ふしぎなおくすり恋なすび
「どうでしょうか、先生」
と、ベッドに横たわる少年は医師に尋ねた。
少年の肌は洗い立てのシーツよりも白く、長い間病に伏せっているようだった。
「まあ待ちなさい、トーマス君」
医師はすぐには答えず、トーマスの腕に注射器を刺して採血を行った。
そして採取した血液を試験管に入れ、なにやら試薬を混ぜる。
特に変わった様子もなく血液は赤いままだ。
「やはりな」
「わかったんですか!?」
トーマスが医者の言葉に顔をほころばせる。
彼は幼い頃から病気がちで、ここ数年はまともに出歩くこともできないほど病状は悪化していた。
しかも、今までどの医者に診てもらっても、原因不明の病気と言われるだけ。
もう一生治らないのか、このまま死んでしまうのか。
そんな絶望の底にいたトーマスのところに、どこからか噂を聞いたこの医師が現れたのだ。
「君の病気はエーリッヒ・ベルガー病だ」
「エーリッヒ・・・？」
「簡単に言うと、君の身体は生まれつきある因子を欠いている」
医師はそう言って先ほど検査した試験管を見せる。
「この薬品が反応しなかったことが証拠だ。かなり稀な病気だよ」
「はあ」
「その年で射精もまだなんじゃないかね」
「え？ あの、はい」
唐突に精通の話になってトーマスは困惑する。
「原因は同じだ。生命エネルギーである魔力を、君はほとんど生み出すことができない」
「魔力を？ それで、治すことはできるんですか？」
「完治は無理だ。だが、薬を飲めば、普通に暮らせる位にはなれるだろう」
「本当に!？ ゴホッゴホッ」
トーマスは興奮のあまり咳き込んでしまう。
「落ち着きなさい。実は薬ももう用意してある。予想はしていたからな」
そう言って医師が合図をすると、人足の男がやたらにでかい木箱を運び込んできた。
目を丸くするトーマスをよそに医師は箱の蓋を開ける。
すると中から、ぴょこんと大きな花が飛び出してきた。
「おい、起きろ。出番だぞ」
「はぁい」
モゾモゾと植物が動いたかと思うと、その下から女の子の顔が出てくる。
年の頃は十三、四歳くらいで、ドングリまなこの可愛らしい子だ。
よいしょよいしょと箱をまたいだその足は根っこのよう、いや根っこそのものだった。
「こんにちは！ わたしララっていいます。トーマスさんのおくすりです」
「・・・・・・は？」
突然のお薬宣言に、トーマスはぽかんと口を開けた。
「彼女は特別な品種のマンドラゴラだ」
「そうです。特別なんです」
ニコニコとララという魔物は得意げな顔をする。
「この子には君のような病気に効く成分が詰まっている。つまり、彼女が君の薬だ」
「はあ」
「君はこれから毎日、彼女の薬を飲み続ける必要がある。生きている限りはずっとだ」
「一生・・・」
「後のことは彼女に訊きたまえ。あと、お代は出世払いでかまわん」
「いいんですか？」
「興味本位で手に入れてはみたが、正直、世話するのが面倒くさかったところだしな」
身も蓋もないことを言うだけ言うと、医師はさっさと片付け始めた。
「また一月後くらいに様子を見に来る。ではお大事に」
医師が去り、後には呆然とするトーマスと微笑むララだけが残された。
「ええっと、ララさんだっけ」
仕方なくトーマスはララに話しかける。
「はい！ 早速おくすり飲みますか？」
「その、薬ってのはどうやって飲むんだい？」
「こちらに説明書がありますよ」
ララは自分が入っていた箱から、一枚の書類を取り出してトーマスに渡した。
-----------------------------------------------------------------------
<<名称>> マンドラゴラ・Sシロップ
<<成分>> 1ml中に次の成分を含有
有効成分 マンドラギン酸スピリチウム 33mg (エキスとして）
<<性状>> 無色透明の液で、特異の味と芳香がある。
<<効能又は効果／用法及び用量>>
下記の疾患に伴う魔力欠乏症。
慢性魂魄劣化症、エーリッヒ・ベルガー病、呪縛性チャクラ炎
