三話
「おい、いつまで寝てやがんだ!」
思い切り身体を揺さぶられ、強引に目覚めさせられる。
「んっ……」
どれくらい寝てたんだろう。
瞼を擦、ろうとおもったら手を縛られ、椅子にくくりつけられていた。
頭をふり、意識をはっきりさせて周囲を確認する。
倉庫の様なだだっ広い場所。時間はまだ夜、中にいるのは僕を起こした男も含めて10人前後。
全員揃いもそろって柄が悪い風貌だ。
借金取りの風貌によく似ている。
僕の長年の勘が正しければ借金取りで間違いない。
「あの、今月分の借金の返済は済みましたよね……?出来れば帰して欲しいのですけれど……」
なるべく刺激しないようにへりくだって頼み込むと、男達はげらげらと笑い出す。
「残念でしたぁ!俺たちはその借金取り達とは違うんだよ!」
「はぁ……?でも僕、お金なんて借りたこと……」
困惑する僕の目の前に、一枚の用紙が掲げられた。
「なっ……」
それは借用書だった。
内容は
僕の両親が金を貸し付けたこと、払えなかった時の代理人として僕を立てたこと。借金が僕が返した額の何倍もあること。
貸し付けた日付が、つい数日前なこと。
「お前の両親、俺達に金を貸した途端雲隠れしちまって消息がつかめねえんだよ。だからお前に返してもらうことにした。助かったぜ、有名アイドルであるお前を探すのは楽だったからよぉ!」
言葉が出なかった。
たしかに消息は不明だったけれど、父と母が生きていたなんて、考えもしなかった。
だってそうだろ。生きていたら、少しくらい子供の顔がみたくなるのが親ってものじゃないのか。
それなのに、顔も見せず、手紙すら送らず、ただ増やした借金だけを押し付けてくるなんて。
そんなの、あんまりだ。
「借金は普通なら返せる額じゃあねえが、安心しろ。あるつての地下施設が人手を募集しててな。そこでほんの30年ほど働けば余裕で返済出来る」
30年……。途方もない年数を聞かされて、僕の頭の中に色々な感情がよぎっていく。
なんで僕がこんな目に遭わなくちゃいけないのだろう。
一時は、どんな状況でも人は幸せになれる、なんて甘い事を考えていた。
だけど、それは違った。
人は生まれ持ったしがらみからはどうやったって逃げることは出来ないんだ。
「さ、それじゃあ取引先がくるまでここで大人しくして……」
「やなこった」
思わず、口からこぼれた言葉。
僕の心からの素直な気持ち。
男たちはポカンと僕の事を見ている。
「そんな振り回される人生、こっちから願い下げだ。それじゃあ、さようなら」
僕がなにをしようとしているのか気が付いた男たちが、慌てて僕を押さえ込む。だが一歩遅い。
止められる前に、舌をかみ切って死んでやる。借金は両親捜して頑張って返してもらえ。ざまぁみろ。
ああ、舌噛むのって結構痛いんだな。ニュースで【アイドル、突然の自殺】とか取り上げられちゃうのかな。
こんな状況になって初めて、人生の思い残すことが山ほどあることに気づいちゃう。
だけど、もうダメだ。来世に期待しよう。
出来ることなら、またアイドルやって、デルシアさんみたいな人と……。
「ほんっと、人間は愚かしいわ。寿命も大して長くないのに、どうして自分から死のうとするのかしら」
凛としつつも優しい声がした。
目を開けると、僕の前にはデルシアさんがいて、僕の口に手を当てて何かを呟いていた。
「ほら、傷はふさいだわ。もうこんな事しちゃダメよ」
本当だ。口の中が血の味でいっぱいだが、傷は綺麗になくなっていた。
「デルシアさん、どうしてここに……」
「あなたの来るのが遅いから探してたに決まったるでしょ?あなたに刻んだ紋章がある限り、どこにいても位置は把握出来るわ」
「そうだったんですか」
しかし落ち着いてはいられない。いつの間にか、男たちは僕らを囲むように陣をくんでいた。逃がしてくれる様子は無い。
「大事な商売道具を救ってくれて助かったぜ。そら、魔物娘さんは早いとこ帰ってくんな」
「商売道具?彼は私の契約者よ。何かの間違いじゃないかしら。一度、調べなおして見ることをおすすめするわ」
バァン!
