彼女なメイドさん
「…」
目が覚めた
ちゃんとぐっすり眠れたのは多分ブランシェさんのおかげ
「…おはようございます、ご主人様」
そのブランシェさんは物理的な意味で目と鼻の先の距離にいる
「お、おはよう…」
寝る前のことを思い出し、そしてお互いに裸なのに気づき恥ずかしさがこみ上げてきた
「っ…」
照れ隠しにブランシェさんの胸元へ顔を埋める
「あら…?」
「ご、ごめん…その、恥ずかしくてまともに顔が見れない」
「うふふ…ご主人様、可愛いですわ♪」
優しく頭を撫でられる、ブランシェさんに撫でられると落ち着く
「ん…」
「まだお眠りになられますか?」
「いや起きる…でも、もうちょっとだけこうしてたい」
「かしこまりましたわ♪」
柔らかい胸に押し付けている頭を動かすと、むにゅっと形を変える感触が気持ちよくてしばらく堪能する
「ブランシェの胸、気に入っていただけたようで良かったですわ」
「あぁ…柔らかくて、ふわふわしてる…」
「あらあら、ご主人様ったら…こちらも起床なされてますね?」
ブランシェさんの手が、朝の現象で元気になった俺の大事なところを摩る
「ぅぁ…」
「こんなにカチカチにして、お辛いでしょう?私が今、楽にして差し上げますわ♪」
そういうと、ブランシェさんは寝転んでいる俺の下半身の方に体を向ける
「ご主人様は寝たままでよろしいです、ブランシェの胸で気持ちよくして差し上げますわね」
ブランシェさんがその豊満な胸で、俺のモノを挟んだ
むにゅむにゅと形を変える柔らかい肉感が俺のモノを圧迫する
「っ!や、やば…こんなの…ヤバ過ぎるっ…!」
「ふふ、ほら…どうですか?ご主人様の逞しいおちんちんがブランシェの胸に埋まっていますわ♪こんなに熱くて、火傷しちゃいそうです♪」
「き、気持ちいい…けど、こんなの…!」
「ぁん♪胸の間から、先っちょがこんにちはしていますね♪ちゅっ、ちゅる…じゅるっ♪」
「くぁっ…!うっ…くぅっ…!」
ブランシェさんが俺のモノの先に吸い付く、ぞわぞわとした快感が下半身に押し寄せてくる
「ぶ、ブランシェさん…で、出るっ!」
「んんんん〜っ♪」
ブランシェさんの口の中に大量の白濁の体液が吐き出される瞬間に思わずブランシェさんの頭を掴み奥まで押し込んでしまった
「こほっ…ご主人様ったら、朝からお元気です♪溺れてしまうかと思いましたわ♪」
「ご、ごめん…大丈夫だったか?」
「ごくっ…んく、はぁん…朝から濃厚な精液をいただけて幸せですわ♪」
恍惚な表情で俺の吐き出した精液を飲み下すブランシェさん、そして口を開けて飲み干したことを証明する
「それでは、お掃除させて頂きます…♪」
そして再び俺のモノを咥える、今度は吸い付くようではなく汚れを舐めとるように舌が這い回っている
「れろ…ちゅぷっ…んっ、ちゅる…」
「ぶ、ブランシェさん…何もそこまで…」
「駄目です、ご主人様にご奉仕するのはメイドのブランシェの仕事なんですから♪」
綺麗にして、そして裸だった俺に一枚一枚服を着せてくれた
そしてブランシェさんもメイド服を着ると、俺の目の前に立ち一礼をする
「それでは改めまして…おはようございます、ご主人様♪」
「お、おはようございます…」
「昨日と先ほどのご奉仕でお腹が空いていらっしゃると思います。朝ごはんの支度をいたしますので、リビングで少々お待ちくださいませね♪」
ブランシェさんが俺の手を引いてリビングまで降りる、朝ごはんができるまでテレビでも見ていよう
「おっ…」
テレビをつけたら、ニュースで魔物が取り上げられていた
「魔物による性犯罪か…」
時々、人間の社会に出てきた魔物が男性を無理やり襲う…なんてことがあるらしい
大体結果的にはどちらもwinwinな形で収まるのだが、決して褒められたことではないのでテレビではよく取り上げられている
「ご主人様、朝食の準備が整いましたわ」
