Let´s ゴースト！ 〜覚悟を決めろ！〜
「ねぇ……ねぇ……起きて？」
まどろみの中、かわいらしい女性の声が聞こえる。
その声から推定できる年齢は9〜12歳程、あどけなさが残る高く
柔らかい声は、この声を聴く僕の心すら溶かしてしまいそうだ。
今僕の全身に広がっている感覚は、例えるなら心地の良いぬるま湯に
全身浸かっている感覚、温かく優しいその世界から離れたくない……、
何の苦しみもないこの世界だけが全てになればこの世は救われるのだろう。
「起きてよ……起きなさいよ！」
ああ、声が大きくなってきた。それと共に顔の上に絶妙な柔らかさと
弾力を持つ『何か』が置かれる。顔が痛くなるほどではないが
それなりの重量を持っていて、さらに呼吸をするたびに
その柔らかさが肌に密着して呼吸がしづらい。いつもよりも
空気を吸える量が少なくなるとそれだけ大きく肺を動かし、
深い深い呼吸をするようになる。……鼻から吸った空気に
思考を溶かしてしまうような甘い香りがする。完熟した果物を思わせる
鼻に入っただけで甘さを感じるような匂いの中に女性特有の香りがする。
吸い込んだだけで悶々とした思いが沸いてくるような独特の香りの中に甘さを孕んだそれが、深い息を吸った僕の体中を駆け巡り、
僕の心の中に劣情を生まれさせた。
徐々に意識がはっきりとしてくる。
なぜ自分があの心地のいい空間にいたのか、
自分が先ほどまで何をしていたかが明確に理解できる。
そうだ……僕は寝ていたんだ。自宅のベッドで？それとも中学校の保健室で？
……目をつむったままでは判断できるわけがない。目を開けると、
目の前に白いもやがかかっていた。透明ではあるのだがぼやけて前が
確認できなかったが、先ほど感じていた肌に触れる柔らかな物質と
性欲を高ぶらせる匂いがダイレクトに感じられる。
「やっと起きたのね、顔面騎乗の気持ちよさに飛び起きちゃったの？
とんだ変態ね。」
幼さを感じるが同時に毒を感じる女性の声でなじられ、
今目の前にあるものの正体がその少女の女性器であることに
気が付くのにそう時間はかからなかった
「あ、ああっ、あっあ……」
きめ細やかで、心身ともに蕩けてしまうような肌に触れているせいで
全身に力が入らない。性行為どころか家族以外の女体に触れた回数すら少なかった僕が、手をつないだり、キスをしたり、そんな段取りを
一気に吹き飛ばしてこんなことをしているのだ。絶対に誰でも戸惑う。
「……あら、ソッチの方も起きちゃったのね？
他の娘に襲われないためにもなんとか鎮めなくっちゃ……。」
他の子？この人以外にも人がいるのか？
……そもそも僕はどうやってここに来たのか？
そういえばこの声にも聞き覚えがある気がする。たしか意識を失う前に……
そう思案していると、僕の顔にあった柔らかいおまんこが急に離れる
「あっ……」
「そんなに残念がらなくてもいいでしょ？もっとイイこと出来るんだから。」
しっかりと前が見えるようになって、彼女の姿が確認できる。
高飛車なお嬢様を思わせる縦ロールの金髪に、赤い瞳のツリ目、
真っ白で透明感のある肢体には一切の衣服を身に着けておらず、
小ぶりながらハリとツヤがあるおっぱいと、先ほどまで
僕の顔に触れていた、やわらかくぷっくりとしたスジ。
そして彼女の後ろにある景色が透けて見える
……この人は魔物娘の『ゴースト』なのだろう。
「……綺麗だ」
「は、はぁ！？何言ってるのよ！このヘンタイ！」
「あっ、ごめんなさい！」
女の人になんてこと言っちゃったんだ僕は！僕は急いで身体を彼女とは反対方向に向けて裸を見ないようにした。
「ああもうまったく！私の家に勝手に入り込んで、倒れているところを見つけたと思ったら呼吸も満足にしてなくて、
……それで治療と看病してたら私の事カワイイですって！？バカね、馬鹿よ！大馬鹿よ！！」
顔を真っ赤にして怒鳴る女の子、確かに見知らぬ男に
裸を見られたら誰だって怒るだろう。
……勝手に家に入った？
あ、思い出したぞ、なんでここに居るかを！
あれは確か……。
僕はＡ町という田舎町で中学に通うごく一般的な中学一年生。
名前は道下マサムネ。背が低くて体力もなく、さらに生まれたころから
喘息を患っていたので激しい運動もできない。その持病を治療するために
物心つく前に空気が綺麗なこの町に引っ越してきたのだ。
今では少しぐらいなら走ることもできるぐらいに回復したけど、
相変わらず激しい運動はできない。そんな僕だけど周囲の優しい人に
応援されて中学校生活を満喫することができる。とても幸せだ。
そんなある日のこと。
僕は友人である『阿部ムラマサ』の誘いで近所にある古びた洋館に
肝試しに来ていた。なんでも彼はこの館から魔物娘ではない本物の『化け物』の声を聞いたという。地獄じみたその声は絶対に魔物娘が出せる声ではない！と豪語していたので、その話を聞いた僕も多少は興味が沸いて
ホイホイと彼の誘いについて行ってしまったのだ。
……暗くてじめじめとした洋館の中を探索をするも
それらしいものは見つからず、段々と恐怖よりも、この空間に
慣れたことによる退屈が強くなっていった。
しかし、
次の瞬間、懐中電灯を使って周りを照らす僕の背中に
