読切小説
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ピトンのぼうけん「魔女の森に挑む」
 人が立ち入らない深い森の奥。人を寄せ付けない沼地の奥。

 そんな辺鄙な場所に居を構え、自分の欲望が命じるままに魔術を極めんとする魔女。

 魔女と言っても、サバトに所属する魔女とは異なる性癖のため、ダークメイジと呼称するのが推奨されているが、一般にはこちらも「魔女」と呼ばれることが多い。

 彼女たちは己の享楽のために魔術を磨き、使う。同じ魔術のスペシャリストであるサバトの魔女たちのような組織力はないが、統率されない彼女たちは、彼女たちの都合でしか動かない分、サバトよりも厄介な存在と言えた。

 だが、彼女らは魔術の研究に精を出しているので、自分の住処からめったに出ることはない。だから、不用意に近寄らなければ害はそれほどない。

 魔女の森、魔女の沼は禁足の地として周囲に知られているのはそのためである。

 しかし、そんな魔女の住処を訪れる人間は定期的に現れる。魔女を退治して名を挙げたい勇者や、禁止されると破りたくなる天邪鬼たちである。

 だが、そんな無謀で愚かな人間たちは、魔女のめぐらした罠にかかり、魔物の餌食になるだけだった。

 今日もまた一人、愚かな人間が魔女の森に踏み入った。

「絶対、アレキサンダー君に認めさせるんだから!」

 ピトンはおもちゃのような短い剣を突き上げ、木枠に皮を張っただけの軽量重視の防御力が低い盾を振り回した。

 身長は大人の胸のあたりぐらいの十代になったばかりのピトンは、強めの天然パーマで短くしていても、カールしているのが分かる亜麻色の髪で、ハシバミ色の瞳をしたたれ目の、なんとも頼りになりそうにない少年だった。

 確かに、彼は見た目通りに頼りなかった。剣術の腕は並み。力は平均より少し上ぐらいだが、俊敏さは並みよりちょっと下。注意力や洞察力、機転などもパッとしない。知識も知恵は仲間内では下から数えた方がいいぐらい。カリスマ性もなければ、ムードメーカーのタイプでもない。取り柄のない少年の見本のような少年だった。

 昨日のこと、ピトンは、彼が所属しているバビロン少年団の団長のアレキサンダーにこう言われた。

「お前、何か役に立ってる?」

 ピトンはいきなりのことで驚き言葉が出ず、考えても反論できずに沈黙した。

「他の奴らはいろいろと活躍してるけど、お前って、大した活躍してないよな」

 同じ少年団の仲間にも笑われた。

 そこで、彼は仲間たちに自分を認めさせるために魔女の森に討伐にやってきたのだった。

 一言で言うなら、無謀。いや、馬鹿の方がしっくりくるかもしれない。

 勢いだけで魔女の森に足を踏み入れた彼だが、魔物たちも困惑した。

「どうしよう? ショタ属性ある奴いた?」

「いないよ。だって、ここ、魔女の森だよ? ここに来るのって、脳筋戦士か陰険魔術師って相場が決まってるし」

「だよねー。捕まえて、ショタ好きのところに回す?」

「うーん、面倒だし、スルーしちゃダメかな?」

「……その手があったか!」

「じゃあ、スルーで決定」

 魔物娘たちも男性は好きだが好みはある。不細工とかは気にしないが、ショタとかは変に倫理観があったりして遠慮している魔物娘も少なくなかった。

「マジか!」

 これで頭を抱えたのはこの森の主、ダークメイジだった。

 スルーして森を抜けさせると、変に調子づいた人間がやってきて面倒になるし、一応、メンツもある。でも、誰も手を出さない。

「ちょっと! 何、アシストしてるのよ!」

 魔女の森魔物娘協同組合の面々は、ピトンが魔女の罠にはまらないように陰ながらアシストして、魔女の家の方へと導いていた。

「なんか、かわいくて、応援したい気分?」

「母性本能?」

「夫にするなら逞しいのがいいけど、子供はかわいいもんね」

 はじめてのおつかいをアシストしたい彼女らの気持ちは理解しつつも、魔女はますます頭を抱えた。

「私だって、ショタ属性なんてないわよ……適当にあしらって、帰ってもらおう」

 魔女はしょうがないと腹をくくって、小さな勇者を出迎える準備を始めた。

「魔女の森とか言ってたけど、こけおどしだな」

 一方、ピトンは大きな声を張り上げて森の道を歩いていた。

「魔物も、僕に恐れをなして姿を現さないじゃないか」

 魔女の森に入ったばかりは仲間を見返すという強い意志があったが、森の中を進む間にその燃料が切れていった。なので、こうして虚勢を張らないと怖くて前に進めなくなってしまう。現に、張り上げた声が所々裏返っていた。

