貴女を孕ませたい
とある暗黒魔界の昼下がり、いつものように至る所から嬌声が響いてくるなんとも落ち着けない中、そんな外界と隔絶された場所に彼は腰を下ろしていた。
サバト、幼女の幼女による幼女のための、幼女の魅力を世に知らしめる宗教の支部であるその建物の最上階。
普段は最高権力者のバフォメットと彼女の「兄様」以外は立ち入りを禁じられている層であり、すなわち彼はそのバフォメットの兄様である、ということだ。
「……ふぅん」
パタン、と。
難解極まりない分厚い魔道書をパタンと閉じて、彼は一つため息をついた。
分厚いローブに体を包み、大きなフードで顔までほとんど覆っている姿は世間一般に想像される魔術師像にふさわしい格好だと言える。
しかしこの格好彼の趣味趣向によるものではない。
並大抵の人間どころか魔物でも敵うものが見当たらないと言われるほどの魔法使いである彼は本来ならもっとシャツとジーンズのようなラフな格好を好むのだが、彼の妹の願いで渋々、このローブをまとっているに過ぎない。
「暇だな」
彼女の兄であることが仕事の彼はもっぱらインドア派であり、今日も特にやることがないので新しく仕入れた魔道書を読みふけっていたのだが。
本来なら読み終わるのに徹夜で休憩なしで3日(ただしセックスはする)はかかると言われるそれをたったの3時間、通常の24倍の速度で読み終えてしまった彼は暇を持て余してしまったのだ。
「……ふむ」
こういう時は何をするべきか、彼は考える。
あいにく彼は魔法と妹以外に何事にも興味がわかない性格であり、料理や運動などに時間を割く気はサラサラない。
サバトにて処務の仕事についている魔女たちを手伝おうかとも思うが、そうすれば彼の妹に甘やかすなと怒られる。
どうするか、と彼は考えて、そしてすぐに答えを決めた。
彼は悩むという行為が、正確にはその時間を浪費するのが嫌いなのだ。
彼が腰掛けていたふかふかベッドの傍らにあるサイドボード、その上には柔らかな桃色に輝く小さなベルが置いてあった。
美しい紋様が刻まれたそれは魔界銀で作られた彼手製のマジックアイテムであり、彼はそのベルをカランカランと鳴らした。
「呼ばれて飛び出てジャンジャジャ〜ン!」
すると、突然彼の眼前に魔物が飛び出してきたではないか。
大きく湾曲したツノに、ふかふかもふもふの手足。
露出が多くその割に装飾過多な服装を着こなすいろいろと幼い異形の少女。
彼女こそこのサバト支部のトップであるバフォメット、名をルビス・カロー・スラグウィックと言う。
ルビスはもふもふのおててでぽふっと彼の膝に手をついて、ずずいと彼の顔に詰め寄った。
「ふふん、どうしたのだ兄様急に呼び出したりして?何か火急の用事でもありましたかの?」
「そういうわけではない」
「ではなにが?」
「暇になった。だからお前とイチャイチャしたい」
「ほえ?」
彼の言葉にルビスはぽかんと気の抜けた返事をして、数秒後、むむっと眉を吊り上げて、膝に置いていたご自慢の両手を自分の腰に当てた、お怒りポーズだ。
「兄様、ワシは今日大切な会議のため王城に向かい、そしてその会議の真っ最中だったのです」
「ああ、すまない」
「謝って済むものではありませんぞ、この節操なし、我慢の紐がゆるすぎますぞ!」
「申し訳ない」
「まったくもう!この後また王城に行ったら王様に怒られてしまいます!」
「嫌だったろうか」
プンプンと怒る幼女に肩を縮こまらせる成人男性。
そんな彼の一言にバフォメットがさらに眉を吊り上げた。
「望むところでございます!」
「……」
なんだかんだといって、この真面目なバフォメットはしかし兄様には際限なく甘い、激甘い。
その甘やかし加減には配下の魔女たちも苦笑いし、ブラックコーヒーを愛飲する始末である、普段は自分たちも砂糖を垂れ流す立場であることを棚上げしながら。
「後で一緒に謝りに行ってくださいまし」
「もちろんだ」
「んっ……」
言うや否や、彼はルビスのその幼く細い体をそっと抱き寄せた。
錬金術の過程で薬の匂いの染み付いた細い指先で、ルビスの銀の髪にそっと指を通す。
気持ちよさそうに眼を細めるルビスを見て彼は気を良くし、徐々に頭からその手を下げていく。
額を指先でくすぐれば悩まし気に喘ぎ、頬を優しくさすれば解けたような笑みを浮かべる。
唇を指先でなぞれば物欲し気にこちらを見つめてくる。
たまらない。
「……」
「あっ、む、ん」
