ダークスライムさんが男の娘で遊ぶお話
目が覚めた。
目が覚めたのに、目の前は真っ暗だった。
…いや、僕の後ろに扉があるから真っ暗ではない。覗き窓もあるからここは部屋なのか。
…えーと、ここは何処なんだろう。
取り敢えず、僕の家ではない。
あと服も着ていない、首には首輪と妙な魔方陣、そして紙切れが括り付いていた。
紙切れは二枚、一つは暗くて読めないけどもう片方は字が光っている。
読める、数行の文に、僕の何かが籠められている。
ふと掴んで目にしたその文字は。
僕の全てを否定する。
僕の母親の文字だった。
『ユミルへ
お母さん達は、どうしても外せない事情であなた達二人とお別れすることになりました。
でも大丈夫です。あなたの近くには、お姉ちゃんが居ます。
また無事に出会える事を願っています。
お母さん』
外せない事情?
そんな事で僕達は捨てられたのか。
お姉ちゃんは?
傍には居ない。
いや、この汚い部屋の一角に、埃の積もりが浅い場所が有る。
其処に座っていたのかもしれない。
でも、今お姉ちゃんはここには居ない。
ちょっと待て。
この部屋には窓はない。
有るとしても扉の覗き窓…、いや。
『格子窓』だけだ。
「…っ!!」
がしゃぁんっ、と大きな音が鳴る。
扉は硬い、格子が弾き鳴らした音が耳を貫く。
それでも、僕は一つの可能性を否定したかった。
僕は、いや。
僕達は。
売られたのかもしれない、と言う可能性を。
「出せっ、ここから出せぇっ!!」
「うるせえぞ!!、静かにしてろ!!」
格子窓の隙間から、薄い鋼の輝きが差し込まれる。
所々が鋭く尖り、僕の肌からも赤い液体が滲み出す。
「お姉ちゃんは!?、お姉ちゃんは何処だぁっ!!」
「ああ?、姉ちゃん?、…ああ、あの別嬪さんかい!
あいつなら公爵殿が酷く気に入っちまってネェ、今頃慰み者だろうよ!、ヒャッハハハハハ!!」
…ああ、確定した。
僕達は、その公爵に売られたんだ。
一生をここで、奴隷のように過ごすんだ。
お姉ちゃんは慰み者にされ。
僕はきっと永遠に労働を強いられ。
そして二人一緒に朽ちていくのか。
ふと、僕の体がへたりと崩れ落ちた。
「てめぇも姉ちゃんに負けず劣らず別嬪じゃネェか!
後5年成長してりゃ慰み者にしてやってもよかったなァ!、はっはははは!」
「…僕は、男だ…」
「あぁ?、…うおっ、ついてやがる!?」
何なんだ、こいつ。
うるさい、もういい。
僕はこれから、お前等のように働かされるんだ。
なら休んだって、構わないだろう。
「おーおー、だからこいつ連れてきた時にあいつが息荒かったわけか…。
って、坊主!、どうした!?」
うるさい、眠るんだ。
何時働かされるのか分からないんだ、僕は寝る。
固い床でも、人間のメカニズムは寝れるように設定されている。
ああ、視界がまどろんで行く。
僕はお姉ちゃんの無事を望みながら、眠るしか出来ないんだ…。
_\_
「んう…」
…起きてしまった。
僕の体内時計の時間から考えて、恐らく今は夜中。
お姉ちゃんが帰ってきた形跡は…、無し。
看守は…、この辺には居ないな。
ぺちゃ…
ん?
牢屋の外から何か聞こえたような…。
くちゅ…
…水っぽい音。
でも、その割にはちょっと粘液質かも…。
…………
あれ?
止まった…?
ぢゅるんっ
「ッ!?、う、うわぁああぁあああっ!?」
格子窓から、何か入ってきた!?
粘液質な何か…、紫色。
体の中のあの球体…、まさか。
『っぷはぁ、いたいた可愛い男の子♪』
粘液が人の形を成した…。
やっぱり、魔物か!
