mission:｢むーくんをずーっと護ること♪｣
それは、遠い昔の話であった。
僕、八河 睦月(やつがわ むつき)はいわゆるいじめられっ子だった。
3日に1回は殴られたりモノを奪われたりと言うことをやられていた。
とは言ってもニュースで問題になるようなモノではなく悪ふざけレベルなのだが、日常的に起こるので本気でつらかった。
そしてその日も、悪ガキ３人組にいじめられていた。その時である。
｢ちょっとあなた達!1対3で弱い者いじめして何が楽しいのよ!!｣
｢ヤッベェ!! 逃げろおおおッ!!｣
そこにいたのは、近所に住むお姉さん。
普段は物腰柔らかではあるモノの、悪事は放っておけない正義感の強い人だ。
僕はいじめられるたび、彼女に助けられていたのだった----
･･･
そして、それから十数年後。
僕は進学して、ひとり暮らしを始めた。
卒業も近づいたある日、僕は肩がぶつかったという、ほんの些細なことがきっかけでDQNに絡まれていた。
｢はぁっ!!?? そんなカネ、ある訳ないでしょう!?｣
｢ンな事関係ねーんだよ!!｣
｢って言っても、こんなの日常的に｣
｢うっせー!! 黙んねーと殺すぞ!?｣
その時だった。
･･･すたっ。
何者かが、奴らの後ろに付いた。そして奴らを後ろからつついたのだ。
当然、奴らはそいつに噛みついた。
｢テメェ、何なんだよ。｣
｢･･･。｣
｢何とか言えよ、この野郎。｣
｢･･･。｣
｢フザケてんのかｺﾞﾙｧ!!｣
｢･･･。｣
その｢何者か｣は、口元をバンダナのようなもので隠し･･･
まぁ、アニメとかで出てきそうな女忍者の姿だった。
しかも、何だ･･･まぁ、エロい体つきをしていた。
｢犯されたくなかったら何とか言えやぁ!!｣
｢･･･。｣
とうとう、連中はキレた。
僕が不甲斐ないせいで彼女が犯される。
まずい、どうしよう。
･･･
そう思った、次の瞬間だった。
･･･何と、倒されたのはDQNの方だった。
彼女はまるで映画の中のジャッキー・チェンの如く、4人を軽く蹴飛ばしてしまったのだ。
当然連中も立ち上がりはするものの、それにはやはりタイムラグがあった。そのため、一人ずつ片づけられる格好となり一人、二人、三人と続々KO。
そして、彼女は今にも殴りかからんとするポーズを取った。
｢まだやる気か｣、と言う意思表示だった。
｢に、逃げるぞ!!｣
DQN連中は彼女に恐れをなし、一目散に逃げていった･･･
と思いきや、まとめて縛られてしまった。
そして数分後、屈強な男達がクラウン数台連ねて奴らを迎えに来た。
勿論、そのクラウンの色は白黒。当然、赤い電飾も施されていた。
そして、クラウンが去ったあと。
謎の女忍者はバンダナを下におろしてこう言った。
｢久しぶりね、むーくん！｣
｢も、もしかして･･･なる姉ちゃん!?｣
================================
彼女の名前は、綾瀬川 成海(あやせがわ なるみ)。
僕の、いわゆる幼なじみのお姉さんってところ。
そう、冒頭で話した｢いじめっ子を追い払ってくれたお姉さん｣である。
し、しっかし･･･
これまで、なる姉ちゃんを異性として見たことは一度もなかった。
それもそのはず、なる姉ちゃんと最後に会ったのは小学校を、彼女が中学校を卒業する頃なのだ。
それから、手紙のやりとりは何度かあったものの写真とか画像の類は一切貰っていなかった。
しかし、その時の流れはなる姉ちゃんを僕の｢雄｣を過剰なまでに刺激する｢女｣に変えていた。
顔は元の雰囲気を残しながらも凛とした大人の女性で、胸はかなり大きい。しかも足の肉付き具合も･･･。
そこに露出過剰とも言えるクノイチ服。
重度のロリコンでもなきゃ、こんなので興奮しない男なんているか!?
そして、トドメの一撃。
何と、なる姉ちゃんが僕を抱き寄せてきたのだ。
しかも･･･
｢･･･むーくん、何も変わってないね。安心した。これからは、私がずっと、そばにいるからね。｣
･･･なんか、今さらりと凄い発言しちゃったよこの人!?
｢私、ずっと見てたんだよ。優しいし、真面目だし。それと、やっぱり護ってあげなきゃいけないところも。｣
その言葉を聞き、顔中が真っ赤になる。
｢恥ずかしがらなくてもいいんだよ? だって、昔はいっつも私の胸の中で泣いてたじゃない。｣
｢た、確かにそうだけど!! だいたいこんな女に抱きしめられたら大概の男はそれだけで｣
･･･それだけで、なる姉ちゃんを犯したくなる。
勿論、それは僕自身が思っていることだ。
｢･･･ねぇ、むーくんは女の子との経験は、ある、の、かなぁ･･･。｣
｢･･･ないよ、そんなの。｣
｢そ、それじゃあさぁ･･･私で、筆降ろし、する?｣
･･･はぁ!?
なんだその急展開!?