「魔物、出てこい! 僕の剣の露にしてやる!」

 無意味に剣を振り回し、恐怖という見えない敵と死闘を繰り広げていた。

「かわいいわねぇ。ショタの気持ちが少しわかったかも」

 そんなピトンの様子を魔女は遠見の鏡越しに見て、ほっこりしていた。

「それじゃあ、いっちゃってもいいんじゃない?」

 その言葉を聞いて、森に住む魔物娘から「いっちゃえ」コールが送られてきた。

「それとこれとは別! あんたらだって、そうでしょうが!」

 魔女はそれらの声に必死に言い返して、むやみに剣を振り回して、勇気どころか体力の燃料切れを起こしかけているピトンを見やった。

「はぁ〜……ほんと、勘弁してよ」

 とりあえず、気付かれないように転送魔方陣を発動して、ピトンを家の前近くに転送した。

「こんなところに家が? ここが魔女の住処か」

 転送されたことにも気づかず、ピトンは魔女の家の前にたどり着き、道の真ん中に棒立ちになって家を見上げていた。

 すると、やにわに空を暗雲が覆い、魔界のごとき紫に世界が染まった。

「ひぃっ! 魔女か! 魔女め! 出てこい! このピトンがお前を打ち滅ぼしてやる!」

 完全に腰が引けて、足が震えて、声がひっくり返っていたが、口上を言えたのは彼にしては上出来かもしれない。

「よくぞ、ここまでたどり着いた、小さき勇者よ。我を倒したくば、まずは門番を倒すがいい」

 雷鳴と共に旧魔王時代の姿をしたドラゴンがピトンの前に現れた。もちろん、幻影であるが、そこは魔術のスペシャリストのダークメイジが作り出した幻影である。質感や威圧感、吐く息に生臭さも感じるほどクオリティーの高いものだった。

「ひ、ひやぁ〜……」

 ピトンはいきなり目の前に現れた暴力の化身に情けない声を上げて、その場に座り込んで、地面に水たまりを作った。

「ふ、ふぇ〜ん! ご、ごめんなさい、ごめんなさい。食べないで、ころさないでぇ〜。ああーん、ままぁ!」

 情けなくも号泣した。もっとも、大の大人が体験しても反応は彼と同じだっただろう。ピトンが気絶しなかったのは何かの偶然というより、気絶するタイミングを逸してしまったからだろう。

「え? え? ちょっと、泣くなんて、想定外よ」

 魔女はピトンの反応にうろたえた。それもそうだろう。彼女の元までやってくるのは、肝の座った人間ばかりである。この程度の脅しで失禁して泣いて命乞いするレベルなら途中の魔物娘たちにおいしく頂かれていた。

「ど、どうしよう?」

 いまだ泣き続けるピトンを鏡越しに見ながら、魔女はおろおろとした。

 魔物娘たちは夫にならなくても、人間が大好きである。追い払うためとはいえ、小さな子供を泣かせて心痛まないわけがない。

「え、えーと、とにかく、泣き止んでもらわないと」

 魔女は無策に家を飛び出した。そして、ピトンを露出の高い衣装に身を包んだ豊満な体で抱きしめた。

「お、お姉ちゃんが来たから、もう大丈夫よ」

 そう言って、ドラゴンの幻影を消し去った。ついでに空の暗雲も払って、ポカポカ陽気の明るい空に変えた。

 ピトンはいきなり柔らかくて暖かいものに抱きしめられたかと思うと、いまにも自分を殺そうとしていると思っていたドラゴンを幻のごとく消し去り、天気まで操った存在をしゃくりあげながら見上げた。

 つば広の帽子をかぶり、漆黒の長い髪を揺らす絶世の美女が、神秘的な深紫の瞳を優しく彼に向けている。そして、世界の悪意全てから彼を守るように、彼の母親よりも数倍は立派で形のいい柔らかなオッパイに顔をうずめさせ、優しく抱きしめている。