…でも、この魔物って確かダークスライムじゃ…。
何で、ダークスライムがこんな所に!?
『「イルウェ」』
…え?
何で、この魔物がお姉ちゃんの名前を?
『あの子ね、公爵にすっごく可愛がられちゃってて多分今日は戻ってこないよ?
だから、アタシがお姉ちゃんの代わりに傍に居てあげよっか?』
「…いらない、帰れ」
『うわ、可愛い顔してすっごく生意気』
「名前も知らない奴と一緒に居たくないだけ」
『あ、じゃあ名前教えたら居て良いんだ?、アタシはヴェノマ』
「いや、そういう事じゃ…」
『そんじゃあ名前も教えたし早速…、と行きたいけど』
突然、ヴェノマとか言うダークスライムが僕に向かって近付いてきた。
そして顔を近付けてきて、突然僕の口に…!?
「んむぅっ!?」
『れるー…、べちょ、んむ、んふふふ…』
ヴェノマが僕の口の中に入り込んでくる。
形容するならキスなんて言葉よりもこっちの方が遥かに正しいだろう。
舌であろう部分を蠢かせつつ、前後に動かす。
まるで緩やかなイマラチオをされているような気分に、吐き気と嫌気を催してくる。
「んぐっ、んうぅぅっ」
『んふぅ…♪、んー…ぢゅる♪、どう、気持ちよかった?』
「げほっ、馬鹿な事を言うならさっさと出てってください…」
『あらら、お気に召さない…。まぁ、これからもっと気持ち良くなれるからご期待ね♪』
「何を馬鹿な事…を…?」
あれ?
体が、熱い…?
それに、何故かふらふらして…。
「う…ぁ?」
『ふふ、知らなかった?
ダークスライムは魔界の魔力を大量に滲みこませてるの。
…そんな物を飲み込んじゃったんだよ、君は。』
まさか、魅了の類…?
あ、頭が…、ボーっとして…。
「体、が…」
『あー苦しそう、可哀想にね…♪
ほうら、おっぱいだよ?、触ってくれたら開放してあげようかなー…?』
「う、ぐ…」
やわらかそう…、少しだけなら…!
( ゜Д゜)ハッ!、ぼ、僕は何をしようと…!?
「ぐっ…!、ぼ、僕は…、お前等にはっ、屈しない…!!」
『…ふーん、間抜けにも魔物の魔力の体内への侵入まで許しちゃってるのに、良くそんな事言えるねぇ。
しかも、アタシのおっぱい見て…』
にゅる…
「ひうっ」
『こんなにおちんちん勃起させてるくせにさ?、よくもまぁ偉そうにそんな事言えた物だねぇ?』
くそ、くそぉ…!!
魔物なんかに、何で僕が…っ!
『まぁ、いいや…、こんだけガチガチに勃起してれば、そろそろ良いでしょ。
でも、子供だし色んな経験をさせてあげないとね♪』
ぬらり、とヴェノマが僕に覆い被さって来る。
そして粘液の塊で形成された胸を、僕の股間に…。
ぬりゅ
「うああああぁぁぁ…!」
『あは♪、びくっ、て跳ね上がってたよ、今。
良くこんなので屈しない(キリッとか言えたねぇ?』
「ふ、ふあ゛っ、あぁ、ひゃん♥」
『あっははは♪、女の子みたいな悲鳴、かーわいい♪
…でもね、実はコレまだ本気じゃないんだよ』
え…!?
嘘だ、挟まれて少し動くだけでコレなのに…!
これ以上されたら、本当に…っ!
「はひっ、や、やめっ…」
『ふふふ、…やめてほしい?』
「ふぇ…?」
『やめてほしいの?』
え?
こ、コレはチャンス?
嫌だって言えば、止めてくれる?
『それじゃあお姉さんの言う事聞いてくれたら良いよ?』
それだけ、それだけでいいの?
コレは大チャンスなんだ、多分大した事は言ってこない筈…!
