きつねさんふぁいてぃんぐ
ここは平穏に満ちたとある街。
如何にもな看板を掲げる店の立ち並ぶ街。
例:『あなたも幼女の仲間入り!、マッサージの「ばふぉ」』
『コイツ一杯で頭もくらくら!、酒ならこの店「蒼鬼堂」』
『愛のために響かせろ、その嬌声(うたごえ)。ライブハウス「ラブトーンズ」』
そんな繁華街のとある路地裏にて…。
『おい姉ちゃん、俺等と遊ばないかい?』
『おねーさん妖狐とか言う種族でしょ?、俺達もうおねーさんの魅力にメロメロ!』
『俺等三人なら直ぐに九尾に為れるほど満足させてやれるんだけどなー?』
路地裏の少し広い所で狐色の長髪ポニテを囲む三人の男。
前と横を塞ぎ、後ろはフェンス。
最早口が触れ合いそうな距離に近付いてなおもお誘いの言葉をやめない巨漢。
両隣で腕を絡めるちゃらちゃらした双子。
まぁ紳士諸君は見て分かるとおり、最早強姦だ。
「し、しつこいわねあんた達…。私の相手ぐらい自分で決めるって言ってるでしょ!?」
『だから、俺達がそのお相手なんだってよ』
『理解力ねーなーあんた、脳みそある?』
「少なくともあんた等みたいに目上の奴に媚び諂う位しか出来ない奴よりかは有るわよ!!」
『あぁ?、生意気な…』
双子の片割れが小さな銀の曲線を手にして、妖狐の顎先に宛がう。
それはとても繊細なタッチだったがそれでもそれなりのプレッシャーにはなる。
『どうせ両腕捕まれて動けないまま犯されんだからさ、せめて楽しむとかって言う魔物らしい余裕を見してほしいよ?』
「あんた等みたいな強姦野郎達とヤって楽しめるのは、串焼き屋のドMローパーだけよ!」
(くぅぅ…、いつまでも強がってたってこのままじゃ犯される事は確定的に明らか!。
こう言う時にさっと現れて助けてくれるヒーローとかとが良いのよ、初めてはぁ!!)
そう、この妖狐、処女である。
それと言うのも彼女はつい一昨日魔物になったばかり。
男との経験なんてないまま二日が過ぎて、やっとの事経験かと思ったらこんな奴等。
ついてない、本当についてない妖狐である。
ついでに尻尾も一本しか付いてない。
(たくもぅ…。腕が自由ならこんな奴等一捻りなんだけどなぁ…。
魔法で潰すのも良いし、普通に腕っ節の差ってのを見せ付けるのも…。
やめよ、出来ない事を考えたって意味無いわ)
更にはこの妖狐、魔術の素養すらない、例えるなら知力は8。
そのせいでこんな感じで腕を捕まれたままである。
「あ、あの〜…」
「!?」
(このタイミングで入ってくるとは…、正にヒーロー!?
一体どんな顔つきしてるのよ…、って)
声の聞こえたほうに目をやると、巨漢の後ろに確かに人はいた。
…が、ひょろっちくてこの状況を打破できるようには到底見えない。
あーもう、びくびくしちゃって可愛い…。って、何考えてるのかしら私。
『あ〜?、なんだぁガキ。お前は帰ってホルスタウロスのミルクでも飲んでなぁ!』
「あ、あの、その人、嫌がってるじゃないですか。離してあげてください…」
『離す?、やーだよ!、離させたいんなら力ずくでやってみろよチビ!』
言われたい放題のヒーロー(仮)。
声を荒げられる度にビクビク震える姿は本当に可愛い。
小動物ね、まるで。
「わ、分かりました。力ずくで…、ですね?」
『お、何?、やる気?、兄貴、やっちゃってくださいよ!』
『あ゛〜?、めんどくせぇな…、ちゃっちゃと、のされろぉ!!』
兄貴と呼ばれた巨漢が裏拳の動きで後ろに居る少年に殴りかかる!
一瞬ビクッと震えた少年が次に取った行動は。
なんと、その裏拳を顔で受けた。
少年が付けていた眼鏡はグシャッと潰れ、少年の体はフェンスへと叩き付けられる。
『あっはっははははは!!、ざまぁwwwwww』
『馬鹿だwww最高の馬鹿だwwwwww』
双子は下衆の極みの様な笑い声を上げて、動かない少年を蔑んでいた。
巨漢はゆっくりと妖狐の方へと戻り、そして。
唐突に打ち上げられた。
『クソマァァーーーッ!!』
『ダニィ!?』
『ふぉおあっ!?』
(ちょ、なんか打ち上がった!?。
と言うか今思いっきり股間を蹴った足が見えたんだけど…?)
目の前で起きた巨漢花火に処理速度を最高速に引き上げる妖狐。
落ち着け、眼が泳いでるぞ。
「ったく、馬鹿みてーに油断しすぎ。僕が起きたのにも気付かないとか耳あるの?
あのデカブツも僕を殴っといて違和感に気付かねーし」
声がした。…はいいけど声の場所が分からない。
と、思ったら上から巨漢withさっきの少年が振ってきた。
『兄さん!、空から兄貴が!』
『弟よ!、重力が有るんだからそれは当然だろう!』
「お前等とりあえず黙れよ」
よーく見ると眼鏡を割られた筈の眼にはレンズの破片すら見受けられない。
そして、殴られたら出来る筈の傷すらも無い。
全くの無傷、新品そのもののような状態なのだ。
「ま、いいや。
お前等とやり合ってる時間すら惜しいし」
そういうと徐に頭に両拳をあて。
「寝てろ」
言葉と同時に双子の体がビクッと振るえ。
ずるずると蛸のように沈んでいった。
「…しゅごぉい…」
ま、そんな光景を見せられたら魔法も何も使えない妖狐は驚く。
ほけっとした顔で少年を見ているしか出来ないのだ。
「アンタ」
「はいっ↑!?」
「裏返ってるぞ。…何でこんな夜中にほっつき歩いてんのさ」
「男が居ないから(キリッ」
「なんじゃそりゃ」
「そんな事言うなら聞いてよ、私の悲劇をさ?」
そもそも私はね?、昔…、って言ったって三年前ぐらいだけどさ。
その頃からずっと格闘技を習ってんのよ。…何よ、だったらあいつ等ぐらい潰せって?