「ま、魔法使いのお姉さん?」

「え、ええ、まぁ……」

 魔女は何とも言えない表情で返事した。心の中で「嘘は言っていない」と思いつつ。

「あの、ドラゴンは、お姉さんがやっつけたの?」

 ピトンはきらきらした視線を彼女に向けた。

「え、ええ、まぁ……」

 魔女は何とも言えない表情で返事した。心の中で「嘘は言っていない」と思いつつ。

「すごい! 魔法使いのお姉さん、すごい! あんなすごいドラゴンを一撃でやっつけるなんて、すごく強い大魔法使いなんだね!」

「え、ええ、まぁ……」

 魔女は何とも言えない表情で返事した。心の中で「嘘は言っていない」と思いつつ。

「あ、そうだ! 魔女は? あれは門番だって言ってた。魔女がいるんだ、魔法使いのお姉さん、気を付けて!」

 ピトンはここのラスボスの存在を思い出して、魔女にしがみついた。

「え、えーと……、魔女は、ドラゴンをやっつけられて、かなわないと思ったみたいで、飛んで逃げちゃったみたい」

 魔女は苦し紛れにピトンに答えた。心の中で「嘘も方便」と思いつつ。

「そうなんだ、よかった……」

 ピトンはほっとして、魔女に抱き着いていた力を緩めた。

「うん。もう、大丈夫だから、おうちに帰りなさい」

 そういって、ピトンから少し離れて、彼を立たせた。

「う、うん……でも……」

 ピトンは自分の汚れた股間に目を落として、再び目に涙を浮かべ始めた。

「だ、大丈夫よ。お姉ちゃんがきれいにしてあげるから」

 だから泣かないでともう一度ピトンを抱きしめた。ピトンは抱きしめられて落ち着いたのか、オッパイの中で首を小さく縦に振った。

「とはいえ……」

 魔女は思案に暮れた。

 洗濯魔法は使えるが、正直、それほど得意ではなかった。着たままで乾燥まで完璧に行うのは、魔術のエキスパートとはいえ、専門外の技術に近かった。

「それに……」

 身体も洗ってあげないと、おしっこの匂いがついているだろう。同時に体も洗うというのは困難を極めた。

 余談だが、神聖魔法には浄化という魔法があり、それを応用すれば体や衣服の汚れを落とすことができるのだが、魔女の彼女としては神聖魔法を使うのはキャラ崩壊しそうでお断りだった。

「こっちにいらっしゃい」

 魔女は選択肢など最初から一つとピトンの手を引いて魔女の家へと向かった。

「え? そっちは、魔女の家だよ!」

 ピトンは腰を引いて抵抗した。

「大丈夫。魔女は逃げちゃったし、あの家は、私たちの戦利品みたいなものよ」

 抵抗するピトンに振り返って、にっこりと笑って安心させようとした。

「僕たちの……」

「そう。私たちの。君が気を引いてくれてたから隙をつけたのよ」

 ピトンの鼻が少し膨らむのを見て、これだと思い、彼を持ち上げる作戦に修正した。

「そっか。僕、役に立ったんだ……」

 何か嬉しさをかみしめるようにピトンがつぶやいた。その顔にちょっとときめいてしまって、魔女は優しく頭を撫でてあげた。

「そうよ。君のおかげよ。ううん。むしろ、君が倒したようなものよ」

「そうなんだね。じゃあ、僕たち二人なら、魔女なんて怖くないね?」

「そうそう! 戻ってきたら、一緒に退治しちゃおう」

 小さい子供らしく簡単に調子に乗るのをかわいく感じながらも、それを顔に出さずにおだてると、魔女の家に入るのに抵抗していたピトンが手を引っ張るように魔女の家に向かっていた。

「もう、かわいすぎでしょう」

 魔女は彼に聞こえないようにつぶやいて、手を引かれるままに我が家の扉をくぐった。

「うわー……すごい本と、よくわからないものだらけ」

 家の中に入ったピトンの第一声はそれだった。確かに、あまり整理されていない本や試料が散乱しているので、その感想はしょうがない。

「魔女は片付けが苦手だったみたいだね」

 ピトンは振り返って魔女に笑いかけた。

「え、ええ、まぁ……そうかな? こんなぐらいは普通じゃないかな?」

 魔女は何とも言えない表情で返事した。心の中で「これでもきれいにしている方」と思いつつ。

「ええ? 普通じゃないよ。もし僕がこんなに散らかしたら、ママに無茶苦茶怒られるよ」

「え、ええ、まぁ……そうね」

 魔女は何とも言えない表情で返事した。心の中で「今度、キキーモラの家事講習会に参加しよう」と思いつつ。

「えーと、それより、まずは身体を綺麗にしないとね」

 そういって、強引に話を切り替えて、お風呂場へとピトンを連れて行った。

 魔女ぐらいになれば、身体が汚れないように防御魔法を張り続けることが普通にできたので、お風呂は本当の目的では必要ない。だが、お風呂は裸で色々と楽しむ場所として、違う目的で必要不可欠な場所である。

「気に入った男を引き込む場所として作ったのに、最初に引き込むのが子供とは……とほほ」

 魔女は心の中で嘆きつつ脱衣所でマントを外した。

 ふと見ると、ピトンがこちらを見て、股間を押さえて、もじもじしていた。

「どうかしたの?」

「な、何でもない!」

 魔女の問いかけにピトンは顔を真っ赤にして後ろを向いて、汚れた服を脱ぎ始めた。

 小さくても鍛えられた背中……ということはなく、普通の子供の背中に魔女はがっかりしながらも安心して、体のラインを強調する露出の高い服を脱いで洗濯用の桶の中に入れた。