「分かった、言う事聞くから、やめてぇっ!」
『ふふ…、あはは、はははははははっ』
「?」
『ばっかだねー君、魔物が何を言うかぐらいわかんないのかなぁ?』
…あ。
僕、凄く馬鹿な事をしたかも知れない。
魔物の言う事を聞くということは。
真っ直ぐ行ってしまえば、徹底的に犯されると言うことだ。
『それじゃあ、何にしようかなー』
「ご、ごめんなさい、今の無し、いまのっ…」
『よし、それじゃあー。
「アタシが良しって言うまで、じっとしてる事」、破ったら…、ヒドイよ?』
「ひ、ひぃっ…!!」
ああ、終わった。
僕の人生はここで犯され続けるENDみたいだ。
逆らったら…、それこそ何をされるか分からない。
あ、これ詰んでる。
『それじゃあ、先ずはこのままイかせてあげますかー♪』
「い、いやぁ…っ!、あ、ああああぁぁっ♥」
『あはああぁっ♪、凄い、じらしてたからか一杯出たぁ♪』
あぁ、射精してしまった…。
ドロドロした僕の精液が…、ヴェノマのぷるぷるした顔に滲みこんで…。
凄く、卑猥…。
『…あれぇ?、出したばっかりなのにまた勃ってきてるねぇ?
何、精液塗れのアタシの顔に欲情しちゃった?』
「う、うぐぅ…」
『ははっ、図星?
…イイよ、エッチな子は大好きだから♪』
そんな事を良いながら、ヴェノマはゆっくりと僕の体に乗り込んでくる。
足と腹部が完全に包まれた状態になって、腕まで押さえつけられてしまった。
もう分かる、これから僕は。
犯される。
『さーて、そろそろ本気でいくよ?、覚悟は良い?』
「…」
『抵抗の意思無し、と。
なら犯してあげる、絞りカスになるまでね♥』
…もう、好きにしてくれ。
お姉ちゃん、ごめんなさい。
僕は、ここで死んじゃうみたいです。
『それじゃあ我慢してね?、…じゃないと、直ぐイっちゃうからね…。えいっ』
ずにゅるんっ
「あ゛ひゃああああああああああああああっ♥」
『んああああああっ…♪、もう、我慢してねって言ったのに…』
きもちいい。
ぷるぷるぬるぬるがずるずるって絡み付いてきて、僕のおちんちんを絞り上げていく。
これが、魔物…。
「あぅ、はっ、はぁ…」
『あー、壊れた水道みたいになってる…。
コレはコレでずっと気持ち良いから良いんだけど…、そうだ!』
「ふあ…?、あ!」
ミヂッ
「ひぎあああああああああぁぁぁ!?」
『尿道を塞いじゃえば良いんだ♪』
いだい!!、痛いよぉっ!!
おちんちんの穴がっ、ヴェノマに拡げられてっ!?
「いやっ、いや゛あぁああ!!」
『何が嫌なのかなぁ?、その割にはおちんちんはきもちいいよぉってびくびくしてるんだけど』
「いだいっ、いだいからぬいてぇぇぇ!!」
『えー、だって抜いたらユミル君どくどくって出しちゃうし』
「射精しないからっ!、抜いて、抜いてよぉ!!」
『ふ〜ん…、ほらっ』
「っあ!!、あふぁあああああああぁぁぁっ♥」
『んくぅんっ…♪、ほぅら、やっぱり出しちゃったじゃない』
だって、今のはずるい…。
おちんちんから抜いた瞬間に思いっきり絞り上げるなんて…。
…って言いたいのに気持ち良すぎて口が動かない…。
『罰として…、お尻にも追加♪』
ミヂィ、ミヂミヂッ
「ひぎっ、ぎゃあああああああ♪」
『あー、尿道もお尻もキッツキツ!、気を抜いたら押し返されちゃうなー。
…あ、ならピストンすれば良いのかあ♪』
にぢゅっ、ぬぢゅっ
「あっ♪、ひゃぁっ♪、うあああぁっ♪」
『ふふ、ユミル君お尻の穴弱いんだね。何回か突き上げただけでびくびくしちゃって♪』
「やめ、やめてぇっ♪、僕、僕…っ!♪」
『あ、お尻でイっちゃうんだぁ。
…もう、真性のヘンタイだね。ユミル君』
もう嫌だ、もう嫌だ。
どうしてこんな事になっちゃったんだろう。
何で初対面の魔物にお尻とおちんちんの穴を犯されなきゃいけないんだろう。
何でお尻でイかされなきゃいけないんだろう。
「ん、んぅうううううううううう♥」
『あーあ、本当にイっちゃった♪』
…ああ、もうどうでもいいや。
取り敢えず、今はもっと気持ちよくなれればそれで良いや。
…ぐちゅんっ
『あっ♪、やっとやる気になった?、やっぱり双方ヤる気じゃないと盛り上がらないってね!』
「んぅっ、ふぅっ、はああぁっ!」
ぐちゅんっ、ぐちゅんっ、ぐちゅんっ…、コツッ
『…っ!?♥』
「ふあああっ!?」
あっ、何これっ?
