〜Part4!!
Q,では、お兄さんに止めて欲しいことは何ですか?
三姉妹「子供扱いする所!!」
兄「いや、お前達はまだ子供だろう・・・」
〜花見〜
今は五月の頭のゴールデンウィーク。
約一週間の休みに沢山の人が歓喜する連休。
俺達の地元は、このゴールデンウィークに桜が丁度満開になる。
なので、このゴールデンウィークに花見をする人も少なくない。
そんな俺達も例に漏れず、花見に来ている。
そんな俺達は、地元にある花見のスポットに来ている。
ここは広い敷地に、どれも小さいが、遊園地と動物園、植物園がある。
敷地内には、噴水もあるのだが、夏になれば、小さい子供達が全裸で遊んでいる時もある。
地元の人間なら、誰しもがやる事。そんな子供が遊んでいても懐かしさしか湧いてこない。
俺も、三姉妹たちもそうやって遊んだ事もある。
そんな子供が自由に遊べる場所なので、地元の人は『子供の国』と呼んでいる場所である。
許可さえ取れば火器の使用もOKだが、片づけが面倒なので弁当だけを持ってきてコンロは持ってこなかった。
まぁ、荷物が多くなるだけだし、こういう時は弁当か手ぶらが一番だと俺は思う。
屋台も出ているから手ぶらで来ても大丈夫である。
さて、そんな中で我が家の三姉妹はと言うと・・・。
「兄貴!兄貴!!ジェットコースター!!ジェットコースター行こう!!」
「はいはい。切符無いからそれ買ってからね」
「早く!!早く!!」
俺の腕を引っ張って催促してくる竜胆。
あんまり引っ張ると拭くが破れるから止めてくれ・・・。
それに、切符高いからあんまり買いたくないんだよな。
でも、今日位は別にいいか。
「兄ちゃん!兄ちゃん!!豚さんの所行っていい!?」
「良いけど、勝手に別の所に行っちゃダメだよ」
「は〜い!!」
そう言って、動物園の方に向って飛んでいってしまった。
この込んでいる中、走るより飛んだ方が早いとすぐに判断したのはいい判断だと思う。
でも、あそこも人が多いから降りる場所あるかな・・・。
「お兄様。ここって確か展望台ありましたよね」
「ああ、高台にあるね」
「竜胆姉さまと翡翠が遊んでいるうちに一緒に行きませんか?」
「ん?2人と一緒じゃなくて良いのか?」
「はい。お邪魔虫がいない間にお兄様と一緒に行きたいんです」
「お邪魔虫って・・・」
切符を買い、竜胆にアトラクションに乗るために必要な分を渡すと、雫が俺の腕を抱いて黒い事を言ってきた。
竜胆や翡翠を兄離れさせるよりも先に雫から兄離れをさせないといけないな・・・。
このままだと、危ないからな・・・。
でも、今日はいいか。
折角の花見だし、今日はとことん妹達に付き合うか。
普段、仕事で寂しい思いをさせているんだし、今日位は付き合うか。
〜怪我〜
早速だが、骨折をしてしまった。
仕事でちょっと無茶したのがいけなかったな。
頑張りすぎて右腕が『ゴキッ☆』っていってしまった。
まぁ、骨折と言っても骨にひびが入っただけだから1ヶ月もあれば完治するだろう。
会社から治療費も貰っているし、ギブスで固定しているが指は動くので、金銭面も仕事面でも問題ないのだが、問題が2つだけある。
それは・・・。
「兄ちゃ〜ん!!死んじゃやだよ〜〜!!!」
「骨折程度で死ぬかよ」
「お兄様!私を置いて逝かないでください!!!」
「だから、勝手に殺すなって」
「あ゛に゛ぎ・・・、じんじゃうの・・・?」
「『兄貴・・・、死んじゃうの・・・?』かな?お前達はよっぽど俺を殺したいらしいな」
俺が死ぬ事前提で泣きつく妹達である。
骨折、しかもひびが入っただけで死ぬほど柔じゃない。
病院の先生と看護婦が苦笑しながらこっちをみているじゃないか。
少し恥かしい・・・。
さて、こんな3人は置いておいて、もう1つの問題というのは『料理』である。
家事の大半は俺がやっているのだが、料理は全般的に俺がやっている。
小学生の妹達に火を扱わせるほど危険な事はさせないし、やらせない。
小学生にやらせるほど無責任ではない。
「ところで、お前達。料理って出来るか?」
「ふえ、料理・・・?」
翡翠がそういうと、3人は顔を見合わせてしまった・・・。
「えっと・・・、目玉焼きくらいなら・・・」
「た、卵焼きなら授業でやったけど・・・」
「茶碗蒸しなら・・・」
上から翡翠、竜胆、雫である。
というか、雫さん。
茶碗蒸しってかなり上級者の料理じゃないですか?