あのね、見て分かるとおり私は妖狐!、男を傷付けんのは幾らあんなでも心が痛いのよ。
まぁ、それでそれなりに腕っ節には自信があってね、生まれの村の男皆とやり合ったのよ。
そしたらまさかの全勝!、驚いたわよそりゃ。
それでさぁ、その村の皆、私が怖いって言って私が外に出ると災害みたいに引き篭もっちゃうのよ。酷いでしょー?
それで寂しくなって森に逃げたらさ、旅の妖狐に犯されて魔物になるわ。
私の村は反魔物っぽいから帰りにくいしさ。お陰でお腹は空きっぱなし!
それで男を求めて旅してたらあいつ等に捕まって…。
で、君が助けに来てくれたわけ。
「…わかってくれた?」
「ま、大体」
「あら、そう?
よかったー、じゃぁ食べさs」
「断固断る、なんで初対面の奴とヤらなきゃなんねーんだよ。
ほれ、挨拶して」
そう言って、少年はゆっくりと手を出す。
拳を握り締めたまま手を出す形で。
「…何これ、挨拶?」
「僕、指壊したくないから手に嵌める金具でグーに固定してるんだよ。
で、外すのに二分ぐらい掛かるから握手よりもこっちでやったほうが早いかと」
「ふーん…、!」
何かを閃いたように自らの腰のポーチに手を突っ込み、何かを探し出す。
その間少年はずっと上を向いて誰かと話していた。
「おーい、運ばないのかー?」
『あぁ、もうちょっとで面白そうな物が見れそうだから、見物させてもらうよ』
「はぁ?」
やがて、少年の拳に物が当たる感触がして、金属同士が触れ合う「カチンッ」と言う音が鳴った。
…金属同士が触れ合う音?
「って、おい!?。何でファイティングポーズとってんだよ!?」
「君が悪いよ、私の習った格闘技じゃ、拳合わせは決闘の証!
君が勝ったら好きにして、私が勝ったら好きにさせてね!?」
「え、っちょ、…〜!!、わかったよ!!
どっちかがぶっ倒れるまでだからな!?」
そして、二人の拳が触れ合う音がして、夜が明け始めていった…。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
そして、十数年の月日が流れた…。
「ナレーションっ…、ハァ、嘘付くな。3日しか経ってねぇよ…!」
ごめんなしあ。
「…良いから進めろ…」
はいはい。
…二人が疲れ切って、同時に倒れたのは3日後の朝だった。
お互い、最早立つ事すら出来ないレベルに憔悴しきっている。
「…なかなか、やるじゃねえか…。
魔物ってのは、皆こんなに強いのか?」
「それはないでしょ…。ハァ。
私が特別鍛えすぎただけよ…」
「はは…、じゃあ、こういうルールにしねえか?」
「どういう?」
「お互いに好きにするんだよ」
「あら、それ良いわね…っ。ゲホッ、ゲホ…」
『なら、我等がお二人にふさわしい所に連れて行こう』
「あぁ…、頼むわ、御代は…?」
『構わん、また魔物のカップルが出来る所を見れて感無量だ』
「カッ…!?、ッバカかお前!?
ま、まだそうなると決まったわけじゃ…」
『ふむ、お前は前に「俺と同じくらいか、それより強い奴と結婚したい」とかのたまって、我等が主君の城の者を全員倒してしまったではないか、主君込みで。
お前の彼女にするなら、こういう奴が良いんだろう?』
「なっ、いやまぁ確かにそう言ったけどさ…。
なんつーかこう、いざそういう展開になると緊張すると言うか…」
『ええい、御託はもう良い!!、お前等はあの妖狐をいつものアソコヘ!
我はコイツを運ぶ!、ハーピー一の誘拐屋、「黒烏」の名に於いてな!』
「なっ、ちょ、待て。何処に連れてく気だ!?」
「何言ってるの?、お互いが好きだって思ってるんだったら次はMAGUWAI一択でしょ?」
「な、おま、まだ好きだなんて一言もっ///」
「顔真っ赤にして、説得力ないわよ?、さ、いこー!」
「なぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
そのまま流されるように近くのホテル(普通のホテルだが魔物達も使用するので何処でもラブホテルみたいなもの)へ…。
チェックインは黒烏が一分でやってくれました。
そして流されるまま素っ裸にされ、ベッドに座り込む二人。
「…な、なんでこうなった…」
「ね、キスしよ?、キス、駄目って言ってもするけどっ♪」
「んむぅ!?、むぅ、むぐっ」
「うむ…、ふぷっ、んれぅ…♪」
流石は魔物か、とも言える程に積極的に舌を絡め、唾液を交換する妖狐。
それとは対照的に、引き剥がすように胸に手を当て押しのけようとする少年。
「んむぅ、積極的に胸揉んでくれて良いね良いね♪、本当に君を選んでよかったかも…♪」
「…ウェルディア・バーンシュタイン」
「え?」
「僕は君じゃなくて、ウェルディア・バーンシュタインだって言いたいんだよ!!
…ウェルで良いからな」
「…私はウェル達風に言うならカエデ・キサラギ、普通に書いたら如月楓ね。
19歳、ウェルは?」
「…15」
「え!?、そうなの?
