デビルバグパニック! その2
ぴちゃぴちゃ、じゅる、じゅるるぅ、はむっ、れろ…れろ
「あっ、あっ、ぐぅぅ、うぐぅぅ、はっ、はっ」
浪人生は快感のあまり、まともな言葉を発することも出来ず、呻き声のような喘ぎ声を上げている。またも射精感が込み上げて来たのか、彼の一物がさらに大きくなり、ビクッビクッと打ち震えた。しかし、またも絶妙なタイミングで隊長が命令を下す。
「全員男から離れろ!」
浪人生の体を舐めまくっていた彼女らは、名残惜しそうな顔をしながらも素直に命令に従い、すぐに彼の体から離れた。刺激が止まり、先走り汁は溢れ出るものの、またしても射精することは出来なかった。彼はどうしてそのようなことをするのか、と言いたげな表情で隊長の顔を見上げた
「はぁ、はぁ、うぐっ」
「そんな悲しい顔をするな。もっと虐めたくなるだろう。あぁ、ついでに言っておくが、お前に射精させてやるつもりはない。ただずっとその醜いチンコを嫐る、それだけだ」
今の浪人生にとって、それは死刑宣告にも似たようなものだった。こんなにも登り詰めているのに不完全燃焼のままと言われたのだ。そう思うと気が狂いそうになる。
「おいおい、そんな絶望したような顔をするなよ。死ぬ訳じゃないんだから。そうだな、私達の仲間を殺したことを詫び、『どうかこのゴミ以下の存在である私めにイクことをお許し下さいお願いします、ご主人様』とでも言うのなら考えてやらないこともないぞ」
彼は即答する
「…なたの……な、仲…間を……して……ませ…した。どうか、こ、この……ゴ……以下の…存…ざ……いで…る……わ、わたく……し…に……ィク………こ…を…ゅる……だ……さい、お、ぉね……ぃしま…す………ご、ごしゅ、……ごしゅ………じん…さま…」
もうちっぽけなプライドなどどこかに消えてしまった。悔しさと羞恥で顔を耳まで真っ赤にさせながら、隊長に懇願した。あまりにもテンプレに事が運び過ぎて、笑いが込み上げてくる。
「フフフ、そんなんで許せる訳ないだろう? もっとはっきりと早く!」
「あなたの仲間を殺してすいませんでした。どうかこのゴミ以下の存在である私めにイクことをお許し下さいお願いします、ご主人様」
「私はお前のご主人様だぞ? 言い方を統一しろ!」
「ご主人様の仲間を殺してすいませんでした。どうかこのゴミ以下の存在である私めにイクことをお許し下さいお願いします、ご主人様」
「もっと丁寧に謝れるだろ? もっと心を込めろ」
「ご主人様のお仲間を殺してしまい本当に申し訳ございませんでした。どうかこのゴミ以下の存在である私めにイクことをお許し下さいお願いいたします、ご主人様」
「もっと大きな声で!」
「ご主人様のお仲間を殺してしまい本当に申し訳ございませんでした! どうかこのゴミ以下の存在である私めにイクことをお許し下さいお願いいたします、ご主人様!」
ヤケクソになりながらも何度も口上を読み上げる。今は一刻も早くイかせてほしい、ただそれだけが浪人生を突き動かしている原動力だ。しかしそんなことは隊長もお見通しである。だから隊長には彼が本当に滑稽に見えてくる。それはもう愛おしくなるほどに。
「あっはっは、お前は本当に期待を裏切らないなぁ。そこまで言うなら特別にイクことを許してやろう」
その言葉が聞くと、ホッと胸を撫で下ろす。やっとイクことが出来ると思い、顔が思わず緩んでしまう。本当にこの男は期待を裏切らない。
「――と言うとでも思ったか? お前はここにいる全員に贖罪しないと許されないと言っただろう? よってお前はイケないよ、ずっとな」
