読切小説
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ママドール
俺、牧野ヒロシに新しい家族が出来たのはつい最近のことだ


「ふんふんふ〜ん♪」


この目の前にいる小さい幼女…紫と白を基調としたゴシックロリータなドレスを身に纏い、そして綺麗な長い銀色の髪をロールにしている、美しさと可愛らしさを兼ね備えた一見人間のように見える彼女はリビングドールという種族の魔物だ


「アメリア、楽しい?」


「ええ、とっても♪」


その彼女はアメリアと言う、目の前にいる彼女は俺の頭を鼻歌まじりに撫でながらニコニコしている


「…そうか、楽しいのか」


「ふふ、ヒロシちゃまはかわいいですから♪よしよし〜♪」


この彼女こそが、最近できた新しい家族…もちろん血は繋がっていないが俺を姉か母のように甘やかしてくれる


なんで俺に新しい家族ができたか、それはつい数ヶ月前まで遡る


俺は学校からの帰り道に道端にポツンと座っていた人形を気まぐれで家に持って帰ってきた


しかしそれはただの人形ではなく、生きていた…つまりリビングドールという魔物だったというわけだ


アメリアと俺の出会いはこんな感じだ、それからアメリアは俺の身の回りの世話をしてくれるようになった


アメリアが俺の身の回りの世話をしてくれて助かっている一方で、少しだけ困っていることもある…いやかなり些細な問題で特に重大なことではないのだけど


いつも俺はアメリアがなんでもしてくれて、つい甘やかされてしまうので…最近少しだけだけども学校生活に支障が出てきた


今日なんて学校でアメリアを大声で呼んでしまって、クラスでは笑い者だったし先生にも注意されてしまった


まぁ今のところそういうことだけで、特に成績が下がったりしているわけではないが…いや成績に関してはアメリアに勉強を教えてもらったりしてるからかなり良くなってるんだけど


まぁそんなことがあって俺は帰ってそうそうにアメリアに泣きついた、アメリアは俺をその小さな身体で優しく抱きとめてくれて頭を撫でて俺を慰めてくれる


そしてアメリアに鼻歌交じりで撫でられている今現在に至る、というわけだ


「学校で笑い者だよぉ…アメリアぁ…」


「そうですの…ヒロシちゃまは私のことを呼んだだけですのに、可哀想…大丈夫ですわっ!ヒロシちゃまは悪くありませんもの♪よしよし、アメリアの胸で不満を打ち明けていいんですのよ…♪アメリアの前では素直ないい子でいて下さいまし♪」


こんな風にアメリアによしよしと撫でられていると悩みなんてとても些細なことに感じてしまう、俺はさらにアメリアに甘えるように抱きつく


「アメリア…っ」


「えぇ、えぇっ♪あなたのアメリアですわ、そのままぎゅっと私に甘えて下さいまし♪ヒロシちゃまのつらいつらいなのも、むかむかぁってしちゃうのもアメリアが全部ないないしてあげますっ♪」


アメリアが俺の頭を胸元にぎゅっと抱えるようにして抱きしめてくれる、アメリアの柔らかい身体を押し付けられると俺の下半身に自然と血が滾ってくる


俺はそれを隠そうとはせずにアメリアの身体に擦り付けるようにして刺激を得ようとする、しかしそれは俺の下半身に伸ばされたアメリアの手に阻まれた


「あらあら♪私が慰めて差し上げているだけなのに、この押し付けてくるいけないおちんちんはなんでしょうか♪」


「あぅ…ごめん…」


アメリアに優しくそう言われて、俺は怒られているわけではないのに謝っていた…しかしそのままアメリアの手に擦り付けるように俺は下半身を動かして快楽を得ようとしてしまう


「ごめんなさいって思ってないでしょう♪本当に思ってるならへこへこ〜ってするのおやめになったらいかが♪アメリアの身体でおなにーするなんてっ♪もう♪これが私じゃなかったら許してもらえないんですからね♪嫌われちゃうんですからっ♪」