膣分泌液として、通常成人1回30〜50mlを1日1回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
<<使用上の注意>>
以下の薬とは併用しないこと
・勃起不全治療薬（勃起が止まらなくなるおそれがある）
使用後、性欲を持て余す場合は性交・マスターベーションを行う。
下記の方は医師と相談すること
・男色家 ・熟女趣味の方 ・その他クンニリングスに抵抗のある方
<<取り扱い上の注意>>
本品は生き物なので、優しく扱うこと
-----------------------------------------------------------------------
「ちつぶんぴつえきッ！？」
薬の説明書を読んでいたトーマスは素っ頓狂な声を上げた。
「ご存じないですか？ 女の子のあそこからでるお汁で・・・」
「知ってるよ！ でもマンドラゴラって言えば根っこじゃないの！？」
「トーマスさんの病気に効く成分は、わたしの膣分泌液にしかないんだそうです」
ちょっと照れた様子でララは答える。
病弱で第二次性徴もままならぬトーマスではあるが、精神面では健全な男子である。
トーマスの青白い顔はすっかり真っ赤になってしまった。
「じゃあ、早速おくすりの準備をしますね」
ララがベッドの反対側に足を広げて座る。
あらわになる膨らんだ肉の丘と一筋の谷。
「こ、ここで、するの？」
「長い時間空気に触れるとダメなの。だからすぐに飲んで貰わなきゃ」
言って、ララは自らの性器へと手を伸ばした。
最初は片方の手のひらで、果実のような大陰唇をゆっくりとなでていく。
もう一方の手は控えめな乳房をマッサージしだした。
目前で始まった少女の自慰を、トーマスは直視できず、かといって目を瞑るでもなく、横目でのぞき見ることしかできない。
（わぁ！うわぁ！うわぁぁぁ！）
あまりの光景に、頭の中は感嘆符で埋め尽くされる。
「ん、ふぅ」
なまめかしい吐息を漏らすと、ララは次のステップに移った。
肉の合わせ目にそって、人差し指をなぞらせる。
指先に押されて隙間がほんの少し広がり、内側の襞がチラチラと見えてしまう。
ついつい、もっと見えないかとトーマスは注視する。
ふと視線を感じ目を上げると、ララと視線が合った。
「ご、ごめん！」
「ふふ、いいですよ」
むしろ見てほしいのか、ララは両手で秘肉を押し広げる。
マンドラゴラのもう一つの花が、トーマスの目の前で艶めかしく開いた。
ララの肌は植物系の魔物らしく薄い緑だが、その女性器は桃色に染まっている。
そして、彼女の胎内へ続く穴はぱっくりと開いていた。
「ここから、おくすりが出るんですよぅ」
指で膣口を示したララは、そのまま指で入り口を刺激する。
ぐにゅりぐにゅりと柔肉が蠢き、だんだんララの息づかいが荒くなってきた。
「あっ、んあ・・・ふはぁ」
莢に包まれていた敏感な豆が膨らみ、少女はそれを指の腹でこすりだす。
「あっ、くふぅっ、トーマスさんのおくすり、出てきましたよぅ」
つまりは、性感が高まってきたことの自己申告。
指の動きに合わせて、くちくちくちと粘つく音が性器からし始める。
女の子が自分のためにあられもない姿を見せていることに、トーマスは興奮を禁じ得ない。
引き込まれるかのように、彼女のそばへと四つん這いで近づいていった。
ララの自己愛撫は加速していく。
膣には二本の指が差し込まれ、内壁を激しく摩擦する。
陰核を、ひねって押しつぶしてこねくり回す。
「んっ、トーマスさん、ふあっ、もうすぐ、用意できます、よ」
すでにかなりの蜜がララの陰部をてらてらと濡らしていた。
あたりには何ともいえない香りが立ちこめる。
「んんっ、あっ、きます。おくすり、きますっ！」
びくんびくんとララが震え、恍惚の表情を浮かべた。
膣から指が抜け、とろりと愛液がこぼれ落ちる。
「はぁ、はぁ、はぁ、これがおくすりです・・・」