 ピトンもおしっこで汚れたズボンと下着を脱ぎ終わって、かわいいお尻を魔女の方に向けていた。

「脱いだものはこの桶の中に入れておいてね」

 魔女がピトンに背中から声をかけると、びくっと反応して、「うん」と小さな声で返事しながらズボンと下着を桶の中に入れた。

 魔女は桶式全自動洗濯乾燥魔道具を魔力を込めて起動した。桶が回転して洗濯ものの量を測定し、必要な水と洗剤の量を割り出して自動で投入していく。

「これでよし」

 魔女は起動を確認すると満足げにうなずいた。

「それじゃあ、お風呂に入りましょう」

 魔女はピトンの背中を押してお風呂場へと押しやった。

「お、押さないでよ」

 そういいつつ、お風呂場に入ったピトンはその内装に驚きの声を上げた。

 お風呂場はライトブルーのタイルで壁と浴槽を飾られ、床は小さなタイルでハートをモチーフにしたモザイクになっていて、浴槽には湯気を立てたお湯で満たされ、香りのいい花が浮かべられていた。

 それだけではなく、シャワーにカランまで備え付けられていて、ちょっと奇妙な形をした椅子がその前に置かれていた。壁の一面には銀色の細長い風船をイカダにしたような厚みのあるマットが立てかけてもあった。

 反魔物国家の大国の王様でもこれほどの浴室は持っていないだろう。

「すごい……」

 一般的な国民のピトンには理解の範疇を余裕で越えた豪華さに圧倒されていた。

「そう言ってくれると嬉しいわ」

「え?」

 力作の浴室を褒められて思わず出た言葉にさすがのピトンも振り返った。

「あ。違うわよ。魔女をやっつけて、よかったってこと」

 さすがに苦しいかと思いつつもごまかした。

「そうだね! お風呂だけでもすごいのに、こんなお風呂なんて、これが僕らのものだなんて、信じられないよ!」

 ピトンは子供らしく浴室に大はしゃぎして、苦しいごまかしには気づいていないようで、魔女はほっとした。

「とはいえ、この子、この年でこんなお馬鹿で大丈夫かしら?」

 ほっとした反面、ピトンの将来を心配してしまった。

「ほら。遊んでないで、身体洗うわよ」

 浴槽に浮かべた花をすくって宙に放り投げたりして遊んでいるピトンを呼び寄せて、石鹸を泡立たせた。

 ピトンは大人しく椅子に座って、魔女に体を洗われるままにしていた。

「ふわぁ! 石鹸って、こんなにぬるぬるなんだ」

 体を洗うのに石鹸を使えるのはかなり裕福な家だけである。ピトンの家もそこそこ裕福だが、石鹸をふんだんに使えるほどではなかった。

「なんだか、くすぐったいね」

「ほら。じっとして」

 魔女は丁寧にピトンの体を洗ってあげた。

「さあ、それじゃあ、こっち向いて」

「あっ……」

 ピトンは急に腰を引いて前かがみになって身体を固くした。

「どうかしたの?」

「な、なんでもないよ。ま、前は自分で洗えるから」

 ピトンは頭を左右に振って向きを変えるのを拒否した。

「でも、ちゃんと洗わないと匂いが取れないでしょう?」

 魔女はそう言って、自分がピトンの前へと回り込んだ。

「だ、ダメだよ」

 ピトンが体をよじって逃げようとしたが、石鹸の泡で足を滑らせて椅子からずり落ちて、床に尻もちをついた。

「いたたた……」

「だ、大丈夫? ……あっ」

 魔女が心配して駆け寄ると、ピトンはM字開脚したような格好で床に座っていた。そして、子供らしい小さな皮に大事に包装されたおちんちんをピンと天井に向けて。

「こ、これは……」

 ピトンは股間を慌てて手で隠した。

「これは?」

 魔女はちょっと意地悪に訊いてみた。

「……これは、その……ちょっと前から、おちんちんが擦れたり、女の人とかのオッパイとか見たら、勝手に大きく腫れちゃうんだ……。病気かもしれないって、神官さんに相談したら、悪い心が大きくなると腫れあがるって……だから、いいことして神様にお祈りすれば収まるんだって。でも、僕、魔女を退治したのに、お姉さんの裸を見たら、また腫れてきちゃって……どうしよう……」

