マッドハッターの魅力を語る
紅茶は如何かな？
全魔物娘の中で最もそんな言葉が似合う魔物娘第一位
マッドハッター
別名『帽子屋』と呼ばれる彼女達は、マタンゴを始祖とする種族である。
生息地は不思議の国。
元々マタンゴである彼女達は、不思議の国を訪れても周囲を省みず交わり続けたために、無視されたと思い込んだハートの女王が放った魔法により、知恵と冷静さを与えてくれた。ハートの女王グッジョブ(￣▽￣)b!
それではマッドハッターの魅力を思う存分伝えようでないか。
まずは容姿から
帽子
一見シルクハットのように見えるが実は巨大なキノコ！ 元々はマタンゴだからキノコが帽子に生まれ変わっても不思議じゃないよね。
このキノコは原種とは違い女性の思考を明瞭にして頭の回転を早め、人間以上に知性を感じさせる落ち着いた雰囲気を醸し出すのだ。
この帽子のもう一つの特徴は、男性や魔物娘が被ると、布やフェルトで出来た普通の帽子へと変化するので、ファッションとして重宝されるだろう。
だが、人間の女性が被った場合は違う。
キノコはその女性の頭に根を張って寄生し、大量の胞子を送り込み、頭の中をキノコでいっぱいにしてしまう。
これは一種の『寄生』といえる。
しかも、たとえ男性や魔物娘が被り普通の帽子となっていても、人間の女性が被るとキノコへと逆戻りしてマッドハッターにしてしまうのだ。
余談だが、先に被った男性がその女性にとって想い人だったりすると、若干ながらキノコに男性の精を混ざり、その男性の妻に相応しいよりエロくトリップした強力なマッドハッターが生まれるらしい……
足
マタンゴの時は足が根本となり土から栄養分を取り込むよう変化したため、その場から一歩も動かず、夫に運ばれる形でしか移動出来なかった。言わば駅弁スタイル！
それがマッドハッターになることでかつての二本足、我々人類(足フェチ)の至宝が帰ってきたのだ！ スラリと伸びる太股、膝、踵、踝、指先に掛けて女性の魅力があまつことなく堪能できる！ それでも駅弁スタイルがいい人はどうぞ彼女達を抱えて運んでください、普通に喜んでくれますから。
長い間その場で直立することに慣れた彼女達は、膝を曲げ椅子に腰を掛ける形で紅茶を飲み続ける。それがいい、優雅に紅茶を飲み、テーブルにある色とりどりの菓子を頬張りながら時折足を組み替える姿だけでも彼女達の二本足は無駄ではないとの証明なのだから！
えっ？ズボンを履いてるから生足が見れない？
その心配は不要、次に紹介する『衣服』が足フェチを興奮させる魅力が詰まっていることだろう。
衣服
彼女達が着用するのは燕尾服、執事の衣装やパーティー用のドレスコードとして採用される男性が着用する衣服。
本来なら女性が着用する衣服ではないのだが、紳士であるマッドハッターが着るからこそ魅力が引き立つのだ。
帽子は先程紹介したとおりであるのであえて省略もらう。
上着
ボタンの位置は当然男性用、ワイシャツでは隠すことが出来ない膨らみ、胸、おっぱい、女性としての象徴が強調される、サイズが一回り違うだけで、胸のボタンが弾け飛びそうな不安と期待が入り交じる魅惑のマッシュルーム。
上着を脱ぎ、ワイシャツ一枚となれば、あとはそれを脱がすのみ！
上のボタンから外せば、すらりとした鎖骨とふくよかな胸の谷間が見える。
下のボタンから外しても、ぷよんと引き締まったお腹と美しい臍が見える。
全て脱がせば、女性らしい白い肌と、魅惑的なプロポーションが披露されるだろう。
手袋
絹のような柔らかい手袋で握手すれば体温が伝わり、直立した股間を優しく擦ることで絹ごしの肌触りが血行をよくし、股間の膨張を促してくれる。
紳士らしく手袋を外し、それを別のマッドハッターに投げつければ決闘成立。
どちらが、男性の妻に相応しいマッドハッターであるかの、イカセあいが始まる。
たとえ敗北して夫が得られなくても、怨まず、悔やまず、相手を祝福する寛大さを彼女達は持っている。
いつかその男性よりも素敵な運命の王子様に会える日を待ちわびながら、今日も手袋を嵌めてティーカップを持ち、紅茶を飲み続ける。
ズボン
女性いや魔物娘ならばボトムスはスカートやパンツ、中には体毛を隠しただけのノーパン状態が主流で、半ズボンならまだしも、長ズボンを履くことは早々無い。
なぜなら綺麗でスラリとした足、プニプニした足、美しい人魚の下半身、異形の蛇や蜘蛛の身体、馬の部分を見せつけることで男性や夫の視線を釘付けにするものだから。