ララはその汁を指ですくい取ると、トーマスの口元へと差し出した。
「味見してください」
言われるがまま、トーマスは口の中にララの指を含んだ。
少女の秘部から分泌された液体が舌の上に広がる。
これまで味わったことのない不思議な味だ。
一番近いのは、甘い野菜ジュースだが、それに蜂蜜やヨーグルトが混じったよう。
そして、むせかえるような「女」の匂いが鼻に抜ける。
素直においしいと思ったトーマスは、ちゅばちゅばと指をしゃぶった。
唾ごとゴクリと飲み込むと、なんだか腹の底から活力が湧くように感じる。
「・・・痛みが、和らいだ」
実際に、長年彼を煩わせてきた疼痛が薄れていく。
「こんなに早く効果があるなんて、すごいな君の薬は」
「えへへ、すごいでしょ。さあ、直接飲んでください」
ララは大きく足を開いて両手で膝下から抱え込む。
いわゆるまんぐり返しの格好だ。
「ほら、元気になれますよ。はやくはやく」
トーマスに吸われるのを待ちかまえて、彼女の媚肉はひくひくと震えていた。
おそるおそるキスするように、トーマスはララの陰部に口をつける。
「あ・・・ん」
唇が触れると、ララが小さくあえいだ。
トーマスは膣の中からこぼれる雫をそっとなめ取ってみる。
「ふひゃぁぁぁぁぁ！」
「あわわ、だいじょうぶ！？」
「へ、へいきです。トーマスさんのためですから。それに・・・きもちいいし」
続けてと促されて、トーマスは愛液をすすり始めた。
最初はおっかなびっくり。やがて、徐々に積極的に舌を動かすようになる。
薬の作用か彼女の反応に興奮したか。
「はぁ、はぁ、ひゃうんっ！」
時折、鼻先がクリトリスにこすれ、そのたびにララは快感に声を上げる。
そうすると、膣口がぎゅっと締まって甘露があふれ出してくる。
それをチュルチュルと吸うと、口の動きを感じてまたお汁が漏れてきた。
「んっ、はふぅ、トーマスさぁん、おくすり、ひぅんっ、いかが、ですか？」
「すごくいやらしい・・・じゃなくて、すごく効いてきてるよ」
たしかに、彼女の蜜を一口飲むごとに、トーマスの身体にはどんどん力がみなぎってくる。
「よかった・・・あんっ、まだまだ、分量が足りてませんから、あっ、トーマスさんも、いじってください」
そう言われて、トーマスはクリトリスを責め立ててみた。
舌先でつついてみたり、唇で挟んでみたり。
そうして、泉のごとく湧き出した愛液を飲み、また陰核を愛撫する。
「ひゃあ・・・ん、あっ、あっ、やああ」
花に群がる蝶やハチドリのように、狭い膣内へ舌を差し入れてエキスを吸う。
その度に、ララは嬌声を上げ、身をよじらせた。
もっと汁を掻き出そうと、トーマスは肉壺の奥へ指を挿入してみる。
ぎゅうぎゅうと軟らかい肉に指が締め付けられるが、内部で動かせないこともない。
膣壁を指で掻いて、さらなる愛液の分泌を促し引き抜く。
そしてまた、膣分泌液を摂取する。
「おいしいよ、おくすり。それに、ララのお花はとてもきれいだ」
顔中をぐちゃぐちゃに濡らしながらトーマスが囁いた。
「そんなこと言われたら、んあっ、おくすりがどんどん出ちゃいますぅ」
ララは腰をよじらせて耐えつつ、トーマスのための愛液を漏らし続ける。
そこに含まれる物質は、脳にまで作用するのだろうか。
興奮がトーマスを支配し、ひたすらに少女の汁を求めさせるようだった。
これは病気を治すためだから、と心の中で言い訳し、膨らんだ陰核を甘噛みする。
ララのお尻が跳ねて、膣口から液体が飛び散った。
太ももに付着した雫を吸い、肛門付近まで垂れたものを下から舐めあげる。
治療と言うにはあまりに淫靡な行為だ。
「はあっはあっ、わたし、もう、だめですぅっ」
やがて、ララは腰を高々と浮かせて、性器をひときわ強くトーマスの口に押しつけた。
「最後に、たっぷり、飲んでくださぃぃぃぃっ」
膣がきゅうっと収縮し、大量の"おくすり"が少女の深奥からほとばしる。
「んああああああああああああああーーーーーーーーーーーっっっっっっっ！」
ララの絶頂とともに吹き出したそれを、トーマスは無心に飲み下していった。
