読切小説
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ワイバーンを尻尾から鼻先まで
ワイバーン、それは空を舞う翼竜。
風よりも速く空を駆け、標的を狙う凶暴なる魔物。

私は、否!俺はそもそも彼女の鱗からして好きだ!
鋭角的なシルエットを浮かび上がらせるその鱗が好きだ!
だってカッコイイもん、鱗同士の重なりでギザギザの部分とか特に!
脚を見てみると良い。
爪先から膝の辺りまではびっしりと鱗で覆われている。
だが!ふとももに至った途端、急に彼女の柔肌が露わとなるのだ!
そう、それはまるで最初はツンツンしていた奴が急にデレっとなるように!
何とも卑怯だ!
最初は鱗という心を引き寄せる格好良いもので男心をくすぐり、
鱗を見上げた先で真っ白な肌を見せつける!
空を飛んでいるが故に、彼女を見上げる事が多い俺にとって
その破壊力は計り知れないものだ。(計れたとしても数字になどしたくないがな!)
あれで腰を挟まれつつ、眼下に広がるふとももに顔を埋める!
良し、やってくる・・ふぅ・・。

脇も到底見逃せるものではない。
ワイバーンの象徴たる大きな翼、その付け根。
あれはなんだ!引き締まった筋肉によって描かれるあの美しすぎる曲線は!
実にけしからん、よってそれに鼻を押し付けて匂いを嗅ぐ事にするッ!
ぺロぺロするってのも良いな。
二の腕もだ、あの筋肉の付いた二の腕をスリスリしたいっ!!
ああそれと、彼女の翼には神経が通っている・・つまり感覚があると私は信じる。
何が言いたいかと言うとだ、翼をこしょこしょして 喘がせたい!
あれほど薄いのだ、さぞ撫でまわしたならば気持ち良いだろう。
後ろから羽交い絞めにして何も抵抗できない彼女を(もち合意の上で)
何から何まで味わい尽くすというのも良い。
脇をくすぐると見せかけて、鱗によって包まれたままの聖域に手を突っ込み、
柔らかな二つの果実を揉むのだ!
勿論、はみでている下乳に下から手を突っ込んでやるのも良いだろうさ!
攻めるのが大好きな彼女を敢えて攻めてみたい!
顔が真っ赤に染まって、嬌声を張り上げるようになるまでじっくり焦らしてみたい!
背中の翼の狭間を舌先でくすぐってやりたい!
翼と言えば、彼女の翼はイコール腕だ。
つまりものが持ち難くて仕方がない。
でもですよ、考えてみてください!
彼女はドラゴン族で力強く殆どの事が出来る。
箱ならば持ち上げて運ぶことができる。
しかし、彼女が棒などの細くて滑る物を持った時、
つるつると滑り、両腕で持ち上げる事など到底できない。
すると彼女はその大きな爪で挟み込むという手法を取った。
確かにそれならば幾らかは持ちやすいだろう。
だが見ている俺としては我慢ならなかった。
可愛すぎたのだ!
彼女がぎこちない動作で棒を挟み込み、
斜めにしながらもゆっくりと慎重に運んでいる様子が!
堂々とした体格に似合わないその様子に私は心奪われずには居られなかった!
(その後ちゃんと手伝ったよ)