だからこそ、長ズボンであえて足を見せないという逆転の発想が男性の想像力を引き立てる！
ズボンの下はどんな足なのだろう？？？？？？？？？？疑問符が止まらないが故に太股を、膝を、下腹部を凝視してしまう。
さらに後ろを向くとぴっちりとしたズボンでは隠し切れない女性特有の大きなお尻がこんにちはするだろう。
ズボンだからこそ表現できるくっきりとしたお尻の形が認識できて、触ればお尻の柔らかさを堪能できる。
そして、彼女達がズボンを脱ぎ、美しい生足を披露したときの感動は一生忘れられないだろう。
このように外見は男の服装、中身は女の身体という相反する二つの要素が合わさり、服装だけでも釘付けになってしまうだろう。
周囲の好奇な視線に彼女達は恥ずかしがったりすることなく、それどころか見られて当然のように笑顔で返してくれる。
その笑顔だけでも心が侵食されそうだ。
ここまで服装を含めた外見の魅力を紹介したが、実はマッドハッターの服は何で出来ているかは明確には明かされておらず、読者の間で様々な仮説が立てられている。
キノコの菌糸で編み込まれたものなのか？
獣系の魔物が体毛で覆い隠すがの如く、菌糸が身体中を覆っているものなのか？
普通に服を着ているだけなのか？
服だけでもそのような妄想が出来るとはなんて罪作りな彼女達だろう。
マッドハッターの魅力は外見だけではない、中身も見た目に負けないくらい魅力的だ！
代表的なのが、彼女達の落ち着いた雰囲気。
上層部たちの税収で、日々の生活に苦しむ一般市民の面々
自由な愛が望めなず、禁欲に縛られた主神信仰の神父や聖女
後継者争いと遺産相続に躍起になる貴族とそれに巻き込まれる子供達
魔物が人を喰らう驚異を信じて、血まなこになりながらも命をかけて魔物と戦う教団兵
己が保身のために魔物の真実を隠蔽し、人喰らいの魔物の偶像を人々に植え付けようとする上層部
主神の加護を与えられ、人々を守ることと上層部からの圧力、罪無き命を奪わざる負えない葛藤に悩み続ける勇者
反魔物領出身の彼らが、心のどこかで安らぎと落ち着きを欲していても不思議ではない。
だからこそ彼女達の落ち着いた雰囲気は、人間以上の知性を感じ、我々にとっては神々しく思えてしまい。つい訊ねてしまう
「どうして、そこまで落ち着いていられるの？」と
そして、彼らも、彼女達のように安らぎと落ち着きを求めるようになってしまう。
一見、落ち着いているようにみえる彼女たちであるが、頭の中では男性との交わりでいっぱいであり、その口からは魔物らしい愛の言葉が放たれる。これが彼女達が「静かな狂人」と呼ばれている所以である。
しかし、いかに彼女達がどんな淫らな言動を発しても落ち着いた雰囲気の前では違和感や不快感を感じさせず、男性の身体へ手を伸ばそうとも自然で優雅だと感じ、魔物娘に襲われていることすらも認識出来ないだろう。
彼女達の存在はあらゆる来訪者、特に狂気を受け入れることを頑なに拒む者を不思議の国の住人へと変えるため無くてはならないのだ。
筆者はマッドハッターの項目が更新されるまで、不思議の国に来た来訪者が全員不思議の国の色に染まるとは限らないと思っていた。
狂気じみた世界を受け入れられず、必死に抵抗する真面目な人間にとってはこの世界は地獄・いや脱出するための一種の試練だと思っていた。
チェシャ猫の誘惑
マーチヘアの狂気
ドーマウスの劣情
ジャバウォックの高慢
彼女達以外のまだ見ぬ未知の固有種と、行く手を阻む試練の数々
大抵の住人は彼女達を受け入れ、試練に狂い、交わってゆく中、心の奥で狂いたくないと必死にもがく真面目な人間がいても不思議では無かった。
そんな中出会ったのが、マッドハッター。
今までの住人と違い、誘惑も曲解も劣情も高慢すら見せない静かな住人。
いくら疑っても、狂いのない不思議の国の住人らしからぬ彼女達に、彼らは一時の安息を感じるだろう。
彼女達が男性に欲情や狂気を感じさせることなく襲うのも、また魅力の一つだ。
他愛ない会話に緊張は解れ、心がだんだん落ち着いてくる。
気づけば衣服が脱がされ、胸を押し付けられ、キノコを擦られ、いつしか挿入される。
彼女達が与える肉体の快楽は、まるで菌糸のようにねっとりと絡みつく柔らかい感触だという。
サキュバスのように、精液を搾り取ろうとする激しい脈動を感じるわけではなく
バフォメットのように、尋常じゃない狭い肉壷によって全身が吸い取られるような感覚はなく