軽いルビスをひょいと持ち上げ膝の上にのっけると、彼はルビスに覆いかぶさるように唇を奪った。
やや強引なキスをしかし喜んで受け入れたルビスは、彼に献上するかのようにゆるゆると自分の舌を唇の隙間から差し出した。
ルビスの小さく熱い舌を感じて彼はそれを口腔に受け入れ、そして瞬く間に絡め取り捕らえてしまう。
そして、蹂躙するような口内愛撫。
唇で優しく食んで揉み、彼の舌でぐちゅぐちゅと嬲られ、歯でもってカリカリとひっかかれ、溜まった唾液ごとジュルリと吸い取られる。
「んっ、ん〜〜〜〜っ♥」
彼のキステクにあっという間に腰砕けになったルビスは、息苦しくも離れたくない一心で、必死にその細くとも大きな背中に腕を回してしがみつく。
彼もそれを受けていっそう深くルビスを抱きしめて、キスはますます激しさを増す。
唇の隙間から溢れ出るよだれがダラダラとルビスの喉を伝って露出した肌を淫靡に汚す。
「づ、ぷはぁ、ハァッ、ハァッ」
たっぷり5分かかったキスを終えて、ようやくルビスは解放された。
呼吸を大きく制限されていたため行きは荒いが、しかしそれでもなおその瞳は寂し気に離れていく彼の唇を追っている。
「さ、おいで」
「は、はい、兄様」
彼の言葉に、息も絶え絶えなルビスは芋虫のような遅さでよじよじと膝の上で体を捩る。
ちょうど彼を椅子に見立てて腰掛けたような体制、これが彼女のお気に入りだ。
「それっ」
「あっ……」
そして、彼が羽織っていた分厚いローブを両手で広げて、そのままルビスを後ろから抱きしめる。
顔だけすっぽりと出たルビス、端から見るとまるで二人羽織のようだ。
「あー……これ、しゅきぃ……」
彼に頼んでローブを着てもらっているわけがこれだ。
年がら年中彼にこのローブを着てもらっているおかげで、このローブには深く彼の匂いが染み付いている。
これに包まれることで、彼の芳香に完全に包まれるのがルビスは好きだった。
「……ところでな、ルビス。実は俺は先ほどまで本を読んでいたのだ」
「ぅー……?」
「ほれ、これだ」
蕩けたルビスの前に、彼は先ほどまで読んでいた分厚い本を持ってきた。
ルビスはその本の表紙の文をを虚ろな目で追って、そして、カーッと顔が真っ赤に染まって目を見開いた。
「……か、快楽魔法のすゝめ……」
「うむ」
ルビスの言葉に頷いて、ローブの中で彼の手が蛇のようにルビスの瑞々しい柔肌に食らいついた。
「ひゃわっ!」
「早速試してみようと思う」
「いや、ちょ、ま、こころのじゅんびが、ひうぅんっ!」
ローブの暗闇の中で、ルビスの胸を本当に申し訳程度に隠していた装飾具が取っ払われた。
胸の先端が解放された羞恥に、ルビスはますます赤くなる。
「さ、いくぞルビス」
「ちょ、やめ、やめて兄様!やめて〜〜!」
弱々しく叫ぶルビスだが体をがっしりと抱かれていて、もがいても抜け出すことはできない。
そもそもその声にだって喜色が含まれているのだ、はなっから抜け出す気がない。
「まずは、これだ」
「んっ!?ひ、いぃぃぃいぃいいぃぃ!!」
ローブの中で彼の指先がゆるりと動き、ルビスの薄い胸をそろそろとなぞる。
その途端ルビスはピクリと体を震わせて、直後におとがいを反らせて激しい快感に体を震わせた。
そしてルビスの見えない厚布の内側で、その白い肌に漆黒のルーンが描かれる。
「基本中の基本、快楽のルーン。ルビスの体はいつもよりはるかに快感を得やすくなる」
「あっ!ひゃあっ!?」
撫で捏ねるような手つきで、薄いながらも柔らかいルビスの胸が指先に絞られる。
いつもとは比べ物にならない、むず痒さを孕んだ快楽にブルリと体を震わせる。
「や、やめ、敏感すぎるっ……!」
「だーめ」
「きゃううぅ!」
すでにふっくらと膨らんだ小さな乳輪を彼の人差し指が意地悪くなぞる。
決して頂きには触れないよう慎重に、薄く桃色がかぁたそこを執拗に擽られて、ルビスの抵抗心はゾリゾリと削がれてしまう。
「に、兄ひゃま……おね、おねぎゃいらひゃら……っ」
「ルビス、口からヨダレを垂らして、そんなに気持ちいいのか?」
「うぅっ」
指摘されて、はしたない顔を晒すことに羞恥を覚えるも、ルビスはもう耐えられない。
乳房を弄ばれて生まれる快感は相当なものだが、しかし達するには足りないのだ。
「に、にいさまぁ!ちくびも、ルビスの乳首も弄ってぇ、我慢できないよぉ……!」
「エッチな子だ、ルビス」
「エッチでもいいから……キャァァアンッ♥」
