突然かわった日常
「はぁ……」
会社と家の往復、正直、家には寝るだけに帰っている状況。食事も最初こそは自炊しようと意気込んで色々調理器具を買ってみたものの、結局、仕事で疲れて帰ってきてから飯を作るというのが大変でやめてしまった。台所にはカップ麺やコンビニ弁当が積み重ねられていて、片づけようと思うのだが、疲れすぎていてスーツから着替えるのも面倒でそのままベッドに倒れこんでしまった。
「……すぅ、はっ! やばい」
慌てて壁の時計を見るととっくに日付が変わっていた。せめてお風呂に入って軽く何かを食べないとまずい。
「明日も朝から会議だし、資料も作らないと」
まだ半分寝ぼけていたものの、ジャージに着替えて、冷蔵庫にあった栄養ドリンクを飲む。
「ぷはっ、なんとかこれだけでもやらないと……」
結局、資料を作り終えて、お風呂に入ったり、軽い食事(カップ麺)を食べ終わるころ、外は明るくなってきていた。
生活崩壊、というのだろうか。
入社したばかりの新人が何人も立て続けに退社してしまったので、その分の仕事がどっと自分の所にきてしまったのだ。最も上司はそれ以上に忙しいらしく、日に日にやつれていく俺を見かねたのか退社していい、と言われた。
そして、一人残ってパソコンに向かって明日の会議の準備をしているようだった。大丈夫だろうか……。
「結局、俺も仕事を持ち帰ってるけどな……はは、眠いけど徹夜続きでテンションがおかしいぜ……」
最近、独り言も増えてしまった。以前は友人たちと飲みに行ったりして楽しんだものだが、そんな余裕はいつの間にか無くなってしまった。
「そういや、ニュースや新聞見てないな」
最近、魔物娘という存在がどうとか、よくわからない出来事が続いているようだが、俺には別世界の話にしか聞こえなかった。それより仕事仕事。実家を出てからというもの友人はおろか、恋人など作る暇もなく、TVから流れてくる『魔物娘との結婚!! 文化の違いは愛で乗り越えた』というのも、ふーん、程度で聞き流していた。
パソコンに向かって資料を作り、ちょっと仮眠を挟んで準備をしていたら、もう出勤時間である。今日もまともに眠れなかった……。
「USBメモリーと会議で使うの一式、忘れ物無いな、さて、行ってきます」
玄関飾られている。西洋人形に向かって朝の挨拶をして、鍵を閉める。実家から持ってきた宝物だった。男の俺が言うのもなんだが、子どもの頃からずっと一緒だったのでなんだか幼馴染のようであり、人との交流が無くなり、友人が居なくなった身にとって、あの人形はより大切な存在へとなっていった。
……
なんとか今日も終わった。時刻はすでに23時過ぎ。
「ただいま……」
「おかえりなさーい」
「え!?」
家から漏れる灯を不思議に思いつつも、いつものように玄関先の人形に「ただいま」を言おうとしたら無くなっていて、代わりに女の子の返事が聞こえる。
とうとう幻聴まで聞こえるようになってしまったか、どれだけ疲れているんだ俺は……。それよりも人形だ! 大事な宝物。今朝は確かにあったはずなのに、きょろきょろと玄関内を探しているうちに、不思議な物が目に飛び込んできた。ゴミが片付いている……。あれだけあった弁当箱とかちゃんと仕分けされて、玄関に置いてあったのだ。
トコトコトコ
「なっ! えっ! どういった状況だこれ!?」
「えっと、あの大丈夫?」
更に追い打ちをかけるような出来事がおきた。なんとあの西洋人形がいつの間にか俺の顔を覗き込んでいる。
この時点で俺の意識は途絶えた。
……
「う、うう」
「あ、起きた!」
意識の覚醒と同時に、体がだれかに抱きしめられたようだ。暖かい感触は感じるものの、やけに軽い。
「良かった。とても疲れていたんだね。大丈夫?」
「え、あの。ごめん。ちょっと、いやすごく混乱してる……」
抱き着いていたのは小さな女の子、フリルとリボンがいっぱい着いた豪華なドレス。そして、紫紺の瞳に銀色の髪……心配そうに顔をかしげている少女(?)
「今日はこのまま休んだ方がいいよ」
「あ、う、うん。そうだね」
そういえば明日は休みだっけ……何日ぶり…だろう。
少女(人形?)が俺の額に小さな手を添えた瞬間、なぜか眠気が襲ってきて、俺はそのまま眠ってしまった。
「おやすみーー。えへへ、かわいい寝顔。ちゅ」
男の唇にそっとキスをすると少女も布団に潜り込んで再び男を抱きしめる。
「あったかーい、むかしもこうやって一緒のお布団で寝たことあったなぁ」
独り言のようにつぶやいた少女もすっと目を閉じる。今日はいつもよりいい夢が見られそうだ。
……
(暗い……、さむいよう)
「あっ! じいちゃーん。これこれこの箱!」
「ん、なんじゃったかのぅ」
「開けていい?」
(誰かの声がきこえる)
「すごーい。かわいい人形だ!」
「なつかしいな、これはな、おじいちゃんが昔、外国で買ってきたものなんだよ」
「へー、でも、なんでこんな倉庫に閉まってあるの?」
「わしもすっかり忘れていたわい。良かったら、持って帰ってもいいぞ」
「ほんとぉ!! やったーー」
(まぶしい、でも、なんだろう。とってもあたたかい)
……
「お前、男のくせに人形なんてもってるのかよ。だっせー」
「うっせーな、シャルロッテはただの人形じゃねーんだぞ」
「ちょ、名前までつけているのか、キモい。みんな行こうぜ。こんな男のくせに人形もっているやつなんてほっておいて」
(なによ! 男の子だからって人形を持っちゃいけないなんてほーりつないじゃない。べーーっだ!)
……
「引っ越しの準備は終わったの?」
「ああ、大丈夫だよ」
「荷物、少ないわね」
「まあ、あっちで色々買うさ。あと、この子も当然持っていく」
「あんた、それまだ持っていたの? そんなんだから彼女も出来ないのよ。早く孫の顔が見たいっていってるのに」
「それとこれとは別だって。じゃ、行ってくる」
(えへへ、うんうん、もちろんよね! 小さいころからわたしたちいっしょだもん)
……
「ふ、ふぁぁぁーぁ」
大きなあくびをしながら目を覚ます。
久々にゆっくりと眠れた気がする。それになんだか懐かしい夢を見ていたようでとてもいい気分だ。
「おはようーーー!」
「ファッ!!」
なんか飛んできた。というか夢だけど、夢じゃなかった!!!
