連載小説
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万歳のメインと幼愛のデザートと輪姦のドリンク
※魔王城・空き部屋※
※リーゼ視点※


「どうですか、トメーアさん。ベル様は起きますか?」
「無理みたい…魔術による防壁が強すぎてベルフィード様の夢の中に入り込めないの…術者の協力がないと…」

パール様への報告を終えたわたしは、ベル様が眠っている空き部屋でナイトメアのトメーアさんにベル様の状態を確認します。

「術者はハートの女王よ。いくらナイトメアでも夢の中へ入り込んでエロエロするのは困難ね・」

メシャスさんの一言を無視するくらい、どうやって起こそうかと頭を抱えていると

ぷしゅうう……

突如ベル様の全身から白煙が噴出

「この煙は…!?」
「知っているのですか、トメーアさん」
「夢の中から誰かが出てきたときに起こる現象の一つです…」


「ケホッ!ケホッ!」


白煙から二つの影が現れます


「くそっ、女王の奴、まさかオレ達をベルフィード様の夢の中へ送り込むとは」


白煙から出てきたのは、まるで双子のように見える瓜二つの姿をした魔物の夫婦

質素なポロシャツにショートパンツ
真っ白な髪の毛をボブカットに切り揃えています。
細身の身体でこそ成り立つ、繊細という美しさを象徴しています。

確かあの娘は、さっき映像で見た娘と同じリリム、でもさっきとは違って何故か二人いる……?

「げっ!? 人がいる、ビューティ目を覚ませ」

夫は、妻らしき片割れを揺すって無理矢理起こそうとしています。

「起きろ、起きろ!」ペシペシ!

妻の頬を何度も叩く夫
妻のほうは寝ているというより、まるで意識を失っているかのような――

「ははーん、あの二人がベル様を起こすために女王様が送り込んだ使者なのね・」
「何一人で納得しているのですか」

「む……ここは?」

先に目覚めたのはベルフィード様でした。

「確か余はいつものように旧時代の悪夢に魘されて――住人達の怒りや悲しみを耳にしながら深い闇へと沈んで……」

「メシャス、ベルフィード様の容態は!?――ってもう目覚めていたのね。よかったわ」

部屋に飛び込んできたパール様が、ベル様を無理矢理起こして背中に乗せます。

「待ってください…今は安静にしないと…」
「ベル様申し訳ございません、ゾンビがワイトへと変化する兆しが現れましたので急ぎます」

トメーアさんの制止を聞かず、パール様はベル様を強制連行。

「ん、ここは、どこ?」
「ビューティ、目覚めたか」

ようやくベル様の夢から出てきた魔物娘が目を覚ましました。

「そうか、あたし、また、気絶したのね」
「ったく夢の中でも気絶しやがって、ビューティが気絶するたびにどれだけオレが苦労していると思ってる、といいたいけどあんな化物が襲ってきたら無理ないか」


「あたし達も行きましょ・」
「あの二人は放っておいていいのですか?」
「リーゼちゃんが気にすることないわ・だって…あの二人は魔界第二十王女ビューティとその夫のカフェオレ、リリム夫妻よ・」

いや、何の答えにもなっていないような…


※ディナールーム※


「んおおお、コンジの腹筋やわらかい」
「出すよ、出すよ」
「熱い、あちゅい、腹筋が精の川で満たされて行く〜」

二つの男性器で腹筋コキをさせられている人虎を目にしながら、ディナールームへと足を踏み入れると

ゾンビのポワイちゃんがいました。

「しばさま〜ポワイのからだへんです〜」

なぜか全身が淡く発光した姿をしており、表情もいつもの明るさとは違いどこか火照ってた表情をしています。

「あれはワイト化の兆候のようね・」
「でも、ついさっきまではいつワイトになるかは判らなかったはずでは?」
「きっと女王様の手ほどきね・暴走した柴様がポワイちゃんにワイト化するくらいの精を注いだのよ・ご丁寧にあと一回の交わりでワイト化するように精の量を調節してね・」

