不思議の国の恵方巻
※不思議の国・タマゴの里・ハッチ家キッチン※
※リコ視点※
｢ねぇ、コーン、今ここでソレを頬張らなきゃダメなの？｣
｢当然だろ？今ヤらなくていつやるんだよ？｣
｢明日じゃダメ？｣
｢ダメだ、せっかくリコのために太くしたんだぜ？｣
｢言われてみれば、すごく太い、わたしのお口に入るかな…｣
｢とにかく咥えろよ｣
このまま躊躇してもコーンのことだから無理矢理咥えるかもしれない
わたしは覚悟を決めて小さな口を大きく開け
(う〜間近に見ると凄く太くて大きい)
コーンから差し出されたソレを頬張ります
小さな手で黒い面を握り、力を込めて中身を絞りだそうと頑張ります
う〜、握ったらぶよぶよした感触がするよ
｢あーリコ、ちゃんと飲み込まないと、口元から白いのが零れてるぞ｣
コーンの指摘通り口元からポロポロと零れ落ちます
｢もっと奥へ押し込め、ちゃんと噛まないと｣
そう言われても、歯を立てたくても、あまりにも太すぎて顎に力が入らないよ、う〜
｢二人とも何をやってるの!?｣
悲鳴のような声がわたし達の行為を中断させました
｢あ、お袋｣
｢ほぉ、ほぉはーはん？｣
わたしは「お、おかーさん」と言ったつもりですが、コーンお手製のそれが太すぎて声が出ません
｢何って、リコに食わせているんだよ、俺のお手製『恵方巻』を｣
｢恵方巻…まさか、今日買った材料を使って!?｣
｢そうだよ、ご飯炊いて適当に具材を乗せてのり巻いたんだよ｣
｢そもそも節分は明日でしょう！何勝手にフライングしてるの!?｣
｢女王様が気まぐれで時間を進めるかもしれないだろ？｣
｢時間以前に、リコちゃんにそんな太い恵方巻を無理矢理食わせるな、喉を詰まらせたらどうする？｣
と、騒ぎに気づいたおとーさんが入ってきます
｢まぁ、喉を詰まらせたら詰まらせたで自分がリコちゃんにチュウ…は無理だが小さな背中をぽんぽん叩けるがな｣
｢あなたは黙ってて！あー、もうキッチンをこんなに散らかして、まさか魔界鮭全部使ったの？夫のために生サーモン巻きを作ろうと思ってたのに！｣
おかーさんはガミガミモードに突入
｢海苔もこんなにも使ったの!?｣
千切れた海苔の残骸を見てガミガミ度を増します
｢巻こうとしたら千切れたり、具が飛び出たりとかして何度も失敗してさ｣
｢作り方がわからないならちゃんと聞きなさい！｣
｢俺はリコから聞いた話を思い出しながら作ったぞ。マッドハッターらしく頭をフル回転させてな｣
わたしはおかーさんから教えてくれた恵方巻のことを、ついコーンに話してしまいました
｢本当にこれでいいのかと立ち止まって確認する冷静さもマッドハッターに大事なことでしょ！コーンの頭に被ってるキノコは何のためにあるわけ!?｣
｢お袋の拳骨をガードするためにあるのが当然だろ？｣
｢拳骨されるようなことばかりするコーンが悪い！｣
｢おいおい、まだ節分じゃないのに鬼になるのはまだ早いぞ｣
喧嘩モードに入った二人を宥めようとするおとーさんに、わたしも止めなくちゃと思い
｢ごめんなさい…わたしの知らない間にコーンが恵方巻を一人で作ってて、わたしも手伝おうとしたけど、コーンがリコに食わせるから一人で作るって、ぐすっ｣
｢……いいのよ、リコちゃんが謝る必要はないの｣
ぐずるわたしを見たおかーさんはいつもの優しい表情へ戻ります
｢ごめんなさい、お母さんもつい鬼になっちゃったね。冷静に考えてみれば足りない材料はあるもので何とかすればいいわけだし、明日一緒に恵方巻を作ろうね｣
｢…うん｣
わたしは涙を拭い微笑みます
｢うんうん、鬼が来ても最後は福が来る、やっぱり我が家はこうじゃなきゃ｣
おとーさんも笑顔でうなずきます
｢それよりリコ、俺の恵方巻旨かったか？具材にタケリダケを入れようかと思ったけど、この前食いすぎて切らしてしまってさ、タケリダケさえあれば、すっかり出来上がったリコのお手製恵方巻を俺がカプッと咥えて――｣
｢コーンはもう少し反省しなさい！｣
ﾎﾟｶｯ! ｢いて！｣
