連載小説
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第四話
朝起きると、やけに寒い。
というか、股間だけがやたらめったら熱くてそれ以外の部分が寒く感じる。
目を覚まし、起き上がってみると布団がこんもり盛りあがっている。
「つい最近あったよなこのパターン。」
布団の中に入り込んだ猫姉妹が俺に寄り添っているという定番を考えて、
「にしてはなんか……」
ぴちゃ……ぺろ…ちゅぷ…
股間が、というか息子が何やら心地よい刺激を訴えて来るんだが?
しかもいかにもって感じに水音するし。
考えようもなく「そう」だとはいえ確認のため布団をめくってみる。
昨晩一緒に寝たはずのクリムだけではなく、なぜかシェンリも一緒に俺の布団の中に侵入して、
「おい……見ればわかるが一応聞いとく、何してる?」
二人して熱に浮かされたような顔をして一心不乱に俺の愚息を舌で愛撫している。
やべぇ、チョー気持ちいい。
道理でいつもの朝よりもずっと愚息が元気なわけだ。
つーかこれ発情期来てるな? 来ちゃってますね?
とりあえず表情確認。
甘くトロンと緩んだ目つき、紅潮した頬、触れているところから伝わるいつもより少しだけ高い体温。疑いようもなく発情期真っ盛りだよこいつら……
昨晩は大丈夫そうだったから油断してた……
「あしゃの…ぺろ……」
「ごふぉうひ……ちゅる…」
懸命な舌の愛撫を全くとどめることなく、俺の質問に答える。
「いや朝のご奉仕じゃねぇだろ発情期に入ったのはいいとしてそれしたら俺尻尾の毛を刈るって言ったよな? よし覚悟しろよ俺を解放したらお前らの尻尾を丸裸にしてやるからな。」
俺が矢継ぎ早に文句を浴びせかけると、
「クリム、下任せた。」
そう言ってシェンリは俺の愚息から舌を離し、俺の顔に近付いてくる。
「うるさい。」
据わった目で一瞬だけ俺をにらむと、唇に唇を合わせる。
頭が押さえつけられて抵抗もできず、口の中に舌が侵入してくる。
唾液を全部奪い去って飲み込もうとでもしているかのように、シェンリのざらついた舌は俺の口の中をまんべんなく犯す。
「ンちゅ……じゅる……ちゅくちゅく……ちゅっ」
対抗しようと俺も舌を動かすが、
「ちゅるちゅる……ぴちぴちぴちゃっ……レロぉ〜」
息子を刺激してくるクリムの絶妙な刺激によって下半身にも意識が逝ってしまい、反撃すらままならずになすがままにされてしまう。
発情期に入ったこいつら相手は一対一でも互角が限度なのに、二対一になったりなんかしたら俺にどうやっても勝ち目はなくなる。
「ぴちゅ……ちゅる…ンちゅ……」
俺の口の中を犯すシェンリの手が、俺の服を脱がせていた。
破り捨てるでなく、ボタンを一つずつ丁寧にはずして胸元を露出させる。
そして、爪で俺の乳首をひっかいてきた。
「グムゥっ!」
痛い!
せめて優しくやってくれ、爪で力入れてひっかいたら血が出るだろ!