お次は尻尾だ。
俺は以前、尻尾は性感帯であると言った。
曲げるつもりはさらさら無い。
だがそれだけではあの尻尾の魅力を伝え切れたとは思えないのも事実。
深く踏み込んでみる。
性感帯であるとは言ったが、もっとも敏感であるのは細く可愛らしい先端だ。
扱き方についてだが、先端はどちらかというと撫でさする。
やさしくやさし〜くゆっくりとさする。
緩すぎるように思えるだろうが、それ程までに敏感なのである。
(狂わせたいなら速めにさするといい)
逆に感覚が鈍いのは太くなっている付け根の辺りだ。
いや、鈍いという言い方では語弊があるな。
正確に言うならばある一定の地点までは鈍いと言った方がいいだろう。
こね回すようにしても最初のうちは「ん?今やってるんだよな。」
なんて言われてしまうぐらい。
だが、根気よく続けていくと「ん・・くぅん!?」と突然彼女の体が跳ね上がるのだ。
そうなったら以降は
尾全体がまるで媚薬を塗られたかのようになるらしい。(本人談)
説明はここまでだが、それに対して私はこう思う。
「一粒で二度おいしい」と。
二回で止めるのは難しいが、そういう意味ではない。
じっくりと楽しみたい時は付け根、速攻で上り詰めたいときは先端と分けられるのだ。
頭も忘れてはいけない。
短く尖っていて彼女らしい頭髪。
髪に混じって後ろの方にある短い角も大好きだ。
頬から耳へと繋がっているあの硬い部分も大好きだ。
頭を撫でる度にその硬さにふれる度に、彼女から頭を擦りつけられる度に
たまらない愛おしさを覚える。
思い出すだけでもニヤニヤが止まらないくらいだ。
・・ええいもう我慢できん!ちょっと撫で撫でしてキスしてくる!

さて、次は姿勢だ。
彼女の王道としてまず騎乗位がある。
無理矢理に押し倒され(無論この限りではないが)
その逞しくも美しい両足に俺の体が挟み込まれる。
俺のもがきをいともたやすく押さえ込み、完全に動けなくなったところで
ずっぽりと俺のモノは彼女の体に飲み込まれるわけだ。
この体位が好きな理由として、彼女の体が全て見えるというものがある。
先ほどまでに言ったように、俺は彼女の体が大好きだ。
その体を下から見上げられるというのは堪らない!
攻めにしろ受けにしろ、この点では騎乗位に勝る体位はない。

逆に押し倒し覆い被さるのもまた格別。
横に大きく広がった翼を押さえ込み、それでもなお余裕を見せる彼女に
足を絡めながらどっぶりと深いキスをする。
そこまでしてやっと彼女の顔が赤くなってきたところで
今度は足の裏から頭の方に向かって舐め上げるッ!
時々たまにビクンッてするけど、今すぐにでも突っ込みたいのを
何とか我慢して舐め上げを完遂するのだ!
それが済んだらここからはフリータイム。
さっきまで我慢していた欲望を彼女に流し込む!

あとは後背位だ。
結論から言おう・・これが極みか。
まず眺め、ここからして堪らない。
鱗を極力減らしているため露わになった背筋からうなじにかけてのライン。
そして両手を前方に突き出してこちらを振り向く彼女の赤い期待に満ちた顔。
ここからが俺達流の後背位だ。
尻尾がとかく弱い彼女。
後背位は後ろから彼女を貫く体位・・つまり!
いつもは足に巻き付いていたり、
抱き合っている時に擦り上げて喜ばせる程度しか出来ない
そんな尻尾が無防備に目の前にさらされている!
この機を得ずして何が男か!
手で掴もうとすると、流石に彼女も先端を逸らす。
嫌がっているように思えてしまうかもしれない。
だが彼女の顔には期待と興奮が浮かんでいる、つまり遊んでいるのだ。
そうと分かれば勢い良く尻尾を掴む!
瞬間、彼女の体には想像を絶する快感(本人談)が流れ
「ふ、おぁああっ、は、あっ!!」と声を上げる。
そして彼女が気持ちよくなるという事は膣の締め付けも、強くなるということ。
だから俺もどんどんと強くなっていく締め付けに、
頭が飛びそうなほどの快楽を感じるのだ。
さて高まってくると、もはや手は彼女の体に回され、
尻尾を掴む余裕は無くなってくる。
だがまだ使っていない箇所がある事に気付いているだろうか。
そう、口だ。
限界寸前で顔を彼女の背中やお尻にくっつけていても、
気合いで見渡せば、届く距離に尻尾はある。
勿論この時点で出してしまっても良いのだが、その先へ行きたい。
よって気合いを振り絞り俺は舐め、あわよくば甘噛みを・・ッ!!
ん、どうした嫁よ、真っ赤な顔をして。
少しあっちで話そう?ああ、分かった。
すまない、少し席を外させてもらう。