「あ、はいはい」
ブランシェさんが朝ごはんを用意してくれたので席に着く
「…あら、ニュースですか?」
「あぁ、魔物が男性を無理やり襲うってニュースだよ…身近では起きてないけど、こういうの見ると驚くよなぁ」
魔物なんて美女揃いなんだから、ほっておいても男なんかできそうだが…
「安心してください、私はご主人様にそんな真似いたしませんから♪」
「うん、俺もブランシェさんなら安心だ」
「まぁご主人様がそういうプレイをお望みになるのでしたら話は別ですが」
「お、俺はノーマルだって…」
こんな風にブランシェさんと軽口を叩きながら、朝食を食べさせてもらう
今日は土曜日だからゆっくりできるな、ブランシェさんにもゆっくりしてもらおう
「ブランシェさん、今日は学校休みだからブランシェさんもゆっくりしていいぞ」
「まぁ、それではご主人様のお世話がたっぷり出来ますね♪」
「いや…ほら、いつも働きっぱなしだから…ブランシェさんもご飯一緒に食べたりしようぜ」
ブランシェさんは基本的にご飯を俺の後に食べているので、一緒に食べることがない
せっかくなのだから、2人でのんびりご飯を食べたり…恋人みたいなことをしたいのだ
「そうですか…ではご好意に甘えて、お隣の席…よろしいですか?」
「あぁ」
ブランシェさんが寄り添うように俺の隣へ座る
「ふふ、こうしているとなんだか恋人みたいですね」
「恋人みたいじゃなくて、恋人…だろ」
あっ、今俺すごい恥ずかしいこと言った
「…まぁ、まぁまぁ!今のご主人様、すごくカッコ良かったですよ!」
「ちゃ、茶化すなよ…」
「ブランシェのメイドゲージが振り切ってますよ!もう、ブランシェの抱擁を差し上げますね!」
ブランシェさんが何やらわけのわからないことをいって抱きしめてくる
「ぶ、ブランシェさん…ご飯中だから」
「あらあら、そうですわ。…これからは、こういうことがいつでも出来ますから、いっぱいしましょうね♪」
「…そうだな」
二人の皿が空になる、自分で箸を取り食べたのはなんだか久しぶりな気がする
「こうして一緒にご飯を食べるのもいいですが…やはり私はご主人様に給仕するのが好きです、キキーモラですから」
「俺だって、食べさしてもらうのはブランシェさんじゃなきゃ嫌だけどさ…でもせっかく恋人同士なんだからこういうことしてみたいじゃん」
「恋人である前にメイドですから、あまり出過ぎた真似は出来ないのですが…ご主人様が望むのでしたら、こういうのはいかがですか?」
ブランシェさんがリビングのソファーに座る、そしてその横をぽんぽんと叩く。横に座ればいいのだろうか?
「こ、こうか…?」
「はい、ではそのままこちらに頭を乗せてください」
次にブランシェさんがふともも辺りをぽんぽんと叩く
「えっと、これって…」
「膝枕ですわ。さぁさぁ、いらしてくださいまし♪」
「…じゃあ、お言葉に甘えて」
座った身体を横にして、ブランシェさんのふとももに頭を乗せる
女性の柔らかさがあるが、しかし足を覆う鱗で程よい固さで…そしてブランシェさんのいい匂いがする
「どうでしょうか?人間のものとは違いますから、ご主人様に気に入ってもらえるかわかりませんが…」
「ん…気持ちいいよ、それに…すー…いい匂い」
「ぁん、ご主人様…間近で嗅がれるのはさすがに恥ずかしいですわ」
「ブランシェさん、いつも俺に恥ずかしいことするし…」
なんとなく手をブランシェさんのふとももに乗せて撫でてみる、服の上からでも柔らかい感触が伝わってくる
「んー…落ち着くなぁ、これ…お腹もいっぱいだしちょっと眠くなってきた…」
「ふふ、このまま寝てしまっても大丈夫ですよ…子守唄も歌って差し上げます♪」
「じゃあ、頼もうかな…」
「はいっ♪」
ブランシェさんが子守唄を歌ってくれる、そういえば気になっていたのだけどこの子守唄は一体なんなのだろうか?
