連載小説
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外天っ!うしろっ!
おまたせっ!ずいぶんみんなには全裸待機させちゃったわね、風邪、ひいてない?
……あら、みんな以外に元気ねぇ。
でも、これからはせめて半裸待機にしてなさい?
寒くてナニが使い物にならなくなったら、困るのはあなたたちだけじゃないのよ?
パンデモニウムには、まだまだあぶれてる子たちがいるんだから、ね?
それじゃ、早速続き、見ましょうか!




「はぁ……はぁ……やぁ……こんなの、こんなのぉ……」

あらら、ファリ姉さん一人で出来るもん状態になっちゃった。
さっき私がわった以上にぐじゅぐじゅと自分の性器を弄繰り回しちゃってる……
って、あんなにやったらいくら魔物とはいえ擦り切れて痛かろうに。

「ここ、んっ、んん!ここがいいよぉ……」

でも本人はその痛みさえも快感として享受している。
うーん、さすがDエン。SとMどちらもいけちゃう魔物よのぅ。

で、そうこうしているうちに、ファリ姉さんの旦那さんが少しずつ近づいていってる。
獣になったから、てっきり飛び掛るかと思ったが、意外とゆっくり。

「なぁ知ってるか?黒天。獣ってのは、獲物を追い詰めたと確信したときはゆっくり近づくもんだぜ?」

ガチ獣っすか。

「うぅ……やさしく……でも、もう……うがぁぁぁぁぁああああああああ!!」
「いぃ……え?きゃっ!」

お〜!ガバっといったねぇ〜

「うぉおおおお!!ファリエル!ファリエルゥウウウウ!!」
「や、あぁん!だめ、ちがっ、んん!」

旦那さんは本能のみで動く獣となっているせいか、うまく性器に挿入できないようだ。
先ほどからファリ姉さんの性器を擦るという結果になっている。

もはや散々焦らされたファリ姉さんにとって、この現状はまさに生き地獄。
素股って、気持ちいっちゃ気持ちいけど、イけるかって聞かれると「そいつぁ無理だね」ってなってしまう。

「ひぅん!ふぁ!も、もう……いやぁ!!!」

んん?おぉ!!?

ファ、ファリ姉さんが……旦那さんを押し倒し、自分が上を取ったぁ!?

こ、こいつぁ予想外だぜ!まさかファリ姉さんがこんなことをするとは……

「ん……もう、ち、違うでしょ……?ここ……だよ?こ・こ」

そう言って、顔を真っ赤、それこそ卵を落としたら目玉焼きが出来るんじゃないかってぐらいに真っ赤にしたファリ姉さんは、
それでも自分の性器に両手を持っていき、指でくぱぁと広げる。

すでにそこからは透明のしずくを超え、やや白くにごった液体がだらだらと零れ落ち、内壁はひくひくとうごめく。
まるで、そこに来るものを今か今かと待ち構えているようだ。

「くぅん……♪ほらぁ、見てぇ、こんなに、こぉんなにぐじゅぐじゅなんだよ……♪くろてんにい〜っぱいくちゅくちゅされてぇ……自分でもいっぱいぐちゃぐちゃにいじくって……♪あなたにおマ○コをチ○ポでコスコスされてぇ♪もう……んぅっ!どろっどろのおつゆダラダラさせちゃってるんだよ……?やぁん♪わたし、こんな恥ずかしいこと言っちゃってるよぉ……」

い、淫語リッシュ……だと……?

さっきまでのファリ姉さんとは打って変わって、その言動はまさに男を誘うダークエンジェルそのもの。
……けど、自分で言った台詞に対して恥ずかしがって、顔真っ赤を進行させ照るってのがポイント高いわ。
これで結婚してなかったら、かなり引く手数多だったでしょうね。

……こりゃやばい、あのアフォの気持ちもちょろっと分かっちゃうかも。
が、私は旦那のものなので、あのアフォはいらんのです。

「ねぇあなた……私の中にいれて?おなかの中、いっぱいにして?そのぶ、ぶっとい棒で、私を想いっきり貫い……て?その大きなカリで、ごりごりって……私の中、引っかいて?……ねぇ、おねがい……♪」

そこまで言って、ファリ姉さんは旦那さんの肉槍に手を沿え、ゆっくりと自分の膣(なか)へと誘っていく。

「く、ぅうぅうう……あぁぁ!!?!?」

よっしゃ!挿ったぁぁぁぁ!!
思わずガッツポーズってもんですよ!
さぁさぁ念願の珍棒挿れたファリ姉さんはどうなるのか!?

