さぁ、新しき世界へ
深夜、遥か上空に2つの黒い影が現れる。その2つの影はパーラーDE☆A☆Iのオーナーと美人店員だった。だが、その2人を人と呼ぶには抵抗のある姿。頭には黒曜石のような色の角が後頭部から前方に向かって生え、瞳は紅くルビーのように輝いている。更に腰からは悪魔の象徴とも言えるような翼に尾骶骨からはこれまた悪魔を彷彿させるような尾が生えていた。その2つの影は上空で何か会話している。
「オーナー、実行するのですか?」
「・・・、今はいつも通りに呼んでくれて構わないわよ?」
片方の女性が優しく諭すと、もう一人の女性はまるで家族と接するかのような表情で再度話しかける。
「姉さん、そろそろ頃合になったの?」
「ええ、そうね・・・。この国・・いえ、この世界は私達にとって楽園に近い世界だわ。少しばかり危険な武器の類もあるようだけど、私達にとっては微々たるものだわ」
「それでは・・、沈めますの?」
「ええ、それが私達リリムの役目ですわ。こちらの世界にゲートを繋げ賭博行為という誘惑で男性を誘い娘達との出会いを提供してみてわかった事があるわ」
「・・・それは・・?」
姉の口元が僅かに緩み、何か含みを持たせたような回答をもう一人のリリムに聞かせる。
「今まで嫁がせた子達を見て理解した事があるのよ。この国は、いえ世界は愛に飢えているわ。そして今こそ私達の愛を注ぐ時、手始めにこの日本という国を私達の愛情で全てを包むの。それには勿論、貴女にも手伝ってもらうつもりよ」
「・・・わかったわ、姉さん。でも、注ぐと言ってもどうするつもりなの?」
妹の質問に姉は答える。
「簡単な事よ?この国の中枢部に私の全魔力を撃ち込み解放するだけ。でも全ての魔力を放出しちゃうと例え私でも魔界に戻れなくなるぐらい疲弊してしまうわ。そうならない為にも・・・貴女の魔力を少しだけ貸して欲しいの」
「姉さん、・・・わかったわ!少しと言わず全部使ってくれても構わないわ!」
「あらあら・・・それだと貴女が動けなくなるでしょう?気持ちは嬉しいけど・・・貴女には次の仕事が待っているのだから無理はさせられませんからね♪」
「次の仕事?それは一体何の事ですか?」
「んふふ♪先日やっと2号店が出来ましたのよ♥もうお分かりですわね?」
2号店と聞いた妹は表情を輝かせたが、僅かに引っ掛かった疑問点を姉に訊ねる。
「姉さん、今からこの国を沈めるのに2号店は必要・・なのですか?」
そう、これから魔界に沈めようとする国にパーラーという出会いの場は必要なのだろうか、と。今宵、この国を膨大な魔力を擁する魔王の娘であるリリム2人が染め上げていくのだ。そうなると魔物娘達が我先にと進出してくるであろう事は明白。そうなるとパーラーが無くとも出会いは必須となるであろう。
「まだまだわかっていないようね?確かに私達は今から日本を沈めるわ。ですが・・・、沈めた後に私達の魔力がどれだけ残っているかが・・問題なのです」
「・・・あ!・・・、そうでしたね、迂闊でしたわ・・。姉さん、もしかして・・その事を見越して2号店をお作りになったのですね」
「そうよ、もしかすると・・魔界に戻れないほど魔力を消費してしまうかもしれないわ・・。下手すれば向こう側とのゲートを作る事さえ困難なほどに・・。そうなると魔力が回復するまではこちらの世界に滞在する事になってしまうわ」
リリム姉妹はこれから行う侵食にどれほどの魔力を消費してしまうのか、そして無事に日本を染める事が出来るのか内心は不安だった。それでも妹は姉を信じる。
「私は姉さんを信じるわ。それにもしもの事があったとしても私が魔力を提供するから心配しないで」
「・・・そうね、魔王の娘が2人も居て弱気になってしまってはダメね♪さ、行きましょう」
姉妹は手を取り合い闇夜の空を駆ける。姉妹は目的地の上空まで来ると遥か下に僅かに見える地上を慈しむような瞳で見つめた。その瞳に宿っているのは母性。全てを愛するかのような優しい瞳だった。
「今宵この地に祝福と愛を!!」
「労わりと慈愛の心を!!」
「全ての人々に偽り無き愛情を!!」
その言葉と共に姉は両手を前に突き出し自身の魔力を解放していく。姉の両手には密度の高いドロリとした球体が現れ膨らみ続けていく。
「くうっ!!・・・・まだ、もう少し膨らまさないと・・・!」
姉の額から大量の汗が流れ落ちる。一気に莫大な量の魔力を手に集中させているようだ。制御不能ぎりぎりまで膨らませると一旦魔力注入を止め、息を整える。
