連載小説
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快方の治療と解放の診療所
Μナース診療所Μ
Μ初太視点Μ



「満知子さん平也さん、ナースさんの治療が終わるまで横になって」

「はぁはぁ、ごめんね、マドラさん。診療所まで、運んで、貰って」
「いいよ、困った時は助け合うのは当然の事だよ」

「うーん」
「どうしたの初太」
「ナースっていう人は信用出来るのかなって、魔物娘が人間の女性を自分と同じ魔物娘に変えるのは当然の事とはいえ、発情を治してくれるのかと思ってさ」
「ナース先生は(性的に)治療をしてくれる看護婦だから大丈夫だよ」

「なら、安心だな」
「いや、いや、安心するのは、どうかと思うわよ」
「(性的に)治療してくれるなんて不思議の国らしいじゃないか」
「医者は、医者はいないの?」

「ナースさんの夫にイーシさんという医者がいますよ」
「ならその医者に頼むわよ」
「でもいつもナースさんに骨抜きにされて、余程のことが無いかぎり診察しませんよ」
「ズゴーッ、よくそんなんで経営出来るわね」
「ナースさんと助手のシャンプさん、あとは夫目当ての臨時看護婦で経営してるから」
「結局は夫目当てなのね」


「ふぅー、何だかいい気分♪」


「治療室から女の子が出てきたぞ」
「頭にキノコ、魔物化したようだね」

「Μ-810ちゃん。どう?マッドハッターになった気分は?」

「あの女性がナースさんだよ」
「看護師服を模した桃色の燕尾服に、ナースキャップを着用しているのか」

「はい、ナース先生。頭の中はキノコでいっぱいなのに、不思議と心が落ち着いています」
「マッドハッターのキノコは思考を活性化する作用があるからね」
「ああ、早く男の人のキノコが欲しいな」
「素敵な人が見つかるといいわね」
「はい、夫と繋がり帽子を増やして、魔物化の幸福を私の仲間達にも分けてあげます」
「お大事に〜」


「あら、マドラちゃんにムッギちゃん♪」
「ナース先生、初太の友達二人が鶏に襲われ発情してしまったの」
「こんな風に」

「はぁーはぁー」
「うーごーけーなーいー」

「まぁ大変、早速治療室で処置しましょう。シャンプちゃんも手伝って」
「はい、先生」

「マドラちゃん」
「はい」
「それと、そこの君」
「……え、俺ですか?」
「初太君だっけ、マドラちゃんと一緒に治療の立ち会いをしてくれる?」
「え?何で」
「今夜のお楽しみにいいかなと思って」
「だから何故立ち会い?」

「ナースさんは自分の治療を人に見せたがる癖があるの」
「何て性癖だ、と言いたいがそれがあの人の「普通」なんだな」

「大丈夫よ、ちゃんとお友達を治してあげるからね♪」


Μ治療室Μ


「はい、ウンディーネの天然水。これを飲めば失った魔力を回復出来るわよ」
「有難うございます、ごくごく」
「今、媚薬の類を飲んでも火に油を注ぐだけだからね」
「ふぅー」
「少しは落ち着いたようね。次は身体の疼きを治めるわ」
「えっ?疼きを治める?」
「安心して、旦那様と直接交われと言わないわ。この私、ナースのテクニックで気持ち良くさせるわ」
「それって、ホントに治療ですか?」
「快楽は弱いけど、短時間で治るわ。火照った身体を慰めてア・ゲ・ル」
「ちょっと、ひいっ、いきなり膣を攻めるの?」
「あらあら、ひょっとして夫以外に触られるのはじめて?」
「当たり前じゃない!」
「大丈夫よ、嫌がることはしないから、魔力を注いで性交した気分になって、膣を刺激するだけだから」
「そ、そうなの先生?」
「私を信じて、ほらその眼鏡を外して、私の顔をよく見て……」
「あの、眼鏡は、あっ、外されてっ、な、ナース、先生って結構美人なんですね」
「ウフフ、ありがと、でも私より想像すべき顔があるでしょ?」
「へ、へーくん」
「そうよ、これから私がやることをへーくんがやってると思ってね」
「はい、先生」
「すりすり……」
「うっ、へーくん」
「なでなで……」
「いやっ、へーくん、焦らさないでっ」
「スパッツを脱ぐわよ」
「う、うん」
「次はパンティを脱ごうか」
「早く脱がせてよ」
「焦っちゃだーめ」
「やっと脱げたのね」
「じゃあ、ゆっくり少しずつ刺激しましょうね」
「……ふぅー、ふぅー、うっ、うくっ、いやっ、いやぁん、はぁー、はぁー、先生、少しずつ身体が火照ってきます」
「少しずつ、少しずーつ、刺激を与えてるから徐々に気持ち良くなるでしょ、だけど理性を失わない」
「理性を?」
「もし、激しく性交をしたら、理性を失ってへーくんを襲ってたのよ」
「そうだったんだ……ひっ、イクっ!」
「ウフフ、膣から液が流れ出てますよ、気持ちいいですか?」
「はい、でも、くせにもならず、不愉快でもありません」
「最後まで見届けてあげますからね」
「はいっ、ナースっ、先生っ、イクっ!」


