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魔王勢力圏内で発行されている烏丸新聞。 今日は烏丸新聞の製作現場を密着取材させていただきます! それでは早速・・・お邪魔しまーす! 「編集長!ネタがありません!」 「私に助けを求めるな!自分で何とかしなさい!」 ・・・いきなり凄い事になってますね。 記者のカラステングさんがネタを捜しに出かけるようなので、私たちも付いて行ってみましょう! はい!見知らぬ人の家の寝室の前にやってきました! これは取材でやっている事なので、よい子の皆さんは真似してはいけませんよ! 「お邪魔しまーす!『突撃!隣の晩御飯(性的なry』でーす!」 「あら、とうとう私達の所にも来ちゃったのね。」 勢い良く突入して企画名をはっきり言っています。 一片の隙も与えない強引な取材、これが記者の本気なんですね!勉強になります! 「早速ですが、今日はどんなプレイをしてお楽しみになっているんですか?」 「そうねぇ・・・今日は縛りプレイかしら。」 「旦那さんを縛るんですか?」 「ええそうよ♪」 「ふむふむ・・・これならいい記事が書けそうです!」 「なんなら見ていく?その方が夫も私も興奮するから♪」 「ぜひ拝見させてください!!」 色事の内容を隅々まで観察して、しっかりとメモを取っていますね。 このようにして記事が作られていくんですね! 「本日はありがとうございました!失礼します!」 「うふふ、また気が向いたらいらっしゃい。」 どうやら一軒目の取材が終わったみたいです! 次は隣の部屋に行くみたいですよ。 どんな記事が出来るかが楽しみですね! はい!今度はお休み中のお二人をこっそり観察するみたいです! くれぐれも、よい子の皆さんは真似しないでくださいね! 「寝ているところをお邪魔しまーす。」 ゆっくりと布団をめくると、小さな男の子と魔物の幼女が仲良く抱き合って寝ている姿が見えました! こんな幸せそうな寝顔を見せられたら。こっちまで幸せなってしまいますね! 「なんだ・・・抱き合ってるだけか・・・」 どうやらカラステングさんはお気に召さないようですね。 「繋がったまま寝てるとかそういうのを期待してたのに・・・」 こんな小さな子にエロを要求するとは、エロいさすが魔物記者エロい。 「はぁ・・・他の家に行こう・・・」 「お仕置きしてからね♪」 「え!?何時の間に起きて!?」 「最初から起きてたよ、それよりも・・・どんなお仕置きがいいかな?」 「何ですかその不適な笑みは!?怖いですよ!?」 「ふふふ・・・とりあえず逃げれないように縛ろうか、大丈夫、ちょっとトラウマになる程度にするから。」 「ひっ!来ないで!来ないでぇぇぇぇ!!!」 カラステングさんの悲痛な叫び声が、屋敷中に響き渡っています・・・ 取材は命掛けで行われているんですね・・・わかります。 「うぅ・・・酷い目に遭った・・・」 体中がぬるぬるしたものでべとべとになってますね。 どうなったかは皆さんの想像にお任せします!ご馳走様でした! 「あのテントで終わりにしよう、早く家に帰りたい。」 最初の方の元気は無くなってしまったみたいですね。 カラステングさんの表情を見れば、取材の大変さがひしひしと伝わってきますね。 「お邪魔しまーす!『突撃!隣の晩御飯(性的nry』でーす!」 先ほどの疲れ切った表情が嘘のように消えて、最初の時のように勢い良くテントの中に入って行っちゃいました。 すごいプロ根性です!勉強になります! 「えっと・・・どちら様でしょうか?」 「あれ?君一人なの?」 「お兄ちゃん達は水浴びに行ってるよ」 「そうですか・・・それじゃあ待ってる間お姉さんといいことしましょうか・・・♪」 「えっ・・・ボ、ボクは女の子だよ?それに・・・その・・・」 「さぁ服を脱ぎましょうね、そしたらたくさん・・・フフフフフフ♪」 第三者視点で見ると、変態がいたいけな少女を襲っているような絵に見えますね。 実際に襲ってますけど。 「それでは・・・じっくりと取材を・・・」 「セリシア、貴方も水浴びに・・・」 今まさに襲いかかろうとした時に、テントの中に美しい女性が入ってきました。 とても美しい容姿と蛇の下半身を持つ魔物、エキドナさんですね。 そんな綺麗なエキドナさんとm見つめ合ったまま動けないカラステングさん、究極的にピンチです! 「貴方・・・セリシアに何をしているんですの?」 「こ、これは誤解です!誤解なんです!」 「騒がしいな、何があったんだ?」 「セリシアちゃんも一緒に水浴びを・・・どうしたんですか?」 次々と仲間の魔物の皆さんが集まってきました。 新たにきたのはリザードマンさんとオークさんですね。 どうやら、カラステングさんが無事に帰れる見込みが無くなってしまったみたいです。 「貴様・・・覚悟は出来ているだろうな?」 「セリシアちゃんを傷つけようなんて・・・許せませんね?」 「世の中にはやってはいけないこともありますのよ?今からそれをたっぷりと教えて差し上げますわ。」 「ひっ!?た、助け・・・いやあああぁぁぁ!!!」 「騒がしいな・・・って、何だこれは!?」 「お兄ちゃん・・・ボク、見てはいけないものを見ちゃった気がする・・・」 「何でこんなことになっているのか、誰か詳しく説明してくれ・・・」 人間の男の人が来たときには、カラステングさんが縛られてあんなことやこんなことに・・・ ・・・別の意味で勉強になりました!ご馳走様です! 「むぅ・・・」 「どうしたの?アイリス。」 「烏丸新聞の『突撃!隣の晩御飯(性的なry』が記者が急病で休刊になっているのじゃ・・・楽しみにしておったのだがのう・・・」 「休刊か・・・急病なら仕方ないよね、うん急病なら・・・ね」 「む?どういうことじゃ?」 「何でもないよ、それじゃあ僕は洗濯物を取り込んでくるよ」 「うむ。」 そういいながら庭へと走っていくアルト。 その背中を見送りつつ、再び、ワシは新聞を広げて読み出した。 屋敷を駆け巡る風が、何とも心地よく、ついつい眠くなってきてしまう。 何処からか飛んできた黒い羽が、風に舞い上げられ空の彼方へと吸い込まれていった。
10/08/28 05:07 up
名前は出ていないけど存在している、烏丸新聞の製作現場です 記者が命掛け(色事掛け)で手に入れたスクープや読者からの投稿メッセージなどで構成されているようです 少しだけですが、アカフネ様のSS内の登場人物を出させていただきました 私のような未熟者では、アカフネ様のSS内の皆様の魅力を出し切れず、gdgdになってしまいました アカフネ様、お許しください! 白い黒猫
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