連載小説
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紐着の三月兎と魔を編む蜘蛛
※魔王城・ハーレム部屋※

「ああんっ、柴様の人参最高ですぅ」
「受け取れ!俺の人参を!」
「アッアッ、アッアッ、柴様の人参が上から突き上がってるですぅ」
「トビラの部屋は締まりが気持ちよいぞ、腰を上下に振りたくなる!」

「いやぁ、柴様、人参さんをそんな乱暴に食べさせないでくださいっ」
「はっ、ミツキ、上の口ではそういっても、下の口は涎がいっぱい出てるじゃないかっ、そんなに俺の人参が美味いか!」
「恥ずかしいよ。恥ずかしいのに、美味しい、美味しい」
「そんなに美味いならもっと腰を振ってやる!」

「あっあっ、人参が子宮を押し込んでるですぅ」
「おっ、ドレッシングが、上へ昇ってゆくぞ」

「美味しい、人参さん美味しいよっ」
「もっと美味くなるよう、今からドレッシングをトッピングしてやるっ」

「柴様のドレッシングが私の子宮に……」

「ああ、柴様のドレッシングの味がします……」

「「はぁはぁ……マーチヘアの膣は最高だ……」」

「ああんっ、柴様にそう言ってもらえると、ハートの女王様からマーチヘアに変えてもらって良かったですぅ」

「ありがとうごさいます。柴様」

「「そろそろ、分身薬の効力が……切れる」」



「柴様が消えたですぅ」

「分身が消えただけですよ」

「はーい、パーティーはこれで終了よ」
「えー先輩、もっと柴様とエッチしたいですぅ」
「トビラちゃん、気持ちは判るけど柴様のエッチを楽しみにしている娘は他にも沢山いるのよ。何せここはハーレムの国。バイコーンのパール様と柴様、そして百を越える魔物娘の楽園なんだから」

「アアン」
「キモチイイ」
「サイコー」

「二次会が始まったようね。トビラちゃん、これからパール様に経過報告しに行くから着いてきて」
「突いてきて?はい、柴様待ってください、今すぐその人参を私の扉ニッ」
「私達はパール様に任命されたハーレムの国の管理者よ。イクわよ」
「ああんっ、先輩、紐で引っ張らないでくださいですぅ」



「トビラちゃん、私達の使命を忘れたの?」
「さぁ?ですぅ」
「私達を含め、数名の魔物はハーレムの管理を任されているの。私の役目は監視及び未婚の魔物をここに案内して勧誘する事。トビラちゃんは聴覚を使って迷子と侵入者を捜索する事だったはずよ……」
「うーん、言われてみれば以前の私はそんなことヤっていたですぅ」
「一応、覚えてるみたいね……貴女をパール様に預けずに済みそうね」
「預ける?何の事ですぅ?」「調教よ。ハーレムに抵抗があったり、秩序を乱す者にはパール様から直々に調教されるの。例えばアソコにいるラミア属を見て」
「四人の柴様がそれぞれの蛇に巻き付かれてるですぅ」
「ラミア,メドゥーサ,エキドナに白蛇。浮気を嫌うラミア属。全員ラミアラミアロード出身。今は仲良くしてるけど、最初の頃は浮気をするなとかで、柴様の取り合いをしてたわ。その度にパール様が四人全員を逆さ吊りにして……ウフフ」
「先輩、ヨダレ流してるですぅよ」
「おっといけない。さぁイクわよ。出口はもうすぐだから」


※ハーレム部屋前※


「やっと青い扉から出られたですぅ」
「向かいの赤い扉にパール様がいるわ。パール様、メシャスです。トビラちゃんを連れてきました」

『わかったわ』

「赤い扉が観音開きですぅ」

「いらっしゃいメシャスちゃん。今調教が終わった所よ」
「パール様の後に石像が出てきたですぅ」
「ゴイルちゃん、メシャスちゃん達に挨拶」

「私、ガーゴイルのゴイルは見た目で判断しません!」

「……?」
「トビラ、流石の貴女も今の台詞を淫らな方向に曲解出来なかったようね……」
「メシャスちゃん。私が説明するわ。この娘は前に娘と従者を曲者だと思って、娘と従者を門前払いしようとしたの。だから見た目で判断しないように調教したのよ」
「へぇーそうですぅか」
「ウフフ、トビラちゃんもすっかりお喋りになっちゃったわね。不思議の国はどうだった?」
「最高ですぅ。ハートの女王様に会えて良かったですぅ」
「それは良かった。ところでトビラちゃん?」
「はいですぅ」