浪人生の緩んだ顔がみるみる青くなり絶望の色に染まる。もうそれほど彼は快楽に溺れてしまっているのだ。そんな顔を見る度に、隊長の心はえも言われぬ高ぶりを感じ、アソコが濡れていくことを実感する。自分でもこんなに嗜虐的な性癖をしていたとは思わなかったのだから驚きだ。もっと彼の悶える姿が見たい、その欲求に従い、隊員達に次なる命令を下す。
「全員に告ぐ、今からこの男を好きなようにして構わない。乳首を弄ろうが、アナルを開発しようが一向に構わない。しかし、イカせてはならない。特に射精は絶対にさせてはならない。それさえ守れば何をしようとお前たちの自由だ! それから、斥候の役割にあるものは、今からホルスタウロスの乳とアルラウネの蜜を大至急調達してきてくれ! 以上、各自行動に移ってくれ」
言い終わると、彼女達は次々と浪人生に殺到した。斥候の者は羨ましそうな顔をしながらも自分達の任務についた。
それからは浪人生にとってまさに地獄だった。大人数に体の垢が隅々までなくなるほど体中を舐められ、また胸や足などで変わる変わる一物を扱かれ、仕舞いには本当にアナルまで開発されてしまった。その度に、淫らな水音や魔物娘の甘い嬌声が響き、彼の興奮をさらに高めていく。そのどれもが暴力的な快楽を与えるが、決してイクことがないように途中で切り上げられてしまう。おかげで先走り汁ばかりが噴水のように噴き出している。斥候組が物資を調達し、帰って来た頃には、白目を剥いて泡を吐き、ガクガクと痙攣が止まらない状態であった。隊長はそんな心ここにあらずの浪人生に水を掛け、強引に意識を戻させる。
「ブホッ、ゴホッ、ゴホッ」
「おはよう、いい夢は見れたか?」
「あ゛ー、う゛ぅー」
浪人生の頭の中は快楽のことだけになってしまい、まともな発音すら出来なくなっている。
「さぁ腹が減ったろう、これを飲むといい」
手を拘束されている浪人生の口に漏斗を咥えさせると、そこにホルスタウロスの乳を流し込んだ。
「さぁ、早く飲まないと窒息するぞ」
「ゴフッ、ガハッ、ンゴォォ、ンガァ!」
息も絶え絶えの状態では流し込まれた牛乳を飲み下すことも難しく、むせ返りながらも必死に飲もうとしている。隊長もあくまでプレイの一環であるため、本気で窒息させる気はなく、彼の様子を見ながら、流し込む量を調節している。
「これはホルスタウロスから採れた牛乳でな、精力増強の効果があるんだ。あ、スマン、射精出来ないお前には関係のない効果だったな」
白々しくいう隊長。浪人生は早くも効果を実感し始め、股間がムズムズするのを感じている。そんなことを言っている内に、牛乳の瓶が空になる。
「はぁ……はぁ……」
「全部飲めたな。偉いぞ」
頭を撫でる隊長。今まで理不尽なことや厳しいことを言われ続けていただけに、急に優しくされて、彼は困惑するほかなかった。しかしそれとは別に何か今までにない感情も感じていた。
「お次はこれだな」
隊長は琥珀色をしたものが入っている瓶を開ける。すると、甘ったるいような、しかし、とても蠱惑的な香りが部屋の中に充満した。その香りを嗅いでいるだけで、妙にドキドキし、頭がとろけるような感覚に襲われる。隊長は指でその琥珀色のものを掬い、浪人生の口元へと運ぶ。
「舐めてみるか?」
浪人生は舌を出し、指についた粘性のあるそれを舐める。少量しか口に含んでいないのにまろやかな甘みが口いっぱいに広がる。その味は濃厚なのにもかかわらず、後味がくどくなく、後を引く甘さだった。まだ口元にある隊長の指にしゃぶりつき、夢中でそれを舐め回す。そんな姿に、隊長はまるで幼子を見るような慈愛の眼差しを向けている。舐めながらその表情を見た彼は、またドキリとするものを感じた。
「これはな、アルラウネから採れる蜜で媚薬に似た効果があるんだ。それに、この蜜で性器の手入れをする魔物娘もいるらしい。どれ、お前の愚息にも手入れをしてやろう」
