには春斗くんに特化したパートナーが必要なの。人事指令部長も『あなたは暗黙の了解を嫌ってアヌビスの如く物事を事細かく規定するところがあるから、暗黙の了解が理解出来ず悩む春斗くんにはちょうどいいだろう』、って言ってたしね。」
確かに、蒼亜さんの言うことは何もかもが具体的だ。
具体的に表しきることが難しいモノでさえ、おおよその目安を付けてくれた。
自分は「暗黙の了解」や「場の空気」といった不文律の類が理解出来ないと言うこともあって、明文化されたモノが絶対という感覚がある。
例えばRCカーやミニ四駆まで含めてモータースポーツでは規定ギリギリのセッティングを行うことはもはや当然の話だし、ルールの不備を突いた型破りな装備が「斬新なアイデア」として評価されることさえある。軍艦にだってそういう話はある。これらのようにそれでいい世界ならいいのだが、なかなかそうも行かない世界もある。
そういうところで、派手にやらかしてしまうのが自分なのである。
明文化された「ルール」に従うことは出来ても、曖昧な「常識」に従うことは出来ないのだ。
「私も、どこまで細かく説明するかという点においては非常識かもね。でも、だからこそ分かり合えることもある。春斗くんが不文律で悩むのなら、私が『通訳』してあげる。」
「そうしてもらえると、非常に助かります。」
「だから、私の言うことは全部真に受けて大丈夫よ。勿論、今から言うことも。」
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「・・・今から言うこと?」
「うん。春斗くん、何度も言いますけど、ヌきたくなったら遠慮なく私の身体を使ってください。『勃ったら犯す』くらいの気持ちでね。そのかわり、オナニーは絶対にしちゃダメよ。院内規則以前に、私が春斗くんとしたいから。それに・・・とろっとろに惚けた春斗くん、すっごくかわいいんだもん。」
昼にしてもらった筆卸し第3戦・・・身体中をこの髪で包んで、ゆっくり、ゆったりと高めて、意識がぼんやりとした頃を狙って快楽攻撃を仕掛け逆らう暇も与えず中出しさせる・・・確かにあれは凄かった。
そして、蒼亜さんはこう続ける。
「春斗くんの本音が「私の身体でヌきたい」だったら、私は全然迷惑じゃないよ。むしろ願ったり叶ったりで、春斗くんのお○ん○んなら私の方から喰べちゃいたいくらい♪ そもそも毛娼妓って言うのはサキュバスの一種だし、えっちするのはむしろ当然なのよ。」
しかし、僕は不安だった。
「蒼亜さん。僕はひとつ、不安なことがあるんです。それは、その言葉に乗っかって気が付かない間に蒼亜さんを・・・そうですね、言ってみればオナホか肉便器のように扱ってしまうようになるのではないのか、ということです。何せ、蒼亜さんの筆卸しは本当に気持ちよかったですからね。あの快楽の記憶には抗えません。」
それに対する蒼亜さんの返事はこうだった。
「あらあら。そんなことを心配してたんですか? 私の性欲、甘く見ているようですね。余計な心配はしないで、思う存分、私で発散してください。仮に春斗くんが私を精液便所にして毎日好き放題犯したとしても、たぶんもっともっとおねだりすると思いますよ。だって私は、春斗くんに犯されて中出しされるのがだーいすきなんですから。」
そしてこうも続けた。
「それに、『快楽の記憶に抗えない』だなんて私の性技に対する褒め言葉以外の何者でもありません。むしろ私の快楽を限界いっぱいまで覚えさせて『私を』抱かずにはいられない、私と一緒じゃなきゃいられないようにしても、いいんですよぉ? 私は、そうなっても全然平気ですから。それに・・・毎日身体を繋げていれば、いずれ心も繋ぎ止めることもできる。そして肉体に覚え込まれた快楽は、より強く私たちを繋ぎ止める。そう、思っています。」
あぁ、これは勝てない。
彼女の長い髪に、僕は心を縛られた。
ほどいてもほどいても、それを遙かに上回るペースで次の髪がやってくるだろう。
いや、それ以前に手足を縛られて抵抗出来なくなるかもしれない。
「だから、春斗くんは何も心配せずに、ただただ欲望の赴くままに私を抱けばいいんです。それが私への、最高の愛情表現なんですから。」
「人事担当部長から聞いてるかもしれませんが、僕は甘・・・」
「はい。心ゆくまで、甘えてください♪」
「・・・消灯時間、過ぎてるんですよね。」
「えぇ。」
「だと言うのに、どうして担当ナースに添い寝させるんでしょう。もし他の人にもその人のタイプに応じたナースが割り当てられるとしたら・・・」
「男と好みの魔物娘が消灯時間を過ぎて同じベッドで寝ている。となれば・・・そうなりますよね。大丈夫ですよ、この建物はえっちしたくらいでは音も振動も響かない構造になっていますから。」
「・・・蒼亜さん。ヤらせてください。」
「えぇ、いいですよ。どんな風にしたいですか?」
「正常位で、お願いします。勿論、蒼亜さんは全部着たままで。」
「はい、どうぞ。」
蒼亜さんは。あっさりと股を開いた。
「前戯なんて、いりませんからね。」
その言葉通り、蒼亜さんのお○んこはびちゃびちゃだった。
「ね。春斗くんが私を犯したい以上に、私は春斗くんに犯されたいんです。」
その言葉を聞くや否や、僕は槍を彼女に突き立てた。
今度は僕が上になるので、まさに彼女を制圧するかのような満足感があった。
今日4回目だというのに、何でこんなにいきり立つのか。その理由はわからない。
しかし、そんなことを気にもせず、僕は彼女を思う存分味わった。
そして、僕は4度目の種付けを彼女に行った。
脱力感から上に倒れ込み、まさに蒼亜さんを極上の敷き布団にでもしているかのような状態。
その状態から、さらさらとした感触が腰と足にまとわりつく。
「春斗くん、今夜はこうやって、ぎゅーっとさせてくださいね。」
その極上の黒髪によって蒼亜さんに縛り付けられた僕。
しかし、手だけは自由になっている。
あぁ、僕が次に望むことは完璧にバレてるな。
そう悟った僕は覚悟を決めて、自分をさらけ出すことにした。
「ねぇ、蒼亜さん。今から、クロ姉ちゃん、って呼んでもいい?」
