連載小説
[TOP][目次]
マーシャーク 危険度☆☆☆☆★
 洞窟を探索していたあなたは、足を滑らせてぽっかり空いた落とし穴に落下してしまいます。
 穴の内部はスベスベで、滑り台のように急激なスピードを付けてあなたは滑っていきます。
 いつまで滑っているんだろうと思ったその時、出口が見えたかと思ったら、あっという間にあなたは空間に放り出されます。

 洞窟の落とし穴の先にあったのは、なんと一面の海。
 心の準備を整えるまもなく、あなたは海面にたたきつけられました。
 
 何とか海面から顔を出し、自分が落ちてきた方向を振り返ります。
 落とし穴の出口があった面は切り立った崖で、よじ登るのは難しそうです。
 見渡す限り海から上がれそうな場所も無く、どうすればいいかと思案に暮れるあなた。

 ふと、目前から何かが近づいてくるのに気が付きます。

 それは海面に三角形のヒレをだし、ユラユラと動きつつこちらへ向かってきます。


 マーシャーク。
 
 その名が示す通り鮫の特徴を持った人魚で、極めて気性が荒い凶暴な魔物。

 他の水棲型の魔物よりいち早くあなたの存在に気が付いた彼女は、急速にその距離を縮めてくる。
 このままでは、マーシャークにおそわれ、為すすべもなくレイプされてしまうだろう。

 ここでは、そんな海中でのピンチを切り抜ける対処法をレクチャーします。泳げる方も泳げない方も安心してお読み下さい。



STEP1 泳げない場合

 あなたは運がいい!このまま溺れていれば、とりあえずはマーシャークが安全な場所まで運んでくれることでしょう。


      泳げる場合

 あなたの演技力をフルに稼働させて、泳げないフリをして下さい。
 手足を無意味にバタつかせ、助けを呼びつつ海水を飲み込み、どんどん体力を消耗しましょう。 
 この演技いかんで、以降の展開が変わってきますので、とにかく死ぬ気で溺れて下さい。
 意識を失って、過去の楽しい思い出の景色が見えたらオッケー!




STEP2 救助されよう

 溺れ疲れたあなたを助けるため、マーシャークはひとまず浜辺か海岸沿いの洞窟まで運んでくれるでしょう。
 この時意識を失っているor心臓が止まっていると、人工呼吸イベントによって今後の展開がスムーズに進みます。
 そして目を覚ました時に一言「うっ……天使?そっか、俺、もう……」
 
 なんて言葉が自然と出てくればパーフェクト。
 次目覚めたとき、彼女はあなたと目を合わせるのが恥ずかしくなり、気まずい雰囲気となるでしょう。


 逆にあなたの意識がある場合は、とにかく衰弱しつつ彼女にすがりつきましょう。
 合法的に凶暴なマーシャーク達に触れる事が出来るチャンスです。
 この状態なら、いくらわざとらしく体に腕を回したりおっぱいを揉みしだいても「ヤレヤレ……」と呆れつつ許してくれます。
 
 
 

STEP3 恩返ししよう!

 数日間の献身的な看護の後、すっかり体力の回復したあなたは、マーシャークに恩返しがしたいと申し出ます。

 最初のうちは断ってきますが、しつこく言ってくるあなたに痺れを切らしたマーシャークは。

「じゃあ、お前の童貞をくれよ!いやだろ?そうだよな、あたしみたいな魔物なんかとしたくないよな。はは、は……」

 というような失言を口走ってしまう事でしょう。
 
 これを言わせる確率を上げる為、看護中に下記の行動をこなして下さい。

・手は骨折してないけどご飯を食べさせて貰う。アーン、と言わせると◎

・体が汚れているので布などで拭いてもらう。その最中、熱っぽい吐息を出すのを忘れないこと。

・一人で寝るのは怖いので、添い寝しつつ子守歌を歌ってもらう。
(彼女達は嫌がるが、実は他のマーメイド種同様歌うのが上手い。歌声はやや低音で、波のリズムと相まってあなたを癒してくれる)

 これらをこなしておくことでマーシャークの性欲は限界まで高ぶり、夜な夜な行う激しい自慰でも発散できないほどのフラストレーションを貯めさせる事が出来ます。





STEP4 身をゆだねよう。

 先の発言を後悔しているマーシャーク。
 そんな事を言ってしまったら、今までの行動に下心があったのかと疑われるのでは、と考えているのです。
 
 彼女が訂正をするよりも早く、あなたは素早く衣服を脱ぎ捨て、横になってしまいましょう。
 恐らくマーシャークはあなたの行動が理解できず、ひどく狼狽する事と思います。

 それは彼女が「あなたは本当はシービショップのような清楚で可愛い魔物娘に助けて欲しかった」だろうと思っているからです。

 こと魔海において、絶対アイドル的な存在がいます。
 その名はシービショップ。
 献身的で穏やかな性格、清廉を良しとしながらも、夜は娼婦の如く伴侶の肉体を求めるその姿は、水棲魔物娘界隈の性ヒロインの座を欲しいままにしています。
 すると当然、マーシャークのような魔物娘は悪役のような扱いを受けてしまう事が、少なからず起こるのです。
 つまり、他のマーメイド種に対して劣等感を抱いているわけです。

 確かにマーシャークの看護はお世辞にも丁寧とは言えません。
 しかし、そこには確かにあなたを思いやる愛情を感じることが出来るはずです。

 その旨をしっかり伝えつつ、彼女の白い唇をそっと重ねましょう。
 後は“タガ”の外れたマーシャークが、本能のままにあなたと交わってくることでしょう。




ワンポイントアドバイス!

 体力に自信のある方や、より激しい性行為がお望みの方は、海中で臨戦態勢になり、マーシャークと揉みくちゃになった方が良いでしょう。

 近くに沈みかけの船などがあると最高です。そこに場所を移し、お互い精魂尽き果てるまでセックスを楽しみましょう。
18/02/28 22:19更新 / 牛みかん
戻る 次へ

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33