ダンピールのように、見た目は人間でありながら、人間離れした快感を味わってしまう訳でもなく
ダークスライムのように、粘液が交わりあい、透き通った身体から射精する瞬間を目視できるわけではない
気が狂うことのない優しい感触、少しずつであるが、自然と射精するような心地よさを感じることだろう。
そして、優しい交わりに浸りながら思うのだ。
もう狂わなくていい
おかしくならなくていい
彼女達と会話し、飲食し、性交することは「普通」のことなんだと
他の住人のように狂気に走らなくていいのだと
真面目な人間が欲していた「普通」がここにあった……
外壁からの攻撃を受け入れられないなら内側から変えてしまえば良い。交わることが「普通」だと思えば冷静になれる、ただ純粋に愛し合えるのだから。
襲うのは男性だけではない。
自分と同じ仲間にするため、魔物になることは決して不安なことではないと諭すため、そして男女が愛し合うことは素晴らしいことだと教えるために、マッドハッターは女性も襲う。
そこで人間の女性がマッドハッターに生まれ変わる瞬間も魅力的であることを語ろう。
気に入った人間の女性を見かけたら、頭に被っているキノコを帽子のように外して、その女性の頭に被せて自分と同じマッドハッターに変える。
マッドハッター化した女性達は最初は戸惑い狂ってしまうが、それを受け入れさえすれば何てことなくなるのだ。
紅茶と男性の精液が主食、愛の言葉は標準語、キノコを求めるため男性との交わりを行うことは当然のこと。
その思考に引きずられるかのように、全身に胞子が行き渡った瞬間、姿は人間でありながら、身と心もキノコと同化した静かな狂人・マッドハッターへと生まれ変わるのだ。
自分自身は魔物そのものと認識しながら、被った帽子を自分のものとして、その身に燕尾服を纏い、水分補給のための紅茶を啜る。
不思議の国の片隅にある一軒家で、紳士が住まう豪華な一室で、色狂いの会話が織り成すお茶会で、優雅に佇まいながら、いつか出会う理想の夫を待ち続ける。
そして、目の前に男性が現れたら、運命の出会いといわんばかりに、家の中へ招待し、紳士らしくエスコートする。
猛りの茸が浮かぶ紅茶で、虜の果実をふんだんにあしらったタルトを男性に勧めるだろう。
キノコで活性化した頭で、奇妙・奇天烈・奇をてらった会話をしながら、時折、卑猥な言葉を投げかける。
紅茶とお菓子で、互いに身体が火照った頃を見計らい、ごく自然に男性の衣服をぬがし、自分には無いキノコをさらけ出し、舐めて、咥えて、しゃぶって、そして自らの膣へと挿入する。
こうして、新たな精を得ることで、新たな帽子を産みだし、あの時帽子を被せてくれたマッドハッターのように、その帽子を人間の女性に被せて同族へと変えてゆく。
ここで、マッドハッターの胞子を特記しておく。
キノコが胞子を飛ばすように、頭のキノコから胞子を巻き散らしながら、来訪者を誘惑する。
胞子を吸った来訪者は、意識と思考はそのままに不思議の国の狂気と異常性だけを認識し辛くなる幻覚作用を引き起こす。
そうなれば彼女の性的な言葉やアプローチが異常だと思わなくなりましてやそれがこの国では『普通』だと思うようになるだろう。
「だったら胞子を吸わないようキノコで出来た帽子を奪い、キノコが刺繍された服をはぎ取ればいいんじゃね？」という浅はかな考えは彼女達には通じない。
マッドハッターの唾液にも胞子が含まれていて、ディープキスで胞子入りの唾液(シロップ)を相手の体内へと流し込むのだ。
さらにキノコの帽子や服を剥ぎ取っても彼女達は胞子を出せる。
髪の毛か、乳首か、細胞一つ一つから胞子を出すかは定かではないが、とにかく帽子や服を脱がして、胞子を避けようなどと甘い考えは捨てるべき。
ましてや服を脱がされるエッチな展開があっても、彼女達は優雅に佇みながらこう言うだろう。
「ボクの服を脱がしてくれるなんて、エッチがしたいということなんだね」
その言葉で、彼女達の行為を『普通』と受け入れた瞬間、あなたは彼女達から何をされようともそれが異常であると感じなくなる。
胞子を吸い込んだ男性は、彼女達が襲うことに嫌悪感を感じなくなる。
口付け
手コキ
足コキ
パイズリ
フェラチオ
セックス
etc…
これら全ての行為をさも当然のように男性は受け入れ、射精して彼女達に精を注ぐことが『普通』であると認識するようになる。