てっきり12くらいかと思ってたけど…」
「悪いかよ!?、どうせ僕は身長だって低いし、生意気盛りだけどさ…」
そう言ってウェルは楓から顔を背ける。
拗ねたウェルも可愛い…。うへへ。
「いいじゃん、ちっちゃくて。
私は弟とかいないからさー、皆お姉ちゃんで、しかもどっかいって魔物になったらしいよ。
…ま、だから、そういう弟とかに注ぐ愛の疑似体験みたいな?」
「弟扱いかよ…。
参ったな全く。…僕も、姉ちゃんに甘えた事が無かったからさ」
「んふふー、存分に甘えてくれたまえー(ギュー」
「ちょ、息ぐるしっつの!」
思いっきり楓を跳ね除けて、改めてウェルは赤面した。
そう、お互いにZENLAなのだ。それはもう、目の前でぷるんぷるん弾む物とかを見れば…ねぇ?
「っ!!、…ッ///」
「…見慣れてないの?、おっぱい♪」
「あ、当たり前だろっ!?
ぼ、僕なんかそういう趣味の奴にしかモテないし…」
「私はそういう趣味じゃないから大丈夫だ、問題なーい♪」
むにゅっ、と突然ウェルの性器を鷲掴みにする楓。
むにゅ、と言うより、がしっ、のほうが正しいのは言うまでもない。
「ひぅ!?」
「あ、今の声可愛い。もういっちょ!」
「あんぁ!!、や、やめっ、はふぁぁ…!」
潜在的なSなのか、ウェルの悲鳴を聞くたびにその尻尾と耳をピコピコと動かす楓。
ウェルもその様子に気付き、とある提案をした。
「な、んぁぁ…、耳っ、触っても、良いかっ?」
「ふぇ?、別に良いよ?」
その声を聞いて、落ち着いて触らせるためにゆっくりとウェルの一物から手を離していく楓。
そしてほぼ完全に勃起したものを見て彼女はこう思った。
(何だこのでっかいもの…///)
そんな事を考えて惚けている楓に、突然快楽の波が襲う!
びくんっ、と跳ね上がる楓、そんな事を気にせずに耳をモフり、舐め、甘噛みする。
「ふ〜ん…意外と肌触りは良い…、いや、意外じゃないな。
これはずっと触ってたくなる感触、手触り…」
「…ッ!?、ッッ♪、っぅぅぅ!!」
「か、楓?」
「…め、いで」
「?」
「止めないでぇ…、気持ち、いいのぉ…♪」
「!!」
おねだりの為に見上げた表情は、半端無く蕩けていた。
当然、そんな表情を見てしまったウェルは。
暴走した。
「かぷっ」
「!!♪」
「はぷっ、んぢゅ、ぢゅるるるるっ」
「あ、あがっ、はぁあぁ♪」
「ぷは…、尻尾も弄るからなっ!!」
「あ、はひぃ…♪」
右耳を口で、左耳を左手で、尻尾を右手で。
M(もふもふ)トライアングルが決まっている!
さぁ楓、耐えられるのか!?
「あ゛はぁあぁあぁ!!♪、むっ、むりぃ!
だめなのっ、みみとしっぽだけなのにっ、おなかが疼くのぉっ!!♪」
「じゃあ、もうそろそろ終わりにするか!?」
「だ、だめっ!、ここまで来てぇ♪、もうちょっと、もうちょっとだけっ♪」
「わかった…!!、そらそらそらぁ!!」
「あ゛い゛はぁぁぁぁあぁっぁあぁ!?」
おーっと、ウェル、耳、尻尾の攻めを激しくしたっ!
「あっ♪、あ、きた、ウェル、ぎゅって、ぎゅってしてぇ…!!」
「楓…っ!!」
「♪♪♪」
ウェルの激しいモフり攻めで成す術なく盛大にイった楓。
ぎゅっと抱きしめられた胸の中で愉悦に震え、蕩けた顔を晒す。
「み、耳と尻尾だけでイけるのか…、妖狐って」
「ま、魔物だもん…、仕方ないでしょ…?
それとも…、耳と尻尾でイっちゃうような淫乱さんは嫌い…?」
「…べ、別に嫌いじゃねーし、つか、楓ならどんなでも好きになれそうだし…(ボソボソ」
「…えへへ、ウェルってあれだね、つんでれさんだね」
「るせぇ!」
「…ね、次はウェルの番だよ」
「ん、…ここに前戯一例があるけど、どれが楽なんだろ」
「私に任せて!」
そう言ってウェルを押し倒し、自分の胸を押し付ける。
胸と胸とを密着させ、ゆっくり、ゆっくりと擦り付けつつ狙いはウェルの…。
「んふふ、魔物化してさらに自慢になったおっぱいでしてあげるよ♪」
「あ、う…///」
「つくづくおっぱいに弱いんだねー、ウェルは?」
「う、うるさぁっ!?」
「はーい、入っちゃったよー♪」
「あ、ひあ…!、すごっ…」
「うりうりー」
「あ、あぁ…、楓、ごめっ…」
「ふぇ?」
どびゅるびゅっ!ぶびゅるるっ!!