聞いたことない言葉だし、外国の歌?
「…♪」
「ねぇ…ブランシェさん、その歌ってなんていうの?」
「この歌、ですか?…実は私にもよく分からないんですよね」
「えっ、歌ってるのにか?」
「この歌は私のお母様が、小さな頃の私に歌ってくれたもので…意味などは分かりませんし、どういった言語などかも知らないんですよ」
ブランシェさんもよく分からない歌、でもそれは言語が分からなくても安らぎを与えてくれる歌だ
「私も小さい頃にお母様に聞いてみたのですが、お母様もお祖母様から聞いた…と言って詳しいことが分からなかったのです。そのお祖母様もひいお祖母様に…とずっと世代を回っているようですわ。」
「へぇ〜…」
「分かっているのは、この歌は大切な人に贈る歌…題名は日本語にして「愛しき人よ」という名、というぐらいですか」
「ブランシェさんもこの歌を聞いて育ったんだ…」
「はい、お母様が私の子守唄によく歌ってくれましたわ…そして今は私が愛しき人に贈っている、なんだか不思議ですね」
「ん…」
「ふふ、お眠りですか?ほら…こうやって頭を撫でられると、気持ちいいでしょう…布団代わりとは言えませんが、尻尾を掛けるので温まってくださいね」
「…zzz」
「…おやすみなさいませ、私だけの…ご主人様」
…
膝枕の昼寝から起きると、もう昼ごろらしい
「…おはよう、でいいか」
「はい、おはようございます♪」
ブランシェさんは同じように俺を見下ろして、幸せそうに頭を撫でている
「もうお昼ですが、お腹は空いていらしてますか?」
「…ん、ちょっとだけ」
「でしたら軽いものにいたしましょうか」
「ブランシェさん、ずっと同じ体勢だったみたいだけど大丈夫?」
「えぇ、魔物ですからこれくらいわけないですよ。むしろご主人様の可愛い寝顔がご拝見出来たので元気100%ですわ♪」
そういうものなのだろうか、メイドというのは謎が多いなぁ
「別にそのままソファーに寝かして、ブランシェさんは自分のことしてても大丈夫だったんだが…」
「いえ、家事は間に合っておりますし…それにご主人様が離れないようにメイド服をぎゅって握ってましたから」
「えっ?あ、本当だ…ごめん…」
本当にブランシェさんのスカートをギュッと握っていた
「謝らないで下さいまし、メイドとして…いえ恋人としても光栄ですから♪」
「と、とりあえずもう大丈夫だから…」
「はい、それでは昼食をお作りいたしますね♪」
ブランシェさんはソファーから立ち上がり、スカートを翻してキッチンに向かった
「ブランシェさん、何か手伝うことは?」
「大丈夫ですよ、ご主人様はのんびりしていてくださいまし」
「はーい…」
確かにブランシェさんの仕事の前では俺は無力か、しかし手伝いくらいはしたいが…
「…ご主人様、棚にあるお皿を並べて置いていただけると助かりますわ♪」
「あ、ああっ!まかせろ!」
「ふふ、ありがとうございます♪」
ブランシェさんが料理を運んできてくれた、さぁ昼飯も食べてせっかくの休日だからゆっくりしよう
目が覚めた
ちゃんとぐっすり眠れたのは多分ブランシェさんのおかげ
「…おはようございます、ご主人様」
そのブランシェさんは物理的な意味で目と鼻の先の距離にいる
「お、おはよう…」
寝る前のことを思い出し、そしてお互いに裸なのに気づき恥ずかしさがこみ上げてきた
「っ…」
照れ隠しにブランシェさんの胸元へ顔を埋める
「あら…?」
「ご、ごめん…その、恥ずかしくてまともに顔が見れない」
「うふふ…ご主人様、可愛いですわ♪」
優しく頭を撫でられる、ブランシェさんに撫でられると落ち着く
