ぬらりひょんが四月一日にキャンディをつくる話
※魔王城・第八百キッチン※
※りよん視点※
「本当に俺で、いいのか?」
「いいのよ、だって主様の男性器を気に入ったの」
「そうなのか」
「気づいてないの?主様の男性器、誰よりも硬くそそりたってるの、この細い指先での搾りがいがあるわ」
あたしは細い指先で主様の男性器に触れる
「あ、う、ひんやりして気持ちいい」
「たっぷり搾ってあげる」
主様の敏感な箇所を擦り力加減を調整、主様を満足させつつ効率よく精を搾りだす匠の技巧、長年夫婦としての付き合いは伊達じゃないわ
そんな様子を羨ましそうに見つめる主様と同じ容姿をした人間達
「どうだお前ら、俺はぬらりひょんに選ばれたのだ」
主様も自分が射精の対象に選ばれたことを分身達に自慢するかのように見せびらかす
あたしも主様の自慢に賛同するように、妖艶な笑みを分身達に向けると分身達の興奮が高まり、男性器が大きくそそり立つ
「もう我慢ならん」
「他の嫁を襲うぞ」
「分身も誘って集団プレイじゃぁ!」
嫁と交わろうと分身達がそれぞれ散り、二人きりの世界になったので搾精作業を再開
百を超える嫁と交わり、子宮に精を注いできた男性器、勿論あたしの子宮もそれに含まれる
しかし、今回の精は子宮に注ぐためではない
「さあ、いっぱい出すのよ」
亀頭が震え、尿道口から精が飛び出し、桶の中へと注がれる
「この白濁とした色、ホワイトデーの時を思い出すわ」
精を出しきり床に座り込む主様
「この精がキャンディになって、嫁達の口に含まれると思うと興奮する」
「そうね、あたしも興奮するわ。嫁達が主様の精を口に含み、甘く蕩けるような笑みを浮かべる様を想像するだけで、百鬼夜行を従えるぬらりひょんとしての光栄に思うわ」
別れ際に軽くキスをして
「もう行くのか」
「今は忙しいの。そんな寂しい顔しないでよ、百鬼夜行の主に相応しい闇を貸してあげるから」
あたしは身体から夜の闇を放出させ主様に纏わせる
「念のため、と」
煙管から夜の闇のシャボン玉を飛ばす
暫くしたらあたしのシャボン玉に誘われて主様の周囲には嫁達が取り囲むようになるわ
※
「ただいま戻ったわよ」
「遅かったですね。りよん様のことですから作業のことなどすっかり忘れて、欲望のままに交わっているのかと思いました」
ショゴスのショコはいつものように嫌味を述べる
「出来る限り多くの精を搾るのは嫁として当然のことでしょ。っていうか別の場所で搾らなくても、主様を直接呼んで搾ればいいじゃないの?」
「直に呼んで押し倒されたら作業どころじゃなくなるので」
「あくまで仕事優先なのね。まぁあたしが主様にエロいことをしてあげられるだけマシか」
そう返しながら『釜』にトランスフオームしているショコの中に主様から搾りとった精と水飴を加える
「んっ、あっ、ああんっ」
自慰をするかのようにショコが身体をくねらせ、鍋の中身がかき混ぜられる
「混ぜ混ぜが終わりました。さっさと汲んでください」
鍋の中の飴を取り出すため杓子をつっこむ
「ああっ、いやっ、んあっ」
杓子から粘液のようにどろりとしたキャンディが汲まれる
「はあっ、やあん、ああん」
トレイに移しかえたキャンディを練り込むのだけど……
「あーん……りよん様、手が止まってますよ?」
「そんな風に喘いだら集中出来ないでしょ!」
「りよん様が杓子を入れている部分はショコの膣、膣の中に指入れをしているようなものです」
「だったら他の部分を鍋に変形すればいいじゃない!」
「我々ショゴスは全身が性感帯なので」
「そもそもショゴスの身体でキャンディを作る意味あるの!?鍋なら市販のものを使えばいいでしょ!」
「柴様の命令ですよ。ショコの身体で煮込んだキャンディを嫁達に食べさせたいって、市販の物を使ったら嘘になるでしょ?りよん様が「あたしの胸は発展途上よ」と言っていつまでも発展しない胸板のように嘘をつきたくありません」
「ショコ、それ「りよんちゃーん」ムニュッ
それとこれとは関係ないでしょと言おうとしたあたしの背中に柔らかいマシュマロが張りつく