そう言うと、蒼亜さんは明らかにスイッチが入ってしまったと言った感じの表情を浮かべ・・・
「そ、それじゃ、私も春斗くんのこと、はるちゃんって呼んでもいい!?」
「うん。大丈夫。それじゃクロ姉ちゃん・・・」
呼び方も変わったところで、僕はまたクロ姉ちゃんのおっぱいに手を伸ばす。
「もう、はるちゃんったらぁ・・・♪ わたしのおっぱい、そんなに気に入ったぁ?」
「うん。僕、クロ姉ちゃんのおっぱい大好きだよ。クロ姉ちゃんは綺麗だし、声もゾクゾクするし、お○んこもキモチイイよ。クロ姉ちゃんと、いっぱいえっちしたい。」
・・・自分もダムが決壊したようだ。
そして今度は両手を襟の部分から侵入させ、服越しではなく生のおっぱいを触る。
「あぁんっ♪ はるちゃんったらやらしぃ♪」
「クロ姉ちゃんがセクシーなのが悪いんだよ。さぁ、そろそろクロ姉ちゃんのおっぱい見せてね。」
そして襟を軽く開き、巨大な母性の塊を晒させる。
「うっわぁ。クロ姉ちゃん、乳輪大きい・・・」
「やだぁ・・・言わないでぇ・・・」
どうやら、クロ姉ちゃんは巨乳輪がコンプレックスのようだ。
「そんなに嫌そうにしないでよ。こうやってぷっくり膨れてるし、僕はこういうの、大好きだよ。」
「ほんとなの、はるちゃん・・・?」
「うん。そもそもクロ姉ちゃんとこんなコト出来る仲になれて本当に嬉しいってこと、忘れないでよね。」
「じゃ、退院後も、私とえっちしてくれる・・・?」
「うん。勿論予定が合えばだけど、退院してクロ姉ちゃんとお別れなんて嫌だよ。」
「・・・ホッとした。それじゃ、約束よ。」
「うん。退院してもクロ姉ちゃんと、こうできるといいね。」
「それじゃ、私をはるちゃんの彼女にしてね。」
「もちろん!! 願ったり叶ったりだよ!!」
「それじゃ、話を戻して早速目的を果たしますか。」
そう言うと、僕はぷっくり膨れ上がったクロ姉ちゃんの乳首に吸い付いた。
「あぁんっ♪ がっつきすぎよぉ♪ お○んこきゅんきゅんしちゃうじゃなぁい♪」
「だって僕、クロ姉ちゃんのおっぱい吸いたかったんだもん♪」
「もうっ、はるちゃんの甘えんぼさぁん♪」
そうしている間に無節操に膨れ上がる愚息・・・
僕はその欲望のままにクロ姉ちゃんを突いて、そして吸った。
「あ、あぁぁんっ、だめっ、なんかおっぱいむずむずするううっ♪ あぁっ、だめぇぇぇぇぇぇっ!!!」
ぷしゃあああああああああっ・・・
両乳首を寄せて吸っていた僕の口に、生暖かいミルクが大量に噴射される。
その勢いはなかなか止まらず、まるで噴水のように出続けた。
僕はそれを一滴もこぼすまいと、どんどん夢中で飲み続けた。
その勢いが止まったのは、それから何と1分後の話であった・・・。
「美味しかったよ、クロ姉ちゃんの毛娼妓ミルク。」
「嬉しいわぁ♪でも、中途半端で止まってるよねぇ・・・私にも飲ませてね、はるちゃんのミルク。」
「勿論、クロ姉ちゃんの極上の快楽でイかせてもらうよ。」
===================
コトを済ませた後、僕はあることに気が付いた。
「そういえば、僕って検査入院してるはずだよね? こんなことしてて大丈夫かなぁ!?」
「はい、検査の結果は異常なし・要経過観察よ。今月中は休業補償も病院代も保険で出ますから、心おきなく私と愛を深め会いましょうね、はるちゃん♪」
・・・3週間後の朝。
「おはよう、はるちゃん。」
「うん、おはよう、クロ姉ちゃん。」
「それじゃ、おはようの朝勃ち処理えっち、始めよっか。」
僕は気が付いたら、朝っぱらからクロ姉ちゃんと交わるようになった。
しかし、これをしておかないと一日中ムラムラして仕方ない。
勿論専属ナースは(性処理も含めて)担当患者のお世話が最優先ではあるが、雑務を行うことも当然ある。だから、出来るだけクロ姉ちゃんの仕事の邪魔をしないようにと思っているのだ。
(もっとも、クロ姉ちゃんの話によると専属ナースは担当患者『と』の『お世話』に忙しくほとんど雑務の戦力にはならないそうだが・・・。)
「・・・はるちゃん、あさってで退院なんだよね・・・」
「うん。クロ姉ちゃんと会えなくなると思うと、すっごく寂しい。勿論社会復帰出来るのは嬉しいけどね。」
クロ姉ちゃんが着崩れを直すと、病室に老夫婦がやってきた。
「長月様、この度はうちの愚息がとんでもないご迷惑をおかけしました。」
そう、あの轢き逃げ犯の両親がやってきたのだ。
話によると、あの後轢き逃げ犯は逮捕。
窃盗罪、自動車運転過失傷害、負傷者の救護と危険防止の措置違反、更に飲酒運転・・・等々数々の刑が下り、少なくとも10年程度は檻の中らしい。
「怪我が大したことなくて、内心かなりホッとしております。病院代は全て我々が持ちますし、自転車も勿論新車で弁償いたします。何か他に破損したモノがありましたら、遠慮なく言ってください!」
とりあえずはお見舞い金を受け取り、後はスマホの修理請求書を見せてその分の修理代も受け取った。自転車はまたおいおい選ぶことにしよう・・・。
2人が去った後、またもクロ姉ちゃんと向き合う。
「これで・・・新車買ったら、この件も終わっちゃうんだよね・・・はるちゃんにとっては喜ばしいことだけど、お姉ちゃん、ちょっと寂しくもあるんだ・・・。だって、もうはるちゃんのお世話、出来なくなっちゃうんだもん・・・。」
「うん、僕も寂しい。だから、会えるときは会いに行くよ。」
そんなとき、クロ姉ちゃんの院内用PHSにコールが。
「黒崎さん、重要な話があるわ。長月くんも連れて、第2面談室に来てちょうだい。」
僕も連れて行く、クロ姉ちゃんへの重要な話?
クロ姉ちゃんにも訳がわからず、疑問だらけの中で第二面談室のドアを叩いた。
副院長を名乗るバフォメットが、口を開く。
「忙しい中、ごめんね。実は黒崎さんの今後のことなんだけど・・・」
いったい何を言われるのか、僕たちは内心ハラハラだった。
「まず、配置転換。黒崎さんには内科第3部署の助手になってもらいます。」
専属ナースを経た者が辿る、配置転換の運命。
しかし、このままではそうなるのは確定とはいえ・・・僕たちは将来の約束まではしていないはずだが・・・?