言い終わらぬうちに、彼の人差し指がツンっと、ルビスの勃起した乳首をツンと突いた。
それだけでルビスは激しく体を跳ねさせ、しかしそれを逃がさんと彼の親指と人差し指が、キュウとルビスの固い乳頭を挟み込む。
「ひゃあああああ!!」
それだけで、ルビスはあまりの快楽に屈して絶頂してしまった。
胸だけを、それもまだ数分しか弄られていないというのに達した事実にますますルビスの羞恥心が煽られるが、それを気にする余裕を彼が与えてくれない。
「あっ、やぁっ、休ませ、あ、あぁんっ♥」
彼の指先が細かく動き回りルビスの乳首を蹂躙し始めたのだ。
逃げることもできずされるがままのルビスはただその体を預けることしかできない。
「くぅっ、うんん〜〜〜っ」
適度な強さでつままれて、コリコリと指の腹で転がされる心地よい責めに蕩けさせられ、
「はひっ、ん、んんんっ」
グッとその乳首を押し込められ、奥に埋められるようにグリグリと乱暴に押しつぶされれば暴力的な責めに被虐心が煽られ、
「はひゃあぁぁぁぁっ……♥」
ギュウと痛いほどつままれた乳首があっちこっちにレバーのように引っ張り回されるにもかかわらず、電撃のように激しい快楽にローブに捕らえられたルビスは早くも二度目の絶頂を迎えてしまった。
「早すぎるぞルビス、いやらしい子だ、兄さんは悲しいぞ」
「らって、らってぇ……」
厳しい言葉をかけながらも、満足そうな笑みを浮かべて彼はルビスの頬を優しく撫でた。
もうこれ以上蕩けようのないルビスの顔が更に悦びに蕩ける。
「まだまだ試したい魔法は山ほどあるぞ。次はこれだ」
「ひゃっ……」
つぷりと、唐突にルビスの濡れそぼった膣内に指が入り込んだ。
既に解れきっているゆえに痛みも異物感も薄いが、ルビスは危機感を覚えて慌てて体を離そうとするが、肩を押さえられて抜け出せない。
「に、兄様、何をするつもりじゃ」
「次の魔法さ……それ」
彼がふっと指に魔力を込めた、途端、
「いっ……!?キャアアアアアアァァ♥」
ルビスが悲鳴のような喘ぎ声をあげながら体を弓なりに思いっきり反らせた。
ルビスの膣内に触れた彼の指から、激しすぎる快楽が脳天まで突き抜ける!
「りゃりぃ?りゃりこへぇぇぇ……♪」
「快楽電流の魔法さ、結構ハードなプレイ用」
愉悦に歪んだ笑みで彼はルビスのきつきつな子供まんこを中指と薬指の2本を束ねてぐっちゅぐっちゅとかき回す。
「ひぃぃああああぁァァァァァ♥♥♥」
そして絶え間なく膣内から子宮を荒らしまわってパチパチと脳内で弾ける快楽の電流に、ルビスはいよいよ狂ったように頭を振り回しながらいやいやと体を暴れさせしかし、彼の指に自ら腰を押し付けるようにグイグイと揺すっている。
「こんなに激しいのに嬉しいのか?マゾっ娘ルビス、いやらしい子だ、普段は大人ぶってカッコつけてるくせにな」
「やぁぁぁっ♪いわにゃいりぇぇ♪やぇひぇぇぇぇ♥」
「だめだ、やめてやんないね」
「ひぃぃぃいいんっ!」
ルビスの弱々しい懇願……という名のおねだりを聞いて、彼はますます意地悪に笑い、その長い指でもってこりこりとルビスのgスポットを慈しみ撫でるように引っ掻いた。
ルビスがひときわ激しく痙攣し、深い絶頂に呑み込まれる。
「おかひくなりゅう、にいひゃまにくるわひゃりぇりゅうぅぅぅ♥」
「まだ狂うには早いぞ……っと!」
「あううっ!」
十分楽しんだのか、彼はその指を引き抜いてルビスを腰掛けていたベッドの方に引き倒した。
短時間で何度も刻み込まれた電撃絶頂で息も絶え絶えなルビスは、背中に感じる柔らかな感触から仰向けに寝転がされたのだと理解した。
そして、顔以外のほとんどの部位は深緑のローブに覆われて、彼の顔以外は、自分の体も何もほとんど何も見えはしない。
「さ、次の魔法を試そうか」
彼はそう言ってローブに隠された自分の腰元のベルトをカチャカチャと緩めた。
耳聡くその音を聞いたルビスの顔が期待で悦びに濡れる。
「次の魔法は……屈服魔法さ」
屈服魔法、その響きに、ルビスの心が震える。
「この魔法をかけられた、心許しあった伴侶はな、魔法をかけたものにとある場所が完全に屈服しちゃうのさ。ま、物は試し、だ」
ローブの中で、ゆらりと魔力の揺らぎを感じた。
今きっと、魔法をかけたのだ。
「すぐに効果はわかる、きっと気にいるさ」
「にいさま……はやく……」
「急かすなよ……お望み通りさっさと入れてやるさ」
媚びるような声と瞳でねだるルビスに、意地悪く笑った彼はますます笑みを深める。