「りよんちゃんキレイだねー髪の毛は雪のように真っ白でーお肌も卵のようにつるつるぷにぷにしててーひとりホワイトデーだーあーホワイトデー終わってたんだーてへっ」
「あら、りよん様、胸が大きくなってますよ?しかし変ですね、前ではなく後ろに胸がついてるような?ひょっとして嘘乳ですか?」
「りよんちゃんーおっぱいおっきくなったのー?もみもみーもみもみーりよんちゃんのおむねつるつるーおててでなでなで出来るくらいやわらかーいでもホントにおっきいのー?昔とぜんぜん変わらないよーなー?」
「おや失礼しました、ティータ様の胸がりよん様のまっ平らな背中に張りついてるだけでしたね」
背中にはニコニコしてる天然ティターニア、横にはニヤニヤしてる毒舌ショゴスという組み合わせにあたしは頭を抱える
「離れてくれない?主様のためにキャンディ作ってる最中だけど?」
「この前言ってたサプライズ企画のことー?」
「そうよ。主様の精でキャンディを作って嫁全員にあげるの」
「みずあめーキャンディーねーねーりよんちゃーん涙ながせるー?」
「……言っておくけど、水飴の涙は流さないから」
「り、りよんちゃん、サバトお手製の薬飲んでないの?」
「急に語尾のばしをやめないでくれる!?残念だけどファミリアの誘いは無視したから」
「うっうっ、りよんちゃんが甘い涙を流してくれない…」
「泣いてもた無駄よ。甘い涙につられて妖精達が群がって、妖精の山でモゴモゴするというバレンタインデーはこりごりなの」
「妖精の山……そうそうーあの時は楽しかったねー」
「立ち直るのはやっ、というよりどうしてティータがここにいるわけ?」
「甘い匂いがしたからつまみ食いに来たー」
「即答かよ、バカ正直に言ってると捕まるわよ。アイツのように」
「わかるぞ、私にはわかるぞ!ドロンの報告でつまみ食いがバレバレだったのが!」
「わかる?味見と言ってキャンディのつまみ食いをしていたグリフォンのグリフィーが縄で縛られ、主様(分身体)とダークエルフのアルケフが彼女を強姦&調教しているのよ」
「おしおきだぞ!このネコトリ」ペシペシ
「ああん、わかるぞ、私にはわかるぞ!これがバレンタインのお返しなのだな!」
「バレンタインのお返しじゃねーよ」ペシペシ
「あはぁ」
「ふー!ふー!」
「わかるぞ、私にはわかるぞ!これがヤられたらヤられた分だけヤり返す、バイコーン返しなのだな!」
「出すよ、ホワイトデーをグリフィーの中に出すよ」
「わかるぞ、私にはわかるぞ、私の中に精が注がれてゆくのが、わかるぞ、私にはわかるぞ、身体に痛みという快楽が伝わるのが」
「そうだ、バレンタインのお返しだぁ」
「パパもバカだなぁ、ホワイトデーはとっくに過ぎてるぞ」ペシペシ
「あふぅ」
「あひい、わかるぞ、私にはわかるぞ!我が宝と交わりながら二人共調教する、これがダークエルフ流の調教なのだな!」
調教されてもポジティブになれる精神がちょっと羨ましく思うわ……あ、そういえば調教を楽しむ嫁がここにも一人いたわね
「おっ、無駄乳妖精、お前もつまみ食いかぁ?調教してやるからこっちこーい」
「えー、アルケフちゃんも遊んでくれるのー?」
「ああ、このムチで叩いてやるぜ!パパも手伝え」
「やったー、調教されるのだいーすき」
ティータはウキウキしながらあたしから離れ、アルケフと主様の下へ向かう
「残念でしたね、せっかくの嘘乳が」
「別に、これでキャンディ作りに集中できるわ」
「大変だよ〜」
監視役であるドロームのドロンが顔を出す
「今度は誰が来たの?」
「ナチャとレップ〜」
「ふん、ナチャとレップ……ってあの二人が!?」
「あそこ〜」
「いい加減にしてくださいまし!」
「いつまで待たせる気なんだ!」
「どうどう〜」
「おちついて〜」
分身ドローム達がアトラク=ナクアとレッドキャップを説得中
「よりによってあの二人が来るなんて、精が切れて苛立っているわね」
「レップの鉈から赤い魔力がポタポタ落ちて赤い水溜まりが出来てますね」
「二人共そこまでだ!」
調教から解放されたグリフィー(捕縛中)が現れる
「グリフォンの名にかけてキャンディを守ってみせる!」
いや、あんたもキャンディをつまみ食いに来たクチよね?