「次に、長月くん。調べてみたところ、就労支援施設に通ってるみたいね。そこの人とも話が通じたんだけど、その話を聞く限り問題はないと判断させてもらったから・・・」
いったい、何を言うつもりなのだろう。
何か、とんでもないことが起こりそうな気がした。
「施設はもうやめて、うちの医療器具管理倉庫で働いてもらいたいの。大丈夫、キミの特性は全て聞かせてもらったし担当も問題ないって言ってくれてるからね。施設の方も話を聞いたら祝福してくれたよ。そして、これは二人に関係あることなんだが・・・」
僕たちに共通の案件。いったい何なんだ・・・
そう言うと、バフォ様がにやりと笑ってこう言った。
「お前ら、もう結婚しろ!! 生活基盤はもう完璧だからな!! 家も心配しなくていいんだよな、黒崎!!」
「え・・・はるちゃんと結婚!? いいの!? 1人じゃ広すぎるあの家に、はるちゃんが来てくれるの!? 嬉しい!!」
「ちょ、ちょっと!! 僕は結婚するなんてひと言も」
「お前ら見る限り、どうせ遅かれ早かれそうなるに決まってる。どうせ今朝もヤってたんだろう?」
しばしの沈黙。そして・・・。
「ねぇ、はるちゃん。」
「なぁに、クロ姉ちゃん。」
「私は、はるちゃんが事故にあったことは災難だったと思うけど、同時に私は嬉しくもあったの。だって、こんな私で興奮してくれる、しかも私にべったり甘えてくれるかわいい男の子が来てくれたんだから。」
「僕も、同じだよ。すっごくあまあまで、しっかり者で、いつも冷静に判断出来て、指示もわかりやすくて、そして何よりセクシーで夜もエロいお姉ちゃんが来てくれて、本当に嬉しかった。」
「私は、出来ることなら、この幸せを永遠のモノにしたい。はるちゃんは、どう・・・かな・・・。」
「うん、それは、当然僕だって同じだよ。」
「だからね、はるちゃん・・・」
「クロ姉ちゃん・・・覚悟は、出来たよ。」
「この毛娼妓、黒崎 蒼亜を、はるちゃんの妻にしてくださいっ!!!」
「こんなダメ男だけど、この長月 春斗をクロ姉ちゃんの夫にしてもらえますか!?」
「はいっ!!」
「喜んでっ!!」
「よっしゃあっ! カップル成立ぅッ!! それじゃ、2人とも、お幸せに!! さぁ、長月くんの退院まで他の仕事はさせないから、とりあえずは退院の準備をしてもらって、その後は2人で好きなだけヤりまくればいいさ!!」
その後、僕たちはとにかく体を交わしまくった。
それこそ、この1ヶ月で一番多くヤりまくった。
お○んこだけでなくおっぱいもお口もお尻も犯し、クロ姉ちゃんの身体の外も中も僕の白濁で犯し尽くした。部屋が相当イカ臭くなっていただろうが、そんなのはまったく気にもしなかった。
・・・
半年後。
「はるちゃーん、起きてー。時間だよー。」
「ごめんね、クロ姉ちゃん。いつも起こしてもらって。」
「むー。こういうとき、私は謝って欲しくないんだけどなー。」
「そうだったね。『いつもありがとう、起こしてくれて。』」
僕は、住んでた部屋を引き払ってクロ姉ちゃんの家に引っ越した。
まぁ、結婚したのだから当然だ。
今となってはクロ姉ちゃんは「長月 蒼亜」なので、旧姓の「黒崎」から取ったこの名前はツッコミどころ満点だ。けど、変える予定はない。結婚前のイチャイチャをいつまでも続けられるようにと言う願掛けのようなモノだ。
僕も仕事に慣れてきた。お恥ずかしいながら重いものは運べないのだが、その辺りは同僚のアカオニ、水原 綾子(みずはら あやこ)さんに任せることになっている。
「あたしにも頼っていいぜ。今じゃその身体はお前だけのモノじゃないんだ。無理して怪我されちゃ蒼亜に申し訳が立たないからな。しっかし蒼亜とお前、なかなかお似合いだよなぁ。またうちの旦那と4人で飲みに行こうぜ。」
作業所に通う前のバイト先が見事にブラックで、そのトラウマから働くことに恐怖心を抱いてすらいた僕。
だけどさすがは魔物娘だらけの舞原病院だ。サビ残なんてさせようものならナース達が団結してストライキ、ヘタすれば暴動にまで発展しかねないのでとてもそんなことは出来ないのだ。
安心して働けるから、しっかり働こうという意志も生まれるわけで。
「クロ姉ちゃん!さぁ、帰ろうか。」
「えぇ・・・あら、綾子さんじゃない。」
「よぉ、春斗、蒼亜!! 今夜また旦那と飲みにいかねーか?」
「そうね、行きましょう!!」
「前は隆二とのイベント遠征がパァになったからなー。今度行くか、話しとかねーとな。」
みんな明日は休みだ。思いっきり騒ごう。
(勿論他人の迷惑にならない範囲で、ではあるが。)
僕たち4人はその後、すぐに高山の歓楽街に向かったのであった。
そう、ただコンビニに向かっていただけなのに、こんなことになろうとは。
路地から通りに出ようとしたその瞬間。
ガシャ、という音とともに僕はいきなり横に押し倒されたのだ。
何が起こったのか。
視線の先にあったのは、猛スピードで蛇行運転しながら無灯火で走り去る一台の軽トールワゴン。街灯に一瞬照らされたため、辛うじて車種が真っ黒のムーヴというところまではわかったのだった・・・
そう、僕は轢き逃げに遭ってしまったのであった。
「轢き逃げです・・・44-949の黒いムーヴ・・・」
程なくして、パトカーがやってきた。
「おい、大丈夫か!? 救急車がいま来てるから、無理に動くなよ!!」
現場に駆けつけた警官がそう、声をかける。
その後救急車も到着。僕はすぐストレッチャーに載せられた。
「こちら高山東AB-02、環状線A6交差点で交通事故あり、男性一名受け入れを要請する! どうぞ!」
「こちら舞原病院高山中央、傷病者受け入れOK、どうぞ!」
・・・こうして僕は、その夜に舞原病院 高山中央院に運び込まれてしまったのだった。