ゾクッ
と悪寒が走った。服の背中に氷を入れられた
……なんて生易しいものではなく、本当に背筋そのものが
凍るような冷気を感じた。そして薄い壁が隔たる隣の部屋から何か水っぽい
ものが動いているようなぐちゅぐちゅ、ぐちゃぐちゃという音が聞こえる。
隣にいたムラマサの顔を見ると、恐怖でひきつった顔をしている。
……しかし彼はすぐさま顔を平然としたものに変え、そして小声で僕に言う。
「良いか？俺が合図をしたらダッシュでここから出るぞ」
「えっ…………うん、分かった。」
僕も覚悟は決めた。魔物以外の化け物が居るとなれば、
周囲にいる他の人にまで危険が及ぶかもしれない。
だから早く、ここから出て警察にでもこのことを報告しなければ……！
「行くぞ。3……2……い「ゼロ」……は？」
「……え？」
ムラマサの背後には全身がつぎはぎだらけの死体が立っていて、
ソイツはムラマサの肩に手を置いていた。
暗闇でよく見えないが、赤く爛々と光るヤツ眼に照らされ
ひきつったような笑みを浮かべる顔が解る。
そして化け物の大きな手が、鉤爪のような手が弱い光を発する。
その途端
「うわあああああっ！」
悲鳴を上げて倒れるムラマサ。そしてそのツギハギがムラマサに
覆いかぶさり、今度は両手をムラマサの心臓に当てる。
「に……逃げろマサムネ！俺は……もう動けなぃ……せめてお前だけでも……！」
「ツカマエタ……ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞ……ｷﾞｰｯｷﾞｯｷﾞｯｷﾞｯｷ！ｳﾚｼｲ！ｳﾚｼｲ!」
……僕は薄情者だろう。この化け物に襲われた
ムラマサを置いて逃げ出したのだから。僕にあの化け物の体を引きはがす
腕力なんて無い。だから助けを呼ぼう……なんて建前もあったが、そんなの
言い訳に過ぎないだろう。ただ逃げ出したかった。あの化け物から一刻も早く逃げ出したいと思ってしまったから……。
だから僕は走っていた。あの化け物から逃げて、
できるだけ急いで大人の人に知らせなければいけない！
今の僕にできることは……臆病者の僕にはそれしかできない！
涙で視界がぼやける中、僕は自らの体に異変を感じた。
息が苦しい。
走っていることによる息切れなどでは無い。
今まで恐怖で我を忘れて走っていたが、喘息の症状を抑えながら
走るのにはそろそろ身体の限界らしい。
「コヒュー……コヒュー……ゴッホゴホ！もう……駄目…ゲホッ！
……いや……逃げないと……ガホゲッホ！……助けを……
呼ばないと……ッ！」
ああ、きっと罰が当たったんだ……友人を命惜しさに
見捨てて自分だけ助かろうなんて、心の片隅に思うだけでも
あまりにも自己中心的過ぎたんだ……。
……そして世界が暗転した。
「そう、そんな事があったのね。」
少女は責めるでも擁護するでもなく、ただ僕の話を聞いていた。
第三者としては最も正しい選択だ。責めれば罪悪感で傷ついた僕の心を
抉ることになるだろうし、慰めたとしても……
犠牲になった彼が戻ることは無い。だけど僕は聞きたかった。
僕がしてしまったことがどれだけ思い罪なのか、
そしてそれはどうやって償えるのかを……。
「……僕がしたことは許されることじゃ無いと思う。けれど、どうすればこの罪を償えるのかな？」
彼女は僕の言葉を聞いて一瞬目を見開く。そこから10秒程考える仕草をすると、口を開いた。
「……いや、私に聞かれてもさっぱりだわ。」
「うん。そうだよね。」
ついさっき会ったばかりの人にそんな事聞かれても、
そんな反応が返ってくるに決まっているだろうに……
バカなことを聞いてしまった。自分一人で傷心しているなら
まだ良いけれど、人を巻き込むなんて以ての外だ。
申し訳のないことをしてしまった。
「ごめんなさい、変なことを聞いちゃった」
「ハァ……。とりあえず、あなたが勘違いをしていることは良く分かったわ。」
「え？」
彼女はため息をつき、小声でブツブツと何かを呟き始める。
普通なら嫌な感じがするその行動だが、彼女のそれはまるで僕を
落ち着ける為に、例えるならぐずる赤子を泣き止ませるための子守歌のように
優しい音、優しい声だ。……聞いていると気持ちが落ち着いてくる。
「……あなたはもう動けない『シバブー』」
「イギィ！」
僕の体が縄で縛られたように動けなくなった。全身を囲んだ鉄パイプの
輪の中心でそれらに締め付けられているような強い束縛。急なことに戸惑いを隠せない僕を見て、彼女は僕と目を合わせ、顔を近づけて言った。
「後から説明するけど、それよりも先に貴方を助けた『お礼』を貰うわ。」
「お礼は良いけど……なんで動けなくするの？」
「貴方の体調を整えるために使った魔力を……精液を貰うためよ。」
「え、ええ！？」
「何よ、わ、私だって恥ずかしいんだから！ただの……ただの魔力補給なんだからね！」
彼女はそう言うと僕の履いていたズボンと下着を脱がせた。
「……こんなに固くして、戸惑ってる割には準備万端じゃない。」
「ううっ、だってさっきまで君のお尻を顔に乗せられてたし……女の子に裸を見せられるなんて経験したこと無いし。」
僕の股間は先ほどの顔面騎乗やその時に嗅いだ彼女の匂いによって