「翼が縛られてる癖にか?」
「例え飛べなくても、私にはある、長年修行してきた技がな!」
「そんな嘘には騙されませんわ」
「とくと見よ、グリフォン流奥義、『縄縛大回転』」
ゴロゴロゴロ
ロープで縛られたままコロコロ転がるグリフィー
ゴロゴロゴロ
しかし、二人は避けようとせずその場に立つだけ
ゴロゴロゴロ
「わかるぞ、私にはわかるぞ!二人共長年掛けた技に恐れをなしているのが!」
ゴロゴロゴロ
回転の勢いで赤い水溜まりを飛び散り
ゴロゴロゴロドボン
「ぐりふぉ!」
そのまま落とし穴へと落下
「抗議してる間にこっそり穴を掘りましたの」
「アタイの赤い魔力でカモフラージュしてな」
「流石はナチャ様、落とし穴を掘る腕前は衰えていませんね」
「感心してないで止めるわよ」
「あら、りよんではありませんか、自称ハーレムの総大将の」
「ハーレムの総大将がお菓子作りとは相当暇なんだな」
「…………二人共何でそんなに苛立ってるの?、分身薬で増やした分身がいた筈よ?」
「ワタクシ達が眠ってる間に、他の分身に誘われて乱交に行ったじゃありませんか」
ナチャがあたしを指さして
「ぬらりひょんの闇に充てられて!」
「……わかったわ、ここにいる分身達を襲ってもいいから」
「そうしたかったけどさ、分身全員嫁が群がってて入る間がねぇ」
レップがあたしを指す
「りよんお得意の闇のシャボン玉に誘われた嫁達の群れでな!」
……
「じー」
「ショコ、そんな目で見ないでよ。主様に最高のハーレムを望むのがぬらりひょんとして当然のことよ」
「じ〜」
「ドロンまで!?確かにあたしにも責任があるけどさ」
「わかるぞ、私にはわかるぞ!このハプニングを予期してわざと――」
「わざとじゃない!誰かが信じたらどうするのよ!」
「こうなったら腹いせに落とし穴を掘って掘って、嫁を奈落の底へ落としてあげますわ」
「ここにあるキャンディをアタイの赤い魔力で汚してやる」
「わーこの二人本気だわ」
「他ならぬりよん様のせいで」
「またキャンディ作りが中止になるじゃない」
「他ならぬりよん様のせいで」
「ドロン、あの二人を止めるわよ」
「オッケ〜」
「ショコも手伝って」
「勿論です、他ならぬりよん様のせいですから」
「わかるぞ、私にはわかるぞ、私も助太「あんたは蓋の役割をしてなさい!」ペシッ ぐりふぉ!」
あたしは煙管から大量のシャボン玉を二人の周囲に放つ
「来ましたわね、りよんのシャボン玉」
「こんなのアタイの鉈で切り刻んでやるぜ!」
ナチャは背中の蜘蛛足で、レップは鉈で闇のシャボン玉を割る
「とりゃ〜」
その隙に膨れ上がったドロンの泥の身体が二人を覆い被さろうとする
「背後からドロン!?」
「あのシャボン玉は囮か!?」
「いえ、それも囮ですよ、トランスフォーム『パチンコ』」
ショコが両手をパチンコに変形させ、あたしがゴムを引っ張り、放つ
スポッと主様の精を含んだキャンディが二人の口へ入る
「ふわぁぁぁ」
「あはぁぁぁ」
濃い味付けがされた主様の精入りキャンディを味わい、服がはだけそうな声をあげ大人しくなる
「申し訳ございません。危うく粗相をするところでした」
「わ、悪かったよ。兄ちゃんがいないと寂しくてさ」
「さっきまでの狂暴性が嘘のようですね」
「いつもこんな感じだと楽なのにねぇ」
「どうします?この二人も調教しますか?」
「別にいいわよ、これ以上アルケフに負担にかけさせるのは」
「確かにそうですね、またティータ様の嘘乳の餌食にされかれませんからね」
「二人共、キャンディ作るの手伝ってくれる?」
「はい、喜んでラックアート家の誇りにかけて最高のキャンディを御兄様に」
「兄ちゃんの為にがんばる」
「なら私も手伝いとして味見を」
「いらん!」ペシッ
「ぐりふぉ!」
※おしまい※
※りよん視点※
「本当に俺で、いいのか?」
「いいのよ、だって主様の男性器を気に入ったの」
「そうなのか」
「気づいてないの?主様の男性器、誰よりも硬くそそりたってるの、この細い指先での搾りがいがあるわ」