================================
なる姉ちゃんの、まさかの筆降ろし発言。
そんな事態に戸惑ってる間に、オカンから電話が掛かってきた。
｢睦月、そっちに成海ちゃんが行くらしいわよ?｣
｢･･･いや、その、もう目の前にいる。｣
そして、声の主が親父に変わった。
｢･･･睦月。成海ちゃんは、お前を獲得しに掛かっている可能性が高い、と言うより確定に近い。｣
｢･･･獲得!?｣
｢お前さえ良ければ、俺達はお前を成海ちゃんにやるつもりだ。勿論無理強いはしない。それは、お前が決めることだ。｣
｢なる姉ちゃんにやるってそれは｣
｢成海ちゃんは本気だ。とりあえず、付き合ってみることだな。｣
｢･･･わかった。｣
｢”男女の仲”になったって止めはしない。成海ちゃんになら、お前を任せられるからな。･･･いい夜を過ごせよ。｣
がちゃっ。
｢ちょ、ちょっと!?｣
･･･
｢･･･切れた。｣
｢ご両親、何って?｣
｢なる姉ちゃんになら僕のことを任せていいとか、”男女の仲“になったって止めはしないとか･･･｣
｢そっかぁ･･･ご両親は、私がむーくんとえっちしてもいいと思ってるんだぁ･･･ふふ、楽しみ♪｣
｢え、今何か言った?｣
なる姉ちゃんは慌てて独り言だと言葉を繕ったが、なんだか、明らかに死亡フラグが立った気がしたのであった。
================================
｢まぁ、とりあえずウチ来る?｣
そう言って、僕のミニキャブ(U41V)に乗り込んだ。
話を聞くところ古いからと言う、ただそれだけの理由で解体屋行きになったらしい。
その年数は、確かに日本の自動車平均使用年数を考えれば長い部類ではあるものの･･･人の想いというのはいとも簡単に変わってしまうものなのだなと思わずにはいられない。
そしてその数字という絶対的なものが、なる姉ちゃんの思いを強く認識させた。
さて、旧規格の軽だけに、なる姉ちゃんとの距離がメッチャ近い。
そのせいで、サイドブレーキを解除する際に太股に触れてしまった。
｢ご、ごめん!!｣
｢･･･謝らないでよ･･･私は、むーくんに犯されたいくらいなんだからぁ･･･｣
･･･な、何かさらりと危険な発言が聞こえたよ!?
よく考えれば、元が2シーター且つ車中泊のシチュが多いだけに簡易ベッドを構築してある。
軽キャンカー(もどき)の中で魔物娘と二人っきり。
こ の 時 点 で 、 十 分 危 険 で あ る 。
だが、いきなりカーセックスなんて事は起こらなかった。
それにホッとしつつも、さすがにあんな魅惑的な女にヤりたいと言われればロリコンでもなければゲイでもない、ごく普通のノンケである僕は期待してしまっているのも事実である。
================================
さて、とりあえず部屋に通すと･･･
しまった。部屋が散らかったままだ。
すると、いきなり部屋の片付けを申し出るなる姉ちゃん。
やはり価値観の違いもあって、他人に部屋を弄られるのは勘弁願いたい。
ただ、なる姉ちゃんにだけは不思議と･･･
｢ごめんね、再会してそうそうこんなコトさせちゃって。｣
安心して部屋を任せられたのである。
｢それじゃ、僕は買い物の続き行ってくるから。｣
30分後。
なる姉ちゃんの仕事は速かった。
｢もし間違っているもの捨ててたらいけないから、一応確認して。｣
ゴミ袋の中を確認したが、捨てて特に問題となるようなものはなかった。
しかも、自分の価値観に基づいた理想の配置を心得ていたという･･･。
しかし、一つだけ後悔していることがあった。それは本棚の一角。
｢凄惨！抜け忍陵辱調教！｣
｢みこみこみこっと巫女さん35人とハメました。｣
｢袴姿の卒業生をナンパしてハメ撮り｣
｢爆乳クノイチがあなたの精子を暗殺しちゃいます！｣
･･･などなど。
OPT2や痛Gと言ったカー雑誌で隠していた秘蔵の｢お年頃なビデオ｣が、V-OPTやTopGearと言ったタイトルと一緒に本棚に並んでいた。
･･･マジかよ。
いくらなる姉ちゃんとは言え、女にAV見つけられるって･･･
ところが、さすがというか僕を性的に狙っていた奴の反応だ。
ドン引きするどころか、その目は明らかにハンターのそれであった。
================================
｢むーくん、和服でえっちするの好きなんだねー♪｣
｢いや、その｣
｢ほらほら隠さない。お姉ちゃんは何でもお見通しよー♪｣
いきなり性癖をあっけらかんに話せとか男同士でも無理ゲーだろ。
ところが、なる姉ちゃんは止まらない。
｢後は黒髪のロングかぁ･･･あっ!!｣
途端に、何かに気付いたような表情をしてなる姉ちゃんの話が止まった。
･･･まさか。
｢ご、ごめんねむーくん･･･｣
あーあ、泣きモードに入っちゃったよ。
普段はしっかり者のなる姉ちゃんだけど、ひとたび僕を傷つけてしまったらさあ大変。
どうしようどうしよううわーん！って感じで、何でもするから許してぇぇっ!!!てな展開になるのだ。
｢ねぇ、どうしたら許してくれる?｣
･･･この質問、迂闊なことは絶対言えない。
さすがに今はそんなことはないと信じたいが、昔｢あいつをやっつけてきて･･･｣と言ってしまったときにはそいつをマウンティングポジションでフルボッコにしてしまったのだ。
しかも、近くにはこぶし大の石まで置かれていたという。
