電光石火、エルトちゃん! |
私は空の暴れん坊だ。
私より速いのは幾らでもいる。 私より強いのだって幾らでもいる。 羽が綺麗だとか、歌が上手いとか色々あるけどね。 「あーっはっはっは! さぁ、今度はあの傭兵団を狙うよ、発情馬鹿達!」 「あいよ姐さん!」 「男。男。男。うふふふふ」 私と一緒に飛んでいる馬鹿で過激な奴らが私の声に答える。 どうして私について来ているかって? そりゃそうさ、当たり前だ。 私より過激で華麗でライトニングな魔物はいやしないからさ。 「見敵必殺! サンダーストーム!」 今日も私の翼は絶好調。 沢山の雷が人間の雄達に降り注いだ。 私はエルトリア。 他のハーピーよりも一際輝く、最高のハーピーだ。 ワイバーンだとかドラゴンだとかが空を威張っているけれど。 夜の私の輝きに比べればなんてこたぁない。 「みんな、過激に激しくヤってる!?」 私が声を上げると、皆は艶っぽい声で返事をする。 「いい返事。さ、頭のてっぺんから羽の先まで、ビリビリとイキなさい!」 私の翼から生み出された沢山の雷がバチバチと飛び散り、楽しくヤっている連中に降り注ぐ。 私の雷は音が激しいなら光も激しい。 そして生み出される快楽も一際激しいと3拍子が揃っている。 ある時期を境に魔物たちが皆人間の雌みたいな姿になった。 それ以来、私の性格も変わったような気がするが、私の雷も変わった。 交尾に随分と便利な雷が出せるようになった。 「こういうのも悪くないねぇ」 陸に打ち上げられた魚みたいになった連中を眺め、もう一度雷を降らせた。 サンダーバード。 それが私の種族としての呼び方らしい。 私自身はどうだっていい。 若い連中が雄と交わっているなら、私は空を飛ぶだけだ。 あいつらに混じるのはいい。 実際に今回の傭兵団も何人か味見をした。 でもねぇ。 「来ないンだよねぇ。こう、ビリって来る様なのがさ」 私は一番過激で激しいハーピー。 私の相手は、私をビリビリさせてくれる位の雄だ。 そうじゃなきゃ、あっという間に骨抜きになっちまう。 「今度はあの3人組だ。さぁ、誰か私をビリビリさせてみな!」 冒険者らしい3人に雷を降らせて急降下する。 「ん、んちゅ」 私がキスをするたびに、男が震える。 私の体はいつでも過激にビリビリしているから、キスだってビリビリとイカせてしまう。 お陰でこの男はもう骨抜きになっちまった。 「ぷはぁ。まったく、だらしが無いね!」 にぃと笑って鉤爪で男のチ○コを踏みつけて雷を落とす。 男は悲鳴を上げながらせーえきを何度も噴出した。 「さぁーってと」 私が振り向いた先には、初撃で痺れて動けなくなったほか2名。 ごくりと喉を鳴らしていて、股間は大きなテントを張っちまっている。 「つぎはアンタだよ。覚悟しな!」 倒れている男に体をすり寄せる。 それだけで男は気持ち良さそうに体を震わせる。 なんせ、私は常に雷を体に纏っている。 こうやって触れるだけで、いつイってもおかしくない位の快感を感じてるんだ。 「アンタも触れるだけで暴発寸前か。だらしが無いねぇ!」 言って私は男の衣服を爪で引き裂く。 空に高く伸びるち○こを、散々中だしされてせーえきを溢れさせている私のま○こに突き入れる。 ビリビリと体が震える。 気持ちよさに目を細めていると、男がせーえきを吐き出す。 体の中で新鮮なせーえきが叩きつけられて、私の雷が私を責め立てる。 「あっはぁ! いいねぇ。このままずっと出し続けなよ!」 私は周囲に雷が飛び散るのも構わず、翼を使って激しく上下運動を行う。 「ほら、あんたも動きなって! このままじゃつまらんだろう!」 ぐちゅぐちゅと雷交じりのせーえきが繋がった部分からあふれ出す。 男はずっとイっているみたいで、さっきからせーえきが腹ん中に叩きつけられっぱなしだ。 ほどなくして2人目も骨抜きになっちまった。 このままじゃ、いつまで経っても私はイケそうにない。 今回も収穫無しか。 半分諦めて3人目に近付く。 「お前。魔物だよな」 少し驚いた。 口が聞ける程度に痺れが取れている奴は珍しい。 「それ以外の何に見えるんだ?」 顔にまで飛び散ったせーえきを舌で舐めとる。 男はじーっと私の顔を見る。 「何で人を襲うんだ?」 「は。決まってるだろう? 魔物は人間を襲うもんだよ!」 いつもの様に笑ってやる。 今も昔も私は雷の鳥。 昔は人間の体を焼き焦がして。 今は人間の心を焼き焦がして。 その肉を啄む鳥の魔物だ。 