…球体?、…コア!?
えーと、確かコアが一番気持ち良いんだよね…。
コッ、コツッ、ゴツッ
『がっ、かひっ、そ、そこダメぇっ!!♥、き、気持ちよくなりゅうぅ!』
「はっ、ハッ、ハァッ…♪」
すごい…。
ここを突く度、ぎゅうって締め付けられて…♪
おちんちんとお尻の穴の方も、びくんって反応してるんだぁ…。
『もっ、もぉ、もぉむりぃ♥、くりゅ、きちゃうぅううぅっ♪』
「んっ、んあああっ!?」
締め付けがぁっ、突然きつく…っ!
って、うああああああぁぁっ♪、お、おちんちんとお尻のが、ずるずるって外にぃッ♪
あ、出ちゃう、びゅるびゅるって、ヴェノマの中に…♪
「あひゃあああああああああああっ♥」
『ひぃっ♥、イってるのにぃっ、イってるコアに精子かけちゃダメぇぇぇっ♥』
あ…、あぁ、はあああぁぁっ…♪
全部出すの、すっごく気持ち良かったぁ…♪
ヴェノマもとっても気持ち良さそうな顔してるし…。
「はあぁ…、はっ、ふぅ…」
『あ…、アッ、はふぅぅ…♥』
あれ、何か…、気持ち良くなったら、眠たくなってきた。
ヴェノマが乗ってるけど…、このまま、寝ちゃおう…。
あ…、お休み、なさい…。
_<v>_
ん…。
『おーい、ユミルくーん』
んぁ…?
『ユーミールー君?』
あ…、あれ?
「ヴェノマ…?」
『やっと起きたー、お姉ちゃんはまだ帰ってきてないよ』
「…そう」
『…寂しい?』
「…」
寂しいといえば寂しいけど、寂しくないといえば寂しくない。
どちらともいえないこの感覚。
どうしてなのかは…、一応分かっている。
『…ふふ』
「?、…わっ」
『ユミル君は子供だから、そりゃ少しは寂しいでしょ?』
「…うん」
『ふふ、それならアタシが暫く一緒に居てあげる』
「え、でも…」
『良いから!、大丈夫、もう暫くは襲わないように心掛けるから!』
「…」
それ、完全に襲わないって保障にはならないよね?
…何て言ったらまためんどくさそうなので言わないけれど。
まぁ、1時間ぐらいなら、一緒に居ても構わない、かな。
「…少しだけ、だよ」
『むー、生意気だなぁ。また襲っちゃうぞ?』
「襲わないって心掛けるんじゃなかったの?」
『…ほんっとに生意気』
「それが僕だからね」
『たかたが12、3のガキンチョが何を言うか!』
ふふ、まぁその通りだね。
何故か、この人(?)と話してるとお姉ちゃんと話してるときみたいに楽しいや。
…そういえばお姉ちゃん、大丈夫かな?
