#02 それはとってもあざといなって
「・・・・・Zzz」「スピー・・・・・・Zzz」
・・・・・・自分以外の誰かの寝息が聞こえる。しかも近い・・・・・誰?
それに何か身体が重い・・・と言うより私の上に誰かがのしかかってる。
「んみゅぅ・・・・・・にゃむにゃむ・・・・・Zzzz」
しかもなんかモゾモゾ動いてる・・・・。
そう・・・・ちょうどウチで飼っているネコみたいに身体の上で丸くなってうたた寝して・・る・・・・・・。
して・・・・・・・。
いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや!!
ネコはこんなに重くないよね、うん。せいぜい「鏡餅(っていう食べ物)」くらいの重さだよね!?
ってアレ!?地面が硬い?地べた!?逆に上は柔らかいというかどう考えても裸です本当に(ry
「Zzz・・・・・・むにゃぅ・・・・・・・?」モゾモゾ
それに何でこんな冷たっ・・・・・って私何も服着てないの!!!?
何!?事後!?事後なの!?
「なむなぅ・・・・・・・・・にゃ♪」モゾゾ
落ち着け私・・・・・眠る前に何があった・・・・眠る前に・・・・・。
〜少女回想中〜
『避けようのない滅びやらなんやらうんたらかんたら』
『だから、僕と契約して魔法少女になってよ!!』
『マドカァー!!』
・・・・・・。
えっと確かそう・・・・・桑の実だ!!そうだろう!!いや違うヤシの実だ、うん。
それを採取しにわざわざ砂漠まで出向いて・・・・たしか遭難して・・・・・そして・・・・・
『にゃーん♪』『ですー』『すー』
!!・・・・・そうだ!!確かピラミッドのスフィンクスとその他大勢のマミーがいて・・・・・
そう!それで・・・・確か・・・・!!
『ふぁあああっ、はぁっ、あっ、あっ、あああっ、んんっ―――ッッ!!』
『にゃぁぁっ♪ほらぁ、ほらっ♪私の尻尾キモチイイにゃぁっ?』
スフィンクスにふさふさの尻尾で貫かれて・・・・・
『ふぁっ、あ、ひあ、ああぁっ!ふあ、あ、あ・・・・・・あんっ!やぁあ・・・・・ひぅっ!』
『ノウン「様」のお肌すべすべぇ・・・・♪』『耳はみはみー♪』
達したばかりで敏感になっている身体を余す事無くマミー達に弄られ・・・・・
『やぁ、あっ、あ、あっ♪ああっ♪ひぅっ♪ひゃああ♪ふぁ、あああああっ―――♪」
『にゃっ・・・ああっ、んっ♪・・・にゃぅぅ♪』
その後、スフィンクスが抱きついてきて・・・もふもふの毛が敏感な肌に擦れて・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・。
え・・・・・・・?
・・・・・
・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・(ヾノ・∀・`)ナイナイ。
ソウダコレハユメナンダキットメヲサマストイツモドオリニネコガアタシノウエデマルクナッテネテイテ
ワタシガオキタラララララウソダドンドコドーン
「うわぁぁぁぁぁっぁぁあ嗚呼あああぁあぁぁぁあぁああああぁぁぁぁっぁぁああああああああ」
のしかかってる物体「!!」ビクッ
その他諸々「「「!!」」」ビクッ
▽
今の絶叫で絶対に周りの魔物達が起きた!何やってるんだ私!死んでしまえ私!嫌だ!!