「シャ、シャルロッテ!?」
「はーい」
俺の顔に自分の顔をすりすりしながら、あの人形が、あのシャルロッテが抱き着いている。なんだこれ、昨日から色々あって、とうとう俺はおかしくなってしまったのだろうか。
無言で俺は立ち上がるとフラフラとした足取りで、タ〇ンページを探しに居間に向かう。
「さがしものー?」
「あ、ああ」
ソファに座り、足をぱたぱたとさせながらシャルロッテが聞いてくる。というかいくらロングスカートだからといってもそんなのだと、パ、パンツが、み、見え。
「んん??」
シャルロッテが不思議そうに顔をかしげる。くそ、かわいいじゃないか。そうか俺はロリコンだったのか。いろいろと絶望しながらも必死に黄色いあいつを探す。
「うふふ、お兄ちゃん! 探し物はなーに?」
「うおっ」
振り返ると息がかかるくらい近くにシャルロッテの顔があった。柔らかそうな唇、紫紺の瞳に見つめられると吸い込まれそうだ。
ここは落ち着いて深呼吸だ。
いや、素数を数えるのがいいのか。
というか。部屋を改めて見回して驚く。なんということでしょう。あんなに汚かった部屋が、こんなに綺麗になっているではありませんか。
「これ、部屋が片付いているんだけど、シャルロッテがやってくれたのか?」
「うん!」
目をぱぁぁと輝かせるようにして何度もうなずきながら頭をさしだしてくるシャルロッテ。
「えーと、こうすればいいのかな」
「うにゅぅ、せいかーい♪」
頭を撫でるという行動で良かったらしい。というか、なんだこのかわいい子は、あ、髪の毛、いい香りがする。銀髪が日にあたりキラキラ輝いているし。
「おにいちゃん、昔からわたしの髪なでてくれたよね。よかったおぼえててくれて」
「そういえばそうだったな」
「えーと、シャルロッテ」
「はーい!」
俺は正座をして、シャルロッテは向かいにちょこんと座る。
タ〇ンページで精神科を探そうと思ったが、どうでも良くなった。これは幻覚じゃない。
「いろいろ説明、お願いできるかな」
「うん、わたしはおにいちゃんの人形のシャルロッテよ。気軽にシャルってよんでくれるとうれしいわ」
「わかったよ。その、……シャ、シャル」
「えへへぇ、もっかい」
「シャル、…おっと!」
俺の膝の上にぽんと乗って上目遣いで見つめてくる、シャルロッテ改め、シャル。暖かい体温とあまい香り。遠くから見たら、親子。ちょっと近くてみると(おまわりさーん、こいつです)更に近寄ると、人形を膝に乗せてにやけるH☆E☆N☆T☆A☆I男。
「おにいちゃん、あったかい」
「俺もだ」
シャルの頭を撫でながら答える俺。食事(シャルがいつの間にか用意してくれてた)を食べ終えて、まったりとする。昨日までの寂しい生活が嘘のようだ。
……
「リビングドール?」
「うん、ほんとはもっとはやくおにいちゃんとお話したかったけど、魔力が足りなくて……」
それからゆっくりとお互いのことを話あった。シャルが世間で話題になっている魔物娘であること。倉庫で出会った時からの記憶があること。
「って、ということは、全部見られていた」
「うん、このおうちに来てからはすぐに玄関に飾られちゃったけど、その、おにいちゃんから匂いで」
今、俺はシャルに向かって土下座をしていた。部屋が汚くなってきたので玄関に飾ってしまったこと。それよりも
「おにいちゃん、魔物娘の食べ物ってわかる?」
「そういえば、さっきの食事もほとんど手をつけていなかったような」
「それはねぇ」
見上げると。にやぁ。とシャルの顔が怪しく、目もいつの間にがギラギラと輝いて見える。
「ま、まさか、人間の命とか……」
「ぶぶーー、ちがうよぅ。そんなことしないもん!」
豪華なドレスのスカートをゆっくりとまくりあげるシャル。
あわてて目をそらそうとするが体が動かない。
「みてぇ、お・に・い・ちゃ・ん。わたしのここ、もうこんなになってるの……」
「そ、そんな」
球体関節が見え、改めてシャルが人形だとわかる。それよりもむっちりとしたふともも、その上がぐっしょりと濡れていてトロォと蜜のようなものが垂れている。
「む、むぐぅ」
「あはぁ、おにいちゃん! いいよぉ」
目の前が真っ暗になったと思ったらシャルの小さな手で頭を押さえつけられ。スカートの中へと導かれてしまった。甘い香りが鼻に、シャルの、その、大事な所からの愛液が口に入ってくる。
「むぅぅぅ」
夢中でそれを吸ってしまった。パンツ越しなのにシャルからあふれる愛液は止まらない。スカートの中いっぱいに甘い香りが広がり頭がくらくらしてくるが、なぜか必死になって舐めつづけてしまう。
「ああっ! だめ、だめだめだめだめ!!!」
ぷしゃぁぁ。
やがてシャルの腰がガクガクと震えたと思ったら、ふとももにがっしりと顔を押さえつけられて暖かいものが顔面に浴びせられる。
「はぁはぁっ! はぁ……」
「すごかったぁ。おにいちゃん、むちゅうでわたしのおまんこ吸うんだもん」
「お、おまんこって、シャルが……そんな」
「えっちな子はきらい??」
「えっと、その」
「もう、おにいちゃんのへたれ!!」
「うおっ」
今度はとんと押し倒されて、顔にシャルの小さな舌がはいまわる。
「ちゅ……ぺろ……」
「あ、あああ」
「んふふ、やっぱり、てーこうしないんだー」
さっきの土下座の最大の理由、部屋にまだシャルが飾られていた時、俺のオナニーは全部見られていたわけだ。つまりその性癖とかも全部バレていたわけで。
「おにいちゃんはー、ちっちゃな女の子にー」
「や、やめてくれぇ」
「ちゅっ、ちゅ……えへへ、だいじょうぶだよ。どんな変態なおにいちゃんでも、わたしがかわいがってあげるぅ!」
元々は違うはずだった。ただ雑誌で、シャルに似た人形や女の子が載っていて、それをおかずにしてしまったこと。最初は綺麗な子をちょっと乱暴に犯したいなんて思っていたが、むしろ、小さい子に犯された方が気持ちいいかも、なんて思ってから……。
「えっと、ここも開発していたよねー」
小さな手でズボンを脱がしながら、男のお尻を撫でまわす。