 ピトンは観念したように告白をはじめて、最後の方には涙声になっていた。

 魔女はそんなピトンを何も言わずに抱きしめた。

「大丈夫よ。お姉さんに任せて」

「お姉さんに?」

 キョトンとした声だが、オッパイの柔らかさに落ち着いたのか、涙声ではなくなっていた。

「ええ、そうよ。私に任せてくれる?」

 魔女の言葉にピトンは少し逡巡したが、首を縦に振った。

「ありがとう」

 魔女は軽くピトンの唇にキスをして、にっこり微笑んだ。

 そして、豊満なオッパイに石鹸の泡を大量につけて、それでピトンの体を洗い始めた。

「お姉さん!」

 ピトンはびっくりして声を上げた。

「任せてくれるのでしょう? もう忘れちゃった?」

 驚いているピトンを笑いながら無視して、オッパイでピトンの体を洗っていった。

「あ……うん。お姉さんに任せる」

「いい子ね」

「で、でも、何してるのか教えてよ」

 柔らかで張りのあるオッパイをぬるぬるの石鹸まみれにして、優しくなでられるように洗われる感覚に目を白黒させた。

「見てのとおりよ、体を洗ってあげてるの。気持ちよくない?」

「こ、こんな洗い方って……」

 オッパイが背中を、オッパイが首筋を、オッパイが腕を包みながら石鹸の泡をつけていく。

「気持ちよくない?」

「……気持ちいいです」

 ピトンは真っ赤になって素直に認めた。これが何か意味があるのかわからなかったが、オッパイで体を洗われるという気持ちよさの前には意味など無意味に思えた。

「素直でよろしい」

 腕をオッパイに挟まれてしごかれ、背中にオッパイを押し付けられ、円を描くように、正面から抱き着くようにして、乳首同士がこすれあって、足の指の谷間に乳首を滑り込まされ、全身をオッパイで蹂躙された。だが、唯一、オッパイの蹂躙から逃れていた場所があった。

 小さく皮に包まれたまま大きく硬くなっている子供ちんちん。そこだけがオッパイの蹂躙をまだ受けずにいた。だが、ピトンはそれがもどかしくて仕方なかった。

「ふふっ。こんなに大きくなっちゃったね」

 魔女はピトンの小さくても一生懸命大きくなろうとしているおちんちんを指でつついた。

「……」

 ピトンはおちんちんを大きくすることは悪いことと思い込んでいるので、恥ずかしさで顔を真っ赤にうつむいてしまった。

「でも、おちんちんを大きくするのは、悪いことじゃないのよ」

 魔女は胸の谷間から石鹸の泡をぬぐって、そこにピトンの顔を挟んで、優しく抱きしめた。

「ふぇ……悪いことじゃないの?」

 オッパイに顔を圧迫されて、その柔らかさと石鹸と魔女の甘い体臭にとろけるような表情になっているピトンが聞き返した。

「そうよ。それどころか、とっても大事なことなのよ」

 指先を動かし魔法で壁に立てかけてあった銀色のマットを床に敷き、その上にピトンを寝かせて断言した。

「神官さんが嘘ついてたの?」

 信じられないとピトンは大きな声を出した。常に正しい存在と教え込まれていたものが嘘をつくとは思いもよらず、にわかに信じられなかった。

「うーん、嘘というより、神官さんは知らなかったのよ。おちんちんを大きくする大事さを」

 魔女は蛇口から暖かいローションを出して、自分の体に馴染ませた。

「知らなかった? 神官さんはすごい物知りなんだよ。すごい勉強ができて、学校の先生もしているんだ」

「そうなの? でも、神官さんがどれだけ物知りでも、何でも知っているわけではないでしょう? 魔女の森にドラゴンがいることは教えてくれた? オッパイで体を洗われることが気持ちいいことを教えてくれた?」

「そ、それは……」

 信じていたものを否定されると反発するが、自分の中で疑惑を抱かせれば心が揺らぐ。魔女らしく、心の隙間を縫って、ぬるぬるになった自分の身体をピトンの身体にまとわりつかせた。