と、言ってやりたいけど口ふさがれてるから無理。
とはいえ痛がっていたのは理解してくれたらしく、攻め方が変わる。
柔らかな肉球で乳首を圧迫したかと思ったら、そのままくにくにと弄ってくる。
あ、これちょっと気持ちいいかも。
「む……お姉ちゃんにばっか集中するにゃ……」
そう不満げにいったクリムはまた大きくなった俺の息子をその小さな口で無理に頬張る。
喉の奥まで呑み込んだと思ったら、
「じゅるれろりゅくりゅくりゅく」
始めっからエンジン全開のイマラチオ。
いきなり浴びせられるには強烈すぎる快感に、
「出るっ」
びゅるるるるる
たまらず俺は一回目の絶頂を迎えてしまった。
「ぷぁっ……ランス、次はうち。」
「ング……ごきゅごきゅごくん……そうだにゃ、次はお姉ちゃんが出してもらうばんだにゃ。」
姉妹はそう言って納得するとすぐに、位置を入れ替えた。
クリムが俺の頭の上をまたぎ、シェンリは俺の腰の上に腰を持ってくる。
「おい、ちょっと待て中にださせる気か!?」
「うん。」
「無論だにゃ、恋人なんだから今更孕んでも問題ないにゃぁ。」
そう言うわけでもないだろう、恋人だからが問題なんじゃないと思うぞ。
反論は許されなかった。
降りてきたクリムの股間に俺の顔は埋まり、
ずぶぶぶぶぶぶぶ ごちゅん
俺の息子はシェンリに捕まっていた。
「ふぁはぁ……やっぱり、このために生きてますなぁ……」
お前はどこのおっさんだ。
というツッコミのための口の動きはクリムの淫唇を刺激したらしく、
「ふにゃぁ……」
甘くとろけた声が俺の前方から飛んでくる。
少し悩んでから、口に密着しているクリムの下の唇を軽く舐める。
ぴちゅ ぺろ れろれろれろ
腰を振り始めたシェンリの動きに合わせて腰もゆする、
ずっく じゅぐ ぐりゅ にゅる
「んあっあんっ ひぃあっ!」
「あ…気持ちいいにゃ…もっと、もっとぉ……」
さらに刺激を求めて少しずつシェンリの動きが激しくなっていき、それと同様にクリムが俺の顔に形のいい可愛い尻を押しつけてくる。
ただし、前者は腰の動きを合わせてやればいいとして、後者は命に関わる。
可愛いお尻に埋もれまして、呼吸困難でございます。
酸素を求めて口を暴れさせるごとに
「ふあにゅ……あはぁん……」
それが心地よい刺激となってクリムを襲い、その結果お尻はどんどん俺に密着させられていく、しかもクリムの方に俺が命をかけて意識を集中し、腰が止まってることがよっぽど喰わないのか、
じゅるぐりごりぐちゅにゅる
シェンリは今まで自分が気持ち良くなるためだけの動きだったのを、俺の息子に快感を与えるためかかなり乱暴に締めつけながら前後左右がむしゃらに腰を振りたくっている。
腰が抜けるほどの気持ち良さと息ができない苦しさのダブルアタック。
意識が少しずつ遠のいて行く、ああこれ俺死ぬかも……
なんて思う前に、
「ぶはぁ!!」
首をひねってどうにか押しつけられた尻から脱出する。
およそ一分ぶりの新鮮な空気。
「逃げるにゃあ……」
「無理言うな! 息できないくらい尻押しつけられたら死ぬわ!」
あのまま逃げずにいってたら比喩抜きにして天国に逝ってた。
「クリムはうちが気持ち良くしてやろ。」
「うにゃ? お姉ちゃひにゃあぅ!?」
悲鳴と共にクリムの体が揺れる。
何が起きてるのかは見えないが、少なくともシェンリがクリムに何かしたのは確実なようだ。
ちゅぷ ぴちゃ ちゅるるる ぢゅろっ
クリムの腿を軽く手で支えるようにして持ってから、俺もクリムへの攻めを再開する。淫唇に吸いつき、舌を一回這わせてから愛液を吸い、そして中に舌を突っ込んで舐めまわす。
「ひにゃう……あっにゃっふあぁ……」
ずくん ずぐん ごぢゅん ぱぢゅん
それと一緒に今までさんざんやってくれた分シェンリに対しても遠慮のない突き上げをプレゼント。
「おあ……ひぃあっうああっはおっ!?」
それに喜ぶように膣がきゅうきゅう締め付け、俺にも快感を与えて来る。
「お姉ちゃん、隙ありにゃ。」
「ひゃわぁう!?」
クリムにシェンリが何かされて悲鳴をあげると、俺の肉棒がやはりきゅうっと締めつけられて快感を感じる。一体上で何が起きてるのか気になってしょうがないが、見えないので仕方ない。
じゅぶ れろ ぐちょ じゅるるる ぴちゃ
ずんずんずんずんずん
舌で懸命にクリムの秘所を愛撫しながら、シェンリの中を俺の肉棒でひたすらかき回す。