「ん…」
「まだお眠りになられますか?」
「いや起きる…でも、もうちょっとだけこうしてたい」
「かしこまりましたわ♪」
柔らかい胸に押し付けている頭を動かすと、むにゅっと形を変える感触が気持ちよくてしばらく堪能する
「ブランシェの胸、気に入っていただけたようで良かったですわ」
「あぁ…柔らかくて、ふわふわしてる…」
「あらあら、ご主人様ったら…こちらも起床なされてますね?」
ブランシェさんの手が、朝の現象で元気になった俺の大事なところを摩る
「ぅぁ…」
「こんなにカチカチにして、お辛いでしょう?私が今、楽にして差し上げますわ♪」
そういうと、ブランシェさんは寝転んでいる俺の下半身の方に体を向ける
「ご主人様は寝たままでよろしいです、ブランシェの胸で気持ちよくして差し上げますわね」
ブランシェさんがその豊満な胸で、俺のモノを挟んだ
むにゅむにゅと形を変える柔らかい肉感が俺のモノを圧迫する
「っ!や、やば…こんなの…ヤバ過ぎるっ…!」
「ふふ、ほら…どうですか?ご主人様の逞しいおちんちんがブランシェの胸に埋まっていますわ♪こんなに熱くて、火傷しちゃいそうです♪」
「き、気持ちいい…けど、こんなの…!」
「ぁん♪胸の間から、先っちょがこんにちはしていますね♪ちゅっ、ちゅる…じゅるっ♪」
「くぁっ…!うっ…くぅっ…!」
ブランシェさんが俺のモノの先に吸い付く、ぞわぞわとした快感が下半身に押し寄せてくる
「ぶ、ブランシェさん…で、出るっ!」
「んんんん〜っ♪」
ブランシェさんの口の中に大量の白濁の体液が吐き出される瞬間に思わずブランシェさんの頭を掴み奥まで押し込んでしまった
「こほっ…ご主人様ったら、朝からお元気です♪溺れてしまうかと思いましたわ♪」
「ご、ごめん…大丈夫だったか?」
「ごくっ…んく、はぁん…朝から濃厚な精液をいただけて幸せですわ♪」
恍惚な表情で俺の吐き出した精液を飲み下すブランシェさん、そして口を開けて飲み干したことを証明する
「それでは、お掃除させて頂きます…♪」
そして再び俺のモノを咥える、今度は吸い付くようではなく汚れを舐めとるように舌が這い回っている
「れろ…ちゅぷっ…んっ、ちゅる…」
「ぶ、ブランシェさん…何もそこまで…」
「駄目です、ご主人様にご奉仕するのはメイドのブランシェの仕事なんですから♪」
綺麗にして、そして裸だった俺に一枚一枚服を着せてくれた
そしてブランシェさんもメイド服を着ると、俺の目の前に立ち一礼をする
「それでは改めまして…おはようございます、ご主人様♪」
「お、おはようございます…」
「昨日と先ほどのご奉仕でお腹が空いていらっしゃると思います。朝ごはんの支度をいたしますので、リビングで少々お待ちくださいませね♪」
ブランシェさんが俺の手を引いてリビングまで降りる、朝ごはんができるまでテレビでも見ていよう
「おっ…」
テレビをつけたら、ニュースで魔物が取り上げられていた
「魔物による性犯罪か…」
時々、人間の社会に出てきた魔物が男性を無理やり襲う…なんてことがあるらしい
大体結果的にはどちらもwinwinな形で収まるのだが、決して褒められたことではないのでテレビではよく取り上げられている
「ご主人様、朝食の準備が整いましたわ」
「あ、はいはい」
ブランシェさんが朝ごはんを用意してくれたので席に着く
「…あら、ニュースですか?」
「あぁ、魔物が男性を無理やり襲うってニュースだよ…身近では起きてないけど、こういうの見ると驚くよなぁ」