「でもさ。なんか寂しそうな目をしている」 「……は?」 何を言われたのかわからず、首をかしげる。 この私が? 何百年と生きて、ドラゴンさえ焼き殺した事のあるこの私が、寂しそうにしていたって? 「ふざけるんじゃないよ!」 私は雷を散らして男の衣服だけを焼き焦がす。 「あんたも、キス一つであっという間に骨抜きだ!」 私は男の上に飛び乗って顔を近づける。 男は、じっと私の目を見ている。 今までこんな風に私を見た奴はいない。 そう思うと、なぜか一瞬だけ動きが止まってしまう。 そして男の目を見る。 「名前、何て言うんだ?」 気づいたら、そいつは私に話しかけていた。 いや、違った。 私がこいつの名前を聞いていたんだ。 「俺の名前はハーカス」 「そうか。私はエルトリア。多くの鳥魔物を従える、雷の鳥魔物だ」 何時もの調子が出ない。 まるで痺れて麻痺しちまったみたいに、私の威勢の良さが出てこない。 私もそいつも動かない。 はやくいつもの様にビリビリとシビレさせないといけないってのに。 私の体は羽一つ動きゃしない。 「んむぅ!?」 気づいたらキスをされていた。 ビリビリと体が震える。 何でキスをするだけでこんなに痺れるんだ。 見るとそいつも気持ち良さそうに震えている。 傍目から見てもそいつが無茶をしているのが分かる。 人間の雄にゃ、私の雷の快楽は強すぎる。 それでもそいつは舌を動かして私を喜ばせようとしている。 「ん、ちゅ、ちゅるるっ」 負けたままでいられるか。 私も舌を動かし、唾液を啜り、そいつの口の中を蹂躙する。 けれど気を抜くと逆に私の口の中を言いように嘗め回されてしまう。 こんなやつ、今までいなかった。 唾液でお互いの口がベタベタになった。 もう入れたくて入れたくて仕方が無いのに、私は引き伸ばしてキスをしていた。 「い、入れるぞ」 「ああ」 私の声が震える。 体も震えている。 キスだけで私はもうビリビリとしびれている。 これでもし。 もし入れて、中でせーえきを受け止めてしまったらどうなるんだ。 恐れと期待が混ざって私の中で駆け回っている。 ごくりとつばを飲む。 こんなこと、最初に雄と交わった時にも無かった。 ち○この先端がま○この入り口につく。 「くぅぅ」 それだけで体が震える。 不味い、これは絶対に不味い。 頭の中で警戒音が鳴り響く。 でも入れたい。 私は助けを求めるように男の顔を見て。 自滅したと気づいた。 そいつは。 ハーカスは。 とても入れたそうな目で、私を見つめていた。 「あ、ぃぃいいいいんんっっ!」 入れた瞬間、イってしまった。 せーえきを一番奥で受け止めてまたイって。 体の中で雷が暴れて何度もイった。 「いい、いいよぉ! これが、こんなのってぇえ!」 私はもう何も考えられなかった。 翼を動かして、足を動かして、腰を滅茶苦茶に動かす。 何度もイって、気づいたらハーカスの胸に顔を押しつけていた。 体が痺れてもう動かない。 頭のてっぺんから羽の先まで痺れて震えている。 それでも、いまもなお私の雷が私を責め立てる。 私が雷の絶頂に耐えていると。 「ご、ごめん。もう、止められないっ」 ハーカスが動き出した。 「ひゃっ、は、はー、かすぅぅう♪」 ハーカスが私の腰を掴んで、ごつんごつんとち○こで私の一番奥を苛める。 目がチカチカするほど気持ちよくて、でもそれが嫌じゃなくて。 何度もキスをせがんで、舌を絡める。 「はーかすぅう♪ はーかすぅううう♪」 何度目かのせーえきを腹の奥で受け止めて。 私は雷に撃たれたみたいに、白滅した。 それから。 「ほら、ハーカス! 今度の獲物はあれだよ!」 私はハーカスの腕を掴んで空を飛ぶ。 背後にはいつもの、私の愛らしくも馬鹿で過激なハーピーたち。 「ちょっと待て! あれ、勇者が混じってないか!?」 「いいっていいって! 今の私の雷は、勇者だって痺れるよ!」 子宮の奥がきゅんきゅんと疼く。 太腿を伝ってハーカスの腕に私の愛液がどんどんと垂れていく。 「私はいま、いっちばん激しく過激に輝いてるんだから! どんな奴だって一発瞬殺、電光石火でお終いだ!」 今日も私はその日最大の雷を落とす。 この後に続く敵味方を含んだ大乱交を想像して。 たくさんたくさんハーカスに愛してもらう事を想像して。 最大の笑顔と共に、最っ高の雷でみんなを痺れさせた。 |
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