「ああ、イクにゃ……」
「うちも、ランスのもびくびくしてる、三人一緒。」
楽しそうな二人の声が聞こえる。
じゅるずぐじゅずぢゅぢゅぐれる
ラストスパートをかける。
二か所から響く卑猥な水音を聞きながら、俺はシェンリとクリムが俺より早くイクことを察知した。
「ひにゃあああああん!!」
「ぁあああああ!!」
悲鳴のような声を上げながら、俺の上で二人が絶頂に達する。
それと同時、俺は足を上げてシェンリの腹の前に出すと、
ぐぼん
乱暴に彼女の体を動かして息子を解放させた。
抜き出される瞬間に俺も限界に達し、
びゅるるるるる
シェンリの体に精液を振りかけていた。
「あ……熱い。」
「臭いはずなのに。この匂い好きにゃ……」
恍惚とした声が二つ響いてくる。
「けど……中出ししてくれなかった。」
「そうだにゃ、裏切られたにゃ。」
「いや済まん……けど、俺はお前ら二人を養ってくことならどうにか自信あるけどさすがに娘まで今すぐに養うってのは無理だと思うんだ。」
正直なところ南部開発局統括である俺の給料は結構いいし、二人の妻を持っても今のままやって行くことは不可能ではないとは思う。
けど子供までできたら話は別。
今のこの家に間借りした状態では子供の面倒をみることは難しいし、実家に帰ってもそれは同じこと。家を買うなりして基盤を整えなかったら、たぶん娘まで養っての生活は続けられないだろう。
「ランスのいうことはいつも理屈っぽい。」
「そうだにゃ……現実的でつまらんにゃ。」
「悪かったな……俺は父さんにこう育てられたんだよ。」
上二人が性格的にどっかずれてる分、俺がまともになるように父さんには育てられた、母さんはそのままの育ち方をしてくれればいいと言ったが、父さんは変な子三人だと手がつけられないと俺をまともに育てたんだ。
「「けど、いつも言うことは間違ってない、だから、分った。」」
二人は声をそろえて言う。
「けど、今エッチするのは別の話。」
「そうだにゃ、膣内射精するのだけ回避すればいいんだからにゃ。」
そうかもしれんがこいつら欲情抑えきれるのか?
そして俺がそれに耐えられるのか?
二つの意味で心配である。
「ランス、うちの娘たちは一緒かな?」
「一緒です、あと発情期が来ちゃってます。」
ドアの外からアレミネルさんが声をかけてきた。
「今日一日は楽しむから、お仕事いけないにゃ〜」
「そういうことで、悪いけどお父さん連絡お願い。」
「はいはい、子供作ってもいいけどほどほどにね、二人相手だとランスがつらいだろうし。」
あんたは子作り止めろよ!
と言いたかったんだがいなくなる方が早い。
「今度はクリムが出してもらう番。」
「にゃんにゃん♪」


クリムを上、シェンリを下にして、姉妹が折り重なるように寝転がる。
俺がクリムのアナルに息子をねじ込み、シェンリは自分のに比べて明らかに小さい胸をくりくり苛めている。
ずぐ にゅぐ じゅぶ ごりゅ
くりくにきゅむきゅむ
「にひゃぁっ、ふにゃん、あはぁはぁっ」
意図的にタイミングをずらしてシェンリとうまくクリムをいじめる。
喘ぎ声が蕩けきってることを考えると、どうやら痛みは感じてないようだ。
もしかすると痛いのすら気持ち良くなってるのかも知れんが。
「羨ましい、前がダメでもお尻があるのは。」
クリムの小さな胸をいじめながら、シェンリが呟く。
淡々とした口調に見えて、こういうときはかなり羨ましがってる。
「お前も開発しとくか?」
「機会があればよろしく。」
そんなやり取りを喘ぎながらもちゃんと聞いてたらしく、
「お姉ちゃん……にゃぁふっ…アナルはいいにゃよ?」
「どんな風に? 言ってみ?」
ぎゅむぎゅむぐりぐりむきゅぅううううう
今の発言が癇に障ったのかそれとも他の理由か、胸をいじめる手に力がこもり始めている、爪が立って傷つくんじゃないかと不安になる。
「ふにゃぁあ! あにゃる…はぁっ! 前とは全然にゃふぅ! 感触が違う!」
普通痛がるところだろうにクリムは喘ぎながらシェンリにアナルのよさを説く。
やっぱりこいつどスケベだ。
「ずるい、うちはランスにそんなこと教えてもらえなかった。」
そう言うと、シェンリはクリムの乳首を吸い始める。
ちゅぅううううううううう
たぶんそうしながら先端を舌で転がしているんだろう、俺が昔やった。
「うちの気持ちいいのは全部ランスが教えてくれた、でもアナルはその中になかった、羨ましい。」
