読切小説
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不純の鷲獅子と欲望の察知(思い込み)
※魔王城・ハーレム部屋※
※グリフィー視点※


「凄い、新年早々、グリフィーの騎乗位、気合い入ってる」

わかるぞ、私にはわかるぞ、私の揺れる二つの山を揉みたいのが

我が宝をの欲望に応えるべく、黄金の両腕をとって、私の胸へ導く

うん、いいぞ、最高の手つきだ、山の頂上から白き湧き水が出る程な

わかるぞ、私にはわかるぞ、更に興奮して黄金の延べ棒の固さが増していることに

はぁはぁ、いいぞこの延べ棒が私の、子宮を貫いて、黄金郷へと導くのが

わかるぞ、私にはわかるぞ、その棒が脈を打ち、白き種が尿道を通ってゆくのが

思い切り財宝の種を流してくれ、そして奇跡を起こしてくれ、私の子宮に命という宝を授けてくれ

わかるぞ、私にはわかるぞ、財宝の種が黄金郷を白く満たすのが

「はぁはぁ…ふー!ふー!」

射精を終えても我が宝の瞳は輝きを失っておらず、赤い紋様が浮かんでいる

わかるぞ、私にはわかるぞ、まだまだ交わりたい欲望が沸き上がっているのが

私は腰の動きを再開させる、腕を支えに何度も何度も打ち付ける

私の大切な宝物、決して手放すものか、分身薬の効果が消えるその時まで――







分身が消えるまで精を搾り続けた私は愛用の腰布を拾い、白き滝が流れる秘密の入口を覆い隠す

「やっぱり新年の姫始めは気持ちいいものだな」

鷲の翼を大きく羽ばたかせ飛翔する

天井があるためかつてのように高くは飛べないが、歩くよりは手っ取り早いのだ


「あけましておめでとうございます」
「今年もよろしくお願いします」

「あけおめー」
「ことよろー」


下を見下ろせば、多くの嫁達が分身体と交わったり、そうでないものは仲良く新年の挨拶をしたりするのが見える


「ままーままーみるくー」
「はいどうぞ、パパの精から作ったミルクですよ」

ハーレム結成時からの嫁であるスライムのスラミが娘であるスライムのイムミに精入りの哺乳瓶を飲ませる

わかるぞ、私にはわかるぞ、スラミは娘を大切に育てたい、イムミも父親の精を飲みたいのが


「夫はどこかなー?夫はどこかなー?」
「ハッピーも交わってない夫を探しているのか」

すれ違ったハーピーのハッピーに声を掛ける

「うん、見つけたら急降下して犯すの」

わかるぞ、私にはわかるぞ、今すぐにでも夫と交わりたいのが

嫁達は新年から自分の欲望を満たすために頑張っているな、私も頑張らねば

と思っていると、ある嫁の姿に目が止まる

「あの娘、もしかして…」

気になったのでその嫁の方へ降りる

「…ごしごし」
「ああ〜ニーカの洗いは気持ちいい〜」

キャンサーのニーカが自らの泡を使って我が宝の金の延べ棒を洗っている

「…きれいにしてあげる」

わかるぞ、私にはわかるぞ、ニーカはその泡で我が宝を射精させたいのだろう。ならば

「私も手伝ってやるぞ」

泡の中へ手を突っ込む

「おおっ、ニーカの優しい洗いにグリフィーの激しい洗いが加わったあ〜」

泡の滑りが手伝って金の延べ棒を綺麗に磨いてゆく

いくら黄金でも、表面が薄汚れていては取引価値が下がるからな

「出るぅぅ…ウッ!」

気泡から白い体液が飛び散る

「どうだ、ニーカの欲望を叶えてやったぞ」
「…うん」

ニーカは無表情で再び洗いはじめる

わかるぞ、私にはわかるぞ、顔には出さないが私に感謝しているのが


「グリフィーの奴また余計なちょっかいを」
「ニーカの機嫌が良くて助かったわね…」
「チッ、蟹の鋏の餌食になるかと思ったのに」



周りの嫁達はこんなにも私の話をしてくれている

新年から嫁の手伝いをするのは気持ちがいいものだな

さて、他に欲望を持った嫁は…む、あの隠し部屋から欲望が

「ふむ、この扉は、この穴を弄って、コリコリした部分を優しくつねって、ここは激しくと…」

様々な仕掛けがある遺跡の宝を守ってきた私に隠し扉を開ける等簡単なこと

「お邪魔しまーす」

鍵を解除し、扉を開け部屋へ入ると――


「アカリ、そちらの火加減は大丈夫ですの?」
「アオイこそ冷却水の注入を忘れるなよ」
「アリサちゃん、気泡の召集終わりました…」
「ふわぁ〜ありがとアキラ、あとはこの魔界餅米を混ぜれば第二段階はクリア〜」


色とりどりの魔女のローブを着た黒髪の小さな少女四人組が何かの調合をしている

ハーレム結成三年目のジパング遠征で出会ってから、今日まで魔女達の筆頭として活躍している四つ子の魔女達じゃないか

「お餅がうにゅーと出てきましたわ」
「後は薬品を混ぜれば究極のお餅が完成だな」
「もう、急いで食べても喉を詰まらせることはないのですね…」
「ふわぁ〜あと身体につくとベタベタして取れなくなる」