「ポワイ、跨って」
「はいです〜」

パール様の命に従い、裸の柴様に跨るポワイちゃん。
起立する男性器をスカートの中へと覆い隠します。


「ベルフィード様、瞬きは禁止ですよ?」

パール様はベル様に見せ付けるように視線をポワイちゃんへと向けさせます。

「はぁ、はぁ、しばさまのおちんちん〜なんだかいつもよりあたたかいです〜」

ポワイちゃんは顔を高揚させながら、腰を上下に動かします。

「ん〜あついです〜しばさまのせいえきがぽわいのなかをあつくしているです〜」

どうやら柴様はポワイちゃんの膣内で射精したようです。
スカートから見える足から白い精液が流れているのがその証拠です。

「う、あっ、あああん」
「始まりますわ、ゾンビがワイト化する瞬間です」

急に蹲るポワイちゃんにパール様は冷静に説明をします。

「あっ、あっ、あん、あああああんんん」

艶めくような叫び声をあげたポワイちゃんの身体に変化が起こります。


「あんっ、はだが、肌が」


罅割れた肌が修復されるように皹がつながり、決め細やかな肌触りに


「うるおっちゃいます〜」


不健康そうな灰色の肌は、灰色をそのままに綺麗な色を取り戻します


「髪が、染まっちゃいます〜」


ボサボサの髪も根元から艶めく色に染まり、白のメッシュが入った艶めく髪へ


「しばさまの顔が、かっこよく見えてきます〜」


黒茶色に濁った瞳が赤く照らされ、まるで魔界の空を美しく照らす赤い月のよう


「体中から暖かい力がみなぎってきます〜」


ポワイちゃんはこの世の者と思えないほど、美しい姿へと変貌しました。


「ぽわ〜、生まれ変わった気分です〜」


容貌や性格は別人へと変わるわけではなく、どこかポワイちゃんらしいほんかわな部分を残しています。


「メイドワイトです〜」


今の彼女の美貌なら、メイド服すらも貴族が纏う高級ドレスとして扱われることでしょう。


「ベルフィード様、ポワイちゃんはワイトへと生まれ変わりました。ばんざーい」

「バンザーイ、バンザーイ、バンザーイ」

万歳するパール様に続くように万歳する嫁達

「八人目の誕生にばんざーい・ほら、リーゼちゃんも万歳して・」
「ば、ばんざーい…」

一応わたしもメシャスさんに合わせて万歳します。

「ポワイちゃん、早速だけどその手で夫を触ってみて」


「はいです〜」
「ああっ、ああ、吸い取られてゆくぅ…」

ポワイちゃんの手が柴様の身体を撫でる度に、柴様は快楽を感じています。

「挿入していないのに精の味を感じます〜」

「それがワイトの特性だよーばんざーい」
「おーっほほほ、触れることすらも精の搾取となるのは上級アンデッドとしての特権なのですわよ。おっといけない…バンザーイ」
「元気そうなワイトでバンザーイ」
「くっくっく、ばんざーい…」
「うずく、新たな死霊貴族の魔力にこの腕がうずく、バンザーイ!」
「これでポワイも正式にぼく達の仲間入りだ。バンザーイ」
「ウチにもようやく後輩が出来ましたわ、バンザーイ」

「バンザーイ、バンザーイ、バンザーイ」

「なでなで〜」
「精が吸い取られる〜」
「ほわ〜柴様の身体を手で擦るだけなのに精を吸い取る感じがします〜」
「それいじょう撫でられたら、撫でられたらぁぁ」

柴様の男性器から精が漏れ出しますが、ワイトの吸精能力のせいかいつも以上に射精の量が多く零れ落ちてしまうので、漏れた精液を取りこぼさないようワイト達が精を啜っています。

「ベルフィード様如何でしたか、ゾンビがワイトへと変化する瞬間は?」
「……ゾンビがワイトへと変化する瞬間はとても美しく……余が魔王の代替わりによる変化した時のことを思い出した」
「そう言ってくださるのなら嬉しい限りですわ。私は後片付けがありますので失礼させていただきます」

