第五話
ベッドにネリスを横にさせた僕は、とりあえず手の中の品とにらめっこする。
リカルドさんがくれた特大ディルドー。
具体的に大きさを言うと、僕のよりも太くて長い。
しかしあんまり使う気にはなれない、これだけの大きさとなると入れたらネリスが壊れちゃうかもしれないし、僕のより気持ちいいとか言われたらリカルドさんをぶっ殺したくなる。
暇なので本でも読もうと思って、ベッドルーム脇の本棚に近づく。
いろんな本があるけど、どれを読もう
夜の指南書一巻「まずはここから! 体位特集」
夜の指南書二巻「もっと相手に感じてもらおう! 器具特集」
三巻「使えれば一人前。興奮させる言葉百選」
四巻「出血注意! 過激SM特集」
五巻「こんなのもあり! 特殊体位特集」
六巻「みんなで楽しもう! 多人数プレイ特集」
七巻「愛する人の子を産むために。薬品特集」
ちなみに著者が「ルミネ」となっている。
とりあえずパス。
普通に本棚に置くような代物じゃないよこれ……
その隣にあるのは小説らしい
「エロス万歳!」
明らかに官能なネーミング……著者「アレミネル・リージー」
まぁ、パス。
こんな本ばっかりチョイスしたのは誰だ?
とりあえずあとで代表してルミネさんに一言文句を言うと心に決めながら、次。
「クルツ立領録」
著者「クロス・ラギオン」
その名前の下に手書きで「二代目クロード・ラギオン」と書いてある。
クロードさんの編纂した本のようだ、クルツの創立までを題材にしているらしい。興味があったので、手にとって読んでみる。
一時間ほどかかったけど、長いわけじゃなかったので読み切ることができた。
要約すると初代クロードは勇者で、けれどリカルドさんを夫にして愛し合っているルミネさんに出会い、魔物と戦うことに疑問を感じた。
これが四十三年前。
そして同行者で恋人だった女性と共に、使命を放棄した。
使命を放棄したところで次の勇者が選出され、同じことが繰り返されると知った初代クロードは、内乱続きの王国のあちこちにあふれていた難民たちや迫害されていた魔物たちを集めて、新しい領地を作ろうと考えた。
優れた指導力を持つクロード、ルミネ、ツィリアの三人により人々はまとめられ、王国の最辺境と言われた山岳地帯にある人の住むことの可能な広大な盆地に街を作り定住を始めた、これが二十八年前のこと。
時折侵攻してくる教会の騎士たちに対抗するために人々は団結し、城壁を築きさらに初代クロードがどこからかクイーンスライム(マリアさんのことだろう)を連れてきて、防衛は完璧といってよくなった。これが二十一年前。
そのころに、この領地を作り上げた三人の功績者の名前をとってこの領地のことを「クルツ自治領」と命名したらしい。
世間の情勢を知るためや、難民・迫害される魔物をクルツに連れて帰るために誰かが外界に行く以外は外との交流を持たず、隠れ里のようにこのクルツ自治領は今まで維持されてきている。
食料・衣類・木材などはこの領内で賄われていて、それらを生み出す生産職の人々はこの領地の労働者の七割近い。
この本は読んでおいてよかったと思う。
クルツのことを少しでも知っておきたかった。
次の本は
クルツ六法全書。著者:ツィリア
この領地を作りだした三人目の中心人物ツィリアの本。
法律ってことはアヌビスくらいの堅物な魔物かな?
とりあえず目を通す。
クルツの法律は僕の住んでいた田舎村に比べて緩いのが多いみたいだけど、それでも締めるところはきっちり締めてある。
これもまた参考になった。
本を閉じて本棚に戻す。
「う……う〜ん……」
ネリスが目を覚ましたらしい。
ぴたぴたと裸足のままこちらに歩いてくる音が聞こえる。
「て〜りゅ〜〜んさ〜〜〜〜ん」
そのまま後ろから僕に抱きついてくる。
「おなかがすきました〜食べさせてくださ〜い」
寝ぼけているのかまだ酔っぱらっているのかどっちなのか僕にはわからないけど、ネリスは妙に間延びした声で僕に食事を要求してくる。
普段はもっと丁寧ではきはきした感じなのに、今は気が抜けている。
第一こんなあけっぴろげに僕に要求してくることも珍しい、いつもなら僕ががっついてネリスはそれを受け止める形なのに。
そんな風に思っていると、
「反応してくれないなら今ここでイタダキマスしちゃいます……」
耳たぶが口に含まれて、そのまま甘噛みされる。
「うっ わぁっ……」
腰が抜けそうなほど気持ちいい。
手が僕のおなかをなでるように下りてきて、そして息子を捕まえる。
「えへへへへ」
「うぅっ……くぅあっ…ネリス……待って……」
しゅにしゅにしゅりすりっ
ぐりくりくりこりぐりっ
「待ちません待てません……私は今空腹です」
「それでも待って……我慢はレディのたしなみ……」
「私まだ未成年ですから」
しゅるっ……すりすりしゅに…くりくりくりくり
ズボンの下に入り込んできた右手が竿をしごき、ズボンの外から左手が亀頭をいじめる。
「私のおてて……気持ちいいですか?」
もちろんとんでもなく気持ちいい。
気持ち良すぎて頭の中までぼうっとして、体に力が入らない。
限界が近くなっているのがわかる、びくびく痙攣している。
「あははっ、もう我慢できないんですね……」
うっとりした声でネリスが言う。
しゅしゅしゅしゅくりしゅしゅくりぐりずりゅ
「うぅアっ、ふぁ……あっぐ…うぉっ!」
両手の動きがだんだん激しくなっていく。
攻めるのは不得意だって言ってたけど、十分うまい。
「うっ、クぅ……あ……」
しゅしゅっ、ぐりぐりくり、しゅるんっ。
必死に歯を食いしばって射精をこらえる。
「ふふ……テリュンさんの我慢してる声もっと聞きたいです……」
攻めの興奮に身をゆだねたネリスは僕の我慢できるレベルを狙って絶妙にしごいてくる。
激しく強く、そして僕が喘ぐとすぐに足りないと感じるほど弱くなる。
ぎゅぎゅしゅっ するするする。
強く、強く。
「ふぁ……ああぅっ!」
する……する……
そして弱く。
「うぁ……ああ……」
それを繰り返され、ついに僕は
「ああっ、ネリスっ! ネリスぅッ!!」
出したいと彼女に懇願し始めていた。
「出したいんですね……私も、テリュンさんの声聞いてるだけでもう限界です……」
亀頭をいじっていた左手もズボンの中に侵入してくる。
竿ではなく袋を撫で始める。
竿と全く違う快感に僕はすぐにのぼりつめて、
「出るっ、! 出るぅっ!!」
「ああっテリュンさんっ!!」
びゅるびゅるびゅるぷしゃあああああ
僕が全身を震わせながらズボンの中に精液をはなってしまうのと、ネリスの股間から水音がするのが同時だった、どうやら、射精と同時に彼女も潮を吹いたらしい。
「「はぁ……はぁ……」」
二人して息を整える。
「失敗でした……これじゃ私イタダキマスできません……」