困ったような、しかし嬉しそうな表情でアメリアは腰を動かしている俺を撫でると下半身の滾った股間をきゅっと掴んだ


「ぅあ…っ」


「気持ちいいんですの♪ただ握られているだけなのにぴゅっぴゅ昇ってきちゃってますのね♪ふふっ♪このまましこしこ〜ってしたらどうなっちゃうのかしら♪」


耳元でそう囁くと股間に握られた手がゆっくりと上下に扱かれ始めた、幼い小さな手からは考えられないほど慣れた滑らかな手つきで扱かれるとあっという間に射精感が昇ってくる


「あ、アメリア…そんな動かしたら…っ!」


「いいんですのよ♪ぴゅっぴゅって気持ちよく出しちゃいましょうか♪つらいつらいなのも、むかむかぁってしちゃうのも♪ぜーんぶぴゅーぴゅーしちゃいましょうねー♪よしよし♪私が、このアメリアがちゃんと側にいますからねー♪ちゅこちゅこ〜♪なでなでー♪」


頭を撫でられて、耳元で優しく囁かれて、しこしこと股間を扱かれて俺はあっという間に…


「はぁい、すとっぷ♪」


「え…」


いまにも精液を吐き出そうとする瞬間、ピタッとアメリアの手が止まってしまい快楽の波が治ってしまった


「アメリア…?」


「んふふ♪うんうん♪いーっぱいおしゃせーさせたげたいけど、何回もおしゃせーすると疲れちゃいますから♪ごめんなさいね♪おてて何回か止めて、気持ちいいの我慢我慢しましょうね♪はぁい♪すとっぷ♪」


「ぅっ、あぁっ…!」


アメリアは何度も扱く手を動かしては止めて、快楽の波を巧みに操って俺を射精させないように寸止めを繰り返す


「こうやってこってりせいえきにして、一回のおしゃせーで溜まったのたまたまから尿道ぐぐぐーっ♪ってせりあげて、ぴゅっぴゅってしましょうねー♪じゃあまたアメリアのおててであなたのおちんちん♪よしよしってしますね♪」


何度目かの寸止めが終わってアメリアがスパートをかけて激しく扱き始める、いままで何度も止められていた射精感が決壊したダムのように押し寄せてきて俺は驚くほどの精液を吐き出した


「はぁい♪ぴゅっぴゅーっ♪どぴゅーっ♪おしゃせーできてえらいえらい♪ヒロシちゃまいいこですわねー♪かわいいですわっ♪ぴゅるぴゅるっ♪ぴゅくぴゅくぴゅっぴゅーっ♪おちんちんきもちーきもちーですわねー♪まだ出ますね♪おいでおいで〜♪いいこいいこ〜♪よしよーし♪濃ゆいのぴゅっぴゅっしてますわね♪」


それをアメリアは俺を撫でていた方の手で受け皿を作り受け止めてくれる、勿論アメリアのその小さな手で受け止めきれるわけがなくアメリアの服のあちこちに白い白濁の液体が飛び散ってしまう