口を離すとシェンリはそう言う。
それを言うならクリムとはシェンリとする濃厚なキスをしたことはないからあいこだろう。
「羨ましいのはこっちのセリフにゃ……こんなランス誘うのにもってこいの体して……ランスとの付き合いだってうちより長いし、ランスの童貞もらったのもお姉ちゃんだって聞いてるにゃ。」
クリムがシェンリの胸をわしづかみにする。
「ひぅっ!?」
確かに俺の童貞はシェンリに上げてしまった、体つきもシェンリの方がロリコン以外には受けがいいだろう。クリムがそれを羨ましがるのも分らないではない。
きゅむぎゅむちゅくにゅるきゅきゅきゅきゅ
猫姉妹はお互いにお互いの胸をもみ始めた、こういうのを乳繰り合うっていうのか? なんかちょっと違う気がしないでもないが。
「んあ……ああふぅ……」「ふにゃ…はン!」
お互いに感じながらも一向に攻めをやめようとしない、ちょっと百合っぽい。
ずぶ ずぐ ずぼん
その間も俺は軽い杭打ちを続ける。
「ふにゃぁ……お尻も胸もすごいにゃあ……こんなのすぐイっちゃうにゃ。」
蕩けきった声でシェンリはいう。
「好きなだけイけ、そんでうちに代われ。」
「つーかこいつもうイってるぞ、ぎゅうぎゅう締めてきてる。」
大体口げんかしてたあたりからだろうか、クリムは俺に一度アナルを突かれるたびに小さくイって、尻穴で俺の物を刺激しまくっていた。
「はぁ…ばれてたにゃ、けど、ランスが出してくれるまでは代わらないにゃ。」
「結構気持ちいいけど、まだまだ、だからちょっとマジで行くぞ。」
「了解、ヤっちまいな。」
シェンリのその言葉とほぼ同時、俺は勢いよく息子を引き抜き、そして
じゅごん ずぼ じゅどん じゅぽ ずぐん
今までよりはるかに激しい杭打ちを始める。
分泌された腸液が、一度引き抜くごとにカリ首によって掻きだされてクリムの尻をぬらす、なのに直腸内の腸液は減るどころか徐々に増えてすらいる。
「ふにゃぁん! あっあっ! しゅごいとこ来てるにゃ、目の前真っ白になって、しゅごいのきちゃうにゃ!」
「来てもらえ来てもらえ、俺もそろそろ来る。」
暴れていると勘違いするくらいクリムが激しく痙攣し始める。
シェンリの胸をいじる余裕もなくなったようで、俺たち二人にされるがままになっている、顔がどうなってるのかは俺には見えないが、たぶんとんでもないことになってるんじゃないだろうか。
じゅぼっ ずごっ ずぷっ ごりっ
限界の近づいた俺はがむしゃらに腰をうちつけて、
きゅむくりきゅきゅちゅる
絶頂が近いと知ったシェンリはたまに舌も混ぜながらクリムの胸をいじめる。
「小さい胸も結構弄り甲斐がある、楽しい。」
ほとんど乳首しかいじめてない癖に、そんなことまで呟いた。
「ふぁ、あっあっあぁあ!!」
「うぐっ、出る!!」
ぶしゃあああ
どびゅびゅるるるるる
俺とクリムが同時に絶頂する。
クリムは潮を姉の体に吹き付け、俺はクリムの腸内に大量の白濁をぶちまける。
さっきからこれだけ出して良く俺の玉袋の中身も尽きないもんだ。
「ふにゃぁああああ、壊れそうなくらい気持ち良かったにゃ……」
「じゃあ、次はうちの番。」


俺とシェンリが向かい合うように膝立ちになり、シェンリの背後にクリムが回る。俺はシェンリにキスをして、シェンリは俺の息子を手でしごいて、クリムはシェンリの豊かな胸をもんでいる。
クリムだけ何もされていないが、さっきしてやったんだから良しということにする。
ちゅくじゅくちゅるちゅちゅれろ
上では俺がシェンリの舌に自分の舌を絡めて、互いの口の間を行き来しながら淫らなダンスを踊らせる。まるで赤色の蛇が交尾しているような艶がある。
しゅにしゅにむにゅくりこり
一方の下ではシェンリが俺の愚息の竿を左手にあるぷにぷにの肉球でしごきながら、右手の爪の先端で尿道口を優しくいじっている。
むにゅきゅむむりゅりゅ
その間で、クリムが実の姉の自分のと比較して結構大きな柔らかい胸を揉んでいる。
「んじゅ……れろ…ちゅくちゅく………じゅる…」
「ホントに羨ましいにゃあ、何食ったらこんな大きさに? 柔らかいし。」
ほとんど同じものを食べておきながら、クリムはこんな質問をする。
シェンリが今のクリムと同じくらいのころにはすでに胸は今のクリムより大きかったはずだから、年の差の問題ではないと思う。
たぶん、先天的なものが大きく出ているんだと思う、遺伝子の神秘!