ネリスが落ち込んだように言った。
場所は変わってお風呂。
大き目のお風呂、二人くらいなら入ることもできそうだ。
というか、現に入ってる。
「うう……あン…あ、くぅっ……」
どうやらネリスは酒乱らしい。
というか、酒を飲むと普段抑圧していた性欲が一気に表に出るんだと思う。
風呂で体を洗おうとしていたら、ネリスが裸で突入してきた。
そして「お背中お流しします」と言って僕を押し倒し体をまんべんなく洗ってから、胸で僕の息子を挟んで……「洗って」いる。
ただし、性的な刺激のレベルはとんでもない。
手触り最高のネリスの胸が両側から僕のを挟みこんでいるわけである。
ぐにゅむにゅぎゅむむにゅ
すべすべの肌と瑞々しい張り、しかし柔らかく侵入者を包み込む魔性の胸が。
むにゅむにゅすりすり
両側から。
ぐにゅぐにゅっぎゅううううううううう
吸いこむように包み込み、同時に適度な弾力を持って僕の物を圧迫する。
そしてまたその中でも特に強烈なのが、時折引っかくように僕の物を刺激するすっかり固くなった乳首だった。
すりぷにすりぷに……カリッ
「んあっ、あっくぅ……おおぅ…ふぉっ!?」
「かちかち……」
暴力的と言っていい快感に、僕は声を抑えることもできずただ悶えている。
既にギンギンに怒張した僕の物を胸でしごきながら、
「ン……これ意外と私も感じますね……」
紅潮した顔でそう呟く。
「ふぁわっ!」
吐き出された甘い息が亀頭にかかって新しい快感を生む。
「あ……なるほどその手もありましたね。」
ネリスがそう呟き、頭を亀頭に近づけていく。
何をされるのか頭のとろけ切った僕に理解できるはずもなく、
ぴちゃ、
「ン、ぢゅる…ちゅちゅちゅ、れろ……」
次の瞬間にはネリスの口が僕の息子をくわえていた。
「ッ――――――――――――――!!!」
頭の中で虹色の火花が弾ける。
気持ち良すぎる。
風呂場全体がピンク色に見える。
「ンぷ…はむはむ……れろ…ちゅ〜〜」
「ぬぅあああああ!!」
吸いだされてる! 尿道口から我慢汁吸いだされてる!
気持ち良くて無意識に腰ががくがく動く、ネリスはそれでもしっかり僕の息子を挟みこんで、口と胸で懸命に愛撫してくる。
「暴れないでください……感じすぎちゃいます……」
ネリスはそう文句を言いながらもご満悦と言った感じだ。
「けどそんなに喜んでいただけるなんて……魔法使った甲斐があります……」
「ま……ほぅっ!?」
ネリスの言葉に疑問を持ち彼女を見ようとした瞬間、強く絡みつくように彼女の舌が今度は僕の亀頭の裏筋を丹念に舐めまわしてきた。
あふれて来る汁に対処しきれないのか、あやしく光る唾液と我慢汁の混合物が口の端から洩れて僕の息子とネリスの胸の触れあう所に降りて来る。
潤滑剤を得て、胸の動きが一層激しくなる。
ぎゅむぎゅむぎゅむぎゅむにゅるっぎゅむぅうううううう
「アッアッアアアアアア 出る! デルゥ!!」
どぶどぶどぶどぶどぶ
「ンン!!」
怒涛の勢いで口の中に放射される僕の精液を、ネリスは他の動きをいったん全部放棄してひたすらにのどの奥に流し込む。
胸の圧力を解き、それどころか僕の息子を喉奥まで飲みこんで、喉の奥で直接僕の精液を流し込んで行く。
一分以上は続いた射精の後、ネリスは息子を喉から出す。
けど、どうやら満足しなかったらしい、亀頭の先端、尿道口を口に含んだと思ったら残り汁まで飲ませろと言わんばかりにバキュームする。
けど、すぐに吸いつくされて終わり。
そしてもっとほしいですと言わんばかりに僕の顔を見上げてくる。
「いいよ、たくさん上げる。」
仕返しついでにね。
ネリスをベッドに寝かせると、彼女は我慢できないように体をくねらせ、発情しきったうるんだ瞳を僕に向ける。
風呂でネリスの体を丁寧に洗ってから、彼女をここまで連れてきた。
ちなみに丁寧に洗ったと言っても、「彼女を感じさせないように」細心の注意を払ってつま先から頭までを洗ったので、結構手がかかった。
要するに、焦らしたわけだ。
上気した肌はなまめかしく、僕もそう我慢できる自信がないから手っ取り早く行きたいと思います。
むき出しのネリスの淫唇に口を近づけて、軽くキスをする。
それだけで彼女がビクリと反応したのがわかった。
両足を抑えつけて開いた状態で固定し、中に舌をさしこむ。
苦いようなしょっぱいような、美味しくないけど不思議と嫌じゃない味。
「ふぁう……はぁ……」
ぴちゅぴちゅるちゅるじゅる、ぱちゅちゅちゅ
わざと音を立てるように舌を使って秘部をかき混ぜる。
「あっぅ……はぁ……ああん……」
とろけるような甘い声が聞こえる。
感じてる感じてる。
けど、イかせてあげるつもりはない。
たっぷりじらしてからじゃないと、二回も犯された仕返しにならない。
膣のうねりがだんだんと激しくなる。
くちゅくちゅくちゅ、じゅじゅっずぞぞ
一緒に僕の舌の動きも激しくしていく。
「ヤっ、だめ、まだ……」
「そう、まだお預け。」
イク瞬間の手前、ギリギリを見極めて責めをやめ、口を離す。
「どうしてやめてしまうんですか?」
口に出さないけどそう言いたげなネリスの瞳を無視して、机の上に置いてあったものを持ってくる。
リカルドさんのプレゼント、こんなに早く使うことになろうとは。
因果っていうのは読めないものだよ。
そう、特大ディルドー。
これに気づいた瞬間、とろけ切っていたはずのネリスの瞳に理性が戻る。
「それ……は………」
「リカルドさんから貰ったんだ、有効利用するようにって。」
「……やっぱり………お父さんの奴に似せて作られたあれですか……」
これはリカルドさんのに似せて作ってあるのか。
ずいぶん立派なの持ってるんだねリカルドさん。
「無理です……そんな大きいの入りません……だってそれインキュバスの奴ですよ……」
「やっぱ無理か……」
ネリスの怯えた声にさすがにこれは無理とあきらめる。
もっとするのにネリスが慣れたら改めて試してみよう。
ネリスが壊れるくらいなら使わない方がいい。
とはいえ、他に道具ないんだよね〜
「しょうがない、指にしよう。ネリス、ベッドの上で四つん這いになって。」
「ハイ……」
従順にネリスはベッドの上で僕が言った通りの姿勢になる。
ご丁寧にお尻を僕に向けて。
「いやはや、我慢できませんって感じだね。」
「………ハイ……」
ひくつく淫唇からはぽたぽたといやらしい涎が垂れてシーツにしみを作っている。
本当なら今にも入れてほしくてたまらないんだろう。
「本当にネリスはいやらしい女の子だよね、普段恥ずかしがってるのはこれを隠すためなのかな? 苦痛って言ってたけど、実は他の人とのエッチ楽しんでなかった?」
「そんなこと……ありません……」
恥ずかしそうな表情がとてもそそる、僕っていじめっ子かな?