わかるぞ、私にはわかるぞ、そのお餅を我が宝に試してエッチなことをするのが

「私も手伝ってやる」

置いてある薬品を瓶の中へ流し込む

「グリフィー、貴女が何故ここに!?」
「おい鷲、また余計なことを!」
「駄目です。薬品を全て入れたら…」
「ふわぁ〜もう遅いよ」

「ここにある薬品を混ぜたかったのだろ?」
「ふわぁ〜混ぜる量の配分を考えなきゃ」

薬品がチューブを通り、餅に垂らされると餅が勢いよく膨れ上がり

ピー!と甲高い音を立てながら赤と青と緑と黄色の湯気が噴出

「あの煙、凄いことが起きそうだ」
「どうみても失敗ですわよ!」

「このままだと、爆発してしまいます…ひぇぇ」
「わかるぞ、私はわかるぞ、幼女の服が餅でベトベトになる美味しい展開だな」

「鷲、テメエがくらえ!」
ボンッ! 「ぐりふぉ!」

アカリが膨張した餅を私に投げつけて

ぱあん!っと爆発

「ふわぁ〜すごい爆発だったね」
「ざまあみろ、少しは懲りたか!」

「わかるぞモグモグ私にはわかるぞモグモグ私に試食をさせたかったのだなモグモグ」
「グリフィーさん、全然懲りてないよ…」

堂々と餅を頬張る私を見てアキラは涙目になっている

わかるぞ、私にはわかるぞ、アキラは私の無事に涙しているのが

「ではさらばだ」

「二度と来ないでくださいまし!この妄想鷲!」
「ふわぁ〜砂を撒いてやる〜ぱっぱっ」


新年早々アオイからエールを送られ、アリサもやる気を出して砂撒きとは去りぎわまで盛り上げてくれている――

嫁の欲望を叶えた後は気持ちがいいな

宝も犯せたし、嫁の欲望も手伝えたし、美味しいお餅を食えたし、今年もいい年になりそうだ


「あ〜新年早々からイライラするぜ」


大きな鉈を担ぐ赤い帽子を被った小柄な幼女――レッドキャップのレップが不機嫌そうに歩いている

「せっかくの新年なのに帽子が真っ赤だよ、畜生!」

わかるぞ、私にはわかるぞ、夫を探しているのが、ならば――

「私が運んであげよう」
「へ?」
「翔ぶぞ!」
「ぎゃああ!」

レップの服の襟をわしづかみにして大きく飛翔

「うわーやめろー!」
「さーて、我が宝はどこかなー?」
「高いー!高いー!」
「安心しろ、宝のところへ連れてってやる」
「余計なことすんな!夫は自分で探すんだー!」
「はっはっは、遠慮はしなくていいぞ、私もさっきヤったばかりだから取りはしないさ」
「この!いい加減に、しろぉ!」
ガンッ! 「ぐりふぉ!」

レップの巨大な鉈が私の頭に叩き込まれる

「あー」
「ぎゃああ、落ちるぅ!」

衝撃で飛翔する力を失った私はその場で墜落する

まぁいいかだってわかるぞ、私にはわかるぞ、レップはその鉈で私を叩きたかったのが…


「レップぅ!」


おっ、我が宝の一人が落下する私達に気づいたぞ、新年の奇跡だ――





「はぁはぁ、この怒りを夫にぶつけてやる!」
「おう、おう、腰使いが激しいっ!」


レップが助けてくれた夫の分身を犯すのを見届けた私は飛び立つ

「ふふふ、鉈で叩かれた部分がまだ痛むぞ、勲章ものだ」

私は引かない痛みを感じながら、満たされぬ欲望を抱いている嫁を探す


と、薬の瓶が固定された矢を放つ嫁に気付く

瓶が破裂し薬が水飛沫となり、薬を浴びた我が宝が分裂を起こす

「よし、これで分身の提供も一通り終わったな」

ケンタウロスのサジータが分身達が嫁を押し倒すのを見届けている

「今年もパール様のためにハーレムを満足させないとね…」

ナイトメアのトメーアが一年の計は元旦にありと気合いを入れ

「この分身薬を薬棚に戻したら、旦那さんの身も心も暖かくしてあげましょ」

ホワイトホーンのホーカンは宝との交わりが待ち遠しそうだ


三人はパール様と同じケンタウロス属、下半身が四足の馬…



旨そうな馬肉…



じゅるり



カプッ 「ひゃっ」
カプッ 「痛い!」
カプッ 「ギャアアアー!」

私は後ろから三人のお尻に噛みつく
特にサジータの叫びは凄まじかったな

「貴様はグリフィー!今度はどんな思い込みで噛みついた!?」
「いやー遺跡を守護していた頃は食料として馬肉を食べていたのでつい」
「ならば貴様にはこの弓矢を喰らわせてやる!」

サジータは自慢の弓矢を私に放つが、私は華麗にそれをかわす

「避けるな!」

わかるぞ、私にはわかるぞ、狩猟本能を満たしたいのだろ?