魔物なんて美女揃いなんだから、ほっておいても男なんかできそうだが…
「安心してください、私はご主人様にそんな真似いたしませんから♪」
「うん、俺もブランシェさんなら安心だ」
「まぁご主人様がそういうプレイをお望みになるのでしたら話は別ですが」
「お、俺はノーマルだって…」
こんな風にブランシェさんと軽口を叩きながら、朝食を食べさせてもらう
今日は土曜日だからゆっくりできるな、ブランシェさんにもゆっくりしてもらおう
「ブランシェさん、今日は学校休みだからブランシェさんもゆっくりしていいぞ」
「まぁ、それではご主人様のお世話がたっぷり出来ますね♪」
「いや…ほら、いつも働きっぱなしだから…ブランシェさんもご飯一緒に食べたりしようぜ」
ブランシェさんは基本的にご飯を俺の後に食べているので、一緒に食べることがない
せっかくなのだから、2人でのんびりご飯を食べたり…恋人みたいなことをしたいのだ
「そうですか…ではご好意に甘えて、お隣の席…よろしいですか?」
「あぁ」
ブランシェさんが寄り添うように俺の隣へ座る
「ふふ、こうしているとなんだか恋人みたいですね」
「恋人みたいじゃなくて、恋人…だろ」
あっ、今俺すごい恥ずかしいこと言った
「…まぁ、まぁまぁ!今のご主人様、すごくカッコ良かったですよ!」
「ちゃ、茶化すなよ…」
「ブランシェのメイドゲージが振り切ってますよ!もう、ブランシェの抱擁を差し上げますね!」
ブランシェさんが何やらわけのわからないことをいって抱きしめてくる
「ぶ、ブランシェさん…ご飯中だから」
「あらあら、そうですわ。…これからは、こういうことがいつでも出来ますから、いっぱいしましょうね♪」
「…そうだな」
二人の皿が空になる、自分で箸を取り食べたのはなんだか久しぶりな気がする
「こうして一緒にご飯を食べるのもいいですが…やはり私はご主人様に給仕するのが好きです、キキーモラですから」
「俺だって、食べさしてもらうのはブランシェさんじゃなきゃ嫌だけどさ…でもせっかく恋人同士なんだからこういうことしてみたいじゃん」
「恋人である前にメイドですから、あまり出過ぎた真似は出来ないのですが…ご主人様が望むのでしたら、こういうのはいかがですか?」
ブランシェさんがリビングのソファーに座る、そしてその横をぽんぽんと叩く。横に座ればいいのだろうか?
「こ、こうか…?」
「はい、ではそのままこちらに頭を乗せてください」
次にブランシェさんがふともも辺りをぽんぽんと叩く
「えっと、これって…」
「膝枕ですわ。さぁさぁ、いらしてくださいまし♪」
「…じゃあ、お言葉に甘えて」
座った身体を横にして、ブランシェさんのふとももに頭を乗せる
女性の柔らかさがあるが、しかし足を覆う鱗で程よい固さで…そしてブランシェさんのいい匂いがする
「どうでしょうか?人間のものとは違いますから、ご主人様に気に入ってもらえるかわかりませんが…」
「ん…気持ちいいよ、それに…すー…いい匂い」
「ぁん、ご主人様…間近で嗅がれるのはさすがに恥ずかしいですわ」
「ブランシェさん、いつも俺に恥ずかしいことするし…」
なんとなく手をブランシェさんのふとももに乗せて撫でてみる、服の上からでも柔らかい感触が伝わってくる
「んー…落ち着くなぁ、これ…お腹もいっぱいだしちょっと眠くなってきた…」
「ふふ、このまま寝てしまっても大丈夫ですよ…子守唄も歌って差し上げます♪」
「じゃあ、頼もうかな…」
「はいっ♪」
ブランシェさんが子守唄を歌ってくれる、そういえば気になっていたのだけどこの子守唄は一体なんなのだろうか?
