竜探参
「起きなさい、私の可愛い坊や」
耳元でそんな声が囁かれたかと思うと、次の瞬間には僕の唇はふさがれていました。
「んっ……れるっ……ちゅぅ」
そして、すぐに生暖かくて柔らかいものが、口の中に侵入してきます。
それは僕の口内を余すところなくなめ回し、それが終わると僕の舌にからまります。
「れりゅっ、お姉ちゃん……」
頭の中にじんじんと響く快楽、思わず口をふさいでいる張本人を呼んでしまいます。
「ん?なぁに?」
唇を離し、お姉ちゃんがつぶやきます。
息が苦しくて、離して欲しくて呼んだのですが、いざ本当に離れてもらうと、今度は口が寂しくて仕方がありません。
まさか、僕がいつのまにかこんなに欲望に忠実になっているとは思いませんでした。
何日か前までは、世界を背負って立つ勇者見習いだったのに。どうしてこんなことになってしまったのでしょう。
「あら、そういえば朝のご挨拶がまだだったわね」
お姉ちゃんがそう言って微笑みます。
お姉ちゃんが微笑むと、それと同時に腰から生えた一対の翼ははためき、尻尾がゆらゆらと揺らめきます。
そして、お姉ちゃんの頭には、二本の横に並んで生えている角が……
お姉ちゃんは人間ではありません。魔物の一種、サキュバスなのです。
本来ならば、勇者見習いである僕にとって、お姉ちゃんは敵です。倒してしまわなければならない存在です。
なのに、なぜこんなことをしているかというと……
「んふふ……ナオル君おはよう」
「ちょっと、お姉ちゃん!どこに挨拶して……」
いつの間にか、お姉ちゃんは僕の布団の中にもぐりこみ、僕のズボンを下ろしていました。
ズボンの下にあるのは、朝立ちのせいで勃起したおちんちん。
「もぅ、朝からこんなに元気にしちゃって……」
意地悪を言います。お姉ちゃんだって、朝はこうなることを知っているはずなのに。
そう思っていると、突然部屋の壁が勢いよく叩かれる音が響きました。
「あ゛っ、あ゛ぁあっ!あなたぁっ!きゅぅぅんっ、もっとぉ、もっと突いてぇ!」
薄い木造の壁から、叫びにも似た女性の声が漏れてきます。
この声は、僕のお母さんのものです。
「あ゛はぁ!あんっ、しゅごぃぃ!おちんぽがぁ!おまんこの奥をごつごつぅっ!叩くのぉ!」
お母さん、朝から激しいよぉ……
「イくっ、イくぅっ!私の変態メス穴まんこぉ!あなたの大きなカリ高ちんぽでイっちゃうのぉ!イくっ、イくイくイっくぅぅっ!」
お母さんがそう叫ぶと、隣の部屋は静まり返りました。
「んふっ、ナオル君のご両親、今日も激しいわね……妬けちゃう」
お姉ちゃんは苦笑すると、突然僕のおちんちんに舌を這わせ始めました。
「んっ!」
「れるっ、気持ちいい?」
上目遣いでこちらを見てくるお姉ちゃん。世界の半分をあげたくなるくらい可愛くて、僕の心臓が高鳴ってしまいます。
僕は返事の代わりに体を何度もびくびくさせました。
「よかった、気持ちいいんだね」
安心したように、お姉ちゃんが笑います。
再び、壁の向こうから声が聞こえてきました。
「あなたぁ……もう一回しましょうよぉ……ちゅるぅ」
お父さんとお母さんがキスをしながら、もう一回やろうかどうか相談しているみたいです。
あの声をもう一回聞かされるのかと思うと、僕は頭が痛くなってきました。