にゅるるるる
指で淫唇をなぞり、たっぷりと愛液を絡ませる。
「じゃ、行こうか。」
ぬぶぶぶぶぶ
「ひはぁああああん!」
遠慮なくお尻の穴に右手人差し指と中指を突っ込む。
膣に間違えて入れたかと勘違いするほどみちみち僕の指を締め付ける。
けど、まだ右手だけじゃ終わらない。
人差し指と中指で隙間を作り、左手人差し指スタンバイ。
ぷぴっ ぷびゅ ぐぢゃ
お尻の穴に空気のはいる汚い音と、分泌された液がかき回される音がする。
じゃ、突っ込みますか。
「三本目入りま〜す」
ぐぶぶぶぶびゅ
「にぁあああああああ!!」
悲鳴にも似た嬌声、不意に指に括約筋の締め付け以外の力が加わる。
ネリスの体がどんどんずり落ちている、気持ち良すぎて体から力が抜けてるらしい。
既に上半身はベッドの上に這いつくばるようになっていて、足もかなり開いてきている。
「一本目抜きま〜す。」
直腸をひっかくように乱暴に、右手中指をひきぬく。
ぬぢぬぢぬぢ、ぐぽん
「はぁひゃぁああああああん!」
がくがくと全身を痙攣させながら、ネリスが喘ぐ。
体がさらにずり落ちる。
「二本目抜きま〜す。」
今度は一気に左手人差し指をひきぬく。
ぬぢゃ、ぐぽん
「いぁああああああ!」
涎と涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら、喉が枯れそうな声でまた咆哮。
完全に腰はベッドに落下した。
「三本目抜きま」
「待ってください……お尻…締まらなくなっちゃいます……」
「ダメ」
ネリスの必死の抗議を一言で拒絶し、右手人差し指をゆっくり引っこ抜く。
ぬぶぶぶぶぶぶ
「あっぁ……」
抜ける瞬間まですがるようにまとわりついてきて、
ぐぼん
「うはぁう!!」
抜ける瞬間にビクンと体が跳ねる。
「じゃ、お待ちかね。」
服を脱いで、完全に怒張しきった愚息を空気にさらす。
彼女の腰を抱きあげて位置を調整する。
こちらを見るネリスの瞳には、大きな期待と少しの不安感。
「気絶するくらい感じてよ? 気絶したら本気で突いてたたき起こすから。」
そう宣言して、ゆっくり中に突っ込む。
ずぐぐぐぐぐぐぐ ごちゅん
「あっァアアアっあっキタ、来た、きた―――――――!!」
ぶしゃぶしゃびしょぉっ
近所迷惑じゃないかと思うようなドでかい嬌声を上げて、我慢の限界だったネリスは潮まで吹いて派手にイキまくる。
がくがくと体中を痙攣させながら、それでも僕にお尻をこすりつけるようにして、子宮口に突き刺さっているはずの僕の息子をもっと奥に誘いこもうと必死になっている。
「本当にすごい乱れよう、よっぽど我慢してたんだね。」
「は、ハヒィっ! じゅっとがまんひてまひた! てりゅんしゃんの入れてもらえるのずっと期待してましたァ!!」
そう言ってくれると、焦らし甲斐があったって思うよ。
脱水状態にならないかと不安に思うほど盛大に愛液やら潮やらを噴出して、それでもネリスは僕の腰にその可愛いお尻をこすりつけるのを全くやめない。
ぐぢゅ ぐぢゅ ごぢゅ びちゃ
音だけでも感じそうなほどいやらしい音が僕たちの接合部から響く。
これ、僕が動く意味ない気がするなぁ……
ずぢゅ ぐぢゅ ねちゅ
「んァっ あハぁっ ほぅお!」
腰にひねりをくわえて、ひたすらにネリスが快感をむさぼっている。
膣も僕の物を食いちぎらんが如くひたすら強烈に締めあげ、絡みついてくる。
けど、今度は僕がする番なんだから、間違えちゃいけない。
ぷりぷりした可愛いお尻を、乱暴に鷲掴み。
「ンひゃぁああん!」
それだけでも気持ちいいらしくてネリスは喘ぐ。
お尻の動きも止まる。
押しつぶすようにしてお尻を両側から圧迫、
ぎゅむむむむむ
「あ…ああ……はぁぅ!」
そして左右のお尻をこすり合わせるように押しつけながら上下に動かす。
しゅりしゅりしゅり
「あ!……ふぅあ! やん!」
とどめに、一気に腰をひいてから力いっぱい打ち付ける。
「ぁぁああああああ!!」
びくびくと体を跳ねさせて、ネリスが絶頂する。
その絞り取るような膣の動きに、
「出るっ!!」
びゅるびゅびゅるびゅる
僕も限界を迎えて射精していた。
「あぁ……またたくさん注いでくれてますね……」
うっとりした声でネリスが言う。
良く考えるとこの体位、ネリスの顔が見えないな。
「ネリス、体位変えようか。」
正常位になり、僕が息子を突っ込むとすぐにネリスは足を僕の腰に絡めてきた。
間近に見えるネリスの顔は、とんでもないことになってる。
「人に見せられない顔になってるよ。」
「それ……どういう意味ですか?」
「いや、見たら皆ネリスのこと好きになるだろうなって意味。」
嘘偽りなく、比喩すらなくまったくの本気で僕は言った。
涙と涎でぐちょぐちょになりながらも、それでもまだ気持ち良くしてほしいと僕を求めるその表情は、官能も愛欲も刺激し過ぎるほど刺激するものだ。
こんなの他の誰かに見せたら、その人もネリスのことを大好きになってしまう。
「ふふ……安心してください、テリュンさん以外には見せませんから……」
「ならいいんだけど。」
傘になるように上体をネリスの上に持っていく。
「行くよ。」
「はい……」
ずん ずごん ずぢゅ ぐぢゅ
最初からハイペースで突っ込む。
「んっあっ はぁ、アン、ふぅあ」
気持ち良さそうにあえぐ。
膣も僕の物にからみついてきて、まるで離れたくないと訴えているようだ。
すっくずきゅずっぐずりゅ
微妙に角度を変えながら、彼女の中を穿っていく。
「んぁおあ、ふぉお! ンひぃ!」
だんだん喘ぎ声に遠慮がなくなってきている。
突くごとに形を変えるのはネリスの中だけじゃない。
口も僕を誘うようにさまざまに形を変えて甘い吐息を僕に吹きつけて来る。
誘いこまれるようにして僕は彼女の唇にキスをする。
そのまま中に舌を突っ込み、さっきからチロチロ動いていた赤い舌を舐める。
ネリスも積極的に舌を絡ませて、僕を受け入れる。
ずきゅずっくずりゅずにゅじゅぶ
「ンちゅ……れる……ちゅくちゅく……」
息子が下の口の中でピストンしながら、僕の舌が彼女の上の口を犯す。
絡み合い、交わるごとに彼女が愛しくなる。
目を薄く開いたまま、彼女のとろけ切った顔を見る。
もっと感じさせてほしい、自分のすべてを犯してほしいと言われた気がした。
唇を離し、体を起こす。
ネリスが起き上がろうとしたのを手で制して、腰をつかむ。
本気の杭打ちをするために、一番いいと思う体勢になる。
腰をゆっくりと引いて行く。
ずぶぶぶぶぶ
「あ……あっあっ、抜かないで……」
抜けるギリギリのところで止める。
「じゃ、きっついの行きます。」
ずどごん
一気に彼女の腰を引きつけながら、僕の腰を突き出す。
子宮口を貫くのではないかと思うほど強く刺さった。
「あ……ギぁ……」
あまりの衝撃に呼吸が止まったらしい。