乳首責めと膣内快楽電流責めでこの10分間ほどで数え切れないほどの絶頂に追い込まれたルビスは、しかし満足していなかった。
これほどまでに昂められていながらまだ一度も彼のモノを膣内に受け入れて、その熱い精を注ぎ込まれていないのだ。
満足できるはずもない、貪欲な魔物の本能で濡れそぼった女性器がぱくぱくと物欲しげに、いやらしく開閉する。
「……いくぞ」
「ん……」
彼が、ほんの少しだけ心配そうな、優しそうな顔をしてルビスの額にキスを落とす。
彼女もそれを受け入れて柔和に微笑み、そして一気に彼の剛直がルビスの最奥まで差し込まれた。
「〜〜〜〜っ……ひゃっ!?あっ……!?」
途端に、ルビスは感じたことのない違和感に体をぶるりと震わされた。
まるで彼に魂を鷲掴みにされたかのような……マゾヒスティックな悦。
「んっ……成功、だな」
彼女の膣内の心地よさに彼も息を詰まらせながらも、しかし満足げに頷く。
「に……に、に、さま……これ、なにぃ……!?」
「子宮屈服魔法……俺の逸物にこの魔法をかけりゃ、ルビスの躰は発情しっぱなしの妊みたがり、貪欲な獣みたいになっちまうんだ」
あまりの幸福感に我を忘れかけるルビスに得意げに説明する彼。
その間に彼は腰をグッと引いて、パチュンッとその腰を打ち付けた。
「うあっ……!」
「いつもより効くだろっ……スゲェ締め付けだぞ。ルビス、お前のこのきつきつまんこは言った通り発情期の獣並みに孕むことに貪欲だ、いつもよりずっと身ごもりやすいかもな」
「なっ……」
彼の言葉に目を見開くも、すでに体は完全に屈服している。
抵抗する暇もなく、彼は敷かれたルビスに激しくピストン運動を開始した。
「ひゃぁぁあああああああァァン♥」
「どうだっ。魔法で快楽引き出されて気持ちいいかっ」
「き、きもちぃぃぃぃにいしゃまぁぁぁぁ♥」
「これで、お前を孕ませてやるからなっ、子供できるまでっ、この屈服まんこにたっぷり出してやるからな!」
「は、はいぃぃ♪」
彼の剛直が抜き出されるたびにルビスの狭い膣肉が摩擦で引き出されかけて、それを押し戻すように強引に突き込めれば甲高い悲鳴とともに溢れ出た愛液がぷしりと漏れる。
「はひっ、はひっ、はひゃぁぁ、にいしゃまぁぁぁぁ♪」
「ルビスのいやらしい姿で散々溜め込まれた濃いの、まずは一発出してやるぞ!」
「だして、たくさんだしてぇぇぇ♥」
彼ががっちりとルビスを抱きしめ、一滴残らず子宮に注がんと子宮口にまで逸物を押し込んだ。
ルビスも蕩けた笑みで彼を抱きしめて、一滴もこぼさんとグリグリと腰を押し付ける、そして
「う、くっ……!」
「ひゃああああああああああああ♪♪♪」
絶頂。
みちみちと締め付けられた彼の肉棒がぶるりと震えて、子宮口に密着した鈴口からゼリーのような精液を吐き出した。
「でてる、たくさんでてるぅ……!」
「おっおぉ……搾り取られるっ……!」
魔法で屈服したルビスの発情子宮は、その小さな部屋の中に懸命に精液を飲み込んでいく。
亀頭ごと呑み込みそうなほどに降りて開いた子宮口に吸い付かれて、彼も苦悶に似た表情で快楽に喘ぐ。
そして、1分ほども続いた長すぎる絶頂はようやく終わり、緊張しきった体から力が抜けて、互いに深く息を吐いた。
「す……すごかった……」
「あぁ……気持ちよかったよ、ルビス……」
「ん、えへへ……」
優しく頬にキスを落とされて、ルビスは見かけ相応なこどものように無邪気な笑みを浮かべた。
「兄様……コレでワシは、兄様の子供を授かれたでしょうか……」
汗に濡れた顔で自分を見上げて微笑んで問うルビスに、彼もまた優しく微笑みをかけす。
「まだだな」
「えっ」
「まだまだ足りない……さっ!」
「きゃあん!?」
彼は唐突に、いまだ固くそそり立つペニスをルビスの最奥部に叩きつけた。
突然の快楽に体が追いつけず、ルビスはなすすべなく絶頂。
「兄……さまぁ……!?」
「一発二発で終わるわけないだろ?まだ試してない魔法はたくさんあるし、それに相乗効果も検証していない」
「な、なにそれ……ひゃああああああああああ!!」
突如、再びルビスの膣内を快楽電流が駆け回り始めた!
挿入された彼の肉棒から発生した電撃がルビスの身体中を焼き焦がすように快楽を叩きつける!
「ひっ、ひぃぃぃぃぃんっ♥」
そして、乳首にも再び激烈な快感。
いまだ快楽のルーンで感度が跳ね上がった乳首を、今度は同じ快楽電流をまとった指先が激しく揉みしだいてきた!
