連載小説
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キャンサー 危険度☆☆★★★
 無事に浜辺までたどり着いたあなたは、周囲の地形を確認しつつ砂浜を歩き続けた。

 森の方からは時折、唸るような獣の遠吠えが聞こえてきて、迂闊には近づかないほうがいいと本能が告げています。

 一方で、あなたは海の方は視線を移します。
 どこまでも続く水平線。通行する船どころか離れ小島一つすらなく、海を渡って帰る方法も断念せざるおえません。

 日もとっぷりと暮れ、このままでは歩きながら夜を明かすことになってしまうかも。

 どこか安全に休めそうな場所を探しているうちに、岩影でモゾモゾと動く何かを発見しました。

 身を屈め息を殺し、何かが出てくるのをじっと待ちます。

 最悪の視界の中であなたが見たのは、あなたよりも大きなカニと、それに乗る小さな少女。

 彼女はキャンサー。
 下半身が巨大なカニのようになっている魔物娘で、カニ部分から泡を吹き出す綺麗好きとして知られています。
 獲物である男性を見つけては巨大なカニ爪で捕まえてしまうんだとか。

 幸いなことに、まだこちらには気付いていないようなので、このままやり過ごすことも可能です。 

 ところで、あなたの格好を確認してみましょう。
 汗や塩でベタベタ、かつ土や砂まみれで汚れきった服装。
 このまま着続けていても衛生上とってもよろしくありませんし、コンディションにも影響を及ぼしてしまいます。
 
 ここは一つ、キャンサーの力を借りてスッキリキレイになる方法をお教えいたしましょう。





STEP1 服は全て脱いでしまおう!

 ここにはあなたとキャンサーしかいないのですから、ためらうことはありません。
 速やかに生まれたままの姿になり、地肌で風を感じましょう。
(ことが済んだらちゃんと着ましょう。世界と一体になった幸福感を味わっているのでしょうが、このままでは風邪を引いてしまいます)

 脱いだ衣服はまとめ、キャンサーにめがけて放り投げましょう。
 
 綺麗好きな彼女達は、汚れた衣服を見たとたん、たまらず洗濯を初めてしまいます。
 ここがチャンス。
 キャンサーがあなたの衣服に集中している間に、足音を立てずに彼女の後方に回り込みましょう。
 例えあなたの存在に気が付いたとしても、彼女達は洗濯の方を優先するでしょう。
 真面目で融通の利かない彼女達ならではの弱点ですね。





STEP2 キャンサーで遊んでみよう!

 まずは無防備な背中の線を、指でそっとなぞってみましょう。

「……〜〜〜〜っっ!!」

 びくびくっと震えたのが分かりますか?
 キャンサーはカニの部分が堅い甲殻に覆われている分、少女の部分はとても柔らかくて刺激に敏感です。
 澄ました表情ですが、その内心では感じすぎているんですね。

 キャンサーの感度を確認したら、手足と男性器をフルに使って、彼女と触りっこしてみましょう。
 少女の体部分はどこもスベスベで柔らかくて楽しいですよ。
 オススメは腋に男性器をこすりつけること。
 この部位は「キャンサーの腋マ○コ」と呼ばれ、まるで女性器に挿入したような気持ちよさを味わえます。

 他にも、ひたすら乳首を弄くり回して開発したり、舌でなめてみたり、精液をかけてみたり、人によって様々な接し方があると思います。

 見た目は寡黙な彼女達ですが、その感受性はとても豊かで、特に気持ちよすぎてイってしまった時などは、ついつい口元を緩めてしまうとか。
 学術的にも非常な貴重な表情ですので、是非一度確認してみてはいかがでしょうか。

 10〜20分ほどふれあえば、あなたの衣服の洗濯も終わることでしょう。
 そうなれば、キャンサーのターゲットはあなたに変わります。
 カニ部分の大きな爪に捕まれても、冷静に対処して下さいね。





STEP3 全身で洗いっこしよう!

 通常、キャンサーは少女部分の両手を器用に使って洗います。
 ですが、男性の精液を嗅いだり、体をいやらしく触られたりすると、体を擦りつけるようにして洗ってくれます。
 この行動は一説によると、高ぶった性欲を発散して気持ちよくなる為とも言われていますが、真相は不明です。
 ですが、胸元から鼠径部にかけての白い肌を使っての洗浄は、手でしたときよりも遙かにキレイになります。
 ピンととがっている乳首も、いいアクセントです。

 しばらく洗浄を行っていると、激しい運動によりキャンサーの肌から玉のような汗が噴き出し、下腹部にはとろりとした愛液が溢れます。
 
 キャンサーの体液には汚れがつきにくくなる魔力が込められている上、魔物除けの効果もあります。
 積極的に体にこすりつけておくと良いでしょう。

 また、こちらも貰ってばかりではいけません。
 ギブアンドテイクの精神で、彼女にあなたの精液をかけて上げましょう。
 射精する場所は主に口内、おへそ周り、そして子宮に直接などが良いとされています。


 精液も出しつくし、服も着替えたあなたはキャンサーに感謝を伝え、再び歩き始めます。
 ふと気が付くと、水平線からはまぶしい太陽が昇ってきました。
 あなたはキャンサーと洗いっこをしている内、無事に夜を明かす事が出来たのです。
 
 鬱蒼とした気分は一新され、生まれ変わったかのようなさわやかな気分で森に踏み出しました。

 サバイバルで大事なのは肉体面だけではありません。
 目的地に帰るという強い意志を保つ、そのメンタルを管理することも重要なファクターと言えるでしょう。


※注意
 余りキャンサーとの洗いっこに熱中していると、洗濯された衣服が波に流されているのに気付かない事もあるので、ほどほどにしておくこと。

18/03/01 19:00更新 / 牛みかん
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