喉の奥から声にならない声と、ヒューヒューという音だけが出て来る。
痛いくらい締め付けて来るから感じてるのは確か。
ずずずずぶぶぶぶ
ゆっくり引き抜いて行く。
そして二発目。
じゅどごぅん
「おぁっ! ぁはぁああっあっ!」
今度は確かな喘ぎ声が口から洩れてきた。
四肢が突っ張り、小刻みに痙攣しながら膣がまた痛いくらい締め付けて来る。
「これ……すごいです…内臓全部突きあげられてるみたいで……」
そんな風に解説する声を聞きながら、もう一発の用意。
じゅぢょごぅん
「あっあっ! あきゃああああああああああ!!」
悲鳴のような嬌声と共にネリスは激しく潮を吹く。
勢いがすごくて、僕の顔にまで飛んでくるくらいだ。
「イっちゃったんだ、こんな派手に。」
「はひ……イキました……イっちゃいましたぁ……」
焦点の定まらない虚ろな目で返事をする。
意識が飛びかけてるみたいだ。
構わず四発目。
じゅどぎゅぉうん
「ンほぉおおおおおおおおお!!!」
咆哮のような嬌声を上げ、白目をむいてネリスが絶頂する。
じょろろろろろ……
水音がすると思ったら、どうやら今度は失禁させてしまったっぽい。
恥ずかしがる声が聞こえないと思ったら、完全に白目をむきだらしなく半開きの口から舌を突き出して気を失っている。
それでも膣は貪欲に締めつけて来るあたり、快感は認識してる。
ならばすることは一つ
大体にして僕は言った
「気絶したら本気でついてたたき起こす」と。
だから、
じゅぢょどぎょん
五発目。
「あヒィあああああああああ!!!」
全身を派手に痙攣させて、ネリスが目を覚ます。
「おはよう。」
「あ……私気絶してました?」
「うん。」
気絶した女の子に思いっきり杭打ちってのは外道だよね。
でもまあネリスとしてる時の僕が外道じゃない時の方が少ないし。
「今度は……気絶しないように頑張ります。」
意識が吹っ飛ばされるほどの快感の余韻に体を震わせながら、健気に言う。
本当に可愛すぎるネリスにご褒美として、
じゅぼぅん
六発目。
「をぉっあああああああああああひぃいあああああ!!!!」
今までのどんな反応よりも過激に反応しながら、特大の絶頂を迎える。
同時に僕も
ボビュビュヴルルルルルルル
爆発的な量の射精をする。
「ざーめんきたぁああああああああ!!! なかにっ熱いのがっ! 溢れちゃいますぅ!!」
体を震わせ、絞り取るように膣を動かしながら待ちに待った快感に喜びの声を上げるネリス。
しかし、僕は止まらなかった。
腰をひき、ネリスが何が起きるのか理解する前に
ずびょぐぢょん
まだとどまることなく精液を吐き出しながら、七発目。
膣内に吐き出されていた精液が一気に子宮にねじ込まれ、いましがた吐き出されたばかりの精液は射出口に吸いついてきた子宮口に呑み込まれていく。
八発目、九発目、十発、十一発
溢れる精液をそのたび確かに子宮に押し込み、それに伴いネリスが喘ぐ。
本気で孕ませてしまうかもしれない、責任とって幸せにしてあげないと。
「こんなっ、こんなのっ しゅごしゅぎりゅううううううう!!」
脳を焼く火花を確かに感じながら、僕とネリスは二人で快感をむさぼりつくし、やがてその姿勢のまま気を失うように眠りに就いた。
翌朝。
鉛のように重い体をひきずりながら、僕は領主館に向かった。
入り口に、昨日と同じような表情を棒を片手にクロードさんが立っている。
本の感想を言おうと思ったけど、そんな気力もわいてこない。
「おはようございます。」
とりあえずまずは挨拶。
「おはよう、意外に早く来たな、とりあえずお前の通行証。」
クロードさんから渡されたのは、昨日マリアさんにネリスが見せていたのと同じような木簡だった。受け取るとかすかに魔力を感じる、たぶん特殊な魔法が施されているんだろう。
「あんまり機会はないと思うが領地を出るときは必ず持ち歩くようにしろ、でないとマリアに喰われる。」
「はぁ……」
疲れてそれどころじゃない、体中が重い。
「お疲れだな、インキュバスになりかけの身で。」
「インキュバス?」
良く知らない単語が出た。そう言えば昨日ネリスがリカルドさんはインキュバスだとかそんな感じのことを言っていた気がする、インキュバスは立派な息子を持っているとかそんな感じの言葉も聞いたと思う。
「インキュバスってのは魔物の魔力を取り込んで人間の男が変質した人間の亜種だ、高い精力、長い寿命、魔物の魔力を糧に生きる生体と、魔物にとっての理想の夫。」
「それに僕がなりつつあるってことですか?」
「ネリスと交わってるだろ?」
「ああはい……」
とりあえず、我が家の性交事情を仕方ないからクロードさんに話しておく。
「喰わせ過ぎだ」
きっぱりとクロードさんは言い切った。
「大量にものを食べるとしばらくいつもの量じゃ満足できなくなる。それは人間もサキュバスも同じだ、サキュバスの場合大量の精を摂取するともっと多量の精を求めるようになる、繰り返すとへたすりゃ一日中交わる必要ができるくらいにな。」
「えっと……対処法は?」
さすがに一日中交わっているわけにもいかないだろう、次期魔物の領主とその夫が。
「量を抑えてやれ、一食一回がベスト。一週間くらいで元に戻る。」
経験者のような口ぶりだった、実際経験してるかもしれない。
けど、抑えられるかな。
「本題に戻る、お前に斡旋できる仕事だが、公務員関係の雑務担当しかなかった、領主館の庶務員だな。給料は悪くないけど忙しいぞ?」
「忙しいのは平気です、暇よりはずっといい。」
「そうか、じゃあこれから俺の部下としてよろしく頼む。」
そうやって、僕はクルツ自治領の一員になった。
たぶん今までよりずっと気苦労は多いけど、
愛しい人と生きられる時間を大切にしたいと思う。
そのために、激しいエッチは避けないとね……
リカルドさんがくれた特大ディルドー。
具体的に大きさを言うと、僕のよりも太くて長い。
しかしあんまり使う気にはなれない、これだけの大きさとなると入れたらネリスが壊れちゃうかもしれないし、僕のより気持ちいいとか言われたらリカルドさんをぶっ殺したくなる。
暇なので本でも読もうと思って、ベッドルーム脇の本棚に近づく。
いろんな本があるけど、どれを読もう
夜の指南書一巻「まずはここから! 体位特集」
夜の指南書二巻「もっと相手に感じてもらおう! 器具特集」
三巻「使えれば一人前。興奮させる言葉百選」
四巻「出血注意! 過激SM特集」
五巻「こんなのもあり! 特殊体位特集」
六巻「みんなで楽しもう! 多人数プレイ特集」
七巻「愛する人の子を産むために。薬品特集」
ちなみに著者が「ルミネ」となっている。
とりあえずパス。
普通に本棚に置くような代物じゃないよこれ……
その隣にあるのは小説らしい
「エロス万歳!」
明らかに官能なネーミング……著者「アレミネル・リージー」
まぁ、パス。
こんな本ばっかりチョイスしたのは誰だ?