射精の準備を整わせてしまっている。
生まれて初めて女性に扱かれ快楽と共に自分の子種を出してしまう。
こんな状況になれば、どんな男でも勃起してしまうだろう。
自分が今までに見た中で最も美しい人がそれをしてくれるとなれば、
それはなおさらだ。
「……そう、"女の子の裸"なら誰にでもこうなるのね。」
彼女はすこし不機嫌になってから大きく口を開ける。
そして僕は彼女が何をしようとしているかが分かった。
「今から貴方にフェラチオをするけど、これを味わったおちんぽは
もう私以外に勃起できなくなるわ。その覚悟があるなら
この場にじっとしてなさい。」
「ちょっと待って！今僕は身動きが取れないんだよ！？」
魔法で動けなくなった僕の体。その場に留まっていれば
この娘無しには生きれない体にされてしまう。ついさっき出会ったばかりの
少女にそんなことをされるなんて……心の準備が必要だ。
「じゃあカウントするわね？ 10…9…8…7…6……。」
「お願い待って！そんなのまだ心の準備が……」
「5…4…3…2…1……ぜ〜ろ♥ 」
あむっ♥
「うひぃ！」
僕を黙らせるように少女は僕の亀頭を咥える。僕の敏感なソレは、
まずに柔らかくハリのある艶やかな唇に触れた。
ぷりぷりな感触を持つそれは彼女の唾液がたっぷりと満ちている
口の中への門にすぎない。この段階で達してしまいそうになったが、
全身の麻痺によって動けない僕は抵抗出来ずに、
彼女の口の中にゆっくりと挿入られる肉棒が彼女の温かい口内にある
唾液の海に浸っている快感にただ耐えるしかなかった。
「うぁぁぁ……もう出ちゃうよぉ……」
「んふふ♥」
れろん
「ああぁっ！」
彼女は僕のことなどお構いなしに新たな責めを開始した。亀頭をそのぬるぬるな舌で嘗め回す。
性欲を満たす為の器官である肉棒の、その中でも最も敏感で脳に直接快楽を届けるそこを容赦なく刺激される。
少しだけざらついた舌にねっとりとした唾液が絡みつくことで、電撃のような快楽を起こす極上の触感が生まれるのだ。
れろれろれろぅん
「あっあっああっ！うぅ……先っぽだけ弄るのやめてぇ……。
このままじゃイけないよ…。」
肉棒に吸い付かれ、責められ始めてから30分程度が経った頃。
亀頭だけを重点的に責められると、凄まじい快楽を生む代わりに
なかなかイくことができない。この生殺しの状態は僕の精神を衰弱させ、
もう肉欲と快楽によって精意識が朦朧としてきた。僕は彼女に
射精をさせてもらえるように懇願した。
だが彼女は僕の言葉を無視して責めを続ける。
「んっ♥れろれろれろぉっ んんっふぅ♥ れろれろれろぉ♥」
「お願いしますぅ……イかせて、このままじゃ……死んじゃう……！」
「れろれろれろれろれろぉ♥
ふぅ……。射精したいの？
本当に？何処に出すことになっても？」
「はいぃ……出したいです……。」
彼女はその言葉を聞くと僕を責めていた時の仏頂面から、
魔物にふさわしい淫靡な笑みを浮かべた。まるでその言葉を
待っていたかのように、計画通りにことが進んでいるように……。
彼女は僕の股間から顔を離し、空中に浮いたかと思うと
僕の目の前で股を開き、股間に咲いている淫らな花びらを指で広げた。
それは彼女の唾液より粘度が多く、欲情を誘う匂いを持ち、
女性器をぬらぬらと輝かせる愛汁で満ちていた。
「出すなら……私のおまんこの中でしなさい♥」
「わかりました……。」
中学生の時点で性行為に及ぶなんて、普段の僕なら
絶対にしないようなことに僕は及ぼうとしている。
本当に子供が出来てしまうことも考えるべきだと常日頃から
考えていたが、いつまでもこの『イき地獄』にさらされていたせいで、
正常な判断などはとうに出来なくなっていた。
「それじゃあ、膣内に挿入るわよ……あんっ♥」
「ううっ！」
ちゅぷっ にゅるるるるるる
彼女の膣内はまさに破滅的な心地良さだった。
締め付けの強い入口から奥に入るにつれて彼女の体温を感じ、
貪欲なヒダ達がぬめぬめとした蜜を纏って精液を絞り出そうと
肉棒に絡みついてくる。そして膣の奥底にたどり着く前に僕は
満身創痍になっていて、少しでも動かすと射精してしまいそうだった
しかし彼女の奥にたどり着くと、さらに凄まじい快楽が待っていた。
「うわっ……なんかツブツブしてて……」
「気に入ったみたいね、私のおまんこ♥」
膣の最深部にはつぶつぶとした突起物があった。
そのために先ほど何度も責められ、我慢の限界だった亀頭に
強い刺激が襲い掛かる。先ほどとは違って肉棒全体が包み込まれ、
加えて亀頭以外にも極上の快感を感じるこの状態に
満身創痍の童貞が射精を我慢できるわけがなかった。
「も…もう……イくっ！」
「え……ダメよ、まだ挿入れたばかり……」
「出るぅううううっ！」
ビュッビュッビューーー ドクッ…ドクッ…ドクッ……
射精の脈動をするたびに彼女の膣をダイレクトに感じる。
肉棒全てを嘗め回すひだも、締め付けの強い入口も、そして亀頭を強く撫でる深部も……全てにおいて極上の名器だった。僕はとても幸せだ……。
こんなに可愛い女の子とエッチをできる……こんなにも気持ちの良い
射精は初めてだ。なぜ人間の三大欲求の中に性欲が含まれるか、
