連載小説
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第二話
В魔王城・医務室В
Вビューティ視点В

В夢В

空を飛べる魔物にも、変身出来るかって?

出来るよ、図鑑変化ワイバーン

ほら、飛べる

乗せてほしい?

うーん、パパから、遠くへ行くなって、言われてるけど

いいよ、城の周りなら、飛んであげる

しっかり捕まっててね、ジンフ、ボイン、ウール

どう?魔界の空は?

ジンフの壺、固いね

ボインの胸、柔らかい

ウールの毛、ふわふわしてる

あれ?急に、眠く、なって

あたし、落ちてる?

誰かが、あたしを守って、くれてる

危ないよ、地面にぶつかるよーー


В


「パパ!?」


「御姉様!」
「お姉様〜」
「姉上!」

「ハァハァ、キャサリン、バブリー、ウォッカ……ここは、どこ?」
「医務室です」
「ベッドのうえ〜」
「姉上を看病していた」

「そう……久々に、あの夢を、見た」

「やっと起きたのね」
「おはようやんね」
「ビューお姉様が」
「めざめた」

「アンジェ姉さん、クリア、ラヴ、ピーシュ」
「ビューティ、あんた過労と魔力の使い過ぎで倒れたのよ」
「キャサリン達に聞いたやんね、丸二日、不眠不休で兵士達を魔物にしたって」

「だからアンジェラさん経由で、私達の魔力を御姉様に注いだんです」
「魔力注入〜」
「良かった元気になって」

「まさか、アンジェ姉さん、その髪の毛で、キャサリン達の魔力を喰ったの?」
「ほんの少しだけよ」
「キャサリン達がどうしてもって……殆どはウチとアンジェ姉の魔力を注いだやんね」

「貴女達……」
「御姉様が私達を魔物にしてくれました」
「最初は怖かったけど〜」
「人間だった頃の柵を解放してくれた姉上には感謝してる」

「いいの?あたしは、貴女達を強制的に、魔物にしたのよ?」
「魔力を注がれたときに感じました」
「お姉様の悲しみを〜」
「姉上が如何に父が大好きかと言うことを」

「皆、ありがとう」
「あの、御姉様」
「お姉様〜?」

「キャサリン、バブリー、落ち着きが無いよ」
「そろそろ、あの勇者を」
「食べていい〜?」


「畜生、縄を解けー!」


「いいよ、ただし性的にね」
「やったー、早速大浴場で泡洗いー♪」
「お〜」
「アタシはパス、弱い奴の精液は不要だ」

「蟹女、俺を鋏で持ち上げるな!」

「まって、あたしも、大浴場に行く、御姉様として、性交を見届ける」
「ビューティ、まだ安静にしてなきゃ」
「流石、ビュー姉やんね、ウチもついて行くんよ」
「私も行く!」
「おふろ、おふろ」
「姉上が行くのなら、アタシも行こう」


「……仕方ないわね、私も行くわ、大浴場に」


В大浴場・シャワー室В


勇者様、まずはシャワーを浴びましょうね
勇者さま〜熱くない〜?熱かったら言ってね

身体が大分暖まってきたね
あは〜あったか〜い


「成る程、それでパパが昔書いた詩を纏めた本が、反魔物国家中に広まったのね」
「魔界では詩集が出版されてなかったから、今まで明るみに出なかったの」
「その事実を知った父様が、精神的なショックで倒れたやんね」


はい、コップにうがい薬を注いだからこれでうがいしてください
飲んで飲んで〜

えっ?緑色で気持ち悪いから飲めないって?
ガ〜ン


「二人が、他のリリムに、詩集の事を話してるの?」
「詩集の件は、妹のエルゼルが皆に説明してるやんね」
「私も他の姉妹と一緒に、彼女の話を聞いたの」


困ったなあ、バブリーちゃんの身体で作ったうがい薬なのに
え〜ん

そんなに飲むのがいやなら
強引に飲ませる〜


「なら、私に見せた詩集は?」
「あの詩集は、知り合いのクロが届けてくれた物やんね」


ほーら、口の中で、バブリーちゃんに犯されてますよ?
ウフフ〜美味しい?ねえ美味しい〜?

アララ、オチンポがキュイーンと立ってるね
勃起した〜


「クロが住む街は、商人の交流が盛んやんね。中には反魔物領出身の商人もいるんよ」


ビックビックして苦しそう
詰まってるんだ〜

だったらオチンポを弄って汚れを出してあげましょう
白い汚れが出るよ〜


「だから、クロに詩集を探して貰って、あれば譲ってもらうよう頼んだんよ」
「反魔物領出身の本売りが詩集を販売してたから、速達で送って貰ったわ」


太いオチンポを握って、オチンポを上下に擦るように動かして
シコシコ〜

中に詰まった汚れを尿道口へ移動させます
シコシコシコシコ〜


「何故、そこまでして、詩集を手に入れたの?」
「ビューティ、貴女に説明するためよ」


オチンポが太くなってきた
ビックビク〜先っぽから透明な汚れが出てきた〜パクっ

バブリーちゃん気が利くね。汚れが飛散しないよう、オチンポを咥えるなんて
フェラフェラ〜


「ビューティ、貴女には自身を別の姿へと変身する能力がある。だから、リリムとは別の魔物娘に化けてここに来る可能性もあった」
「居もしない勇者を探すならまだしも、両親が大好きなビューティの事だから、看病中の両親に会う可能性もあったやんね」