｢あ、鬼が戻ってきた｣
｢いつものことだけどね…｣
※翌日※
｢さて、改めて今日は節分だから、家族全員で恵方巻を作ろう｣
一番上のお姉さんであるコックおねーさんが家族全員に言います
｢お互いに食べさせるための恵方巻だ、好きな人に何を食べさせたいと思いながら作るといいぞ｣
おとーさんはおかーさんを見ながら嬉しそうに語ります
｢ボクには夫がいないから自分用の恵方巻を作るよ｣
コルヌおねーさんは微笑むように言います
｢よーし、今日もリコに太い恵方巻を――｣
コーンは腕捲りをしながら張りきっていますが
｢だがコーン、君は駄目｣
コックおねーさんから参加を拒否され｢何で!?｣と唖然します
｢昨日食べさせたでしょ？｣
おかーさんはコーンに釘を刺しながら、コックおねーさんの夫であるジェフおにーさんと一緒に作りおきしていた料理を並べています
コルヌおねーさんは器の一つを手に取り蓋を開けます
｢中身はビーフシチューだね。出来立てのような香りが漂ってくるよ｣
料理を入れた器にキノコの笠で蓋をすれば長い間保存可能なのが不思議の国のふしぎなところ
わたしも器の蓋を開けるとみずみずしいサラダが現れます
｢まといの野菜のサラダ…よし、コーンのためにサラダとビーフシチューの恵方巻を作るから、それも二人分、ペアルックならぬペア恵方巻だよ｣
｢まぁ、リコが俺の分を作ってくれるならいいか。待ってる間に実況中継でも観よっと｣
納得したコーンはソファーに座り映像媒体を起動させます
『本日は節分です。鬼は外、福は内の、節分です。不思議の国でもあちこちで節分に因んだイベントが開かれています』
トランパート(スペード)のレポーターさんが城下町の様子を紹介しているようです
『今年も口づけをしている夫婦やカップルが多いですね。これはハートの女王様による「接吻の刑」のようですね。節分と接吻をかけた極刑で、妻や夫に口づけをしたら最後、一日中唇が密着した状態になります』
そういえば去年はコーンがわたしのほっぺたにチューしたら一日中くっついて大変だったな
『ほっぺにチュウして引っ付くのもいいし、唇と唇でディープキスをするのもよし、ペニスやクリトリスにキスしてエッチな姿勢になるのもよし、女王様の極刑はエロくて素敵〜』
わたしは中継の声を聞きながら、恵方巻を作ります
黒い面――海苔の上に、白い粒――酢飯をのせます
『トランパートが経営する｢レストランpart｣各店で恵方巻フェアを実施中、色んな種類の恵方巻が販売されています。フェラのようにちゅぱちゅぱして味わってもオッケーだそうです』
コックおねーさんはキノコと魔界豚の味噌炒めを混ぜ合わせたものを
ジェフおにーさんはキノコと切り刻んだカラフルな野菜を具材にして包みます
『子供達にとっての夢の遊園地「ネバリケランド」では、来演者全員にハンプティエッグの卵焼きと納豆や山芋が入った恵方巻を無料配布しています。夫はこれを食べて、妻は夫の垂れ落ちる精液を食べましょう、勿論男性器の位置は今年の方角に向けることを忘れずに』
おかーさんはサーモンの恵方巻を鮭のほぐし身で代用
『ジャバウォックが住む「ジャーバレー」では、ジャバウォック達が来訪者に恵方巻を喰わせる勝負を挑んでいますが、自らその恵方巻を食べてしまい次々と敗北しています』
おとーさんは具材に生チョコレートを使ったショコラ恵方巻に挑戦、バレンタインデーの先取りなのかな？
『チェシャ猫は来訪者に恵方巻を食べさせたり、マーチヘアは人参の代わりに首に恵方巻をぶら下げてますね、ジャブジャブ達は｢鬼は外、福は内｣と鳴きながら今年の方角に向けて夫にバックで繋がっています』
コルヌおねーさんは卵焼きと椎茸、かんぴょうに紅しょうがを少々入れて、そして河童さんの好物であるきゅうりを乗せた恵方巻を作ります
『ドーマウス達は黒い寝袋から顔を出しながら眠っています。彼女達自身が恵方巻であることをアピールしているようですね』
わたしももう一本恵方巻を作って――
｢出来た｣