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病院に運び込まれた僕だったが、検査の結果骨折は確認されず軽い擦り傷と打撲と診断された。要は普通に自転車でコケたのとそう変わらなかったのだった。
「大きな怪我はないようだし、骨も折れてないね。でも念のため、明日以降改めて精密検査をしよう。今日は、とりあえず帰りなさい。」
僕が緊急用出入り口から出ようとすると、鉄っチン剥き出しでシルバーのギャランが僕を待っていた。降りてきたのはスーツ姿の男が二人。そう、2人はデカだったのだ。
「災難だったね。えーっと、キミを撥ねたのは車種が黒いムーヴで、ナンバーが44-949だったっけ。」
「えぇ、そうですね。3代目のカスタム系グレードと思われます。」
「実は昨日、ダークパープルで44-979のムーヴが盗まれたって被害届が上がってきてるんだ。鑑識が言うには現場にダークパープルのプラスチック片が散らばっていたらしいから、もしかしたらそれかもしれないね。」
「あーあ、ちょっとコンビニに行こうと思っただけなのになぁ・・・」
僕は理不尽な仕打ちへの怒りをどこにぶつければいいのかもわからず、ただただ歯ぎしりをしていたのであった。
自動車保険の特約が適用され、今後の病院代や休業による経済的損失についてはカバー出来ることになったのは不幸中の幸いである。
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事故から3日後。
あの翌日には精密検査を受け、今日その結論を聞くことになった。
目の前にいたのは、人事担当部長を名乗る女医さん。
「残念なお知らせよ。 長月くん、きみには1ヶ月間の検査入院を宣告するわ。現場の状況を考えると、私たちはまだ長月くんを安心して社会復帰させられないのよ。保険会社との話し合いも既に済んでいるから、安心してゆっくり過ごしてちょうだいね。」
彼女は堂々とした風格を持ちながらも、優しく僕にそう告げた。
そして彼女はこう続けた。
「さて、ちょっと時間いいかしら。この後の検査入院中のことについても話さなくちゃいけないし。まぁ、個人的な興味で関係ないことも聞くから、気楽にね。」
ちょっと不自然かなとも思いつつ、何故か二つ返事でOKしてしまった。
「それじゃ、ひとつ目の質問。これはアイスブレーク程度に考えて欲しいんだけど、長月くんはどんな女の子と男女の仲になりたいと思うのかな。もちろん肉体関係も持つ前提で。
あくまでも『if』のお話だから、理想全部乗せの彼女像を教えてね。」
いきなり女の子のタイプか。まぁ、男と話すなら鉄板ネタだろう。
「そうですねぇ・・・基本的には甘やかしお姉ちゃんタイプですね。体型で言えば身長は175cm以上、おっぱいも顔を埋められるくらいに大きくて、髪は黒髪ロングかな。」
ここまでは、結構おおっぴらに話す部分である。
しかし、それからがいつもと違っていた。僕は持っていたスマホを取り出し、イラストSNS「Pixarac」のマイページにアクセス。自分のオリキャラのうちの1人を表示させた。
「そうですね、こんな感じの女性が求めてきたら即・ベッドインですね。」
そこに描かれていたキャラクターの衣装は和服とスーツを足したようなデザインなのだが、下着は褌である上に「チラ」どころか一切隠されていない「モロ」だった。
普段ならリアルワールド、それもこんな場所では決して晒さないこんな性癖。
ところが、彼女と話しているとそれが何故か自然と口から出てしまうのである。
あぁ、この回答で地雷を踏んでしまった。
・・・と思ったのだが、彼女から予想外の言葉が飛び出した。
「あらぁ、セクシーで素敵ね。そんなキミにピッタリの子がいるから、期待していてね。あと、彼女にもやりたいことはハッキリ言うようにね。」
・・・1時間後、いくつかの質疑応答があり面接は終わった。
そして翌日、入院生活が始まったのであった。
そう言えば、どうしてあの時彼女はあのキャラの設定画像を欲しがったんだろう?
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「あーあ、これから1ヶ月、暗黒の生活だなぁ…。」
病室に入った僕は退屈しのぎに持ってきたノートPCとミニ四駆ポータブルピットを据え付けられていた台に置き、憂鬱な気分に浸っていた。そうしていると、部屋のドアがノックされた。
「失礼します。」
ドアを開けて入ってきたのは、長く伸びた髪が黒光りして気品とセクシーさを醸し出す一人の女性だった。
「こんにちは、長月 春斗(ながつき はると)くんね。私は黒崎 蒼亜(くろさき そあ) 、あなたのお世話をする専属ナースよ。種族は毛娼妓、よろしくね。」
話には聞いていた舞原病院の専属ナース制度。
しかし、実際に目の前にすると唖然とすることばかりだ。
基本的に、この病院ではいわゆる「普通のナース服」を着ている者はそう多くない。
特に専属ともなると超ミニに露出度の高いセクシーナース服になるのである。
しかし、蒼亜さんはそのセクシーナース服ですらなかった。
「どうしたの? 私の顔に、何か付いてる?」
「…どうしたんですか、その服!?」
「ふふっ。人事部長からお話を聞いて、用意させて頂きました。うちでは入院生活を少しでも楽しく送ってもらうために、患者さんに合わせたコスチュームを用意するのはよくあることなんですよ。」
「へぇ、そうなんですね・・・だとしてもさすがに、それは恥ずかしくないですか!? ・・・描いた僕が言うことではないですけど。」
すると、蒼亜さんはにっこりと微笑んでこう言った。
「え?全然恥ずかしくないですよ? それにもし恥ずかしくても、それで春斗くんが興奮してくれるのなら些末な問題です♪」
・・・あれ、「興奮」!?