「あひっ、はひゃぁぁあむぐぅ!」
そして、叫び喘ぎすら封じるべく彼が覆いかぶさって唇まで奪われた。
身体中を駆け巡り叩き込まれる快楽を叫んで発散することもできず、もはやルビスは弱々しくしがみつくしかできない。
「ぷはっ……快楽漬けにして、セックスのこと以外何にも考えられないくらいダメダメにして、孕む以外に脱出できないってわからせるまでは、えんえんとルビスのおまんこを精液漬けにしてやるからな」
「しょ、しょんにゃ……だりぇかたひゅけへぇぇぇぇ……んむぅっ!?」
再び口付け、好き放題言われてまたも言葉を封じられ、再びルビスは無力になった。
舌を啜られて、乳首を引っ張り回されて、快感電流でそこらじゅうが開発されて、そして子宮にさらに射精。
どうしようもない抜け出しようもない彼という檻に囚われて、虚ろな目で天井を見つめたルビスは頭の中で叫んだ。
(幸せぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥)
……この夫ありにして、この嫁ありである。
サバト、幼女の幼女による幼女のための、幼女の魅力を世に知らしめる宗教の支部であるその建物の最上階。
普段は最高権力者のバフォメットと彼女の「兄様」以外は立ち入りを禁じられている層であり、すなわち彼はそのバフォメットの兄様である、ということだ。
「……ふぅん」
パタン、と。
難解極まりない分厚い魔道書をパタンと閉じて、彼は一つため息をついた。
分厚いローブに体を包み、大きなフードで顔までほとんど覆っている姿は世間一般に想像される魔術師像にふさわしい格好だと言える。
しかしこの格好彼の趣味趣向によるものではない。
並大抵の人間どころか魔物でも敵うものが見当たらないと言われるほどの魔法使いである彼は本来ならもっとシャツとジーンズのようなラフな格好を好むのだが、彼の妹の願いで渋々、このローブをまとっているに過ぎない。
「暇だな」
彼女の兄であることが仕事の彼はもっぱらインドア派であり、今日も特にやることがないので新しく仕入れた魔道書を読みふけっていたのだが。
本来なら読み終わるのに徹夜で休憩なしで3日(ただしセックスはする)はかかると言われるそれをたったの3時間、通常の24倍の速度で読み終えてしまった彼は暇を持て余してしまったのだ。
「……ふむ」
こういう時は何をするべきか、彼は考える。
あいにく彼は魔法と妹以外に何事にも興味がわかない性格であり、料理や運動などに時間を割く気はサラサラない。
サバトにて処務の仕事についている魔女たちを手伝おうかとも思うが、そうすれば彼の妹に甘やかすなと怒られる。
どうするか、と彼は考えて、そしてすぐに答えを決めた。
彼は悩むという行為が、正確にはその時間を浪費するのが嫌いなのだ。
彼が腰掛けていたふかふかベッドの傍らにあるサイドボード、その上には柔らかな桃色に輝く小さなベルが置いてあった。
美しい紋様が刻まれたそれは魔界銀で作られた彼手製のマジックアイテムであり、彼はそのベルをカランカランと鳴らした。
「呼ばれて飛び出てジャンジャジャ〜ン!」
すると、突然彼の眼前に魔物が飛び出してきたではないか。
大きく湾曲したツノに、ふかふかもふもふの手足。
露出が多くその割に装飾過多な服装を着こなすいろいろと幼い異形の少女。
彼女こそこのサバト支部のトップであるバフォメット、名をルビス・カロー・スラグウィックと言う。
ルビスはもふもふのおててでぽふっと彼の膝に手をついて、ずずいと彼の顔に詰め寄った。
「ふふん、どうしたのだ兄様急に呼び出したりして?何か火急の用事でもありましたかの?」
「そういうわけではない」
「ではなにが?」
「暇になった。だからお前とイチャイチャしたい」
「ほえ?」
彼の言葉にルビスはぽかんと気の抜けた返事をして、数秒後、むむっと眉を吊り上げて、膝に置いていたご自慢の両手を自分の腰に当てた、お怒りポーズだ。
「兄様、ワシは今日大切な会議のため王城に向かい、そしてその会議の真っ最中だったのです」
「ああ、すまない」
「謝って済むものではありませんぞ、この節操なし、我慢の紐がゆるすぎますぞ!」
「申し訳ない」
「まったくもう!この後また王城に行ったら王様に怒られてしまいます!」
「嫌だったろうか」
プンプンと怒る幼女に肩を縮こまらせる成人男性。
そんな彼の一言にバフォメットがさらに眉を吊り上げた。
「望むところでございます!」
「……」
なんだかんだといって、この真面目なバフォメットはしかし兄様には際限なく甘い、激甘い。
その甘やかし加減には配下の魔女たちも苦笑いし、ブラックコーヒーを愛飲する始末である、普段は自分たちも砂糖を垂れ流す立場であることを棚上げしながら。
「後で一緒に謝りに行ってくださいまし」
「もちろんだ」
「んっ……」
言うや否や、彼はルビスのその幼く細い体をそっと抱き寄せた。
錬金術の過程で薬の匂いの染み付いた細い指先で、ルビスの銀の髪にそっと指を通す。