「熱っ!?、あ、あぁ…♪」
「あ、あ、ごめっ…、楓、ごめんっ…」
「あふぅ…、終わっちゃった…」
「楓…、ほんと、ごめん…」
「なーに言ってるのさ?、とっても美味しいのに…、ちゅる」
胸の谷間に溜まった精液を啜ったり、顔にこびり付いたモノを指に付けてしゃぶってみたり。
本人は無意識なのだろうが、その光景は見た男を確実に興奮するだろう。
僕も見たいです、寧ろこの光景で興奮しない奴もげろ。
当然、ウェル君のはカチカチですがね。
「…あんまり罪悪感感じてないみたいだね、こっちは」
「っちが、これはっ」
「じゃあ何でこんなになるの?、言ってくれないとお姉さん分からないなー?」
「…///、楓が、半端なくエロいから…///」
「お褒めの言葉ありがと♪、…ね、ウェル」
「な、なんだよ!?///」
自分で言っておいて真っ赤になっているウェルと、突然真面目な顔になって髪を下ろした楓。
ウェルも、楓の只ならぬ雰囲気に気圧され、正座する。
「…ウェル、あのね」
「お、おう」
「私の、初めて…、もらってください!」
「あ、うん、えーと、こちら…こそ?」
…なにこの二人いじらしい。
ウェルが口を開いた後、ゆっくりと楓がウェルを押し倒していく。
そして、口付けを交わし、騎乗位の形になる。
「そ、それじゃ…、いきます」
「は、はい」
ズグッ
「っぐぅ!」
「っくぁあっ」
二人が呻き声を上げるが、当然呻き声の理由は違う。
楓の方は一瞬の痛みと快楽、ウェルの方は包まれる感触。
ゆっくりと奥まで入っていき、やがて抵抗に差し掛かる。
「か、楓、これ…」
「スー…ハァー…スー…ハァー」
「楓…?」
「…らぁっ!!、…あぁぁああぁああぁぁあぁあぁあっ!?」
「っひがぁっ!?、あ、あっぎがぁぁぁああぁあ!!」
ごびゅびゅぶぶぢゅっ!!、びぢゅっ、びゅるるるるぢゅっ!!
気合と共に奥まで突き入れられた肉棒が感じたのは。
縦横無尽にうねる様な肉の海と、先端に当たるこりっとした感触に目掛けて、自分の中の何かを吐き出していく感覚だけ。
「っづあぁぁ♪、い、はや、なか、らひっ、はやすぎ♪」
「やめっ、うごかな、あ、またぼく、い、く…!!」
楓は無意識に腰を動かして自分の奥深くに打ち付けているわ。
ウェルは放水ならぬ放精を止めず、されるがままになってるわで、無限ループ。
これが20分ぐらい続いた後、やっと終わった。
「…ウェル、大丈夫…?。あうっ♪」
「…ハーッ、ハーッ」
「とりあえず一旦抜くね…?、まだカチカチだけど…」
「…くな」
「あ、ウェル!、大丈夫?、今抜くk」
「抜くな、僕が犯す」
「へ?、ひゃあぁぁあぁ!?」
楓が抜こうと腰を上げた所で、ウェルが思い切り起き上がった。
騎乗位の形なので、必然的に勢いで正常位の形になる。
「うぇ、ウェル?」
「約束しろ」
「?」
「先ず一つ、僕以外の男に靡くな」
「そ、それは勿論…、魔物って意外と一途なんだからね!?」
「二つ、一日二回はヤること」
「そ、それも…、回数が多い事は仲睦まじいって事だし…///」
「三つ、…どんなときも、僕と一緒に居る事!」
「!、…」
「当然よ、ずっと一緒よ、ウェル。
だから、私だけを愛して?」
「あぁ…、分かった」
二人の唇が触れ、永い永いキスをし始める。
そして、またゆっくりと振り子運動が開始される。
「…くむぅっ」
「んむ、れりゅ…、がんばっれ、うぇりゅ…、んちゅ」
「うん…、んんっ…!」
「んくぅ!、ふぉう、そこぉ…、おくに、ごつごつってあてるの、きもちいいから…♪」
「ふう゛っ…!!、んっ、んうっ!!」
「ああぅあうぅんむっ♪、そう、しょうっ、も、ひょっろぉ!」
楓にリードされつつ、ゆっくりとだが確実に、お互いが上り詰めていく。
それに合わせて振り子運動のペースも増し快感を増幅していき、そして。
「かふぇれ…っ!、なふぁに、まふぁ、らふからな…!」
「んふぅっ♪、んみゅぅ、いっふぁい、だふぃへ…!!」
「んぐ…っ!!」
「んふぅうぅうぅうぅぅぅ…!♪」
どびゅ…、ぶぴゅるっ、ごぷっ、こぷっ…
度重なる射精の所為で量も少なく弱弱しい射精となったが、二人の約束を裏付ける大事な物となった。
当の本人達はもう限界とでも言った様に、抱き合ったまま気絶した。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
…んぁ。
どこだここ。
あぁ、そういや昨日、楓と一緒に寝たんだっけ。
ラブホなんだよなここ、…うわ、体ががびがびする。
激しすぎたか…。
あれ、そういや楓は…。
「あ、おはよー」
「…おはよう、能天気な狐さん」
「おはよう、ちびっこご主人様♪」
「ご主人様て」
「えへへ、嫌なら他にもあるよ、だんなさまとか、オヤシロ様とか」
「おいまて、最後はなんか違う意味だろ」
「だね」
「ったく…、って尻尾」
「あ、うん。昨日の激しいMAGUWAIのお陰で三尾になれました」
「そりゃよござんしたね」
三尾になったと喜ぶ楓と、朝に弱いのか無愛想なウェル。
能天気な妖狐、ツンデレ気味の少年。
こう見ると結構お似合いな気もする。
つか、朝っぱらテンション高いな…。
まあ元気な事は良い事か…。
というか、思春期真っ盛りの少年の前でそんなでかいのぶらさげて歩き回るなよ…。
催してきたじゃねぇか…。
別にここはラブホだし、チェックアウトは昼だし…。
一発ぐらいの余裕はあるだろ。
それじゃ、ヤるかな…。
この後、結局一発じゃ済まず、4発ほどした後チェックアウト。
そのまま黒烏に連れてかれて、とある親魔物領で暮らすようになった。