「や、やめ、それは」
「だいじょうぶ、まだ、今はまだしないよぉ。おにいちゃんのいやがることはぜったいにしないもん! ちゅ……ぺろ……ぺろ」
何度も男の顔にキスをしてさっき自分が掛けた愛液を舐めとっていくシャル。そしてお尻を撫でまわしていた手が股間へと伸びる。
「あっつい、それにすごいよぉ」
「うっ」
「もう、おにいちゃんってば、先走りがすごい」
シャルが体を起こしながら、ズボンから手を抜いてくぱぁと広げる。そこにはべっとりとしたいやらしい液体が付いていて、見せつけるようにシャルがそれを舐めとる。
「んふ、おいしぃ」
すっかりぼんやりしてしまった男は、幼い姿をした人形にされるがままだった。とっくに体を覆っていた拘束魔法は溶けていたのだが、度重なる快楽で体の力は抜けていた。
「おにいちゃん、ぬがせるね」
「ちょ、ちょっと待って」
「んぅ?」
「そ、その、無理してないか。確かにシャルにされるならいいんだが、そんな小さな身体で」
「おにいちゃん……! やっぱり大好きっ!! わたしのことならだいじょーぶ、魔物の体はとっても丈夫なのよ」
再び男にキスをすると、すばやく服を脱がせてしまう。
「おにいちゃん、かわいい…」
「いやいや、男に向かっていうセリフじゃないだろ」
「んふふ、だって、夢だったんだよね。わたしに、ちっちゃい女の子に犯されるの……」
「そ、それは、妄想の中であって」
「見て……おにいちゃん…、わたしのおまんこ、……すっごくせまそうでしょ…。でもね。こんな小さなおまんこにおにいちゃんのおちんちんは食べられちゃうのよ」
無邪気な瞳の中に見え隠れする魔物娘としての本能。
にこっと笑うシャルは、可愛くて、淫らで……甘い香りがいっそう濃くなる。
「せ、せめてベッドに移動しないか」
「もう、おにいちゃん! おとめなの??」
「す、すまん。はじめてはベッドの上がいいかなって」
淫らな雰囲気から一転、ぷんすか怒って立ち上がるシャル、俺の手を引いて寝室へと連れ込まれると、あっという間にベッドに押し倒された。
シャルは俺よりもずっと小さいのに……、ああ、こんな幼い少女にこれから童貞を捧げるんだ。
「お仕置きだもん! こんなに焦らして女の子をまたせるなんて」
「だから、そのやさしくお願いします。シャルさん」
「もうっ!! おにいちゃん反則すぎだよ。かわいい。……これじゃ、どっちが人形なのかわからないわねっ♪」
男のペニスをぎゅっと握るとそのまま腰を落とす少女、とたんにやわらかい肉に挟まれる。同時にビクンビクンと射精がはじまった。
「あっ、えっ、ちょっとおにいちゃん!!!んぅぅぅぅーーーーー!!!!」
「ぐ、ぐぁぁぁぁ、シャル待って、動かな、ぐぁぁ!」
なさけない声を上げながらも腰が浮き上がる男。
体の奥に熱いモノを感じながらも、シャルは一度落とした腰をそのままにぐりぐりと男の上で踊るように動き続ける。
「んっ! んんっ!!! す、すごいのぉ、おにいちゃんのせーえき、びゅーー、びゅーーーって、わたしのなかぁぁぁ!!!」
「きつ、いっ、シャルの中、や、やばい、また」
「いいよぉ!! きて、おにいちゃん!! もっと、もっとわたしに、食べさせて、ねっ! ねっ!!!」
ぱんぱんぱんと激しく腰を振りながら更に奥へ奥へとペニスを導くように動かす少女。安いパイプベッドがギシギシと動く音と、肉どうしのぶつかる音だけがしばらく響き、それは夕方になっても続いていた。
「はぁっはっはぁっ」
「えへへ、すごいよぉ、おにいちゃんの……どーてい、たべちゃったぁ……見てぇ…」
シャルがスカートを持ち上げると、むわっとした精の匂いとシャルから放たれる甘い香りがより室内に充満する。
「あんっ! えへへぇ、また、おっきくなったぁ……」
「あ、あああ」
少女は体を倒すと男の乳首をちゅうちゅうと吸い出す。そして再び腰を動かしはじめる。
「も、もうむりだって…」
「だめー、だっておにいちゃんのおちんちんはぁ…あはぁ……もっと…っていってるよぉ……んぅ!!」
「ああっ!!!!」
「んふふぅ……えっと、なんかいめだっけ、びゅー、びゅー…とまんないねぇ。おにいちゃん」
「あ、あぁぁぁ!」
男の体はすっかりインキュバス化していたが、それをしってか知らずかシャルの容赦のない責めが結局、日が変わるまで続いた。
「おにいちゃん! おにいちゃん!!」
「ん、んぅ」
「ごめんなさい、わたし、うれしくて、……その、やりすぎちゃったわ」
見上げるとシャルが泣きそうな顔で俺の顔を見つめていた。
「ふぅ……いいんだ…」
そっとシャルの頭を撫でる。とたんに猫のように目を細めて倒れこんでくる少女。
「うみゅぅ……きもちいい」
「ま、まあ、その、強烈な初体験だったけど」
「……うん」
紫紺の瞳をうるうるさせながら、すがりつくように次の言葉を待つシャル。
「ありがとうな…シャル」
「え……」
「なんというか、愛されてるんだなって、わかったから、今まで髪の毛をとかしたりとか、頭を撫でたりとか、色々と人形だったころの手入れをしてたのは俺だし」
「うん、うん。うれしかった。ぜったいいつか恩返ししたかったの!!」
「それに、きもち…良かったし」
ぱぁぁぁとわかりやすくシャルの顔が笑顔に変わる。ぎゅっと首に抱き着きながら……。
「おにいちゃん、えっと、お風呂入ろ?」
「ああ、さすがに、やばいな」
改めて自分の周りを見てびっくりする。ベッドはいやらしい液でべとべとのぐしゃぐしゃ。当然、シャルの豪華なドレスも色んな体液まみれ……。
「あれ? シャルのドレスは汚れてないな」
「んっと、それは魔力で……、あと、ベッドもわたしがよごしちゃったし…」
「そ、そうか」
一瞬で綺麗になるベッド。魔物娘はすごい。俺の精を吸収して色々とできるようになったようだ。
じゃあ、シャルはお風呂に入らなくてもいいんじゃないか、という言葉を飲み込んで、全裸になって二人で風呂場へと向かう。
「なんというか」
「ん? なーに」