さんさんと日の光が降り注ぐ丘の上を、心地いい風が吹き抜けた。
トーマスは麦わら帽子を飛ばされないように手で押さえつける。
「体調はいかがですか、トーマスさん」
手に編みかごを持ったララが尋ねた。
「うん、大丈夫だよ」
二人は村から少し離れた丘までピクニックにきていた。
少し前のトーマスならば、これほど歩いたら三日は寝込んでいただろう。
今では様子を見ながらであれば、少々の遠出は問題ないくらいにまで回復していた。
毎日欠かさず薬を飲み続けた結果だ。
「ララのおかげだ。ありがとう」
と、トーマスはララの頭の葉を掻き上げて、おでこに優しくキスをする。
「ふふっ、どういたしまして」
くすぐったそうに、同時に嬉しそうにララは笑った。
これだけ性行為を繰り返して親密にならないはずもなく、二人はすっかり恋人同士だ。
投薬を開始してから程なくして、トーマスの精通も始まった。
もちろん初めてはララの子宮の中へ。
それ以降、薬を飲んだ後は副作用の興奮を収めるために、何度も何度も射精しないといけなくなってしまった。
それはそれで非常に楽しいのではあるが。
木陰にゴザを敷いて、二人はのんびりサンドイッチを食べる。
「ご飯を食べたら、おくすり飲みましょうね」
「えっ、ここで？」
トーマスは聞き返すが、まんざらでもなさそうだ。
「誰もいないし、おくすりの時間は守らないと」
「というより、自分が出したくなったんじゃないか？」
「ちゃ、ちゃんと飲み続けないと、ぶり返しちゃいますから」
「そりゃそうだけどね」
エーリッヒ・ベルガー病は、現代の医学では寛解こそすれど不治の病だ。
油断して薬をやめると、また元に戻ってしまう。
「一生、君とは離れられないわけだ」
トーマスはララの手を取り指を絡める。
「はい！ 病気のときでも、健康なときでも、わたしはずっとずっと一緒ですっ」
そう言って、トーマスの"おくすり"は満面の笑みで手を握りかえしてきたのだった。
と、ベッドに横たわる少年は医師に尋ねた。
少年の肌は洗い立てのシーツよりも白く、長い間病に伏せっているようだった。
「まあ待ちなさい、トーマス君」
医師はすぐには答えず、トーマスの腕に注射器を刺して採血を行った。
そして採取した血液を試験管に入れ、なにやら試薬を混ぜる。
特に変わった様子もなく血液は赤いままだ。
「やはりな」
「わかったんですか!?」
トーマスが医者の言葉に顔をほころばせる。
彼は幼い頃から病気がちで、ここ数年はまともに出歩くこともできないほど病状は悪化していた。
しかも、今までどの医者に診てもらっても、原因不明の病気と言われるだけ。
もう一生治らないのか、このまま死んでしまうのか。
そんな絶望の底にいたトーマスのところに、どこからか噂を聞いたこの医師が現れたのだ。
「君の病気はエーリッヒ・ベルガー病だ」
「エーリッヒ・・・？」
「簡単に言うと、君の身体は生まれつきある因子を欠いている」
医師はそう言って先ほど検査した試験管を見せる。
「この薬品が反応しなかったことが証拠だ。かなり稀な病気だよ」
「はあ」
「その年で射精もまだなんじゃないかね」
「え？ あの、はい」
唐突に精通の話になってトーマスは困惑する。
「原因は同じだ。生命エネルギーである魔力を、君はほとんど生み出すことができない」
「魔力を？ それで、治すことはできるんですか？」
「完治は無理だ。だが、薬を飲めば、普通に暮らせる位にはなれるだろう」
「本当に!？ ゴホッゴホッ」
トーマスは興奮のあまり咳き込んでしまう。
「落ち着きなさい。実は薬ももう用意してある。予想はしていたからな」
そう言って医師が合図をすると、人足の男がやたらにでかい木箱を運び込んできた。
目を丸くするトーマスをよそに医師は箱の蓋を開ける。
すると中から、ぴょこんと大きな花が飛び出してきた。
「おい、起きろ。出番だぞ」
「はぁい」
モゾモゾと植物が動いたかと思うと、その下から女の子の顔が出てくる。