この件は日頃そいつが僕をいじめていたことからお咎めナシとはなったものの、一種のトラウマとして記憶に残っている。
･･･他者にも、そして何よりなる姉ちゃんにも被害の及ばない｢罰｣。
うぅ〜ん･･･
よし、ちょっと意地悪するか。
そして、僕はビデオカメラを取り出したのであった。
================================
｢さぁ、今からビデオ回すからね。｣
｢うん･･･｣
｢じゃ、質問。なる姉ちゃんは、オナニーはしたことはある?｣
｢うん。私は毎晩オナニーするえっちな女です･･･｣
｢では、その時どのようなことを考えながらしますか?｣
･･･
｢どうしたの、これは罰だから答えないとダメだよ?｣
｢･･･むーくんとえっちすることを想像しながらしています。｣
｢それでは、このカメラの前でオナニーしてください。｣
｢うん。じゃぁ･･･いっつも、どんな風にしているのか、見せてあげるね。｣
そう言うと、壁にもたれかかりながら座ってM字開脚の体制を取るなる姉ちゃん。
そしてスカート(と言うのか?)の前半分を横にずらして、白い褌が丸見えになるようにさせた。
｢じゃ、今から始めるね･･･｣
そういうと彼女は、褌の上から股間を指で擦り始めた。
｢うぅ〜ん･･･むーくんの前でオナニーするなんてお預け食らってる感じだよぉ･･･｣
そしてしばらくすると、ぬちゃ、にちゃと粘度のある水音が聞こえ始めた。
｢嘘･･･こんな早く･･･｣
そして、しばらくするともう片方の手はその大きな胸を揉み始めた。
｢あっ･･･あふぅっ･･･むーくぅん･･･むーくんのお○んぽでこのいやらしいお○んこ掻き回してええええっ!!!｣
ずちゃずちゃにちゃにちゃっ。
指の動きが速まり、水音も更に激しくなる。そして･･･
｢あうんっ!! ひゃふぅんっ!! あふぅんっ!!!･･･｣
ついに、なる姉ちゃんは絶頂に達してしまった。
脱力してぽとっと放り投げられた指は粘液で湿っており、褌もまるでお漏らししたかのように濡れていた。
しかも乳首の周りにも染みができている。母乳まで噴出してしまったのだ。
｢ふふっ、イっちゃったぁ･･･むーくんに見られてると思うと、余計濡れてきちゃったぁ･･･♪｣
｢なる姉ちゃん･･･｣
｢むーくん、こういうの好きなんだよね･･･ちゃんと知ってるから。むーくんが私のことを今でも見てくれるように、好みは調べてあるから。｣
================================
なる姉ちゃんが部屋に持ち込んだ荷物。
そのひとつに、こんな張り紙がしてあった。
｢八河 睦月殿
成海が粗相をしてしまったときのお仕置きにどうぞご使用下さい。｣
その箱の中身はと言うと･･･
バイブ、洗濯ばさみ、媚薬(それも魔物娘用の強力タイプ!)、手錠･･･等々、様々なグッズが詰め込まれていた。
もしかしたら、なる姉ちゃんはそこまでもう知っているのかも知れない･･･
｢なる姉ちゃん。｣
｢ん、なぁに?｣
｢ぶっちゃけ、中に出したらすぐ孕んじゃう?｣
｢･･･断言はできないけど、すぐには妊娠できないの。それに･･･もし孕んだら、里で面倒を見てくれるから大丈夫。｣
｢里?｣
｢うん、忍の里。私は、むーくんを里に連れて行って一緒にゆっくり暮らしたいと思ってるの。だって･･･｣
そう言うと、真剣な表情でぐっと迫るなる姉ちゃん。
｢むーくん、すっごく疲れた顔してる。のんびり屋さんのむーくんには、あまりに慌ただしいこの世界は過酷なんだと思うの。｣
｢のんびり屋、か･･･｣
｢そう。それで里に移住している人、結構いるわよ。このままじゃ、ゆーくんが潰れちゃうから･･･絶対に里に連れて行く。｣
そして、僕に思いっきり抱きついてきた。
｢ゆーくんを護ることが、今後一生涯の私の任務!! もうずっと離さないし放さない!!｣
･･･なる姉ちゃんは、思い立ったらそれが達成できるまで噛みつくクセがある。
その性格を知っているだけに、もうこれ以上何を言っても無駄だなと悟った。
だから、最後にこれだけは言っておこうと思った。
｢･･･経済的にも精神的にも肉体的にも負担が掛かっていいと言うのなら･･･｣
そして、僕も抱き付いた。
｢僕は、なる姉ちゃんに護って欲しい。｣
彼女の抱き付きが更に強まった。
それは、紛れもなく彼女の覚悟の現れであった。
================================
｢成海のお○んこは、むーくん専用の性処理用トイレです。勿論手コキもフェラもパイズリもアナルもむーくんのために開発済みです。ですからぁ･･･｣
｢･･･僕も、なる姉ちゃんとしたい。｣
ついに言ってしまった。
｢入・れ・て♪｣
｢･･･うん。｣
ぐちゅっ。
ずにゅじゅるぐちゅっ。
先程たっぷり濡らしたお陰で、僕は一瞬でなる姉ちゃんの中に入ってしまった。
何と言うか、暖かくて、優しくて、それでいて刺激的。
これはたっぷり楽しみたい。
･･･と、思っていたのだが。
｢う、うあっ、だめっ!!｣
･･･あまりの気持ちよさに、２，３回動いただけで果ててしまった。
本能が腰を密着させ、精をなる姉ちゃんの中に送り込んでいく。
その快感には、とても抗うことなどできなかった。
｢･･･ごめん。｣
｢謝る必要なんて無いわ。だって、それだけ･･･気持ち良くなってくれたって事でしょう?｣
その夜は、当然それだけでは終わらない。