シャルの体を改めて見る。
球体関節を確認してやっぱり人形なんだなって思ったものの、そんなことはささいなことだとわかる。ぬくもりがあってこうして会話できるのだ。
「なんでもない。シャルが、その、かわいいなって」
「おにいちゃんだって、あんなにあえいじゃって、かわいかったもん!」
「うぐっ!」
不意打ちで小さな手にペニスを握られて、あの怪しい目で見つめられてしまう。
「そういえば、あとからあっちも、かわいがってあげる!」
もう片方の手がお尻に伸びていくが、シャワーを浴びせてなんとかごまかす。あぶないあぶない。
「きゃっ、いきなりぶっかけるなんて、おにいちゃんのえっちーー!」
「誤解を招くような発言はやめてくれ。…あう」
握っていたペニスを上下に擦られてシャワーのノズルを落としてしまう。
「えへへぇ、ざんねんでしたーー。おにいちゃんはわたしにはさからえないんだよぉ」
「くっ」
「しこしこしこしこ」
上目遣いでしかも球体関節の隙間に泡が入って、なんともいえない刺激がペニスに伝わる。
「も、もうっ、で、で」
「はーい、おにいちゃんのばんだよー」
出そうという瞬間にぱっと手を離されて、ペタンと座り込むシャル。
「く、あとちょっとだったのに」
「おにいちゃんがわたしの髪を洗ったら続きしてあげるっ」
「約束な」
「おにいちゃん、髪…お願いね」
「ああ」
シャルの銀色の髪はよりつやつやになっていた。人間用のシャンプーで問題ないとのことだったが、今度、ちゃんとした女性用のを買ってこなくては。
「ん、んんっ」
「あ、大丈夫か、目に入ったとか」
「違うの、おにいちゃんに髪、さわられるの好きなの」
「そっか」
「うんっ、これから毎日、これまで以上にお手入れしてね。そのかわり……」
「おい、手元が狂うだろ」
ふたたびペニスを握りながらだが、にっこり、年相応の笑顔を見せながらシャルが言う。
「おにいちゃんのこともいっぱいお世話してあげるねっ!!」
おまけ
「んふふ、それじゃーおにいちゃん、こっちにお尻向けてぇ〜」
「うっ、やっぱり、いざされるとなるとものすごく恥ずかしい」
シャルが魔界銀でつくられたペニバンを装着している。痛みは無く。
初めてでも問題ないとのことだが……。
「これ、すごいね。ちゃんとわたしのサイズにぴったり、これならおにいちゃんのこと、もっともっと気持ちよくできそう♪」
小さいシャルにぴったり、といってもペニスはペニスだ。
これから後ろの処女が散らされる。
「や、やさしくお願いします」
「えへへ、もちろんよ。でも、ホントはちゃんと射精もできる本物が欲しかったけどねー」
想像しただけで恐ろしい。四つん這いだから、シャルの様子が見えないし。……でも、あのかわいいシャルにされるのであれば安心んぅぅぅ!!
「あはぁっ、すごい、ずぷぷってはいっちゃったわ」
痛くないけど、なんだ、この快感は。
「シャ、シャル……」
俺の尻に小さな手を添えながらゆっくりピストンを始めるシャル。
「あはぁっ、すっごいこれぇ。おにいちゃんの処女もらっちゃったわ♪」
「ちょっと、ゆっくり。あああ!!」
どんどん腰を動かすスピードが上がっていく。
気持ちいいのか、それとも愛する男をみずから犯している。ということに興奮しているのか、とにかく幼い少女はうっとりとした表情で行為を続ける。
「シャルッ! シャルゥゥ!!」
「おにいちゃん!! おにいちゃんぅぅぅ!! 好き、だーい好き!!!」
瞬間、少女と男の体がガクガクと震える。
愛液がこぼれ落ち、男は射精した。
「あはぁ、もう、お尻でいっちゃったんだ。かわいい」
「ううっ、そんなに見ないでくれ、というかシャルもいっただろ」
「うん、いっちゃったぁ……これ、すごい……んしょ」
「え、ちょ! うわっ」
くるっと男の体を入れ替える少女。正常位だが男と女の位置が逆だ。
そして魔力を使っていつものドレスを着るシャル。
「おにいちゃんはこっちのが興奮するよね。ほらぁ。みてぇ」
ロングスカートをゆっくりと持ち上げていくシャル。
やがて魔界銀製のペニバンが見えてくる。
少女がパッとスカートをつまんだ手を離すと、再び見えなくなる。
「うん。犯されたい、いつもの格好で、人形のシャルに突っ込まれたい」
「もう、おにいちゃんのへんたいっ。じゃ、入れるね♪」
2回目なのであっさりと飲み込まれるペニバン。
事情を知らない人が見たら、魔物娘と普通にセックスしているように見えるだろう。
繋がっている部分はスカートに隠されているからだ。
「どう、おにいちゃん。ちっちゃなわたし……、お人形のシャルロッテに犯されているのよ」
「う、うん、そのすごくいい。かわいいし、気持ちいい」
くすくすと無邪気に笑う少女人形。
お互い信頼し愛し合っているからできる、変態な行為。
「えへへぇ、また今日もいっぱい可愛がってあげるね。おにいちゃん♪」
「ああ、俺はその何倍も後で可愛がってやる。くぅっ!」
再び腰を動かしだす二人。
男も少女の動きに合わせて腰を突き上げる。
……
「あはっ、またシャルのスカートの中に射精した。えへへ」
「はぁっ、はぁっ、すっかりえっちな人形になっちゃったな……」
「だって好きでしょ? エッチなシャルのこと」
「もちろん大好きだ」
わざわざ見せつけるようにスカートを持ち上げるシャル、すでに精液やら愛液で中はすごいことになっている。
また男のペニスが固くなった。
「素直でかわいい反応だわ。ん、もっとしてあげるっ!! あはぁ」
「くっ、またでるぅ!!!」
堕ちていく二人。
それでも愛があれば、魔物も人間も変わらない。
ちょっと特殊で歪んだ性癖かもしれないが、等の本人達が幸せならいいのだろう。
今夜も淫らで、かわいい人形との蜜月の時間が続く。
「大好き、わたしだけの、おにいちゃん!」
会社と家の往復、正直、家には寝るだけに帰っている状況。食事も最初こそは自炊しようと意気込んで色々調理器具を買ってみたものの、結局、仕事で疲れて帰ってきてから飯を作るというのが大変でやめてしまった。台所にはカップ麺やコンビニ弁当が積み重ねられていて、片づけようと思うのだが、疲れすぎていてスーツから着替えるのも面倒でそのままベッドに倒れこんでしまった。