何だか魔物娘といるときには聞きたくない類の単語が聞こえた気がした。
「あのー、蒼亜さん? 『興奮』って、どういう意図で言っているんですか?」
すると彼女は、迷うでもなくこう返す。
「もちろん、私とえっちしたいって思うことですよ。何せ・・・ストレートに言うと、ここでは入院患者のオナニーを禁じているからね。そのかわり、専属ナースと好きなだけえっちできちゃうの。」
「・・・はい!?」
「つまり、ヌきたくなったらいつでも私を犯しなさいってコトよ。だから、春斗くんが私で興奮出来るかはとっても重要な問題。少なくとも私は、春斗くんといっぱいえっちしたいな。お○んこはもちろんパイズリもごっくんフェラも、お尻の穴だって使わせてあげる。」
「え、えええっ!!??」
「そんなに緊張しなくていいのよ。むしろ私が春斗くんとシたいんだから。・・・春斗くんは、私とシたくない?」
「・・・蒼亜さんがさせてくれるのなら、僕は今すぐにでも・・・」
僕がつい、とんでもないことを口走ってしまった。
すると・・・
がばっ。
僕がその言葉を言い終わる前に、蒼亜さんが僕を抱きしめた。
「春斗くん・・・シよ?」
「うん・・・僕も、蒼亜さんと、ヤりたいです。」
普段なら絶対に言えない台詞が、自然と口から漏れだしていた。
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僕の「ヤりたい」発言を聞いて、嬉々として僕をベッドに押し倒した蒼亜さん。
「ふふ、みんな若い子が大好きみたいで、なかなか私がいいって言ってくれる人はいないみたいなのよねぇ〜♪」
確かに、言われてみれば専属ナースはいわゆるピチピチギャルが多数派を占めているようだった。中にはどう見ても義務教育すら終えてないんじゃないか!?とすら思ってしまうような体格のナースまでいる。
「・・・でも、僕は蒼亜さんのおっぱいに包まれてみたいですね。それに、その長くて綺麗な黒髪は、こう・・・底からぐぐっと押し上げられるような色気を感じます。いずれにせよ、僕は蒼亜さんがいいです。」
ダメだ、言葉が止まらない。
「さぁ、楽にしてくださいね。」
そう言うと蒼亜さんが僕の腰の上に跨り、次の瞬間僕の下半身を裸にした。
そして彼女自身も股布をずらし、その割れ目を見せつける・・・
「さぁ、よく見てくださいね。これが、これから春斗くんのお○ん○んをお世話するお○んこですよぉ〜♪」
そう言いながら『くぱぁ』されたそこは、まるで犬が口で呼吸するかのようにヒクついていた。そしてそれを見せられ、僕のも臨戦態勢に入っていた。
・・・噂には聞いていたが、毛娼妓は髪の毛を自由に操ってものを掴んだり出来るそうだ。
その『くぱぁ』も、実は手ではなく髪で行われたモノだったりする。
そして、別の髪の束が僕の根本に巻き付いてきた。
「涎掛けならぬ、『精液掛け』ですよー♪」
そしてその髪は、それだけではなく『僕全体』をサポートする形で巻き付いてきた。
皮まで剥いてしまうとかどんだけ高性能なんだよこの髪は。
「それでは春斗くんのお○ん○ん、いただきます♪」
じゅぶぶぶぶっ。
狙いを定めると蒼亜さんは腰を沈め、僕を一気に飲み込んだ。
・・・しかしサキュバス属の不意打ちに勝てるほど、僕の息子は躾られてない。
そう、挿入した瞬間に音を上げてしまったのだ。
「・・・ごめんなさい。」
「謝る理由なんて、ないですよ。むしろ私なんかでこんなにビンビンにしてくれて、嬉しかったです。」
「僕には信じられません、蒼亜さんほどの方が、誰にも相手されなかったってコトが。」
「そう言ってくれるのは嬉しいけど、事実だからね。」
・・・未だに僕と繋がり(愚息も抜け落ちないよう彼女の髪に支えられている)、それを嬉々として楽しんでいる蒼亜さん。
・・・しかし、彼女が馬乗りになっていると言うことは・・・そう、気になるのである。
その大きな、母性のたっぷり詰まった二つのふくらみが。
「蒼亜さん・・・おっぱい、触ってもいいですか?」
何故だろう。彼女に対しては、沸き上がる性への欲求が止まることなく口から飛び出す。
「はい♪ 私の身体、隅から隅まで味わってくださいね♪」
またも二つ返事でOKだった。
ここまできて触らないのは逆に失礼、と変な理屈を付けて両手をそのふくらみに伸ばす。
「うわぁ・・・蒼亜さんのおっぱい、柔らけぇ・・・しかもそれでいて張りもあって・・・こんなおっぱいを好き放題出来る奴が羨ましいですよ・・・」
「あらあら。そう言って頂けると私も嬉しいです。そして、またビンビンにしてもらえて更に嬉しいです♪」
そう、彼女のおっぱいを触ることで愚息はまた臨戦態勢に入ってしまったのだ。
「・・・もう一度、動いてもらえますか?」
「はい、喜んで♪」
その顔には、仕事だからとかそう言った類の曇りは一切感じられなかった。
そしてそう言う類の雑念は・・・
ぐちゅっ。
「はうっ!!」
「春斗くぅ〜ん? 私は決してあなたを捨てません。ですから、今はこっちに集中してくださいね?」
彼女の笑顔と、そして快楽にあっという間に持って行かれてしまった。
そして僕がだんだんと高まって行くにつれ、本能的に蒼亜さんに抱きついた。
「ひゃっ、春斗くんっ!?・・・ふふ、そんなに私が欲しいんですね。こんな売れ残りでよければ・・・ぜひ、春斗くんのモノにしてくださいね。」
「あ、ごめ・・・」
「ほら、謝らない。そんなこと言う悪ぅ〜い春斗くんは、私のモノにしちゃいますよ♪」
そう言うと、蒼亜さんはまた器用に腰を動かしてお○んこで極上の快楽を叩き付ける。
どこかゆったりとはしていたが、それでもかなり刺激的だった。
・・・2度目の昇天まで、今度は『3分も耐えられた』のだった。
「・・・蒼亜さん、ごめ・・・」
と言いかけたところで、さっきの言葉を思い出す。
「・・・ありがとう。凄く、気持ちよかったです。出来れば、今後ももっともっと蒼亜さんに気持ちよくして欲しいです。」
「はい、よくできました。私も春斗くんとはい〜っぱいえっちしたいですよ。シたくなったら遠慮なく、この直通ナースコールボタンを押してくださいね。」
あぁ、これは退院しても彼女との関係は切れないな。
そう悟るのに、時間は掛からなかった。
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「・・・うん、そうなんだ。一応、今月は検査入院。お前と『Jack the MUSEUM』行くの、楽しみにしてたんだけどなぁ。」
「まぁ、仕方ねーよ。頭に後遺症が残ってたら、大変だからな。」
僕は、気心の知れた友達である水原 隆二(みずはら りゅうじ)と電話していた。
再来週末には2人で県外のイベントに行く予定だったのだが、この轢き逃げ事件のせいで丸つぶれになった・・・そんな愚痴を吐いていた。
「春斗くーん、そろそろ消灯の時間ですよー。」
「あ、ごめんな。消灯の時間だわ。また電話する。」
「はいはーい、じゃ乙でーす。」
スマホを充電クレードルに置き、床につく。
「あーあ、10:00に寝る生活なんて何年ぶりだろうなぁ。」
「それもそうね。それじゃ、電気消しますね。」
ぱちんっ。
その瞬間、部屋は闇に包まれた。
そして・・・蒼亜さんが、ベッドに近づいてきた!?
