傾国の九尾と不死王の謁見
※眠らずの国・城堀※
※ラーモ視点※
「彼女達は王の謁見に来たのだ、全員持ち場へ戻りたまえ」
「皆の者退散するぞ」
デュラハンの衛兵達は持ち場へ戻りました。
私はリッチ改めフィリアさんの姿に注目します。
生気の無い灰色の肌、胸が隠れる位のローブから見えるほっそりとしたくびれ、細い足の間は何も履いておらずーー
「ローブを羽織っただけですぅ、裸ローブですぅ、エッチな格好ですぅ」
トビラちゃん興奮中
「これはリッチの正装だ」
対して裸ローブのリッチは胸を張って語ります。
「裸だからガチガチンポに即ハメ出来るですぅ!」
「感謝、衛兵とのいざこざは避けられた」
「む、リッチでありながら何故服を着ている?」
フィリアさんはリーチさんの服装を指摘します。
「規律、パール様は外出時の格好には厳しい御方」
「リッチに服を着せるとは、世界の損失だ」
フィリアさんは魔術師
リーチさんは研究者
同じリッチでもキャラの違いがあるようです。肌の色等リッチを象徴する部分は共通していますが。
「ねーねーおねーさん。早く王様に会わせてよー」
「そうだったな、まずは我が王の謁見を……ん?あの馬車は……」
一台の馬車が此方へ向かってきます。
「どうも、フィリア…様」
馬車から顔を出したのはデュラハンの衛兵と同じ鎧を装着したヴァルキリー。
「丁度良いタイミングで戻ってきてくれた。この者らを馬車に乗せてくれぬか?」
「どうして魔物なんかを……」
「あれれー?あの白ヴァルさんおかしなこと言ってるー自分も魔物なのにー」
「ぎくっ!別に好きで魔物化したわけではありません、元はと言えば国王が「過ぎた事をグチグチ言う暇があるなら扉を開けたらどうだ、それに他国の魔物から魔物の善悪を聞くいい機会であろう」
「すみません、フィリア様……どうぞお乗りください」
フィリアさんに説教された白ヴァルさんが馬車の扉を開け、私達は乗車、馬車が動きだし城へと向かいます。
「美味しそうですね」
「ラーモちゃんは白ヴァルさんの身体が美味しそうに見えるのですか?」
「白ヴァルが食べる蒸し芋が美味しそうと言ったのです!」
「魔界の作物の安全性を確認するためです」ハムッモグモグ…
「美味しそうに睦びの野菜を頬張ってるわね、ウチのヴァルキリーと大違い」
「貴女達の仲間にもヴァルキリーがいるのですか?」
「名はヴァラ。使命の為ならあたしにも聖剣を向ける娘よ」
「あの、詳しく聞かせてもらえませんか?」
白ヴァルさん興味津々。
「そうね、まずはこの娘がうっかり立ち入り禁止の場所に入り込んだ時の事を話してあげる」
「ちょっとメシャスさん、嫌な思い出を」
「本人の意見は無視しまーすヴァラちゃんの白い聖剣がラーモちゃんの喉元に突き付けられてーー」
※魔王城・ハーレム部屋・黒カーテン内側※
※リーゼ視点※
その白い聖剣はわたしの喉元を正確に狙っていました。
「下がれ」
わたしは彼女の言葉に従い、ゆっくりと、後退します。
「覚えておけ、カーテンから先は立入禁止だ」
わたしは白い聖剣の持ち主の全体像を把握します。
絵画に描かれし天界からの使者
真面目かつ冷静な視線、清楚な青い鎧を纏いし白き戦乙女、ヴァルキリー。
「どうしてヴァルキリーがここに?」
「前に侵入してきたキキーモラと同じ質問だな」
堪に触ったのか剣先が胸元へ接近。
「私は自らの意志で天界へ離反した。妹とは違う」
「ヴァラちゃん、その剣を下ろしてくれないかしら?」
「……パール様の命令ならば」
ヴァラと呼ばれたヴァルキリーが剣を下ろします。
「ヴァラちゃん、こっちの番人の務め、果たしてるみたいね」
「主の命令なので」
「その主の分身が向こうへ迷い込んだのよ」
「存じております」
「悪いけどこちらに連れ戻してくれないかしら」
「了解しました」
まるで闇に溶け込むようにヴァラさんがカーテンの中へと戻ります。
「大丈夫?リーゼちゃん」
「いきなり剣を突き付けられて驚いただけです。それにしてもあのヴァルキリーは一体?」
「あの娘はハーレムの国の境界を守る白き番人よ」
「白き、番人?」
「そして彼女はハーレムの国の境界を守る黒き番人よ」
「黒き、番人?」
カーテンから人影。
あのヴァルキリーが柴様を連れてきてくれたのかと思いました。
黒き戦乙女が現れるまでは。
絵画に描かれし万魔殿からの使者
真面目でありながら好色的な視線、背徳的な鎧を纏いし黒き戦乙女、ダークヴァルキリー。
ただ、顔立ちは先程のヴァルキリーに似ていたので