乾いた音がなり、辺りを静まり帰らせる。
男達が持っているのは拳銃だ。
「二度も同じ事は言わないぜ。失せろ魔物」
「やっぱり人間は愚かな生き物ね。そんな玩具で私をどうにか出来ると思っているなんて……いいわ、試しに何発でも撃ってみなさい。魔物娘に牙をむいたこと、後悔させてあげる」
コウモリの様な巨大な翼を広げ、周囲に闇色のオーラをまとうデルシアさん。
決して脅しで言っているのではない。彼女はこの集団を蹴散らすだけの力を本当に持っている。
「くっ……」
彼女の威圧に気圧され、男達は次々に銃を下ろした。
「くそっ、なんだってんだ!俺達だって騙されたんだぞ!」
リーダー格の男が悪態をつく。
「金を用意できなきゃ、俺達だって生きてけねえ!この世は弱肉強食、当然のことじゃねえか!」
そうだ、騙されたのは借金取りの人達も一緒なんだ。
僕ばっかりが酷い目に遭っていたと思っていた。
自分の視野の狭さに気が付き、イヤになってくる。
しかし、デルシアさんはそんな彼らを鼻であざ笑った。
「それは愚かで弱々しい人間の理屈。魔界の考え方は違うわ。いい?魔界ではね、強き者は弱き者を守るのが当たり前なの」
デルシアさんは僕を縛り付けるひもをほどき、そっと抱き寄せた。
「私たちは弱い人間を愛し、全力で守り抜く。それが魔物のエリートであるデーモンの使命であり、矜持だから」
そういったデルシアさんは、しかし僕の事を一瞥して首を振った。
「でも、そうね……この子、マオに対してだけは、それ以外の感情で動いていることを否定できないわね」
「デルシア……さん」
「ただ、あなた達も被害者、という点については同意するわ」
一枚の紙切れを取り出し、男に手渡す。
「これは……小切手?」
「そこに好きな額を書きなさい。マオは私が買い取るわ」
彼女はよりいっそう強い力で僕を抱きしめる。
「これからは君は私のもの。悲しみなんて感じさせないくらい、メチャクチャにしてあげる……」
翼が羽ばたき、僕らはあっという間に外へ飛び出した。
きらめく夜の繁華街の上空を、悠々と翼を広げて飛んでいくデルシアさん。
今、僕は彼女にお姫様だっこをされている状態だ。ちょっと恥ずかしい。
「しっかり掴まりなさい。落ちるわよ」
「……はい」
ぎゅっ、と身体を密着させる。速まっていく心臓の鼓動が聞こえないか心配だったが、それ以上に彼女の温もりを感じられたのが嬉しかった。
「すいません。僕のために、あんな大金……」
「気にすること無いわ。私にとってはあんなの、はした金にすぎないもの」
さらりと言ってのける。さすが、大企業の社長は違う。
「それよりも、ご両親に挨拶をすませないとね。この子は私のものになりました、ってしっかり報告しないと」
「えっ……でも」
「見つけるわ。私の力を持ってすれば、他愛の無い事よ」
「……そうですね。僕も見せつけてやりたいです。僕、こんなにすてきな女性のものになりました、って」
デーモンは傲慢で高圧的な種族だ、と誰かが言っていた。
でも、その認識は正しくない。彼女たちの本質は優しさなんだ。
「さぁ、これから私の部屋に戻るけど、なにをされるか分かっているわね?」
「はい、なにをされても構いません。僕はもうあなたのもの何ですから」
僕は、愛おしい彼女の頬に、そっと唇を添えた。
数日後。
メディアは僕とデルシアさんの結婚報道で持ちきりとなった。
新聞には『人気アイドル、秘密の関係!』と書かれた記事。
どこから漏れ出したのか、ネット上では僕のハメ撮り動画が流出する一大事にまでなった。