僕は朝まで夢中でなる姉ちゃんを犯したのだった。
･･･それから数週間後。
僕は家財道具をミニキャブに詰め、山の方に向かっていた。
そう、忍の里に移り住むことになったのである。
================================
里に移住して数ヶ月後。
里では、また新たな娘が生を受けた。
どの娘も、クノイチの名に相応しい身体能力を持っていた。
だが、この平和な世の中では彼女達の力を発揮する場など無いに等しい。
それこそ、日本の公道でGT-Rに乗るようなものだ。
その動力性能は、国内のサーキットの中でも限られたコースでしか発揮しきれないだろう。
･･･だがある日、幸いにもアウトバーンが見つかったのである。
それは、僕自身がクノイチに昔から護られていたがゆえの発想。
｢と言うわけで、いじめられっ子にクノイチを派遣するというのはどうでしょう。｣
未だにとどまることを知らないいじめ問題。
その手口は年々陰湿化、巧妙化している。
勿論様々な人間が同じ世界で暮らしていく以上衝突は避けられない。とは言え、これは酷すぎる。しかも、やはり自殺するケースもある。
里の総長も、連日のニュースでこの問題の大きさには心を痛めていたらしい。
そして彼女達もさすがは魔物娘である。
人を死にすら追いやるいじめを見て見ぬ振りなどしていられないのだった。
･･･
そして1ヶ月後。
山の麓にある地方都市の小学校。
そこのある男子生徒は、いじめに苦しんでいた。
田舎ならではの大きなホームセンターで、彼は丸鋸やチェーンソーを眺めていた。
それは復讐する為なのか、それとも自らの辛い人生を終わらせる為なのかはわからない。
しかし、明らかにDIYに興味があるという様子は感じられなかったことだけは確かである。
里の一族は彼の両親とコンタクトを取った。
｢いじめに苦しむ子を救いたい。テストケースとして、協力してくれないか。｣と。
実は、彼はいじめを苦にもう3度も転校しているのである。
しかし地方の噂の伝播は恐ろしく速く、彼が平和に暮らせたのは長くて3ヶ月だった。
ホームセンターの一件も両親は把握していたものの、どうしていいかわからなかった。
｢里の娘の婿探しも兼ねておりますので、お代などは一切頂きません。･･･ただ、本人同士の同意があるという条件の下で･･･二人が｢男女の関係｣になることだけはご了承願えたらと思います。勿論、それによる障害に関しましてはこちらで責任を取らせて頂きます。｣
･･･効果はすぐに現れた。
彼はようやく安穏とした生活を手に入れたのだ。
================================
この結果を受け、里は俄然やる気を出した。
Webサイトを立ち上げ、大々的に募集を掛けたのだ。
｢いじめに苦しむ皆様、是非私達の元に来てください。私達が専属で、あなたの心と身体を護ります。｣
そこからというものの、問い合わせはひっきりなしに来るようになった。
効果が出た人からは謝礼金を貰うこともあるが、基本無料で相談を受けている。
ちなみに、里の空き家はと言うと防音対策を施した個室に改装した。
実は独身の成人男性からの問い合わせも日常茶飯事で、直接里に出向く者も多いのだ。
･･･まぁ、何だ。簡単に言えばクノイチとヤる為のラブホに改装したって事だ。
勿論、里に残るか街に帰るかはともかくほぼ全てが彼女達をお持ち帰りしていたりするのだ。
まぁ、あんな綺麗所と毎日ヤれる上に世話焼いてくれるとなればお持ち帰りするだろうなぁ。
ただ、それがあまりにも盛況なので･･･クノイチが足りないと言う状況になりそうだった。
｢睦月くん、君も最近成海としていないんじゃないのか?｣
･･･あ。
確かに最近問い合わせが多いので、する回数は確実に減っていた。
｢君は1ヶ月休職だ。それと、これ。｣
総長に渡されたのは、例の部屋の鍵と･･･栄養ドリンクのような瓶。
つまり、この部屋に行けと言うことだ。
そして、その部屋に入ると･･･
そこには、なる姉ちゃんが待っていた。
表情は明らかにサカっていて、もう我慢できないと言った感じだった。
部屋に入る前に飲んでおけと言われた例の瓶。それは･･･超強力精力剤。
その効きはあまりにも強く、チャックをぶち破りそうなほどだ。
｢･･･ヤらせてくれ。｣
｢シて。私もゆーくんとシたくてたまらないの♪｣
その後、僕は6時間ぶっ通しでなる姉ちゃんを犯した。
溜まってた所に精力剤をぶち込まれたので絶倫となっていた。
何度も中出しした結果精液はなる姉ちゃんのお○んこに収まりきらず、6時間後気付いたときには布団の上に水たまり、ならぬ精液だまりができていた。
｢さすがに、こんなに中に出しちゃったら孕んじゃうな･･･｣
｢えぇ、総長に言われているんです。むーくんの子を孕みなさいって。｣
｢え、ええええっ!!??｣
｢私達の子なら、きっと人の痛みがわかる優しい子に育つだろう、って。｣
そして、僕達がコトを初めて24時間後。
さすがに外に出たくなったので一旦外に出ると、ばったり総長に出くわした。
｢どうだ、頑張っておるかね?｣
｢はいっ♪むーくんったらいきなり6時間も犯して中出ししてるんです♪6時間後にはお漏らししたように精液でびちゃびちゃで♪｣
明らかにノロケた感じで事細かに状況を説明するなる姉ちゃん。
｢しかし、僕には孕んだ後の準備が｣