「ヴァラ、さん?」
「姉のような堅物と一緒にするな」
黒き刃がわたしの下腹部へと突き付けられます。
「私は己の内に眠る欲望に気付き、より深みへと堕ちたのだ」
剣先から子宮が疼くのを感じます。
「キリカちゃん、その剣を下ろしてくれないかしら?」
「……パール様の命令ならば」
キリカと呼ばれたダークヴァルキリーが剣を下ろします。
「キリカちゃん、向こうの番人の務め、果たしてるみたいね」
「主の命令なので」
「その主の分身が向こうに迷い込んだのよ」
「存じております」
ヴァラさんと同様事務的な態度をとるキリカさん。
「なのでゆうこ様とリイナ様が主の来訪を手厚く歓迎してくれました」
「ウワァァァ…」
「あらぁ〜柴様ったら、ちょっと腰を動かしただけでオチンポを大きくするなんて、アタシの中身はギチギチよ」
「くすくす、そんな柴様も可愛いですわ」
カーテンから現れる柴様と二人の女性。
片や柴様を支え、もう一方は立位で柴様を犯しています。
両者とも黒いローブを被っており、お尻から生えているきつね色の九本の尾が特徴的でした。
「柴様が戻ってきたわ」「ご無事で何より」
柴様の帰還にハニービー二匹が近寄ります。
「淫らだな」「わたしも混ぜてよ〜」
ホーネットとグリズリーも一緒です。
「今すぐ離れなさい!」
「皆さん……?」
柴様に駆け寄った妻たちが
「しばさまー」「ゆうこさまー」「りいなさまー」「せいえきちょうだいー」
まるで理性を失ったように柴様達にせがみ始めました。
「一体……何が?」
「九尾の妖狐の魔力に充てられたのよ」
と、パール様。
「いやーん、また子宮の中にいやらしい液体が注がれちゃったわ、柴様の変態さん」
彼女は結合部から精の湧水が流れ続けるのをお構い無しに腰を降り続け
ベロ、グチャッ、チュバ、ジュル
「おいしぃ」「あまい」「しあわせ」「もっと」
理性無き妻たちがそのおこぼれを舐め回します
まるで傾国の美女に誑かされた王様から甘い汁をすするよう侍女のように。
「ゆうこさん。次はわたくしの番ですわ」
「ええーっ、もっとヤリタイけど〜百回も出せば充分ね」ズズズ…ズポン「はぃ、リイナ」
栓を抜かれたように彼女の股間から白濁が決壊、同様に柴様の剛直から精液が放出、散布される精を浴び続ける妻たち。
強烈な精の匂いにわたしの理性が飛びそうです。
もし後退の指示に反応しなかったら、わたしもあんな風に……
「柴様、お目覚めの時間ですわ」
リイナと呼ばれし九尾が献身的な手つきで柴様に魔力を流し込みます。
柴様が覚醒し、安心したのも束の間
「リイナ!リイナぁ!」
ケダモノのように彼女を纏う黒いローブを捲り上げ、桃色の肉壁が光る溝に剛直をそのまま突き立てました。
「あん、柴様の堅い性器がわたくしの子宮を、あんっ、メスとしての悦びを感じさせてくれます!」
先程の献身さと裏腹に露骨な喘ぎ声をあげる女狐に
ゴクリ
思わず生唾を飲みこむわたし。
それほどまでに彼女の交わりの際の乱れ方は、女性のわたしですら劣情を誘っているものだと感じます。
アアンソンナニブチコンダラ、オモイッキリツキアゲテ、イヤァッシバサマノケダモノォ!モットスキニナッチャウョ
突如、後方から黄色い喚声と嬌声が木霊します。
「柴様の分身は気絶してたはず?」
「稲荷の魔力と性交が他の分身にも影響を及ぼしてるようね。今の夫は妻達を犯すケダモノよ。リーゼちゃん、覚えておいて」
「パール様?」
「あれが闇の花嫁達の力と性欲よ」
「ほらほらぁ、リイナちゃんのために精を注いじゃえっ」
「ハァハァ!リイナの尻尾モフモフ!ゆうこの尻尾サラサラ!」
「あはっ、柴様ぁそんなに狐の尻尾が気に入りましたか?」
「アタシ達と交わり魔力を溜め込んだ、シンボルだからね、アァンッ、あんた達はアタシのおこぼれが好きなのね」
「はいゆうこさま」「あいえきおいしい」「せいえきも」「こりこりしてる」
「いいわょぉ、その調子でアタシのクリちゃんを、リイナのお尻を舐めなさい!」
「りいなさま」「おしりぷりぷり」「しっぽふかふか」「あなるなめなめ」
九尾のリリラウネ
二人の狐が柴様を凌辱し、魔力に充てられた妻たちが狐蜜と精液に群がる姿は先程のリリラウネと同様、いやそれ以上。
花嫁達が仲良く夫と交じり合うハーレムの国の秩序は崩れ、王と九尾の狐のみを中心とした快楽一色の国へと姿を変えていました。
リイナさんと結合していた柴様が消滅するまではーー
「良かった。分身薬の効果が切れたようですね」
「いいえ、まだ終わってないわ」
ドドドド!