しかし、シェンリは俺とのキスに夢中のようでその質問には答えない。
「うちより大きいって言えばもう一つ、こっちはどうなのかにゃ?」
クリムがシェンリの股間に手を伸ばす。
そして、濡れそぼった淫唇の上にある小さな突起を爪でつついた。
シェンリの体が大きく跳ねる、未知の快感だっただけあって効くらしい。
「にゃはは♪ これきくにゃ? これは何なのかにゃ?」
クリムはクリトリスをいじられた経験がない。
だから、どれぐらい効くのか自分で全く予想がつかないんだろう。
きゅぅうう ぐりっ にちにちにちにち
加減など全く知らず、ただ有効だと判断したから攻めまくる。
体を小刻みに震えさせながら、それでもシェンリは俺とのキスをやめようとしない。
それどころか、俺の愚息をしごく両手に至っては
じゅるしゅるしゅしゅしゅにくるくりりり
一層激しくしている。
爪先で尿道の中までこねまわし、肉球で竿を圧迫する。
腰が浮きそうなほど気持ちいい。
お礼に、
「ぢゅる……ちゅちゅちゅべろ…れろれろ」
絡め合わせた舌で泡でも作ろうとしているみたいに激しくシェンリの舌をいじめる。
「ふむふむ、お姉ちゃんはこんな大人なキスをいつもランスとするのかにゃ?」
俺たちのキスの光景を見ながら、クリムが言った。
「ちゅぱっ……そうだよ?」
唇を離すと、引いた糸にも構わずシェンリは冷静に答える。
その顔はいやらしく上気していて、もし今が発情期じゃなかったら押し倒して彼女をたくさん犯したくなっていただろう。
「羨ましいにゃ、ランス、今度うちにも教えてほしいにゃ。」
「まあ、機会があればな。」
双方基本的な開発部分は一緒だけど、差異を持ってる部分もある、顕著なのがキスとアナル。
シェンリはとにかくよくキスをするし一回一回がかなり濃厚、けどアナルに手を加えたことは一度もない。
逆にクリムとは濃厚なキスなんか一回もしたことがない代わりに、アナルがかなり敏感な性感帯として機能するほど開発してある。
二人とも全然手をくわえてなかったのが、今クリムがいじっているクリトリス。
話に聞くその強力さから手をつけるのを敬遠してたんだ。
まあ、そのせいで今かなりシェンリはきつい思いをしてるみたいだけど。
きゅぅうううううううう
クリムがシェンリのクリトリスを思いっきりつまみあげる。
「ふひぃぁあああああああ! やめぇっそれだめぇ!!」
ほとんど悲鳴のような声で快感を訴えている。
その快感を表すかのように
じゅにじゅにぐりぐりきゅむぎゅむ
俺の息子をしごく手のペースが凄まじく上がっている。
「あ、やばい出そう。」
「ひぃア! ランス、イって、早くイって!」
暴力的な快感から脱する手段を俺が射精することに見たのか、シェンリは俺をイカせようと必死になって俺の息子をしごいてくる。
「っく、出る! 受け止めてくれ!」
「アッアッ、無理! もう無理ぃいいいいいい!!」
ぶびゅるるるる
ぶしゃあああああああ
限界を迎えた俺の息子が吐き出した精液が、シェンリの顔にかかる。
胴体で吹かれた潮を受け止めながら、俺は完全に頭の中をとろけさせていた。
シェンリは完全に体を脱力させて、妹の体にもたれている。
目はうつろで、だらしなく半開きの口から涎が筋を作っている。
どうやら意識を失ってしまったようだ。
「すごいイき方だったにゃ、よっぽどここきいたんだにゃ。」