それが今ほど痛感できたことは今までなかった。
射精が落ち着き、その余韻に浸っていた僕だが、突然凄まじい衝撃を肉棒に感じてふと我に返ると、
涙目で怒りながら腰を振る彼女の姿があった。
「あんたバカじゃないの！？この日の為にいっぱい言葉攻めとか
考えてたのに！！なんでもう射精するの！？初めては好きな人に
あげよう……って思って、アンタになら良いって思ってたのにぃ！！」
「アッー！ちょっと待って！イったばかりで「黙りなさい！ もう……
初めては一緒にイきたかったのに！もうアンタなんてそのまま出し続けて
干物になっちゃえばよいのよ！バカ！！！」
パンッパンッパンッパンッ
ぬちゃぬちゃと僕たちの結合部分が卑猥な水音を立て、
彼女の柔らかな臀部が僕の体に当たる。この水音をどこかで聞いた覚えがある……けれどそれを考えるヒマもなく、先ほどの射精で敏感になった肉棒が
新しい精子を出すことを僕の精巣に伝えて、
今までにないほど射精感が高まっていく。
「ああああっ出る！！！また出る！！！」
「あっ♥あっ♥もうっ、こんな早漏男好きになるのなんて私だけなんだから！……だから、だから一緒にイこうよぉ！！！」
「あああああああぁぁぁぁぁん♥♥♥」
「でっ出る！！ああああああああああぁぁ！！」
ビュクビュクビュクッ ビュービュービュー……
彼女が絶頂を迎えた時、もともと絞まりの良かった膣内はより強く
肉棒を締め付けた。一度目の射精によって……初めての膣内射精によって
尿道が緩んだ僕のモノはその刺激と彼女の愛らしさに魅せられて、甘く蕩けるような快楽と共に欲望に満ちた白濁液を彼女の体にぶちまけることとなった。
「はぁ…♥はぁ…♥……ま、まあ二回射精する前に私をイかせられたから
合格点ってところね……って、ニヤニヤするのを止めなさい！」
息も絶え絶えで意地を張る彼女の姿が、あまりにも愛らしくて
つい見入ってしまった。そしてそれが顔に出てしまっていたらしく、
彼女はムスッっとした顔をする……それも可愛い。
「ははっ、ごめんなさい。……そういえばキミの名前を聞いてなかったね。
なんていう名前？」
「私の名前は如月キョウコよ……って！そういうのは初めて会った時に聞いておくべきじゃない？」
「……うん。それは僕も思ったよ。」
「名前も知らない相手の初めてを奪うなんて……とんだケダモノね。お腹の中にいる私たちの子が聞いたらショックで泣いちゃうんじゃない？」
今とんでもないことを聞いてしまった。子供？
魔物って子供ができにくいんじゃなかったのか？
尽きない疑問を彼女にぶつける前に、
僕に向かって彼女は現状の説明をする。
「ここはね……アンデッド系の魔物が
お婿さんを見つけるための場所になってるの。元々ここは母様に貰った
私の家だったんだけど、これだけ広くて古びた場所で独りぼっちなんて
あんまりじゃない？だから同じ死人仲間を集めて男の人を待っていたの。
それで男の人とエッチをする部屋に一つずつ、魔物にも効果がある
『特殊な排卵薬』が置いてあるのよ。」
「じゃああの噂は？魔物娘以外の怪物が人を襲ってるって……」
「週に一度来る形部狸の行商さんに、
物資入手のついでに噂を流してもらってるのよ。興味を引くような内容でね。それでムラマサくん？が聞いたのはたぶん喘ぎ声ね。お隣のグールさんが
旦那さんのおちんぽを嫐ってる時の音だと思うわ」
「怖っ！……そうだ！怖いといえばツギハギだらけの怪物がムラマサのヤツを……」
「ツギハギの化け物？……あの人は、最近新しくアンデッドになった
『ワイト』さんよ。……精が足りないせいで不完全な状態で
蘇っちゃったとはいえ、化け物呼ばわりなんて最低ね。」
「……え？いやいや！悪意は無かった「問答無用。貴方には魔物が……アンデッドの気持ちがよく分かるように、たっっっっっっぷりと私の体を味わわせてあげる！！！」
「ごめんなさい！ごめんなさい！だからもう休ませてぇぇぇぇぇぇぇぇ！！！！」
A町は所謂『明緑魔界』と呼ばれる魔界だ。普通の魔界とは違い、昼間は太陽がさんさんと降り注ぎ、魔界産の植物以外でものびのびと育つことができる。
しかし町のはずれにあるこの屋敷は、辺りを包むように暗黒が広がっている。どうやら多くのアンデッドが交わり続けるこの館周辺が、ごく小さな『不死者の国』となっているようだ。そんな館の一角で、一人の女性がまだあどけない少年に跨がって、少年を蹂躙している。
「あらぁ？人の事を化け物呼ばわりした癖に、随分と一杯射精しますのね……
良いですよぉ♥私は『バケモノ』ですから……貴方が干からびるまで、ずぅーっと繋がっていましょう？」
「やめてやめてやめてぇぇぇぇぇ！もう出ない！もう出ないから！
止めてください！！」
「もう……♥お友達を庇ったところは凄く素敵でしたのに、
私の事をバケモノだなんてなんて、アンデッドの女王、
『ワイト』に向かって、失礼にも程がありましてよ？」
「謝りますからもう勘弁してください！このままじゃあ俺、
比喩とかじゃなくて本当に干からびちゃう！」
「……仕方ありませんね、それじゃあ私のことを
イかせてくれたら、解放して差し上げますわ♥」
「誰か、マサムネッ、たすけてくれーーーーーーーーーーーーー！！！」