「それでは、私も失礼します♪」
「え、えええっ!? 何で入ってきてるの!?」
「ふふ♪患者さんの希望がない限り、担当ナースは患者さんと一緒に寝るんです。何かあってもすぐ対処出来るからね。それとも、春斗くんは・・・」
「・・・蒼亜さんが隣にいると、すっごく興奮しちゃいます。」
「ふふ、嬉しいわ。ねぇ、退院後の話なんだけど・・・私、退院後は純粋にお友達として、出来れば結婚まで視野に入れたお付き合いをしたいと思ってるの。春斗くんのこと、ずっとお世話したいし、ずっと一緒にいたいの。」
「な、何ですって!?」
僕は、たちの悪いジョークにも聞こえる彼女の発言に耳を疑った。
「春斗くんは、例えるなら競艇のボートやF1のようなものなのよ。特定の条件下で然るべき人が扱えば圧倒的なパフォーマンスを発揮する。けど、性格は決して万人向けじゃないし手も掛かる。だから、春斗くんには春斗くんに特化したパートナーが必要なの。人事指令部長も『あなたは暗黙の了解を嫌ってアヌビスの如く物事を事細かく規定するところがあるから、暗黙の了解が理解出来ず悩む春斗くんにはちょうどいいだろう』、って言ってたしね。」
確かに、蒼亜さんの言うことは何もかもが具体的だ。
具体的に表しきることが難しいモノでさえ、おおよその目安を付けてくれた。
自分は「暗黙の了解」や「場の空気」といった不文律の類が理解出来ないと言うこともあって、明文化されたモノが絶対という感覚がある。
例えばRCカーやミニ四駆まで含めてモータースポーツでは規定ギリギリのセッティングを行うことはもはや当然の話だし、ルールの不備を突いた型破りな装備が「斬新なアイデア」として評価されることさえある。軍艦にだってそういう話はある。これらのようにそれでいい世界ならいいのだが、なかなかそうも行かない世界もある。
そういうところで、派手にやらかしてしまうのが自分なのである。
明文化された「ルール」に従うことは出来ても、曖昧な「常識」に従うことは出来ないのだ。
「私も、どこまで細かく説明するかという点においては非常識かもね。でも、だからこそ分かり合えることもある。春斗くんが不文律で悩むのなら、私が『通訳』してあげる。」
「そうしてもらえると、非常に助かります。」
「だから、私の言うことは全部真に受けて大丈夫よ。勿論、今から言うことも。」
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「・・・今から言うこと?」
「うん。春斗くん、何度も言いますけど、ヌきたくなったら遠慮なく私の身体を使ってください。『勃ったら犯す』くらいの気持ちでね。そのかわり、オナニーは絶対にしちゃダメよ。院内規則以前に、私が春斗くんとしたいから。それに・・・とろっとろに惚けた春斗くん、すっごくかわいいんだもん。」
昼にしてもらった筆卸し第3戦・・・身体中をこの髪で包んで、ゆっくり、ゆったりと高めて、意識がぼんやりとした頃を狙って快楽攻撃を仕掛け逆らう暇も与えず中出しさせる・・・確かにあれは凄かった。
そして、蒼亜さんはこう続ける。
「春斗くんの本音が「私の身体でヌきたい」だったら、私は全然迷惑じゃないよ。むしろ願ったり叶ったりで、春斗くんのお○ん○んなら私の方から喰べちゃいたいくらい♪ そもそも毛娼妓って言うのはサキュバスの一種だし、えっちするのはむしろ当然なのよ。」
しかし、僕は不安だった。
「蒼亜さん。僕はひとつ、不安なことがあるんです。それは、その言葉に乗っかって気が付かない間に蒼亜さんを・・・そうですね、言ってみればオナホか肉便器のように扱ってしまうようになるのではないのか、ということです。何せ、蒼亜さんの筆卸しは本当に気持ちよかったですからね。あの快楽の記憶には抗えません。」
それに対する蒼亜さんの返事はこうだった。
「あらあら。そんなことを心配してたんですか? 私の性欲、甘く見ているようですね。余計な心配はしないで、思う存分、私で発散してください。仮に春斗くんが私を精液便所にして毎日好き放題犯したとしても、たぶんもっともっとおねだりすると思いますよ。だって私は、春斗くんに犯されて中出しされるのがだーいすきなんですから。」
そしてこうも続けた。
「それに、『快楽の記憶に抗えない』だなんて私の性技に対する褒め言葉以外の何者でもありません。むしろ私の快楽を限界いっぱいまで覚えさせて『私を』抱かずにはいられない、私と一緒じゃなきゃいられないようにしても、いいんですよぉ? 私は、そうなっても全然平気ですから。それに・・・毎日身体を繋げていれば、いずれ心も繋ぎ止めることもできる。そして肉体に覚え込まれた快楽は、より強く私たちを繋ぎ止める。そう、思っています。」
あぁ、これは勝てない。
彼女の長い髪に、僕は心を縛られた。
ほどいてもほどいても、それを遙かに上回るペースで次の髪がやってくるだろう。
いや、それ以前に手足を縛られて抵抗出来なくなるかもしれない。
「だから、春斗くんは何も心配せずに、ただただ欲望の赴くままに私を抱けばいいんです。それが私への、最高の愛情表現なんですから。」
「人事担当部長から聞いてるかもしれませんが、僕は甘・・・」
「はい。心ゆくまで、甘えてください♪」
「・・・消灯時間、過ぎてるんですよね。」
「えぇ。」
「だと言うのに、どうして担当ナースに添い寝させるんでしょう。もし他の人にもその人のタイプに応じたナースが割り当てられるとしたら・・・」
「男と好みの魔物娘が消灯時間を過ぎて同じベッドで寝ている。となれば・・・そうなりますよね。大丈夫ですよ、この建物はえっちしたくらいでは音も振動も響かない構造になっていますから。」
「・・・蒼亜さん。ヤらせてください。」
「えぇ、いいですよ。どんな風にしたいですか?」
「正常位で、お願いします。勿論、蒼亜さんは全部着たままで。」
「はい、どうぞ。」
蒼亜さんは。あっさりと股を開いた。
「前戯なんて、いりませんからね。」
その言葉通り、蒼亜さんのお○んこはびちゃびちゃだった。
「ね。春斗くんが私を犯したい以上に、私は春斗くんに犯されたいんです。」
その言葉を聞くや否や、僕は槍を彼女に突き立てた。
今度は僕が上になるので、まさに彼女を制圧するかのような満足感があった。
今日4回目だというのに、何でこんなにいきり立つのか。その理由はわからない。