「ようこ!リイナ!」
後方から柴様が脱兎の如く駆けつけ
「正気に戻りなさい!」
パシィーン「あふぅ」
パール様の鞭が柴様に命中、しかし柴様は制止する事なくパール様とわたしの横を通りすぎ
「まだ足りないようね!」
「ようこ」バシッ「リイナ」スパン「ようリイ」ペシペシ
「パール様止めてください!」
バシバシ!
しかしパール様はわたしの制止を聞こうとせず。
パチッ「あ、う」
バタッ
「ハァハァ……やっと、止まったわ」
「パール様、いくら何でもやりすぎです……」
「ハァハァ……これくらい調教しなきゃ、正気に戻らないわ……」
「ハッ!俺は一体?」
「……やっと正気を戻ったようね」
※眠らずの国・王城※
※ラーモ視点※
「ーーてな具合で、パール様は柴様を正気に戻すまで鞭攻めにするんだろうな」
「あの、顔色悪いですよ」
心配そうに私を見る白ヴァルさん。
「柴様がベルフィード様の魔性に心を奪われた場合のことを考えてたのです。ベルフィード様はきっとようこ様のような傾国の美女で、リイナ様のように高濃度の魔力を用いて柴様をケダモノにしてワイトを凌辱させては愉悦に浸るんだろうな。でなきゃあんなリクエストなんてしないよ」ガクガクブルブル
「国王は流石にそこまでは……まぁ蜜と触手攻め位はするでしょうが」
「オプション追加もするのですか!?」
「だから……」
「気にしないで、ラーモちゃんは九尾の妖狐と九尾の稲荷をベルフィード様と重ねてるだけよ」
「ここにベルフィード様いらっしゃいます」
ギィィ…
フィリアさんは扉を開けます。
※王の間※
「ベルフィード様、ハーレムの国からの使いです」
「ハーイ、ハーレムの国の案内人ならぬ案内猫のメシャスよ」
「メシャス…まさかチェシャ猫のメシャスか?」
「はい」
「おいこれは一体どういう事なのだ!?ハーレムの国から迎えが来ておるぞ!」
間が悪かったのか、王様の機嫌は最悪です。
私は恐る恐る顔を上げ、玉座に座りし王の姿を捉え
…!