とりあえずあとで代表してルミネさんに一言文句を言うと心に決めながら、次。
「クルツ立領録」
著者「クロス・ラギオン」
その名前の下に手書きで「二代目クロード・ラギオン」と書いてある。
クロードさんの編纂した本のようだ、クルツの創立までを題材にしているらしい。興味があったので、手にとって読んでみる。
一時間ほどかかったけど、長いわけじゃなかったので読み切ることができた。
要約すると初代クロードは勇者で、けれどリカルドさんを夫にして愛し合っているルミネさんに出会い、魔物と戦うことに疑問を感じた。
これが四十三年前。
そして同行者で恋人だった女性と共に、使命を放棄した。
使命を放棄したところで次の勇者が選出され、同じことが繰り返されると知った初代クロードは、内乱続きの王国のあちこちにあふれていた難民たちや迫害されていた魔物たちを集めて、新しい領地を作ろうと考えた。
優れた指導力を持つクロード、ルミネ、ツィリアの三人により人々はまとめられ、王国の最辺境と言われた山岳地帯にある人の住むことの可能な広大な盆地に街を作り定住を始めた、これが二十八年前のこと。
時折侵攻してくる教会の騎士たちに対抗するために人々は団結し、城壁を築きさらに初代クロードがどこからかクイーンスライム(マリアさんのことだろう)を連れてきて、防衛は完璧といってよくなった。これが二十一年前。
そのころに、この領地を作り上げた三人の功績者の名前をとってこの領地のことを「クルツ自治領」と命名したらしい。
世間の情勢を知るためや、難民・迫害される魔物をクルツに連れて帰るために誰かが外界に行く以外は外との交流を持たず、隠れ里のようにこのクルツ自治領は今まで維持されてきている。
食料・衣類・木材などはこの領内で賄われていて、それらを生み出す生産職の人々はこの領地の労働者の七割近い。
この本は読んでおいてよかったと思う。
クルツのことを少しでも知っておきたかった。
次の本は
クルツ六法全書。著者:ツィリア
この領地を作りだした三人目の中心人物ツィリアの本。
法律ってことはアヌビスくらいの堅物な魔物かな?
とりあえず目を通す。
クルツの法律は僕の住んでいた田舎村に比べて緩いのが多いみたいだけど、それでも締めるところはきっちり締めてある。
これもまた参考になった。
本を閉じて本棚に戻す。
「う……う〜ん……」
ネリスが目を覚ましたらしい。
ぴたぴたと裸足のままこちらに歩いてくる音が聞こえる。
「て〜りゅ〜〜んさ〜〜〜〜ん」
そのまま後ろから僕に抱きついてくる。
「おなかがすきました〜食べさせてくださ〜い」
寝ぼけているのかまだ酔っぱらっているのかどっちなのか僕にはわからないけど、ネリスは妙に間延びした声で僕に食事を要求してくる。
普段はもっと丁寧ではきはきした感じなのに、今は気が抜けている。
第一こんなあけっぴろげに僕に要求してくることも珍しい、いつもなら僕ががっついてネリスはそれを受け止める形なのに。
そんな風に思っていると、
「反応してくれないなら今ここでイタダキマスしちゃいます……」
耳たぶが口に含まれて、そのまま甘噛みされる。
「うっ わぁっ……」
腰が抜けそうなほど気持ちいい。
手が僕のおなかをなでるように下りてきて、そして息子を捕まえる。
「えへへへへ」
「うぅっ……くぅあっ…ネリス……待って……」
しゅにしゅにしゅりすりっ
ぐりくりくりこりぐりっ
「待ちません待てません……私は今空腹です」
「それでも待って……我慢はレディのたしなみ……」
「私まだ未成年ですから」
しゅるっ……すりすりしゅに…くりくりくりくり
ズボンの下に入り込んできた右手が竿をしごき、ズボンの外から左手が亀頭をいじめる。
「私のおてて……気持ちいいですか?」
もちろんとんでもなく気持ちいい。
気持ち良すぎて頭の中までぼうっとして、体に力が入らない。
限界が近くなっているのがわかる、びくびく痙攣している。
「あははっ、もう我慢できないんですね……」
うっとりした声でネリスが言う。
しゅしゅしゅしゅくりしゅしゅくりぐりずりゅ
「うぅアっ、ふぁ……あっぐ…うぉっ!」
両手の動きがだんだん激しくなっていく。
攻めるのは不得意だって言ってたけど、十分うまい。
「うっ、クぅ……あ……」
しゅしゅっ、ぐりぐりくり、しゅるんっ。
必死に歯を食いしばって射精をこらえる。
「ふふ……テリュンさんの我慢してる声もっと聞きたいです……」
攻めの興奮に身をゆだねたネリスは僕の我慢できるレベルを狙って絶妙にしごいてくる。
激しく強く、そして僕が喘ぐとすぐに足りないと感じるほど弱くなる。
ぎゅぎゅしゅっ するするする。
強く、強く。
「ふぁ……ああぅっ!」
する……する……
そして弱く。
「うぁ……ああ……」
それを繰り返され、ついに僕は
「ああっ、ネリスっ! ネリスぅッ!!」
出したいと彼女に懇願し始めていた。
「出したいんですね……私も、テリュンさんの声聞いてるだけでもう限界です……」
亀頭をいじっていた左手もズボンの中に侵入してくる。
竿ではなく袋を撫で始める。
竿と全く違う快感に僕はすぐにのぼりつめて、
「出るっ、! 出るぅっ!!」
「ああっテリュンさんっ!!」
びゅるびゅるびゅるぷしゃあああああ
僕が全身を震わせながらズボンの中に精液をはなってしまうのと、ネリスの股間から水音がするのが同時だった、どうやら、射精と同時に彼女も潮を吹いたらしい。
「「はぁ……はぁ……」」
二人して息を整える。
「失敗でした……これじゃ私イタダキマスできません……」
ネリスが落ち込んだように言った。
場所は変わってお風呂。
大き目のお風呂、二人くらいなら入ることもできそうだ。
というか、現に入ってる。
「うう……あン…あ、くぅっ……」
どうやらネリスは酒乱らしい。
というか、酒を飲むと普段抑圧していた性欲が一気に表に出るんだと思う。
風呂で体を洗おうとしていたら、ネリスが裸で突入してきた。
そして「お背中お流しします」と言って僕を押し倒し体をまんべんなく洗ってから、胸で僕の息子を挟んで……「洗って」いる。
ただし、性的な刺激のレベルはとんでもない。