年の頃は十三、四歳くらいで、ドングリまなこの可愛らしい子だ。
よいしょよいしょと箱をまたいだその足は根っこのよう、いや根っこそのものだった。
「こんにちは！ わたしララっていいます。トーマスさんのおくすりです」
「・・・・・・は？」
突然のお薬宣言に、トーマスはぽかんと口を開けた。
「彼女は特別な品種のマンドラゴラだ」
「そうです。特別なんです」
ニコニコとララという魔物は得意げな顔をする。
「この子には君のような病気に効く成分が詰まっている。つまり、彼女が君の薬だ」
「はあ」
「君はこれから毎日、彼女の薬を飲み続ける必要がある。生きている限りはずっとだ」
「一生・・・」
「後のことは彼女に訊きたまえ。あと、お代は出世払いでかまわん」
「いいんですか？」
「興味本位で手に入れてはみたが、正直、世話するのが面倒くさかったところだしな」
身も蓋もないことを言うだけ言うと、医師はさっさと片付け始めた。
「また一月後くらいに様子を見に来る。ではお大事に」
医師が去り、後には呆然とするトーマスと微笑むララだけが残された。
「ええっと、ララさんだっけ」
仕方なくトーマスはララに話しかける。
「はい！ 早速おくすり飲みますか？」
「その、薬ってのはどうやって飲むんだい？」
「こちらに説明書がありますよ」
ララは自分が入っていた箱から、一枚の書類を取り出してトーマスに渡した。
-----------------------------------------------------------------------
<<名称>> マンドラゴラ・Sシロップ
<<成分>> 1ml中に次の成分を含有
有効成分 マンドラギン酸スピリチウム 33mg (エキスとして）
<<性状>> 無色透明の液で、特異の味と芳香がある。
<<効能又は効果／用法及び用量>>
下記の疾患に伴う魔力欠乏症。
慢性魂魄劣化症、エーリッヒ・ベルガー病、呪縛性チャクラ炎
膣分泌液として、通常成人1回30〜50mlを1日1回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
<<使用上の注意>>
以下の薬とは併用しないこと
・勃起不全治療薬（勃起が止まらなくなるおそれがある）
使用後、性欲を持て余す場合は性交・マスターベーションを行う。
下記の方は医師と相談すること
・男色家 ・熟女趣味の方 ・その他クンニリングスに抵抗のある方
<<取り扱い上の注意>>
本品は生き物なので、優しく扱うこと
-----------------------------------------------------------------------
「ちつぶんぴつえきッ！？」
薬の説明書を読んでいたトーマスは素っ頓狂な声を上げた。
「ご存じないですか？ 女の子のあそこからでるお汁で・・・」
「知ってるよ！ でもマンドラゴラって言えば根っこじゃないの！？」
「トーマスさんの病気に効く成分は、わたしの膣分泌液にしかないんだそうです」
ちょっと照れた様子でララは答える。
病弱で第二次性徴もままならぬトーマスではあるが、精神面では健全な男子である。
トーマスの青白い顔はすっかり真っ赤になってしまった。
「じゃあ、早速おくすりの準備をしますね」
ララがベッドの反対側に足を広げて座る。
あらわになる膨らんだ肉の丘と一筋の谷。
「こ、ここで、するの？」
「長い時間空気に触れるとダメなの。だからすぐに飲んで貰わなきゃ」
言って、ララは自らの性器へと手を伸ばした。
最初は片方の手のひらで、果実のような大陰唇をゆっくりとなでていく。
もう一方の手は控えめな乳房をマッサージしだした。
目前で始まった少女の自慰を、トーマスは直視できず、かといって目を瞑るでもなく、横目でのぞき見ることしかできない。
（わぁ！うわぁ！うわぁぁぁ！）
あまりの光景に、頭の中は感嘆符で埋め尽くされる。
「ん、ふぅ」
なまめかしい吐息を漏らすと、ララは次のステップに移った。
