第一話 現れる
僕が思い続けた少女に、ある日恋人ができた。
お互いに一目会って一度触れ合って、それだけで十分すぎるほど思い合う仲になったんだという。
十年間にも及ぶ思いを断たれた時、僕の心には二つの感情が浮かんだ。
「ああ、ぼくはやっぱり彼女にとって何でもない存在だったんだな」という失望。
そしてもう一つは、「思い続けてきた僕の時間はなんだったんだ」という憤り。
どちらもどうしようもないことのはずなのに僕は納得ができなくて、彼女に、ネリスというサキュバスにできた一人の恋人に嫉妬した。
それが何の意味もなさないことを知っていたはずなのに、僕は未練がましくその男に八つ当たりを続けた。
それでも相手は何とも思わず、空しくなって双子の弟のところに行った。
弟は、ランスはいつでも僕の味方だった気がする。
僕の父親も母親も、兄も双子の弟もとてもできが良かった。
それなのに僕には何もなかった。
だからだったのだろう、唯一僕にあると言い切れる自分の感情にすがっていた。そんな僕を、厳しい物言いでも正しい方向に運んでくれていたのが弟だったと思う。
そんな弟の言った言葉は
「すっぱり諦めろ」
だった。
どうしても認められなかった感情のはずなのに、なぜか僕は弟の言葉をすんなり受け入れて、自分の失恋とむきあうことができた気がしていた。
彼女が、現れるまでは。
月の綺麗な夜のことだった。
眠れずに部屋の窓から僕が空を見上げていると、不意に部屋のドアがノックされる音がした。
「ハロルド兄さん?」
まず思い浮かんだのは、僕の兄だった。
同じ家で奥さんと一緒に暮らしていて、たまに寝れない時に僕の部屋に来ては一緒に酒を飲む。
今日も眠れないのかと思っていた矢先、予想外の声がした。
「ロナルドさん、私です。」
一瞬耳を疑った。
だってそれは、間違えようもなくネリスの声だったから。
アクセントまで全く同じだから間違いない。十年間ずっと思ってきた相手の声まで聞き間違えるほど僕はボンクラに育ってはいないつもりだ。
でも、ネリスの声だと考えるのはおかしい。
だって、今頃彼女は自分たちの家で夫と一緒にいるはずだからだ。
「あの、ロナルドさん、入ってもいいでしょうか。」
「あ、ああうん、入っていいよ。」
とっさに反応してしまう。
ドアを開けて入って来たのは、やっぱりネリスだった。
夜中でも輝くようなオレンジ色の髪、均整がとれて文句のつけようもないスタイル。
そしてサキュバスには極めて珍しい、普通の村娘のようなお気にいりの格好。
そこにいたのはコンマ1パーセントの違いもなく、僕の思い続けてきたネリスそのものだった。
「こんばんは、ロナルドさん」
やはり好色で素行があまり良くないサキュバスらしからぬ、丁寧なお辞儀。
彼女ほどサキュバスらしくないサキュバスを、僕は知らない。
「こんな夜中に何の用かな?」
「それはもちろん、」
太陽のような微笑みで、
「ロナルドさんに会いに来たんです」
と答える。
状況が整理できなさ過ぎて逆に落ち着いてしまう。
目の前にいるのはネリスだ、ネリスのはずだ。
だけれどもネリスのはずがない、だって彼女は僕のことなどどうとも思っておらず、今頃愛する夫と一緒に寝ているかセックスしているはずだから。
いるはずのない女性が今確かに僕の目の前にいるという矛盾。
「何のために?」
「嫌ですね、決まってるでしょう?」
決まってないから言っている。
「私を、抱いてもらいに来たんです。」
そう言って、彼女は服を脱いだ。
そのまま押し倒されるように床に転がされた僕は、いつの間にか服も脱がされている。
「いくらなんでも積極的すぎやしないかい?」
「別にいいじゃないですか、こっちはもう準備できてるみたいですし。」