お願い・・・・気づかないで・・・・・このままこっそりピラミッドから脱しゅ・・・・
「むにゅ・・・・おはよーにゃー♪ノウンちゃん・・・・♪」「「「おはよーございますっ♪」」」
終わったぁぁぁぁあああああああああああああああAAAAAA
もう駄目だぁ・・・・・おしまいだぁ・・・・・・。
「お、おきてませ」「ほらー、おきてくださいよーバレてますよー♪」
詰んだ。
父さん母さん先立つ不幸をお許し・・・・「いいから早くー♪」
マミーの明るい死刑宣告に、全てを諦めて眼を開けると・・・・・・・
「うわぁぁぁぁああ♪・・・・スフィンクス様がぁ・・・・スフィンクス様とぉ・・・・・♪」
「・・・可愛ぃぃよぉっ・・・・・・♪抱きつきたいよぉ・・・・・♪」
「耳ピコピコしてるー♪」「腕とかもふもふー♪」
「スフィンクス様が二人いるみたぃ・・・・すてき♪」
「犯罪的な可愛さぁ・・・・・!!」「はにゃーん////」
「なでても・・・・いいかな?」
「 (0゚・∀・) ワクワクテカテカ 」
・・・・・・マミー達が何かをワクワクしながら私を取り囲んで見下ろしていた・・・・何かコワイ。
「そっか〜♪こんにゃのならマミーちゃん達も抱きつきたくなるにゃぁぁぁあ♪」
ちらと身体の上をみると、起床一分未満のスフィンクスが私の腰に抱きついてスリスリとしていた。
猫かおまえは・・・・・・・そうだ猫だった、かなりくすぐったい・・・・。
って言うか何なんだろう、この魔物達の私を見る目の輝きようは・・・・・。
私を襲う前も爛々と輝いてたけど・・・・更にも増してキラキラしてて・・・・・まさかまた襲われる!!?
「えへへ・・・・♪」ジュルリ「待ってよ!ノウン様の処もふもふは私の!」「いや皆で!!」
や、やばい!マミー達の手がわきわきして・・・・また私の乙女の純情(仮)が汚される!!
「ややや、やめっ」「だめぇぇぇ♪ガマンできなぁぁぁぁ「うわああああああああああああああああ
ボスッ
・・・・・え?
「っ・・・・・・ぁー・・・・♪」バタッ
あ・・・・咄嗟に出した手が飛び込んできたマミーの顔面に直撃したらしい・・・・・・。
「あっ!!ミアちゃんがぁぁぁぁああああ!!」
「ミアちゃああああああああああああん!!死ぬなぁぁぁぁぁぁああああああああ!!!」
「大変だ!!早く契約を!!!」「だが断る」
壁 |OMO)<ミアヂャンノガラダバボドボドダ!!
(;OwO)<ダディャーナザン!!ナズェミテルンディス!!
ΩΩΩ<ワーワーキャーキャー
・・・・・なんだか良く分からないけど混乱している今なら逃げられる!!
「えぃっ!!」ゲシッ
「にゃ?・・・・・にぎゃぁっ!!?」
腰に抱きついていたスフィンクスの手を半ば強引に振りほどき、急いで立ち上がる。
すぐさま周りを確認して・・・・・・・・・アレだ!!あそこから外に出れる!!と思う。
「ああっ!!ノウンさまがっ!!ノウン様が逃げちゃうよ!?」
「スフィンクス様ァー!!何やってんです!!」
「逃がすかぁっ!!皆、ノウンさまを追えぇえええええええ!!」
ヤヴァイっ!気づかれた!!
砂埃を巻き上げながら、マミーとは思えない驚異的なスピードで接近してくるマミー達・・・・・クロックアップかあなた達・・・。
でもまだ大丈夫、距離がある。
魔物たちを尻目に全速力で出口に向かって走ろうと・・・「させるかぁっ!!」ガシッ
「どうして!?どうして逃げるんですか!!?」
本当に困惑してるような、ねだる様な口調で聞いてくるマミー。
「だ、だって・・・・・・私は・・・・魔物じゃ・・・・」
うん、助けてもらった恩で・・・流れで協力しただけだしさ。
そう思っていると今度は別のマミーが後ろから
「ほらっ!!鏡あるからッ!新しいご自分の可愛さをごらんになってくださいよ!!その猫耳とかっ!!」
何なのよ可愛さって・・・!!猫耳って何よ!!もうどうでも良いからさっさと逃げ・・・・・・・・
逃げ・・・・て・・・・・?
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『にゃ』?」
「は?」といったつもり・・・・・・だったのに、口から出たのは―――猫の鳴き声の様な――というか猫の声。
咄嗟に口を両手でふさぎ―――手―――?違う―――もふもふとした毛に覆われいる『何か』が、私の口に当てられていた。
けむくじゃらの中に何箇所か毛の生えてない部分があって、そこがぷにぷにとしていて柔らかい
まるで・・・・・まるで・・・。
「『にゃっ』・・・・・『にゃ』・・・・・・・・」
「なっ・・・・な・・・・・」と言ってるはずだった。けど耳に届いたのはさっきと同じ猫の声。
でもそんな事は対して気にしなかった、気にできなかった。
今私の頭の中を巡っている情報が、私の並スペックな頭の容量をすべて埋めていたから・・・・。
ぐるぐると頭の中が回転してる・・・・・。
目が覚めたら回りに魔物がいた、しかも衣類を一枚も着てない。
↓
気絶する前に襲われていた・・・・気絶するほど魔物達に(もちろん性的な意味で)襲われていた。
↓
・魔物に襲われてる=魔物の魔力を全身に気絶するほど浴びている
・マミー達やスフィンクスから『リーダーになって!』と言われる
・猫の声が出る ←New!