目が覚めたのに、目の前は真っ暗だった。
…いや、僕の後ろに扉があるから真っ暗ではない。覗き窓もあるからここは部屋なのか。
…えーと、ここは何処なんだろう。
取り敢えず、僕の家ではない。
あと服も着ていない、首には首輪と妙な魔方陣、そして紙切れが括り付いていた。
紙切れは二枚、一つは暗くて読めないけどもう片方は字が光っている。
読める、数行の文に、僕の何かが籠められている。
ふと掴んで目にしたその文字は。
僕の全てを否定する。
僕の母親の文字だった。
『ユミルへ
お母さん達は、どうしても外せない事情であなた達二人とお別れすることになりました。
でも大丈夫です。あなたの近くには、お姉ちゃんが居ます。
また無事に出会える事を願っています。
お母さん』
外せない事情?
そんな事で僕達は捨てられたのか。
お姉ちゃんは?
傍には居ない。
いや、この汚い部屋の一角に、埃の積もりが浅い場所が有る。
其処に座っていたのかもしれない。
でも、今お姉ちゃんはここには居ない。
ちょっと待て。
この部屋には窓はない。
有るとしても扉の覗き窓…、いや。
『格子窓』だけだ。
「…っ!!」
がしゃぁんっ、と大きな音が鳴る。
扉は硬い、格子が弾き鳴らした音が耳を貫く。
それでも、僕は一つの可能性を否定したかった。
僕は、いや。
僕達は。
売られたのかもしれない、と言う可能性を。
「出せっ、ここから出せぇっ!!」
「うるせえぞ!!、静かにしてろ!!」
格子窓の隙間から、薄い鋼の輝きが差し込まれる。
所々が鋭く尖り、僕の肌からも赤い液体が滲み出す。
「お姉ちゃんは!?、お姉ちゃんは何処だぁっ!!」
「ああ?、姉ちゃん?、…ああ、あの別嬪さんかい!
あいつなら公爵殿が酷く気に入っちまってネェ、今頃慰み者だろうよ!、ヒャッハハハハハ!!」
…ああ、確定した。
僕達は、その公爵に売られたんだ。
一生をここで、奴隷のように過ごすんだ。
お姉ちゃんは慰み者にされ。
僕はきっと永遠に労働を強いられ。
そして二人一緒に朽ちていくのか。
ふと、僕の体がへたりと崩れ落ちた。
「てめぇも姉ちゃんに負けず劣らず別嬪じゃネェか!
後5年成長してりゃ慰み者にしてやってもよかったなァ!、はっはははは!」
「…僕は、男だ…」
「あぁ?、…うおっ、ついてやがる!?」
何なんだ、こいつ。
うるさい、もういい。
僕はこれから、お前等のように働かされるんだ。
なら休んだって、構わないだろう。
「おーおー、だからこいつ連れてきた時にあいつが息荒かったわけか…。
って、坊主!、どうした!?」
うるさい、眠るんだ。
何時働かされるのか分からないんだ、僕は寝る。
固い床でも、人間のメカニズムは寝れるように設定されている。
ああ、視界がまどろんで行く。
僕はお姉ちゃんの無事を望みながら、眠るしか出来ないんだ…。
_\_
「んう…」
…起きてしまった。
僕の体内時計の時間から考えて、恐らく今は夜中。
お姉ちゃんが帰ってきた形跡は…、無し。
看守は…、この辺には居ないな。
ぺちゃ…
ん?
牢屋の外から何か聞こえたような…。
くちゅ…
…水っぽい音。
でも、その割にはちょっと粘液質かも…。
…………
あれ?
止まった…?
ぢゅるんっ
「ッ!?、う、うわぁああぁあああっ!?」
格子窓から、何か入ってきた!?
粘液質な何か…、紫色。
体の中のあの球体…、まさか。
『っぷはぁ、いたいた可愛い男の子♪』
粘液が人の形を成した…。
やっぱり、魔物か!