「大変です、皆さん!」
「何を驚いてるの…?」
「オスの魔物がいます!」
「は?」
私は何故かポカンとしてる王の姿を改めて確認します。
鎖骨まで伸びたプラチナブロンドの髪に、魔宝石が沢山入った王冠を被り、半ズボンにマントを覆った少年王。
「オスのワイトか……だから眠らずの国の『王』と呼ばれてるのですね」
「クスクス、ベルフィード様はああ見えて立派なメスよ」
「へ?」
「っていうかさークリマの仲間にも男装の麗人系ワイトがいるよー?」
「ええっ!女の子なの!?言われて見れば中性的な容姿ですけど……」
想像とは大違いの容姿に戸惑を隠せない中
「随分落ち着いてますね」
「……戸惑っていたのが急に馬鹿らしくなってきたのだ」
ベルフィード様は落ち着きを取り戻していました。
※ハーレムの国※
※リーゼ視点※
「行くぞ、カーテンの向こう側へ」
「ええ」
「はい、柴様」
※続く※
※ラーモ視点※
「彼女達は王の謁見に来たのだ、全員持ち場へ戻りたまえ」
「皆の者退散するぞ」
デュラハンの衛兵達は持ち場へ戻りました。
私はリッチ改めフィリアさんの姿に注目します。
生気の無い灰色の肌、胸が隠れる位のローブから見えるほっそりとしたくびれ、細い足の間は何も履いておらずーー
「ローブを羽織っただけですぅ、裸ローブですぅ、エッチな格好ですぅ」
トビラちゃん興奮中
「これはリッチの正装だ」
対して裸ローブのリッチは胸を張って語ります。
「裸だからガチガチンポに即ハメ出来るですぅ!」
「感謝、衛兵とのいざこざは避けられた」
「む、リッチでありながら何故服を着ている?」
フィリアさんはリーチさんの服装を指摘します。
「規律、パール様は外出時の格好には厳しい御方」
「リッチに服を着せるとは、世界の損失だ」
フィリアさんは魔術師
リーチさんは研究者
同じリッチでもキャラの違いがあるようです。肌の色等リッチを象徴する部分は共通していますが。
「ねーねーおねーさん。早く王様に会わせてよー」
「そうだったな、まずは我が王の謁見を……ん?あの馬車は……」
一台の馬車が此方へ向かってきます。
「どうも、フィリア…様」
馬車から顔を出したのはデュラハンの衛兵と同じ鎧を装着したヴァルキリー。
「丁度良いタイミングで戻ってきてくれた。この者らを馬車に乗せてくれぬか?」
「どうして魔物なんかを……」
「あれれー?あの白ヴァルさんおかしなこと言ってるー自分も魔物なのにー」
「ぎくっ!別に好きで魔物化したわけではありません、元はと言えば国王が「過ぎた事をグチグチ言う暇があるなら扉を開けたらどうだ、それに他国の魔物から魔物の善悪を聞くいい機会であろう」
「すみません、フィリア様……どうぞお乗りください」
フィリアさんに説教された白ヴァルさんが馬車の扉を開け、私達は乗車、馬車が動きだし城へと向かいます。
「美味しそうですね」
「ラーモちゃんは白ヴァルさんの身体が美味しそうに見えるのですか?」
「白ヴァルが食べる蒸し芋が美味しそうと言ったのです!」
「魔界の作物の安全性を確認するためです」ハムッモグモグ…
「美味しそうに睦びの野菜を頬張ってるわね、ウチのヴァルキリーと大違い」
「貴女達の仲間にもヴァルキリーがいるのですか?」
「名はヴァラ。使命の為ならあたしにも聖剣を向ける娘よ」
「あの、詳しく聞かせてもらえませんか?」
白ヴァルさん興味津々。
「そうね、まずはこの娘がうっかり立ち入り禁止の場所に入り込んだ時の事を話してあげる」
「ちょっとメシャスさん、嫌な思い出を」
「本人の意見は無視しまーすヴァラちゃんの白い聖剣がラーモちゃんの喉元に突き付けられてーー」
※魔王城・ハーレム部屋・黒カーテン内側※
※リーゼ視点※
その白い聖剣はわたしの喉元を正確に狙っていました。
「下がれ」
わたしは彼女の言葉に従い、ゆっくりと、後退します。
「覚えておけ、カーテンから先は立入禁止だ」
わたしは白い聖剣の持ち主の全体像を把握します。
絵画に描かれし天界からの使者
真面目かつ冷静な視線、清楚な青い鎧を纏いし白き戦乙女、ヴァルキリー。
「どうしてヴァルキリーがここに?」
「前に侵入してきたキキーモラと同じ質問だな」
堪に触ったのか剣先が胸元へ接近。
「私は自らの意志で天界へ離反した。妹とは違う」
「ヴァラちゃん、その剣を下ろしてくれないかしら?」
「……パール様の命令ならば」
ヴァラと呼ばれたヴァルキリーが剣を下ろします。
「ヴァラちゃん、こっちの番人の務め、果たしてるみたいね」
「主の命令なので」
「その主の分身が向こうへ迷い込んだのよ」
「存じております」
「悪いけどこちらに連れ戻してくれないかしら」
「了解しました」
まるで闇に溶け込むようにヴァラさんがカーテンの中へと戻ります。
「大丈夫?リーゼちゃん」
「いきなり剣を突き付けられて驚いただけです。それにしてもあのヴァルキリーは一体?」
「あの娘はハーレムの国の境界を守る白き番人よ」