「……すぅ、はっ! やばい」
慌てて壁の時計を見るととっくに日付が変わっていた。せめてお風呂に入って軽く何かを食べないとまずい。
「明日も朝から会議だし、資料も作らないと」
まだ半分寝ぼけていたものの、ジャージに着替えて、冷蔵庫にあった栄養ドリンクを飲む。
「ぷはっ、なんとかこれだけでもやらないと……」
結局、資料を作り終えて、お風呂に入ったり、軽い食事(カップ麺)を食べ終わるころ、外は明るくなってきていた。
生活崩壊、というのだろうか。
入社したばかりの新人が何人も立て続けに退社してしまったので、その分の仕事がどっと自分の所にきてしまったのだ。最も上司はそれ以上に忙しいらしく、日に日にやつれていく俺を見かねたのか退社していい、と言われた。
そして、一人残ってパソコンに向かって明日の会議の準備をしているようだった。大丈夫だろうか……。
「結局、俺も仕事を持ち帰ってるけどな……はは、眠いけど徹夜続きでテンションがおかしいぜ……」
最近、独り言も増えてしまった。以前は友人たちと飲みに行ったりして楽しんだものだが、そんな余裕はいつの間にか無くなってしまった。
「そういや、ニュースや新聞見てないな」
最近、魔物娘という存在がどうとか、よくわからない出来事が続いているようだが、俺には別世界の話にしか聞こえなかった。それより仕事仕事。実家を出てからというもの友人はおろか、恋人など作る暇もなく、TVから流れてくる『魔物娘との結婚!! 文化の違いは愛で乗り越えた』というのも、ふーん、程度で聞き流していた。
パソコンに向かって資料を作り、ちょっと仮眠を挟んで準備をしていたら、もう出勤時間である。今日もまともに眠れなかった……。
「USBメモリーと会議で使うの一式、忘れ物無いな、さて、行ってきます」
玄関飾られている。西洋人形に向かって朝の挨拶をして、鍵を閉める。実家から持ってきた宝物だった。男の俺が言うのもなんだが、子どもの頃からずっと一緒だったのでなんだか幼馴染のようであり、人との交流が無くなり、友人が居なくなった身にとって、あの人形はより大切な存在へとなっていった。
……
なんとか今日も終わった。時刻はすでに23時過ぎ。
「ただいま……」
「おかえりなさーい」
「え!?」
家から漏れる灯を不思議に思いつつも、いつものように玄関先の人形に「ただいま」を言おうとしたら無くなっていて、代わりに女の子の返事が聞こえる。
とうとう幻聴まで聞こえるようになってしまったか、どれだけ疲れているんだ俺は……。それよりも人形だ! 大事な宝物。今朝は確かにあったはずなのに、きょろきょろと玄関内を探しているうちに、不思議な物が目に飛び込んできた。ゴミが片付いている……。あれだけあった弁当箱とかちゃんと仕分けされて、玄関に置いてあったのだ。
トコトコトコ
「なっ! えっ! どういった状況だこれ!?」
「えっと、あの大丈夫?」
更に追い打ちをかけるような出来事がおきた。なんとあの西洋人形がいつの間にか俺の顔を覗き込んでいる。
この時点で俺の意識は途絶えた。
……
「う、うう」
「あ、起きた!」
意識の覚醒と同時に、体がだれかに抱きしめられたようだ。暖かい感触は感じるものの、やけに軽い。
「良かった。とても疲れていたんだね。大丈夫?」
「え、あの。ごめん。ちょっと、いやすごく混乱してる……」
抱き着いていたのは小さな女の子、フリルとリボンがいっぱい着いた豪華なドレス。そして、紫紺の瞳に銀色の髪……心配そうに顔をかしげている少女(?)
「今日はこのまま休んだ方がいいよ」
「あ、う、うん。そうだね」
そういえば明日は休みだっけ……何日ぶり…だろう。
少女(人形?)が俺の額に小さな手を添えた瞬間、なぜか眠気が襲ってきて、俺はそのまま眠ってしまった。
「おやすみーー。えへへ、かわいい寝顔。ちゅ」
男の唇にそっとキスをすると少女も布団に潜り込んで再び男を抱きしめる。
「あったかーい、むかしもこうやって一緒のお布団で寝たことあったなぁ」
独り言のようにつぶやいた少女もすっと目を閉じる。今日はいつもよりいい夢が見られそうだ。
……
(暗い……、さむいよう)
「あっ! じいちゃーん。これこれこの箱!」
「ん、なんじゃったかのぅ」
「開けていい?」
(誰かの声がきこえる)
「すごーい。かわいい人形だ!」
「なつかしいな、これはな、おじいちゃんが昔、外国で買ってきたものなんだよ」
「へー、でも、なんでこんな倉庫に閉まってあるの?」
「わしもすっかり忘れていたわい。良かったら、持って帰ってもいいぞ」
「ほんとぉ!! やったーー」
(まぶしい、でも、なんだろう。とってもあたたかい)
……
「お前、男のくせに人形なんてもってるのかよ。だっせー」
「うっせーな、シャルロッテはただの人形じゃねーんだぞ」
「ちょ、名前までつけているのか、キモい。みんな行こうぜ。こんな男のくせに人形もっているやつなんてほっておいて」
(なによ! 男の子だからって人形を持っちゃいけないなんてほーりつないじゃない。べーーっだ!)
……
「引っ越しの準備は終わったの?」
「ああ、大丈夫だよ」
「荷物、少ないわね」
「まあ、あっちで色々買うさ。あと、この子も当然持っていく」
「あんた、それまだ持っていたの? そんなんだから彼女も出来ないのよ。早く孫の顔が見たいっていってるのに」
「それとこれとは別だって。じゃ、行ってくる」
(えへへ、うんうん、もちろんよね! 小さいころからわたしたちいっしょだもん)
……
「ふ、ふぁぁぁーぁ」
大きなあくびをしながら目を覚ます。
久々にゆっくりと眠れた気がする。それになんだか懐かしい夢を見ていたようでとてもいい気分だ。
「おはようーーー!」
「ファッ!!」
なんか飛んできた。というか夢だけど、夢じゃなかった!!!