しかし、そんなことを気にもせず、僕は彼女を思う存分味わった。
そして、僕は4度目の種付けを彼女に行った。
脱力感から上に倒れ込み、まさに蒼亜さんを極上の敷き布団にでもしているかのような状態。
その状態から、さらさらとした感触が腰と足にまとわりつく。
「春斗くん、今夜はこうやって、ぎゅーっとさせてくださいね。」
その極上の黒髪によって蒼亜さんに縛り付けられた僕。
しかし、手だけは自由になっている。
あぁ、僕が次に望むことは完璧にバレてるな。
そう悟った僕は覚悟を決めて、自分をさらけ出すことにした。
「ねぇ、蒼亜さん。今から、クロ姉ちゃん、って呼んでもいい?」
そう言うと、蒼亜さんは明らかにスイッチが入ってしまったと言った感じの表情を浮かべ・・・
「そ、それじゃ、私も春斗くんのこと、はるちゃんって呼んでもいい!?」
「うん。大丈夫。それじゃクロ姉ちゃん・・・」
呼び方も変わったところで、僕はまたクロ姉ちゃんのおっぱいに手を伸ばす。
「もう、はるちゃんったらぁ・・・♪ わたしのおっぱい、そんなに気に入ったぁ?」
「うん。僕、クロ姉ちゃんのおっぱい大好きだよ。クロ姉ちゃんは綺麗だし、声もゾクゾクするし、お○んこもキモチイイよ。クロ姉ちゃんと、いっぱいえっちしたい。」
・・・自分もダムが決壊したようだ。
そして今度は両手を襟の部分から侵入させ、服越しではなく生のおっぱいを触る。
「あぁんっ♪ はるちゃんったらやらしぃ♪」
「クロ姉ちゃんがセクシーなのが悪いんだよ。さぁ、そろそろクロ姉ちゃんのおっぱい見せてね。」
そして襟を軽く開き、巨大な母性の塊を晒させる。
「うっわぁ。クロ姉ちゃん、乳輪大きい・・・」
「やだぁ・・・言わないでぇ・・・」
どうやら、クロ姉ちゃんは巨乳輪がコンプレックスのようだ。
「そんなに嫌そうにしないでよ。こうやってぷっくり膨れてるし、僕はこういうの、大好きだよ。」
「ほんとなの、はるちゃん・・・?」
「うん。そもそもクロ姉ちゃんとこんなコト出来る仲になれて本当に嬉しいってこと、忘れないでよね。」
「じゃ、退院後も、私とえっちしてくれる・・・?」
「うん。勿論予定が合えばだけど、退院してクロ姉ちゃんとお別れなんて嫌だよ。」
「・・・ホッとした。それじゃ、約束よ。」
「うん。退院してもクロ姉ちゃんと、こうできるといいね。」
「それじゃ、私をはるちゃんの彼女にしてね。」
「もちろん!! 願ったり叶ったりだよ!!」
「それじゃ、話を戻して早速目的を果たしますか。」
そう言うと、僕はぷっくり膨れ上がったクロ姉ちゃんの乳首に吸い付いた。
「あぁんっ♪ がっつきすぎよぉ♪ お○んこきゅんきゅんしちゃうじゃなぁい♪」
「だって僕、クロ姉ちゃんのおっぱい吸いたかったんだもん♪」
「もうっ、はるちゃんの甘えんぼさぁん♪」
そうしている間に無節操に膨れ上がる愚息・・・
僕はその欲望のままにクロ姉ちゃんを突いて、そして吸った。
「あ、あぁぁんっ、だめっ、なんかおっぱいむずむずするううっ♪ あぁっ、だめぇぇぇぇぇぇっ!!!」
ぷしゃあああああああああっ・・・
両乳首を寄せて吸っていた僕の口に、生暖かいミルクが大量に噴射される。
その勢いはなかなか止まらず、まるで噴水のように出続けた。
僕はそれを一滴もこぼすまいと、どんどん夢中で飲み続けた。
その勢いが止まったのは、それから何と1分後の話であった・・・。
「美味しかったよ、クロ姉ちゃんの毛娼妓ミルク。」
「嬉しいわぁ♪でも、中途半端で止まってるよねぇ・・・私にも飲ませてね、はるちゃんのミルク。」
「勿論、クロ姉ちゃんの極上の快楽でイかせてもらうよ。」
===================
コトを済ませた後、僕はあることに気が付いた。
「そういえば、僕って検査入院してるはずだよね? こんなことしてて大丈夫かなぁ!?」
「はい、検査の結果は異常なし・要経過観察よ。今月中は休業補償も病院代も保険で出ますから、心おきなく私と愛を深め会いましょうね、はるちゃん♪」
・・・3週間後の朝。
「おはよう、はるちゃん。」
「うん、おはよう、クロ姉ちゃん。」
「それじゃ、おはようの朝勃ち処理えっち、始めよっか。」
僕は気が付いたら、朝っぱらからクロ姉ちゃんと交わるようになった。
しかし、これをしておかないと一日中ムラムラして仕方ない。
勿論専属ナースは(性処理も含めて)担当患者のお世話が最優先ではあるが、雑務を行うことも当然ある。だから、出来るだけクロ姉ちゃんの仕事の邪魔をしないようにと思っているのだ。
(もっとも、クロ姉ちゃんの話によると専属ナースは担当患者『と』の『お世話』に忙しくほとんど雑務の戦力にはならないそうだが・・・。)
「・・・はるちゃん、あさってで退院なんだよね・・・」
「うん。クロ姉ちゃんと会えなくなると思うと、すっごく寂しい。勿論社会復帰出来るのは嬉しいけどね。」
クロ姉ちゃんが着崩れを直すと、病室に老夫婦がやってきた。
「長月様、この度はうちの愚息がとんでもないご迷惑をおかけしました。」
そう、あの轢き逃げ犯の両親がやってきたのだ。
話によると、あの後轢き逃げ犯は逮捕。
窃盗罪、自動車運転過失傷害、負傷者の救護と危険防止の措置違反、更に飲酒運転・・・等々数々の刑が下り、少なくとも10年程度は檻の中らしい。
「怪我が大したことなくて、内心かなりホッとしております。病院代は全て我々が持ちますし、自転車も勿論新車で弁償いたします。何か他に破損したモノがありましたら、遠慮なく言ってください!」
とりあえずはお見舞い金を受け取り、後はスマホの修理請求書を見せてその分の修理代も受け取った。自転車はまたおいおい選ぶことにしよう・・・。
2人が去った後、またもクロ姉ちゃんと向き合う。
「これで・・・新車買ったら、この件も終わっちゃうんだよね・・・はるちゃんにとっては喜ばしいことだけど、お姉ちゃん、ちょっと寂しくもあるんだ・・・。だって、もうはるちゃんのお世話、出来なくなっちゃうんだもん・・・。」
「うん、僕も寂しい。だから、会えるときは会いに行くよ。」
そんなとき、クロ姉ちゃんの院内用PHSにコールが。
「黒崎さん、重要な話があるわ。長月くんも連れて、第2面談室に来てちょうだい。」
僕も連れて行く、クロ姉ちゃんへの重要な話?