そういうと、蜜を手にたっぷりと付け、浪人生の一物に塗りたくる。ぬるぬるとした感覚がそれだけでもう快感となり、暴発しそうになる。それに気付いた隊長は、慎重に慎重に蜜を塗っていく。それからもアナルや乳首など、敏感だと思われるところ全てに蜜が塗られた。塗り終えた頃には媚薬としての効果が現れ、体中が疼いて疼いてしょうがなくなる。イカなくてもいいからとにかく体を弄ってほしい。そう思い、隊長の様子を伺うが、一向に動く気配がない。痺れを切らした彼が、隊長に懇願する。
「はぁ、お願いします、……体を…んふぅ……さすって下さい…」
さっきの調教の効果が早速現れたのか、丁寧に頼み込む浪人生。しかし言葉使いなど特に関係はない
「何を言っているんだお前は。食事をしたら休憩を挟むのは常識だろう? 安心しろ、一時間くらい経ったら、また気持ち良くさせてやる」
と言うと隊長は椅子に座り、目を閉じてしまった。他の隊員達も食事を取るために一度住み処に戻っている。一時間。何かをするには短いが、何もしないならとても長く感じる。しかも、今は蜜の効果で、今まで以上に欲情し、体が疼き続けている。手足を自由に動かすことも出来ないので自分ですることも出来ない。
「はぁぁぁぁ、うぐぅぅぅぅ、うわぁぁぁぁ!!!」
あまりの疼きに耐え切れず、叫び出す浪人生。触れられてもいないのに我慢汁がとめどなくながれ、ベッドはもう汗や先走り汁でぐじゅぐじゅになっている。悲痛の叫びを聞きながら、隊長は嗜虐的な微笑みを浮かべていた。
…………
「おっと、ついぼんやりとしてしまったなぁ。おい、大丈夫か?」
結局1時間を少し過ぎた頃に隊長は声を掛けた。浪人生はもはや声を出す気力すら残っておらず、声にならない呻き声を僅かに出すだけだった。瞳には生気が見られない。ただ彼の一物だけが、ビンビンといきり勃っていた。
「こうなっては廃人同然だなぁ。よし、最後の仕上げとしよう」
そういうと、どこからか長いリボンのようなものを取り出し、浪人生の一物の根元をキツく縛る。しかし、ただ縛るだけではなく、可愛らしくラッピングされている。その包まれているモノのせいで台なしだが。そして、自分のものにも準備をする。先程のアルラウネの蜜をアソコに塗りたくるとすぐに媚薬の効果が現れ、顔がのぼせたように赤くなる。
「はぁ、はぁ、これで私も欲情してしまう訳だな。んっ、私はお前程我慢する気はないぞ」
もう二人とも、前戯がいらない程に準備が整っている。隊長は浪人生に跨がると、手を使い、彼の硬く、熱くなったモノの位置を整え、自らの秘所へとあてがう。そしてゆっくりと腰を降ろしていく。
「んんん、はぁっ、先っぽが入っただけなのにこんなにも気持ちいいなんて……」
「はぁぁ、うぐっ、ひぃぃっ!」
浪人生はもう我慢出来ず、すぐにイッてしまうが、根元をぎっちりと縛られているので、射精はすることはない。そこに追い打ちを掛けるかのように、隊長はさらに深く腰を落とす。
「ふぐっ、がはっ、はぁ…いっ、いた……ぃ…」
秘部の痛みに、動きが止まり、目尻に涙が滲む。結合部からは純潔の証である破瓜が流れ出る。少しして馴染んだところで、また腰を上下に動かす。
「んふぅ、っあぁはぁ! き、気持ちいい……」
腰をくねくねと卑猥にグラインドさせる。どうやら一番気持ちいいところを探しているようだ。その度に浪人生は何回も絶頂を迎えるが、やはり射精することはない。快感に翻弄されながらも本能的に腰を突き上げ、隊長を刺激している。そのせいもあって、隊長にも限界が近づいていた。
「ああぁっ、んいぃぃい! ィク、イクゥゥゥゥ!」