「ま、マオにだけ苦しい思いさせちまってたからな」
「これからは私たち二人で頑張っていきますよ。君も、お幸せに」
「ありがとう、二人とも……!」
アイドルに恋愛事は御法度。こうして僕はアイドルと引退し、普通の男の子に戻った。
と、思っていたが。
僕が思っていた以上に、世間は僕を必要としていたらしい。
アイドルを続けて欲しいという旨のファンレターが殺到し、会社はパニックに陥った。
そういうわけで、既婚者ソロアイドルとして、めでたく復活する事になりました。
「結婚してても好き」「むしろ人夫属性がついた」等々、なかなか好評だ。
僕はアイドルの仕事が嫌いじゃなかったので続けられるのは嬉しかったが、残念がったのはデルシアさんだ。
「はぁ〜……折角私だけのものにしたと思ったのに……」
「いやぁ、ごめんなさい……」
毎日わざとらしくため息をついては僕に愚痴ってくる。そういうところも好きなのだが。
「あ、そうだ。これ、よかったらどうぞ」
デルシアさんに一枚のチケットを渡す。
「これ……ライブのチケット?」
「はい!僕の一番輝いているところ。デルシアさんにも見て欲しいんです!」
「ふ〜ん……ま、用事がなかったら見に行ってあげるわ」
口ではそういいつつ、喜んでくれているのが伝わった。
人生、いいことばかりじゃない。むしろ嫌なことばっかりだ。
それでも、なんとかやってけるんじゃないかって、最近思うようになった。
思い切り身体を揺さぶられ、強引に目覚めさせられる。
「んっ……」
どれくらい寝てたんだろう。
瞼を擦、ろうとおもったら手を縛られ、椅子にくくりつけられていた。
頭をふり、意識をはっきりさせて周囲を確認する。
倉庫の様なだだっ広い場所。時間はまだ夜、中にいるのは僕を起こした男も含めて10人前後。
全員揃いもそろって柄が悪い風貌だ。
借金取りの風貌によく似ている。
僕の長年の勘が正しければ借金取りで間違いない。
「あの、今月分の借金の返済は済みましたよね……?出来れば帰して欲しいのですけれど……」
なるべく刺激しないようにへりくだって頼み込むと、男達はげらげらと笑い出す。
「残念でしたぁ!俺たちはその借金取り達とは違うんだよ!」
「はぁ……?でも僕、お金なんて借りたこと……」
困惑する僕の目の前に、一枚の用紙が掲げられた。
「なっ……」
それは借用書だった。
内容は
僕の両親が金を貸し付けたこと、払えなかった時の代理人として僕を立てたこと。借金が僕が返した額の何倍もあること。
貸し付けた日付が、つい数日前なこと。
「お前の両親、俺達に金を貸した途端雲隠れしちまって消息がつかめねえんだよ。だからお前に返してもらうことにした。助かったぜ、有名アイドルであるお前を探すのは楽だったからよぉ!」
言葉が出なかった。
たしかに消息は不明だったけれど、父と母が生きていたなんて、考えもしなかった。
だってそうだろ。生きていたら、少しくらい子供の顔がみたくなるのが親ってものじゃないのか。
それなのに、顔も見せず、手紙すら送らず、ただ増やした借金だけを押し付けてくるなんて。
そんなの、あんまりだ。
「借金は普通なら返せる額じゃあねえが、安心しろ。あるつての地下施設が人手を募集しててな。そこでほんの30年ほど働けば余裕で返済出来る」
30年……。途方もない年数を聞かされて、僕の頭の中に色々な感情がよぎっていく。
なんで僕がこんな目に遭わなくちゃいけないのだろう。
一時は、どんな状況でも人は幸せになれる、なんて甘い事を考えていた。
だけど、それは違った。