「白き、番人?」
「そして彼女はハーレムの国の境界を守る黒き番人よ」
「黒き、番人?」
カーテンから人影。
あのヴァルキリーが柴様を連れてきてくれたのかと思いました。
黒き戦乙女が現れるまでは。
絵画に描かれし万魔殿からの使者
真面目でありながら好色的な視線、背徳的な鎧を纏いし黒き戦乙女、ダークヴァルキリー。
ただ、顔立ちは先程のヴァルキリーに似ていたので
「ヴァラ、さん?」
「姉のような堅物と一緒にするな」
黒き刃がわたしの下腹部へと突き付けられます。
「私は己の内に眠る欲望に気付き、より深みへと堕ちたのだ」
剣先から子宮が疼くのを感じます。
「キリカちゃん、その剣を下ろしてくれないかしら?」
「……パール様の命令ならば」
キリカと呼ばれたダークヴァルキリーが剣を下ろします。
「キリカちゃん、向こうの番人の務め、果たしてるみたいね」
「主の命令なので」
「その主の分身が向こうに迷い込んだのよ」
「存じております」
ヴァラさんと同様事務的な態度をとるキリカさん。
「なのでゆうこ様とリイナ様が主の来訪を手厚く歓迎してくれました」
「ウワァァァ…」
「あらぁ〜柴様ったら、ちょっと腰を動かしただけでオチンポを大きくするなんて、アタシの中身はギチギチよ」
「くすくす、そんな柴様も可愛いですわ」
カーテンから現れる柴様と二人の女性。
片や柴様を支え、もう一方は立位で柴様を犯しています。
両者とも黒いローブを被っており、お尻から生えているきつね色の九本の尾が特徴的でした。
「柴様が戻ってきたわ」「ご無事で何より」
柴様の帰還にハニービー二匹が近寄ります。
「淫らだな」「わたしも混ぜてよ〜」
ホーネットとグリズリーも一緒です。
「今すぐ離れなさい!」
「皆さん……?」
柴様に駆け寄った妻たちが
「しばさまー」「ゆうこさまー」「りいなさまー」「せいえきちょうだいー」
まるで理性を失ったように柴様達にせがみ始めました。
「一体……何が?」
「九尾の妖狐の魔力に充てられたのよ」
と、パール様。
「いやーん、また子宮の中にいやらしい液体が注がれちゃったわ、柴様の変態さん」
彼女は結合部から精の湧水が流れ続けるのをお構い無しに腰を降り続け
ベロ、グチャッ、チュバ、ジュル
「おいしぃ」「あまい」「しあわせ」「もっと」
理性無き妻たちがそのおこぼれを舐め回します
まるで傾国の美女に誑かされた王様から甘い汁をすするよう侍女のように。
「ゆうこさん。次はわたくしの番ですわ」
「ええーっ、もっとヤリタイけど〜百回も出せば充分ね」ズズズ…ズポン「はぃ、リイナ」
栓を抜かれたように彼女の股間から白濁が決壊、同様に柴様の剛直から精液が放出、散布される精を浴び続ける妻たち。
強烈な精の匂いにわたしの理性が飛びそうです。
もし後退の指示に反応しなかったら、わたしもあんな風に……
「柴様、お目覚めの時間ですわ」
リイナと呼ばれし九尾が献身的な手つきで柴様に魔力を流し込みます。
柴様が覚醒し、安心したのも束の間
「リイナ!リイナぁ!」
ケダモノのように彼女を纏う黒いローブを捲り上げ、桃色の肉壁が光る溝に剛直をそのまま突き立てました。
「あん、柴様の堅い性器がわたくしの子宮を、あんっ、メスとしての悦びを感じさせてくれます!」
先程の献身さと裏腹に露骨な喘ぎ声をあげる女狐に
ゴクリ
思わず生唾を飲みこむわたし。
それほどまでに彼女の交わりの際の乱れ方は、女性のわたしですら劣情を誘っているものだと感じます。
アアンソンナニブチコンダラ、オモイッキリツキアゲテ、イヤァッシバサマノケダモノォ!モットスキニナッチャウョ
突如、後方から黄色い喚声と嬌声が木霊します。
「柴様の分身は気絶してたはず?」
「稲荷の魔力と性交が他の分身にも影響を及ぼしてるようね。今の夫は妻達を犯すケダモノよ。リーゼちゃん、覚えておいて」
「パール様?」
「あれが闇の花嫁達の力と性欲よ」
「ほらほらぁ、リイナちゃんのために精を注いじゃえっ」
「ハァハァ!リイナの尻尾モフモフ!ゆうこの尻尾サラサラ!」
「あはっ、柴様ぁそんなに狐の尻尾が気に入りましたか?」
「アタシ達と交わり魔力を溜め込んだ、シンボルだからね、アァンッ、あんた達はアタシのおこぼれが好きなのね」
「はいゆうこさま」「あいえきおいしい」「せいえきも」「こりこりしてる」
「いいわょぉ、その調子でアタシのクリちゃんを、リイナのお尻を舐めなさい!」
「りいなさま」「おしりぷりぷり」「しっぽふかふか」「あなるなめなめ」
九尾のリリラウネ
二人の狐が柴様を凌辱し、魔力に充てられた妻たちが狐蜜と精液に群がる姿は先程のリリラウネと同様、いやそれ以上。
花嫁達が仲良く夫と交じり合うハーレムの国の秩序は崩れ、王と九尾の狐のみを中心とした快楽一色の国へと姿を変えていました。
リイナさんと結合していた柴様が消滅するまではーー
「良かった。分身薬の効果が切れたようですね」
「いいえ、まだ終わってないわ」
ドドドド!