そう言って彼女が撫でた僕の愚息は、既にやる気満々だ。
と言うかおそらく、興奮の魔法が使われているんだろう、サキュバスの基本魔法の一つだから彼女が使えてもおかしくはない。
むぎゅぅう むみゅむにゅぐにゅもみゅ
彼女はその形の良い胸で僕の息子を挟み込んで、柔らかく刺激する。
それに加えて、可愛いお口を開いたと思ったら、亀頭を咥えこむ。
そして口の中で
ぴちゃれろぷちゅぅううれるれるれるっぺろっ
舌を使って先端をまんべんなく刺激する。
「うぐぅ……」
「気持ちいいですか、なんて聞くまでもないですね、こんなに喜んでるんですから。」
与えられる刺激に喜んだ僕の愚息は、びくびくと歓喜に震えている。
それに気を良くしたのか、彼女は自分の唾液を谷間に垂らすと、それを潤滑剤にしてさらに激しく胸で息子をしごき始める。
その間にも、舌の攻めは止まない。さらには甘噛みまで加える。
ぎゅむぐにゅきゅむむみゅもみゅ
ちゅるぴちゃれろはむっれろれろれろれろ ちゅぅううううううう
尿道口から先走りを全部吸いだされるような快感に、
「出るっ!!」
僕は耐え切れず彼女の口の中に白濁を吐き出した。
一瞬だけ驚いたような顔を見せると、彼女はすぐにそれを呑みこむ。
「んふぅ……早いけど、少ないですね。」
すべて飲みほした彼女は、僕に体を見せつけるように僕の上に乗る。
そして蜜を滴らせる綺麗な色の割れ目を開いて見せて、
「もうこんなになっちゃってます、責任、とってくれますよね?」
「君は本当にエッチだね、それにダメだと言ってもどうせするんだろ?」
逃げられないことくらいわかっている。
彼女は僕よりずっと運動能力も高いし、魔法も使える。
「よくわかってますね、じゃ、行きますよ?」
彼女は腰を下ろすと、ゆっくり僕の物を下の口で呑み込んで行く。
じゅぶぶぶぶぶ にゅぷん
「んぁああっ ふふっ しっかり入りました。」
僕の体に寄りかかりながら、艶やかな笑顔で彼女は言う。
「動きますよ?」
そう宣言すると彼女はゆっくり腰を上下させ始める。
粘膜が絡みつきながらこすれて、そのたび襞に引っ掛かっては刺激する。
当然彼女は気持ちいいだろうし、僕も気持ちいい。
「んっあっはっんあぁっ」
じゅぼっじゅぼっじゅぼっじゅぼっ
だんだんと腰が上下するペースが速くなっていく。
「恥ずかしくないの?」
「恥ずかしいれすけろ、ロナルドさんなら平気です。」
そう答えながらも、彼女の腰はやはりどんどんペースを上げていく。
「うっくっ、出るっ!!」
どびゅるるるるる
「んぁああっ、あぁあぁああっ」
突然の精液の噴出に、彼女は驚きながらも快感の声を上げる。
「本当……早漏さんですね。」
「その分長持ちだよ?」
「ふふふ……じゃあ今度はロナルドさんからしてください。」
色っぽい微笑みを見せた彼女に答えるように、下から突き上げる。
ずぐっずぐっずぐっずっぐっ
腰を抑えて、乱暴にしたから打ち付ける。
「んぁあっんふぅっ、ひくぅっ!」
一回の抜き差しごとに、彼女は身をよじらせて快感を訴える。
そのたびに痙攣するように彼女の膣は搾り上げる。
ずぐっずぐっずぐっじゅぐっずっずっずっず
どんどんペースを速くしていく。
「ひゃぐっんはぁっ! ひぉっあっあっあっ!」
じゅぶっぐぢゅぬぢゅっじゅぶっぱちゅん
淫らな水音がどんどん大きくなっていく。
気持ちよさそうに自分も腰を振りながら、腰が動くごとに全身をゆすられ、形の良い胸までぷるんぷるん揺らして彼女は快感にあえぐ。
一突きごとに搾り取る様に締めつけて来る膣に、喘ぐ淫らな声に、そして跳ねまわる彼女の美しい体に。
そのすべてによって僕の欲望が引きずり出され、