「どうして、貴女は全裸なの?」


「裸?さっきから柴様とずっとエッチしてたからですぅ」
「だったら服を着たら?全裸じゃ寒いでしょう」
「別に全裸のままでいいですぅ。そのほうが柴様とエッチ出来るですぅ」
「ちょっと、トビラ」
「……へぇートビラちゃんは外でも全裸なんだ……」
「パ、パール様、後でトビラにはちゃんと服を着せますから」
「先輩、服なんていらないですぅ。マーチヘアになってから身も心が解放された気分ですぅ」


「じゃあ、その気分を拘束してあげるわ」


「あれ?パール様?どこから剣を出したのですぅか?」
「ただの剣じゃないわ。これは鞭にもなるのよ」
「きゃっ、パール様、そんなに縛っちゃ濡れちゃうですぅ」
「あら、この程度で濡れるの?だったらもっと虐めに虐めて潮以外の液をこの鞭に湿らせてあげるわ」

「待ってください。パール様」

「あら、メシャスちゃん貴女も仲間に加わりたいの?」
「この件は私にも責任があります。だから少しの間だけ時間を下さい。ちゃんと服を着せるようにしますから」
「うーん、メシャスちゃんがそこまで言うのなら一日だけ見逃してあげる」
「パール様、いいですぅか?」
「ちょっと、トビラ」
「全裸はイケないと言ってますが、それを言うならその石像さんも服を着てないじゃないですぅか?」
「……」
「……」
「それもそうね。ゴイル、調教再開よ。まず手始めに貴女に服を着る習慣をたたき込むわ」
「はい、宜しくお願いします!」



「パール様、また石像さんと一緒に部屋に入りましたよ」
「ええ……」
「先輩、どうしたですぅ額から汁が垂れてますよ?」
「何でも無いわ。トビラ、サキュバスの城下町へ行くわよ。貴女の服を購入するわ……」
「服ですぅか?だから私は裸でも」
「いいから行くの、このままじゃ貴女は暫くの間柴様とエッチ出来なくなるわよ」


※サキュバスの城下町※


「際どい格好をしたひとがいっぱいいるですぅ」
「夫を魅了するために見た目のファッションにはこだわるのよ」
「でも、エッチしてる人いないですぅね?」
「ここは不思議の国じゃないから、どこもかしこもエッチしてるわけじゃないのよ」
「ふーん、あっ先輩、先輩。アソコにリリム三姉妹がいるですぅ」

「すみません。家内がスランプ気味で」
「また来るやんね」
「失礼しました」
「ばいばい」

「クリアちゃんにラヴとピーシュじゃない」
「あっ猫だ」
「うさぎさんもいっしょ」
「こらこら、人を指しちゃ失礼やんね」

「何しに来た」
「またいじわる?」
「ラヴちゃんピーシュちゃん、意地悪はしないわよ。何の用で城下町に?」
「猫には教えない」
「ひみつ」

「ウチらは注文していた服を取りに来たやんね。でも、ここの店長がまだ出来てない言うんよ」
「デキてない?妊娠するまでセックスしてるのですぅか?」
「店長は部屋で缶詰やんね。因みにさっき話していた店員が店長の夫やんね」
「缶詰ですぅか?子供が出来るまで部屋にいるのですぅか?」
「さすがマーチヘアやんね。せっかくだから二人も一緒に行くやんね?」
「イク?イクのですぅか?」
「そう、今から魔王城に戻るやんね。『ふくや女廊』の店長、ジョロウグモの糸子さんの所へ」


※魔王城・廊下※


「ねえ、ラヴちゃん。ピーシュちゃん。二人が持ってるその紅と黄色の魔宝石誰の?どこで手に入れたの?」
「知らない!」
「ラヴちゃんは強情だなークリアちゃん知ってる?」
「それは、鏡から出てきたものやんね。持ち主は調査中やんね」
「へぇー鏡から魔宝石が、女王様も不思議な物を託すわねー」
「お姉ちゃんの悪口を言うな。私達のお笑いを誉めてくれた」
「そのかがみはごほうび」
「ふーん……まさか女王様がその鏡を貴女達に託すなんて」
「私は女王様から人参のアクセサリーをくれたですぅ。柴様の人参が無いときはこうしてちゅぱちゅぱ出来るですぅ」

「皆、トークはそこまでにするやんね、ここが糸子さんの部屋やんね」
「ここに糸子さんと旦那様が、赤ちゃんがデキるまで缶詰に。わくわくして股から愛液が滲んで先輩の紐下着が濡れちゃうですぅ」
「トントンと、失礼しますクリアです。糸子さんいらっしゃいますか?」