あの日、僕が勇者見習いとして王様に会いに行く途中、お姉ちゃんたち大勢のサキュバスに出会いました。
お姉ちゃんは僕を一目見た瞬間に大好きになってしまったらしく、その日は一日中僕を離してくれませんでした。
僕はお姉ちゃんで童貞を卒業して、他のサキュバスさんたちは、思い思いに村の人たちを襲っていきました。
そのせいで僕の冒険は中止。お母さんはサキュバスになって若返り、あれから毎日お父さんとエッチしています。
サキュバスになったお母さんの声は、見た目と一緒に若くなっていて、隣から漏れてくる喘ぎ声を聞くと、僕までエッチな気分になってしまうのです。
「どうしたの?したくなっちゃった?」
そんな僕のエッチな気分を敏感に察知して、お姉ちゃんは僕に問いかけてきました。
「うん……でも、僕はあんなに激しいのはちょっと……」
僕は正直に答えます。お姉ちゃんはエッチなことに関してだけは、とても勘が鋭いので、嘘をついても無駄なのです。
「ふふっ、分かってるわよ。ナオル君は、ぎゅって抱きしめ合って、キスしながら、ゆっくりと腰を動かしてあげるのが好きなのよね?」
僕はこくこくとうなずきました。
顔がカッカと熱くなってきます。今、僕の顔は真っ赤なのでしょう。
ぎゅっとして、キスして、甘いエッチをしたくて、全身がうずうずしてしまっているのです。
「あらあら、そんなに物欲しげな目をしちゃって……うずいちゃうじゃないの」
お姉ちゃんはそう言うと、おちんちんから口を離して顔を僕の顔に寄せてきました。
「それじゃあ、入れるからね」
そっと僕の頬をなでてくれます。お姉ちゃんの手、暖かい……
「あ……あっうっ……」
僕のおちんちんが、お姉ちゃんのお肉をかき分ける感触が伝わってきます。
ひだひだが先っぽを優しくこすってきて、そのたびに僕の背中がぞくぞくしてしまいます。
「もう何度も味わってるのに、またそんな可愛い顔しちゃって」
「だってっ、お姉ちゃんのおまんこ……いつ入れても気持ちいいんだもん……」
からかわれたような気がして、目に涙がたまってきます。お母さんから「男は泣いちゃいけません」っていつも言われていたのに。
「ふふ、泣きそうな顔も可愛い」
溢れそうになる僕の涙を、お姉ちゃんは指で拭いながら微笑みました。
そして、さらに顔を近づけてきます。
「ねえ、さっきナオル君のおちんちんなめちゃったんだけど、キスしていいのかな?」
このように、突然僕のことを気遣うセリフが飛び出してくるからあなどれません。
そんなの、僕は気にしてないのに。お姉ちゃんの唇は、どんなときでも欲しいのです。
「大丈夫だから……だから、キス、欲しい……」
もう我慢ができません。僕は精一杯お姉ちゃんにキスをおねだりしました。
「うん、よかった。私も、早くキスしたかったのよ?」
そう言って、お姉ちゃんは僕の唇に自分の唇を重ねてくれました。
お姉ちゃんの唇は温かくて、柔らかくて、ちょっとぬるっとしてて……
お姉ちゃんが僕の頭の後ろの両腕を回してきました。枕と後頭部の間に手を差し込んで、なでなでしてくれています。
魔物が人間を殺し、食らうと誰に教わったでしょうか。
牧師様?王様?お父さん?お母さん?