「うっくぁっはぁっ」
僕は理性を半分失ったような状態で腰を振りたくり、ひたすらに彼女を犯す。
じゅごじゅごじゅぽにゅぽぐぽ
「ひハァっんぁあっ、あああっうぁっ」
彼女の方も理性を失ったように喘ぐ。
それに押されて、最後のダムが決壊する。
どびゅるるるるるるるるる
「ヒあっんぁっあはぁああああああああ!!」
膣内に精液を吐き出される快感に、彼女は頭を振って喘ぐ。
精液の勢いが止まると、僕はそれでもまだ興奮状態にあり、
「きゃぁっ!」
足をつかむと乱暴に押し倒していた。
騎乗位から上下逆転の正常位。
「行くよ。」
ずごん
力いっぱい彼女の腰に僕の腰を叩きつける。
そこまで太くも長くもない僕のものでも、こうすれば彼女の一番奥まで届く。
もう一度腰を引き、
ずごん
同じように力いっぱい欲望を込めてぶつける。
「んぁっふあぁあん!」
与えられる刺激は当然大きくなり、彼女はそれに押されるように喘ぎ声を上げる。
そして欲情した僕は下半身だけでは満足できなくなって、
むにゅうううう
彼女の形の良い胸に手を伸ばすとそれを揉んでいた。
「んぁっはぁ……あんっ! そんなにがっつかなくても、私は逃げませんよ?」
愛しい女性の姿をした女の子が淫らに自分と交わることに興奮しない男がいるならそいつの顔を見てみたい。
少なくとも僕は興奮を全然抑えられない。
ずごっずごっじゅごっにゅぼっ
むみゅもみゅむにくり
「はぁうっあっはぁ、ヒぁん! ああっ、来る、来ちゃいます!」
「くぅっぁっ、僕も……出る!!」
「あぁっぁああああああ!!」
彼女はそのきれいな体を痙攣させながら、潮を噴いて絶頂する。
それとほぼ同時に僕も彼女の子宮口に亀頭を押し付け、精液をぶちこんでいた。
そのまま僕は力の抜けた彼女の体を動かすと、床に這いつくばらせていた。
その状態で僕は彼女の腰を押さえつけ、後ろから杭打ちをする。
ぱぢゅん じゅぶ ぱぢゅん ぱんっぱぢゅん
「んあぁっはんっ、ヒァっはぁっ!」
一回の杭打ちごとに彼女は感じるらしく、淫らな声を出してあえぐ。
「気持ちいいのかい?」
聞くまでもないことだとわかっているけれど、とりあえず聞いておく。
「はいぃっ! 気持ちいいれしゅっ! じゅこじゅこされるの大好きれしゅ!」
普段恥ずかしがっているけれど、エッチの時はうちに秘めていた欲望を全部外に吐き出してすごく淫らに相手を求める女の子。
それが僕の思い描いてきた理想の『彼女』だった。
それが僕の目の前で、僕とセックスする形で欲望を吐き出している。
それに興奮しきった僕は、ふりふりと動いていた彼女の尻尾をつかむと、
その先端を彼女のアナルにねじ込んでいた。
「んにゃああああああああ!!」
あまりの事態にびっくりしたのかそれともお尻が弱いのか、彼女はそんな猫じみた悲鳴を上げながら痙攣して絶頂し、潮を噴く。
「い…いきなりお尻って……ロナルドさん変態ですか?」
「いきなり夜這いに来た君に言われても説得力無いよ?」
そう言い返しながら、さらに僕は彼女のお尻を攻める。
ぐぷぷぷぷぷぷぷ
「うはぁあう! んにぃいいいい!」
ねじ込んだ尻尾をさらに奥まで埋めていく。
その過程でどんどん膣の締まりが良くなるのは、たぶん筋肉が連動しているからだろう。
けどそれだけではないとも思う、分泌される愛液の量はさっきより増えているし、顔は明らかにさっき以上に色に染まっている。
確かに彼女も感じている。
「あはぁ……お尻の穴ぁ……気持ちいいれしゅぅ……」
とろけた声で呟く彼女に、僕の欲望の火はさらにあおられる。
「じゃ、二人でもっと気持ち良くなろうか。」
そう言って、腰をまた激しく動かしながら、同時につかんだ尻尾を前後させる。