女性が胞子を吸い込んだ場合は、魔物娘へと変わることへの不安が無くなるだろう、或いはマッドハッターが帽子を被せることに抵抗がなくなるだろう。
出会ってすぐに被せるかもしれない。
またはマッドハッターの素晴らしさを語り、マッドハッターへの憧れを抱かせ、帽子を強請るにするかもしれない。
或いは女性同士の交わりを行い、交わりに対しておおらかになった時を見計らって仲間にしてあげるのかもしれない。
どちらにしても彼女達はごく自然に快楽という贈り物を、快楽の素晴らしさに気づかない住人を自らの帽子を差し出し、女性もそれに抵抗することなく帽子を被り、こちら側の世界へと招待するのだ。
次のポイントは、マッドハッターたちの私生活
マッドハッターの生活習慣といえば、真っ先に上がるのが――
お茶会
キノコが水分を欲するためか、マッドハッターえりすぐりの紅茶と、お茶会にやってきた住人が持ち込んだお菓子を口にしながら、色に狂った会話を楽しむ。
誕生日会
結婚記念日
五百人目の来訪者
このような記念日に開かれるのは勿論
本日は晴天なり
小鳥の囀りが鳴り響く
住人が石に躓いて転倒
等々、日常の中で些細なことをきっかけに開催されるのも、お茶会の特徴だ。
ティーポットから注がれる紅茶、マッドハッターたちは紅茶で喉を潤してゆく
紅茶を飲んで勃起が収まらなくなろうが
お菓子を口にして欲情しようが
媚薬の雨に打たれて身体を重ねたくなろうが
その流れで人間の男性が魔物娘と交わり夫婦になろうが
人間の女性が固有種に変わろうが
よくあること、普通のことというかのようにお茶会は平然と続く。
ましてや、不思議の国の仲間に夫ができたこと、人間の女性が新しく魔物化したことを記念としてお茶会はさらに盛り上がるだろう。
ここでマッドハッターとの交わりについて語ろう。
男女が抱き合い、普通に交わることがマッドハッターの夫婦像といえるのかもしれない。
衣服を脱がして女の身体を味わうのもよし
半脱ぎにして交わるのもよし
可能な限り着衣のままで、着衣プレイを愉しむのもまた格別
人それぞれ好みは分かれるだろう。
衣服を脱がすのは、男の外見を捨て、女性特有のふくよかな胸、ほっそりしたお腹、丸いお尻を堪能するためかもしれない。
半脱ぎにするのは、ワイシャツ一枚の下から見える裸体を愉しむ、或いはズボンを少しだけずらしてから挿入目的があるのだろう。
着衣プレイを望むのは、男の格好をしても中身は女性であることを教え込む野心や男の子が女体化した錯覚、中身は女でありながら紳士らしく冷静に振舞うことで妖艶さとはまた違う感触を味わいたいのかもしれない。
男性がマッドハッターと交わる理由や欲望も千差万別である。
紅茶とお菓子で火照った身体を癒してほしい気持ち。
自身の精液で、マッドハッターの喉を潤す夫としての優しさ。
帽子を脱がして、体内に精をそそぐことで、新たな帽子が産まれる感動。
子宮に精液と共に精子を送り込んで、着床させて二人の愛の結晶を宿したいという願い。
マッドハッターのキノコを、正装を、肢体を、子宮を、落ち着きのある表情を、自らの精液で汚したい欲望もありえるだろう。
大丈夫、どんなプレイでも、彼女達は当然のように受けいれてくれる。取り乱すことはない。
だからこそ、遠慮なく、躊躇なく、自ら襲い、腰を振り、精を注ぎ、自分から犯されることを望む、彼女達の夫に相応しいインキュバスになれる。
本来ならばぐへへ…と、欲望のままにだらしない笑みを浮かべるのが男としての本能だろうが
彼女達との交わりが普通と認識している時点で、心を冷静に保つのもまたマッドハッターの夫としての本能のはず。
夫も当然のようにマッドハッターとの淫乱な生活を受けいれ、自ら望もうが不変の態度をとる紳士的な心を持つべきだ。
たまに喘ぎ声をだしてもいいだろう。
ただし、紳士ならば周りの迷惑をならぬようトーンを調整するべし。
これでマッドハッターの魅力をだいぶ語りつくしたとおもう。
いつか君も不思議の国を訪れた際はお茶会に参加することをオススメする。
それは不思議の国ならどこでも見かける美味しい紅茶に甘いお菓子、色に染まった会話をする住人達が集う集会。
お茶会に参加し、座る席を探して、マッドハッターから空いている席へと誘われたら、遠慮することなく着席すると良い。
抵抗なんていらない、紅茶とお菓子と色狂いの会話を楽しみながら、「静かな狂人」マッドハッターの仲間または夫になってほしい。
15/08/10 20:11更新 / ドリルモール