「ようこ!リイナ!」
後方から柴様が脱兎の如く駆けつけ
「正気に戻りなさい!」
パシィーン「あふぅ」
パール様の鞭が柴様に命中、しかし柴様は制止する事なくパール様とわたしの横を通りすぎ
「まだ足りないようね!」
「ようこ」バシッ「リイナ」スパン「ようリイ」ペシペシ
「パール様止めてください!」
バシバシ!
しかしパール様はわたしの制止を聞こうとせず。
パチッ「あ、う」
バタッ
「ハァハァ……やっと、止まったわ」
「パール様、いくら何でもやりすぎです……」
「ハァハァ……これくらい調教しなきゃ、正気に戻らないわ……」
「ハッ!俺は一体?」
「……やっと正気を戻ったようね」
※眠らずの国・王城※
※ラーモ視点※
「ーーてな具合で、パール様は柴様を正気に戻すまで鞭攻めにするんだろうな」
「あの、顔色悪いですよ」
心配そうに私を見る白ヴァルさん。
「柴様がベルフィード様の魔性に心を奪われた場合のことを考えてたのです。ベルフィード様はきっとようこ様のような傾国の美女で、リイナ様のように高濃度の魔力を用いて柴様をケダモノにしてワイトを凌辱させては愉悦に浸るんだろうな。でなきゃあんなリクエストなんてしないよ」ガクガクブルブル
「国王は流石にそこまでは……まぁ蜜と触手攻め位はするでしょうが」
「オプション追加もするのですか!?」
「だから……」
「気にしないで、ラーモちゃんは九尾の妖狐と九尾の稲荷をベルフィード様と重ねてるだけよ」
「ここにベルフィード様いらっしゃいます」
ギィィ…
フィリアさんは扉を開けます。
※王の間※
「ベルフィード様、ハーレムの国からの使いです」
「ハーイ、ハーレムの国の案内人ならぬ案内猫のメシャスよ」
「メシャス…まさかチェシャ猫のメシャスか?」
「はい」
「おいこれは一体どういう事なのだ!?ハーレムの国から迎えが来ておるぞ!」
間が悪かったのか、王様の機嫌は最悪です。
私は恐る恐る顔を上げ、玉座に座りし王の姿を捉え
…!
「大変です、皆さん!」
「何を驚いてるの…?」
「オスの魔物がいます!」
「は?」
私は何故かポカンとしてる王の姿を改めて確認します。
鎖骨まで伸びたプラチナブロンドの髪に、魔宝石が沢山入った王冠を被り、半ズボンにマントを覆った少年王。
「オスのワイトか……だから眠らずの国の『王』と呼ばれてるのですね」
「クスクス、ベルフィード様はああ見えて立派なメスよ」
「へ?」
「っていうかさークリマの仲間にも男装の麗人系ワイトがいるよー?」
「ええっ!女の子なの!?言われて見れば中性的な容姿ですけど……」
想像とは大違いの容姿に戸惑を隠せない中
「随分落ち着いてますね」
「……戸惑っていたのが急に馬鹿らしくなってきたのだ」
ベルフィード様は落ち着きを取り戻していました。
※ハーレムの国※
※リーゼ視点※
「行くぞ、カーテンの向こう側へ」
「ええ」
「はい、柴様」
※続く※
14/06/29 21:40更新 / ドリルモール
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