クロ姉ちゃんにも訳がわからず、疑問だらけの中で第二面談室のドアを叩いた。
副院長を名乗るバフォメットが、口を開く。
「忙しい中、ごめんね。実は黒崎さんの今後のことなんだけど・・・」
いったい何を言われるのか、僕たちは内心ハラハラだった。
「まず、配置転換。黒崎さんには内科第3部署の助手になってもらいます。」
専属ナースを経た者が辿る、配置転換の運命。
しかし、このままではそうなるのは確定とはいえ・・・僕たちは将来の約束まではしていないはずだが・・・?
「次に、長月くん。調べてみたところ、就労支援施設に通ってるみたいね。そこの人とも話が通じたんだけど、その話を聞く限り問題はないと判断させてもらったから・・・」
いったい、何を言うつもりなのだろう。
何か、とんでもないことが起こりそうな気がした。
「施設はもうやめて、うちの医療器具管理倉庫で働いてもらいたいの。大丈夫、キミの特性は全て聞かせてもらったし担当も問題ないって言ってくれてるからね。施設の方も話を聞いたら祝福してくれたよ。そして、これは二人に関係あることなんだが・・・」
僕たちに共通の案件。いったい何なんだ・・・
そう言うと、バフォ様がにやりと笑ってこう言った。
「お前ら、もう結婚しろ!! 生活基盤はもう完璧だからな!! 家も心配しなくていいんだよな、黒崎!!」
「え・・・はるちゃんと結婚!? いいの!? 1人じゃ広すぎるあの家に、はるちゃんが来てくれるの!? 嬉しい!!」
「ちょ、ちょっと!! 僕は結婚するなんてひと言も」
「お前ら見る限り、どうせ遅かれ早かれそうなるに決まってる。どうせ今朝もヤってたんだろう?」
しばしの沈黙。そして・・・。
「ねぇ、はるちゃん。」
「なぁに、クロ姉ちゃん。」
「私は、はるちゃんが事故にあったことは災難だったと思うけど、同時に私は嬉しくもあったの。だって、こんな私で興奮してくれる、しかも私にべったり甘えてくれるかわいい男の子が来てくれたんだから。」
「僕も、同じだよ。すっごくあまあまで、しっかり者で、いつも冷静に判断出来て、指示もわかりやすくて、そして何よりセクシーで夜もエロいお姉ちゃんが来てくれて、本当に嬉しかった。」
「私は、出来ることなら、この幸せを永遠のモノにしたい。はるちゃんは、どう・・・かな・・・。」
「うん、それは、当然僕だって同じだよ。」
「だからね、はるちゃん・・・」
「クロ姉ちゃん・・・覚悟は、出来たよ。」
「この毛娼妓、黒崎 蒼亜を、はるちゃんの妻にしてくださいっ!!!」
「こんなダメ男だけど、この長月 春斗をクロ姉ちゃんの夫にしてもらえますか!?」
「はいっ!!」
「喜んでっ!!」
「よっしゃあっ! カップル成立ぅッ!! それじゃ、2人とも、お幸せに!! さぁ、長月くんの退院まで他の仕事はさせないから、とりあえずは退院の準備をしてもらって、その後は2人で好きなだけヤりまくればいいさ!!」
その後、僕たちはとにかく体を交わしまくった。
それこそ、この1ヶ月で一番多くヤりまくった。
お○んこだけでなくおっぱいもお口もお尻も犯し、クロ姉ちゃんの身体の外も中も僕の白濁で犯し尽くした。部屋が相当イカ臭くなっていただろうが、そんなのはまったく気にもしなかった。
・・・
半年後。
「はるちゃーん、起きてー。時間だよー。」
「ごめんね、クロ姉ちゃん。いつも起こしてもらって。」
「むー。こういうとき、私は謝って欲しくないんだけどなー。」
「そうだったね。『いつもありがとう、起こしてくれて。』」
僕は、住んでた部屋を引き払ってクロ姉ちゃんの家に引っ越した。
まぁ、結婚したのだから当然だ。
今となってはクロ姉ちゃんは「長月 蒼亜」なので、旧姓の「黒崎」から取ったこの名前はツッコミどころ満点だ。けど、変える予定はない。結婚前のイチャイチャをいつまでも続けられるようにと言う願掛けのようなモノだ。
僕も仕事に慣れてきた。お恥ずかしいながら重いものは運べないのだが、その辺りは同僚のアカオニ、水原 綾子(みずはら あやこ)さんに任せることになっている。
「あたしにも頼っていいぜ。今じゃその身体はお前だけのモノじゃないんだ。無理して怪我されちゃ蒼亜に申し訳が立たないからな。しっかし蒼亜とお前、なかなかお似合いだよなぁ。またうちの旦那と4人で飲みに行こうぜ。」
作業所に通う前のバイト先が見事にブラックで、そのトラウマから働くことに恐怖心を抱いてすらいた僕。
だけどさすがは魔物娘だらけの舞原病院だ。サビ残なんてさせようものならナース達が団結してストライキ、ヘタすれば暴動にまで発展しかねないのでとてもそんなことは出来ないのだ。
安心して働けるから、しっかり働こうという意志も生まれるわけで。
「クロ姉ちゃん!さぁ、帰ろうか。」
「えぇ・・・あら、綾子さんじゃない。」
「よぉ、春斗、蒼亜!! 今夜また旦那と飲みにいかねーか?」
「そうね、行きましょう!!」
「前は隆二とのイベント遠征がパァになったからなー。今度行くか、話しとかねーとな。」
みんな明日は休みだ。思いっきり騒ごう。
(勿論他人の迷惑にならない範囲で、ではあるが。)
僕たち4人はその後、すぐに高山の歓楽街に向かったのであった。
15/03/22 21:59更新 / ぜろトラ!