Μ満知子治療完了Μ


「ふぅー、何だかすっきりした気分」

「これで彼女の発情は治まったわ。しばらく安静にすれば元気になるわよ」

「よかったな、満知子」
「ふん、初太に心配される筋合いは無いわよ」

「次は夫のほうね。発情と疲労、そして幼児化を治すわ」
「幼児化も治せるのか?」
「治療法は簡単よ、奥さんの手で治療して貰うわ」

「ハイ!?」
「満知子、安静にしてろよ」

「安静にしてられるか、何でアタシがへーくんの治療をするの?クッキーも、鶏も、全てへーくんの自業自得なのよ!」
「夫としては可愛い奥さんに治して貰ったほうが嬉しいじゃない。もし未婚の男性だったら未婚のスタッフが担当してゴールインだったけどね」
「治すって具体的にどうするのですか?」
「体内の毒素を抜くのよ」
「だからどういうことなの?」
「満知子ちゃんが、へーくんのオチンポをシコシコピュッピュッするだけよ」
「なるほど、じゃ無いわよ!さっき安静にって言ったばかりでしょ」
「無理しなくていいの、優しくシコシコすれば、あっという間にイクように魔力を注ぐから」
「……判ったわ、ナース先生の腕前はアタシ自身が信頼してるから」
「じゃあ、へーくんに魔力を注いで、身体中の毒素をオチンポに集めましょう♪」

「うっ、あー、なんだか、からだぜんたいがきもちよくてなにかがうごいてる」
「それは私の魔力がへーくんに溜まった悪いモノを一ヶ所に集めてるからよ」
「そうなんだ、あれ?こかんがあつい」
「ウフフ、オチンポに血液が溜まって勃起するように、へーくんのオチンポは悪いモノが溜まってパンパンよ」
「うー、ぎんぎんするよー、なのにでそうにでないよー」

「へーくん、しっかりして」
「満知子ちゃん、あなたの手で、へーくんのオチンポを解放し、へーくんを快方してあげて」
「……しーこ、しーこ」
「ひゃあっ、まちこ、きもちいいよ、にょうどうからきもちいいのがながれてくる」
「しーこ、しーこ、しこしこ、シコシコ」
「でるよ、でるよ」
「出して、へーくんの精液が出るところ、見たいの」
「ーーー!」

「平也の陰茎から、大量の精液が噴出した!」
「スゴい、初太とは違った、激しさを感じる……」
「ん?平也の身体が大きくなってる」
「……元の身体に戻るみたいだね」

「へーくんの、へーくんの精液っ、あっ、美味しい、凄く美味しいっ」
「まちこ、満知子っ!」


Μ平也治療完了Μ


「ふぅースッキリしたよ、ありがとう満知子」
「ううん、お礼なら先生に言って」

「良かったねー夫婦揃って元気になれて♪」

「ありがとうごさいます、ナース先生、それで治療費のほうは」
「治療費は不要よ」
「ここも無料ですか?」
「治療といっても、あくまで患者同士のセルフサービスだし、それに他人の性行為を見ると興奮して子宮が疼いちゃうからお金以上の価値があるわぁ♪」
「まさか、アタシがへーくんを治療してときも興奮してたの?」
「そんなの当然でしょ♪」
「何、その口に出すまでも無いような台詞」
「今日はマーチヘアの治療に携わることが出来て良かったわ、今夜はより淫らに夫の診察が楽しめそうね♪」
「そうですか、どういたしまして」
「ああん♪想像しただけでもう、予定を繰り上げて診察しちゃおうっと」

「ナースさん、勝手に診察しに行ったぞ。大丈夫なのか?」
「大丈夫ですよ、急患が来たらナースコールで呼びだせばいいので」
「それでいいのかよ」
「わたしも魔力侵食による発作で苦しんでだときも、深夜に関わらずわたしを治療してくれました」
「治療、それって魔物化か」
「はい、先生の快方により、人間だった頃のしがらみから解放してくれたのです。夫を得た後もナース先生の下で看護婦の仕事を続けています」
「しがらみからの解放ね……」