…でも、この魔物って確かダークスライムじゃ…。
何で、ダークスライムがこんな所に!?
『「イルウェ」』
…え?
何で、この魔物がお姉ちゃんの名前を?
『あの子ね、公爵にすっごく可愛がられちゃってて多分今日は戻ってこないよ?
だから、アタシがお姉ちゃんの代わりに傍に居てあげよっか?』
「…いらない、帰れ」
『うわ、可愛い顔してすっごく生意気』
「名前も知らない奴と一緒に居たくないだけ」
『あ、じゃあ名前教えたら居て良いんだ?、アタシはヴェノマ』
「いや、そういう事じゃ…」
『そんじゃあ名前も教えたし早速…、と行きたいけど』
突然、ヴェノマとか言うダークスライムが僕に向かって近付いてきた。
そして顔を近付けてきて、突然僕の口に…!?
「んむぅっ!?」
『れるー…、べちょ、んむ、んふふふ…』
ヴェノマが僕の口の中に入り込んでくる。
形容するならキスなんて言葉よりもこっちの方が遥かに正しいだろう。
舌であろう部分を蠢かせつつ、前後に動かす。
まるで緩やかなイマラチオをされているような気分に、吐き気と嫌気を催してくる。
「んぐっ、んうぅぅっ」
『んふぅ…♪、んー…ぢゅる♪、どう、気持ちよかった?』
「げほっ、馬鹿な事を言うならさっさと出てってください…」
『あらら、お気に召さない…。まぁ、これからもっと気持ち良くなれるからご期待ね♪』
「何を馬鹿な事…を…?」
あれ?
体が、熱い…?
それに、何故かふらふらして…。
「う…ぁ?」
『ふふ、知らなかった?
ダークスライムは魔界の魔力を大量に滲みこませてるの。
…そんな物を飲み込んじゃったんだよ、君は。』
まさか、魅了の類…?
あ、頭が…、ボーっとして…。
「体、が…」
『あー苦しそう、可哀想にね…♪
ほうら、おっぱいだよ?、触ってくれたら開放してあげようかなー…?』
「う、ぐ…」
やわらかそう…、少しだけなら…!
( ゜Д゜)ハッ!、ぼ、僕は何をしようと…!?
「ぐっ…!、ぼ、僕は…、お前等にはっ、屈しない…!!」
『…ふーん、間抜けにも魔物の魔力の体内への侵入まで許しちゃってるのに、良くそんな事言えるねぇ。
しかも、アタシのおっぱい見て…』
にゅる…
「ひうっ」
『こんなにおちんちん勃起させてるくせにさ?、よくもまぁ偉そうにそんな事言えた物だねぇ?』
くそ、くそぉ…!!
魔物なんかに、何で僕が…っ!
『まぁ、いいや…、こんだけガチガチに勃起してれば、そろそろ良いでしょ。
でも、子供だし色んな経験をさせてあげないとね♪』
ぬらり、とヴェノマが僕に覆い被さって来る。
そして粘液の塊で形成された胸を、僕の股間に…。
ぬりゅ
「うああああぁぁぁ…!」
『あは♪、びくっ、て跳ね上がってたよ、今。
良くこんなので屈しない(キリッとか言えたねぇ?』
「ふ、ふあ゛っ、あぁ、ひゃん♥」
『あっははは♪、女の子みたいな悲鳴、かーわいい♪
…でもね、実はコレまだ本気じゃないんだよ』
え…!?
嘘だ、挟まれて少し動くだけでコレなのに…!
これ以上されたら、本当に…っ!
「はひっ、や、やめっ…」
『ふふふ、…やめてほしい?』
「ふぇ…?」
『やめてほしいの?』
え?
こ、コレはチャンス?
嫌だって言えば、止めてくれる?
『それじゃあお姉さんの言う事聞いてくれたら良いよ?』
それだけ、それだけでいいの?
コレは大チャンスなんだ、多分大した事は言ってこない筈…!