「あ、あはっ……♪ビリッってきたぁ……♪もうこれだけでイッっちゃいそうだよぉ♪ねぇあなた、動いて、もっと動いてぇ♪ばっこんばっこん動いて、私をぐっちゅぐちゅにしてぇ♪」

うっはぁ……こいつぁエロい。見てるだけで濡れてくるわ。どこがかはあえて言わないケド。
でも、表情はアヘ顔じゃなくて、なんていうか、とろけてる顔ね。なんていえばいいのかしら?

―――今、トロ顔が熱い……―――

……ん?なんか主神とはまた違った電波が飛んできたような。

―――わしは電波扱いか―――

主神も来たし。
……って!

「アンタは見るなぁぁぁぁぁぁああああ!?」
「うお!?黒天、どうした!?」
「はっ!な、なんでもない」

いけないいけない。
主神の声は今のとこ私しか聞こえないんだった。

ちょっと、主神、何しに来たのよ。

―――面白そうなことやっておるのぅ。わしにも見せい―――

一応主神なんだし、その欲を隠せ欲を。

―――ぶーぶー―――

ええい、いい年こいたジジイがぶーぶー言うな!
背筋がぞわぞわする!!

「ふぁ♪そこっ!天井ゴリゴリ気持ちいよぉ!!」
「ぐぅぅぅぅぅぅ!ぐるぁぁぁあああああああ!!」
「ひぃうん!?いやぁ!!体勢ぐるぐるかえないでぇ!!え、うそ!?やだ!やだぁ!バックなんていやぁ♪ああ!獣みたいに犯されちゃってるぅ♪獣セックスいやぁ!♪獣セックス気持ちよすぎていやぁあ♪これクセになっちゃうからいやぁぁぁぁああああ!♪ああ、嫌なのに、嫌なのにぃ♪犬みたいにバックでパンパン犯されてるぅ♪ワンちゃんセックスぅ!いい!もっとぉ!!」

うわぁ……ファリ姉さんが壊れた。

「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
「え、あん♪熱い!?え?熱いの出しちゃった?♪私の膣内(なか)にどぴゅどぴゅ出しちゃった!?出しちゃってるけどまだ出るの!?出したいの!?いいよぉ!もっと、もっとザーメンだしてぇ!!」

ドピュピュピュピュピュピュピュピュピュピュピュ(以下10分くらい続く

……絶倫すぎでしょこの人。インキュバスとはいえ、これはひどい。

「あは♪あったかぁい……あ、おチ○ポ抜けちゃう……」

さすがに長時間の射精により、ファリ姉さんの旦那さんの猛りは静まったのか、へにゃへにゃとその威容を縮めていく。

「や……だめ、そんなのだめぇ……」

そう熱に浮かされた状態で呟くと、ファリ姉さんはなにか呪文を唱え始め……って、その魔法は!!

私が気がつくと同時に、ファリ姉さんが魔力を集めた手で旦那さんの肉槍を優しく握る。
すると……

「お、おおおおおおおおお!?おおおおおおおおおおおおおおお!!!!?!?」

今まで、

「すまんダディ、俺はもうだめだ」

とばかりに萎えていた肉槍息子が、

「ハッハァ!まだ俺のターンは終わっちゃいないZE☆行くぜダディ!!」

といわんばかりによみがえった。

さっきファリ姉さんが使った魔法は……ぶっちゃけちゃえば、強制勃起の魔法。
これを喰らえば、貞淑な殿方も不能な殿方もあっという間にボッキーンっていう魔法。
ただ、この魔法、加減が効かない。
普通の人間にかけたら、かけられた男が衰弱死するくらい搾り取っても、なお勃起が続く。
いや、たとえ衰弱死したところで、肉棒だけは猛々しいままなのだ。

ま、普通衰弱寸前まで魔物と交わってたらインキュバス行き確定だし、インキュバスにこれやっても死ぬことは無いから、ぶっちゃけこれで死んだ人はいない。
……ただ、死の領域に片足ともう片足のつま先分踏み入っちゃうけど。

……あれ?これで死んだ人はいないって言うけど、じゃあ「死んでも勃起したまんま」って情報、どっから来たのさ?
……いや、あまり深く考えないでおこう。

「と、とにかく今はこのファリ姉さんの痴態をしっかり納めねば……」

―――おい黒天、後ろじゃ―――

「はえ?ってのうわ!?」

なんだ!?急に後ろから抱きすくめられた!?
私の後ろにいたのは……私の旦那のみ!つまりっ!?