「ぁ…っ、ぐぅ…っ…」


「いーっぱいおしゃせーできましたわねっ♪とぉっても濃ゆくて、味も…ぢゅぅぅっ♪ふふっ、美味しいですわ♪」


「あ、服…」


「あぁ、お気になさらないで下さいまし♪また着替えればいいんですから…せっかくですし、ヒロシちゃま…服を着替えるの手伝ってくださいます?」


そういうとアメリアは俺に背を向ける、アメリアの服は背中のファスナーを下ろして脱がすタイプのドレスだったはずだ


「あ、あぁ…」


俺は恐る恐る手を伸ばして背中のファスナーに手を掛けた、そしてゆっくりと下ろすと雪のような白い肌が顔を出した


「…っ」


そして服をそのまま脱がしたところでアメリアがこちらに向き合うように身体の向きを変えた


当然目の前にはアメリアの裸体が隠されずに広がってしまう、拘り抜かれて作られたアメリアの身体は高名な美術品すら霞む美しさがある


僅かな胸部の膨らみが惜しみなく晒されていて、アメリアは妖艶な笑みを浮かべている


「…ごくり」


「ふふっ…どうしましたの?続きをお願いしますわ♪」


俺は自然とそのアメリアの裸体に抱きついて顔を埋めていた、柔らかい女の子の身体の感触…特別柔らかい小さな胸のふくらみと花のような匂いをいっぱいに味わっていた


「あらあら…私のおっぱいが恋しくなっちゃったのかしら…♪仕方のない子ね…いいですわ、いーっぱい心ゆくまでアメリアを感じてくださいまし♪」


そんな俺をアメリアは嫌がる素振りを一つも見せずにぎゅうっと抱きしめて、よしよしと身体をさすってくれる


「ママ…」


「はいはい、ママですわよ…♪まったく、ヒロシちゃまは甘えん坊さんですのね…よしよし♪ママのおっぱいでちゅよ〜♪」


小さいながらも十分に柔らかさを感じる胸に抱きしめられて俺は自然と胸の先の桜色をした突起にちゅうっと吸い付いていた


甘い味がするような気がして、なんだかとても落ち着く


「ぁんっ♪もぉ…おっぱい吸っちゃってますの?母乳なんて出ませんのに…まったく仕方のない子なんだから…♪」


いつの間にか気づかぬうちにアメリアにべったりと甘えきってしまっていた、気がついたところでどうにかなるわけじゃないが


「ママ、ママ…っ」


「はいはい♪ママはここですわよ〜…♪」


アメリアによしよしと撫でられて、ぎゅっとされるたびに俺の思考がまともに働かなくなってしまう…このまま甘え尽くされてしまいたくて、余計な難しいことなんて考えられなくなる


「ふぅ…これじゃあお着替えどころではありませんわね…♪」


「…っは!お、俺は何を…」


アメリアの着替えを思い出して俺はハッと気がついた、いかんまたアメリアに甘え尽くされていたらしい


このままではいつか本当に自分で何にもできなくなってしまうのではないだろうか、まぁアメリアがいるし別にどうということでもないのかもしれないけど


「そうだ、アメリアの着替えを手伝ってて…」


「あら、もっとママに甘えてくださって構いませんのに…」


「そ、それは後にするとして…とりあえず汚れた服を着替えなくちゃ…」


アメリアの汚れた服の代わりの服を、アメリアが魔法を使って持ってくる…同じようなドレスをアメリアに着せることができて俺は一息つく


「はぁー…」


「ふふ、ありがとうございますわヒロシちゃま♪」


「やっぱこんなアメリアに甘えたままじゃマズいかなぁ…着替えさせること一つすらまともに出来ないなんて」


「そんなことありませんわ、ちゃんと出来たじゃありませんの♪ヒロシちゃまは立派ないい子ですわ♪よしよし♪いいこいいこ〜♪」


アメリアにまた甘やかされてしまった…このままじゃいけないって言うのは分かるんだけど、アメリアがいつもああやって励ましてくれるから身体が納得してしまうようで結局甘やかされてしまうのだ


食事だってなんだって俺の側には常にアメリアがいて、すべてやってくれるので…アメリアを連れていけない学校ぐらいしか俺は一人で何かをするなんてことをしなくなっていた


「…ふぁっ」


「あらあら、おねむですの?ほら、私と手を繋いで…転んだら危ないですから」


自分の部屋に戻る時、ただ移動するだけでもアメリアに手を引かれたりするのでそのうち一人で動くことすらままならなくなるのでは?と考える時もある


しかしそうなったら多分ずっとアメリアにお世話されて生きていくわけで…それもいいかななんて思う、流石に動けなくなるなんてことはないだろうけど


「ふふ、ご飯の時間になったら起こして差し上げますからゆっくりねんねしましょうね〜♪」


ベッドまで連れて行かれて、アメリアが優しく布団を掛けてなでなでしてくれる


「アメリアも一緒がいい…」


「あらあら、それはとても嬉しいお誘いなんですけど私はご飯の支度がありまして…あぁそんな悲しそうなお顔をなさらないでくださいまし、もぉ…仕方のない子なんですから…寝付くまではちゃんと側にいて差し上げますわ…♪」