まどろみの中、かわいらしい女性の声が聞こえる。
その声から推定できる年齢は9〜12歳程、あどけなさが残る高く
柔らかい声は、この声を聴く僕の心すら溶かしてしまいそうだ。
今僕の全身に広がっている感覚は、例えるなら心地の良いぬるま湯に
全身浸かっている感覚、温かく優しいその世界から離れたくない……、
何の苦しみもないこの世界だけが全てになればこの世は救われるのだろう。
「起きてよ……起きなさいよ！」
ああ、声が大きくなってきた。それと共に顔の上に絶妙な柔らかさと
弾力を持つ『何か』が置かれる。顔が痛くなるほどではないが
それなりの重量を持っていて、さらに呼吸をするたびに
その柔らかさが肌に密着して呼吸がしづらい。いつもよりも
空気を吸える量が少なくなるとそれだけ大きく肺を動かし、
深い深い呼吸をするようになる。……鼻から吸った空気に
思考を溶かしてしまうような甘い香りがする。完熟した果物を思わせる
鼻に入っただけで甘さを感じるような匂いの中に女性特有の香りがする。
吸い込んだだけで悶々とした思いが沸いてくるような独特の香りの中に甘さを孕んだそれが、深い息を吸った僕の体中を駆け巡り、
僕の心の中に劣情を生まれさせた。
徐々に意識がはっきりとしてくる。
なぜ自分があの心地のいい空間にいたのか、
自分が先ほどまで何をしていたかが明確に理解できる。
そうだ……僕は寝ていたんだ。自宅のベッドで？それとも中学校の保健室で？
……目をつむったままでは判断できるわけがない。目を開けると、
目の前に白いもやがかかっていた。透明ではあるのだがぼやけて前が
確認できなかったが、先ほど感じていた肌に触れる柔らかな物質と
性欲を高ぶらせる匂いがダイレクトに感じられる。
「やっと起きたのね、顔面騎乗の気持ちよさに飛び起きちゃったの？
とんだ変態ね。」
幼さを感じるが同時に毒を感じる女性の声でなじられ、
今目の前にあるものの正体がその少女の女性器であることに
気が付くのにそう時間はかからなかった
「あ、ああっ、あっあ……」
きめ細やかで、心身ともに蕩けてしまうような肌に触れているせいで
全身に力が入らない。性行為どころか家族以外の女体に触れた回数すら少なかった僕が、手をつないだり、キスをしたり、そんな段取りを
一気に吹き飛ばしてこんなことをしているのだ。絶対に誰でも戸惑う。
「……あら、ソッチの方も起きちゃったのね？
他の娘に襲われないためにもなんとか鎮めなくっちゃ……。」
他の子？この人以外にも人がいるのか？
……そもそも僕はどうやってここに来たのか？
そういえばこの声にも聞き覚えがある気がする。たしか意識を失う前に……
そう思案していると、僕の顔にあった柔らかいおまんこが急に離れる
「あっ……」
「そんなに残念がらなくてもいいでしょ？もっとイイこと出来るんだから。」
しっかりと前が見えるようになって、彼女の姿が確認できる。
高飛車なお嬢様を思わせる縦ロールの金髪に、赤い瞳のツリ目、
真っ白で透明感のある肢体には一切の衣服を身に着けておらず、
小ぶりながらハリとツヤがあるおっぱいと、先ほどまで
僕の顔に触れていた、やわらかくぷっくりとしたスジ。
そして彼女の後ろにある景色が透けて見える
……この人は魔物娘の『ゴースト』なのだろう。
「……綺麗だ」
「は、はぁ！？何言ってるのよ！このヘンタイ！」
「あっ、ごめんなさい！」
女の人になんてこと言っちゃったんだ僕は！僕は急いで身体を彼女とは反対方向に向けて裸を見ないようにした。
「ああもうまったく！私の家に勝手に入り込んで、倒れているところを見つけたと思ったら呼吸も満足にしてなくて、
……それで治療と看病してたら私の事カワイイですって！？バカね、馬鹿よ！大馬鹿よ！！」
顔を真っ赤にして怒鳴る女の子、確かに見知らぬ男に
裸を見られたら誰だって怒るだろう。
……勝手に家に入った？
あ、思い出したぞ、なんでここに居るかを！
あれは確か……。
僕はＡ町という田舎町で中学に通うごく一般的な中学一年生。
名前は道下マサムネ。背が低くて体力もなく、さらに生まれたころから
喘息を患っていたので激しい運動もできない。その持病を治療するために
物心つく前に空気が綺麗なこの町に引っ越してきたのだ。
今では少しぐらいなら走ることもできるぐらいに回復したけど、
相変わらず激しい運動はできない。そんな僕だけど周囲の優しい人に
応援されて中学校生活を満喫することができる。とても幸せだ。
そんなある日のこと。
僕は友人である『阿部ムラマサ』の誘いで近所にある古びた洋館に
肝試しに来ていた。なんでも彼はこの館から魔物娘ではない本物の『化け物』の声を聞いたという。地獄じみたその声は絶対に魔物娘が出せる声ではない！と豪語していたので、その話を聞いた僕も多少は興味が沸いて
ホイホイと彼の誘いについて行ってしまったのだ。
……暗くてじめじめとした洋館の中を探索をするも
それらしいものは見つからず、段々と恐怖よりも、この空間に
慣れたことによる退屈が強くなっていった。
しかし、
次の瞬間、懐中電灯を使って周りを照らす僕の背中に
ゾクッ
と悪寒が走った。服の背中に氷を入れられた