｢それなら心配は要らない。里の子の教育は生まれてすぐ始まる。里の子は里ぐるみで育てるんだ。むしろ安心して、たくさん作って欲しいんだよ。それに･･･そもそも、男の精はクノイチの食料でもある。｣
｢負荷を掛けるなと言うつもりはない。それに、成海も君の世話を焼くことに歓びを感じているようだからな。それよりも、たっぷり『補充』してやれ。｣
あの日から急変した僕の生活。
ただ、それは僕が知らなかっただけで遙か昔からそうなることは決まっていた。
そして、長い間僕を見続けて僕を知り尽くした幼なじみが用意した環境。
それは、穏やかな暮らしを保証してくれた。
｢･･･なる姉ちゃんが、僕の幼なじみで･･･本当に良かった。｣
そう、思っているのである。
僕、八河 睦月(やつがわ むつき)はいわゆるいじめられっ子だった。
3日に1回は殴られたりモノを奪われたりと言うことをやられていた。
とは言ってもニュースで問題になるようなモノではなく悪ふざけレベルなのだが、日常的に起こるので本気でつらかった。
そしてその日も、悪ガキ３人組にいじめられていた。その時である。
｢ちょっとあなた達!1対3で弱い者いじめして何が楽しいのよ!!｣
｢ヤッベェ!! 逃げろおおおッ!!｣
そこにいたのは、近所に住むお姉さん。
普段は物腰柔らかではあるモノの、悪事は放っておけない正義感の強い人だ。
僕はいじめられるたび、彼女に助けられていたのだった----
･･･
そして、それから十数年後。
僕は進学して、ひとり暮らしを始めた。
卒業も近づいたある日、僕は肩がぶつかったという、ほんの些細なことがきっかけでDQNに絡まれていた。
｢はぁっ!!?? そんなカネ、ある訳ないでしょう!?｣
｢ンな事関係ねーんだよ!!｣
｢って言っても、こんなの日常的に｣
｢うっせー!! 黙んねーと殺すぞ!?｣
その時だった。
･･･すたっ。
何者かが、奴らの後ろに付いた。そして奴らを後ろからつついたのだ。
当然、奴らはそいつに噛みついた。
｢テメェ、何なんだよ。｣
｢･･･。｣
｢何とか言えよ、この野郎。｣
｢･･･。｣
｢フザケてんのかｺﾞﾙｧ!!｣
｢･･･。｣
その｢何者か｣は、口元をバンダナのようなもので隠し･･･
まぁ、アニメとかで出てきそうな女忍者の姿だった。
しかも、何だ･･･まぁ、エロい体つきをしていた。
｢犯されたくなかったら何とか言えやぁ!!｣
｢･･･。｣
とうとう、連中はキレた。
僕が不甲斐ないせいで彼女が犯される。
まずい、どうしよう。
･･･
そう思った、次の瞬間だった。
･･･何と、倒されたのはDQNの方だった。
彼女はまるで映画の中のジャッキー・チェンの如く、4人を軽く蹴飛ばしてしまったのだ。
当然連中も立ち上がりはするものの、それにはやはりタイムラグがあった。そのため、一人ずつ片づけられる格好となり一人、二人、三人と続々KO。
そして、彼女は今にも殴りかからんとするポーズを取った。
｢まだやる気か｣、と言う意思表示だった。
｢に、逃げるぞ!!｣
DQN連中は彼女に恐れをなし、一目散に逃げていった･･･
と思いきや、まとめて縛られてしまった。
そして数分後、屈強な男達がクラウン数台連ねて奴らを迎えに来た。
勿論、そのクラウンの色は白黒。当然、赤い電飾も施されていた。
そして、クラウンが去ったあと。
謎の女忍者はバンダナを下におろしてこう言った。
｢久しぶりね、むーくん！｣
｢も、もしかして･･･なる姉ちゃん!?｣
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彼女の名前は、綾瀬川 成海(あやせがわ なるみ)。
僕の、いわゆる幼なじみのお姉さんってところ。
そう、冒頭で話した｢いじめっ子を追い払ってくれたお姉さん｣である。
し、しっかし･･･
これまで、なる姉ちゃんを異性として見たことは一度もなかった。
それもそのはず、なる姉ちゃんと最後に会ったのは小学校を、彼女が中学校を卒業する頃なのだ。
それから、手紙のやりとりは何度かあったものの写真とか画像の類は一切貰っていなかった。
しかし、その時の流れはなる姉ちゃんを僕の｢雄｣を過剰なまでに刺激する｢女｣に変えていた。
顔は元の雰囲気を残しながらも凛とした大人の女性で、胸はかなり大きい。しかも足の肉付き具合も･･･。
そこに露出過剰とも言えるクノイチ服。
重度のロリコンでもなきゃ、こんなので興奮しない男なんているか!?
そして、トドメの一撃。
何と、なる姉ちゃんが僕を抱き寄せてきたのだ。
しかも･･･
｢･･･むーくん、何も変わってないね。安心した。これからは、私がずっと、そばにいるからね。｣
･･･なんか、今さらりと凄い発言しちゃったよこの人!?
｢私、ずっと見てたんだよ。優しいし、真面目だし。それと、やっぱり護ってあげなきゃいけないところも。｣
その言葉を聞き、顔中が真っ赤になる。
｢恥ずかしがらなくてもいいんだよ? だって、昔はいっつも私の胸の中で泣いてたじゃない。｣
｢た、確かにそうだけど!! だいたいこんな女に抱きしめられたら大概の男はそれだけで｣
･･･それだけで、なる姉ちゃんを犯したくなる。
勿論、それは僕自身が思っていることだ。
｢･･･ねぇ、むーくんは女の子との経験は、ある、の、かなぁ･･･。｣
｢･･･ないよ、そんなの。｣
｢そ、それじゃあさぁ･･･私で、筆降ろし、する?｣
･･･はぁ!?
なんだその急展開!?