私はオチンポを擦り続けるわ。シコシコ
じゅぼっじゅぼっ〜

オチンポが喜んでるね♪
いやらひい〜


「エルゼルも他の姉妹の説得に忙しかったやんね」
「彼女に負担を増やさないよう、私達だけでビューティを探す事にしたの、無論エルゼルはこの事を知らないし、私達とエルゼルの間には面識は無いわ」


シコシコシコシコ
じゅぼっじゅぼっじゅぼっじゅぼっ〜

あっ、飛び出た
汚れがどんどん出てくる〜美味ひ〜い


「アンジェ姉さん、クリア、ごめんなさい。あたし、焦ってた、パパが重傷を負ったと聞いたとき、昔の事を思い出して……」
「ビューお姉様?」
「気持ちは判るわ、ビューティにとって、父の負傷は大問題だからね」
「だいもんだい?」

スゴい、勢いが止まらない、バブリーちゃんを白く染めてる
精液美味しい〜

次は、洗い場で身体を洗ってあげる
キャサリンちゃんの甲殻マンコから出す泡でね〜

「……続きは洗い場でしましょ」
「うん、アンジェ姉さん」


В大浴場・洗い場В


勇者様の身体を私の泡で綺麗にしてあげる
キャサリンの腕はピカイチだよ〜

鋏で持ち上げますよ。痛くしないから、じっとしてくださいね
もう甲殻から泡が溢れてる〜


「ビューティ、落ち着いた?」
「うん、大分落ち着いた」


私の甲殻オープン
蟹開き〜

どう、泡がぶくぶくしてるでしょ?
オマンコが見れると思った〜?スケベ〜


「ずっと昔の話、あたしが、五歳の頃だったかな?」


私のブラシで身体を洗ってあげる〜
あげる〜

ごしごし、足が綺麗になりましたー
ました〜


「クリアの誕生日パーティー、あたしと友達は、バルコニーを出て、ワイバーンに変身、友達三人乗せて、城の周りを飛んだ」


次は腕を洗うよ、腕は手の平で洗ってあげる
気持ちいい〜?

ごしごし、腕が綺麗になりましたー
ました〜


「友達の一人である、ワーシープが、私の身体にしがみ付いてきたら、急に眠くなって」


次は胸を洗うよ、胸は密着して洗ってあげる
ウフフ〜キャサリンのちっぱいボディでコシコシ〜

ふう、綺麗になった。最後はオチンポね
泡でコシコシ〜


「変身が解けて、落下した」


下半身を包むくらい、泡を一杯吹きかけるよ
泡だらけだ〜

ぬるぬる泡でオチンポを洗いまーす
ま〜す


「友達三人は、偶々近くのバルコニーにいた、ネレイスとチェシャ猫に助けられバルコニーへ、駆け付けてきたパパはあたしを庇って、地面に衝突した」


ゴシゴシ、ゴシゴシ
コシコシ〜

あっ射精した
コシコシコシコシ〜ビュ〜


「幸いにも、木がクッションになったから、あたしは無傷、パパは片腕を骨折するだけで済んだけど、子供のあたしにとって、とてもショックだった」


まだ綺麗じゃないから、洗い続けるよ
洗ってる間もまだ出るかもね〜

亀さんを手の平で、キュッキュツ
先っぽナデナデ〜


「お父様にそんな過去が」
「あったなんて」
「ラヴ、ピーシュ、既に昔の話やから気にする事ないんよ。今は夫婦喧嘩で世界がヤバイやんね」


あー今度は手の平で射精したね
変態さんだ〜

えっ?何だかムラムラしてきたから君を犯したい……
やっと堕落したね〜


「ビューティが不安になるのも判るわ。私も勇者がたった一人で城に乗り込んだと聞いたときは、肝を冷やしたわ」
「肝を冷やす?」
「どうして?」

「あれは、私が赤ん坊だった頃ーー」


判ったわ、拘束を解けばいいのね
キャサリンは勇者を放した〜

あっ、勇者様が脱衣場へ走りだした!?
待って〜


「ーー魔王城に攻め込み、実際に母と対面した女勇者がいた……って、言ってる傍から、勇者が逃げ出したわよ!」
「大丈夫、」


ウォッカさんが!?
勇者を取り押さえた〜

「万が一に備えて、ウォッカに監視させていた」
「ホッ良かった……」

「俺は良くねぇ!」


В脱衣場В


「まっ結果的に私達の魅力に骨抜きにされたからいいか」
「魅了〜」

「それはどうかな?」
「「え?」」

「俺は魅了されていない、お前達に魅了されたフリをして脱走の機会を伺っていたのだ」
「ナニ!?」
「嘘〜?」

「話は聞かせてもらった、デマに惑わされ、リリム達が一斉に魔王城へ集まっている今が好機、我がエネミス帝国の討伐隊が、リリムを一網打尽にする!」
「えっ!?」
「そんな」