「あの、パール様。ベル様を置いてどちらへ」

わたしがパール様に尋ねようと


『心配しなくていいのよ・』


「ひぃ、いきなり耳元で囁かないでください!メシャスさん」
「パール様は姑としての役目を果たすだけだから・」
「しゅうとめ?」

パール様が話しかけているのは、先程映像で見た水着姿のリリム
サハギンの鱗を纏っていながらもぴったりとフィットした抜群のスタイルにわたしは思わず息を呑みます
あれが魔王の娘リリム……柴様でさえもハーレムに入れることが未だに出来ていない高嶺の花…

「パール様は今回の責任者であるアンジェラちゃんにエッチなお仕置きをするの・」
「確かにあれだけの騒動を起こしたら、それなりの処罰がありますよね…」
「あたしは、別の理由だと思うなー・」
「それってどういう――」
「ほらほら、まだワイトのフルコースは終わっていないわ・」


「よかったーもしベル様が来る前にワイトになったらーみんなガッカリするところだったよー特にイーダちゃんがー」
「そうですわ、本当の貴族の仲間入りする記念すべき瞬間を見逃すなんて、末代までの恥ですわ!」
「じゃあー次はデザートに行こっかー」

クリマちゃんはドレスの上着を脱いで、幼い裸体をさらけ出します。
退廃的でありますが、その可愛らしさは正に貴族の令嬢
貴族のご子息は勿論、大人たちですら将来の嫁ぎ先として彼女を取り合うのは間違いありません。

「本当ならバロメッツちゃんの果肉を食べながら交わりたかったけどーその分甘い生クリームを食べちゃえばいっかー」

スカートをたくし上げ幼くも立派な肉壷を柴様に見せ付けるクリマちゃん

柴様の男性器もすっかり出来上がり巨根の如く直立しています。

「入れやすくするためにーちょっとだけ触れるからー出しちゃだめだよー」
「あひっ!気持ちいいっ!」

小さな指が巨根の裏筋に触れるだけでも脈打ちます。
少し触れるだけでもワイトの吸精能力が発動するのか、或いは細やかな触り心地で刺激が強すぎるのか

クリマちゃんの体ではとても入りきれないような巨根を無理矢理挿入

「んーしばさまのおちんちん入っちゃったー」

騎乗位の姿勢で腰を動かすクリマちゃん
幼い容姿でありながら大人顔負けの腰使いで巨根をかき混ぜています

「ぎゅーっ」

クリマちゃんは挿入しつつ、柴様に抱きつきます。

「ああっ!」
「あはーおちんちんがびくん!ってしたー」


「如何ですかベル様・少女特有の暖かさと抱きしめられることで精が吸い取られる夫の姿は?」

メシャスさんがベル様の耳元でそう囁きます。

「あら、クリマちゃんが夫の手をとり、自らの胸元に押し当てるわぁ・」

「どうー相変わらず柔らかさは衰えてないでしょー?」
「ふぅーふぅー」
「やだー少女のお胸をもみもみするなんてーおっきくしたいのー」
「このままでいい、ずっとつるぺたのままでいて」
「柴さまったらロリコンだねー」
「俺はロリから大人まで守備範囲が広いからな!」


「うふふ・いつかベル様もあんな風に可愛いお胸を揉まれたりするかしら・あら柴様が上半身だけ起こして自分からクリマちゃんを抱きしめたわ・」


「やだーそんなに抱きついたら精をどんどん吸い取っちゃうよー」
「はぁう、精が吸い取られるとわかっていても、華奢な幼体を抱きしめたくなる衝動は抑えきれない」
「ベルさまーどうかなー可愛らしいワイトちゃんが夫とあまいあまい交わりを楽しむ姿はー?」


「ベル様、クリマちゃんから感想を聞きたいって・」


「むぅ…ただでさえ膨大なワイトの魔力がますます増えておる。七人…いや八人のワイトの中で最年長だけはあるということか」


「へ、クリマちゃんがワイトの中でさいねんちょう?」

思わぬ事実にわたしは驚きながらクリマちゃんを見ます。

「んーあまーいっ」

当のクリマちゃんは子供のように無邪気に柴様の胸板をキスしながら腰を小刻みに動かしています。
本当に年上なのかな……?