手触り最高のネリスの胸が両側から僕のを挟みこんでいるわけである。
ぐにゅむにゅぎゅむむにゅ
すべすべの肌と瑞々しい張り、しかし柔らかく侵入者を包み込む魔性の胸が。
むにゅむにゅすりすり
両側から。
ぐにゅぐにゅっぎゅううううううううう
吸いこむように包み込み、同時に適度な弾力を持って僕の物を圧迫する。
そしてまたその中でも特に強烈なのが、時折引っかくように僕の物を刺激するすっかり固くなった乳首だった。
すりぷにすりぷに……カリッ
「んあっ、あっくぅ……おおぅ…ふぉっ!?」
「かちかち……」
暴力的と言っていい快感に、僕は声を抑えることもできずただ悶えている。
既にギンギンに怒張した僕の物を胸でしごきながら、
「ン……これ意外と私も感じますね……」
紅潮した顔でそう呟く。
「ふぁわっ!」
吐き出された甘い息が亀頭にかかって新しい快感を生む。
「あ……なるほどその手もありましたね。」
ネリスがそう呟き、頭を亀頭に近づけていく。
何をされるのか頭のとろけ切った僕に理解できるはずもなく、
ぴちゃ、
「ン、ぢゅる…ちゅちゅちゅ、れろ……」
次の瞬間にはネリスの口が僕の息子をくわえていた。
「ッ――――――――――――――!!!」
頭の中で虹色の火花が弾ける。
気持ち良すぎる。
風呂場全体がピンク色に見える。
「ンぷ…はむはむ……れろ…ちゅ〜〜」
「ぬぅあああああ!!」
吸いだされてる! 尿道口から我慢汁吸いだされてる!
気持ち良くて無意識に腰ががくがく動く、ネリスはそれでもしっかり僕の息子を挟みこんで、口と胸で懸命に愛撫してくる。
「暴れないでください……感じすぎちゃいます……」
ネリスはそう文句を言いながらもご満悦と言った感じだ。
「けどそんなに喜んでいただけるなんて……魔法使った甲斐があります……」
「ま……ほぅっ!?」
ネリスの言葉に疑問を持ち彼女を見ようとした瞬間、強く絡みつくように彼女の舌が今度は僕の亀頭の裏筋を丹念に舐めまわしてきた。
あふれて来る汁に対処しきれないのか、あやしく光る唾液と我慢汁の混合物が口の端から洩れて僕の息子とネリスの胸の触れあう所に降りて来る。
潤滑剤を得て、胸の動きが一層激しくなる。
ぎゅむぎゅむぎゅむぎゅむにゅるっぎゅむぅうううううう
「アッアッアアアアアア 出る! デルゥ!!」
どぶどぶどぶどぶどぶ
「ンン!!」
怒涛の勢いで口の中に放射される僕の精液を、ネリスは他の動きをいったん全部放棄してひたすらにのどの奥に流し込む。
胸の圧力を解き、それどころか僕の息子を喉奥まで飲みこんで、喉の奥で直接僕の精液を流し込んで行く。
一分以上は続いた射精の後、ネリスは息子を喉から出す。
けど、どうやら満足しなかったらしい、亀頭の先端、尿道口を口に含んだと思ったら残り汁まで飲ませろと言わんばかりにバキュームする。
けど、すぐに吸いつくされて終わり。
そしてもっとほしいですと言わんばかりに僕の顔を見上げてくる。
「いいよ、たくさん上げる。」
仕返しついでにね。
ネリスをベッドに寝かせると、彼女は我慢できないように体をくねらせ、発情しきったうるんだ瞳を僕に向ける。
風呂でネリスの体を丁寧に洗ってから、彼女をここまで連れてきた。
ちなみに丁寧に洗ったと言っても、「彼女を感じさせないように」細心の注意を払ってつま先から頭までを洗ったので、結構手がかかった。
要するに、焦らしたわけだ。
上気した肌はなまめかしく、僕もそう我慢できる自信がないから手っ取り早く行きたいと思います。
むき出しのネリスの淫唇に口を近づけて、軽くキスをする。
それだけで彼女がビクリと反応したのがわかった。
両足を抑えつけて開いた状態で固定し、中に舌をさしこむ。
苦いようなしょっぱいような、美味しくないけど不思議と嫌じゃない味。
「ふぁう……はぁ……」
ぴちゅぴちゅるちゅるじゅる、ぱちゅちゅちゅ
わざと音を立てるように舌を使って秘部をかき混ぜる。
「あっぅ……はぁ……ああん……」
とろけるような甘い声が聞こえる。
感じてる感じてる。
けど、イかせてあげるつもりはない。
たっぷりじらしてからじゃないと、二回も犯された仕返しにならない。
膣のうねりがだんだんと激しくなる。
くちゅくちゅくちゅ、じゅじゅっずぞぞ
一緒に僕の舌の動きも激しくしていく。
「ヤっ、だめ、まだ……」
「そう、まだお預け。」
イク瞬間の手前、ギリギリを見極めて責めをやめ、口を離す。
「どうしてやめてしまうんですか?」
口に出さないけどそう言いたげなネリスの瞳を無視して、机の上に置いてあったものを持ってくる。
リカルドさんのプレゼント、こんなに早く使うことになろうとは。
因果っていうのは読めないものだよ。
そう、特大ディルドー。
これに気づいた瞬間、とろけ切っていたはずのネリスの瞳に理性が戻る。
「それ……は………」
「リカルドさんから貰ったんだ、有効利用するようにって。」
「……やっぱり………お父さんの奴に似せて作られたあれですか……」
これはリカルドさんのに似せて作ってあるのか。
ずいぶん立派なの持ってるんだねリカルドさん。
「無理です……そんな大きいの入りません……だってそれインキュバスの奴ですよ……」
「やっぱ無理か……」
ネリスの怯えた声にさすがにこれは無理とあきらめる。
もっとするのにネリスが慣れたら改めて試してみよう。
ネリスが壊れるくらいなら使わない方がいい。
とはいえ、他に道具ないんだよね〜
「しょうがない、指にしよう。ネリス、ベッドの上で四つん這いになって。」
「ハイ……」
従順にネリスはベッドの上で僕が言った通りの姿勢になる。
ご丁寧にお尻を僕に向けて。
「いやはや、我慢できませんって感じだね。」
「………ハイ……」
ひくつく淫唇からはぽたぽたといやらしい涎が垂れてシーツにしみを作っている。
本当なら今にも入れてほしくてたまらないんだろう。
「本当にネリスはいやらしい女の子だよね、普段恥ずかしがってるのはこれを隠すためなのかな? 苦痛って言ってたけど、実は他の人とのエッチ楽しんでなかった?」
「そんなこと……ありません……」
恥ずかしそうな表情がとてもそそる、僕っていじめっ子かな?