聞いたことない言葉だし、外国の歌?
「…♪」
「ねぇ…ブランシェさん、その歌ってなんていうの?」
「この歌、ですか?…実は私にもよく分からないんですよね」
「えっ、歌ってるのにか?」
「この歌は私のお母様が、小さな頃の私に歌ってくれたもので…意味などは分かりませんし、どういった言語などかも知らないんですよ」
ブランシェさんもよく分からない歌、でもそれは言語が分からなくても安らぎを与えてくれる歌だ
「私も小さい頃にお母様に聞いてみたのですが、お母様もお祖母様から聞いた…と言って詳しいことが分からなかったのです。そのお祖母様もひいお祖母様に…とずっと世代を回っているようですわ。」
「へぇ〜…」
「分かっているのは、この歌は大切な人に贈る歌…題名は日本語にして「愛しき人よ」という名、というぐらいですか」
「ブランシェさんもこの歌を聞いて育ったんだ…」
「はい、お母様が私の子守唄によく歌ってくれましたわ…そして今は私が愛しき人に贈っている、なんだか不思議ですね」
「ん…」
「ふふ、お眠りですか?ほら…こうやって頭を撫でられると、気持ちいいでしょう…布団代わりとは言えませんが、尻尾を掛けるので温まってくださいね」
「…zzz」
「…おやすみなさいませ、私だけの…ご主人様」
…
膝枕の昼寝から起きると、もう昼ごろらしい
「…おはよう、でいいか」
「はい、おはようございます♪」
ブランシェさんは同じように俺を見下ろして、幸せそうに頭を撫でている
「もうお昼ですが、お腹は空いていらしてますか?」
「…ん、ちょっとだけ」
「でしたら軽いものにいたしましょうか」
「ブランシェさん、ずっと同じ体勢だったみたいだけど大丈夫?」
「えぇ、魔物ですからこれくらいわけないですよ。むしろご主人様の可愛い寝顔がご拝見出来たので元気100%ですわ♪」
そういうものなのだろうか、メイドというのは謎が多いなぁ
「別にそのままソファーに寝かして、ブランシェさんは自分のことしてても大丈夫だったんだが…」
「いえ、家事は間に合っておりますし…それにご主人様が離れないようにメイド服をぎゅって握ってましたから」
「えっ?あ、本当だ…ごめん…」
本当にブランシェさんのスカートをギュッと握っていた
「謝らないで下さいまし、メイドとして…いえ恋人としても光栄ですから♪」
「と、とりあえずもう大丈夫だから…」
「はい、それでは昼食をお作りいたしますね♪」
ブランシェさんはソファーから立ち上がり、スカートを翻してキッチンに向かった
「ブランシェさん、何か手伝うことは?」
「大丈夫ですよ、ご主人様はのんびりしていてくださいまし」
「はーい…」
確かにブランシェさんの仕事の前では俺は無力か、しかし手伝いくらいはしたいが…
「…ご主人様、棚にあるお皿を並べて置いていただけると助かりますわ♪」
「あ、ああっ!まかせろ!」
「ふふ、ありがとうございます♪」
ブランシェさんが料理を運んできてくれた、さぁ昼飯も食べてせっかくの休日だからゆっくりしよう
15/07/19 13:45更新 / ミドリマメ
戻る
次へ