あまりの刺激に絶頂を迎える。叫ぶと同時に浪人生に括り付けられたリボンの端を引くと、スルスルとリボンがほどける。すると、彼の一物から、今まで我慢していた分を埋め合わせるかのように、大量の精液が放出された。
「んッ?! ―――ッ!!!」
腟内に大量の精液を注ぎ込まれた隊長は、その精液が敏感になっている肉壁を打ち付ける感覚により、すぐさま二回目の絶頂を迎える。その絶頂により、腟内が収縮し、まるで精液を搾るかのように蠢く。
さらにもう五回程隊長が絶頂したあたりで両者の体力が尽き、人間である浪人生は気絶してしまった。
隊長はとても満足したようで、自らの住み処へと戻っていく。気絶から回復した後、彼は残り28人の相手をしなければならなかった。
「あっ、あっ、ぐぅぅ、うぐぅぅ、はっ、はっ」
浪人生は快感のあまり、まともな言葉を発することも出来ず、呻き声のような喘ぎ声を上げている。またも射精感が込み上げて来たのか、彼の一物がさらに大きくなり、ビクッビクッと打ち震えた。しかし、またも絶妙なタイミングで隊長が命令を下す。
「全員男から離れろ!」
浪人生の体を舐めまくっていた彼女らは、名残惜しそうな顔をしながらも素直に命令に従い、すぐに彼の体から離れた。刺激が止まり、先走り汁は溢れ出るものの、またしても射精することは出来なかった。彼はどうしてそのようなことをするのか、と言いたげな表情で隊長の顔を見上げた
「はぁ、はぁ、うぐっ」
「そんな悲しい顔をするな。もっと虐めたくなるだろう。あぁ、ついでに言っておくが、お前に射精させてやるつもりはない。ただずっとその醜いチンコを嫐る、それだけだ」
今の浪人生にとって、それは死刑宣告にも似たようなものだった。こんなにも登り詰めているのに不完全燃焼のままと言われたのだ。そう思うと気が狂いそうになる。
「おいおい、そんな絶望したような顔をするなよ。死ぬ訳じゃないんだから。そうだな、私達の仲間を殺したことを詫び、『どうかこのゴミ以下の存在である私めにイクことをお許し下さいお願いします、ご主人様』とでも言うのなら考えてやらないこともないぞ」
彼は即答する
「…なたの……な、仲…間を……して……ませ…した。どうか、こ、この……ゴ……以下の…存…ざ……いで…る……わ、わたく……し…に……ィク………こ…を…ゅる……だ……さい、お、ぉね……ぃしま…す………ご、ごしゅ、……ごしゅ………じん…さま…」
もうちっぽけなプライドなどどこかに消えてしまった。悔しさと羞恥で顔を耳まで真っ赤にさせながら、隊長に懇願した。あまりにもテンプレに事が運び過ぎて、笑いが込み上げてくる。
「フフフ、そんなんで許せる訳ないだろう? もっとはっきりと早く!」
「あなたの仲間を殺してすいませんでした。どうかこのゴミ以下の存在である私めにイクことをお許し下さいお願いします、ご主人様」
「私はお前のご主人様だぞ? 言い方を統一しろ!」
「ご主人様の仲間を殺してすいませんでした。どうかこのゴミ以下の存在である私めにイクことをお許し下さいお願いします、ご主人様」
「もっと丁寧に謝れるだろ? もっと心を込めろ」
「ご主人様のお仲間を殺してしまい本当に申し訳ございませんでした。どうかこのゴミ以下の存在である私めにイクことをお許し下さいお願いいたします、ご主人様」
「もっと大きな声で!」
「ご主人様のお仲間を殺してしまい本当に申し訳ございませんでした! どうかこのゴミ以下の存在である私めにイクことをお許し下さいお願いいたします、ご主人様!」
ヤケクソになりながらも何度も口上を読み上げる。今は一刻も早くイかせてほしい、ただそれだけが浪人生を突き動かしている原動力だ。しかしそんなことは隊長もお見通しである。だから隊長には彼が本当に滑稽に見えてくる。それはもう愛おしくなるほどに。