じゅぷぐぷずぼずこじゅぼ
にゅぶぶぶぶ ぐにゅぅうううう
「はぁあっ、んふあっひぃん、あぁっぁあああっあっ!」
僕の息子が前後するたびに彼女の体は小刻みに暴れ、尻尾の先端が抜けそうになるとお腹の中身まで一緒に掻きだされそうになり、押し込まれると戻って行く。
その光景すら僕の興奮をあおり、抑えが利かなくなってくる。
周囲の風景がピンク色に見える。
そのピンク色を見て一気に僕の頭の冷静な部分が動いた。
誘惑の魔法の一種だ、それこそ確実に「僕とまぐわう」ための魔法。
いつ使っていたのかは分からないけれど、彼女が使えてもおかしくはない。
それが分かったけれど、ふつふつわきあがってくる肉欲にあらがうことは僕にはできない。
そのまま彼女の腰に僕の腰を激しくうちつけて、膣に締めつけられる感触と彼女の体のぬくもりを感じ、そして彼女の淫らな喘ぎ声をもっと聞こうと必死に腰を振る。
「あふあっはひゃぁん! もっろ! もっろじゅぽじゅぽしてくらはいぃ!」
乗ってきたらしく、彼女も淫らなおねだりをしてくる。
そう言いながら彼女は潮を軽く吹いてイき続ける。
既に我慢の限界を迎えた僕は、
「出るっ! 出すっ! 君の中に!!」
そう言いながら腰をつかんで奥まで押し込み、
どびゅるるるるるる
「ンはぁっ ぁあ―――――――――――――――――――ッ!!」
胎内に今日最大級の射精を受けて、彼女も体をびくびくと痙攣させ、盛大にイク。
その後も僕たちは、僕が枯れるまでひたすらにお互いをむさぼり続けた。
「さんざん貪っておいていまさら何を言うんだと思うかもしれないけど。」
「はい?」
僕はまだ彼女に一つ極めて重大な質問をしていなかった。
「君は、本当は誰なんだい?」
彼女の名前を、僕は知らない。
お互いに一目会って一度触れ合って、それだけで十分すぎるほど思い合う仲になったんだという。
十年間にも及ぶ思いを断たれた時、僕の心には二つの感情が浮かんだ。
「ああ、ぼくはやっぱり彼女にとって何でもない存在だったんだな」という失望。
そしてもう一つは、「思い続けてきた僕の時間はなんだったんだ」という憤り。
どちらもどうしようもないことのはずなのに僕は納得ができなくて、彼女に、ネリスというサキュバスにできた一人の恋人に嫉妬した。
それが何の意味もなさないことを知っていたはずなのに、僕は未練がましくその男に八つ当たりを続けた。
それでも相手は何とも思わず、空しくなって双子の弟のところに行った。
弟は、ランスはいつでも僕の味方だった気がする。
僕の父親も母親も、兄も双子の弟もとてもできが良かった。
それなのに僕には何もなかった。
だからだったのだろう、唯一僕にあると言い切れる自分の感情にすがっていた。そんな僕を、厳しい物言いでも正しい方向に運んでくれていたのが弟だったと思う。
そんな弟の言った言葉は
「すっぱり諦めろ」
だった。
どうしても認められなかった感情のはずなのに、なぜか僕は弟の言葉をすんなり受け入れて、自分の失恋とむきあうことができた気がしていた。
彼女が、現れるまでは。
月の綺麗な夜のことだった。
眠れずに部屋の窓から僕が空を見上げていると、不意に部屋のドアがノックされる音がした。
「ハロルド兄さん?」
まず思い浮かんだのは、僕の兄だった。
同じ家で奥さんと一緒に暮らしていて、たまに寝れない時に僕の部屋に来ては一緒に酒を飲む。
今日も眠れないのかと思っていた矢先、予想外の声がした。
「ロナルドさん、私です。」
一瞬耳を疑った。
だってそれは、間違えようもなくネリスの声だったから。
アクセントまで全く同じだから間違いない。十年間ずっと思ってきた相手の声まで聞き間違えるほど僕はボンクラに育ってはいないつもりだ。