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なる姉ちゃんの、まさかの筆降ろし発言。
そんな事態に戸惑ってる間に、オカンから電話が掛かってきた。
｢睦月、そっちに成海ちゃんが行くらしいわよ?｣
｢･･･いや、その、もう目の前にいる。｣
そして、声の主が親父に変わった。
｢･･･睦月。成海ちゃんは、お前を獲得しに掛かっている可能性が高い、と言うより確定に近い。｣
｢･･･獲得!?｣
｢お前さえ良ければ、俺達はお前を成海ちゃんにやるつもりだ。勿論無理強いはしない。それは、お前が決めることだ。｣
｢なる姉ちゃんにやるってそれは｣
｢成海ちゃんは本気だ。とりあえず、付き合ってみることだな。｣
｢･･･わかった。｣
｢”男女の仲”になったって止めはしない。成海ちゃんになら、お前を任せられるからな。･･･いい夜を過ごせよ。｣
がちゃっ。
｢ちょ、ちょっと!?｣
･･･
｢･･･切れた。｣
｢ご両親、何って?｣
｢なる姉ちゃんになら僕のことを任せていいとか、”男女の仲“になったって止めはしないとか･･･｣
｢そっかぁ･･･ご両親は、私がむーくんとえっちしてもいいと思ってるんだぁ･･･ふふ、楽しみ♪｣
｢え、今何か言った?｣
なる姉ちゃんは慌てて独り言だと言葉を繕ったが、なんだか、明らかに死亡フラグが立った気がしたのであった。
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｢まぁ、とりあえずウチ来る?｣
そう言って、僕のミニキャブ(U41V)に乗り込んだ。
話を聞くところ古いからと言う、ただそれだけの理由で解体屋行きになったらしい。
その年数は、確かに日本の自動車平均使用年数を考えれば長い部類ではあるものの･･･人の想いというのはいとも簡単に変わってしまうものなのだなと思わずにはいられない。
そしてその数字という絶対的なものが、なる姉ちゃんの思いを強く認識させた。
さて、旧規格の軽だけに、なる姉ちゃんとの距離がメッチャ近い。
そのせいで、サイドブレーキを解除する際に太股に触れてしまった。
｢ご、ごめん!!｣
｢･･･謝らないでよ･･･私は、むーくんに犯されたいくらいなんだからぁ･･･｣
･･･な、何かさらりと危険な発言が聞こえたよ!?
よく考えれば、元が2シーター且つ車中泊のシチュが多いだけに簡易ベッドを構築してある。
軽キャンカー(もどき)の中で魔物娘と二人っきり。
こ の 時 点 で 、 十 分 危 険 で あ る 。
だが、いきなりカーセックスなんて事は起こらなかった。
それにホッとしつつも、さすがにあんな魅惑的な女にヤりたいと言われればロリコンでもなければゲイでもない、ごく普通のノンケである僕は期待してしまっているのも事実である。
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さて、とりあえず部屋に通すと･･･
しまった。部屋が散らかったままだ。
すると、いきなり部屋の片付けを申し出るなる姉ちゃん。
やはり価値観の違いもあって、他人に部屋を弄られるのは勘弁願いたい。
ただ、なる姉ちゃんにだけは不思議と･･･
｢ごめんね、再会してそうそうこんなコトさせちゃって。｣
安心して部屋を任せられたのである。
｢それじゃ、僕は買い物の続き行ってくるから。｣
30分後。
なる姉ちゃんの仕事は速かった。
｢もし間違っているもの捨ててたらいけないから、一応確認して。｣
ゴミ袋の中を確認したが、捨てて特に問題となるようなものはなかった。
しかも、自分の価値観に基づいた理想の配置を心得ていたという･･･。
しかし、一つだけ後悔していることがあった。それは本棚の一角。
｢凄惨！抜け忍陵辱調教！｣
｢みこみこみこっと巫女さん35人とハメました。｣
｢袴姿の卒業生をナンパしてハメ撮り｣
｢爆乳クノイチがあなたの精子を暗殺しちゃいます！｣
･･･などなど。
OPT2や痛Gと言ったカー雑誌で隠していた秘蔵の｢お年頃なビデオ｣が、V-OPTやTopGearと言ったタイトルと一緒に本棚に並んでいた。
･･･マジかよ。
いくらなる姉ちゃんとは言え、女にAV見つけられるって･･･
ところが、さすがというか僕を性的に狙っていた奴の反応だ。
ドン引きするどころか、その目は明らかにハンターのそれであった。
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｢むーくん、和服でえっちするの好きなんだねー♪｣
｢いや、その｣
｢ほらほら隠さない。お姉ちゃんは何でもお見通しよー♪｣
いきなり性癖をあっけらかんに話せとか男同士でも無理ゲーだろ。
ところが、なる姉ちゃんは止まらない。
｢後は黒髪のロングかぁ･･･あっ!!｣
途端に、何かに気付いたような表情をしてなる姉ちゃんの話が止まった。
･･･まさか。
｢ご、ごめんねむーくん･･･｣
あーあ、泣きモードに入っちゃったよ。
普段はしっかり者のなる姉ちゃんだけど、ひとたび僕を傷つけてしまったらさあ大変。
どうしようどうしよううわーん！って感じで、何でもするから許してぇぇっ!!!てな展開になるのだ。
｢ねぇ、どうしたら許してくれる?｣
･･･この質問、迂闊なことは絶対言えない。
さすがに今はそんなことはないと信じたいが、昔｢あいつをやっつけてきて･･･｣と言ってしまったときにはそいつをマウンティングポジションでフルボッコにしてしまったのだ。
しかも、近くにはこぶし大の石まで置かれていたという。
この件は日頃そいつが僕をいじめていたことからお咎めナシとはなったものの、一種のトラウマとして記憶に残っている。
･･･他者にも、そして何よりなる姉ちゃんにも被害の及ばない｢罰｣。