「お、お姉さんっ」

 まるでラミアのように、スライムのように、ピトンの身体が魔女の豊満な体で柔らかく包み込まれていくのに驚きの声を上げた。

「いいのよ。気持ちいことはいい事なの。だから、気持ちいいことに身を任せて。ね?」

「あふぅ……はい……きもちいいよぉ、姉さん……」

「そうよ。気持ちいいことは、いいことよ。私は神官さんの知らないことをいっぱい知ってるの。だから、教えてあげる。この世界の気持ちいことをいっぱい」

 魔女はイメージトレーニングや等身大仮想夫人形を相手に磨いたローションマット魔術を駆使してピトンの快感をコントロールしつつ刺激した。

 精通していないおちんちんに寸止め焦らしをして、覆っている皮がはちきれんばかりに膨れ上がってきた。

「ああ、なんか、おちんちんがむずむずするよぉ……おしっこ、出ちゃうよぉ」

 ピトンはおしっこを漏らす嫌な記憶を思い出し、慌てて体を起こそうとしたが、あっさりと魔女のオッパイに押しつぶされた。

「いいのよ。それはおしっこじゃないから」

 魔女はピトンの股間に移動して、オッパイでピトンのおちんちんを挟み込んで先端に舌を這わせた。わずかにのぞいている赤い亀頭を密のあふれる果実のように嘗め回した。

「あ、あ、ああっ、お姉さん!」

 腰をがくがくさせながら、苦し気にうめいた。

「んふふ、できたら、お姉ちゃんって呼んでほしいかな?」

 オッパイでしごいたり、乳首をこすりつけたりして、おちんちんに様々な刺激を与えていった。

「ふへっ! お、お姉ちゃん! お姉ちゃん! もっと、気持ちよくしてぇ!」

 ピトンが叫ぶように言うと、魔女は怪しい笑みを浮かべ、加減していたローションマット魔術を解放した。

「あへぇ!」

 腰を痙攣させ、ピトンはエビぞりになった。そして、皮かぶりのおちんちんから生まれて初めて、男の精を吐き出した。魔女はそれを口の中で受け止めた。

 青臭くはあるが、苦みも控えめな、フレッシュなさわやかな味が魔女の口の中に広がった。間違いなく、精通精液。生まれて初めての射精。正真正銘の一番搾り。

 魔女はそれを口に含んだ瞬間に絶頂を迎えた。まさか、好みと思っていない少年の精液を口に含んだだけでイクなど想像していなかったので、危うく気を失いかけたほどだった。

 ピトンのはじめての精液を受け入れて、魔女の脳裏によぎったのは、このピトンの最初の精液をものにした自分は、これから彼が作り出して射精する精液を全て、一滴残らず自分のものにすることができるということだった。

 ユニコーンのように童貞至上主義ではないが、童貞の価値は認めている。その男にとって最初で唯一の女になれるのは、魔物娘であれば、子宮が痙攣するほどの喜びだろう。

 しかも、これは童貞どころではない。オナニーどころか、射精したこともない、いうなれば、純童貞。いや、完全童貞。

 魔術に傾倒し、ダークメイジにまでなった彼女は「高純度」「完全」という言葉に弱いところがあった。

 ピトンを自分の使い魔にして、一生を添い遂げる。ピトンの射精を一生管理しつづけ、彼の精液を一滴漏らさず、自分のものにする。

 魔女の性と魔物娘の性が重なり、魔女の子宮がピトンを認めてしまった。

「お、お姉ちゃん……」

 ピトンは魔女が痙攣して動きを止めたことが、自分のおしっこを魔女の口の中に出してしまったのが原因――確かに原因ではあるが、怒っているものと思って、謝ろうとした。

 魔女は首を振って、自分の口を開けて、彼が彼女の口の中に出したものを見せた。

「ほら、よく見て。おしっこじゃないでしょう?」

 白くてドロッとしたものを見て、ピトンは逆に不安が増した。

「僕、病気なの? おちんちんからおしっこじゃないものが出るなんて……」

 泣きそうなピトンに魔女は慈愛に満ちた微笑みを浮かべながら首を振った。

「これは、精液って、いって、女の子を幸せにするものなの。おちんちんは精液を出すものなの。おしっこはついでのものよ」

「そ、そうなの?」

 ピトンはまだ信じられないという目で魔女を見ていた。

「そうなのよ。この精液をいっぱい出して、かけて、飲ませて、注がれると、女の子はすごく幸せになるの。ピトン君も、精液出した時、気持ちよかったでしょう?」

 精液を口に含みながらも魔女は器用にピトンに教えた。

「幸せに……」

 ピトンが繰り返すと、魔女は黙ってうなずいた。

「ええ、そうよ。見ていて」

 そういうと、魔女は口を閉じて、口の中の初物の精液を高級ワインを味わうかのように舌の上で、口の中全体で、鼻から抜ける匂いも隅々まで堪能して、嚥下した。精液が自分の身体に染み込んでいくときの幸福感に軽く体を震わせて、再び軽くイってしまった。

「っっっ!!!」

 魔女は瞳孔をハートマークにして、妖艶に笑みを浮かべて、ピトンを見つめた。それまで抑えていたフェロモンが放出されたせいか、ピトンのおちんちんは次弾装填完了状態になていた。