そういって俺の横にちょこんと添い寝をしてくれるアメリアを抱きしめてその身体に俺は深く顔を埋める


「よしよし…♪いい子におねんねしましょうね〜…ママが子守唄を歌ってあげますから…♪ねーんねんころりー…♪」


「ママぁ…」


俺は甘えるようにアメリアの胸にスリスリとして、小さく膨らんだ胸の先端を探し当てて服の上からちゅうっと吸い付いた


「きゃっ♪も、もぉ…服の上からおっぱいちゅうちゅうしないで下さいまし…ちゃんとほら、生でちゅうちゅうしましょうね〜♪」


「アメリア…!」


アメリアが上半身だけ服をはだけさせると、その小さな胸を露出させてくれて直に吸わせてくれる


「ふふ♪必死にちゅうちゅうってしてもおっぱいは出ませんのに…♪ママ♪ママ♪って♪まるで大きな赤ちゃんですわね♪うんうん♪ママですわよ♪よしよし♪おっぱいちゅうちゅうってして、匂いくんくんしながら安心しておねんねしましょうね〜♪」


こうして俺はアメリアの無限の包容力に甘えきって、しばし夢の世界へと飛び立った…





「ぅ…ん…っ」


「あら、起きまして?」





目が醒めるとすぐ横にアメリアが聖母のような微笑みを浮かべていた


もしかして、ずっと添い寝をしてくれていたのだろうか?


「ずっと、側にいてくれたのか…」


「途中少しだけご飯の用意で抜け出しましたけどね、ヒロシちゃまが起きた時に私がいないと不安だと思って…♪」


確かにはだけた服は綺麗に直っていた…正直な話、起きた時に側にアメリアがいなかったら俺は不安で泣き出していたかもしれない


最近は学校でもアメリアがいなくて不安なのだから、いるはずの家で側にいなかったらそうなるだろう


俺はもうアメリア無しでは生きていけない身体になってしまったのだろう、元々母親の愛情を受けずに育ってきた俺にアメリアの母性はあまりにも甘美過ぎた


「アメリア、アメリアはずっと俺の側にいてくれるんだよね…?急にいなくなったりしない…?」


「えぇ、そんなことは絶対にありませんわ。むしろヒロシちゃまから拒絶されたって私は側に居続けますから♪」


「俺がアメリアを拒絶するなんてあり得る話じゃないだろ…」


「あらそうかしら、確か人間には反抗期なるものがあって母親などから離れたがる時期があるってこの前テレビでやっていましたのよ?」


「…反抗期って、そんなものとっくに過ぎてるよ」


そもそも俺は父親とも接する機会があまりないので反抗することもなかったから、反抗期なんてのは無かったんだけど


「それに赤ちゃんにだって反抗期なるものがあるそうですのよ、意地を張ったりなんでも自分でしたがったりと…」


「待って、待ってアメリア…そういう情報はどこから仕入れてくるの?てゆーか俺やっぱりアメリアからしたら赤ちゃんなの?」


「まぁまぁ、ヒロシちゃまは私の旦那様であり子供でもありますから…ちゃんと子育て番組を見たり、マタニティ雑誌を買ったりしていますのよ♪」


「俺いま大分複雑な気分…子供ってのはまぁいいけど、年齢が下過ぎやしませんかねぇ」


「でもこういう知識があれば、将来子供が出来た時に役に立ちますわよ♪それに…」


アメリアはそういうとぎゅっと抱きしめてきた、ふわっといい匂いがして凄く落ち着く…


「こうやって甘やかされるの、ヒロシちゃまはお嫌いではないのでしょう?」


「大好き」


「ふふ、ならいいじゃありませんの♪当分は私の子供はヒロシちゃまだけですから…♪」


「ま、ママーッ!」


「あらあら、やんちゃな子ですこと♪よしよしママですわよ〜♪」


俺は思った、自分が考えるより大分早く一人じゃ何にもできなくなってアメリアに全ての世話をしてもらう日が来ると


それはおそらく、予想よりも確かなもので予定より確立されたものだ


俺はこれからずっとアメリアから離れることはないだろうから、その方がいいのかもしれない…なんて考えながら俺はアメリアの無限の包容力に沈んでいった








16/04/26 02:26更新 / ミドリマメ

■作者メッセージ
ドーモ、ミドリマメです。
なんだかリビングドールママが意外に人気が出たので調子に乗って続き的なの勢いで書いちゃいました!
寸止め射精とか乳吸いとか、そういう前作でできなかったことをできたのでよかったです

今回の挿絵は前回のやつの没案で、ラフのままでもったいなかったのでついでにちゃんと描いて今回の挿絵にしました。

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