「はー・・・はぁー・・・。はぁぁぁ〜・・、もう少し注入すれば・・・全てが終わるわ・・。いえ、・・・始まるのね」
再度魔力を注入しようと手に力を込める姉を妹は後ろから抱き締める。
「姉さん・・無理はしないで。それ以上魔力を放出したら姉さんの魔力が無くなるわ・・。私の魔力を受け取って・・・姉さん」
「・・・そうね、成功したとしても私が消えてしまっては意味がありませんわね・・。それじゃ・・少しだけ頂戴ね♥」
姉の尾が妹の秘所に近づくと下着をずらし先端を膣に沈める。
「んんっ♥ふあぁぁぁ・・・、久しぶりの・・姉さんの尻尾が〜・・♥」
「んっ♪いいわぁ〜・・・、貴女の魔力・・久しぶりに感じてすっごく美味♪」
「ぁぁ〜・・・♪姉さんに・・魔力吸われちゃってるぅ〜・・♥」
「んぅぅ〜♥処女膜越しに吸う魔力って・・本当に美味しいわ♥」
先ほどまでの疲労感を感じさせないほどに姉は力を取り戻していくが、代わりに妹は魔力を半分以上吸われ姉の背中にもたれたままぐったりしてしまう。
「アハッ・・、魔力・・・吸われてイッちゃったぁ〜♥」
「・・・フフッ♪美味しかったわ・・、でもこれで・・・・!!」
再度、手に魔力を集中させドロリとした球体を膨らませていく。球体は膨らみ続け最終的には人を100人ほど包めるほどにまで大きく成長した。
「・・・す、すごいわ・・姉さん。こんな大きな魔力塊なんて・・滅多に見れないわ」
「この大きさなら・・絶対に失敗しないわ。さ、始めるわよ」
姉は静かに魔力塊から手を抜き出し地上へと一直線に落とす。落ちる様を姉妹は黙って見続ける。ある程度の高さまで魔力塊が落下した頃だろうか、突如塊が弾けた。
「・・・始まるわね」
「ええ、姉さん。これから始まるのですね」
弾けた魔力塊から大量のピンク色の霧が溢れ出し、深夜の日本を包み込んでいく。
「これで夜明けと同時に私達のような魔物娘を見ても誰も驚かないわ」
「ええ、姉さん。これであの子達も自由に生活出来ますわね」
「さ、帰りましょう♪」
「そうですね♥」
リリム姉妹は闇に溶け込むように消えていった。きっと自分達の店に戻っていったんだろう。姉はパーラーDE☆A☆Iに・・・。妹は新しく建ち上げた2号店に・・。その一部始終を闇夜を照らす満月だけが上空で輝きながら見ていた。
「オーナー、実行するのですか?」
「・・・、今はいつも通りに呼んでくれて構わないわよ?」
片方の女性が優しく諭すと、もう一人の女性はまるで家族と接するかのような表情で再度話しかける。
「姉さん、そろそろ頃合になったの?」
「ええ、そうね・・・。この国・・いえ、この世界は私達にとって楽園に近い世界だわ。少しばかり危険な武器の類もあるようだけど、私達にとっては微々たるものだわ」
「それでは・・、沈めますの?」
「ええ、それが私達リリムの役目ですわ。こちらの世界にゲートを繋げ賭博行為という誘惑で男性を誘い娘達との出会いを提供してみてわかった事があるわ」
「・・・それは・・?」
姉の口元が僅かに緩み、何か含みを持たせたような回答をもう一人のリリムに聞かせる。
「今まで嫁がせた子達を見て理解した事があるのよ。この国は、いえ世界は愛に飢えているわ。そして今こそ私達の愛を注ぐ時、手始めにこの日本という国を私達の愛情で全てを包むの。それには勿論、貴女にも手伝ってもらうつもりよ」
「・・・わかったわ、姉さん。でも、注ぐと言ってもどうするつもりなの?」
妹の質問に姉は答える。
「簡単な事よ?この国の中枢部に私の全魔力を撃ち込み解放するだけ。でも全ての魔力を放出しちゃうと例え私でも魔界に戻れなくなるぐらい疲弊してしまうわ。そうならない為にも・・・貴女の魔力を少しだけ貸して欲しいの」
「姉さん、・・・わかったわ!少しと言わず全部使ってくれても構わないわ!」
「あらあら・・・それだと貴女が動けなくなるでしょう?気持ちは嬉しいけど・・・貴女には次の仕事が待っているのだから無理はさせられませんからね♪」
「次の仕事?それは一体何の事ですか?」
「んふふ♪先日やっと2号店が出来ましたのよ♥もうお分かりですわね?」
2号店と聞いた妹は表情を輝かせたが、僅かに引っ掛かった疑問点を姉に訊ねる。
「姉さん、今からこの国を沈めるのに2号店は必要・・なのですか?」