うぅ〜ん･･･
よし、ちょっと意地悪するか。
そして、僕はビデオカメラを取り出したのであった。
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｢さぁ、今からビデオ回すからね。｣
｢うん･･･｣
｢じゃ、質問。なる姉ちゃんは、オナニーはしたことはある?｣
｢うん。私は毎晩オナニーするえっちな女です･･･｣
｢では、その時どのようなことを考えながらしますか?｣
･･･
｢どうしたの、これは罰だから答えないとダメだよ?｣
｢･･･むーくんとえっちすることを想像しながらしています。｣
｢それでは、このカメラの前でオナニーしてください。｣
｢うん。じゃぁ･･･いっつも、どんな風にしているのか、見せてあげるね。｣
そう言うと、壁にもたれかかりながら座ってM字開脚の体制を取るなる姉ちゃん。
そしてスカート(と言うのか?)の前半分を横にずらして、白い褌が丸見えになるようにさせた。
｢じゃ、今から始めるね･･･｣
そういうと彼女は、褌の上から股間を指で擦り始めた。
｢うぅ〜ん･･･むーくんの前でオナニーするなんてお預け食らってる感じだよぉ･･･｣
そしてしばらくすると、ぬちゃ、にちゃと粘度のある水音が聞こえ始めた。
｢嘘･･･こんな早く･･･｣
そして、しばらくするともう片方の手はその大きな胸を揉み始めた。
｢あっ･･･あふぅっ･･･むーくぅん･･･むーくんのお○んぽでこのいやらしいお○んこ掻き回してええええっ!!!｣
ずちゃずちゃにちゃにちゃっ。
指の動きが速まり、水音も更に激しくなる。そして･･･
｢あうんっ!! ひゃふぅんっ!! あふぅんっ!!!･･･｣
ついに、なる姉ちゃんは絶頂に達してしまった。
脱力してぽとっと放り投げられた指は粘液で湿っており、褌もまるでお漏らししたかのように濡れていた。
しかも乳首の周りにも染みができている。母乳まで噴出してしまったのだ。
｢ふふっ、イっちゃったぁ･･･むーくんに見られてると思うと、余計濡れてきちゃったぁ･･･♪｣
｢なる姉ちゃん･･･｣
｢むーくん、こういうの好きなんだよね･･･ちゃんと知ってるから。むーくんが私のことを今でも見てくれるように、好みは調べてあるから。｣
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なる姉ちゃんが部屋に持ち込んだ荷物。
そのひとつに、こんな張り紙がしてあった。
｢八河 睦月殿
成海が粗相をしてしまったときのお仕置きにどうぞご使用下さい。｣
その箱の中身はと言うと･･･
バイブ、洗濯ばさみ、媚薬(それも魔物娘用の強力タイプ!)、手錠･･･等々、様々なグッズが詰め込まれていた。
もしかしたら、なる姉ちゃんはそこまでもう知っているのかも知れない･･･
｢なる姉ちゃん。｣
｢ん、なぁに?｣
｢ぶっちゃけ、中に出したらすぐ孕んじゃう?｣
｢･･･断言はできないけど、すぐには妊娠できないの。それに･･･もし孕んだら、里で面倒を見てくれるから大丈夫。｣
｢里?｣
｢うん、忍の里。私は、むーくんを里に連れて行って一緒にゆっくり暮らしたいと思ってるの。だって･･･｣
そう言うと、真剣な表情でぐっと迫るなる姉ちゃん。
｢むーくん、すっごく疲れた顔してる。のんびり屋さんのむーくんには、あまりに慌ただしいこの世界は過酷なんだと思うの。｣
｢のんびり屋、か･･･｣
｢そう。それで里に移住している人、結構いるわよ。このままじゃ、ゆーくんが潰れちゃうから･･･絶対に里に連れて行く。｣
そして、僕に思いっきり抱きついてきた。
｢ゆーくんを護ることが、今後一生涯の私の任務!! もうずっと離さないし放さない!!｣
･･･なる姉ちゃんは、思い立ったらそれが達成できるまで噛みつくクセがある。
その性格を知っているだけに、もうこれ以上何を言っても無駄だなと悟った。
だから、最後にこれだけは言っておこうと思った。
｢･･･経済的にも精神的にも肉体的にも負担が掛かっていいと言うのなら･･･｣
そして、僕も抱き付いた。
｢僕は、なる姉ちゃんに護って欲しい。｣
彼女の抱き付きが更に強まった。
それは、紛れもなく彼女の覚悟の現れであった。
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｢成海のお○んこは、むーくん専用の性処理用トイレです。勿論手コキもフェラもパイズリもアナルもむーくんのために開発済みです。ですからぁ･･･｣
｢･･･僕も、なる姉ちゃんとしたい。｣
ついに言ってしまった。
｢入・れ・て♪｣
｢･･･うん。｣
ぐちゅっ。
ずにゅじゅるぐちゅっ。
先程たっぷり濡らしたお陰で、僕は一瞬でなる姉ちゃんの中に入ってしまった。
何と言うか、暖かくて、優しくて、それでいて刺激的。
これはたっぷり楽しみたい。
･･･と、思っていたのだが。
｢う、うあっ、だめっ!!｣
･･･あまりの気持ちよさに、２，３回動いただけで果ててしまった。
本能が腰を密着させ、精をなる姉ちゃんの中に送り込んでいく。
その快感には、とても抗うことなどできなかった。
｢･･･ごめん。｣
｢謝る必要なんて無いわ。だって、それだけ･･･気持ち良くなってくれたって事でしょう?｣
その夜は、当然それだけでは終わらない。
僕は朝まで夢中でなる姉ちゃんを犯したのだった。
･･･それから数週間後。
僕は家財道具をミニキャブに詰め、山の方に向かっていた。
そう、忍の里に移り住むことになったのである。
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里に移住して数ヶ月後。
里では、また新たな娘が生を受けた。
どの娘も、クノイチの名に相応しい身体能力を持っていた。