我が家の恵方巻の出来上がりです
※食事タイム※
｢それでは今年の方角に向いて――｣
『いただきます』
わたしは自作の恵方巻を丸かじり
まといの野菜のｼｬｷｼｬｷ感とビーフシチューのまろやかさ、魔界豚の脂身が口いっぱいに広がります
｢ふー食った食った｣
少しずつ食べるわたしに対してコーンはあっさりと食べ終わります
｢リコ、まだ食べてるのか？｣
｢待って、もう少しで食べ終わるから｣
｢俺はもう待ちきれないぞ｣
コーンはウズウズして待ちきれ様子です
わたしは少しずつ中身を押し出します
昨日コーンが作った恵方巻と比べたら細く作っているので食べやすいのですが
｢…食っていいかな？リコの、下の恵方巻｣
コーンは理性の欠片が一切ない野獣のような瞳でわたしの下半身を見つめています
それは襲われていることに気づかないごく自然な交わりをするマッドハッターとかけ離れていて
｢いただきまーす｣
わたしがあと一口で恵方巻を食べ終わろうとした時にコーンはわたしのズボンをパンツごと脱がして
ﾊﾟｸｯ
わたしのすっかり大きくなった男性器を咥えました
ｼﾞｭﾙ、ﾁｭﾊﾟ
コーンの荒い舌使いがわたしの男性器をなめ回します
ﾝｸ、ﾁｭﾙ
まるで恵方巻がまだ食べ足りないかのように
ﾝﾑ、ｼﾞｭﾙﾘ、ﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟ！
｢んっ、出そう…｣
わたしの身体が精を放出する準備に入ると
コーンは｢ふー、ふー｣と鼻息をあらげながら、服を脱いで上半身をさらけだします
まだ子供なので胸は膨らんでおらず、少年のような上半身
コーンはわたしの手をとって上半身を触らせます
コーンの肌はとてもすべすべしてさわり心地が良く、夜中ベッドの上で抱かれて肌が密着する時のことを思いだし
｢あっ――｣
男としての最高の『福』がやってくると共に
まるで『鬼』のような射精がわたしの外へ吐き出され、コーンの内へと注がれます
｢ぷはっ…魔界豚入りのビーフシチューの効果かな、いつもより旨い精だったぜ｣
コーンは精の味に酔いしれながらわたしの男性器に再度口を近づけようと――
｢おっと、キスをしたら極刑で引っ付くからダメか｣
｢……｣
｢どうしたリコ、身体をモジモジさせて｣
｢うん、身体が痒くて｣
｢そりゃ、まといの野菜を食ったら福、じゃなかった服の摩擦で身体が痒くなるのは当然だろ!?｣
コーンは思いきってわたしの服のボタンを引きちぎり、強引に服を脱がせます
｢はぁはぁ、いいよなリコ？｣
｢でも、おかーさん達の前で｣
｢心配ないよ、四人とも既にエロありに突入してるから｣
コルヌおねーさんに言われて気づきましたが
コックおねーさんとジェフおにーさんは全裸で交わり
おかーさんはおとーさんを馬乗りにして交わっていました
いつの間にか交わっているマッドハッターとその夫はスゴいな…
｢うりゃっ！｣
｢きやあっ！｣
対してコーンは強引に挿入したので、わたしは思わず悲鳴を上げます
｢わたしのが、奥まで入っちゃう｣
｢ふっ、リコの下の恵方巻が俺の膣を押し広げてるぜ｣
｢う〜、わたしの、わたしの恵方巻がコーンの子宮に届いちゃう！｣
コーンは両腕をわたしの首に、両足をわたしのお尻に回し、腰を振ります
｢出ちゃうよ、鬼はそと！｣
｢福はうち！出てるぞ出てるぞ｣
｢はぁはぁ…良かったぞリコ｣
｢うん…｣
｢じゃあ次はシックスナインの体制で…アレ？｣
｢どうしたの？｣
｢なんか抜けなくなってる？まるで去年みたいに｣
｢どうして？キスはしていないのに…あ、子宮口と鈴口をくっつけて、『下の口』でキスしたから？｣
｢何じゃそりゃ、そんな接吻もアリかよ？まぁ、ずっと去年と違ってリコと繋がってるからいいけどさ｣
｢うん、そうだね。またコーンの中に注いであげる｣
｢それは俺が言う台詞だ♪｣
こうしてわたしは一日中コーンの『鬼』のようなエッチを味わいながら、コーンの夫として精を注ぐ『福』に浸り続けました。