村の人みんなが、そんなことを言っていたような気がします。
僕も、そんな大人たちの話や、英雄のおとぎ話を聞いて、勇者になりたいと思ったのです。
しかし、実際はどうでしょうか。
僕の目の前にいる魔物から、そんな恐ろしい様子は少しも感じられません。
お姉ちゃんはいつも優しくて、まだ甘えん坊の僕を優しく包み込んでくれます。
ちょっとエッチで、僕の意思に関係なくエッチをしたがるけれど、そんなときも僕の本当に嫌がることは絶対にしません。
キスも優しくて、今もこんなにうっとりとした表情で、頬を赤く染めて、目をうっすらと閉じて。
「ふふ……れるっ」
お姉ちゃんの舌が入ってきました。さっきのキスは、寝ぼけていたのであまりしっかりと感じられませんでしたが、今回は覚醒しているので、お姉ちゃんの温かさがよりしっかりと感じられます。
「ちゅっ、じゅぅっ、ちゅちゅっ……」
舌をくるくると僕の舌に絡ませ、唾液を啜っていきます。僕はこれが大好きで、舌が一周するたびに体をびくんびくんと跳ねさせてしまいます。
すると、今度はおちんちんがおまんこの中でこすれて、また体がびくびくしてしまうのです。
僕は体がこれ以上びくびくしないように、お姉ちゃんの背中に両腕を回してぎゅっとしがみつきました。
「れるぅ、あら、甘えん坊さん……んふっ」
お姉ちゃんは片腕を後頭部から外し、僕の背中に回してくれました。
よりしっかりと僕たちは抱き合い、互いの心臓の鼓動まで感じられるようになりました。
そして、むにゅりと僕の胸に密着する、お姉ちゃんのおっぱい……
「あら、またびくんって体震えたね」
僕の体は、すぐに反応してしまいます。
「あぅっ!出したばかりなのにぃ!まだこんなにかたいぃ!」
隣の部屋で二回戦が始まりました。
「ぞりぞりぃ!おまんこの壁こすってくるぅ!」
隣の家に聞こえるくらいの大声です。
しかし、たとえ隣の家の人に聞かれても心配ないでしょう。
何しろ、村中の女性がサキュバスで、村中の男性はみんなサキュバスたちの虜なのです。
隣人の喘ぎ声をBGMにして、さらにエッチが盛り上がるでしょう。
そして、僕もお母さんの声を聞いていたら、ムラムラしてきました。
「動いて欲しい?」
さすがお姉ちゃん。鋭いです。
僕は小さくうなずきます。
「うん、分かった。じゃあ動くね」
お姉ちゃんはそう言って微笑むと、足を僕の足に絡ませて腰を固定しました。
「ナオル君はこれが好きなんだよね」
次の瞬間、お姉ちゃんはおまんこのお肉をぐにぐにと動かし始めました。
膣肉がにぎにぎと、僕のおちんちんを揉み解してきます。
僕はこれが大好きなのです。
お母さんの声のおかげで、僕のおちんちんは早速音を上げてしまいました。
「またぁ!またイっちゃうぅ!ねっ、あなたぁ、ぎゅってしてっ!ぎゅぅってしてぇ!」
自分の母親の声で欲情してしまうのは変なのでしょうが、あんなに感じている女性の声を聞いてしまうと、ついついおちんちんのむくむくが大きくなってしまいます。
もみ……もみ……お姉ちゃんのお肉の揉む速度が速くなってきました。
「ふふ、同じ家族なのにこんなにエッチの趣味が違うなんてねぇ……人間の神秘だわぁ」
しみじみとつぶやきながら、何度も僕の顔にキスしてきます。
じんわりと広がるお姉ちゃんの体温、布団にくるまれている安心感。
確かに、お父さんとお母さんのエッチには無縁の世界なのでしょう。
物思いにふけっていると、お姉ちゃんが急に何かを思いついたかのように顔をぱっと輝かせました。
「そうだ、お母さんと一緒にイってみる?」
「え?」
思わず声を出してしまいました。
「お父さん、お母さん、私、そしてナオル君の四人で一緒に絶頂するのよ。ステキでしょ?」
なるほど確かに、お姉ちゃんの快楽の虜になった今の僕にとって、それはとても魅力的な提案に思えました。
「うん、それでよさそうだね。……あ、そろそろあっちはフィニッシュみたいね」
お姉ちゃんがチラリと壁を見ました。
「あなたぁ!私、もうダメぇ!ちゅっ、れるっ、ちゅるるぅ……ひきゅ、いきゅ、いっひゃうぅ!」
もみ……もみ……
もみもみが強くなってきました。
ひだひだが僕のおちんちんの弱点をしっかりとなでてきます。