でも、ネリスの声だと考えるのはおかしい。
だって、今頃彼女は自分たちの家で夫と一緒にいるはずだからだ。
「あの、ロナルドさん、入ってもいいでしょうか。」
「あ、ああうん、入っていいよ。」
とっさに反応してしまう。
ドアを開けて入って来たのは、やっぱりネリスだった。
夜中でも輝くようなオレンジ色の髪、均整がとれて文句のつけようもないスタイル。
そしてサキュバスには極めて珍しい、普通の村娘のようなお気にいりの格好。
そこにいたのはコンマ1パーセントの違いもなく、僕の思い続けてきたネリスそのものだった。
「こんばんは、ロナルドさん」
やはり好色で素行があまり良くないサキュバスらしからぬ、丁寧なお辞儀。
彼女ほどサキュバスらしくないサキュバスを、僕は知らない。
「こんな夜中に何の用かな?」
「それはもちろん、」
太陽のような微笑みで、
「ロナルドさんに会いに来たんです」
と答える。
状況が整理できなさ過ぎて逆に落ち着いてしまう。
目の前にいるのはネリスだ、ネリスのはずだ。
だけれどもネリスのはずがない、だって彼女は僕のことなどどうとも思っておらず、今頃愛する夫と一緒に寝ているかセックスしているはずだから。
いるはずのない女性が今確かに僕の目の前にいるという矛盾。
「何のために?」
「嫌ですね、決まってるでしょう?」
決まってないから言っている。
「私を、抱いてもらいに来たんです。」
そう言って、彼女は服を脱いだ。
そのまま押し倒されるように床に転がされた僕は、いつの間にか服も脱がされている。
「いくらなんでも積極的すぎやしないかい?」
「別にいいじゃないですか、こっちはもう準備できてるみたいですし。」
そう言って彼女が撫でた僕の愚息は、既にやる気満々だ。
と言うかおそらく、興奮の魔法が使われているんだろう、サキュバスの基本魔法の一つだから彼女が使えてもおかしくはない。
むぎゅぅう むみゅむにゅぐにゅもみゅ
彼女はその形の良い胸で僕の息子を挟み込んで、柔らかく刺激する。
それに加えて、可愛いお口を開いたと思ったら、亀頭を咥えこむ。
そして口の中で
ぴちゃれろぷちゅぅううれるれるれるっぺろっ
舌を使って先端をまんべんなく刺激する。
「うぐぅ……」
「気持ちいいですか、なんて聞くまでもないですね、こんなに喜んでるんですから。」
与えられる刺激に喜んだ僕の愚息は、びくびくと歓喜に震えている。
それに気を良くしたのか、彼女は自分の唾液を谷間に垂らすと、それを潤滑剤にしてさらに激しく胸で息子をしごき始める。
その間にも、舌の攻めは止まない。さらには甘噛みまで加える。
ぎゅむぐにゅきゅむむみゅもみゅ
ちゅるぴちゃれろはむっれろれろれろれろ ちゅぅううううううう
尿道口から先走りを全部吸いだされるような快感に、
「出るっ!!」
僕は耐え切れず彼女の口の中に白濁を吐き出した。
一瞬だけ驚いたような顔を見せると、彼女はすぐにそれを呑みこむ。
「んふぅ……早いけど、少ないですね。」
すべて飲みほした彼女は、僕に体を見せつけるように僕の上に乗る。
そして蜜を滴らせる綺麗な色の割れ目を開いて見せて、
「もうこんなになっちゃってます、責任、とってくれますよね?」
「君は本当にエッチだね、それにダメだと言ってもどうせするんだろ?」
逃げられないことくらいわかっている。
彼女は僕よりずっと運動能力も高いし、魔法も使える。
「よくわかってますね、じゃ、行きますよ?」
彼女は腰を下ろすと、ゆっくり僕の物を下の口で呑み込んで行く。
じゅぶぶぶぶぶ にゅぷん
「んぁああっ ふふっ しっかり入りました。」