※おわり※
※リコ視点※
｢ねぇ、コーン、今ここでソレを頬張らなきゃダメなの？｣
｢当然だろ？今ヤらなくていつやるんだよ？｣
｢明日じゃダメ？｣
｢ダメだ、せっかくリコのために太くしたんだぜ？｣
｢言われてみれば、すごく太い、わたしのお口に入るかな…｣
｢とにかく咥えろよ｣
このまま躊躇してもコーンのことだから無理矢理咥えるかもしれない
わたしは覚悟を決めて小さな口を大きく開け
(う〜間近に見ると凄く太くて大きい)
コーンから差し出されたソレを頬張ります
小さな手で黒い面を握り、力を込めて中身を絞りだそうと頑張ります
う〜、握ったらぶよぶよした感触がするよ
｢あーリコ、ちゃんと飲み込まないと、口元から白いのが零れてるぞ｣
コーンの指摘通り口元からポロポロと零れ落ちます
｢もっと奥へ押し込め、ちゃんと噛まないと｣
そう言われても、歯を立てたくても、あまりにも太すぎて顎に力が入らないよ、う〜
｢二人とも何をやってるの!?｣
悲鳴のような声がわたし達の行為を中断させました
｢あ、お袋｣
｢ほぉ、ほぉはーはん？｣
わたしは「お、おかーさん」と言ったつもりですが、コーンお手製のそれが太すぎて声が出ません
｢何って、リコに食わせているんだよ、俺のお手製『恵方巻』を｣
｢恵方巻…まさか、今日買った材料を使って!?｣
｢そうだよ、ご飯炊いて適当に具材を乗せてのり巻いたんだよ｣
｢そもそも節分は明日でしょう！何勝手にフライングしてるの!?｣
｢女王様が気まぐれで時間を進めるかもしれないだろ？｣
｢時間以前に、リコちゃんにそんな太い恵方巻を無理矢理食わせるな、喉を詰まらせたらどうする？｣
と、騒ぎに気づいたおとーさんが入ってきます
｢まぁ、喉を詰まらせたら詰まらせたで自分がリコちゃんにチュウ…は無理だが小さな背中をぽんぽん叩けるがな｣
｢あなたは黙ってて！あー、もうキッチンをこんなに散らかして、まさか魔界鮭全部使ったの？夫のために生サーモン巻きを作ろうと思ってたのに！｣
おかーさんはガミガミモードに突入
｢海苔もこんなにも使ったの!?｣
千切れた海苔の残骸を見てガミガミ度を増します
｢巻こうとしたら千切れたり、具が飛び出たりとかして何度も失敗してさ｣
｢作り方がわからないならちゃんと聞きなさい！｣
｢俺はリコから聞いた話を思い出しながら作ったぞ。マッドハッターらしく頭をフル回転させてな｣
わたしはおかーさんから教えてくれた恵方巻のことを、ついコーンに話してしまいました
｢本当にこれでいいのかと立ち止まって確認する冷静さもマッドハッターに大事なことでしょ！コーンの頭に被ってるキノコは何のためにあるわけ!?｣
｢お袋の拳骨をガードするためにあるのが当然だろ？｣
｢拳骨されるようなことばかりするコーンが悪い！｣
｢おいおい、まだ節分じゃないのに鬼になるのはまだ早いぞ｣
喧嘩モードに入った二人を宥めようとするおとーさんに、わたしも止めなくちゃと思い
｢ごめんなさい…わたしの知らない間にコーンが恵方巻を一人で作ってて、わたしも手伝おうとしたけど、コーンがリコに食わせるから一人で作るって、ぐすっ｣
｢……いいのよ、リコちゃんが謝る必要はないの｣
ぐずるわたしを見たおかーさんはいつもの優しい表情へ戻ります
｢ごめんなさい、お母さんもつい鬼になっちゃったね。冷静に考えてみれば足りない材料はあるもので何とかすればいいわけだし、明日一緒に恵方巻を作ろうね｣
｢…うん｣
わたしは涙を拭い微笑みます
｢うんうん、鬼が来ても最後は福が来る、やっぱり我が家はこうじゃなきゃ｣
おとーさんも笑顔でうなずきます
｢それよりリコ、俺の恵方巻旨かったか？具材にタケリダケを入れようかと思ったけど、この前食いすぎて切らしてしまってさ、タケリダケさえあれば、すっかり出来上がったリコのお手製恵方巻を俺がカプッと咥えて――｣
｢コーンはもう少し反省しなさい！｣
ﾎﾟｶｯ! ｢いて！｣
｢あ、鬼が戻ってきた｣
｢いつものことだけどね…｣
※翌日※