人は生まれ持ったしがらみからはどうやったって逃げることは出来ないんだ。
「さ、それじゃあ取引先がくるまでここで大人しくして……」
「やなこった」
思わず、口からこぼれた言葉。
僕の心からの素直な気持ち。
男たちはポカンと僕の事を見ている。
「そんな振り回される人生、こっちから願い下げだ。それじゃあ、さようなら」
僕がなにをしようとしているのか気が付いた男たちが、慌てて僕を押さえ込む。だが一歩遅い。
止められる前に、舌をかみ切って死んでやる。借金は両親捜して頑張って返してもらえ。ざまぁみろ。
ああ、舌噛むのって結構痛いんだな。ニュースで【アイドル、突然の自殺】とか取り上げられちゃうのかな。
こんな状況になって初めて、人生の思い残すことが山ほどあることに気づいちゃう。
だけど、もうダメだ。来世に期待しよう。
出来ることなら、またアイドルやって、デルシアさんみたいな人と……。
「ほんっと、人間は愚かしいわ。寿命も大して長くないのに、どうして自分から死のうとするのかしら」
凛としつつも優しい声がした。
目を開けると、僕の前にはデルシアさんがいて、僕の口に手を当てて何かを呟いていた。
「ほら、傷はふさいだわ。もうこんな事しちゃダメよ」
本当だ。口の中が血の味でいっぱいだが、傷は綺麗になくなっていた。
「デルシアさん、どうしてここに……」
「あなたの来るのが遅いから探してたに決まったるでしょ?あなたに刻んだ紋章がある限り、どこにいても位置は把握出来るわ」
「そうだったんですか」
しかし落ち着いてはいられない。いつの間にか、男たちは僕らを囲むように陣をくんでいた。逃がしてくれる様子は無い。
「大事な商売道具を救ってくれて助かったぜ。そら、魔物娘さんは早いとこ帰ってくんな」
「商売道具?彼は私の契約者よ。何かの間違いじゃないかしら。一度、調べなおして見ることをおすすめするわ」
バァン!
乾いた音がなり、辺りを静まり帰らせる。
男達が持っているのは拳銃だ。
「二度も同じ事は言わないぜ。失せろ魔物」
「やっぱり人間は愚かな生き物ね。そんな玩具で私をどうにか出来ると思っているなんて……いいわ、試しに何発でも撃ってみなさい。魔物娘に牙をむいたこと、後悔させてあげる」
コウモリの様な巨大な翼を広げ、周囲に闇色のオーラをまとうデルシアさん。
決して脅しで言っているのではない。彼女はこの集団を蹴散らすだけの力を本当に持っている。
「くっ……」
彼女の威圧に気圧され、男達は次々に銃を下ろした。
「くそっ、なんだってんだ!俺達だって騙されたんだぞ!」
リーダー格の男が悪態をつく。
「金を用意できなきゃ、俺達だって生きてけねえ!この世は弱肉強食、当然のことじゃねえか!」
そうだ、騙されたのは借金取りの人達も一緒なんだ。
僕ばっかりが酷い目に遭っていたと思っていた。
自分の視野の狭さに気が付き、イヤになってくる。
しかし、デルシアさんはそんな彼らを鼻であざ笑った。
「それは愚かで弱々しい人間の理屈。魔界の考え方は違うわ。いい?魔界ではね、強き者は弱き者を守るのが当たり前なの」
デルシアさんは僕を縛り付けるひもをほどき、そっと抱き寄せた。
「私たちは弱い人間を愛し、全力で守り抜く。それが魔物のエリートであるデーモンの使命であり、矜持だから」
そういったデルシアさんは、しかし僕の事を一瞥して首を振った。
「でも、そうね……この子、マオに対してだけは、それ以外の感情で動いていることを否定できないわね」
「デルシア……さん」