僕の体に寄りかかりながら、艶やかな笑顔で彼女は言う。
「動きますよ?」
そう宣言すると彼女はゆっくり腰を上下させ始める。
粘膜が絡みつきながらこすれて、そのたび襞に引っ掛かっては刺激する。
当然彼女は気持ちいいだろうし、僕も気持ちいい。
「んっあっはっんあぁっ」
じゅぼっじゅぼっじゅぼっじゅぼっ
だんだんと腰が上下するペースが速くなっていく。
「恥ずかしくないの?」
「恥ずかしいれすけろ、ロナルドさんなら平気です。」
そう答えながらも、彼女の腰はやはりどんどんペースを上げていく。
「うっくっ、出るっ!!」
どびゅるるるるる
「んぁああっ、あぁあぁああっ」
突然の精液の噴出に、彼女は驚きながらも快感の声を上げる。
「本当……早漏さんですね。」
「その分長持ちだよ?」
「ふふふ……じゃあ今度はロナルドさんからしてください。」
色っぽい微笑みを見せた彼女に答えるように、下から突き上げる。
ずぐっずぐっずぐっずっぐっ
腰を抑えて、乱暴にしたから打ち付ける。
「んぁあっんふぅっ、ひくぅっ!」
一回の抜き差しごとに、彼女は身をよじらせて快感を訴える。
そのたびに痙攣するように彼女の膣は搾り上げる。
ずぐっずぐっずぐっじゅぐっずっずっずっず
どんどんペースを速くしていく。
「ひゃぐっんはぁっ! ひぉっあっあっあっ!」
じゅぶっぐぢゅぬぢゅっじゅぶっぱちゅん
淫らな水音がどんどん大きくなっていく。
気持ちよさそうに自分も腰を振りながら、腰が動くごとに全身をゆすられ、形の良い胸までぷるんぷるん揺らして彼女は快感にあえぐ。
一突きごとに搾り取る様に締めつけて来る膣に、喘ぐ淫らな声に、そして跳ねまわる彼女の美しい体に。
そのすべてによって僕の欲望が引きずり出され、
「うっくぁっはぁっ」
僕は理性を半分失ったような状態で腰を振りたくり、ひたすらに彼女を犯す。
じゅごじゅごじゅぽにゅぽぐぽ
「ひハァっんぁあっ、あああっうぁっ」
彼女の方も理性を失ったように喘ぐ。
それに押されて、最後のダムが決壊する。
どびゅるるるるるるるるる
「ヒあっんぁっあはぁああああああああ!!」
膣内に精液を吐き出される快感に、彼女は頭を振って喘ぐ。
精液の勢いが止まると、僕はそれでもまだ興奮状態にあり、
「きゃぁっ!」
足をつかむと乱暴に押し倒していた。
騎乗位から上下逆転の正常位。
「行くよ。」
ずごん
力いっぱい彼女の腰に僕の腰を叩きつける。
そこまで太くも長くもない僕のものでも、こうすれば彼女の一番奥まで届く。
もう一度腰を引き、
ずごん
同じように力いっぱい欲望を込めてぶつける。
「んぁっふあぁあん!」
与えられる刺激は当然大きくなり、彼女はそれに押されるように喘ぎ声を上げる。
そして欲情した僕は下半身だけでは満足できなくなって、
むにゅうううう
彼女の形の良い胸に手を伸ばすとそれを揉んでいた。
「んぁっはぁ……あんっ! そんなにがっつかなくても、私は逃げませんよ?」
愛しい女性の姿をした女の子が淫らに自分と交わることに興奮しない男がいるならそいつの顔を見てみたい。
少なくとも僕は興奮を全然抑えられない。
ずごっずごっじゅごっにゅぼっ
むみゅもみゅむにくり
「はぁうっあっはぁ、ヒぁん! ああっ、来る、来ちゃいます!」
「くぅっぁっ、僕も……出る!!」
「あぁっぁああああああ!!」
彼女はそのきれいな体を痙攣させながら、潮を噴いて絶頂する。
それとほぼ同時に僕も彼女の子宮口に亀頭を押し付け、精液をぶちこんでいた。
そのまま僕は力の抜けた彼女の体を動かすと、床に這いつくばらせていた。
その状態で僕は彼女の腰を押さえつけ、後ろから杭打ちをする。
ぱぢゅん じゅぶ ぱぢゅん ぱんっぱぢゅん