「そろそろ、俺も我慢の限界だ。……見せ愛っこだろ?お前もやんなきゃだめだろ……?」

だ、旦那よ、ふーふーいってますがな。

スッ……

「!? くひぃん♪」
「お、もう濡れてんのか……ま、あれだけの見せられたら、そりゃ濡れるかねぇ」

び、びびび、ビリッってきたぁ……
ううん、ビリッなんてものじゃなくて、ビリビリッってきたよぉ……

「それじゃ黒天……今夜は激しくいくぜ?」
「え……?ちょ、だめ、激しくだめぇ……」


……黒天の奴が最早まともにしゃべれる状況ではないので、こっからはわし、主神がいろいろ言わせていただくぞ。

「おらっ!どうだ!?今まで見てるだけでお預けだったからなぁ、たまんねぇだろ!?」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ♪だめ、こんなのだめぇ♪はげっ、激しっ!おなかズンズンきちゃうぅ♪赤ちゃん部屋ズンズン潰されちゃううううぅぅぅぅ♪」

おおう、なかなかハードに責められておるの、黒天。

「いやぁぁぁぁぁ!怖い、怖いよぉ!!子宮潰されちゃうのこわいよぉ!!」

そりゃ怖かろうに。
誰も内臓潰されて怖くない奴は……

「かひゅっ、かひゅぅ!しきゅっ!子宮つぶされっ!潰されちゃうのにぃ!それも気持ちいかもって思っちゃって!やだぁ!わた、わらひがわたひじゃにゃくなっちゃいそぉぉ!怖いよぉ!!」

怖がる理由そっちかい!!?
あ、あなどっておった……DエンのMの度合いを!!

……っと、どうやら一回出したようじゃの。
今度はどうな……

「ふぇ……あ、やだ、やらぁぁぁぁぁ!そっちやらぁあ!!後ろやらぁぁぁぁぁ!!」

ふむ、後ろとな?
ファリエルのようにバックとやらで責められるのかのう?

そう思っていると、いったん肉棒を抜いた黒天の旦那は、黒天を持ち上げ、ちょいと前に移動させ……

ズンッ!

「かっ!?ひゅいいいいいいいいい!?!?!?!」

し、尻に刺しおったぁぁぁぁぁ!?
え、何あれ!?そういうのってあり!?気持ちいの!?気持ちいのか!?

「あへ、あへへへぇ……♪ばぁあって、ばぁあって光がとんでゆぅ……♪」
「だろうな、おまえさん、なんだかんだで尻穴ほじられるのが好きなんだもん……なっ!」

ヌプヌプ……ズンッ!

「かひゅいいいいいいいいいいいい!!♪好きれす!好きれすぅ!!♪お知りの穴ほじほじっ、がしゅがしゅされるのがだいしゅきれすぅぅぅぅぅ!!」

うお、おおおお……?
な、なんと面妖な……
あのようなふ、不浄の穴での性交渉とは……
そして、それを嬉々と受け入れる黒天。

……んっ。

その光景をはるか高みから見ているわしは、そっと自分の手を……

クチュリ……

―――……濡れておる―――

まさか、黒天が不浄の穴をほじられているのを見て……?

……否!それはない!さすがにそれはないって!!

そんなこんなをしているうちに、いつの間にやら、黒天とファリエルが向かい合うような体勢で犯されておる。

「あは♪くろてんってばぁ、おしりのあなほじほじされてるぅ♪」
「あへぇ♪ふぁりねえさんもわんわんしぇっくすぅ♪」
「「ん……ちゅ……んむぅ……」」

互いにいろいろ言い合った後、どちらからとも無く口付けを交わす二人。

……羨ましいなぁ

……はっ!?わ、わしは何を言っておる!?
へ、平常心、平常心……

こ、こんな光景を見ているから変な考えを起こしてしまうのじゃ。
うむ、もう見るのはやめよう。
好奇心は猫を殺すというが、神も殺しかねるとは……理性的な意味で。




……ダッパァ!!(鼻から情熱がほとばしった音)

い、いやぁ、記録水晶で改めてあの日の光景を見たけど、やっぱエロいは、ファリ姉さん。
……ってか、私も何気にすごいことしてたような……
あの時ヤられてる間の記憶が抜けてるのよねぇ……

……あら?もうこんな時間?
やばい!夕飯の買出しに行かなきゃ!!

それじゃ、今日はこの辺で。
じゃあねーーー!!
12/02/09 23:20更新 / 日鞠朔莉
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■作者メッセージ
とんでもぶりに投稿した話がこれですぜ、皆さん。

こんなんじゃ抜けないでしょう?
誰か俺にエロの書き方を伝授してくだせぇ……orz

それはともかく、いやぁ最近小説家になろうに浮気してました。
そこであるアニメの非エロ二次創作小説を、ね?
おかげでこんなに間が開いてしまった……

全裸待機の方々には大変申し訳ないことをしてしまいました。

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