だが、この平和な世の中では彼女達の力を発揮する場など無いに等しい。
それこそ、日本の公道でGT-Rに乗るようなものだ。
その動力性能は、国内のサーキットの中でも限られたコースでしか発揮しきれないだろう。
･･･だがある日、幸いにもアウトバーンが見つかったのである。
それは、僕自身がクノイチに昔から護られていたがゆえの発想。
｢と言うわけで、いじめられっ子にクノイチを派遣するというのはどうでしょう。｣
未だにとどまることを知らないいじめ問題。
その手口は年々陰湿化、巧妙化している。
勿論様々な人間が同じ世界で暮らしていく以上衝突は避けられない。とは言え、これは酷すぎる。しかも、やはり自殺するケースもある。
里の総長も、連日のニュースでこの問題の大きさには心を痛めていたらしい。
そして彼女達もさすがは魔物娘である。
人を死にすら追いやるいじめを見て見ぬ振りなどしていられないのだった。
･･･
そして1ヶ月後。
山の麓にある地方都市の小学校。
そこのある男子生徒は、いじめに苦しんでいた。
田舎ならではの大きなホームセンターで、彼は丸鋸やチェーンソーを眺めていた。
それは復讐する為なのか、それとも自らの辛い人生を終わらせる為なのかはわからない。
しかし、明らかにDIYに興味があるという様子は感じられなかったことだけは確かである。
里の一族は彼の両親とコンタクトを取った。
｢いじめに苦しむ子を救いたい。テストケースとして、協力してくれないか。｣と。
実は、彼はいじめを苦にもう3度も転校しているのである。
しかし地方の噂の伝播は恐ろしく速く、彼が平和に暮らせたのは長くて3ヶ月だった。
ホームセンターの一件も両親は把握していたものの、どうしていいかわからなかった。
｢里の娘の婿探しも兼ねておりますので、お代などは一切頂きません。･･･ただ、本人同士の同意があるという条件の下で･･･二人が｢男女の関係｣になることだけはご了承願えたらと思います。勿論、それによる障害に関しましてはこちらで責任を取らせて頂きます。｣
･･･効果はすぐに現れた。
彼はようやく安穏とした生活を手に入れたのだ。
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この結果を受け、里は俄然やる気を出した。
Webサイトを立ち上げ、大々的に募集を掛けたのだ。
｢いじめに苦しむ皆様、是非私達の元に来てください。私達が専属で、あなたの心と身体を護ります。｣
そこからというものの、問い合わせはひっきりなしに来るようになった。
効果が出た人からは謝礼金を貰うこともあるが、基本無料で相談を受けている。
ちなみに、里の空き家はと言うと防音対策を施した個室に改装した。
実は独身の成人男性からの問い合わせも日常茶飯事で、直接里に出向く者も多いのだ。
･･･まぁ、何だ。簡単に言えばクノイチとヤる為のラブホに改装したって事だ。
勿論、里に残るか街に帰るかはともかくほぼ全てが彼女達をお持ち帰りしていたりするのだ。
まぁ、あんな綺麗所と毎日ヤれる上に世話焼いてくれるとなればお持ち帰りするだろうなぁ。
ただ、それがあまりにも盛況なので･･･クノイチが足りないと言う状況になりそうだった。
｢睦月くん、君も最近成海としていないんじゃないのか?｣
･･･あ。
確かに最近問い合わせが多いので、する回数は確実に減っていた。
｢君は1ヶ月休職だ。それと、これ。｣
総長に渡されたのは、例の部屋の鍵と･･･栄養ドリンクのような瓶。
つまり、この部屋に行けと言うことだ。
そして、その部屋に入ると･･･
そこには、なる姉ちゃんが待っていた。
表情は明らかにサカっていて、もう我慢できないと言った感じだった。
部屋に入る前に飲んでおけと言われた例の瓶。それは･･･超強力精力剤。
その効きはあまりにも強く、チャックをぶち破りそうなほどだ。
｢･･･ヤらせてくれ。｣
｢シて。私もゆーくんとシたくてたまらないの♪｣
その後、僕は6時間ぶっ通しでなる姉ちゃんを犯した。
溜まってた所に精力剤をぶち込まれたので絶倫となっていた。
何度も中出しした結果精液はなる姉ちゃんのお○んこに収まりきらず、6時間後気付いたときには布団の上に水たまり、ならぬ精液だまりができていた。
｢さすがに、こんなに中に出しちゃったら孕んじゃうな･･･｣
｢えぇ、総長に言われているんです。むーくんの子を孕みなさいって。｣
｢え、ええええっ!!??｣
｢私達の子なら、きっと人の痛みがわかる優しい子に育つだろう、って。｣
そして、僕達がコトを初めて24時間後。
さすがに外に出たくなったので一旦外に出ると、ばったり総長に出くわした。
｢どうだ、頑張っておるかね?｣
｢はいっ♪むーくんったらいきなり6時間も犯して中出ししてるんです♪6時間後にはお漏らししたように精液でびちゃびちゃで♪｣
明らかにノロケた感じで事細かに状況を説明するなる姉ちゃん。
｢しかし、僕には孕んだ後の準備が｣
｢それなら心配は要らない。里の子の教育は生まれてすぐ始まる。里の子は里ぐるみで育てるんだ。むしろ安心して、たくさん作って欲しいんだよ。それに･･･そもそも、男の精はクノイチの食料でもある。｣
｢負荷を掛けるなと言うつもりはない。それに、成海も君の世話を焼くことに歓びを感じているようだからな。それよりも、たっぷり『補充』してやれ。｣
あの日から急変した僕の生活。
ただ、それは僕が知らなかっただけで遙か昔からそうなることは決まっていた。
そして、長い間僕を見続けて僕を知り尽くした幼なじみが用意した環境。
それは、穏やかな暮らしを保証してくれた。
｢･･･なる姉ちゃんが、僕の幼なじみで･･･本当に良かった。｣
そう、思っているのである。
14/12/19 20:47更新 / ぜろトラ！