あたしは細い指先で主様の男性器に触れる
「あ、う、ひんやりして気持ちいい」
「たっぷり搾ってあげる」
主様の敏感な箇所を擦り力加減を調整、主様を満足させつつ効率よく精を搾りだす匠の技巧、長年夫婦としての付き合いは伊達じゃないわ
そんな様子を羨ましそうに見つめる主様と同じ容姿をした人間達
「どうだお前ら、俺はぬらりひょんに選ばれたのだ」
主様も自分が射精の対象に選ばれたことを分身達に自慢するかのように見せびらかす
あたしも主様の自慢に賛同するように、妖艶な笑みを分身達に向けると分身達の興奮が高まり、男性器が大きくそそり立つ
「もう我慢ならん」
「他の嫁を襲うぞ」
「分身も誘って集団プレイじゃぁ!」
嫁と交わろうと分身達がそれぞれ散り、二人きりの世界になったので搾精作業を再開
百を超える嫁と交わり、子宮に精を注いできた男性器、勿論あたしの子宮もそれに含まれる
しかし、今回の精は子宮に注ぐためではない
「さあ、いっぱい出すのよ」
亀頭が震え、尿道口から精が飛び出し、桶の中へと注がれる
「この白濁とした色、ホワイトデーの時を思い出すわ」
精を出しきり床に座り込む主様
「この精がキャンディになって、嫁達の口に含まれると思うと興奮する」
「そうね、あたしも興奮するわ。嫁達が主様の精を口に含み、甘く蕩けるような笑みを浮かべる様を想像するだけで、百鬼夜行を従えるぬらりひょんとしての光栄に思うわ」
別れ際に軽くキスをして
「もう行くのか」
「今は忙しいの。そんな寂しい顔しないでよ、百鬼夜行の主に相応しい闇を貸してあげるから」
あたしは身体から夜の闇を放出させ主様に纏わせる
「念のため、と」
煙管から夜の闇のシャボン玉を飛ばす
暫くしたらあたしのシャボン玉に誘われて主様の周囲には嫁達が取り囲むようになるわ
※
「ただいま戻ったわよ」
「遅かったですね。りよん様のことですから作業のことなどすっかり忘れて、欲望のままに交わっているのかと思いました」
ショゴスのショコはいつものように嫌味を述べる
「出来る限り多くの精を搾るのは嫁として当然のことでしょ。っていうか別の場所で搾らなくても、主様を直接呼んで搾ればいいじゃないの?」
「直に呼んで押し倒されたら作業どころじゃなくなるので」
「あくまで仕事優先なのね。まぁあたしが主様にエロいことをしてあげられるだけマシか」
そう返しながら『釜』にトランスフオームしているショコの中に主様から搾りとった精と水飴を加える
「んっ、あっ、ああんっ」
自慰をするかのようにショコが身体をくねらせ、鍋の中身がかき混ぜられる
「混ぜ混ぜが終わりました。さっさと汲んでください」
鍋の中の飴を取り出すため杓子をつっこむ
「ああっ、いやっ、んあっ」
杓子から粘液のようにどろりとしたキャンディが汲まれる
「はあっ、やあん、ああん」
トレイに移しかえたキャンディを練り込むのだけど……
「あーん……りよん様、手が止まってますよ?」
「そんな風に喘いだら集中出来ないでしょ!」
「りよん様が杓子を入れている部分はショコの膣、膣の中に指入れをしているようなものです」
「だったら他の部分を鍋に変形すればいいじゃない!」
「我々ショゴスは全身が性感帯なので」
「そもそもショゴスの身体でキャンディを作る意味あるの!?鍋なら市販のものを使えばいいでしょ!」
「柴様の命令ですよ。ショコの身体で煮込んだキャンディを嫁達に食べさせたいって、市販の物を使ったら嘘になるでしょ?りよん様が「あたしの胸は発展途上よ」と言っていつまでも発展しない胸板のように嘘をつきたくありません」
「ショコ、それ「りよんちゃーん」ムニュッ
それとこれとは関係ないでしょと言おうとしたあたしの背中に柔らかいマシュマロが張りつく
「りよんちゃんキレイだねー髪の毛は雪のように真っ白でーお肌も卵のようにつるつるぷにぷにしててーひとりホワイトデーだーあーホワイトデー終わってたんだーてへっ」