「分かった、言う事聞くから、やめてぇっ!」
『ふふ…、あはは、はははははははっ』
「?」
『ばっかだねー君、魔物が何を言うかぐらいわかんないのかなぁ?』
…あ。
僕、凄く馬鹿な事をしたかも知れない。
魔物の言う事を聞くということは。
真っ直ぐ行ってしまえば、徹底的に犯されると言うことだ。
『それじゃあ、何にしようかなー』
「ご、ごめんなさい、今の無し、いまのっ…」
『よし、それじゃあー。
「アタシが良しって言うまで、じっとしてる事」、破ったら…、ヒドイよ?』
「ひ、ひぃっ…!!」
ああ、終わった。
僕の人生はここで犯され続けるENDみたいだ。
逆らったら…、それこそ何をされるか分からない。
あ、これ詰んでる。
『それじゃあ、先ずはこのままイかせてあげますかー♪』
「い、いやぁ…っ!、あ、ああああぁぁっ♥」
『あはああぁっ♪、凄い、じらしてたからか一杯出たぁ♪』
あぁ、射精してしまった…。
ドロドロした僕の精液が…、ヴェノマのぷるぷるした顔に滲みこんで…。
凄く、卑猥…。
『…あれぇ?、出したばっかりなのにまた勃ってきてるねぇ?
何、精液塗れのアタシの顔に欲情しちゃった?』
「う、うぐぅ…」
『ははっ、図星?
…イイよ、エッチな子は大好きだから♪』
そんな事を良いながら、ヴェノマはゆっくりと僕の体に乗り込んでくる。
足と腹部が完全に包まれた状態になって、腕まで押さえつけられてしまった。
もう分かる、これから僕は。
犯される。
『さーて、そろそろ本気でいくよ?、覚悟は良い?』
「…」
『抵抗の意思無し、と。
なら犯してあげる、絞りカスになるまでね♥』
…もう、好きにしてくれ。
お姉ちゃん、ごめんなさい。
僕は、ここで死んじゃうみたいです。
『それじゃあ我慢してね?、…じゃないと、直ぐイっちゃうからね…。えいっ』
ずにゅるんっ
「あ゛ひゃああああああああああああああっ♥」
『んああああああっ…♪、もう、我慢してねって言ったのに…』
きもちいい。
ぷるぷるぬるぬるがずるずるって絡み付いてきて、僕のおちんちんを絞り上げていく。
これが、魔物…。
「あぅ、はっ、はぁ…」
『あー、壊れた水道みたいになってる…。
コレはコレでずっと気持ち良いから良いんだけど…、そうだ!』
「ふあ…?、あ!」
ミヂッ
「ひぎあああああああああぁぁぁ!?」
『尿道を塞いじゃえば良いんだ♪』
いだい!!、痛いよぉっ!!
おちんちんの穴がっ、ヴェノマに拡げられてっ!?
「いやっ、いや゛あぁああ!!」
『何が嫌なのかなぁ?、その割にはおちんちんはきもちいいよぉってびくびくしてるんだけど』
「いだいっ、いだいからぬいてぇぇぇ!!」
『えー、だって抜いたらユミル君どくどくって出しちゃうし』
「射精しないからっ!、抜いて、抜いてよぉ!!」
『ふ〜ん…、ほらっ』
「っあ!!、あふぁあああああああぁぁぁっ♥」
『んくぅんっ…♪、ほぅら、やっぱり出しちゃったじゃない』
だって、今のはずるい…。
おちんちんから抜いた瞬間に思いっきり絞り上げるなんて…。
…って言いたいのに気持ち良すぎて口が動かない…。
『罰として…、お尻にも追加♪』
ミヂィ、ミヂミヂッ
「ひぎっ、ぎゃあああああああ♪」
『あー、尿道もお尻もキッツキツ!、気を抜いたら押し返されちゃうなー。
…あ、ならピストンすれば良いのかあ♪』
にぢゅっ、ぬぢゅっ
「あっ♪、ひゃぁっ♪、うあああぁっ♪」
『ふふ、ユミル君お尻の穴弱いんだね。何回か突き上げただけでびくびくしちゃって♪』
「やめ、やめてぇっ♪、僕、僕…っ!♪」
『あ、お尻でイっちゃうんだぁ。
…もう、真性のヘンタイだね。ユミル君』
もう嫌だ、もう嫌だ。
どうしてこんな事になっちゃったんだろう。
何で初対面の魔物にお尻とおちんちんの穴を犯されなきゃいけないんだろう。
何でお尻でイかされなきゃいけないんだろう。
「ん、んぅうううううううううう♥」
『あーあ、本当にイっちゃった♪』
…ああ、もうどうでもいいや。
取り敢えず、今はもっと気持ちよくなれればそれで良いや。
…ぐちゅんっ
『あっ♪、やっとやる気になった?、やっぱり双方ヤる気じゃないと盛り上がらないってね!』
「んぅっ、ふぅっ、はああぁっ!」
ぐちゅんっ、ぐちゅんっ、ぐちゅんっ…、コツッ
『…っ!?♥』
「ふあああっ!?」
あっ、何これっ?