・手が人間のモノじゃなくなっている ←New!
・・・・・・・?
・・・・・・・・・・・・・・・・。
ううううしろにににに・・・・全身鏡・・・・・あるんだよねねねねね・・・・・。
「・・・・・・・・・・・・」プルプル
「あっ♪ほらっ!!今ならプルプル震えててとってもカワイイですよっ♪さぁ早く!」
その明るい声に促されるまま・・・・・・・私は・・・・無言でゆっっっっくりと振り返る・・・・・・っ。
振りかえっ・・・・・・・えっ・・・・・・。
「ねっ♪とってももふもふでカワイイでしょっ♪」「でしょぅ♪」
・・・・・・・・・・うん、かわいいね。
セミロングの髪の毛からのぞいてる、ウチの猫みたいにピコピコ動いてる猫耳とか。
両腕の肘から先とかもさ、抱き着いたら気持ちよさそうな毛並みで。
手のひらの肉球とかもとってもプニプニしてるし。あっ、爪も尖ってる。
膝から下も、腕と同じように猫みたいにふさふさしてて。
その後ろで所在なさげにゆらゆらと揺れている細長い尻尾、先端が白いんだね・・・・。
後は何だろう、お腹の当たりに文様みたいなのが描かれてるし・・・・。
局部と胸以外はほとんどオープンなんて言う際どい高露出度の服を着てるし。
・・・・・・・・・・・・この鏡に映ってるスフィンクス。
「にゃぁぁぁぁっぁああああああああああああぁぁぁぁああああああ!!!!??」
スフィンクス「」ビクッ
その他etc「「「「「「」」」」」」ビクッ
〜後半へ〜
・・・・・・自分以外の誰かの寝息が聞こえる。しかも近い・・・・・誰?
それに何か身体が重い・・・と言うより私の上に誰かがのしかかってる。
「んみゅぅ・・・・・・にゃむにゃむ・・・・・Zzzz」
しかもなんかモゾモゾ動いてる・・・・。
そう・・・・ちょうどウチで飼っているネコみたいに身体の上で丸くなってうたた寝して・・る・・・・・・。
して・・・・・・・。
いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや!!
ネコはこんなに重くないよね、うん。せいぜい「鏡餅(っていう食べ物)」くらいの重さだよね!?
ってアレ!?地面が硬い?地べた!?逆に上は柔らかいというかどう考えても裸です本当に(ry
「Zzz・・・・・・むにゃぅ・・・・・・・?」モゾモゾ
それに何でこんな冷たっ・・・・・って私何も服着てないの!!!?
何!?事後!?事後なの!?
「なむなぅ・・・・・・・・・にゃ♪」モゾゾ
落ち着け私・・・・・眠る前に何があった・・・・眠る前に・・・・・。
〜少女回想中〜
『避けようのない滅びやらなんやらうんたらかんたら』
『だから、僕と契約して魔法少女になってよ!!』
『マドカァー!!』
・・・・・・。
えっと確かそう・・・・・桑の実だ!!そうだろう!!いや違うヤシの実だ、うん。
それを採取しにわざわざ砂漠まで出向いて・・・・たしか遭難して・・・・・そして・・・・・
『にゃーん♪』『ですー』『すー』
!!・・・・・そうだ!!確かピラミッドのスフィンクスとその他大勢のマミーがいて・・・・・
そう!それで・・・・確か・・・・!!