……なんて生易しいものではなく、本当に背筋そのものが
凍るような冷気を感じた。そして薄い壁が隔たる隣の部屋から何か水っぽい
ものが動いているようなぐちゅぐちゅ、ぐちゃぐちゃという音が聞こえる。
隣にいたムラマサの顔を見ると、恐怖でひきつった顔をしている。
……しかし彼はすぐさま顔を平然としたものに変え、そして小声で僕に言う。
「良いか？俺が合図をしたらダッシュでここから出るぞ」
「えっ…………うん、分かった。」
僕も覚悟は決めた。魔物以外の化け物が居るとなれば、
周囲にいる他の人にまで危険が及ぶかもしれない。
だから早く、ここから出て警察にでもこのことを報告しなければ……！
「行くぞ。3……2……い「ゼロ」……は？」
「……え？」
ムラマサの背後には全身がつぎはぎだらけの死体が立っていて、
ソイツはムラマサの肩に手を置いていた。
暗闇でよく見えないが、赤く爛々と光るヤツ眼に照らされ
ひきつったような笑みを浮かべる顔が解る。
そして化け物の大きな手が、鉤爪のような手が弱い光を発する。
その途端
「うわあああああっ！」
悲鳴を上げて倒れるムラマサ。そしてそのツギハギがムラマサに
覆いかぶさり、今度は両手をムラマサの心臓に当てる。
「に……逃げろマサムネ！俺は……もう動けなぃ……せめてお前だけでも……！」
「ツカマエタ……ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞ……ｷﾞｰｯｷﾞｯｷﾞｯｷﾞｯｷ！ｳﾚｼｲ！ｳﾚｼｲ!」
……僕は薄情者だろう。この化け物に襲われた
ムラマサを置いて逃げ出したのだから。僕にあの化け物の体を引きはがす
腕力なんて無い。だから助けを呼ぼう……なんて建前もあったが、そんなの
言い訳に過ぎないだろう。ただ逃げ出したかった。あの化け物から一刻も早く逃げ出したいと思ってしまったから……。
だから僕は走っていた。あの化け物から逃げて、
できるだけ急いで大人の人に知らせなければいけない！
今の僕にできることは……臆病者の僕にはそれしかできない！
涙で視界がぼやける中、僕は自らの体に異変を感じた。
息が苦しい。
走っていることによる息切れなどでは無い。
今まで恐怖で我を忘れて走っていたが、喘息の症状を抑えながら
走るのにはそろそろ身体の限界らしい。
「コヒュー……コヒュー……ゴッホゴホ！もう……駄目…ゲホッ！
……いや……逃げないと……ガホゲッホ！……助けを……
呼ばないと……ッ！」
ああ、きっと罰が当たったんだ……友人を命惜しさに
見捨てて自分だけ助かろうなんて、心の片隅に思うだけでも
あまりにも自己中心的過ぎたんだ……。
……そして世界が暗転した。
「そう、そんな事があったのね。」
少女は責めるでも擁護するでもなく、ただ僕の話を聞いていた。
第三者としては最も正しい選択だ。責めれば罪悪感で傷ついた僕の心を
抉ることになるだろうし、慰めたとしても……
犠牲になった彼が戻ることは無い。だけど僕は聞きたかった。
僕がしてしまったことがどれだけ思い罪なのか、
そしてそれはどうやって償えるのかを……。
「……僕がしたことは許されることじゃ無いと思う。けれど、どうすればこの罪を償えるのかな？」
彼女は僕の言葉を聞いて一瞬目を見開く。そこから10秒程考える仕草をすると、口を開いた。
「……いや、私に聞かれてもさっぱりだわ。」
「うん。そうだよね。」
ついさっき会ったばかりの人にそんな事聞かれても、
そんな反応が返ってくるに決まっているだろうに……
バカなことを聞いてしまった。自分一人で傷心しているなら
まだ良いけれど、人を巻き込むなんて以ての外だ。
申し訳のないことをしてしまった。
「ごめんなさい、変なことを聞いちゃった」
「ハァ……。とりあえず、あなたが勘違いをしていることは良く分かったわ。」
「え？」
彼女はため息をつき、小声でブツブツと何かを呟き始める。
普通なら嫌な感じがするその行動だが、彼女のそれはまるで僕を
落ち着ける為に、例えるならぐずる赤子を泣き止ませるための子守歌のように
優しい音、優しい声だ。……聞いていると気持ちが落ち着いてくる。
「……あなたはもう動けない『シバブー』」
「イギィ！」
僕の体が縄で縛られたように動けなくなった。全身を囲んだ鉄パイプの
輪の中心でそれらに締め付けられているような強い束縛。急なことに戸惑いを隠せない僕を見て、彼女は僕と目を合わせ、顔を近づけて言った。
「後から説明するけど、それよりも先に貴方を助けた『お礼』を貰うわ。」
「お礼は良いけど……なんで動けなくするの？」
「貴方の体調を整えるために使った魔力を……精液を貰うためよ。」
「え、ええ！？」
「何よ、わ、私だって恥ずかしいんだから！ただの……ただの魔力補給なんだからね！」
彼女はそう言うと僕の履いていたズボンと下着を脱がせた。
「……こんなに固くして、戸惑ってる割には準備万端じゃない。」
「ううっ、だってさっきまで君のお尻を顔に乗せられてたし……女の子に裸を見せられるなんて経験したこと無いし。」
僕の股間は先ほどの顔面騎乗やその時に嗅いだ彼女の匂いによって
射精の準備を整わせてしまっている。