｢さて、改めて今日は節分だから、家族全員で恵方巻を作ろう｣
一番上のお姉さんであるコックおねーさんが家族全員に言います
｢お互いに食べさせるための恵方巻だ、好きな人に何を食べさせたいと思いながら作るといいぞ｣
おとーさんはおかーさんを見ながら嬉しそうに語ります
｢ボクには夫がいないから自分用の恵方巻を作るよ｣
コルヌおねーさんは微笑むように言います
｢よーし、今日もリコに太い恵方巻を――｣
コーンは腕捲りをしながら張りきっていますが
｢だがコーン、君は駄目｣
コックおねーさんから参加を拒否され｢何で!?｣と唖然します
｢昨日食べさせたでしょ？｣
おかーさんはコーンに釘を刺しながら、コックおねーさんの夫であるジェフおにーさんと一緒に作りおきしていた料理を並べています
コルヌおねーさんは器の一つを手に取り蓋を開けます
｢中身はビーフシチューだね。出来立てのような香りが漂ってくるよ｣
料理を入れた器にキノコの笠で蓋をすれば長い間保存可能なのが不思議の国のふしぎなところ
わたしも器の蓋を開けるとみずみずしいサラダが現れます
｢まといの野菜のサラダ…よし、コーンのためにサラダとビーフシチューの恵方巻を作るから、それも二人分、ペアルックならぬペア恵方巻だよ｣
｢まぁ、リコが俺の分を作ってくれるならいいか。待ってる間に実況中継でも観よっと｣
納得したコーンはソファーに座り映像媒体を起動させます
『本日は節分です。鬼は外、福は内の、節分です。不思議の国でもあちこちで節分に因んだイベントが開かれています』
トランパート(スペード)のレポーターさんが城下町の様子を紹介しているようです
『今年も口づけをしている夫婦やカップルが多いですね。これはハートの女王様による「接吻の刑」のようですね。節分と接吻をかけた極刑で、妻や夫に口づけをしたら最後、一日中唇が密着した状態になります』
そういえば去年はコーンがわたしのほっぺたにチューしたら一日中くっついて大変だったな
『ほっぺにチュウして引っ付くのもいいし、唇と唇でディープキスをするのもよし、ペニスやクリトリスにキスしてエッチな姿勢になるのもよし、女王様の極刑はエロくて素敵〜』
わたしは中継の声を聞きながら、恵方巻を作ります
黒い面――海苔の上に、白い粒――酢飯をのせます
『トランパートが経営する｢レストランpart｣各店で恵方巻フェアを実施中、色んな種類の恵方巻が販売されています。フェラのようにちゅぱちゅぱして味わってもオッケーだそうです』
コックおねーさんはキノコと魔界豚の味噌炒めを混ぜ合わせたものを
ジェフおにーさんはキノコと切り刻んだカラフルな野菜を具材にして包みます
『子供達にとっての夢の遊園地「ネバリケランド」では、来演者全員にハンプティエッグの卵焼きと納豆や山芋が入った恵方巻を無料配布しています。夫はこれを食べて、妻は夫の垂れ落ちる精液を食べましょう、勿論男性器の位置は今年の方角に向けることを忘れずに』
おかーさんはサーモンの恵方巻を鮭のほぐし身で代用
『ジャバウォックが住む「ジャーバレー」では、ジャバウォック達が来訪者に恵方巻を喰わせる勝負を挑んでいますが、自らその恵方巻を食べてしまい次々と敗北しています』
おとーさんは具材に生チョコレートを使ったショコラ恵方巻に挑戦、バレンタインデーの先取りなのかな？
『チェシャ猫は来訪者に恵方巻を食べさせたり、マーチヘアは人参の代わりに首に恵方巻をぶら下げてますね、ジャブジャブ達は｢鬼は外、福は内｣と鳴きながら今年の方角に向けて夫にバックで繋がっています』
コルヌおねーさんは卵焼きと椎茸、かんぴょうに紅しょうがを少々入れて、そして河童さんの好物であるきゅうりを乗せた恵方巻を作ります
『ドーマウス達は黒い寝袋から顔を出しながら眠っています。彼女達自身が恵方巻であることをアピールしているようですね』
わたしももう一本恵方巻を作って――
｢出来た｣
我が家の恵方巻の出来上がりです
※食事タイム※