『ふぁあああっ、はぁっ、あっ、あっ、あああっ、んんっ―――ッッ!!』
『にゃぁぁっ♪ほらぁ、ほらっ♪私の尻尾キモチイイにゃぁっ?』
スフィンクスにふさふさの尻尾で貫かれて・・・・・
『ふぁっ、あ、ひあ、ああぁっ!ふあ、あ、あ・・・・・・あんっ!やぁあ・・・・・ひぅっ!』
『ノウン「様」のお肌すべすべぇ・・・・♪』『耳はみはみー♪』
達したばかりで敏感になっている身体を余す事無くマミー達に弄られ・・・・・
『やぁ、あっ、あ、あっ♪ああっ♪ひぅっ♪ひゃああ♪ふぁ、あああああっ―――♪」
『にゃっ・・・ああっ、んっ♪・・・にゃぅぅ♪』
その後、スフィンクスが抱きついてきて・・・もふもふの毛が敏感な肌に擦れて・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・。
え・・・・・・・?
・・・・・
・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・(ヾノ・∀・`)ナイナイ。
ソウダコレハユメナンダキットメヲサマストイツモドオリニネコガアタシノウエデマルクナッテネテイテ
ワタシガオキタラララララウソダドンドコドーン
「うわぁぁぁぁぁっぁぁあ嗚呼あああぁあぁぁぁあぁああああぁぁぁぁっぁぁああああああああ」
のしかかってる物体「!!」ビクッ
その他諸々「「「!!」」」ビクッ
▽
今の絶叫で絶対に周りの魔物達が起きた!何やってるんだ私!死んでしまえ私!嫌だ!!
お願い・・・・気づかないで・・・・・このままこっそりピラミッドから脱しゅ・・・・
「むにゅ・・・・おはよーにゃー♪ノウンちゃん・・・・♪」「「「おはよーございますっ♪」」」
終わったぁぁぁぁあああああああああああああああAAAAAA
もう駄目だぁ・・・・・おしまいだぁ・・・・・・。
「お、おきてませ」「ほらー、おきてくださいよーバレてますよー♪」
詰んだ。
父さん母さん先立つ不幸をお許し・・・・「いいから早くー♪」
マミーの明るい死刑宣告に、全てを諦めて眼を開けると・・・・・・・
「うわぁぁぁぁああ♪・・・・スフィンクス様がぁ・・・・スフィンクス様とぉ・・・・・♪」
「・・・可愛ぃぃよぉっ・・・・・・♪抱きつきたいよぉ・・・・・♪」
「耳ピコピコしてるー♪」「腕とかもふもふー♪」
「スフィンクス様が二人いるみたぃ・・・・すてき♪」
「犯罪的な可愛さぁ・・・・・!!」「はにゃーん////」
「なでても・・・・いいかな?」
「 (0゚・∀・) ワクワクテカテカ 」
・・・・・・マミー達が何かをワクワクしながら私を取り囲んで見下ろしていた・・・・何かコワイ。
「そっか〜♪こんにゃのならマミーちゃん達も抱きつきたくなるにゃぁぁぁあ♪」
ちらと身体の上をみると、起床一分未満のスフィンクスが私の腰に抱きついてスリスリとしていた。
猫かおまえは・・・・・・・そうだ猫だった、かなりくすぐったい・・・・。
って言うか何なんだろう、この魔物達の私を見る目の輝きようは・・・・・。
私を襲う前も爛々と輝いてたけど・・・・更にも増してキラキラしてて・・・・・まさかまた襲われる!!?
「えへへ・・・・♪」ジュルリ「待ってよ!ノウン様の処もふもふは私の!」「いや皆で!!」
や、やばい!マミー達の手がわきわきして・・・・また私の乙女の純情(仮)が汚される!!
「ややや、やめっ」「だめぇぇぇ♪ガマンできなぁぁぁぁ「うわああああああああああああああああ
ボスッ
・・・・・え?
「っ・・・・・・ぁー・・・・♪」バタッ
あ・・・・咄嗟に出した手が飛び込んできたマミーの顔面に直撃したらしい・・・・・・。
「あっ!!ミアちゃんがぁぁぁぁああああ!!」
「ミアちゃああああああああああああん!!死ぬなぁぁぁぁぁぁああああああああ!!!」
「大変だ!!早く契約を!!!」「だが断る」
壁 |OMO)<ミアヂャンノガラダバボドボドダ!!
(;OwO)<ダディャーナザン!!ナズェミテルンディス!!
ΩΩΩ<ワーワーキャーキャー
・・・・・なんだか良く分からないけど混乱している今なら逃げられる!!