「シャ、シャルロッテ!?」
「はーい」
俺の顔に自分の顔をすりすりしながら、あの人形が、あのシャルロッテが抱き着いている。なんだこれ、昨日から色々あって、とうとう俺はおかしくなってしまったのだろうか。
無言で俺は立ち上がるとフラフラとした足取りで、タ〇ンページを探しに居間に向かう。
「さがしものー?」
「あ、ああ」
ソファに座り、足をぱたぱたとさせながらシャルロッテが聞いてくる。というかいくらロングスカートだからといってもそんなのだと、パ、パンツが、み、見え。
「んん??」
シャルロッテが不思議そうに顔をかしげる。くそ、かわいいじゃないか。そうか俺はロリコンだったのか。いろいろと絶望しながらも必死に黄色いあいつを探す。
「うふふ、お兄ちゃん! 探し物はなーに?」
「うおっ」
振り返ると息がかかるくらい近くにシャルロッテの顔があった。柔らかそうな唇、紫紺の瞳に見つめられると吸い込まれそうだ。
ここは落ち着いて深呼吸だ。
いや、素数を数えるのがいいのか。
というか。部屋を改めて見回して驚く。なんということでしょう。あんなに汚かった部屋が、こんなに綺麗になっているではありませんか。
「これ、部屋が片付いているんだけど、シャルロッテがやってくれたのか?」
「うん!」
目をぱぁぁと輝かせるようにして何度もうなずきながら頭をさしだしてくるシャルロッテ。
「えーと、こうすればいいのかな」
「うにゅぅ、せいかーい♪」
頭を撫でるという行動で良かったらしい。というか、なんだこのかわいい子は、あ、髪の毛、いい香りがする。銀髪が日にあたりキラキラ輝いているし。
「おにいちゃん、昔からわたしの髪なでてくれたよね。よかったおぼえててくれて」
「そういえばそうだったな」
「えーと、シャルロッテ」
「はーい!」
俺は正座をして、シャルロッテは向かいにちょこんと座る。
タ〇ンページで精神科を探そうと思ったが、どうでも良くなった。これは幻覚じゃない。
「いろいろ説明、お願いできるかな」
「うん、わたしはおにいちゃんの人形のシャルロッテよ。気軽にシャルってよんでくれるとうれしいわ」
「わかったよ。その、……シャ、シャル」
「えへへぇ、もっかい」
「シャル、…おっと!」
俺の膝の上にぽんと乗って上目遣いで見つめてくる、シャルロッテ改め、シャル。暖かい体温とあまい香り。遠くから見たら、親子。ちょっと近くてみると(おまわりさーん、こいつです)更に近寄ると、人形を膝に乗せてにやけるH☆E☆N☆T☆A☆I男。
「おにいちゃん、あったかい」
「俺もだ」
シャルの頭を撫でながら答える俺。食事(シャルがいつの間にか用意してくれてた)を食べ終えて、まったりとする。昨日までの寂しい生活が嘘のようだ。
……
「リビングドール?」
「うん、ほんとはもっとはやくおにいちゃんとお話したかったけど、魔力が足りなくて……」
それからゆっくりとお互いのことを話あった。シャルが世間で話題になっている魔物娘であること。倉庫で出会った時からの記憶があること。
「って、ということは、全部見られていた」
「うん、このおうちに来てからはすぐに玄関に飾られちゃったけど、その、おにいちゃんから匂いで」
今、俺はシャルに向かって土下座をしていた。部屋が汚くなってきたので玄関に飾ってしまったこと。それよりも
「おにいちゃん、魔物娘の食べ物ってわかる?」
「そういえば、さっきの食事もほとんど手をつけていなかったような」
「それはねぇ」
見上げると。にやぁ。とシャルの顔が怪しく、目もいつの間にがギラギラと輝いて見える。
「ま、まさか、人間の命とか……」
「ぶぶーー、ちがうよぅ。そんなことしないもん!」
豪華なドレスのスカートをゆっくりとまくりあげるシャル。
あわてて目をそらそうとするが体が動かない。
「みてぇ、お・に・い・ちゃ・ん。わたしのここ、もうこんなになってるの……」
「そ、そんな」
球体関節が見え、改めてシャルが人形だとわかる。それよりもむっちりとしたふともも、その上がぐっしょりと濡れていてトロォと蜜のようなものが垂れている。
「む、むぐぅ」
「あはぁ、おにいちゃん! いいよぉ」
目の前が真っ暗になったと思ったらシャルの小さな手で頭を押さえつけられ。スカートの中へと導かれてしまった。甘い香りが鼻に、シャルの、その、大事な所からの愛液が口に入ってくる。
「むぅぅぅ」
夢中でそれを吸ってしまった。パンツ越しなのにシャルからあふれる愛液は止まらない。スカートの中いっぱいに甘い香りが広がり頭がくらくらしてくるが、なぜか必死になって舐めつづけてしまう。
「ああっ! だめ、だめだめだめだめ!!!」
ぷしゃぁぁ。
やがてシャルの腰がガクガクと震えたと思ったら、ふとももにがっしりと顔を押さえつけられて暖かいものが顔面に浴びせられる。
「はぁはぁっ! はぁ……」
「すごかったぁ。おにいちゃん、むちゅうでわたしのおまんこ吸うんだもん」
「お、おまんこって、シャルが……そんな」
「えっちな子はきらい??」
「えっと、その」
「もう、おにいちゃんのへたれ!!」
「うおっ」
今度はとんと押し倒されて、顔にシャルの小さな舌がはいまわる。
「ちゅ……ぺろ……」
「あ、あああ」
「んふふ、やっぱり、てーこうしないんだー」
さっきの土下座の最大の理由、部屋にまだシャルが飾られていた時、俺のオナニーは全部見られていたわけだ。つまりその性癖とかも全部バレていたわけで。
「おにいちゃんはー、ちっちゃな女の子にー」
「や、やめてくれぇ」
「ちゅっ、ちゅ……えへへ、だいじょうぶだよ。どんな変態なおにいちゃんでも、わたしがかわいがってあげるぅ!」
元々は違うはずだった。ただ雑誌で、シャルに似た人形や女の子が載っていて、それをおかずにしてしまったこと。最初は綺麗な子をちょっと乱暴に犯したいなんて思っていたが、むしろ、小さい子に犯された方が気持ちいいかも、なんて思ってから……。
「えっと、ここも開発していたよねー」