「んーごちそうさま」

クリマちゃんは結合を解くと、下腹部から大量の精液が零れ落ちます。
それまるで、柴様の男性器をクリームでデコレーションするかのように……

「クリマのここは生クリームでべっとべっとだよー?」
「はぁはぁ……クリマが満足してくれて幸せだ」

「ベル様、如何でしたか?ワイトのフルコースは・」
「メシャスーまだワイトの交わりは終わってないよー?」
「はっ!申し訳ございませんあやうく忘れるところでした・」
「だよねーベイル」


「……」


クリマちゃんが声をかけたのが緑色のメッシュが入ったゴスロリ系ワイト、ベイル様


「くっくっく、ベイルは残ったお掃除フェラだけ充分…くっくっく」

「最後はみんなが必死になって柴様を止めているときに一人だけ隠れるセコいコトをしたベイルちゃんのドリンクを披露します・」

メシャスさんに連れてこられたのは触手に縛られた柴様の分身体。


「ベイル、ショウタイムだよ」
「くっくっく……」


シア様に牽引させられ分身達の前に立たされるベイル様


『貴女の鉤爪の出番よ…』


「くっ……くっくっく…」


ベイル様の触手型鉤爪が、柴様の男性器に嵌めこまれチューブのように精を吸い取ります。

「くっくっく……タケリダケのエキスがまだ残ってる……」

精を吸い取るベイル様は笑いながらもどこか無理をしているような感じがします。

「くっくっく……もうだめ」

タケリダケが混じった精を直接吸ったのか、ベイル様は惚けたように倒れます。
倒れたことで、分身体に吸着していた鉤爪は消滅。

「あらもう限界かしら…なら全身で飲ませるわ・」

メシャスさんが腕の爪で柴様達を縛る触手を切り裂き、耳元で囁きます。


『輪姦しなさい』


「「「「「うおおおおおおお!」」」」」

狩猟の許可を貰った猛犬のようにベイル様に群がる柴様達。

「俺も混ぜろぉ!」

便乗するようにオリジナルの柴様も加わります。

股を無理矢理広げられ、顕わになる女性器に巨大な男性器が挿入されます

「次は口よ・」

別の男性器が無理矢理口に押し込まれ
上の口と下の口、二本分の快楽が口内を蹂躙

「後ろの穴にも飲ませてあげて・」

お尻の穴にも挿入

「母乳が出る穴にも精液を流して頂戴・」

男性器の先端が灰色の乳首を刺激

「まだまだ飲ませる穴はあるわ・」

鼻や耳の穴にまで容赦なく精液が入り込みます

「これで満足したつもりかしら?」

メシャスさんの不適な笑みがベイル様を見下しています。

「わき!」
「わき!」
「ふともも!」
「ふともも!」

両腕を拘束していた柴様がベイル様の脇の下に男性器を押し込み、両足を抑えていた柴様も男性器から滴る我慢汁を太股に塗りつけています。
まるで毛穴からも精を注いでかのようです。

「へそ!へそ!」

お臍にも精液が注がれるところで、思わず人虎の腹筋コキを思い出してします。

「はぁはぁ」
「気持ちいい」
「出すぞ出すぞ」
「イクっ!」
「おらおら!」

一人のワイトに群がりケダモノのように犯す柴様とその分身達。
最早どれがオリジナルなのかわたしにも判別できません。

つい先程まで複数の柴様の精を飲んでいたベイル様が、逆に複数の柴様から精を飲まされる光景。
一本の男性器では不可能、分身薬を使わない限り実現しない輪姦要素に、もしあの中の魔物娘が自分自身だとしたらと思うと、わたしは思わず息を呑みます。

「如何ですかベル様・同じ夫から輪姦され精液を飲まされるワイトの絵図は?」

「まあ、こういう愛もあるのか、とだけは言っておく」


こうして、腐敗の王者ベルフィード様を招待したワイトのフルコースは幕を閉じました。


※続く※
16/08/20 23:48更新 / ドリルモール
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■作者メッセージ
ドリルモールです。

 ワイトのフルコースが無事幕を閉じました。

 次回はベルフィード様が帰った後のハーレム部屋の様子、つまり今回の後日談になる予定です。

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