裏筋、カリ、そして個人的に大好きな裏側のぷっくりと膨らんだ尿道の部分。
ときに優しく、ときに力強く、僕が欲している刺激を欲しているときに攻撃してくれます。
「あっ……あぅっ……」
喉が震えて、勝手に声が出てしまいます。もう、限界が近いです。
「お姉ちゃ……んっ、イっちゃう……」
僕が搾り出すようにそう言うと、お姉ちゃんの体がびくりと一度、大きく震えました。
「あぁ……ナオル君のイき顔、可愛いわよ……私も、その顔見ただけで、イっちゃいそう」
「あなたぁ!出してぇ!子宮の奥に、ざーめんほしいぃ!」
「もみもみ、いいよぉ……すごいぃ……」
「あむっ、ちゅっ……出して、いいからね?」
「おちんちん震えたぁ!あ゛っ、あ゛っ、あっ、きゃうっ!」
鼓膜を震わせる喘ぎ声、口いっぱいにお姉ちゃんの味が広がって、目の前には優しげな笑顔、甘い体臭を肺いっぱいに吸い込んで、揉み解されるおちんちん。
あっ、子宮口が、おちんちんの先っぽに……もう、だめ……
「イっきゅぅぅぅんっ!」
「あんっ、お姉ちゃんん!」
「あっ、精液、奥に、当たる……」
静寂が訪れました。
隣の部屋からは、物音一つしません。快楽が強すぎて、お父さんもお母さんも気絶したのでしょうか。
二人のやりとげた、幸せそうな寝顔が思い浮かばれます。
そして、こちらの部屋では、絶頂の余韻で吐息を漏らす、僕とお姉ちゃんの息遣い。
「一緒に、イけたね」
子供をほめるように、お姉ちゃんが僕の頭をなでなでしてくれます。
同い年の男だったら、子ども扱いするなと怒ってしまうのでしょうが、僕はお姉ちゃんのこんな仕草が大好きなので、幸せな気分で目を閉じます。
「あら、二度寝しちゃうの?じゃあ、私も一緒に寝ようかしら」
きゅぅっとお姉ちゃんは僕に抱きついて、胸に僕の顔をうずめさせます。
甘いミルクの匂い……
「じゃあ、一緒におねんね、しましょうね」
頭がぼーっとしてきました。全身を包み込む暖かさ。
僕は、お姉ちゃんに出会えて……幸せ……です……
勇者、とか……魔王、とか……もう、どうで……も……
耳元でそんな声が囁かれたかと思うと、次の瞬間には僕の唇はふさがれていました。
「んっ……れるっ……ちゅぅ」
そして、すぐに生暖かくて柔らかいものが、口の中に侵入してきます。
それは僕の口内を余すところなくなめ回し、それが終わると僕の舌にからまります。
「れりゅっ、お姉ちゃん……」
頭の中にじんじんと響く快楽、思わず口をふさいでいる張本人を呼んでしまいます。
「ん?なぁに?」
唇を離し、お姉ちゃんがつぶやきます。
息が苦しくて、離して欲しくて呼んだのですが、いざ本当に離れてもらうと、今度は口が寂しくて仕方がありません。
まさか、僕がいつのまにかこんなに欲望に忠実になっているとは思いませんでした。
何日か前までは、世界を背負って立つ勇者見習いだったのに。どうしてこんなことになってしまったのでしょう。
「あら、そういえば朝のご挨拶がまだだったわね」
お姉ちゃんがそう言って微笑みます。
お姉ちゃんが微笑むと、それと同時に腰から生えた一対の翼ははためき、尻尾がゆらゆらと揺らめきます。
そして、お姉ちゃんの頭には、二本の横に並んで生えている角が……
お姉ちゃんは人間ではありません。魔物の一種、サキュバスなのです。
本来ならば、勇者見習いである僕にとって、お姉ちゃんは敵です。倒してしまわなければならない存在です。
なのに、なぜこんなことをしているかというと……
「んふふ……ナオル君おはよう」
「ちょっと、お姉ちゃん!どこに挨拶して……」
いつの間にか、お姉ちゃんは僕の布団の中にもぐりこみ、僕のズボンを下ろしていました。
ズボンの下にあるのは、朝立ちのせいで勃起したおちんちん。
「もぅ、朝からこんなに元気にしちゃって……」
意地悪を言います。お姉ちゃんだって、朝はこうなることを知っているはずなのに。
そう思っていると、突然部屋の壁が勢いよく叩かれる音が響きました。
「あ゛っ、あ゛ぁあっ!あなたぁっ!きゅぅぅんっ、もっとぉ、もっと突いてぇ!」
薄い木造の壁から、叫びにも似た女性の声が漏れてきます。
この声は、僕のお母さんのものです。
「あ゛はぁ!あんっ、しゅごぃぃ!おちんぽがぁ!おまんこの奥をごつごつぅっ!叩くのぉ!」