小さな手でズボンを脱がしながら、男のお尻を撫でまわす。
「や、やめ、それは」
「だいじょうぶ、まだ、今はまだしないよぉ。おにいちゃんのいやがることはぜったいにしないもん! ちゅ……ぺろ……ぺろ」
何度も男の顔にキスをしてさっき自分が掛けた愛液を舐めとっていくシャル。そしてお尻を撫でまわしていた手が股間へと伸びる。
「あっつい、それにすごいよぉ」
「うっ」
「もう、おにいちゃんってば、先走りがすごい」
シャルが体を起こしながら、ズボンから手を抜いてくぱぁと広げる。そこにはべっとりとしたいやらしい液体が付いていて、見せつけるようにシャルがそれを舐めとる。
「んふ、おいしぃ」
すっかりぼんやりしてしまった男は、幼い姿をした人形にされるがままだった。とっくに体を覆っていた拘束魔法は溶けていたのだが、度重なる快楽で体の力は抜けていた。
「おにいちゃん、ぬがせるね」
「ちょ、ちょっと待って」
「んぅ?」
「そ、その、無理してないか。確かにシャルにされるならいいんだが、そんな小さな身体で」
「おにいちゃん……! やっぱり大好きっ!! わたしのことならだいじょーぶ、魔物の体はとっても丈夫なのよ」
再び男にキスをすると、すばやく服を脱がせてしまう。
「おにいちゃん、かわいい…」
「いやいや、男に向かっていうセリフじゃないだろ」
「んふふ、だって、夢だったんだよね。わたしに、ちっちゃい女の子に犯されるの……」
「そ、それは、妄想の中であって」
「見て……おにいちゃん…、わたしのおまんこ、……すっごくせまそうでしょ…。でもね。こんな小さなおまんこにおにいちゃんのおちんちんは食べられちゃうのよ」
無邪気な瞳の中に見え隠れする魔物娘としての本能。
にこっと笑うシャルは、可愛くて、淫らで……甘い香りがいっそう濃くなる。
「せ、せめてベッドに移動しないか」
「もう、おにいちゃん! おとめなの??」
「す、すまん。はじめてはベッドの上がいいかなって」
淫らな雰囲気から一転、ぷんすか怒って立ち上がるシャル、俺の手を引いて寝室へと連れ込まれると、あっという間にベッドに押し倒された。
シャルは俺よりもずっと小さいのに……、ああ、こんな幼い少女にこれから童貞を捧げるんだ。
「お仕置きだもん! こんなに焦らして女の子をまたせるなんて」
「だから、そのやさしくお願いします。シャルさん」
「もうっ!! おにいちゃん反則すぎだよ。かわいい。……これじゃ、どっちが人形なのかわからないわねっ♪」
男のペニスをぎゅっと握るとそのまま腰を落とす少女、とたんにやわらかい肉に挟まれる。同時にビクンビクンと射精がはじまった。
「あっ、えっ、ちょっとおにいちゃん!!!んぅぅぅぅーーーーー!!!!」
「ぐ、ぐぁぁぁぁ、シャル待って、動かな、ぐぁぁ!」
なさけない声を上げながらも腰が浮き上がる男。
体の奥に熱いモノを感じながらも、シャルは一度落とした腰をそのままにぐりぐりと男の上で踊るように動き続ける。
「んっ! んんっ!!! す、すごいのぉ、おにいちゃんのせーえき、びゅーー、びゅーーーって、わたしのなかぁぁぁ!!!」
「きつ、いっ、シャルの中、や、やばい、また」
「いいよぉ!! きて、おにいちゃん!! もっと、もっとわたしに、食べさせて、ねっ! ねっ!!!」
ぱんぱんぱんと激しく腰を振りながら更に奥へ奥へとペニスを導くように動かす少女。安いパイプベッドがギシギシと動く音と、肉どうしのぶつかる音だけがしばらく響き、それは夕方になっても続いていた。
「はぁっはっはぁっ」
「えへへ、すごいよぉ、おにいちゃんの……どーてい、たべちゃったぁ……見てぇ…」
シャルがスカートを持ち上げると、むわっとした精の匂いとシャルから放たれる甘い香りがより室内に充満する。
「あんっ! えへへぇ、また、おっきくなったぁ……」
「あ、あああ」
少女は体を倒すと男の乳首をちゅうちゅうと吸い出す。そして再び腰を動かしはじめる。
「も、もうむりだって…」
「だめー、だっておにいちゃんのおちんちんはぁ…あはぁ……もっと…っていってるよぉ……んぅ!!」
「ああっ!!!!」
「んふふぅ……えっと、なんかいめだっけ、びゅー、びゅー…とまんないねぇ。おにいちゃん」
「あ、あぁぁぁ!」
男の体はすっかりインキュバス化していたが、それをしってか知らずかシャルの容赦のない責めが結局、日が変わるまで続いた。
「おにいちゃん! おにいちゃん!!」
「ん、んぅ」
「ごめんなさい、わたし、うれしくて、……その、やりすぎちゃったわ」
見上げるとシャルが泣きそうな顔で俺の顔を見つめていた。
「ふぅ……いいんだ…」
そっとシャルの頭を撫でる。とたんに猫のように目を細めて倒れこんでくる少女。
「うみゅぅ……きもちいい」
「ま、まあ、その、強烈な初体験だったけど」
「……うん」
紫紺の瞳をうるうるさせながら、すがりつくように次の言葉を待つシャル。
「ありがとうな…シャル」
「え……」
「なんというか、愛されてるんだなって、わかったから、今まで髪の毛をとかしたりとか、頭を撫でたりとか、色々と人形だったころの手入れをしてたのは俺だし」
「うん、うん。うれしかった。ぜったいいつか恩返ししたかったの!!」
「それに、きもち…良かったし」
ぱぁぁぁとわかりやすくシャルの顔が笑顔に変わる。ぎゅっと首に抱き着きながら……。
「おにいちゃん、えっと、お風呂入ろ?」
「ああ、さすがに、やばいな」
改めて自分の周りを見てびっくりする。ベッドはいやらしい液でべとべとのぐしゃぐしゃ。当然、シャルの豪華なドレスも色んな体液まみれ……。
「あれ? シャルのドレスは汚れてないな」
「んっと、それは魔力で……、あと、ベッドもわたしがよごしちゃったし…」
「そ、そうか」
一瞬で綺麗になるベッド。魔物娘はすごい。俺の精を吸収して色々とできるようになったようだ。
じゃあ、シャルはお風呂に入らなくてもいいんじゃないか、という言葉を飲み込んで、全裸になって二人で風呂場へと向かう。