肉の合わせ目にそって、人差し指をなぞらせる。
指先に押されて隙間がほんの少し広がり、内側の襞がチラチラと見えてしまう。
ついつい、もっと見えないかとトーマスは注視する。
ふと視線を感じ目を上げると、ララと視線が合った。
「ご、ごめん！」
「ふふ、いいですよ」
むしろ見てほしいのか、ララは両手で秘肉を押し広げる。
マンドラゴラのもう一つの花が、トーマスの目の前で艶めかしく開いた。
ララの肌は植物系の魔物らしく薄い緑だが、その女性器は桃色に染まっている。
そして、彼女の胎内へ続く穴はぱっくりと開いていた。
「ここから、おくすりが出るんですよぅ」
指で膣口を示したララは、そのまま指で入り口を刺激する。
ぐにゅりぐにゅりと柔肉が蠢き、だんだんララの息づかいが荒くなってきた。
「あっ、んあ・・・ふはぁ」
莢に包まれていた敏感な豆が膨らみ、少女はそれを指の腹でこすりだす。
「あっ、くふぅっ、トーマスさんのおくすり、出てきましたよぅ」
つまりは、性感が高まってきたことの自己申告。
指の動きに合わせて、くちくちくちと粘つく音が性器からし始める。
女の子が自分のためにあられもない姿を見せていることに、トーマスは興奮を禁じ得ない。
引き込まれるかのように、彼女のそばへと四つん這いで近づいていった。
ララの自己愛撫は加速していく。
膣には二本の指が差し込まれ、内壁を激しく摩擦する。
陰核を、ひねって押しつぶしてこねくり回す。
「んっ、トーマスさん、ふあっ、もうすぐ、用意できます、よ」
すでにかなりの蜜がララの陰部をてらてらと濡らしていた。
あたりには何ともいえない香りが立ちこめる。
「んんっ、あっ、きます。おくすり、きますっ！」
びくんびくんとララが震え、恍惚の表情を浮かべた。
膣から指が抜け、とろりと愛液がこぼれ落ちる。
「はぁ、はぁ、はぁ、これがおくすりです・・・」
ララはその汁を指ですくい取ると、トーマスの口元へと差し出した。
「味見してください」
言われるがまま、トーマスは口の中にララの指を含んだ。
少女の秘部から分泌された液体が舌の上に広がる。
これまで味わったことのない不思議な味だ。
一番近いのは、甘い野菜ジュースだが、それに蜂蜜やヨーグルトが混じったよう。
そして、むせかえるような「女」の匂いが鼻に抜ける。
素直においしいと思ったトーマスは、ちゅばちゅばと指をしゃぶった。
唾ごとゴクリと飲み込むと、なんだか腹の底から活力が湧くように感じる。
「・・・痛みが、和らいだ」
実際に、長年彼を煩わせてきた疼痛が薄れていく。
「こんなに早く効果があるなんて、すごいな君の薬は」
「えへへ、すごいでしょ。さあ、直接飲んでください」
ララは大きく足を開いて両手で膝下から抱え込む。
いわゆるまんぐり返しの格好だ。
「ほら、元気になれますよ。はやくはやく」
トーマスに吸われるのを待ちかまえて、彼女の媚肉はひくひくと震えていた。
おそるおそるキスするように、トーマスはララの陰部に口をつける。
「あ・・・ん」
唇が触れると、ララが小さくあえいだ。
トーマスは膣の中からこぼれる雫をそっとなめ取ってみる。
「ふひゃぁぁぁぁぁ！」
「あわわ、だいじょうぶ！？」
「へ、へいきです。トーマスさんのためですから。それに・・・きもちいいし」
続けてと促されて、トーマスは愛液をすすり始めた。
最初はおっかなびっくり。やがて、徐々に積極的に舌を動かすようになる。
薬の作用か彼女の反応に興奮したか。
「はぁ、はぁ、ひゃうんっ！」
時折、鼻先がクリトリスにこすれ、そのたびにララは快感に声を上げる。
そうすると、膣口がぎゅっと締まって甘露があふれ出してくる。
それをチュルチュルと吸うと、口の動きを感じてまたお汁が漏れてきた。
「んっ、はふぅ、トーマスさぁん、おくすり、ひぅんっ、いかが、ですか？」
「すごくいやらしい・・・じゃなくて、すごく効いてきてるよ」
たしかに、彼女の蜜を一口飲むごとに、トーマスの身体にはどんどん力がみなぎってくる。