「あら、りよん様、胸が大きくなってますよ?しかし変ですね、前ではなく後ろに胸がついてるような?ひょっとして嘘乳ですか?」
「りよんちゃんーおっぱいおっきくなったのー?もみもみーもみもみーりよんちゃんのおむねつるつるーおててでなでなで出来るくらいやわらかーいでもホントにおっきいのー?昔とぜんぜん変わらないよーなー?」
「おや失礼しました、ティータ様の胸がりよん様のまっ平らな背中に張りついてるだけでしたね」
背中にはニコニコしてる天然ティターニア、横にはニヤニヤしてる毒舌ショゴスという組み合わせにあたしは頭を抱える
「離れてくれない?主様のためにキャンディ作ってる最中だけど?」
「この前言ってたサプライズ企画のことー?」
「そうよ。主様の精でキャンディを作って嫁全員にあげるの」
「みずあめーキャンディーねーねーりよんちゃーん涙ながせるー?」
「……言っておくけど、水飴の涙は流さないから」
「り、りよんちゃん、サバトお手製の薬飲んでないの?」
「急に語尾のばしをやめないでくれる!?残念だけどファミリアの誘いは無視したから」
「うっうっ、りよんちゃんが甘い涙を流してくれない…」
「泣いてもた無駄よ。甘い涙につられて妖精達が群がって、妖精の山でモゴモゴするというバレンタインデーはこりごりなの」
「妖精の山……そうそうーあの時は楽しかったねー」
「立ち直るのはやっ、というよりどうしてティータがここにいるわけ?」
「甘い匂いがしたからつまみ食いに来たー」
「即答かよ、バカ正直に言ってると捕まるわよ。アイツのように」
「わかるぞ、私にはわかるぞ!ドロンの報告でつまみ食いがバレバレだったのが!」
「わかる?味見と言ってキャンディのつまみ食いをしていたグリフォンのグリフィーが縄で縛られ、主様(分身体)とダークエルフのアルケフが彼女を強姦&調教しているのよ」
「おしおきだぞ!このネコトリ」ペシペシ
「ああん、わかるぞ、私にはわかるぞ!これがバレンタインのお返しなのだな!」
「バレンタインのお返しじゃねーよ」ペシペシ
「あはぁ」
「ふー!ふー!」
「わかるぞ、私にはわかるぞ!これがヤられたらヤられた分だけヤり返す、バイコーン返しなのだな!」
「出すよ、ホワイトデーをグリフィーの中に出すよ」
「わかるぞ、私にはわかるぞ、私の中に精が注がれてゆくのが、わかるぞ、私にはわかるぞ、身体に痛みという快楽が伝わるのが」
「そうだ、バレンタインのお返しだぁ」
「パパもバカだなぁ、ホワイトデーはとっくに過ぎてるぞ」ペシペシ
「あふぅ」
「あひい、わかるぞ、私にはわかるぞ!我が宝と交わりながら二人共調教する、これがダークエルフ流の調教なのだな!」
調教されてもポジティブになれる精神がちょっと羨ましく思うわ……あ、そういえば調教を楽しむ嫁がここにも一人いたわね
「おっ、無駄乳妖精、お前もつまみ食いかぁ?調教してやるからこっちこーい」
「えー、アルケフちゃんも遊んでくれるのー?」
「ああ、このムチで叩いてやるぜ!パパも手伝え」
「やったー、調教されるのだいーすき」
ティータはウキウキしながらあたしから離れ、アルケフと主様の下へ向かう
「残念でしたね、せっかくの嘘乳が」
「別に、これでキャンディ作りに集中できるわ」
「大変だよ〜」
監視役であるドロームのドロンが顔を出す
「今度は誰が来たの?」
「ナチャとレップ〜」
「ふん、ナチャとレップ……ってあの二人が!?」
「あそこ〜」
「いい加減にしてくださいまし!」
「いつまで待たせる気なんだ!」
「どうどう〜」
「おちついて〜」
分身ドローム達がアトラク=ナクアとレッドキャップを説得中
「よりによってあの二人が来るなんて、精が切れて苛立っているわね」
「レップの鉈から赤い魔力がポタポタ落ちて赤い水溜まりが出来てますね」
「二人共そこまでだ!」
調教から解放されたグリフィー(捕縛中)が現れる
「グリフォンの名にかけてキャンディを守ってみせる!」
いや、あんたもキャンディをつまみ食いに来たクチよね?