そう、これから魔界に沈めようとする国にパーラーという出会いの場は必要なのだろうか、と。今宵、この国を膨大な魔力を擁する魔王の娘であるリリム2人が染め上げていくのだ。そうなると魔物娘達が我先にと進出してくるであろう事は明白。そうなるとパーラーが無くとも出会いは必須となるであろう。
「まだまだわかっていないようね?確かに私達は今から日本を沈めるわ。ですが・・・、沈めた後に私達の魔力がどれだけ残っているかが・・問題なのです」
「・・・あ!・・・、そうでしたね、迂闊でしたわ・・。姉さん、もしかして・・その事を見越して2号店をお作りになったのですね」
「そうよ、もしかすると・・魔界に戻れないほど魔力を消費してしまうかもしれないわ・・。下手すれば向こう側とのゲートを作る事さえ困難なほどに・・。そうなると魔力が回復するまではこちらの世界に滞在する事になってしまうわ」
リリム姉妹はこれから行う侵食にどれほどの魔力を消費してしまうのか、そして無事に日本を染める事が出来るのか内心は不安だった。それでも妹は姉を信じる。
「私は姉さんを信じるわ。それにもしもの事があったとしても私が魔力を提供するから心配しないで」
「・・・そうね、魔王の娘が2人も居て弱気になってしまってはダメね♪さ、行きましょう」
姉妹は手を取り合い闇夜の空を駆ける。姉妹は目的地の上空まで来ると遥か下に僅かに見える地上を慈しむような瞳で見つめた。その瞳に宿っているのは母性。全てを愛するかのような優しい瞳だった。
「今宵この地に祝福と愛を!!」
「労わりと慈愛の心を!!」
「全ての人々に偽り無き愛情を!!」
その言葉と共に姉は両手を前に突き出し自身の魔力を解放していく。姉の両手には密度の高いドロリとした球体が現れ膨らみ続けていく。
「くうっ!!・・・・まだ、もう少し膨らまさないと・・・!」
姉の額から大量の汗が流れ落ちる。一気に莫大な量の魔力を手に集中させているようだ。制御不能ぎりぎりまで膨らませると一旦魔力注入を止め、息を整える。
「はー・・・はぁー・・・。はぁぁぁ〜・・、もう少し注入すれば・・・全てが終わるわ・・。いえ、・・・始まるのね」
再度魔力を注入しようと手に力を込める姉を妹は後ろから抱き締める。
「姉さん・・無理はしないで。それ以上魔力を放出したら姉さんの魔力が無くなるわ・・。私の魔力を受け取って・・・姉さん」
「・・・そうね、成功したとしても私が消えてしまっては意味がありませんわね・・。それじゃ・・少しだけ頂戴ね♥」
姉の尾が妹の秘所に近づくと下着をずらし先端を膣に沈める。
「んんっ♥ふあぁぁぁ・・・、久しぶりの・・姉さんの尻尾が〜・・♥」
「んっ♪いいわぁ〜・・・、貴女の魔力・・久しぶりに感じてすっごく美味♪」
「ぁぁ〜・・・♪姉さんに・・魔力吸われちゃってるぅ〜・・♥」
「んぅぅ〜♥処女膜越しに吸う魔力って・・本当に美味しいわ♥」
先ほどまでの疲労感を感じさせないほどに姉は力を取り戻していくが、代わりに妹は魔力を半分以上吸われ姉の背中にもたれたままぐったりしてしまう。
「アハッ・・、魔力・・・吸われてイッちゃったぁ〜♥」
「・・・フフッ♪美味しかったわ・・、でもこれで・・・・!!」
再度、手に魔力を集中させドロリとした球体を膨らませていく。球体は膨らみ続け最終的には人を100人ほど包めるほどにまで大きく成長した。
「・・・す、すごいわ・・姉さん。こんな大きな魔力塊なんて・・滅多に見れないわ」
「この大きさなら・・絶対に失敗しないわ。さ、始めるわよ」
姉は静かに魔力塊から手を抜き出し地上へと一直線に落とす。落ちる様を姉妹は黙って見続ける。ある程度の高さまで魔力塊が落下した頃だろうか、突如塊が弾けた。
「・・・始まるわね」
「ええ、姉さん。これから始まるのですね」
弾けた魔力塊から大量のピンク色の霧が溢れ出し、深夜の日本を包み込んでいく。
「これで夜明けと同時に私達のような魔物娘を見ても誰も驚かないわ」
「ええ、姉さん。これであの子達も自由に生活出来ますわね」
「さ、帰りましょう♪」
「そうですね♥」
リリム姉妹は闇に溶け込むように消えていった。きっと自分達の店に戻っていったんだろう。姉はパーラーDE☆A☆Iに・・・。妹は新しく建ち上げた2号店に・・。その一部始終を闇夜を照らす満月だけが上空で輝きながら見ていた。
13/10/14 01:12更新 / ぷいぷい
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