まだつまんだままのクリトリスを、もう一回だけクリムがはじく。
一瞬体を痙攣させたシェンリは、そのあと三十分くらい起きなかった。


もう一度折り重なるうようにして猫姉妹が寝転がる。
今回もクリムが上、シェンリが下だ。
ただし今回は、俺の息子の行き先が違う。
じゅくじゅぐにゅるぬる
二人の秘部に挟まれるようにして、俺の陰茎が運動を続けている。
当然、二人の淫唇とそしてクリトリスが刺激されることになる。
「うにゃ……これ……」
「すごいだろ、さっき無遠慮にうちのこれ苛めまくった。」
初めて受ける刺激にクリムは恍惚の表情を浮かべ、シェンリもまんざらでもなさそうに見える。
尻尾も喜びを表すように俺の体に絡みついている。
「ちょっとペース上げるぞ、気持ち良過ぎてもう達しそうだ。」
受け入れ拒否を続けられた秘所は隙あらば俺の息子を中に取り込んでやろうと吸いついてくる、その刺激は中に入れてるときとは違ってこれがまた気持ちいい、その上サンドイッチだ。
にゅるじゅるぢゅるにゅるぬりゅ
少しずつ腰を振りたくるペースを上げていく。
「アっ、ひあっあっはっふぅあ!」
「キクにゃあ……すごいにゃあ…」
快感に流されてはしたなく喘ぐシェンリと、まだ流されないクリム。
じゅば ぐぢゅる じゅぼ ぬぢゃ
分泌された愛液が息子に絡みつくごとにペースを上げていく。
「んぅっひはぁ! あっはっひっ」
「ふにゃっ はぁン! ああっはっ」
それと一緒に二人の声がどんどん色に染まり、二人は抱き合うようにお互いの体を支えにしようと腕を回し合う。
「もう、俺も限界だ。」
「うちも! うちももうダメ!」
「三人そろって、仲良くイクにゃ……」
ぱぢゅん ばちゅん ぐじゅん
壊れたように相手を気遣う心すら忘れて俺は腰を振る。
二人の限界も近づいてるのが分かる。
そして、すぐにその瞬間は訪れた。
「うぐぅあっ! 出る、出す、二人にぶっかける!!」
「かけて、臭い精液かけてぇ!」
「イキュぅううううう!!」
三人で綺麗にタイミングをそろえて痙攣しながら、
どぼびゅるるるるるる
ぶぶしゃしゃあああああああ
潮と精液でお互いの体をこれでもかと汚し合った。
「はぁ……きつかった……」
精根尽き果てて、俺はそんなため息をついた。
けど、
「まだこれから。」
「そうだにゃ、一日は長いにゃ。」
正気を失った雌猫の目で、二人は俺の顔を見ていた。
俺、生きて謹慎終了を迎えられるかな?


その後もこってり絞られて、一日が終わるころには三人そろって仲良く眠りに就いた。
気持ちいいのはいいんだけど、加減は知ってほしい。
11/03/31 21:04更新 / なるつき
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■作者メッセージ
まだ子作りはダメということで膣内はアウトにしておきました。
流れの上で自分で作った縛りだのに結構難しいです、「膣内射精なし」
やっぱ中出しはエロスの王道でフィニッシュ時にとても頼りになる感があったので。使えないと使えるでは自由度が大きく異なります。

クリムはアナルに頼ればいいけどシェンリは別ですから。
どうするか迷った挙句これに収まりました。
最後の方が淡白ですいません、ネタ尽きたんです……

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