にゅるるるる
指で淫唇をなぞり、たっぷりと愛液を絡ませる。
「じゃ、行こうか。」
ぬぶぶぶぶぶ
「ひはぁああああん!」
遠慮なくお尻の穴に右手人差し指と中指を突っ込む。
膣に間違えて入れたかと勘違いするほどみちみち僕の指を締め付ける。
けど、まだ右手だけじゃ終わらない。
人差し指と中指で隙間を作り、左手人差し指スタンバイ。
ぷぴっ ぷびゅ ぐぢゃ
お尻の穴に空気のはいる汚い音と、分泌された液がかき回される音がする。
じゃ、突っ込みますか。
「三本目入りま〜す」
ぐぶぶぶぶびゅ
「にぁあああああああ!!」
悲鳴にも似た嬌声、不意に指に括約筋の締め付け以外の力が加わる。
ネリスの体がどんどんずり落ちている、気持ち良すぎて体から力が抜けてるらしい。
既に上半身はベッドの上に這いつくばるようになっていて、足もかなり開いてきている。
「一本目抜きま〜す。」
直腸をひっかくように乱暴に、右手中指をひきぬく。
ぬぢぬぢぬぢ、ぐぽん
「はぁひゃぁああああああん!」
がくがくと全身を痙攣させながら、ネリスが喘ぐ。
体がさらにずり落ちる。
「二本目抜きま〜す。」
今度は一気に左手人差し指をひきぬく。
ぬぢゃ、ぐぽん
「いぁああああああ!」
涎と涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら、喉が枯れそうな声でまた咆哮。
完全に腰はベッドに落下した。
「三本目抜きま」
「待ってください……お尻…締まらなくなっちゃいます……」
「ダメ」
ネリスの必死の抗議を一言で拒絶し、右手人差し指をゆっくり引っこ抜く。
ぬぶぶぶぶぶぶ
「あっぁ……」
抜ける瞬間まですがるようにまとわりついてきて、
ぐぼん
「うはぁう!!」
抜ける瞬間にビクンと体が跳ねる。
「じゃ、お待ちかね。」
服を脱いで、完全に怒張しきった愚息を空気にさらす。
彼女の腰を抱きあげて位置を調整する。
こちらを見るネリスの瞳には、大きな期待と少しの不安感。
「気絶するくらい感じてよ? 気絶したら本気で突いてたたき起こすから。」
そう宣言して、ゆっくり中に突っ込む。
ずぐぐぐぐぐぐぐ ごちゅん
「あっァアアアっあっキタ、来た、きた―――――――!!」
ぶしゃぶしゃびしょぉっ
近所迷惑じゃないかと思うようなドでかい嬌声を上げて、我慢の限界だったネリスは潮まで吹いて派手にイキまくる。
がくがくと体中を痙攣させながら、それでも僕にお尻をこすりつけるようにして、子宮口に突き刺さっているはずの僕の息子をもっと奥に誘いこもうと必死になっている。
「本当にすごい乱れよう、よっぽど我慢してたんだね。」
「は、ハヒィっ! じゅっとがまんひてまひた! てりゅんしゃんの入れてもらえるのずっと期待してましたァ!!」
そう言ってくれると、焦らし甲斐があったって思うよ。
脱水状態にならないかと不安に思うほど盛大に愛液やら潮やらを噴出して、それでもネリスは僕の腰にその可愛いお尻をこすりつけるのを全くやめない。
ぐぢゅ ぐぢゅ ごぢゅ びちゃ
音だけでも感じそうなほどいやらしい音が僕たちの接合部から響く。
これ、僕が動く意味ない気がするなぁ……
ずぢゅ ぐぢゅ ねちゅ
「んァっ あハぁっ ほぅお!」
腰にひねりをくわえて、ひたすらにネリスが快感をむさぼっている。
膣も僕の物を食いちぎらんが如くひたすら強烈に締めあげ、絡みついてくる。
けど、今度は僕がする番なんだから、間違えちゃいけない。
ぷりぷりした可愛いお尻を、乱暴に鷲掴み。
「ンひゃぁああん!」
それだけでも気持ちいいらしくてネリスは喘ぐ。
お尻の動きも止まる。
押しつぶすようにしてお尻を両側から圧迫、
ぎゅむむむむむ
「あ…ああ……はぁぅ!」
そして左右のお尻をこすり合わせるように押しつけながら上下に動かす。
しゅりしゅりしゅり
「あ!……ふぅあ! やん!」
とどめに、一気に腰をひいてから力いっぱい打ち付ける。
「ぁぁああああああ!!」
びくびくと体を跳ねさせて、ネリスが絶頂する。
その絞り取るような膣の動きに、
「出るっ!!」
びゅるびゅびゅるびゅる
僕も限界を迎えて射精していた。
「あぁ……またたくさん注いでくれてますね……」
うっとりした声でネリスが言う。
良く考えるとこの体位、ネリスの顔が見えないな。
「ネリス、体位変えようか。」
正常位になり、僕が息子を突っ込むとすぐにネリスは足を僕の腰に絡めてきた。
間近に見えるネリスの顔は、とんでもないことになってる。
「人に見せられない顔になってるよ。」
「それ……どういう意味ですか?」
「いや、見たら皆ネリスのこと好きになるだろうなって意味。」
嘘偽りなく、比喩すらなくまったくの本気で僕は言った。
涙と涎でぐちょぐちょになりながらも、それでもまだ気持ち良くしてほしいと僕を求めるその表情は、官能も愛欲も刺激し過ぎるほど刺激するものだ。
こんなの他の誰かに見せたら、その人もネリスのことを大好きになってしまう。
「ふふ……安心してください、テリュンさん以外には見せませんから……」
「ならいいんだけど。」
傘になるように上体をネリスの上に持っていく。
「行くよ。」
「はい……」
ずん ずごん ずぢゅ ぐぢゅ
最初からハイペースで突っ込む。
「んっあっ はぁ、アン、ふぅあ」
気持ち良さそうにあえぐ。
膣も僕の物にからみついてきて、まるで離れたくないと訴えているようだ。
すっくずきゅずっぐずりゅ
微妙に角度を変えながら、彼女の中を穿っていく。
「んぁおあ、ふぉお! ンひぃ!」
だんだん喘ぎ声に遠慮がなくなってきている。
突くごとに形を変えるのはネリスの中だけじゃない。
口も僕を誘うようにさまざまに形を変えて甘い吐息を僕に吹きつけて来る。
誘いこまれるようにして僕は彼女の唇にキスをする。
そのまま中に舌を突っ込み、さっきからチロチロ動いていた赤い舌を舐める。
ネリスも積極的に舌を絡ませて、僕を受け入れる。
ずきゅずっくずりゅずにゅじゅぶ
「ンちゅ……れる……ちゅくちゅく……」
息子が下の口の中でピストンしながら、僕の舌が彼女の上の口を犯す。
絡み合い、交わるごとに彼女が愛しくなる。
目を薄く開いたまま、彼女のとろけ切った顔を見る。
もっと感じさせてほしい、自分のすべてを犯してほしいと言われた気がした。
唇を離し、体を起こす。
ネリスが起き上がろうとしたのを手で制して、腰をつかむ。