気持ちよさそうに眼を細めるルビスを見て彼は気を良くし、徐々に頭からその手を下げていく。
額を指先でくすぐれば悩まし気に喘ぎ、頬を優しくさすれば解けたような笑みを浮かべる。
唇を指先でなぞれば物欲し気にこちらを見つめてくる。
たまらない。
「……」
「あっ、む、ん」
軽いルビスをひょいと持ち上げ膝の上にのっけると、彼はルビスに覆いかぶさるように唇を奪った。
やや強引なキスをしかし喜んで受け入れたルビスは、彼に献上するかのようにゆるゆると自分の舌を唇の隙間から差し出した。
ルビスの小さく熱い舌を感じて彼はそれを口腔に受け入れ、そして瞬く間に絡め取り捕らえてしまう。
そして、蹂躙するような口内愛撫。
唇で優しく食んで揉み、彼の舌でぐちゅぐちゅと嬲られ、歯でもってカリカリとひっかかれ、溜まった唾液ごとジュルリと吸い取られる。
「んっ、ん〜〜〜〜っ♥」
彼のキステクにあっという間に腰砕けになったルビスは、息苦しくも離れたくない一心で、必死にその細くとも大きな背中に腕を回してしがみつく。
彼もそれを受けていっそう深くルビスを抱きしめて、キスはますます激しさを増す。
唇の隙間から溢れ出るよだれがダラダラとルビスの喉を伝って露出した肌を淫靡に汚す。
「づ、ぷはぁ、ハァッ、ハァッ」
たっぷり5分かかったキスを終えて、ようやくルビスは解放された。
呼吸を大きく制限されていたため行きは荒いが、しかしそれでもなおその瞳は寂し気に離れていく彼の唇を追っている。
「さ、おいで」
「は、はい、兄様」
彼の言葉に、息も絶え絶えなルビスは芋虫のような遅さでよじよじと膝の上で体を捩る。
ちょうど彼を椅子に見立てて腰掛けたような体制、これが彼女のお気に入りだ。
「それっ」
「あっ……」
そして、彼が羽織っていた分厚いローブを両手で広げて、そのままルビスを後ろから抱きしめる。
顔だけすっぽりと出たルビス、端から見るとまるで二人羽織のようだ。
「あー……これ、しゅきぃ……」
彼に頼んでローブを着てもらっているわけがこれだ。
年がら年中彼にこのローブを着てもらっているおかげで、このローブには深く彼の匂いが染み付いている。
これに包まれることで、彼の芳香に完全に包まれるのがルビスは好きだった。
「……ところでな、ルビス。実は俺は先ほどまで本を読んでいたのだ」
「ぅー……?」
「ほれ、これだ」
蕩けたルビスの前に、彼は先ほどまで読んでいた分厚い本を持ってきた。
ルビスはその本の表紙の文をを虚ろな目で追って、そして、カーッと顔が真っ赤に染まって目を見開いた。
「……か、快楽魔法のすゝめ……」
「うむ」
ルビスの言葉に頷いて、ローブの中で彼の手が蛇のようにルビスの瑞々しい柔肌に食らいついた。
「ひゃわっ!」
「早速試してみようと思う」
「いや、ちょ、ま、こころのじゅんびが、ひうぅんっ!」
ローブの暗闇の中で、ルビスの胸を本当に申し訳程度に隠していた装飾具が取っ払われた。
胸の先端が解放された羞恥に、ルビスはますます赤くなる。
「さ、いくぞルビス」
「ちょ、やめ、やめて兄様!やめて〜〜!」
弱々しく叫ぶルビスだが体をがっしりと抱かれていて、もがいても抜け出すことはできない。
そもそもその声にだって喜色が含まれているのだ、はなっから抜け出す気がない。
「まずは、これだ」
「んっ!?ひ、いぃぃぃいぃいいぃぃ!!」
ローブの中で彼の指先がゆるりと動き、ルビスの薄い胸をそろそろとなぞる。
その途端ルビスはピクリと体を震わせて、直後におとがいを反らせて激しい快感に体を震わせた。
そしてルビスの見えない厚布の内側で、その白い肌に漆黒のルーンが描かれる。
「基本中の基本、快楽のルーン。ルビスの体はいつもよりはるかに快感を得やすくなる」
「あっ!ひゃあっ!?」
撫で捏ねるような手つきで、薄いながらも柔らかいルビスの胸が指先に絞られる。
いつもとは比べ物にならない、むず痒さを孕んだ快楽にブルリと体を震わせる。
「や、やめ、敏感すぎるっ……!」
「だーめ」
「きゃううぅ!」
すでにふっくらと膨らんだ小さな乳輪を彼の人差し指が意地悪くなぞる。
決して頂きには触れないよう慎重に、薄く桃色がかぁたそこを執拗に擽られて、ルビスの抵抗心はゾリゾリと削がれてしまう。
「に、兄ひゃま……おね、おねぎゃいらひゃら……っ」
「ルビス、口からヨダレを垂らして、そんなに気持ちいいのか?」
「うぅっ」
指摘されて、はしたない顔を晒すことに羞恥を覚えるも、ルビスはもう耐えられない。
乳房を弄ばれて生まれる快感は相当なものだが、しかし達するには足りないのだ。
「に、にいさまぁ!ちくびも、ルビスの乳首も弄ってぇ、我慢できないよぉ……!」
「エッチな子だ、ルビス」
「エッチでもいいから……キャァァアンッ♥」
言い終わらぬうちに、彼の人差し指がツンっと、ルビスの勃起した乳首をツンと突いた。