「翼が縛られてる癖にか?」
「例え飛べなくても、私にはある、長年修行してきた技がな!」
「そんな嘘には騙されませんわ」
「とくと見よ、グリフォン流奥義、『縄縛大回転』」
ゴロゴロゴロ
ロープで縛られたままコロコロ転がるグリフィー
ゴロゴロゴロ
しかし、二人は避けようとせずその場に立つだけ
ゴロゴロゴロ
「わかるぞ、私にはわかるぞ!二人共長年掛けた技に恐れをなしているのが!」
ゴロゴロゴロ
回転の勢いで赤い水溜まりを飛び散り
ゴロゴロゴロドボン
「ぐりふぉ!」
そのまま落とし穴へと落下
「抗議してる間にこっそり穴を掘りましたの」
「アタイの赤い魔力でカモフラージュしてな」
「流石はナチャ様、落とし穴を掘る腕前は衰えていませんね」
「感心してないで止めるわよ」
「あら、りよんではありませんか、自称ハーレムの総大将の」
「ハーレムの総大将がお菓子作りとは相当暇なんだな」
「…………二人共何でそんなに苛立ってるの?、分身薬で増やした分身がいた筈よ?」
「ワタクシ達が眠ってる間に、他の分身に誘われて乱交に行ったじゃありませんか」
ナチャがあたしを指さして
「ぬらりひょんの闇に充てられて!」
「……わかったわ、ここにいる分身達を襲ってもいいから」
「そうしたかったけどさ、分身全員嫁が群がってて入る間がねぇ」
レップがあたしを指す
「りよんお得意の闇のシャボン玉に誘われた嫁達の群れでな!」
……
「じー」
「ショコ、そんな目で見ないでよ。主様に最高のハーレムを望むのがぬらりひょんとして当然のことよ」
「じ〜」
「ドロンまで!?確かにあたしにも責任があるけどさ」
「わかるぞ、私にはわかるぞ!このハプニングを予期してわざと――」
「わざとじゃない!誰かが信じたらどうするのよ!」
「こうなったら腹いせに落とし穴を掘って掘って、嫁を奈落の底へ落としてあげますわ」
「ここにあるキャンディをアタイの赤い魔力で汚してやる」
「わーこの二人本気だわ」
「他ならぬりよん様のせいで」
「またキャンディ作りが中止になるじゃない」
「他ならぬりよん様のせいで」
「ドロン、あの二人を止めるわよ」
「オッケ〜」
「ショコも手伝って」
「勿論です、他ならぬりよん様のせいですから」
「わかるぞ、私にはわかるぞ、私も助太「あんたは蓋の役割をしてなさい!」ペシッ ぐりふぉ!」
あたしは煙管から大量のシャボン玉を二人の周囲に放つ
「来ましたわね、りよんのシャボン玉」
「こんなのアタイの鉈で切り刻んでやるぜ!」
ナチャは背中の蜘蛛足で、レップは鉈で闇のシャボン玉を割る
「とりゃ〜」
その隙に膨れ上がったドロンの泥の身体が二人を覆い被さろうとする
「背後からドロン!?」
「あのシャボン玉は囮か!?」
「いえ、それも囮ですよ、トランスフォーム『パチンコ』」
ショコが両手をパチンコに変形させ、あたしがゴムを引っ張り、放つ
スポッと主様の精を含んだキャンディが二人の口へ入る
「ふわぁぁぁ」
「あはぁぁぁ」
濃い味付けがされた主様の精入りキャンディを味わい、服がはだけそうな声をあげ大人しくなる
「申し訳ございません。危うく粗相をするところでした」
「わ、悪かったよ。兄ちゃんがいないと寂しくてさ」
「さっきまでの狂暴性が嘘のようですね」
「いつもこんな感じだと楽なのにねぇ」
「どうします?この二人も調教しますか?」
「別にいいわよ、これ以上アルケフに負担にかけさせるのは」
「確かにそうですね、またティータ様の嘘乳の餌食にされかれませんからね」
「二人共、キャンディ作るの手伝ってくれる?」
「はい、喜んでラックアート家の誇りにかけて最高のキャンディを御兄様に」
「兄ちゃんの為にがんばる」
「なら私も手伝いとして味見を」
「いらん!」ペシッ
「ぐりふぉ!」
※おしまい※
18/04/01 23:59更新 / ドリルモール