「うう…痛い」

わかるぞ、私にはわかるぞ、トメーアはドM心が満たされているのが

「そもそも、わたしは馬じゃ…」

わかるぞ、私にはわかるぞ、ホーカンは馬として認められたいのが

しゃがみこむホーカンが背負っていた箱がコトンと落ちる


「分身薬…」


そうか、わかるぞ、私にはわかるぞ


「待って、それはまだ取っておく分」
「わかるぞ、私にはわかるぞ、これは去年の分身薬だろ、新年を迎えたのにお古の分身薬はいらないから処分したいのが!」

私は交わるハーレム達に向かって箱を投げ飛ばす

箱の分身薬が全てばら蒔かれ、嫁と交わる我が宝に降り注ぐ


「嫁!」「嫁!」「嫁!」「嫁!」
『キャアアア、夫がこんなに沢山、輪姦されちゃうう』

分身達が生まれ、次々と嫁達を犯してゆく


「まずいぞ、あれだけ分身が多いと感覚が共有され過ぎて混乱するぞ、うわぁ!待て押し倒すな――」
「あわわ…もう収拾がつかなくなっちゃう…ひゃあっ!」
「待って、まだ身体が暖まってな…やあん」

サジータ達が分身達に押し倒され、人間の女性器と馬の女性器、両方で犯される


よし、私も――


と、分身の一人を押し倒そうと羽ばたこうとしたら鞭状の剣が私を拘束


「何をしているのかしらぁぁ?」


ハーレムの主――バイコーンのパール様が立っていた


※パールの部屋※


「たかが薬だと思ってるけどね、分身薬は無限にある訳じゃないの、無くなったら補充する必要があって、そのためにはわざわざ外部から取り寄せなければならないの、ハーレム結成当初から今日までずっとよ」

結局私は宝を犯すことが出来ないままパール様の個室に連れていかれパール様から説教されていた

「確かに一時はこのハーレムで分身薬を作ろうとした時期もあったけど、そのたびに薬を作っている嫁に襲いかかったり、材料全て飲んで胃で混ぜればいいだろと言って、夫が触媒や原液を直接飲むから、結果的に充分な量の分身薬が作れなくて、だから外部に取り寄せるしか無いの」

わかるぞ、私にはわかるぞ、確か現在はクリアちゃんのサバトに頼んでいることを

「でも外部の人だって魔術の研究や夫と交わる時間があるの、その貴重な時間を割いて薬を作るのよ、言っている意味わかる?」

パール様は部屋をうろうろしながら説教を続ける

黒い毛並みの馬の尻尾が揺れている



じゅるり



「だいたい――」カプッ「きゃあ!グリフィー、貴女また噛みついたわね!?」
「いやーパールのお尻が美味しそうでしたので」
「貴女はいつも…これは調教が必要ね」

わかるぞ、私にはわかるぞ、パール様の調教欲が満たされているのが

「さあ、その鞭で私の獅子のお尻を叩いてくれ」
「一応覚悟は出来てるわね、だけど最低でも三日間は覚悟してね?」

バシン 「あふぅ」

ペシン 「おうっ」

パアン 「あはっ」

新年から宝を犯し、嫁達の欲望を満たして、さらにパール様から調教される


パッシッン 「イクゥゥ…」 ビクンビクン


今年もいい一年になりそうだ…


※おわり※
17/01/01 23:48更新 / ドリルモール

■作者メッセージ
 皆様、新年明けましておめでとうございます。

 ドリルモールです。

 今年も多忙でこういうタイミングでしかお話が書く余裕がありませんが、今年も出来る限り欲望のままバイコーンハーレムと不思議の国のお話を書きますのでよろしくお願いします。

 今年の最初のキャラクター紹介はグリフォンのグリフィーです。





キャラクター紹介
【名前】グリフィー
【性別】女
【年齢】シュウより年上だからお姉さんだ!
【種族】グリフォン
【容姿】図鑑と同様
【一人称】私
【呼称】夫→我が宝
【口調・口癖】ぐりふぉ!/わかるぞ、私にはわかるぞ
【能力・特技】欲望の感知(思い込み)
【概要】
 柴ハーレムのグリフォン
 かつては遺跡で宝を守護しており遺跡探索中の夫を襲い嫁となる

 ハーレム入り後は嫁と交わりたい夫の欲望に応えるべく日夜夫を襲っている

 また嫁の欲望にも敏感で彼女達の欲望に応えるため行動するが、その殆どが彼女自身の思い込みであり結果的に空回りして怒りをかった嫁から攻撃されることも屡々、しかしそれすらも調教の欲望を満たした等とポジティブな方向に思い込んでしまうMっ気体質の残念なお姉さんと言える

 ちなみに夫と出会う前は馬肉を食料としていたためか、パール様を始めとしたケンタウロス属の下半身に噛みつく癖があり、ケンタウロス属の嫁からは恐れ怨まれている

【補足事項】
 嫁からの攻撃はぐりぐりされるのが一番好き

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