それだけでルビスは激しく体を跳ねさせ、しかしそれを逃がさんと彼の親指と人差し指が、キュウとルビスの固い乳頭を挟み込む。
「ひゃあああああ!!」
それだけで、ルビスはあまりの快楽に屈して絶頂してしまった。
胸だけを、それもまだ数分しか弄られていないというのに達した事実にますますルビスの羞恥心が煽られるが、それを気にする余裕を彼が与えてくれない。
「あっ、やぁっ、休ませ、あ、あぁんっ♥」
彼の指先が細かく動き回りルビスの乳首を蹂躙し始めたのだ。
逃げることもできずされるがままのルビスはただその体を預けることしかできない。
「くぅっ、うんん〜〜〜っ」
適度な強さでつままれて、コリコリと指の腹で転がされる心地よい責めに蕩けさせられ、
「はひっ、ん、んんんっ」
グッとその乳首を押し込められ、奥に埋められるようにグリグリと乱暴に押しつぶされれば暴力的な責めに被虐心が煽られ、
「はひゃあぁぁぁぁっ……♥」
ギュウと痛いほどつままれた乳首があっちこっちにレバーのように引っ張り回されるにもかかわらず、電撃のように激しい快楽にローブに捕らえられたルビスは早くも二度目の絶頂を迎えてしまった。
「早すぎるぞルビス、いやらしい子だ、兄さんは悲しいぞ」
「らって、らってぇ……」
厳しい言葉をかけながらも、満足そうな笑みを浮かべて彼はルビスの頬を優しく撫でた。
もうこれ以上蕩けようのないルビスの顔が更に悦びに蕩ける。
「まだまだ試したい魔法は山ほどあるぞ。次はこれだ」
「ひゃっ……」
つぷりと、唐突にルビスの濡れそぼった膣内に指が入り込んだ。
既に解れきっているゆえに痛みも異物感も薄いが、ルビスは危機感を覚えて慌てて体を離そうとするが、肩を押さえられて抜け出せない。
「に、兄様、何をするつもりじゃ」
「次の魔法さ……それ」
彼がふっと指に魔力を込めた、途端、
「いっ……!?キャアアアアアアァァ♥」
ルビスが悲鳴のような喘ぎ声をあげながら体を弓なりに思いっきり反らせた。
ルビスの膣内に触れた彼の指から、激しすぎる快楽が脳天まで突き抜ける!
「りゃりぃ?りゃりこへぇぇぇ……♪」
「快楽電流の魔法さ、結構ハードなプレイ用」
愉悦に歪んだ笑みで彼はルビスのきつきつな子供まんこを中指と薬指の2本を束ねてぐっちゅぐっちゅとかき回す。
「ひぃぃああああぁァァァァァ♥♥♥」
そして絶え間なく膣内から子宮を荒らしまわってパチパチと脳内で弾ける快楽の電流に、ルビスはいよいよ狂ったように頭を振り回しながらいやいやと体を暴れさせしかし、彼の指に自ら腰を押し付けるようにグイグイと揺すっている。
「こんなに激しいのに嬉しいのか?マゾっ娘ルビス、いやらしい子だ、普段は大人ぶってカッコつけてるくせにな」
「やぁぁぁっ♪いわにゃいりぇぇ♪やぇひぇぇぇぇ♥」
「だめだ、やめてやんないね」
「ひぃぃぃいいんっ!」
ルビスの弱々しい懇願……という名のおねだりを聞いて、彼はますます意地悪に笑い、その長い指でもってこりこりとルビスのgスポットを慈しみ撫でるように引っ掻いた。
ルビスがひときわ激しく痙攣し、深い絶頂に呑み込まれる。
「おかひくなりゅう、にいひゃまにくるわひゃりぇりゅうぅぅぅ♥」
「まだ狂うには早いぞ……っと!」
「あううっ!」
十分楽しんだのか、彼はその指を引き抜いてルビスを腰掛けていたベッドの方に引き倒した。
短時間で何度も刻み込まれた電撃絶頂で息も絶え絶えなルビスは、背中に感じる柔らかな感触から仰向けに寝転がされたのだと理解した。
そして、顔以外のほとんどの部位は深緑のローブに覆われて、彼の顔以外は、自分の体も何もほとんど何も見えはしない。
「さ、次の魔法を試そうか」
彼はそう言ってローブに隠された自分の腰元のベルトをカチャカチャと緩めた。
耳聡くその音を聞いたルビスの顔が期待で悦びに濡れる。
「次の魔法は……屈服魔法さ」
屈服魔法、その響きに、ルビスの心が震える。
「この魔法をかけられた、心許しあった伴侶はな、魔法をかけたものにとある場所が完全に屈服しちゃうのさ。ま、物は試し、だ」
ローブの中で、ゆらりと魔力の揺らぎを感じた。
今きっと、魔法をかけたのだ。
「すぐに効果はわかる、きっと気にいるさ」
「にいさま……はやく……」
「急かすなよ……お望み通りさっさと入れてやるさ」
媚びるような声と瞳でねだるルビスに、意地悪く笑った彼はますます笑みを深める。
乳首責めと膣内快楽電流責めでこの10分間ほどで数え切れないほどの絶頂に追い込まれたルビスは、しかし満足していなかった。
これほどまでに昂められていながらまだ一度も彼のモノを膣内に受け入れて、その熱い精を注ぎ込まれていないのだ。
満足できるはずもない、貪欲な魔物の本能で濡れそぼった女性器がぱくぱくと物欲しげに、いやらしく開閉する。
「……いくぞ」
「ん……」
彼が、ほんの少しだけ心配そうな、優しそうな顔をしてルビスの額にキスを落とす。
彼女もそれを受け入れて柔和に微笑み、そして一気に彼の剛直がルビスの最奥まで差し込まれた。