「よかった・・・あんっ、まだまだ、分量が足りてませんから、あっ、トーマスさんも、いじってください」
そう言われて、トーマスはクリトリスを責め立ててみた。
舌先でつついてみたり、唇で挟んでみたり。
そうして、泉のごとく湧き出した愛液を飲み、また陰核を愛撫する。
「ひゃあ・・・ん、あっ、あっ、やああ」
花に群がる蝶やハチドリのように、狭い膣内へ舌を差し入れてエキスを吸う。
その度に、ララは嬌声を上げ、身をよじらせた。
もっと汁を掻き出そうと、トーマスは肉壺の奥へ指を挿入してみる。
ぎゅうぎゅうと軟らかい肉に指が締め付けられるが、内部で動かせないこともない。
膣壁を指で掻いて、さらなる愛液の分泌を促し引き抜く。
そしてまた、膣分泌液を摂取する。
「おいしいよ、おくすり。それに、ララのお花はとてもきれいだ」
顔中をぐちゃぐちゃに濡らしながらトーマスが囁いた。
「そんなこと言われたら、んあっ、おくすりがどんどん出ちゃいますぅ」
ララは腰をよじらせて耐えつつ、トーマスのための愛液を漏らし続ける。
そこに含まれる物質は、脳にまで作用するのだろうか。
興奮がトーマスを支配し、ひたすらに少女の汁を求めさせるようだった。
これは病気を治すためだから、と心の中で言い訳し、膨らんだ陰核を甘噛みする。
ララのお尻が跳ねて、膣口から液体が飛び散った。
太ももに付着した雫を吸い、肛門付近まで垂れたものを下から舐めあげる。
治療と言うにはあまりに淫靡な行為だ。
「はあっはあっ、わたし、もう、だめですぅっ」
やがて、ララは腰を高々と浮かせて、性器をひときわ強くトーマスの口に押しつけた。
「最後に、たっぷり、飲んでくださぃぃぃぃっ」
膣がきゅうっと収縮し、大量の"おくすり"が少女の深奥からほとばしる。
「んああああああああああああああーーーーーーーーーーーっっっっっっっ！」
ララの絶頂とともに吹き出したそれを、トーマスは無心に飲み下していった。
さんさんと日の光が降り注ぐ丘の上を、心地いい風が吹き抜けた。
トーマスは麦わら帽子を飛ばされないように手で押さえつける。
「体調はいかがですか、トーマスさん」
手に編みかごを持ったララが尋ねた。
「うん、大丈夫だよ」
二人は村から少し離れた丘までピクニックにきていた。
少し前のトーマスならば、これほど歩いたら三日は寝込んでいただろう。
今では様子を見ながらであれば、少々の遠出は問題ないくらいにまで回復していた。
毎日欠かさず薬を飲み続けた結果だ。
「ララのおかげだ。ありがとう」
と、トーマスはララの頭の葉を掻き上げて、おでこに優しくキスをする。
「ふふっ、どういたしまして」
くすぐったそうに、同時に嬉しそうにララは笑った。
これだけ性行為を繰り返して親密にならないはずもなく、二人はすっかり恋人同士だ。
投薬を開始してから程なくして、トーマスの精通も始まった。
もちろん初めてはララの子宮の中へ。
それ以降、薬を飲んだ後は副作用の興奮を収めるために、何度も何度も射精しないといけなくなってしまった。
それはそれで非常に楽しいのではあるが。
木陰にゴザを敷いて、二人はのんびりサンドイッチを食べる。
「ご飯を食べたら、おくすり飲みましょうね」
「えっ、ここで？」
トーマスは聞き返すが、まんざらでもなさそうだ。
「誰もいないし、おくすりの時間は守らないと」
「というより、自分が出したくなったんじゃないか？」
「ちゃ、ちゃんと飲み続けないと、ぶり返しちゃいますから」
「そりゃそうだけどね」
エーリッヒ・ベルガー病は、現代の医学では寛解こそすれど不治の病だ。
油断して薬をやめると、また元に戻ってしまう。
「一生、君とは離れられないわけだ」
トーマスはララの手を取り指を絡める。
「はい！ 病気のときでも、健康なときでも、わたしはずっとずっと一緒ですっ」
そう言って、トーマスの"おくすり"は満面の笑みで手を握りかえしてきたのだった。
13/02/17 00:16更新 / スノッリ