それが出来たら普通に料理できないかい?
不安しかない妹達に任せる位なら、俺が料理をしたいが、利き手がギブスで固定されていたら、危なくて料理なんて出来ない。
仕方が無い。
今日の晩は俺の監督の下で3人に料理を任せるか。
その後、泣き止んだ3人を連れて家に帰った。
そして、3人に料理を任せた結果、真っ黒になってしまった目玉焼き、黒ずんだ黄色をした卵焼き、完璧な茶碗蒸しが出来た。
誰がどれを作ったかは言わなくてもわかるだろう。
他の料理も作らせて見たが、最悪の結果になってしまうというミラクルが起こった。
これは、定期的に妹達に料理を教えたほうがいいのかもしれない。
このままでは、妹達に旦那が出来た時に大変な事になるだろう。
まぁ、それはさておき、3人が作ってくれた卵料理はとても美味しかった。
ちょっと焦げた味がしたけど、とても美味しかった。
この腕が治るまで、食費がかかりそうだが、まぁ、仕方が無い。
その食費の大半が卵代になるんだろうな・・・。
三姉妹「子供扱いする所!!」
兄「いや、お前達はまだ子供だろう・・・」
〜花見〜
今は五月の頭のゴールデンウィーク。
約一週間の休みに沢山の人が歓喜する連休。
俺達の地元は、このゴールデンウィークに桜が丁度満開になる。
なので、このゴールデンウィークに花見をする人も少なくない。
そんな俺達も例に漏れず、花見に来ている。
そんな俺達は、地元にある花見のスポットに来ている。
ここは広い敷地に、どれも小さいが、遊園地と動物園、植物園がある。
敷地内には、噴水もあるのだが、夏になれば、小さい子供達が全裸で遊んでいる時もある。
地元の人間なら、誰しもがやる事。そんな子供が遊んでいても懐かしさしか湧いてこない。
俺も、三姉妹たちもそうやって遊んだ事もある。
そんな子供が自由に遊べる場所なので、地元の人は『子供の国』と呼んでいる場所である。
許可さえ取れば火器の使用もOKだが、片づけが面倒なので弁当だけを持ってきてコンロは持ってこなかった。
まぁ、荷物が多くなるだけだし、こういう時は弁当か手ぶらが一番だと俺は思う。
屋台も出ているから手ぶらで来ても大丈夫である。
さて、そんな中で我が家の三姉妹はと言うと・・・。
「兄貴!兄貴!!ジェットコースター!!ジェットコースター行こう!!」
「はいはい。切符無いからそれ買ってからね」
「早く!!早く!!」
俺の腕を引っ張って催促してくる竜胆。
あんまり引っ張ると拭くが破れるから止めてくれ・・・。
それに、切符高いからあんまり買いたくないんだよな。
でも、今日位は別にいいか。
「兄ちゃん!兄ちゃん!!豚さんの所行っていい!?」
「良いけど、勝手に別の所に行っちゃダメだよ」
「は〜い!!」
そう言って、動物園の方に向って飛んでいってしまった。
この込んでいる中、走るより飛んだ方が早いとすぐに判断したのはいい判断だと思う。
でも、あそこも人が多いから降りる場所あるかな・・・。
「お兄様。ここって確か展望台ありましたよね」
「ああ、高台にあるね」
「竜胆姉さまと翡翠が遊んでいるうちに一緒に行きませんか?」
「ん?2人と一緒じゃなくて良いのか?」
「はい。お邪魔虫がいない間にお兄様と一緒に行きたいんです」
「お邪魔虫って・・・」