「なんというか」
「ん? なーに」
シャルの体を改めて見る。
球体関節を確認してやっぱり人形なんだなって思ったものの、そんなことはささいなことだとわかる。ぬくもりがあってこうして会話できるのだ。
「なんでもない。シャルが、その、かわいいなって」
「おにいちゃんだって、あんなにあえいじゃって、かわいかったもん!」
「うぐっ!」
不意打ちで小さな手にペニスを握られて、あの怪しい目で見つめられてしまう。
「そういえば、あとからあっちも、かわいがってあげる!」
もう片方の手がお尻に伸びていくが、シャワーを浴びせてなんとかごまかす。あぶないあぶない。
「きゃっ、いきなりぶっかけるなんて、おにいちゃんのえっちーー!」
「誤解を招くような発言はやめてくれ。…あう」
握っていたペニスを上下に擦られてシャワーのノズルを落としてしまう。
「えへへぇ、ざんねんでしたーー。おにいちゃんはわたしにはさからえないんだよぉ」
「くっ」
「しこしこしこしこ」
上目遣いでしかも球体関節の隙間に泡が入って、なんともいえない刺激がペニスに伝わる。
「も、もうっ、で、で」
「はーい、おにいちゃんのばんだよー」
出そうという瞬間にぱっと手を離されて、ペタンと座り込むシャル。
「く、あとちょっとだったのに」
「おにいちゃんがわたしの髪を洗ったら続きしてあげるっ」
「約束な」
「おにいちゃん、髪…お願いね」
「ああ」
シャルの銀色の髪はよりつやつやになっていた。人間用のシャンプーで問題ないとのことだったが、今度、ちゃんとした女性用のを買ってこなくては。
「ん、んんっ」
「あ、大丈夫か、目に入ったとか」
「違うの、おにいちゃんに髪、さわられるの好きなの」
「そっか」
「うんっ、これから毎日、これまで以上にお手入れしてね。そのかわり……」
「おい、手元が狂うだろ」
ふたたびペニスを握りながらだが、にっこり、年相応の笑顔を見せながらシャルが言う。
「おにいちゃんのこともいっぱいお世話してあげるねっ!!」
おまけ
「んふふ、それじゃーおにいちゃん、こっちにお尻向けてぇ〜」
「うっ、やっぱり、いざされるとなるとものすごく恥ずかしい」
シャルが魔界銀でつくられたペニバンを装着している。痛みは無く。
初めてでも問題ないとのことだが……。
「これ、すごいね。ちゃんとわたしのサイズにぴったり、これならおにいちゃんのこと、もっともっと気持ちよくできそう♪」
小さいシャルにぴったり、といってもペニスはペニスだ。
これから後ろの処女が散らされる。
「や、やさしくお願いします」
「えへへ、もちろんよ。でも、ホントはちゃんと射精もできる本物が欲しかったけどねー」
想像しただけで恐ろしい。四つん這いだから、シャルの様子が見えないし。……でも、あのかわいいシャルにされるのであれば安心んぅぅぅ!!
「あはぁっ、すごい、ずぷぷってはいっちゃったわ」
痛くないけど、なんだ、この快感は。
「シャ、シャル……」
俺の尻に小さな手を添えながらゆっくりピストンを始めるシャル。
「あはぁっ、すっごいこれぇ。おにいちゃんの処女もらっちゃったわ♪」
「ちょっと、ゆっくり。あああ!!」
どんどん腰を動かすスピードが上がっていく。
気持ちいいのか、それとも愛する男をみずから犯している。ということに興奮しているのか、とにかく幼い少女はうっとりとした表情で行為を続ける。
「シャルッ! シャルゥゥ!!」
「おにいちゃん!! おにいちゃんぅぅぅ!! 好き、だーい好き!!!」
瞬間、少女と男の体がガクガクと震える。
愛液がこぼれ落ち、男は射精した。
「あはぁ、もう、お尻でいっちゃったんだ。かわいい」
「ううっ、そんなに見ないでくれ、というかシャルもいっただろ」
「うん、いっちゃったぁ……これ、すごい……んしょ」
「え、ちょ! うわっ」
くるっと男の体を入れ替える少女。正常位だが男と女の位置が逆だ。
そして魔力を使っていつものドレスを着るシャル。
「おにいちゃんはこっちのが興奮するよね。ほらぁ。みてぇ」
ロングスカートをゆっくりと持ち上げていくシャル。
やがて魔界銀製のペニバンが見えてくる。
少女がパッとスカートをつまんだ手を離すと、再び見えなくなる。
「うん。犯されたい、いつもの格好で、人形のシャルに突っ込まれたい」
「もう、おにいちゃんのへんたいっ。じゃ、入れるね♪」
2回目なのであっさりと飲み込まれるペニバン。
事情を知らない人が見たら、魔物娘と普通にセックスしているように見えるだろう。
繋がっている部分はスカートに隠されているからだ。
「どう、おにいちゃん。ちっちゃなわたし……、お人形のシャルロッテに犯されているのよ」
「う、うん、そのすごくいい。かわいいし、気持ちいい」
くすくすと無邪気に笑う少女人形。
お互い信頼し愛し合っているからできる、変態な行為。
「えへへぇ、また今日もいっぱい可愛がってあげるね。おにいちゃん♪」
「ああ、俺はその何倍も後で可愛がってやる。くぅっ!」
再び腰を動かしだす二人。
男も少女の動きに合わせて腰を突き上げる。
……
「あはっ、またシャルのスカートの中に射精した。えへへ」
「はぁっ、はぁっ、すっかりえっちな人形になっちゃったな……」
「だって好きでしょ? エッチなシャルのこと」
「もちろん大好きだ」
わざわざ見せつけるようにスカートを持ち上げるシャル、すでに精液やら愛液で中はすごいことになっている。
また男のペニスが固くなった。
「素直でかわいい反応だわ。ん、もっとしてあげるっ!! あはぁ」
「くっ、またでるぅ!!!」
堕ちていく二人。
それでも愛があれば、魔物も人間も変わらない。
ちょっと特殊で歪んだ性癖かもしれないが、等の本人達が幸せならいいのだろう。
今夜も淫らで、かわいい人形との蜜月の時間が続く。
「大好き、わたしだけの、おにいちゃん!」
18/07/15 17:31更新 / ロボット4頭身