「えぃっ!!」ゲシッ
「にゃ?・・・・・にぎゃぁっ!!?」
腰に抱きついていたスフィンクスの手を半ば強引に振りほどき、急いで立ち上がる。
すぐさま周りを確認して・・・・・・・・・アレだ!!あそこから外に出れる!!と思う。
「ああっ!!ノウンさまがっ!!ノウン様が逃げちゃうよ!?」
「スフィンクス様ァー!!何やってんです!!」
「逃がすかぁっ!!皆、ノウンさまを追えぇえええええええ!!」
ヤヴァイっ!気づかれた!!
砂埃を巻き上げながら、マミーとは思えない驚異的なスピードで接近してくるマミー達・・・・・クロックアップかあなた達・・・。
でもまだ大丈夫、距離がある。
魔物たちを尻目に全速力で出口に向かって走ろうと・・・「させるかぁっ!!」ガシッ
「どうして!?どうして逃げるんですか!!?」
本当に困惑してるような、ねだる様な口調で聞いてくるマミー。
「だ、だって・・・・・・私は・・・・魔物じゃ・・・・」
うん、助けてもらった恩で・・・流れで協力しただけだしさ。
そう思っていると今度は別のマミーが後ろから
「ほらっ!!鏡あるからッ!新しいご自分の可愛さをごらんになってくださいよ!!その猫耳とかっ!!」
何なのよ可愛さって・・・!!猫耳って何よ!!もうどうでも良いからさっさと逃げ・・・・・・・・
逃げ・・・・て・・・・・?
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『にゃ』?」
「は?」といったつもり・・・・・・だったのに、口から出たのは―――猫の鳴き声の様な――というか猫の声。
咄嗟に口を両手でふさぎ―――手―――?違う―――もふもふとした毛に覆われいる『何か』が、私の口に当てられていた。
けむくじゃらの中に何箇所か毛の生えてない部分があって、そこがぷにぷにとしていて柔らかい
まるで・・・・・まるで・・・。
「『にゃっ』・・・・・『にゃ』・・・・・・・・」
「なっ・・・・な・・・・・」と言ってるはずだった。けど耳に届いたのはさっきと同じ猫の声。
でもそんな事は対して気にしなかった、気にできなかった。
今私の頭の中を巡っている情報が、私の並スペックな頭の容量をすべて埋めていたから・・・・。
ぐるぐると頭の中が回転してる・・・・・。
目が覚めたら回りに魔物がいた、しかも衣類を一枚も着てない。
↓
気絶する前に襲われていた・・・・気絶するほど魔物達に(もちろん性的な意味で)襲われていた。
↓
・魔物に襲われてる=魔物の魔力を全身に気絶するほど浴びている
・マミー達やスフィンクスから『リーダーになって!』と言われる
・猫の声が出る ←New!
・手が人間のモノじゃなくなっている ←New!
・・・・・・・?
・・・・・・・・・・・・・・・・。
ううううしろにににに・・・・全身鏡・・・・・あるんだよねねねねね・・・・・。
「・・・・・・・・・・・・」プルプル
「あっ♪ほらっ!!今ならプルプル震えててとってもカワイイですよっ♪さぁ早く!」
その明るい声に促されるまま・・・・・・・私は・・・・無言でゆっっっっくりと振り返る・・・・・・っ。
振りかえっ・・・・・・・えっ・・・・・・。
「ねっ♪とってももふもふでカワイイでしょっ♪」「でしょぅ♪」
・・・・・・・・・・うん、かわいいね。
セミロングの髪の毛からのぞいてる、ウチの猫みたいにピコピコ動いてる猫耳とか。
両腕の肘から先とかもさ、抱き着いたら気持ちよさそうな毛並みで。
手のひらの肉球とかもとってもプニプニしてるし。あっ、爪も尖ってる。
膝から下も、腕と同じように猫みたいにふさふさしてて。
その後ろで所在なさげにゆらゆらと揺れている細長い尻尾、先端が白いんだね・・・・。
後は何だろう、お腹の当たりに文様みたいなのが描かれてるし・・・・。
局部と胸以外はほとんどオープンなんて言う際どい高露出度の服を着てるし。
・・・・・・・・・・・・この鏡に映ってるスフィンクス。
「にゃぁぁぁぁっぁああああああああああああぁぁぁぁああああああ!!!!??」
スフィンクス「」ビクッ
その他etc「「「「「「」」」」」」ビクッ
〜後半へ〜
12/01/31 23:20更新 / 着込む人
戻る
次へ