<・・ひりゅう・・かわ・・



・・今戻った。
嫁にとって、交わりの内容を書かれるのは結構恥ずかしかったらしい。
さっきまでのことは認めてもらえたが、ぎっちりと搾られてしまった。
それ以外を語るのは構わないらしいので、
ここから先は日常においての彼女を語るとしよう。
まず寝そべっている彼女についてだ。
尻尾はだらしなく床もしくは地面に流されており、腕も横にされている。
見ているだけでも自然と笑みが浮かんでくる光景だが、
嫁に持つものにはさらなる幸せが与えられる。
それは翼の中に入れるという幸せだ。
並の布団など比にならない気持ちよさを誇る翼に、
包まれることが出来るというのもあるが、
一番のポイントは彼女の顔を至近距離で見られるという点だ。
大好きな彼女に全身を包まれながら、加えて大好きな彼女の顔を見つめられる。
それこそ至高の微笑みだ。
その破壊力は勇者の剣などとは比較にすらならない。

そうそう、水浴びや風呂に入っているときの事も忘れてはいけない。
どちらも鱗が濡れて艶やかになっているという点では同じなのだが、
水浴びの場合日光が彼女の鱗で反射して、いつもより気高く見える。
かわいい奴だがドラゴン族なんだなと実感でき、
普段と違って見えるので好きだ。
そういう意味で、風呂と水浴びは俺にとって同じと言える。
風呂に入っているときの彼女は、いつも通りのリラックスした様子だ。
そしてまた可愛いんだこれが!
目を細めて気持ちよさそうにしているのも、
ふあー・・と口を大きく開け欠伸をするのもとっても!
しかも外見が外見なだけにギャップも合わさり、
一層魅力的に見える。
しかも「早く一緒に入ろう」・・だと・・!
考えてみると彼女は卑怯なのだ!
可愛い方向にもかっこいい方向にもギャップ萌えが出来るのだから!
ああもう可愛いなあこいつめ!愛でさせろ!!

・・ふう、失敬失敬。
ここからは竜状態の彼女について語っていく。
体が全て鱗で覆われ、ドラゴン族として名を連ねた旧魔王時代の姿。
その力を持って標的の息の根を止めてきた姿。
誇りや力の象徴として、ときには崇められすらする姿。
それは、ドラゴンに勝るとも劣らない立派なものだ。
トレードマークである翼は、空を抱かんばかりの大きさとなり、
尻尾もより長大なものになる。
一度飛び立てば空を舞い、翼一振りで雲を裂く。
放つ吐息は魔力によって様々な色を帯び(独自解釈です)
背には自らの認めた者にのみ乗ることを許す。
大きく翼を広げ天に吼えるその姿は、何度見ても飽きず、
俺に畏敬の念を抱かせてくれる。
その背に跨って空を駆けているとき、
ふたりっきりの空間で見せる横顔も凄く好きである。
正直言って、素敵だ。
愛らしい彼女も好きだが、この雄々しい姿も大好きなのだ。

・・少々上級者向けの楽しみ方となるが、
この状態の彼女と交わるというものがある。
色々とマニアックなプレイが出来るが、
特に俺が好みな点は、大きな彼女に蹂躙される喜び、
逆に大きな彼女を意のままに出来る可能性もあることだ。
収まりがつかなくなってしまうので、この話題はこの辺りで終わらせるとしよう。

さて、ここまでグダグダと彼女の素敵な点を挙げてきた。
見てくれる人の中には、「こんなもんじゃねえだろ」とか、
「おい、あれが抜けてんじゃねえか。」とか、
「なんなのだこれは!一体どうすればよいのだ!?」
と思う人もいるかも知れない。
それを教えてくれとは俺は言わない、言えない。
代わりに俺は、その愛すべき点を愛でてくれと願う。
願われるまでもないだろうが、同じワイバーンを愛するものとして
そうさせてもらいたいのだ。
では、卵を盗んだら拘束され貞操を奪われたという人も、
捕獲しようとしたらお持ち帰りされたという人も、
君を求める!果てしないほどにッ!と愛を叫んだ人も。
またどこかで会おう。







14/02/01 17:59更新 / GARU

■作者メッセージ
ヤバいとは思ったが、欲望が体の端から滲み出てしまった。
今はスリスリしている。

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