「安心しろ、幼いリリムは人質兼奴隷にしてやる」
「どうしよう」
「こわいよぅ」

「大丈夫、心配無いわ」
「ビューお姉様」
「おねえさま」

「君、名前は?」
「ふん、俺達は魔物を討伐するためだけに生まれた兵士、名前は無く、文字と番号で区別される」

「それでも、いい」
「……俺は『O-721』と呼ばれてる」

「ねぇ、オナニー君」
「何その呼び名!?」

「オナニー君は、エネミス帝国出身って言ったよね?実はーー」


「あの、この中にクリア様はいらっしゃいますか?」

「配達人だ」
「ワイバーンだ」
「ワイバーンの、配達人!?」

あたし、驚く。

「お届け物がありまーす」
「ウチがクリアやんね」
「受け取りのサイン下さい」
「ク・リ・ア、と」
「どうも」

クリアは、伝票を読む。

「箱に『リリム姉妹達と一緒にお開けください』と書かれてるんよ?」
「クリア、これもクロ魔女からの注文?」

「ううん、ウチが頼んだのは詩集だけやんよ」
「お歳暮かな?部屋に戻って、開けてみよう」

あたし達は、服を着て、脱衣場を後にした。

「おい、話の続きは?」
「オナニー君、その話は後」


В魔王城廊下В


「改めて今回の件はアンジェ姉とビュー姉が納得してくれて良かったやんね」
「やっと、スターシャンへ帰れるわ」
「贅沢を言うなら、パパの御見舞いに行きたいけど、今、面会するのは、あまり良くない」
「結局お姉様、来なかったね」
「そうだね」

「二人共何言ってるのよ、ビューティなら来たじゃない」
「そうやんね。他の姉妹なら、エルゼルに任せるから心配いらないやんね」

「そうか、エルお姉様が説明してくれるよね」
「エルゼルおねえさまにまかせればあんしんだね」



「「ハートの女王様」」



箱が落ちる音が、廊下中に、響く。



「そう、やんね……あの王女がいたやんね」
「最もタチの悪いリリムがいるのを忘れたわ」

クリア、アンジェ姉さん、顔真っ青。


「あれ?アンジェラ様じゃないですか?」
「またリリム発見ですぅ、今日は何かエロいことが有りそうですぅ」


「あ、貴女達は、この前帰郷した時に会った、キキーモラとマーチヘア?」
「はい、キキーモラのラーモです」
「マーチヘアのトビラです「おおっ、トビラではないか、久しぶりじゃのう」

(°д°)<「ぎゃあっ」「びっくり」『ウオッ!』「何や!」「ひゃっ」「わぁ」「キャン!」「わ〜びっくりした〜」「うおおっ!」「ひゃぅっ!」「びっくりですぅ」

w(οдО;)w<は、箱からリリムが出てきたー!

「喧しいのじゃ!」

バシッ!

「いてっ!」
「オナニーごときが大袈裟に驚きおって」

「あ、あの〜ハートの女王様?何故箱の中に?」
「……」

「……」

「……おっ!そうじゃった」

ハートの女王が『大成功』と書かれたプラカードを掲げ

「お歳暮だと思った?残念、ハートの女王じゃ♪」



В続くВ







O-721「ビンタ、痛い」
14/02/08 22:41更新 / ドリルモール
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■作者メッセージ
こんばんは。
ドリルモールです。

王女様がやってきた

魔界第三王女にして、不思議の国の女王

傲慢不遜のリリム

ハートの女王が

宅配箱から飛び出すという、ドッキリを仕掛けて、魔王城にやってきた。

今回の話はこんな感じです。

アンジェラの過去話は次回詳しく話します。

キープ様、意見及び修正点がありましたら、感想欄にてお願いします。

次回

帝国の真実
嫁と姑
サイン下さいパートU

の三本です。



В



キャラクター紹介A
【名前】アンジェラ(マリア)
【性別】女
【年齢】第十九王女
【種族】リリム
【魔宝石】ピンク混じりの銀色
【容姿】ウェーブがかかった髪+シスター服
【口調・口癖】丁寧/感情的
【能力・特技】髪の操作
【概要】
 スターシャンにある町外れの教会の院長にして魔王の娘であるリリム。

 父重傷の噂を聞いて、ビューティより先に魔王城に帰郷していた。

 髪が魔界銀で出来てるという、リリムとしては変わった体質を持つ。

 この髪は普段はピンク色であるが、魔界では白色へと変わり、戦闘になると銀色に変わる。

 髪から相手の精や魔力を奪うことが出来、輸血感覚で魔力を別の対象に受け渡す事が出来るが、実際は魔力の大半を髪に吸収されるので、彼女自身も実用的ではないと考えている。

 以前、三十年ぶりに魔王城へ帰郷しており、妹のラヴ,ピーシュと仲良くなり、ハーレムの国の新たな住民、キキーモラのラーモと、マーチヘアのトビラと顔見知りになる。

【補足事項】
 この世で一番怖いのは、姑。

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