 そのおちんちんを見ただけで、魔女の子宮が降りてきて、早く使い魔の契約を結べと催促した。

「お、お姉ちゃん?」

「大丈夫。君の精液で幸せになっただけだから」

 頬を紅潮させ、目を潤ませて、乳首を勃起させ、股間から愛液を垂れ流し、最初に彼の前に現れた時のような知的な部分はすっかり、痴的に変わってしまった魔女は答えた。

「それより、もっと気持ちよくなりたいでしょう?」

 魔女はピトンの答えを待たずにかわいらしいおちんちんにしゃぶりついた。

「お、お姉ちゃん、そんなところ、汚いよ」

 ピトンが腰を引いて逃げようとするのを手で押さえ、根元までくわえ込んだ。

「え? ええ! な、なにこれぇ。おちんちん溶けちゃうっ」

 小さなおちんちんなので魔女の口の中は余裕がある。その空間を舌が自由に行き来して、ピトンのおちんちんを舐め溶かすほど愛撫した。

「お、お姉ちゃん、ぼ、僕、怖いよ」

 泣き声ながらも、快感から逃れられなくなったのか、手で押さえなくても腰を引くことなく、それどころか、魔女の口に押し付けるようになっていた。

「ふぉれからふぁ、ふぉんふぁんお(これからが、本番よ)」

「しゃべるのダメぇっ」

 足をがくがくと痙攣させていて、よだれを垂らしながらピトンが両手で魔女の頭を押さえこんでいた。

 魔女は自分を無意識に求めるピトンの反応に子宮をうずかせ、愛液をにじませ、脳髄を熱くして、理性を蒸発させた。

 そして、舌先に魔法を発動し、ピトンの大事な宝物の包装紙を柔らかくした。柔らかく伸縮性を増した皮を舌で器用に剥いていく。

「ひひゃぁああっ!」

 これまで皮でガードされていた刺激が直接に伝わり、快楽神経が焼き切れたような強い刺激に、快楽を通り越して苦痛に似た感覚に叫び声をあげた。

 魔女はそんな様子を知りつつ、包装紙を剥くことを止めなかった。亀頭にこびりついた恥垢を舌でこそぎ取り、味わい、口内に擦り付け、自分の口の中をピトンの匂いに染めていくことに夢中になった。

「おねぇちゃん、おねへちゃん……」

 ピトンは許容値を超える快感に理性を削り取られて、正気を失いかけながら、それでも快楽を求めるように自分の股間を魔女の口に押し付け続けた。

 おちんちんをきれいにして、口の中をピトンの淫臭で満たした魔女は間抜けなひょっとこ顔で無理やり大人ちんちんに進化させられたおちんちんを吸った。

「す、吸わないでぇ!」

 お尻の穴を無意識に締めて射精を我慢したが、魔女の口撃を皮の盾を失った丸裸装備では耐えれるほどの防御力はない。あっという間に尿道を精液が昇っていった。

 魔女は射精する寸前で口を離し、おちんちんから距離を取った。

「あ、あふぅっ……」

 口が離れる瞬間にピトンは間抜けな声を上げ、次の瞬間に真っ赤な亀頭から白い汁を勢いよく吐き出した。魔女はその白い汁を体で受け止め、ローションに混ざった精液を全身に手のひらで伸ばして自分の身体にピトンの匂いを染みつかせた。

「あぁ……匂いで私の身体が包まれていく……これ、こんなに、いいなんて、知らなかったぁ」

 魔女はろくな愛撫もされてもいないのに、もうすでに中程度とはいえ絶頂を数度味わっていた。

「お、お姉ちゃん……」

 ピトンはその姿にクイックリロードを完了して、いつでも発射準備を整えていた。

「ふふっ。こんなに大きくしてくれて、お姉ちゃん、うれしい」

 いとおしそうに小さな剥きたておちんちんを舌で舐めた。その刺激にピトンの身体が痙攣した。

「精液が女の子を、お姉ちゃんを幸せにするの、信じてくれた?」

 魔女はピトンに体を密着させて、すべすべのぬるぬるの肌でピトンの全身をまんべんなく愛撫して、愛撫された。

「し、信じるよ! 信じるから、精液出させて。もっと出して、幸せにするから、精液出させて!」

 ピトンは魔女の身体にしがみついてきた。

「いい子ね。じゃあ、とっておきの気持ちいいことしてあげる」

 魔女はピトンの身体にまたがった。ピトンは「とっておき」と聞いて、期待が膨らみ、そのふくらみがおちんちんのふくらみになって表れた。

「元気で素直でとってもいいおちんちん」

 魔女は理性が半分飛びかけたハート型に開いた瞳孔の目をおちんちんに向けた。

 そして、膝立ちになって、指ですっかり準備万端に愛液まみれでほぐれたオマンコを広げて、ピトンに見せた。

「女の子にはおちんちんがない代わりに、オマンコがあるの。女の子の一番大事な場所。このオマンコにおちんちんを入れると、とっても気持ちいいの。男の子も女の子も、どっちも気持ちよくなるの。そして、ここに精液を注がれるのが、女の子が一番幸せにするの」

 魔女はピトンに説明したが、ピトンはオマンコから漂う淫靡な香りと、女性が絶対に見せてくれなかった場所を見れたことに興奮して、魔女の言葉など脳に届いていなかった。ただ、本能的にあの穴の奥に精液を出さなくちゃいけないと、動物的な欲望に支配されて、目を血走らせていた。