「あっはっは、お前は本当に期待を裏切らないなぁ。そこまで言うなら特別にイクことを許してやろう」
その言葉が聞くと、ホッと胸を撫で下ろす。やっとイクことが出来ると思い、顔が思わず緩んでしまう。本当にこの男は期待を裏切らない。
「――と言うとでも思ったか? お前はここにいる全員に贖罪しないと許されないと言っただろう? よってお前はイケないよ、ずっとな」
浪人生の緩んだ顔がみるみる青くなり絶望の色に染まる。もうそれほど彼は快楽に溺れてしまっているのだ。そんな顔を見る度に、隊長の心はえも言われぬ高ぶりを感じ、アソコが濡れていくことを実感する。自分でもこんなに嗜虐的な性癖をしていたとは思わなかったのだから驚きだ。もっと彼の悶える姿が見たい、その欲求に従い、隊員達に次なる命令を下す。
「全員に告ぐ、今からこの男を好きなようにして構わない。乳首を弄ろうが、アナルを開発しようが一向に構わない。しかし、イカせてはならない。特に射精は絶対にさせてはならない。それさえ守れば何をしようとお前たちの自由だ! それから、斥候の役割にあるものは、今からホルスタウロスの乳とアルラウネの蜜を大至急調達してきてくれ! 以上、各自行動に移ってくれ」
言い終わると、彼女達は次々と浪人生に殺到した。斥候の者は羨ましそうな顔をしながらも自分達の任務についた。
それからは浪人生にとってまさに地獄だった。大人数に体の垢が隅々までなくなるほど体中を舐められ、また胸や足などで変わる変わる一物を扱かれ、仕舞いには本当にアナルまで開発されてしまった。その度に、淫らな水音や魔物娘の甘い嬌声が響き、彼の興奮をさらに高めていく。そのどれもが暴力的な快楽を与えるが、決してイクことがないように途中で切り上げられてしまう。おかげで先走り汁ばかりが噴水のように噴き出している。斥候組が物資を調達し、帰って来た頃には、白目を剥いて泡を吐き、ガクガクと痙攣が止まらない状態であった。隊長はそんな心ここにあらずの浪人生に水を掛け、強引に意識を戻させる。
「ブホッ、ゴホッ、ゴホッ」
「おはよう、いい夢は見れたか?」
「あ゛ー、う゛ぅー」
浪人生の頭の中は快楽のことだけになってしまい、まともな発音すら出来なくなっている。
「さぁ腹が減ったろう、これを飲むといい」
手を拘束されている浪人生の口に漏斗を咥えさせると、そこにホルスタウロスの乳を流し込んだ。
「さぁ、早く飲まないと窒息するぞ」
「ゴフッ、ガハッ、ンゴォォ、ンガァ!」
息も絶え絶えの状態では流し込まれた牛乳を飲み下すことも難しく、むせ返りながらも必死に飲もうとしている。隊長もあくまでプレイの一環であるため、本気で窒息させる気はなく、彼の様子を見ながら、流し込む量を調節している。
「これはホルスタウロスから採れた牛乳でな、精力増強の効果があるんだ。あ、スマン、射精出来ないお前には関係のない効果だったな」
白々しくいう隊長。浪人生は早くも効果を実感し始め、股間がムズムズするのを感じている。そんなことを言っている内に、牛乳の瓶が空になる。
「はぁ……はぁ……」
「全部飲めたな。偉いぞ」
頭を撫でる隊長。今まで理不尽なことや厳しいことを言われ続けていただけに、急に優しくされて、彼は困惑するほかなかった。しかしそれとは別に何か今までにない感情も感じていた。
「お次はこれだな」
隊長は琥珀色をしたものが入っている瓶を開ける。すると、甘ったるいような、しかし、とても蠱惑的な香りが部屋の中に充満した。その香りを嗅いでいるだけで、妙にドキドキし、頭がとろけるような感覚に襲われる。隊長は指でその琥珀色のものを掬い、浪人生の口元へと運ぶ。
「舐めてみるか?」