その後二人がどうなったかは、まぁ言わなくても分かってもらえるだろう。
The FOX's fighting おわり>(*‘ω‘ *)
如何にもな看板を掲げる店の立ち並ぶ街。
例:『あなたも幼女の仲間入り!、マッサージの「ばふぉ」』
『コイツ一杯で頭もくらくら!、酒ならこの店「蒼鬼堂」』
『愛のために響かせろ、その嬌声(うたごえ)。ライブハウス「ラブトーンズ」』
そんな繁華街のとある路地裏にて…。
『おい姉ちゃん、俺等と遊ばないかい?』
『おねーさん妖狐とか言う種族でしょ?、俺達もうおねーさんの魅力にメロメロ!』
『俺等三人なら直ぐに九尾に為れるほど満足させてやれるんだけどなー?』
路地裏の少し広い所で狐色の長髪ポニテを囲む三人の男。
前と横を塞ぎ、後ろはフェンス。
最早口が触れ合いそうな距離に近付いてなおもお誘いの言葉をやめない巨漢。
両隣で腕を絡めるちゃらちゃらした双子。
まぁ紳士諸君は見て分かるとおり、最早強姦だ。
「し、しつこいわねあんた達…。私の相手ぐらい自分で決めるって言ってるでしょ!?」
『だから、俺達がそのお相手なんだってよ』
『理解力ねーなーあんた、脳みそある?』
「少なくともあんた等みたいに目上の奴に媚び諂う位しか出来ない奴よりかは有るわよ!!」
『あぁ?、生意気な…』
双子の片割れが小さな銀の曲線を手にして、妖狐の顎先に宛がう。
それはとても繊細なタッチだったがそれでもそれなりのプレッシャーにはなる。
『どうせ両腕捕まれて動けないまま犯されんだからさ、せめて楽しむとかって言う魔物らしい余裕を見してほしいよ?』
「あんた等みたいな強姦野郎達とヤって楽しめるのは、串焼き屋のドMローパーだけよ!」
(くぅぅ…、いつまでも強がってたってこのままじゃ犯される事は確定的に明らか!。
こう言う時にさっと現れて助けてくれるヒーローとかとが良いのよ、初めてはぁ!!)
そう、この妖狐、処女である。
それと言うのも彼女はつい一昨日魔物になったばかり。
男との経験なんてないまま二日が過ぎて、やっとの事経験かと思ったらこんな奴等。
ついてない、本当についてない妖狐である。
ついでに尻尾も一本しか付いてない。
(たくもぅ…。腕が自由ならこんな奴等一捻りなんだけどなぁ…。
魔法で潰すのも良いし、普通に腕っ節の差ってのを見せ付けるのも…。
やめよ、出来ない事を考えたって意味無いわ)
更にはこの妖狐、魔術の素養すらない、例えるなら知力は8。
そのせいでこんな感じで腕を捕まれたままである。
「あ、あの〜…」
「!?」
(このタイミングで入ってくるとは…、正にヒーロー!?
一体どんな顔つきしてるのよ…、って)
声の聞こえたほうに目をやると、巨漢の後ろに確かに人はいた。
…が、ひょろっちくてこの状況を打破できるようには到底見えない。
あーもう、びくびくしちゃって可愛い…。って、何考えてるのかしら私。
『あ〜?、なんだぁガキ。お前は帰ってホルスタウロスのミルクでも飲んでなぁ!』
「あ、あの、その人、嫌がってるじゃないですか。離してあげてください…」
『離す?、やーだよ!、離させたいんなら力ずくでやってみろよチビ!』
言われたい放題のヒーロー(仮)。
声を荒げられる度にビクビク震える姿は本当に可愛い。
小動物ね、まるで。
「わ、分かりました。力ずくで…、ですね?」
『お、何?、やる気?、兄貴、やっちゃってくださいよ!』
『あ゛〜?、めんどくせぇな…、ちゃっちゃと、のされろぉ!!』
兄貴と呼ばれた巨漢が裏拳の動きで後ろに居る少年に殴りかかる!
一瞬ビクッと震えた少年が次に取った行動は。
なんと、その裏拳を顔で受けた。
少年が付けていた眼鏡はグシャッと潰れ、少年の体はフェンスへと叩き付けられる。
『あっはっははははは!!、ざまぁwwwwww』
『馬鹿だwww最高の馬鹿だwwwwww』
双子は下衆の極みの様な笑い声を上げて、動かない少年を蔑んでいた。
巨漢はゆっくりと妖狐の方へと戻り、そして。
唐突に打ち上げられた。
『クソマァァーーーッ!!』
『ダニィ!?』
『ふぉおあっ!?』
(ちょ、なんか打ち上がった!?。
と言うか今思いっきり股間を蹴った足が見えたんだけど…?)
目の前で起きた巨漢花火に処理速度を最高速に引き上げる妖狐。
落ち着け、眼が泳いでるぞ。
「ったく、馬鹿みてーに油断しすぎ。僕が起きたのにも気付かないとか耳あるの?
あのデカブツも僕を殴っといて違和感に気付かねーし」
声がした。…はいいけど声の場所が分からない。
と、思ったら上から巨漢withさっきの少年が振ってきた。
『兄さん!、空から兄貴が!』
『弟よ!、重力が有るんだからそれは当然だろう!』
「お前等とりあえず黙れよ」
よーく見ると眼鏡を割られた筈の眼にはレンズの破片すら見受けられない。
そして、殴られたら出来る筈の傷すらも無い。
全くの無傷、新品そのもののような状態なのだ。
「ま、いいや。
お前等とやり合ってる時間すら惜しいし」
そういうと徐に頭に両拳をあて。
「寝てろ」
言葉と同時に双子の体がビクッと振るえ。
ずるずると蛸のように沈んでいった。
「…しゅごぉい…」
ま、そんな光景を見せられたら魔法も何も使えない妖狐は驚く。
ほけっとした顔で少年を見ているしか出来ないのだ。
「アンタ」
「はいっ↑!?」
「裏返ってるぞ。…何でこんな夜中にほっつき歩いてんのさ」
「男が居ないから(キリッ」
「なんじゃそりゃ」
「そんな事言うなら聞いてよ、私の悲劇をさ?」
そもそも私はね?、昔…、って言ったって三年前ぐらいだけどさ。
その頃からずっと格闘技を習ってんのよ。…何よ、だったらあいつ等ぐらい潰せって?