生まれて初めて女性に扱かれ快楽と共に自分の子種を出してしまう。
こんな状況になれば、どんな男でも勃起してしまうだろう。
自分が今までに見た中で最も美しい人がそれをしてくれるとなれば、
それはなおさらだ。
「……そう、"女の子の裸"なら誰にでもこうなるのね。」
彼女はすこし不機嫌になってから大きく口を開ける。
そして僕は彼女が何をしようとしているかが分かった。
「今から貴方にフェラチオをするけど、これを味わったおちんぽは
もう私以外に勃起できなくなるわ。その覚悟があるなら
この場にじっとしてなさい。」
「ちょっと待って！今僕は身動きが取れないんだよ！？」
魔法で動けなくなった僕の体。その場に留まっていれば
この娘無しには生きれない体にされてしまう。ついさっき出会ったばかりの
少女にそんなことをされるなんて……心の準備が必要だ。
「じゃあカウントするわね？ 10…9…8…7…6……。」
「お願い待って！そんなのまだ心の準備が……」
「5…4…3…2…1……ぜ〜ろ♥ 」
あむっ♥
「うひぃ！」
僕を黙らせるように少女は僕の亀頭を咥える。僕の敏感なソレは、
まずに柔らかくハリのある艶やかな唇に触れた。
ぷりぷりな感触を持つそれは彼女の唾液がたっぷりと満ちている
口の中への門にすぎない。この段階で達してしまいそうになったが、
全身の麻痺によって動けない僕は抵抗出来ずに、
彼女の口の中にゆっくりと挿入られる肉棒が彼女の温かい口内にある
唾液の海に浸っている快感にただ耐えるしかなかった。
「うぁぁぁ……もう出ちゃうよぉ……」
「んふふ♥」
れろん
「ああぁっ！」
彼女は僕のことなどお構いなしに新たな責めを開始した。亀頭をそのぬるぬるな舌で嘗め回す。
性欲を満たす為の器官である肉棒の、その中でも最も敏感で脳に直接快楽を届けるそこを容赦なく刺激される。
少しだけざらついた舌にねっとりとした唾液が絡みつくことで、電撃のような快楽を起こす極上の触感が生まれるのだ。
れろれろれろぅん
「あっあっああっ！うぅ……先っぽだけ弄るのやめてぇ……。
このままじゃイけないよ…。」
肉棒に吸い付かれ、責められ始めてから30分程度が経った頃。
亀頭だけを重点的に責められると、凄まじい快楽を生む代わりに
なかなかイくことができない。この生殺しの状態は僕の精神を衰弱させ、
もう肉欲と快楽によって精意識が朦朧としてきた。僕は彼女に
射精をさせてもらえるように懇願した。
だが彼女は僕の言葉を無視して責めを続ける。
「んっ♥れろれろれろぉっ んんっふぅ♥ れろれろれろぉ♥」
「お願いしますぅ……イかせて、このままじゃ……死んじゃう……！」
「れろれろれろれろれろぉ♥
ふぅ……。射精したいの？
本当に？何処に出すことになっても？」
「はいぃ……出したいです……。」
彼女はその言葉を聞くと僕を責めていた時の仏頂面から、
魔物にふさわしい淫靡な笑みを浮かべた。まるでその言葉を
待っていたかのように、計画通りにことが進んでいるように……。
彼女は僕の股間から顔を離し、空中に浮いたかと思うと
僕の目の前で股を開き、股間に咲いている淫らな花びらを指で広げた。
それは彼女の唾液より粘度が多く、欲情を誘う匂いを持ち、
女性器をぬらぬらと輝かせる愛汁で満ちていた。
「出すなら……私のおまんこの中でしなさい♥」
「わかりました……。」
中学生の時点で性行為に及ぶなんて、普段の僕なら
絶対にしないようなことに僕は及ぼうとしている。
本当に子供が出来てしまうことも考えるべきだと常日頃から
考えていたが、いつまでもこの『イき地獄』にさらされていたせいで、
正常な判断などはとうに出来なくなっていた。
「それじゃあ、膣内に挿入るわよ……あんっ♥」
「ううっ！」
ちゅぷっ にゅるるるるるる
彼女の膣内はまさに破滅的な心地良さだった。
締め付けの強い入口から奥に入るにつれて彼女の体温を感じ、
貪欲なヒダ達がぬめぬめとした蜜を纏って精液を絞り出そうと
肉棒に絡みついてくる。そして膣の奥底にたどり着く前に僕は
満身創痍になっていて、少しでも動かすと射精してしまいそうだった
しかし彼女の奥にたどり着くと、さらに凄まじい快楽が待っていた。
「うわっ……なんかツブツブしてて……」
「気に入ったみたいね、私のおまんこ♥」
膣の最深部にはつぶつぶとした突起物があった。
そのために先ほど何度も責められ、我慢の限界だった亀頭に
強い刺激が襲い掛かる。先ほどとは違って肉棒全体が包み込まれ、
加えて亀頭以外にも極上の快感を感じるこの状態に
満身創痍の童貞が射精を我慢できるわけがなかった。
「も…もう……イくっ！」
「え……ダメよ、まだ挿入れたばかり……」
「出るぅううううっ！」
ビュッビュッビューーー ドクッ…ドクッ…ドクッ……
射精の脈動をするたびに彼女の膣をダイレクトに感じる。
肉棒全てを嘗め回すひだも、締め付けの強い入口も、そして亀頭を強く撫でる深部も……全てにおいて極上の名器だった。僕はとても幸せだ……。
こんなに可愛い女の子とエッチをできる……こんなにも気持ちの良い
射精は初めてだ。なぜ人間の三大欲求の中に性欲が含まれるか、
それが今ほど痛感できたことは今までなかった。