…球体?、…コア!?
えーと、確かコアが一番気持ち良いんだよね…。
コッ、コツッ、ゴツッ
『がっ、かひっ、そ、そこダメぇっ!!♥、き、気持ちよくなりゅうぅ!』
「はっ、ハッ、ハァッ…♪」
すごい…。
ここを突く度、ぎゅうって締め付けられて…♪
おちんちんとお尻の穴の方も、びくんって反応してるんだぁ…。
『もっ、もぉ、もぉむりぃ♥、くりゅ、きちゃうぅううぅっ♪』
「んっ、んあああっ!?」
締め付けがぁっ、突然きつく…っ!
って、うああああああぁぁっ♪、お、おちんちんとお尻のが、ずるずるって外にぃッ♪
あ、出ちゃう、びゅるびゅるって、ヴェノマの中に…♪
「あひゃあああああああああああっ♥」
『ひぃっ♥、イってるのにぃっ、イってるコアに精子かけちゃダメぇぇぇっ♥』
あ…、あぁ、はあああぁぁっ…♪
全部出すの、すっごく気持ち良かったぁ…♪
ヴェノマもとっても気持ち良さそうな顔してるし…。
「はあぁ…、はっ、ふぅ…」
『あ…、アッ、はふぅぅ…♥』
あれ、何か…、気持ち良くなったら、眠たくなってきた。
ヴェノマが乗ってるけど…、このまま、寝ちゃおう…。
あ…、お休み、なさい…。
_<v>_
ん…。
『おーい、ユミルくーん』
んぁ…?
『ユーミールー君?』
あ…、あれ?
「ヴェノマ…?」
『やっと起きたー、お姉ちゃんはまだ帰ってきてないよ』
「…そう」
『…寂しい?』
「…」
寂しいといえば寂しいけど、寂しくないといえば寂しくない。
どちらともいえないこの感覚。
どうしてなのかは…、一応分かっている。
『…ふふ』
「?、…わっ」
『ユミル君は子供だから、そりゃ少しは寂しいでしょ?』
「…うん」
『ふふ、それならアタシが暫く一緒に居てあげる』
「え、でも…」
『良いから!、大丈夫、もう暫くは襲わないように心掛けるから!』
「…」
それ、完全に襲わないって保障にはならないよね?
…何て言ったらまためんどくさそうなので言わないけれど。
まぁ、1時間ぐらいなら、一緒に居ても構わない、かな。
「…少しだけ、だよ」
『むー、生意気だなぁ。また襲っちゃうぞ?』
「襲わないって心掛けるんじゃなかったの?」
『…ほんっとに生意気』
「それが僕だからね」
『たかたが12、3のガキンチョが何を言うか!』
ふふ、まぁその通りだね。
何故か、この人(?)と話してるとお姉ちゃんと話してるときみたいに楽しいや。
…そういえばお姉ちゃん、大丈夫かな?
12/07/09 22:38更新 / 荷重狐