お母さん、朝から激しいよぉ……
「イくっ、イくぅっ!私の変態メス穴まんこぉ!あなたの大きなカリ高ちんぽでイっちゃうのぉ!イくっ、イくイくイっくぅぅっ!」
お母さんがそう叫ぶと、隣の部屋は静まり返りました。
「んふっ、ナオル君のご両親、今日も激しいわね……妬けちゃう」
お姉ちゃんは苦笑すると、突然僕のおちんちんに舌を這わせ始めました。
「んっ!」
「れるっ、気持ちいい?」
上目遣いでこちらを見てくるお姉ちゃん。世界の半分をあげたくなるくらい可愛くて、僕の心臓が高鳴ってしまいます。
僕は返事の代わりに体を何度もびくびくさせました。
「よかった、気持ちいいんだね」
安心したように、お姉ちゃんが笑います。
再び、壁の向こうから声が聞こえてきました。
「あなたぁ……もう一回しましょうよぉ……ちゅるぅ」
お父さんとお母さんがキスをしながら、もう一回やろうかどうか相談しているみたいです。
あの声をもう一回聞かされるのかと思うと、僕は頭が痛くなってきました。
あの日、僕が勇者見習いとして王様に会いに行く途中、お姉ちゃんたち大勢のサキュバスに出会いました。
お姉ちゃんは僕を一目見た瞬間に大好きになってしまったらしく、その日は一日中僕を離してくれませんでした。
僕はお姉ちゃんで童貞を卒業して、他のサキュバスさんたちは、思い思いに村の人たちを襲っていきました。
そのせいで僕の冒険は中止。お母さんはサキュバスになって若返り、あれから毎日お父さんとエッチしています。
サキュバスになったお母さんの声は、見た目と一緒に若くなっていて、隣から漏れてくる喘ぎ声を聞くと、僕までエッチな気分になってしまうのです。
「どうしたの?したくなっちゃった?」
そんな僕のエッチな気分を敏感に察知して、お姉ちゃんは僕に問いかけてきました。
「うん……でも、僕はあんなに激しいのはちょっと……」
僕は正直に答えます。お姉ちゃんはエッチなことに関してだけは、とても勘が鋭いので、嘘をついても無駄なのです。
「ふふっ、分かってるわよ。ナオル君は、ぎゅって抱きしめ合って、キスしながら、ゆっくりと腰を動かしてあげるのが好きなのよね?」
僕はこくこくとうなずきました。
顔がカッカと熱くなってきます。今、僕の顔は真っ赤なのでしょう。
ぎゅっとして、キスして、甘いエッチをしたくて、全身がうずうずしてしまっているのです。
「あらあら、そんなに物欲しげな目をしちゃって……うずいちゃうじゃないの」
お姉ちゃんはそう言うと、おちんちんから口を離して顔を僕の顔に寄せてきました。
「それじゃあ、入れるからね」
そっと僕の頬をなでてくれます。お姉ちゃんの手、暖かい……
「あ……あっうっ……」
僕のおちんちんが、お姉ちゃんのお肉をかき分ける感触が伝わってきます。
ひだひだが先っぽを優しくこすってきて、そのたびに僕の背中がぞくぞくしてしまいます。
「もう何度も味わってるのに、またそんな可愛い顔しちゃって」
「だってっ、お姉ちゃんのおまんこ……いつ入れても気持ちいいんだもん……」
からかわれたような気がして、目に涙がたまってきます。お母さんから「男は泣いちゃいけません」っていつも言われていたのに。
「ふふ、泣きそうな顔も可愛い」
溢れそうになる僕の涙を、お姉ちゃんは指で拭いながら微笑みました。
そして、さらに顔を近づけてきます。
「ねえ、さっきナオル君のおちんちんなめちゃったんだけど、キスしていいのかな?」
このように、突然僕のことを気遣うセリフが飛び出してくるからあなどれません。
そんなの、僕は気にしてないのに。お姉ちゃんの唇は、どんなときでも欲しいのです。
「大丈夫だから……だから、キス、欲しい……」
もう我慢ができません。僕は精一杯お姉ちゃんにキスをおねだりしました。
「うん、よかった。私も、早くキスしたかったのよ?」
そう言って、お姉ちゃんは僕の唇に自分の唇を重ねてくれました。
お姉ちゃんの唇は温かくて、柔らかくて、ちょっとぬるっとしてて……
お姉ちゃんが僕の頭の後ろの両腕を回してきました。枕と後頭部の間に手を差し込んで、なでなでしてくれています。
魔物が人間を殺し、食らうと誰に教わったでしょうか。
牧師様?王様?お父さん?お母さん?