あのね、見て分かるとおり私は妖狐!、男を傷付けんのは幾らあんなでも心が痛いのよ。
まぁ、それでそれなりに腕っ節には自信があってね、生まれの村の男皆とやり合ったのよ。
そしたらまさかの全勝!、驚いたわよそりゃ。
それでさぁ、その村の皆、私が怖いって言って私が外に出ると災害みたいに引き篭もっちゃうのよ。酷いでしょー?
それで寂しくなって森に逃げたらさ、旅の妖狐に犯されて魔物になるわ。
私の村は反魔物っぽいから帰りにくいしさ。お陰でお腹は空きっぱなし!
それで男を求めて旅してたらあいつ等に捕まって…。
で、君が助けに来てくれたわけ。
「…わかってくれた?」
「ま、大体」
「あら、そう?
よかったー、じゃぁ食べさs」
「断固断る、なんで初対面の奴とヤらなきゃなんねーんだよ。
ほれ、挨拶して」
そう言って、少年はゆっくりと手を出す。
拳を握り締めたまま手を出す形で。
「…何これ、挨拶?」
「僕、指壊したくないから手に嵌める金具でグーに固定してるんだよ。
で、外すのに二分ぐらい掛かるから握手よりもこっちでやったほうが早いかと」
「ふーん…、!」
何かを閃いたように自らの腰のポーチに手を突っ込み、何かを探し出す。
その間少年はずっと上を向いて誰かと話していた。
「おーい、運ばないのかー?」
『あぁ、もうちょっとで面白そうな物が見れそうだから、見物させてもらうよ』
「はぁ?」
やがて、少年の拳に物が当たる感触がして、金属同士が触れ合う「カチンッ」と言う音が鳴った。
…金属同士が触れ合う音?
「って、おい!?。何でファイティングポーズとってんだよ!?」
「君が悪いよ、私の習った格闘技じゃ、拳合わせは決闘の証!
君が勝ったら好きにして、私が勝ったら好きにさせてね!?」
「え、っちょ、…〜!!、わかったよ!!
どっちかがぶっ倒れるまでだからな!?」
そして、二人の拳が触れ合う音がして、夜が明け始めていった…。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
そして、十数年の月日が流れた…。
「ナレーションっ…、ハァ、嘘付くな。3日しか経ってねぇよ…!」
ごめんなしあ。
「…良いから進めろ…」
はいはい。
…二人が疲れ切って、同時に倒れたのは3日後の朝だった。
お互い、最早立つ事すら出来ないレベルに憔悴しきっている。
「…なかなか、やるじゃねえか…。
魔物ってのは、皆こんなに強いのか?」
「それはないでしょ…。ハァ。
私が特別鍛えすぎただけよ…」
「はは…、じゃあ、こういうルールにしねえか?」
「どういう?」
「お互いに好きにするんだよ」
「あら、それ良いわね…っ。ゲホッ、ゲホ…」
『なら、我等がお二人にふさわしい所に連れて行こう』
「あぁ…、頼むわ、御代は…?」
『構わん、また魔物のカップルが出来る所を見れて感無量だ』
「カッ…!?、ッバカかお前!?
ま、まだそうなると決まったわけじゃ…」
『ふむ、お前は前に「俺と同じくらいか、それより強い奴と結婚したい」とかのたまって、我等が主君の城の者を全員倒してしまったではないか、主君込みで。
お前の彼女にするなら、こういう奴が良いんだろう?』
「なっ、いやまぁ確かにそう言ったけどさ…。
なんつーかこう、いざそういう展開になると緊張すると言うか…」
『ええい、御託はもう良い!!、お前等はあの妖狐をいつものアソコヘ!
我はコイツを運ぶ!、ハーピー一の誘拐屋、「黒烏」の名に於いてな!』
「なっ、ちょ、待て。何処に連れてく気だ!?」
「何言ってるの?、お互いが好きだって思ってるんだったら次はMAGUWAI一択でしょ?」
「な、おま、まだ好きだなんて一言もっ///」
「顔真っ赤にして、説得力ないわよ?、さ、いこー!」
「なぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
そのまま流されるように近くのホテル(普通のホテルだが魔物達も使用するので何処でもラブホテルみたいなもの)へ…。
チェックインは黒烏が一分でやってくれました。
そして流されるまま素っ裸にされ、ベッドに座り込む二人。
「…な、なんでこうなった…」
「ね、キスしよ?、キス、駄目って言ってもするけどっ♪」
「んむぅ!?、むぅ、むぐっ」
「うむ…、ふぷっ、んれぅ…♪」
流石は魔物か、とも言える程に積極的に舌を絡め、唾液を交換する妖狐。
それとは対照的に、引き剥がすように胸に手を当て押しのけようとする少年。
「んむぅ、積極的に胸揉んでくれて良いね良いね♪、本当に君を選んでよかったかも…♪」
「…ウェルディア・バーンシュタイン」
「え?」
「僕は君じゃなくて、ウェルディア・バーンシュタインだって言いたいんだよ!!
…ウェルで良いからな」
「…私はウェル達風に言うならカエデ・キサラギ、普通に書いたら如月楓ね。
19歳、ウェルは?」
「…15」
「え!?、そうなの?