射精が落ち着き、その余韻に浸っていた僕だが、突然凄まじい衝撃を肉棒に感じてふと我に返ると、
涙目で怒りながら腰を振る彼女の姿があった。
「あんたバカじゃないの！？この日の為にいっぱい言葉攻めとか
考えてたのに！！なんでもう射精するの！？初めては好きな人に
あげよう……って思って、アンタになら良いって思ってたのにぃ！！」
「アッー！ちょっと待って！イったばかりで「黙りなさい！ もう……
初めては一緒にイきたかったのに！もうアンタなんてそのまま出し続けて
干物になっちゃえばよいのよ！バカ！！！」
パンッパンッパンッパンッ
ぬちゃぬちゃと僕たちの結合部分が卑猥な水音を立て、
彼女の柔らかな臀部が僕の体に当たる。この水音をどこかで聞いた覚えがある……けれどそれを考えるヒマもなく、先ほどの射精で敏感になった肉棒が
新しい精子を出すことを僕の精巣に伝えて、
今までにないほど射精感が高まっていく。
「ああああっ出る！！！また出る！！！」
「あっ♥あっ♥もうっ、こんな早漏男好きになるのなんて私だけなんだから！……だから、だから一緒にイこうよぉ！！！」
「あああああああぁぁぁぁぁん♥♥♥」
「でっ出る！！ああああああああああぁぁ！！」
ビュクビュクビュクッ ビュービュービュー……
彼女が絶頂を迎えた時、もともと絞まりの良かった膣内はより強く
肉棒を締め付けた。一度目の射精によって……初めての膣内射精によって
尿道が緩んだ僕のモノはその刺激と彼女の愛らしさに魅せられて、甘く蕩けるような快楽と共に欲望に満ちた白濁液を彼女の体にぶちまけることとなった。
「はぁ…♥はぁ…♥……ま、まあ二回射精する前に私をイかせられたから
合格点ってところね……って、ニヤニヤするのを止めなさい！」
息も絶え絶えで意地を張る彼女の姿が、あまりにも愛らしくて
つい見入ってしまった。そしてそれが顔に出てしまっていたらしく、
彼女はムスッっとした顔をする……それも可愛い。
「ははっ、ごめんなさい。……そういえばキミの名前を聞いてなかったね。
なんていう名前？」
「私の名前は如月キョウコよ……って！そういうのは初めて会った時に聞いておくべきじゃない？」
「……うん。それは僕も思ったよ。」
「名前も知らない相手の初めてを奪うなんて……とんだケダモノね。お腹の中にいる私たちの子が聞いたらショックで泣いちゃうんじゃない？」
今とんでもないことを聞いてしまった。子供？
魔物って子供ができにくいんじゃなかったのか？
尽きない疑問を彼女にぶつける前に、
僕に向かって彼女は現状の説明をする。
「ここはね……アンデッド系の魔物が
お婿さんを見つけるための場所になってるの。元々ここは母様に貰った
私の家だったんだけど、これだけ広くて古びた場所で独りぼっちなんて
あんまりじゃない？だから同じ死人仲間を集めて男の人を待っていたの。
それで男の人とエッチをする部屋に一つずつ、魔物にも効果がある
『特殊な排卵薬』が置いてあるのよ。」
「じゃああの噂は？魔物娘以外の怪物が人を襲ってるって……」
「週に一度来る形部狸の行商さんに、
物資入手のついでに噂を流してもらってるのよ。興味を引くような内容でね。それでムラマサくん？が聞いたのはたぶん喘ぎ声ね。お隣のグールさんが
旦那さんのおちんぽを嫐ってる時の音だと思うわ」
「怖っ！……そうだ！怖いといえばツギハギだらけの怪物がムラマサのヤツを……」
「ツギハギの化け物？……あの人は、最近新しくアンデッドになった
『ワイト』さんよ。……精が足りないせいで不完全な状態で
蘇っちゃったとはいえ、化け物呼ばわりなんて最低ね。」
「……え？いやいや！悪意は無かった「問答無用。貴方には魔物が……アンデッドの気持ちがよく分かるように、たっっっっっっぷりと私の体を味わわせてあげる！！！」
「ごめんなさい！ごめんなさい！だからもう休ませてぇぇぇぇぇぇぇぇ！！！！」
A町は所謂『明緑魔界』と呼ばれる魔界だ。普通の魔界とは違い、昼間は太陽がさんさんと降り注ぎ、魔界産の植物以外でものびのびと育つことができる。
しかし町のはずれにあるこの屋敷は、辺りを包むように暗黒が広がっている。どうやら多くのアンデッドが交わり続けるこの館周辺が、ごく小さな『不死者の国』となっているようだ。そんな館の一角で、一人の女性がまだあどけない少年に跨がって、少年を蹂躙している。
「あらぁ？人の事を化け物呼ばわりした癖に、随分と一杯射精しますのね……
良いですよぉ♥私は『バケモノ』ですから……貴方が干からびるまで、ずぅーっと繋がっていましょう？」
「やめてやめてやめてぇぇぇぇぇ！もう出ない！もう出ないから！
止めてください！！」
「もう……♥お友達を庇ったところは凄く素敵でしたのに、
私の事をバケモノだなんてなんて、アンデッドの女王、
『ワイト』に向かって、失礼にも程がありましてよ？」
「謝りますからもう勘弁してください！このままじゃあ俺、
比喩とかじゃなくて本当に干からびちゃう！」
「……仕方ありませんね、それじゃあ私のことを
イかせてくれたら、解放して差し上げますわ♥」
「誰か、マサムネッ、たすけてくれーーーーーーーーーーーーー！！！」
16/02/16 20:33更新 / なめろう