「〜〜〜〜っ……ひゃっ!?あっ……!?」
途端に、ルビスは感じたことのない違和感に体をぶるりと震わされた。
まるで彼に魂を鷲掴みにされたかのような……マゾヒスティックな悦。
「んっ……成功、だな」
彼女の膣内の心地よさに彼も息を詰まらせながらも、しかし満足げに頷く。
「に……に、に、さま……これ、なにぃ……!?」
「子宮屈服魔法……俺の逸物にこの魔法をかけりゃ、ルビスの躰は発情しっぱなしの妊みたがり、貪欲な獣みたいになっちまうんだ」
あまりの幸福感に我を忘れかけるルビスに得意げに説明する彼。
その間に彼は腰をグッと引いて、パチュンッとその腰を打ち付けた。
「うあっ……!」
「いつもより効くだろっ……スゲェ締め付けだぞ。ルビス、お前のこのきつきつまんこは言った通り発情期の獣並みに孕むことに貪欲だ、いつもよりずっと身ごもりやすいかもな」
「なっ……」
彼の言葉に目を見開くも、すでに体は完全に屈服している。
抵抗する暇もなく、彼は敷かれたルビスに激しくピストン運動を開始した。
「ひゃぁぁあああああああァァン♥」
「どうだっ。魔法で快楽引き出されて気持ちいいかっ」
「き、きもちぃぃぃぃにいしゃまぁぁぁぁ♥」
「これで、お前を孕ませてやるからなっ、子供できるまでっ、この屈服まんこにたっぷり出してやるからな!」
「は、はいぃぃ♪」
彼の剛直が抜き出されるたびにルビスの狭い膣肉が摩擦で引き出されかけて、それを押し戻すように強引に突き込めれば甲高い悲鳴とともに溢れ出た愛液がぷしりと漏れる。
「はひっ、はひっ、はひゃぁぁ、にいしゃまぁぁぁぁ♪」
「ルビスのいやらしい姿で散々溜め込まれた濃いの、まずは一発出してやるぞ!」
「だして、たくさんだしてぇぇぇ♥」
彼ががっちりとルビスを抱きしめ、一滴残らず子宮に注がんと子宮口にまで逸物を押し込んだ。
ルビスも蕩けた笑みで彼を抱きしめて、一滴もこぼさんとグリグリと腰を押し付ける、そして
「う、くっ……!」
「ひゃああああああああああああ♪♪♪」
絶頂。
みちみちと締め付けられた彼の肉棒がぶるりと震えて、子宮口に密着した鈴口からゼリーのような精液を吐き出した。
「でてる、たくさんでてるぅ……!」
「おっおぉ……搾り取られるっ……!」
魔法で屈服したルビスの発情子宮は、その小さな部屋の中に懸命に精液を飲み込んでいく。
亀頭ごと呑み込みそうなほどに降りて開いた子宮口に吸い付かれて、彼も苦悶に似た表情で快楽に喘ぐ。
そして、1分ほども続いた長すぎる絶頂はようやく終わり、緊張しきった体から力が抜けて、互いに深く息を吐いた。
「す……すごかった……」
「あぁ……気持ちよかったよ、ルビス……」
「ん、えへへ……」
優しく頬にキスを落とされて、ルビスは見かけ相応なこどものように無邪気な笑みを浮かべた。
「兄様……コレでワシは、兄様の子供を授かれたでしょうか……」
汗に濡れた顔で自分を見上げて微笑んで問うルビスに、彼もまた優しく微笑みをかけす。
「まだだな」
「えっ」
「まだまだ足りない……さっ!」
「きゃあん!?」
彼は唐突に、いまだ固くそそり立つペニスをルビスの最奥部に叩きつけた。
突然の快楽に体が追いつけず、ルビスはなすすべなく絶頂。
「兄……さまぁ……!?」
「一発二発で終わるわけないだろ?まだ試してない魔法はたくさんあるし、それに相乗効果も検証していない」
「な、なにそれ……ひゃああああああああああ!!」
突如、再びルビスの膣内を快楽電流が駆け回り始めた!
挿入された彼の肉棒から発生した電撃がルビスの身体中を焼き焦がすように快楽を叩きつける!
「ひっ、ひぃぃぃぃぃんっ♥」
そして、乳首にも再び激烈な快感。
いまだ快楽のルーンで感度が跳ね上がった乳首を、今度は同じ快楽電流をまとった指先が激しく揉みしだいてきた!
「あひっ、はひゃぁぁあむぐぅ!」
そして、叫び喘ぎすら封じるべく彼が覆いかぶさって唇まで奪われた。
身体中を駆け巡り叩き込まれる快楽を叫んで発散することもできず、もはやルビスは弱々しくしがみつくしかできない。
「ぷはっ……快楽漬けにして、セックスのこと以外何にも考えられないくらいダメダメにして、孕む以外に脱出できないってわからせるまでは、えんえんとルビスのおまんこを精液漬けにしてやるからな」
「しょ、しょんにゃ……だりぇかたひゅけへぇぇぇぇ……んむぅっ!?」
再び口付け、好き放題言われてまたも言葉を封じられ、再びルビスは無力になった。
舌を啜られて、乳首を引っ張り回されて、快感電流でそこらじゅうが開発されて、そして子宮にさらに射精。
どうしようもない抜け出しようもない彼という檻に囚われて、虚ろな目で天井を見つめたルビスは頭の中で叫んだ。
(幸せぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥)
……この夫ありにして、この嫁ありである。
16/07/20 22:36更新 / 車輪(人物)