本気の杭打ちをするために、一番いいと思う体勢になる。
腰をゆっくりと引いて行く。
ずぶぶぶぶぶ
「あ……あっあっ、抜かないで……」
抜けるギリギリのところで止める。
「じゃ、きっついの行きます。」
ずどごん
一気に彼女の腰を引きつけながら、僕の腰を突き出す。
子宮口を貫くのではないかと思うほど強く刺さった。
「あ……ギぁ……」
あまりの衝撃に呼吸が止まったらしい。
喉の奥から声にならない声と、ヒューヒューという音だけが出て来る。
痛いくらい締め付けて来るから感じてるのは確か。
ずずずずぶぶぶぶ
ゆっくり引き抜いて行く。
そして二発目。
じゅどごぅん
「おぁっ! ぁはぁああっあっ!」
今度は確かな喘ぎ声が口から洩れてきた。
四肢が突っ張り、小刻みに痙攣しながら膣がまた痛いくらい締め付けて来る。
「これ……すごいです…内臓全部突きあげられてるみたいで……」
そんな風に解説する声を聞きながら、もう一発の用意。
じゅぢょごぅん
「あっあっ! あきゃああああああああああ!!」
悲鳴のような嬌声と共にネリスは激しく潮を吹く。
勢いがすごくて、僕の顔にまで飛んでくるくらいだ。
「イっちゃったんだ、こんな派手に。」
「はひ……イキました……イっちゃいましたぁ……」
焦点の定まらない虚ろな目で返事をする。
意識が飛びかけてるみたいだ。
構わず四発目。
じゅどぎゅぉうん
「ンほぉおおおおおおおおお!!!」
咆哮のような嬌声を上げ、白目をむいてネリスが絶頂する。
じょろろろろろ……
水音がすると思ったら、どうやら今度は失禁させてしまったっぽい。
恥ずかしがる声が聞こえないと思ったら、完全に白目をむきだらしなく半開きの口から舌を突き出して気を失っている。
それでも膣は貪欲に締めつけて来るあたり、快感は認識してる。
ならばすることは一つ
大体にして僕は言った
「気絶したら本気でついてたたき起こす」と。
だから、
じゅぢょどぎょん
五発目。
「あヒィあああああああああ!!!」
全身を派手に痙攣させて、ネリスが目を覚ます。
「おはよう。」
「あ……私気絶してました?」
「うん。」
気絶した女の子に思いっきり杭打ちってのは外道だよね。
でもまあネリスとしてる時の僕が外道じゃない時の方が少ないし。
「今度は……気絶しないように頑張ります。」
意識が吹っ飛ばされるほどの快感の余韻に体を震わせながら、健気に言う。
本当に可愛すぎるネリスにご褒美として、
じゅぼぅん
六発目。
「をぉっあああああああああああひぃいあああああ!!!!」
今までのどんな反応よりも過激に反応しながら、特大の絶頂を迎える。
同時に僕も
ボビュビュヴルルルルルルル
爆発的な量の射精をする。
「ざーめんきたぁああああああああ!!! なかにっ熱いのがっ! 溢れちゃいますぅ!!」
体を震わせ、絞り取るように膣を動かしながら待ちに待った快感に喜びの声を上げるネリス。
しかし、僕は止まらなかった。
腰をひき、ネリスが何が起きるのか理解する前に
ずびょぐぢょん
まだとどまることなく精液を吐き出しながら、七発目。
膣内に吐き出されていた精液が一気に子宮にねじ込まれ、いましがた吐き出されたばかりの精液は射出口に吸いついてきた子宮口に呑み込まれていく。
八発目、九発目、十発、十一発
溢れる精液をそのたび確かに子宮に押し込み、それに伴いネリスが喘ぐ。
本気で孕ませてしまうかもしれない、責任とって幸せにしてあげないと。
「こんなっ、こんなのっ しゅごしゅぎりゅううううううう!!」
脳を焼く火花を確かに感じながら、僕とネリスは二人で快感をむさぼりつくし、やがてその姿勢のまま気を失うように眠りに就いた。
翌朝。
鉛のように重い体をひきずりながら、僕は領主館に向かった。
入り口に、昨日と同じような表情を棒を片手にクロードさんが立っている。
本の感想を言おうと思ったけど、そんな気力もわいてこない。
「おはようございます。」
とりあえずまずは挨拶。
「おはよう、意外に早く来たな、とりあえずお前の通行証。」
クロードさんから渡されたのは、昨日マリアさんにネリスが見せていたのと同じような木簡だった。受け取るとかすかに魔力を感じる、たぶん特殊な魔法が施されているんだろう。
「あんまり機会はないと思うが領地を出るときは必ず持ち歩くようにしろ、でないとマリアに喰われる。」
「はぁ……」
疲れてそれどころじゃない、体中が重い。
「お疲れだな、インキュバスになりかけの身で。」
「インキュバス?」
良く知らない単語が出た。そう言えば昨日ネリスがリカルドさんはインキュバスだとかそんな感じのことを言っていた気がする、インキュバスは立派な息子を持っているとかそんな感じの言葉も聞いたと思う。
「インキュバスってのは魔物の魔力を取り込んで人間の男が変質した人間の亜種だ、高い精力、長い寿命、魔物の魔力を糧に生きる生体と、魔物にとっての理想の夫。」
「それに僕がなりつつあるってことですか?」
「ネリスと交わってるだろ?」
「ああはい……」
とりあえず、我が家の性交事情を仕方ないからクロードさんに話しておく。
「喰わせ過ぎだ」
きっぱりとクロードさんは言い切った。
「大量にものを食べるとしばらくいつもの量じゃ満足できなくなる。それは人間もサキュバスも同じだ、サキュバスの場合大量の精を摂取するともっと多量の精を求めるようになる、繰り返すとへたすりゃ一日中交わる必要ができるくらいにな。」
「えっと……対処法は?」
さすがに一日中交わっているわけにもいかないだろう、次期魔物の領主とその夫が。
「量を抑えてやれ、一食一回がベスト。一週間くらいで元に戻る。」
経験者のような口ぶりだった、実際経験してるかもしれない。
けど、抑えられるかな。
「本題に戻る、お前に斡旋できる仕事だが、公務員関係の雑務担当しかなかった、領主館の庶務員だな。給料は悪くないけど忙しいぞ?」
「忙しいのは平気です、暇よりはずっといい。」
「そうか、じゃあこれから俺の部下としてよろしく頼む。」
そうやって、僕はクルツ自治領の一員になった。
たぶん今までよりずっと気苦労は多いけど、
愛しい人と生きられる時間を大切にしたいと思う。
そのために、激しいエッチは避けないとね……
11/04/23 18:16更新 / なるつき
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