連載小説
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プレ放送
エリン
「エリンのラジオ イーリン裏戦記(仮)!」

OP:『雫』

エリン
「みなさんこんばんは、孤児院の女主人エリンです」

緑の姫君(以下緑)
「今回はプレ放送ということで、特別に放送作家兼ADの緑の姫君が参加しております」

エリン
「へえ、緑のが放送作家をやるのね。本気なの?」


「本気です!」

エリン
「まあ、不安しか感じないけど……それはさておき、タイトルも決まってないわけ?」


「タイトルを考える時間がありませんでした。プレ放送なのでご容赦をorz」

エリン
「そりゃないわ。プレ放送だからって何でも許されるわけじゃないのよ?」


「ごめんなさい……、タイトルは改めまして募集しますorz」

エリン
「まあ、説教ばかりだと聴取者の皆さんも滅入るし、気を取り直していきましょう!」

エリン・緑
「あらためまして、イーリン裏戦記(仮)、はっじまっるよ〜!」



エリン
「それにしても、オープニングの曲、なんかいい感じよね?」


「あなたと同じ名前の少女が主人公の某アニメから引用しました」

エリン
「なんかそれ聞くと少しテンションが下がるわね? あと、スポンサー? がいないのね? いったいどうやって成り立ってるの、このラジオ?」


「それは、私のポケットマネーです」

エリン
「へぇ……(ぎろり」


「えーと、それでは今回のアシスタントをお呼びしましょう、こちらの二人です!」

エリン
「うまいことごまかしたわね……」

ミリア・ノッコ
「こんばんは〜!」

ミリア
「はじめまして、ハーピーのミリアで〜す!」

ノッコ
「……リザードマンのノッコだ。こういう場はあんまり得意じゃないが……よろしく頼む」

エリン
「よろしくね、ミリア、ノッコ。ところで緑の、どうしてこの二人を呼んだの?」


「それはですね、普段ならあなた一人で収録するのですが、本編の方を呼んでいらっしゃらない方に対する配慮でして……」

エリン
「あ、それもそうね……」

ミリア・ノッコ
「?」


「ご理解いただけたでしょうか?」

エリン
「ええ。ミリアとノッコはわかってないみたいだけど」


「それでは早速、コーナー紹介にいってみましょう! まずはラジオでは恒例のコーナー、お便りのコーナー!」

エリン
「いわゆる『ふつおた』ってやつね」


「ご理解していただけているようなら、説明は不要ですね」

ミリア
「あたし、おたよりよみたーい!」

エリン
「はい、それはミリアがここに来たときにね」

ミリア
「わ〜い!」


「続いてこちらも恒例のコーナー、フリートーク!」

ノッコ
「……しゃべるのはあんまり得意じゃないんだが」

エリン
「心配しなくても、あなたが出なかったらしゃべらなくていいのよ」

ノッコ
「いや、このままじゃ終われないんだ。私もたまには出てもいいか?」


「ええ、もちろん」

エリン
「それはそれでいいとして、他には何か案はあるの?」


「エリンさんたちの裏話、ですね」

エリン
「へぇ……。他には?」


「後は何か面白いコーナーがあれば他の番組様からパクtt……げふんげふん、参考にさせていただくなり、聴取者の方々からアイデアをいただくなりして、コーナーを充実させていこうと思っております」

エリン
「身も蓋もないわね……。こんなんで長続きするのかしら?」


「聴取者様からの支持があれば!」

エリン
「泥船に乗った気分だわ、まったく。おっと、時間が来てしまいました。次は『もふもふ☆day's』です。引き続き、SMラジオをお楽しみくださいませ。本日はエリンと」

ミリア
「ミリアと!」

ノッコ
「ノッコと」


「放送作家の緑の姫君でした!」

一同
「それでは次回、お楽しみに!」
11/09/28 22:19更新 / 緑の
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■作者メッセージ
―放送終了後―

エリン
「ふう、ラジオって初めてで緊張したわ」


「私もです」

エリン
「緑の。あなた、考えなしにもほどがあるわよ」


「……それは申し訳ございませんでした」

エリン
「私に言ってどうするの? 宿利社長や沈黙の天使様に申し訳が立たなくなるわよ。何かあてはあるの?」


「放送でも言った通り、読者の方々からアイデアをいただきたいと思っております。あと、裏話は確定事項です」

エリン
「へえ……」


「きついですよ、エリンさん。えーと、先ほども申しました通り、番組名、スポンサー様、コーナーの案、ご感想、ご質問など、大募集しております! ラジオネームを添えて、ご感想欄までご投稿くださいませ」

エリン
「なんか釈然としないけど……、それでは、待っております!」

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