村の人みんなが、そんなことを言っていたような気がします。
僕も、そんな大人たちの話や、英雄のおとぎ話を聞いて、勇者になりたいと思ったのです。
しかし、実際はどうでしょうか。
僕の目の前にいる魔物から、そんな恐ろしい様子は少しも感じられません。
お姉ちゃんはいつも優しくて、まだ甘えん坊の僕を優しく包み込んでくれます。
ちょっとエッチで、僕の意思に関係なくエッチをしたがるけれど、そんなときも僕の本当に嫌がることは絶対にしません。
キスも優しくて、今もこんなにうっとりとした表情で、頬を赤く染めて、目をうっすらと閉じて。
「ふふ……れるっ」
お姉ちゃんの舌が入ってきました。さっきのキスは、寝ぼけていたのであまりしっかりと感じられませんでしたが、今回は覚醒しているので、お姉ちゃんの温かさがよりしっかりと感じられます。
「ちゅっ、じゅぅっ、ちゅちゅっ……」
舌をくるくると僕の舌に絡ませ、唾液を啜っていきます。僕はこれが大好きで、舌が一周するたびに体をびくんびくんと跳ねさせてしまいます。
すると、今度はおちんちんがおまんこの中でこすれて、また体がびくびくしてしまうのです。
僕は体がこれ以上びくびくしないように、お姉ちゃんの背中に両腕を回してぎゅっとしがみつきました。
「れるぅ、あら、甘えん坊さん……んふっ」
お姉ちゃんは片腕を後頭部から外し、僕の背中に回してくれました。
よりしっかりと僕たちは抱き合い、互いの心臓の鼓動まで感じられるようになりました。
そして、むにゅりと僕の胸に密着する、お姉ちゃんのおっぱい……
「あら、またびくんって体震えたね」
僕の体は、すぐに反応してしまいます。
「あぅっ!出したばかりなのにぃ!まだこんなにかたいぃ!」
隣の部屋で二回戦が始まりました。
「ぞりぞりぃ!おまんこの壁こすってくるぅ!」
隣の家に聞こえるくらいの大声です。
しかし、たとえ隣の家の人に聞かれても心配ないでしょう。
何しろ、村中の女性がサキュバスで、村中の男性はみんなサキュバスたちの虜なのです。
隣人の喘ぎ声をBGMにして、さらにエッチが盛り上がるでしょう。
そして、僕もお母さんの声を聞いていたら、ムラムラしてきました。
「動いて欲しい?」
さすがお姉ちゃん。鋭いです。
僕は小さくうなずきます。
「うん、分かった。じゃあ動くね」
お姉ちゃんはそう言って微笑むと、足を僕の足に絡ませて腰を固定しました。
「ナオル君はこれが好きなんだよね」
次の瞬間、お姉ちゃんはおまんこのお肉をぐにぐにと動かし始めました。
膣肉がにぎにぎと、僕のおちんちんを揉み解してきます。
僕はこれが大好きなのです。
お母さんの声のおかげで、僕のおちんちんは早速音を上げてしまいました。
「またぁ!またイっちゃうぅ!ねっ、あなたぁ、ぎゅってしてっ!ぎゅぅってしてぇ!」
自分の母親の声で欲情してしまうのは変なのでしょうが、あんなに感じている女性の声を聞いてしまうと、ついついおちんちんのむくむくが大きくなってしまいます。
もみ……もみ……お姉ちゃんのお肉の揉む速度が速くなってきました。
「ふふ、同じ家族なのにこんなにエッチの趣味が違うなんてねぇ……人間の神秘だわぁ」