｢それでは今年の方角に向いて――｣
『いただきます』
わたしは自作の恵方巻を丸かじり
まといの野菜のｼｬｷｼｬｷ感とビーフシチューのまろやかさ、魔界豚の脂身が口いっぱいに広がります
｢ふー食った食った｣
少しずつ食べるわたしに対してコーンはあっさりと食べ終わります
｢リコ、まだ食べてるのか？｣
｢待って、もう少しで食べ終わるから｣
｢俺はもう待ちきれないぞ｣
コーンはウズウズして待ちきれ様子です
わたしは少しずつ中身を押し出します
昨日コーンが作った恵方巻と比べたら細く作っているので食べやすいのですが
｢…食っていいかな？リコの、下の恵方巻｣
コーンは理性の欠片が一切ない野獣のような瞳でわたしの下半身を見つめています
それは襲われていることに気づかないごく自然な交わりをするマッドハッターとかけ離れていて
｢いただきまーす｣
わたしがあと一口で恵方巻を食べ終わろうとした時にコーンはわたしのズボンをパンツごと脱がして
ﾊﾟｸｯ
わたしのすっかり大きくなった男性器を咥えました
ｼﾞｭﾙ、ﾁｭﾊﾟ
コーンの荒い舌使いがわたしの男性器をなめ回します
ﾝｸ、ﾁｭﾙ
まるで恵方巻がまだ食べ足りないかのように
ﾝﾑ、ｼﾞｭﾙﾘ、ﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟ！
｢んっ、出そう…｣
わたしの身体が精を放出する準備に入ると
コーンは｢ふー、ふー｣と鼻息をあらげながら、服を脱いで上半身をさらけだします
まだ子供なので胸は膨らんでおらず、少年のような上半身
コーンはわたしの手をとって上半身を触らせます
コーンの肌はとてもすべすべしてさわり心地が良く、夜中ベッドの上で抱かれて肌が密着する時のことを思いだし
｢あっ――｣
男としての最高の『福』がやってくると共に
まるで『鬼』のような射精がわたしの外へ吐き出され、コーンの内へと注がれます
｢ぷはっ…魔界豚入りのビーフシチューの効果かな、いつもより旨い精だったぜ｣
コーンは精の味に酔いしれながらわたしの男性器に再度口を近づけようと――
｢おっと、キスをしたら極刑で引っ付くからダメか｣
｢……｣
｢どうしたリコ、身体をモジモジさせて｣
｢うん、身体が痒くて｣
｢そりゃ、まといの野菜を食ったら福、じゃなかった服の摩擦で身体が痒くなるのは当然だろ!?｣
コーンは思いきってわたしの服のボタンを引きちぎり、強引に服を脱がせます
｢はぁはぁ、いいよなリコ？｣
｢でも、おかーさん達の前で｣
｢心配ないよ、四人とも既にエロありに突入してるから｣
コルヌおねーさんに言われて気づきましたが
コックおねーさんとジェフおにーさんは全裸で交わり
おかーさんはおとーさんを馬乗りにして交わっていました
いつの間にか交わっているマッドハッターとその夫はスゴいな…
｢うりゃっ！｣
｢きやあっ！｣
対してコーンは強引に挿入したので、わたしは思わず悲鳴を上げます
｢わたしのが、奥まで入っちゃう｣
｢ふっ、リコの下の恵方巻が俺の膣を押し広げてるぜ｣
｢う〜、わたしの、わたしの恵方巻がコーンの子宮に届いちゃう！｣
コーンは両腕をわたしの首に、両足をわたしのお尻に回し、腰を振ります
｢出ちゃうよ、鬼はそと！｣
｢福はうち！出てるぞ出てるぞ｣
｢はぁはぁ…良かったぞリコ｣
｢うん…｣
｢じゃあ次はシックスナインの体制で…アレ？｣
｢どうしたの？｣
｢なんか抜けなくなってる？まるで去年みたいに｣
｢どうして？キスはしていないのに…あ、子宮口と鈴口をくっつけて、『下の口』でキスしたから？｣
｢何じゃそりゃ、そんな接吻もアリかよ？まぁ、ずっと去年と違ってリコと繋がってるからいいけどさ｣
｢うん、そうだね。またコーンの中に注いであげる｣
｢それは俺が言う台詞だ♪｣
こうしてわたしは一日中コーンの『鬼』のようなエッチを味わいながら、コーンの夫として精を注ぐ『福』に浸り続けました。
※おわり※
17/02/05 23:00更新 / ドリルモール