切符を買い、竜胆にアトラクションに乗るために必要な分を渡すと、雫が俺の腕を抱いて黒い事を言ってきた。
竜胆や翡翠を兄離れさせるよりも先に雫から兄離れをさせないといけないな・・・。
このままだと、危ないからな・・・。
でも、今日はいいか。
折角の花見だし、今日はとことん妹達に付き合うか。
普段、仕事で寂しい思いをさせているんだし、今日位は付き合うか。
〜怪我〜
早速だが、骨折をしてしまった。
仕事でちょっと無茶したのがいけなかったな。
頑張りすぎて右腕が『ゴキッ☆』っていってしまった。
まぁ、骨折と言っても骨にひびが入っただけだから1ヶ月もあれば完治するだろう。
会社から治療費も貰っているし、ギブスで固定しているが指は動くので、金銭面も仕事面でも問題ないのだが、問題が2つだけある。
それは・・・。
「兄ちゃ〜ん!!死んじゃやだよ〜〜!!!」
「骨折程度で死ぬかよ」
「お兄様!私を置いて逝かないでください!!!」
「だから、勝手に殺すなって」
「あ゛に゛ぎ・・・、じんじゃうの・・・?」
「『兄貴・・・、死んじゃうの・・・?』かな?お前達はよっぽど俺を殺したいらしいな」
俺が死ぬ事前提で泣きつく妹達である。
骨折、しかもひびが入っただけで死ぬほど柔じゃない。
病院の先生と看護婦が苦笑しながらこっちをみているじゃないか。
少し恥かしい・・・。
さて、こんな3人は置いておいて、もう1つの問題というのは『料理』である。
家事の大半は俺がやっているのだが、料理は全般的に俺がやっている。
小学生の妹達に火を扱わせるほど危険な事はさせないし、やらせない。
小学生にやらせるほど無責任ではない。
「ところで、お前達。料理って出来るか?」
「ふえ、料理・・・?」
翡翠がそういうと、3人は顔を見合わせてしまった・・・。
「えっと・・・、目玉焼きくらいなら・・・」
「た、卵焼きなら授業でやったけど・・・」
「茶碗蒸しなら・・・」
上から翡翠、竜胆、雫である。
というか、雫さん。
茶碗蒸しってかなり上級者の料理じゃないですか?
それが出来たら普通に料理できないかい?
不安しかない妹達に任せる位なら、俺が料理をしたいが、利き手がギブスで固定されていたら、危なくて料理なんて出来ない。
仕方が無い。
今日の晩は俺の監督の下で3人に料理を任せるか。
その後、泣き止んだ3人を連れて家に帰った。
そして、3人に料理を任せた結果、真っ黒になってしまった目玉焼き、黒ずんだ黄色をした卵焼き、完璧な茶碗蒸しが出来た。
誰がどれを作ったかは言わなくてもわかるだろう。
他の料理も作らせて見たが、最悪の結果になってしまうというミラクルが起こった。
これは、定期的に妹達に料理を教えたほうがいいのかもしれない。
このままでは、妹達に旦那が出来た時に大変な事になるだろう。
まぁ、それはさておき、3人が作ってくれた卵料理はとても美味しかった。
ちょっと焦げた味がしたけど、とても美味しかった。
この腕が治るまで、食費がかかりそうだが、まぁ、仕方が無い。
その食費の大半が卵代になるんだろうな・・・。
12/10/22 01:40更新 / ランス
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