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回想・・・パラレルワールドへ


地球軌道上で小規模の艦隊が漂う。現在、宇宙空間での軍事演習が行われている。そのなかの小型の軽巡洋艦は地球軌道上から地球へ向けて小隊を降下する演習を行おうとしている。
曹長「全隊員配置につけ!」
その小型戦艦をまかされた上級曹長は部下たちの降下の準備をしていた。
曹長「ケニー調子はいいか? LTびびんなよ」
上級曹長は部下たちに問いかける
隊員1「絶好調です」
隊員2「降下したくてウズウズしてますよ軍曹 なぁみんな!」
隊員達「イェー!」
隊員2「軍曹も降下しないんですかぁ?」
曹長「ああ〜そのうちにお前の頭の上にでも落ちてやるよ、てか俺は曹長だ!」
そう雑談があるなか準備がととのっていく
AI「システム異常なし、いつでも降下可能です。」
船に搭載されているAIが投下準備を整える
曹長「了解メリーナ システムの監視を続けてくれ」
AIメリ「はい」
そして すぐそこの船を見守る重巡洋艦から。
艦長「 スミス上級曹長、ポット投下の準備は整ったかね?」
曹長「こちらセプテンバーいつでも演習可能です」
艦長「了解した。その小型船での降下は初めてだ。そして、隊員たちも始めてだ、幸運を祈る!」
曹長「イエッサ!全隊員スタンバイ!演習開始!」
AI「全ポッド降下」
上級曹長とAIの声とともに軌道上の小型巡洋艦セプテンバーから地球へと4機のポッドが発射された。 この演習は国連宇宙軍の特殊部隊、軌道降下部隊の演習なのだ。

※2
 時は2245年、地球では人類の人口密度は限界まで拡大し、残り少なくなった資源、そして氷河期までおとずれた。 人類は余儀なく月や他の惑星、コロニーなどに住居を移転することになった。
そんななか人類は愚かなことに、資源や土地のために内乱や紛争をくりかえしてたのだった。 地球政府は国連宇宙軍を設立、すべての統一を成し遂げようとしていた。 だが政府に対する反乱軍の勢力も負けてはおらず今だにテロ行為などが勃発するなか、戦場の最前線に降下し戦闘に向かう特殊部隊が編成された。 それが軌道降下部隊である。
※2end

そのなかの第23部隊の小隊長を務めるスミス上級曹長は部下の降下を見守っていた。
曹長「全員降下、よし 死ぬんじゃねえぞ〜」
部下の降下を見届けた曹長は部下の一人ケニーのヘルメットに搭載されたカメラのディスプレイにモニターを切り替えようとしてた。
曹長「メリーナカメラを1番に」
AIメ「はい・・・ スミス曹長 」
その時、演習中の艦隊近くに影のような物があらわれた。
曹長「なんだ?」
AIメ「警告 艦隊付近に謎のホールが発生、退避せよ、繰り返します 退避を」
艦長「何が起こった! 大丈夫か?」
曹長「わかりません 艦長ひとまず退避を!」
周りの巡洋艦はすぐさまホールから退避した。しかし、ホールの間近にいたセ
プテンバーは間もなくホールに吸い込まれてホールごと消えてしまったのだった・・・。
艦長「セプテンバー応答せよ! スミス!メリーナ!応答せよ!」

ホールに吸い込まれたセプテンバーは・・・
曹長「いったいなんだ!? ワープよりきつかったぜ! メリーナ状況は?
AIメ「スキャン中 システムには以上なし、エンジンストップ流されてます」
曹長「ほかの艦隊は?」
AIメ「スキャン中 セプテンバーの周りに船は一隻もありません。そして此処は地球の軌道上です」
曹長「地球の上なら安心だ、しかし、ほかの船はどこへ・・・」
AIメ「わかりません、突然のことだったので、あのホールがなんなのかもわかりませんでした。」
曹長「OK、とりあえず部下達が投下した地へ行ってみよう」
AIメ 「了解 急行します」

一方 地球である惑星の大陸にある 小さな村の教会では・・・
??「時は着ました・・・救世主が現れたのです・・・」
スミス達の時代では地球に教会や神を信仰する建物、ましてや村などは存在するはずなどなかったのだが・・・そこに手とてを握り合わせ祈りをする人の雰囲気から離れたシスターは希望にみちた表情で祈りを捧げたのだった・・・

そのころ セプテンバー号は 演習中に停留してたはずの軌道上にいた。
曹長「メリーナここは・・ほんとに地球か? なんでこんなに青いのよ?」
AIメ「わかりません、確かに演習をしていた座標はここなのですが・・・」
曹長「氷河期が来る前の200年ほど前の地球は緑があったって言うが・・・まさかタイムスリップしたとかじゃないだろうな・・・」
AIメ「分析不能 地球へ降りない限りわかりませんね・・・」
曹長「そうだな、この大陸へ降りてみよう しかしこの船をおろすのは危険かもしれん 直接俺が降りてみよう メリーナ ポッドは後何機ある?」
AIメ「後3機のこってます、スミス曹長 ドロップシップがあるのでそちらで降りてみてはいかがですか?」
曹長「いや、シップを下ろすのも危険を伴うかもしれん、 ポットで降下する準備してくれ シップは船へ戻るときに使う。メリーナ、シップの遠隔操作と船の軌道維持を頼む」
AIメ「了解 幸運を祈ります」

曹長は装備を整えポットへ乗り込み、地球・・・未知の世界パラレルワールドへ降下するのであった。

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できればですが、※2から以下のURLの音楽を ※2endまで聞いてもらえれば幸いです
http://www.youtube.com/watch?v=3rbSfCfa2-M&feature=related

すみません・・・ 魔物的要素はまったくありません・・・
少し 魔物のような人は出てきましたが、読む人にとってはただの人にしか想像できないかもしれませんね・・・

この話は未知の地での魔物(スライム)との出会いの数時間前の話です。 探索編はこれで終了になりますが、スミス曹長の奮闘はつづきます。 てことで・・・

10/12/30 09:50 FPS

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