「あなたー早速診察しましょうねー♪」
「ああ、よろしく頼む」



「先生!?寝室で診察しないのですか?」
「シャンプちゃん、たまには治療室で夫を診察するのも悪くないと思って♪」

「やぁ初めまして、僕はイーシ、この診療所の医者だ」
「医者なのにナースキャップを被ってるのかよ。燕尾服の上に白衣はともかく」
「妻からの贈り物だからね」

「初太もぼくと同じ帽子を被ってるじゃないか」
「確かにそうだけどさ」

「診察のお時間ですよー。脱ぎ脱ぎしましょうね」

「むむ、ボタンの外し方は実に丁寧だ」
「へーくん、なに解説してるの?」

「じゃあ、聴診器で心音を計りまーす」

「ひゃうっ、医者が微かな反応を示した、触覚が聴診器の冷たさに反応したみたいだな!」
「へーくんが反応してどうするのよ」

「心音は安定してますねー」

「おおっと、ナースさんがさりげなく自分の服のボタンを上から一つずつ外してゆくぅ!」
「何故先生もボタンを外すのよ」

「あれあれー心臓の鼓動がだんだん早くなってきましたよ〜」

「それもそのはず、今の医者は、ナースさんの服から見える谷間に釘付けだからさー!」
「ちっ」

「満知子、舌打ちするなよ」
「初太がツッコミを入れた」

「どうしたのかなー、どんどん心臓の鼓動が早くなりますよー」

「胸がっ、ナースさんの胸が、医者の胸にゆっくりと押し当てられ谷間が潰れてゆくー!」
「ぐぬぬ……」

「あっ、あなたの心臓の鼓動が私の胸に伝わってゆく……」

「ナースさんも顔を赤くしている、きっとナースさんの心臓の鼓動も医者と共振を起こしてるに違いなーい!」
「ナース先生も重病よね、治療が必要よね?」

「だから満知子も落ち着けよ」

「これじゃ、よく聞こえないわ、胸を露出しなきゃ」

「ぬおー、マッドハッターの燕尾服がオープンしたー!巨乳丸見え!」
「今、おっぱいがぷるんって揺れたよね?」

「これで心臓の鼓動がよく聞こえるわ」

「おっぱいが、胸板に押し付けられたぞー」
「凄く、潰れてる」

「心臓の鼓動がまだ激しい、薬を服用しなくちゃ」

「おや、ナースさんがズボンを脱いで、パンツが顕になった」
「と、トランクスですって?」

「男用の下着、サンドラさんの言ってた通りだ!」
「この里のマッドハッターは下着は男物を履いてるからね。全員と言うわけじゃないけど」

「トランクスを脱いでっと」

「ナースさんのトランクスと股から一本の線がっ、濡れていたのは本当のようだ!」

「はーい、嗅ぎ薬ですよー、私が履いていたパンツの匂いを嗅いで落ち着いてくださいねー」

「ナースの匂いが染み付いたパンツが、医者の鼻に、鼻にっ!」
「嗅ぎ薬って何よ?」

「あれー、今度はズボンが棒状に膨れてますよ?」

「妻の匂いに嗅覚が反応したから仕方がない!」
「流石インキュバスのペニス」

「ズボンを脱いで、きゃっ、すっかり膨張して」

「ナースさんが露出したペニスを持って、自分の膣に当てて、ゆっくりと挿入したぞっ」
「思い切り入れないのがポイントね」

「はうっ、はうっ、あうっ!」

「ゆっくりと腰を振る」
「激しくせず、リズムよくか」

「あっ♪」

「イったー!」
「これが、マッドハッターの性交……」

「焦らないで、少しずつ、少しずつ、出してくださいね♪」


Μ診察終了Μ


「お大事に〜」

「だいぶ日が落ちてきたわね」
「満知子さん、雑貨屋に買い物に行きませんか?生活用品から、フルーフ夫妻が里の周辺から調達した商品があるのです」
「フルーフ夫妻?」
「変わった乗り物に乗って配達をする夫妻のことでーー」

「何かがこっち来るぞ!」

キキーッ

「やあ、マドラちゃん」
「フルーフさん」

「ちょっと、バイクで突っ込まないでよ」
「サイドカー付きのバイクか」

「君たちばいくを知ってるの?」スポン

「ヘルメットを脱いだら」
「女の人!?」
「フルーフよ宜しくね」



Μ続くΜ
14/03/24 23:02更新 / ドリルモール
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■作者メッセージ
ドリルモールです。

 今回は診療所の話です。
 ムッギとワーラは平也たちの回復を確認した後、養鶏場へと戻りました。

 次回は雑貨屋の話、精補給が出来る食品から、他の町で売っている奇妙な道具まで色々な商品が初太たちを翻弄します。

 今回出てきたキャラクター紹介は次回出す予定です。



Μ



用語集
【ナース診療所】
 タマゴの里にある、ナース夫妻が経営する診療所。

 魔物娘及びインキュバスは病気をしにくいので、治療は主に発情した身体を鎮静したり、魔力が侵食された来訪者を魔物娘及びインキュバスに変える。

 ベッドには治療用の魔法陣が刻まれており、(性的な)刺激を与えれば痣や痛みを治す事が出来る。

 職員はマッドハッターのナース、夫のイーシ、助手のシャンプの三人で、他にも臨時看護婦がいるが、彼女達は治療に来た未婚の男性を夫にすることが目的であるため、入れ替わりが激しく、現在臨時看護婦はいない。

 魔物娘単独で治療に来た場合はナースが、男性単独が来た場合は、シャンプと前述の臨時職員が担当し、夫婦で来た場合は夫婦同士の性行為で治療をする。因みに夫は毎日、妻から骨抜きにされているため、緊急事態で無いかぎりは治療をしないのが殆ど。

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