「んあぁっはんっ、ヒァっはぁっ!」
一回の杭打ちごとに彼女は感じるらしく、淫らな声を出してあえぐ。
「気持ちいいのかい?」
聞くまでもないことだとわかっているけれど、とりあえず聞いておく。
「はいぃっ! 気持ちいいれしゅっ! じゅこじゅこされるの大好きれしゅ!」
普段恥ずかしがっているけれど、エッチの時はうちに秘めていた欲望を全部外に吐き出してすごく淫らに相手を求める女の子。
それが僕の思い描いてきた理想の『彼女』だった。
それが僕の目の前で、僕とセックスする形で欲望を吐き出している。
それに興奮しきった僕は、ふりふりと動いていた彼女の尻尾をつかむと、
その先端を彼女のアナルにねじ込んでいた。
「んにゃああああああああ!!」
あまりの事態にびっくりしたのかそれともお尻が弱いのか、彼女はそんな猫じみた悲鳴を上げながら痙攣して絶頂し、潮を噴く。
「い…いきなりお尻って……ロナルドさん変態ですか?」
「いきなり夜這いに来た君に言われても説得力無いよ?」
そう言い返しながら、さらに僕は彼女のお尻を攻める。
ぐぷぷぷぷぷぷぷ
「うはぁあう! んにぃいいいい!」
ねじ込んだ尻尾をさらに奥まで埋めていく。
その過程でどんどん膣の締まりが良くなるのは、たぶん筋肉が連動しているからだろう。
けどそれだけではないとも思う、分泌される愛液の量はさっきより増えているし、顔は明らかにさっき以上に色に染まっている。
確かに彼女も感じている。
「あはぁ……お尻の穴ぁ……気持ちいいれしゅぅ……」
とろけた声で呟く彼女に、僕の欲望の火はさらにあおられる。
「じゃ、二人でもっと気持ち良くなろうか。」
そう言って、腰をまた激しく動かしながら、同時につかんだ尻尾を前後させる。
じゅぷぐぷずぼずこじゅぼ
にゅぶぶぶぶ ぐにゅぅうううう
「はぁあっ、んふあっひぃん、あぁっぁあああっあっ!」
僕の息子が前後するたびに彼女の体は小刻みに暴れ、尻尾の先端が抜けそうになるとお腹の中身まで一緒に掻きだされそうになり、押し込まれると戻って行く。
その光景すら僕の興奮をあおり、抑えが利かなくなってくる。
周囲の風景がピンク色に見える。
そのピンク色を見て一気に僕の頭の冷静な部分が動いた。
誘惑の魔法の一種だ、それこそ確実に「僕とまぐわう」ための魔法。
いつ使っていたのかは分からないけれど、彼女が使えてもおかしくはない。
それが分かったけれど、ふつふつわきあがってくる肉欲にあらがうことは僕にはできない。
そのまま彼女の腰に僕の腰を激しくうちつけて、膣に締めつけられる感触と彼女の体のぬくもりを感じ、そして彼女の淫らな喘ぎ声をもっと聞こうと必死に腰を振る。
「あふあっはひゃぁん! もっろ! もっろじゅぽじゅぽしてくらはいぃ!」
乗ってきたらしく、彼女も淫らなおねだりをしてくる。
そう言いながら彼女は潮を軽く吹いてイき続ける。
既に我慢の限界を迎えた僕は、
「出るっ! 出すっ! 君の中に!!」
そう言いながら腰をつかんで奥まで押し込み、
どびゅるるるるるる
「ンはぁっ ぁあ―――――――――――――――――――ッ!!」
胎内に今日最大級の射精を受けて、彼女も体をびくびくと痙攣させ、盛大にイク。
その後も僕たちは、僕が枯れるまでひたすらにお互いをむさぼり続けた。
「さんざん貪っておいていまさら何を言うんだと思うかもしれないけど。」
「はい?」
僕はまだ彼女に一つ極めて重大な質問をしていなかった。
「君は、本当は誰なんだい?」
彼女の名前を、僕は知らない。
11/05/23 07:12更新 / なるつき
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