「ふふふ。その獣みたいな目、とっても素敵。幼くてもオスはオスなのね」

「早く! 早く入れさせてよ! 早く!」

 ピトンが駄々をこねるように体をくねらせ、腰を突き上げようとした。

「ほーら、じっとしないとうまく入らないわよ」

 いやらしく笑みを浮かべながら、ピトンを大人しくさせて、腰を落として、ドロドロにとろけたオマンコに咥え込んでいった。

「え? ええっ! んっんんんー!」

 魔女は、小さいおちんちんで本当は届かないはずの奥におちんちんの先端が当たったことに驚き、体を震わせた。身体が期待しすぎて、子宮がありえないほど下に降りてきていたのだった。

「な、なにこれっ! 先っぽがコリコリしたのに当たって、ぬるぬるでキュウキュウで、ざらざらにちゃにちゃしてて、き、気持ちいいよぉ!」

 期待して予想していた快感を超える気持ちよさにピトンは絶叫して、魔女の中に精を放った。しかし、勃起が収まることなく、すぐに戦闘態勢を整えていた。

「あはっ! ああっ、素敵。出してもまだ硬くて、続けてできるなんて」

「うっ、ううっ!」

 魔女はよだれを垂らしつつ、腰を動かした。そのたびにピトンは射精した。

 ピトンだけではない。魔女も射精されるたびに、腰を動かして、ピトンのおちんちんが膣壁をこすり、子宮口に触れるたびに愛液を噴出して、ピトンの股間をぐっしょりと濡らしていた。

「お、お姉ちゃん、おもらししてるよぉ!」

「き、きもちいいから、いいのぉ! おもらししても、いいのぉっ」

「お、お姉ちゃん、大人のくせに、おもらしなんかしたらダメなんだからね! 僕のでふさいてやる」

 ピトンが自分から腰を突き上げた。まさか、ピトンが自分から動くとは思っていなかった魔女は不意打ちを食らった。

「あひっぃ〜! だ、だめぇ〜! 勝手に、勝手に動いちゃ、だめぇえっ」

 膣を痙攣させて、おちんちんを握りしめるように締め上げた。

「あっ。うっ、そんなにしめつけちゃっ!」

 ピトンはまた膣内に精を放った。ピトンはもう、自分が何回射精したかを覚えていなかった。

「しぇ、しぇいえきぃ、までぇ、だしゅなんてぇ……また、イっちゃうぅっ!」

 知的で聡明な美人だった魔女が知性のかけらもないアヘ顔をさらしながら、ろれつの回らない声で叫び声をあげた。

 こうして、いつ果てることない、魔女と使い魔の契約が続いた。



 人が立ち入らない深い森の奥。人を寄せ付けない沼地の奥。

 そんな辺鄙な場所に居を構え、自分の欲望が命じるままに性交を極めんとする魔女。

 魔女と言っても、サバトに所属する魔女とは異なる性癖のため、ダークメイジと呼称するのが推奨されているが、一般にはこちらも「魔女」と呼ばれることが多い。

 彼女たちは己の享楽のために性戯を磨き、使う。同じ性戯のスペシャリストであるサバトの魔女たちのような組織力はないが、統率されない彼女たちは、彼女たちの都合でしか動かない分、サバトよりも厄介な存在と言えた。

 だが、彼女らは性戯の研究に精を出しているので、自分の住処からめったに出ることはない。だから、不用意に近寄らなければ害はそれほどない。

 魔女の森、魔女の沼は禁足の地として周囲に知られているのはそのためである。

 しかし、そんな魔女の住処を訪れる人間は定期的に現れる。魔女を退治して名を挙げたい勇者を救出しようとするものたちである。

 だが、そんな無謀で愚かな人間たちは、魔女のめぐらした罠にかかり、魔物の餌食になるだけだった。

 今日もまた、愚かな人間たちが魔女の森に踏み入った。

「絶対、ピトンを助けるぞ。みんな、このアレキサンダーに続け!」

「おおっ!」

 アレキサンダーたちはおもちゃのような短い剣を突き上げて、友達の救出に心を鼓舞した。

 そんな様子を茂みの影から見守っている影が多数。

「ねえ」

「なに?」

「私、ちょっと、おもったんだけど……ショタもいいかも……」

「奇遇ね。あたしも」

「じゃあ、そういうことで。誰狙い?」

「あたし、あの短髪の子」

「私は、おかっぱ」

「じゃあ、長髪はもらうね」

 魔女の無自覚な啓蒙活動の結果、周辺の魔物娘のストライクゾーンが広がったのだった。



「ああんっ! いいの、いいのぉ!」

「ぼ、僕も気持ちいいよ!」

「い、いくっ! いくっ、いっちゃうぅっ!」

「出すよ! いっぱい出すよ! 気持ちよくなろう! 一緒にいこう!」

「しゅきぃ! しゅき! だいしゅきぃ!」

 そして、今日も魔女の森では女の子を幸せにする精液が放出され、それを受け止めて幸せいっぱいな嬌声が響くのであった。

19/09/19 21:49更新 / 南文堂

■作者メッセージ
オッパイと書きたかった。
ただそれだけの作品です。

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