『まっ、待ってください。今片付けますから』


※糸子の仕事場※


「クリアさん、来てくださったのにすみません。部屋散らかしっぱなしで」
「ええんよ糸子さん。確認したいことがあって」
「わかってます。注文していた魔女向けの浴衣ですよね。すみません、期限までに間に合わなくて延長になって、さらに連絡が遅れてしまって」


「ねえ、さっきからラヴちゃん達を見ているけど、何か見られたらマズいものでもあるの?」


「べ、別に何もただ、仕事に大事なデザインを触られないようにと」
「ラヴ、ピーシュ、勝手に部屋の物を弄ったら駄目やんね!」
「お姉ちゃん、ゴメン」
「ごめんなさい」
「いいのです。全てボツデザインと布切れの山なので……あっ、タンスには近づかないでね。上に置いてある箱が落ちたら大変だから」
「はーい」
「わかりました」


「ふーん、糸子さんだっけ?何か人に言えない悩みがあるのかなー?」


「……なっ、まさかそんな訳、ありませんよ。えっと名前は……」
「チェシャ猫のメシャスよこの娘はマーチヘアのトビラ」
「子作り頑張ってるですぅか?」
「いえ、今は仕事第一なので、子作りどころか、夫との時間も……」
「ふーん、それって今悩みがあるせいかしら」
「そ、それは……」
「別に無理に言わなくていいわ。ただ、クリアちゃんの注文が遅れている理由くらいは説明してほしいなーもしかしたら力になれるかもしれないし」
「えっと、だから……」


「話せば身も心も軽くなるわよ」


「…………すみません、実はお兄ちゃんが喜ぶ魔女用の浴衣のデザインが思い浮かばないのです……中々イメージが浮かばなくて」
「服なんて適当でいいじゃないですぅか?」


「駄目です!そんな軽い気持ちで服を作っては」


「……はっ、ごめんなさい。つい大声を……私は着るだけで夫が似合うと言うような、服を着たままでも交わってくれるようなデザインを日頃から考えています。だから軽い気持ちで作ってはいけないのです」
「服を着たまま……交わるのですぅか?」
「はい、でも汚くはないですよ。精液が服に付着しても洗い流せるし、夫の精の匂いは残りますからそこに夫がいるような感覚がします」
「夫がそこにいる……ですぅか?」

「そうよ、トビラちゃん。それが服を着るということなの、例えば、このピンクの布切れを巻いて、紐でぎゅっと縛れば」
「ああん、先輩、布と紐の緊縛プレイですぅ」
「ほぅ、そんなにいいの?でもパール様はもっときつく縛るわよ」

「メシャスは元気やんね」
「やっぱりこの猫変だよ」
「ウサギさんうれしそう……クモのおねえさんどうしたの?そんなにウサギさんをみて……」


「これよ。ピンクの布、紐、そしてピンクの兎……これなら行ける!」


「クリアさん。注文の品。明日中に納品します……」
「明日?」
「はい、デザインのヒントが見つかりました……メシャスさん。トビラちゃんを一晩貸していただけませんか?」
「……その表情、ひとまず悩みは解決したようね。わかったわ、今日一日トビラちゃんを貸してあ・げ・る」
「えっ、私、美味しくいただかれるのですぅか?」
「糸子さんに子供を作るためよ、我慢しなさい。それに柴様も喜ぶかもよ」
「そうですぅか?わかりました。糸子さん、私でよければ何でもするですぅ」
「じゃあ、まずはスリーサイズから計るわ」

「皆、糸子さんは大事な仕事があるから部屋をでるやんね」
「「「はーい」」」


※翌日※
※ハーレム部屋※


「柴様ー見てほしいですぅ」
「どうしたトビラ、そのピンク色で兎柄の着物は?」
「柴様の為に着てみたですぅ」
「着物か……イイネ!似合ってるよな、メシャス、ミツキ」
「あたしの言った通りでしょ。柴様が喜ぶ服って」
「似合ってますよ。トビラちゃん」
「ありがとうですぅ。早速ですぅが、着衣セックスをお願いするですぅ」
「ああ、ミツキとトビラ、レオタードと着物、3P着衣セックスだ!」
「よろしくお願いします」
「柴様の白いドレッシングを私の服にトッピングしてもらうですぅ」
13/12/21 23:54更新 / ドリルモール
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■作者メッセージ
夜遅く失礼します。
ドリルモールです。

バイコーンのハーレム話、連載開始です。
基本、一話から二話完結でいきます。
話が出来たら更新します。

また次回。

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