てっきり12くらいかと思ってたけど…」
「悪いかよ!?、どうせ僕は身長だって低いし、生意気盛りだけどさ…」
そう言ってウェルは楓から顔を背ける。
拗ねたウェルも可愛い…。うへへ。
「いいじゃん、ちっちゃくて。
私は弟とかいないからさー、皆お姉ちゃんで、しかもどっかいって魔物になったらしいよ。
…ま、だから、そういう弟とかに注ぐ愛の疑似体験みたいな?」
「弟扱いかよ…。
参ったな全く。…僕も、姉ちゃんに甘えた事が無かったからさ」
「んふふー、存分に甘えてくれたまえー(ギュー」
「ちょ、息ぐるしっつの!」
思いっきり楓を跳ね除けて、改めてウェルは赤面した。
そう、お互いにZENLAなのだ。それはもう、目の前でぷるんぷるん弾む物とかを見れば…ねぇ?
「っ!!、…ッ///」
「…見慣れてないの?、おっぱい♪」
「あ、当たり前だろっ!?
ぼ、僕なんかそういう趣味の奴にしかモテないし…」
「私はそういう趣味じゃないから大丈夫だ、問題なーい♪」
むにゅっ、と突然ウェルの性器を鷲掴みにする楓。
むにゅ、と言うより、がしっ、のほうが正しいのは言うまでもない。
「ひぅ!?」
「あ、今の声可愛い。もういっちょ!」
「あんぁ!!、や、やめっ、はふぁぁ…!」
潜在的なSなのか、ウェルの悲鳴を聞くたびにその尻尾と耳をピコピコと動かす楓。
ウェルもその様子に気付き、とある提案をした。
「な、んぁぁ…、耳っ、触っても、良いかっ?」
「ふぇ?、別に良いよ?」
その声を聞いて、落ち着いて触らせるためにゆっくりとウェルの一物から手を離していく楓。
そしてほぼ完全に勃起したものを見て彼女はこう思った。
(何だこのでっかいもの…///)
そんな事を考えて惚けている楓に、突然快楽の波が襲う!
びくんっ、と跳ね上がる楓、そんな事を気にせずに耳をモフり、舐め、甘噛みする。
「ふ〜ん…意外と肌触りは良い…、いや、意外じゃないな。
これはずっと触ってたくなる感触、手触り…」
「…ッ!?、ッッ♪、っぅぅぅ!!」
「か、楓?」
「…め、いで」
「?」
「止めないでぇ…、気持ち、いいのぉ…♪」
「!!」
おねだりの為に見上げた表情は、半端無く蕩けていた。
当然、そんな表情を見てしまったウェルは。
暴走した。
「かぷっ」
「!!♪」
「はぷっ、んぢゅ、ぢゅるるるるっ」
「あ、あがっ、はぁあぁ♪」
「ぷは…、尻尾も弄るからなっ!!」
「あ、はひぃ…♪」
右耳を口で、左耳を左手で、尻尾を右手で。
M(もふもふ)トライアングルが決まっている!
さぁ楓、耐えられるのか!?
「あ゛はぁあぁあぁ!!♪、むっ、むりぃ!
だめなのっ、みみとしっぽだけなのにっ、おなかが疼くのぉっ!!♪」
「じゃあ、もうそろそろ終わりにするか!?」
「だ、だめっ!、ここまで来てぇ♪、もうちょっと、もうちょっとだけっ♪」
「わかった…!!、そらそらそらぁ!!」
「あ゛い゛はぁぁぁぁあぁっぁあぁ!?」
おーっと、ウェル、耳、尻尾の攻めを激しくしたっ!
「あっ♪、あ、きた、ウェル、ぎゅって、ぎゅってしてぇ…!!」
「楓…っ!!」
「♪♪♪」
ウェルの激しいモフり攻めで成す術なく盛大にイった楓。
ぎゅっと抱きしめられた胸の中で愉悦に震え、蕩けた顔を晒す。
「み、耳と尻尾だけでイけるのか…、妖狐って」
「ま、魔物だもん…、仕方ないでしょ…?
それとも…、耳と尻尾でイっちゃうような淫乱さんは嫌い…?」
「…べ、別に嫌いじゃねーし、つか、楓ならどんなでも好きになれそうだし…(ボソボソ」
「…えへへ、ウェルってあれだね、つんでれさんだね」
「るせぇ!」
「…ね、次はウェルの番だよ」
「ん、…ここに前戯一例があるけど、どれが楽なんだろ」
「私に任せて!」
そう言ってウェルを押し倒し、自分の胸を押し付ける。
胸と胸とを密着させ、ゆっくり、ゆっくりと擦り付けつつ狙いはウェルの…。
「んふふ、魔物化してさらに自慢になったおっぱいでしてあげるよ♪」
「あ、う…///」
「つくづくおっぱいに弱いんだねー、ウェルは?」
「う、うるさぁっ!?」
「はーい、入っちゃったよー♪」
「あ、ひあ…!、すごっ…」
「うりうりー」
「あ、あぁ…、楓、ごめっ…」
「ふぇ?」
どびゅるびゅっ!ぶびゅるるっ!!