「ただ、あなた達も被害者、という点については同意するわ」
一枚の紙切れを取り出し、男に手渡す。
「これは……小切手?」
「そこに好きな額を書きなさい。マオは私が買い取るわ」
彼女はよりいっそう強い力で僕を抱きしめる。
「これからは君は私のもの。悲しみなんて感じさせないくらい、メチャクチャにしてあげる……」
翼が羽ばたき、僕らはあっという間に外へ飛び出した。
きらめく夜の繁華街の上空を、悠々と翼を広げて飛んでいくデルシアさん。
今、僕は彼女にお姫様だっこをされている状態だ。ちょっと恥ずかしい。
「しっかり掴まりなさい。落ちるわよ」
「……はい」
ぎゅっ、と身体を密着させる。速まっていく心臓の鼓動が聞こえないか心配だったが、それ以上に彼女の温もりを感じられたのが嬉しかった。
「すいません。僕のために、あんな大金……」
「気にすること無いわ。私にとってはあんなの、はした金にすぎないもの」
さらりと言ってのける。さすが、大企業の社長は違う。
「それよりも、ご両親に挨拶をすませないとね。この子は私のものになりました、ってしっかり報告しないと」
「えっ……でも」
「見つけるわ。私の力を持ってすれば、他愛の無い事よ」
「……そうですね。僕も見せつけてやりたいです。僕、こんなにすてきな女性のものになりました、って」
デーモンは傲慢で高圧的な種族だ、と誰かが言っていた。
でも、その認識は正しくない。彼女たちの本質は優しさなんだ。
「さぁ、これから私の部屋に戻るけど、なにをされるか分かっているわね?」
「はい、なにをされても構いません。僕はもうあなたのもの何ですから」
僕は、愛おしい彼女の頬に、そっと唇を添えた。
数日後。
メディアは僕とデルシアさんの結婚報道で持ちきりとなった。
新聞には『人気アイドル、秘密の関係!』と書かれた記事。
どこから漏れ出したのか、ネット上では僕のハメ撮り動画が流出する一大事にまでなった。
「ま、マオにだけ苦しい思いさせちまってたからな」
「これからは私たち二人で頑張っていきますよ。君も、お幸せに」
「ありがとう、二人とも……!」
アイドルに恋愛事は御法度。こうして僕はアイドルと引退し、普通の男の子に戻った。
と、思っていたが。
僕が思っていた以上に、世間は僕を必要としていたらしい。
アイドルを続けて欲しいという旨のファンレターが殺到し、会社はパニックに陥った。
そういうわけで、既婚者ソロアイドルとして、めでたく復活する事になりました。
「結婚してても好き」「むしろ人夫属性がついた」等々、なかなか好評だ。
僕はアイドルの仕事が嫌いじゃなかったので続けられるのは嬉しかったが、残念がったのはデルシアさんだ。
「はぁ〜……折角私だけのものにしたと思ったのに……」
「いやぁ、ごめんなさい……」
毎日わざとらしくため息をついては僕に愚痴ってくる。そういうところも好きなのだが。
「あ、そうだ。これ、よかったらどうぞ」
デルシアさんに一枚のチケットを渡す。
「これ……ライブのチケット?」
「はい!僕の一番輝いているところ。デルシアさんにも見て欲しいんです!」
「ふ〜ん……ま、用事がなかったら見に行ってあげるわ」
口ではそういいつつ、喜んでくれているのが伝わった。
人生、いいことばかりじゃない。むしろ嫌なことばっかりだ。
それでも、なんとかやってけるんじゃないかって、最近思うようになった。
18/01/20 18:13更新 / 牛みかん
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