しみじみとつぶやきながら、何度も僕の顔にキスしてきます。
じんわりと広がるお姉ちゃんの体温、布団にくるまれている安心感。
確かに、お父さんとお母さんのエッチには無縁の世界なのでしょう。
物思いにふけっていると、お姉ちゃんが急に何かを思いついたかのように顔をぱっと輝かせました。
「そうだ、お母さんと一緒にイってみる?」
「え?」
思わず声を出してしまいました。
「お父さん、お母さん、私、そしてナオル君の四人で一緒に絶頂するのよ。ステキでしょ?」
なるほど確かに、お姉ちゃんの快楽の虜になった今の僕にとって、それはとても魅力的な提案に思えました。
「うん、それでよさそうだね。……あ、そろそろあっちはフィニッシュみたいね」
お姉ちゃんがチラリと壁を見ました。
「あなたぁ!私、もうダメぇ!ちゅっ、れるっ、ちゅるるぅ……ひきゅ、いきゅ、いっひゃうぅ!」
もみ……もみ……
もみもみが強くなってきました。
ひだひだが僕のおちんちんの弱点をしっかりとなでてきます。
裏筋、カリ、そして個人的に大好きな裏側のぷっくりと膨らんだ尿道の部分。
ときに優しく、ときに力強く、僕が欲している刺激を欲しているときに攻撃してくれます。
「あっ……あぅっ……」
喉が震えて、勝手に声が出てしまいます。もう、限界が近いです。
「お姉ちゃ……んっ、イっちゃう……」
僕が搾り出すようにそう言うと、お姉ちゃんの体がびくりと一度、大きく震えました。
「あぁ……ナオル君のイき顔、可愛いわよ……私も、その顔見ただけで、イっちゃいそう」
「あなたぁ!出してぇ!子宮の奥に、ざーめんほしいぃ!」
「もみもみ、いいよぉ……すごいぃ……」
「あむっ、ちゅっ……出して、いいからね?」
「おちんちん震えたぁ!あ゛っ、あ゛っ、あっ、きゃうっ!」
鼓膜を震わせる喘ぎ声、口いっぱいにお姉ちゃんの味が広がって、目の前には優しげな笑顔、甘い体臭を肺いっぱいに吸い込んで、揉み解されるおちんちん。
あっ、子宮口が、おちんちんの先っぽに……もう、だめ……
「イっきゅぅぅぅんっ!」
「あんっ、お姉ちゃんん!」
「あっ、精液、奥に、当たる……」
静寂が訪れました。
隣の部屋からは、物音一つしません。快楽が強すぎて、お父さんもお母さんも気絶したのでしょうか。
二人のやりとげた、幸せそうな寝顔が思い浮かばれます。
そして、こちらの部屋では、絶頂の余韻で吐息を漏らす、僕とお姉ちゃんの息遣い。
「一緒に、イけたね」
子供をほめるように、お姉ちゃんが僕の頭をなでなでしてくれます。
同い年の男だったら、子ども扱いするなと怒ってしまうのでしょうが、僕はお姉ちゃんのこんな仕草が大好きなので、幸せな気分で目を閉じます。
「あら、二度寝しちゃうの?じゃあ、私も一緒に寝ようかしら」
きゅぅっとお姉ちゃんは僕に抱きついて、胸に僕の顔をうずめさせます。
甘いミルクの匂い……
「じゃあ、一緒におねんね、しましょうね」
頭がぼーっとしてきました。全身を包み込む暖かさ。
僕は、お姉ちゃんに出会えて……幸せ……です……
勇者、とか……魔王、とか……もう、どうで……も……
11/02/20 02:05更新 / 川村人志