「熱っ!?、あ、あぁ…♪」
「あ、あ、ごめっ…、楓、ごめんっ…」
「あふぅ…、終わっちゃった…」
「楓…、ほんと、ごめん…」
「なーに言ってるのさ?、とっても美味しいのに…、ちゅる」
胸の谷間に溜まった精液を啜ったり、顔にこびり付いたモノを指に付けてしゃぶってみたり。
本人は無意識なのだろうが、その光景は見た男を確実に興奮するだろう。
僕も見たいです、寧ろこの光景で興奮しない奴もげろ。
当然、ウェル君のはカチカチですがね。
「…あんまり罪悪感感じてないみたいだね、こっちは」
「っちが、これはっ」
「じゃあ何でこんなになるの?、言ってくれないとお姉さん分からないなー?」
「…///、楓が、半端なくエロいから…///」
「お褒めの言葉ありがと♪、…ね、ウェル」
「な、なんだよ!?///」
自分で言っておいて真っ赤になっているウェルと、突然真面目な顔になって髪を下ろした楓。
ウェルも、楓の只ならぬ雰囲気に気圧され、正座する。
「…ウェル、あのね」
「お、おう」
「私の、初めて…、もらってください!」
「あ、うん、えーと、こちら…こそ?」
…なにこの二人いじらしい。
ウェルが口を開いた後、ゆっくりと楓がウェルを押し倒していく。
そして、口付けを交わし、騎乗位の形になる。
「そ、それじゃ…、いきます」
「は、はい」
ズグッ
「っぐぅ!」
「っくぁあっ」
二人が呻き声を上げるが、当然呻き声の理由は違う。
楓の方は一瞬の痛みと快楽、ウェルの方は包まれる感触。
ゆっくりと奥まで入っていき、やがて抵抗に差し掛かる。
「か、楓、これ…」
「スー…ハァー…スー…ハァー」
「楓…?」
「…らぁっ!!、…あぁぁああぁああぁぁあぁあぁあっ!?」
「っひがぁっ!?、あ、あっぎがぁぁぁああぁあ!!」
ごびゅびゅぶぶぢゅっ!!、びぢゅっ、びゅるるるるぢゅっ!!
気合と共に奥まで突き入れられた肉棒が感じたのは。
縦横無尽にうねる様な肉の海と、先端に当たるこりっとした感触に目掛けて、自分の中の何かを吐き出していく感覚だけ。
「っづあぁぁ♪、い、はや、なか、らひっ、はやすぎ♪」
「やめっ、うごかな、あ、またぼく、い、く…!!」
楓は無意識に腰を動かして自分の奥深くに打ち付けているわ。
ウェルは放水ならぬ放精を止めず、されるがままになってるわで、無限ループ。
これが20分ぐらい続いた後、やっと終わった。
「…ウェル、大丈夫…?。あうっ♪」
「…ハーッ、ハーッ」
「とりあえず一旦抜くね…?、まだカチカチだけど…」
「…くな」
「あ、ウェル!、大丈夫?、今抜くk」
「抜くな、僕が犯す」
「へ?、ひゃあぁぁあぁ!?」
楓が抜こうと腰を上げた所で、ウェルが思い切り起き上がった。
騎乗位の形なので、必然的に勢いで正常位の形になる。
「うぇ、ウェル?」
「約束しろ」
「?」
「先ず一つ、僕以外の男に靡くな」
「そ、それは勿論…、魔物って意外と一途なんだからね!?」
「二つ、一日二回はヤること」
「そ、それも…、回数が多い事は仲睦まじいって事だし…///」
「三つ、…どんなときも、僕と一緒に居る事!」
「!、…」
「当然よ、ずっと一緒よ、ウェル。
だから、私だけを愛して?」
「あぁ…、分かった」
二人の唇が触れ、永い永いキスをし始める。
そして、またゆっくりと振り子運動が開始される。
「…くむぅっ」
「んむ、れりゅ…、がんばっれ、うぇりゅ…、んちゅ」
「うん…、んんっ…!」
「んくぅ!、ふぉう、そこぉ…、おくに、ごつごつってあてるの、きもちいいから…♪」
「ふう゛っ…!!、んっ、んうっ!!」
「ああぅあうぅんむっ♪、そう、しょうっ、も、ひょっろぉ!」
楓にリードされつつ、ゆっくりとだが確実に、お互いが上り詰めていく。
それに合わせて振り子運動のペースも増し快感を増幅していき、そして。
「かふぇれ…っ!、なふぁに、まふぁ、らふからな…!」
「んふぅっ♪、んみゅぅ、いっふぁい、だふぃへ…!!」
「んぐ…っ!!」
「んふぅうぅうぅうぅぅぅ…!♪」
どびゅ…、ぶぴゅるっ、ごぷっ、こぷっ…
度重なる射精の所為で量も少なく弱弱しい射精となったが、二人の約束を裏付ける大事な物となった。
当の本人達はもう限界とでも言った様に、抱き合ったまま気絶した。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
…んぁ。
どこだここ。
あぁ、そういや昨日、楓と一緒に寝たんだっけ。
ラブホなんだよなここ、…うわ、体ががびがびする。
激しすぎたか…。
あれ、そういや楓は…。
「あ、おはよー」
「…おはよう、能天気な狐さん」
「おはよう、ちびっこご主人様♪」
「ご主人様て」
「えへへ、嫌なら他にもあるよ、だんなさまとか、オヤシロ様とか」
「おいまて、最後はなんか違う意味だろ」
「だね」
「ったく…、って尻尾」
「あ、うん。昨日の激しいMAGUWAIのお陰で三尾になれました」
「そりゃよござんしたね」
三尾になったと喜ぶ楓と、朝に弱いのか無愛想なウェル。
能天気な妖狐、ツンデレ気味の少年。
こう見ると結構お似合いな気もする。
つか、朝っぱらテンション高いな…。
まあ元気な事は良い事か…。
というか、思春期真っ盛りの少年の前でそんなでかいのぶらさげて歩き回るなよ…。
催してきたじゃねぇか…。
別にここはラブホだし、チェックアウトは昼だし…。
一発ぐらいの余裕はあるだろ。
それじゃ、ヤるかな…。
この後、結局一発じゃ済まず、4発ほどした後チェックアウト。
そのまま黒烏に連れてかれて、とある親魔物領で暮らすようになった。
その後二人がどうなったかは、まぁ言わなくても分かってもらえるだろう。
The FOX's fighting おわり>(*‘ω‘ *)
12/09/04 00:11更新 / 荷重狐