浪人生は舌を出し、指についた粘性のあるそれを舐める。少量しか口に含んでいないのにまろやかな甘みが口いっぱいに広がる。その味は濃厚なのにもかかわらず、後味がくどくなく、後を引く甘さだった。まだ口元にある隊長の指にしゃぶりつき、夢中でそれを舐め回す。そんな姿に、隊長はまるで幼子を見るような慈愛の眼差しを向けている。舐めながらその表情を見た彼は、またドキリとするものを感じた。
「これはな、アルラウネから採れる蜜で媚薬に似た効果があるんだ。それに、この蜜で性器の手入れをする魔物娘もいるらしい。どれ、お前の愚息にも手入れをしてやろう」
そういうと、蜜を手にたっぷりと付け、浪人生の一物に塗りたくる。ぬるぬるとした感覚がそれだけでもう快感となり、暴発しそうになる。それに気付いた隊長は、慎重に慎重に蜜を塗っていく。それからもアナルや乳首など、敏感だと思われるところ全てに蜜が塗られた。塗り終えた頃には媚薬としての効果が現れ、体中が疼いて疼いてしょうがなくなる。イカなくてもいいからとにかく体を弄ってほしい。そう思い、隊長の様子を伺うが、一向に動く気配がない。痺れを切らした彼が、隊長に懇願する。
「はぁ、お願いします、……体を…んふぅ……さすって下さい…」
さっきの調教の効果が早速現れたのか、丁寧に頼み込む浪人生。しかし言葉使いなど特に関係はない
「何を言っているんだお前は。食事をしたら休憩を挟むのは常識だろう? 安心しろ、一時間くらい経ったら、また気持ち良くさせてやる」
と言うと隊長は椅子に座り、目を閉じてしまった。他の隊員達も食事を取るために一度住み処に戻っている。一時間。何かをするには短いが、何もしないならとても長く感じる。しかも、今は蜜の効果で、今まで以上に欲情し、体が疼き続けている。手足を自由に動かすことも出来ないので自分ですることも出来ない。
「はぁぁぁぁ、うぐぅぅぅぅ、うわぁぁぁぁ!!!」
あまりの疼きに耐え切れず、叫び出す浪人生。触れられてもいないのに我慢汁がとめどなくながれ、ベッドはもう汗や先走り汁でぐじゅぐじゅになっている。悲痛の叫びを聞きながら、隊長は嗜虐的な微笑みを浮かべていた。
…………
「おっと、ついぼんやりとしてしまったなぁ。おい、大丈夫か?」
結局1時間を少し過ぎた頃に隊長は声を掛けた。浪人生はもはや声を出す気力すら残っておらず、声にならない呻き声を僅かに出すだけだった。瞳には生気が見られない。ただ彼の一物だけが、ビンビンといきり勃っていた。
「こうなっては廃人同然だなぁ。よし、最後の仕上げとしよう」
そういうと、どこからか長いリボンのようなものを取り出し、浪人生の一物の根元をキツく縛る。しかし、ただ縛るだけではなく、可愛らしくラッピングされている。その包まれているモノのせいで台なしだが。そして、自分のものにも準備をする。先程のアルラウネの蜜をアソコに塗りたくるとすぐに媚薬の効果が現れ、顔がのぼせたように赤くなる。
「はぁ、はぁ、これで私も欲情してしまう訳だな。んっ、私はお前程我慢する気はないぞ」
もう二人とも、前戯がいらない程に準備が整っている。隊長は浪人生に跨がると、手を使い、彼の硬く、熱くなったモノの位置を整え、自らの秘所へとあてがう。そしてゆっくりと腰を降ろしていく。
「んんん、はぁっ、先っぽが入っただけなのにこんなにも気持ちいいなんて……」
「はぁぁ、うぐっ、ひぃぃっ!」
浪人生はもう我慢出来ず、すぐにイッてしまうが、根元をぎっちりと縛られているので、射精はすることはない。そこに追い打ちを掛けるかのように、隊長はさらに深く腰を落とす。
「ふぐっ、がはっ、はぁ…いっ、いた……ぃ…」
秘部の痛みに、動きが止まり、目尻に涙が滲む。結合部からは純潔の証である破瓜が流れ出る。少しして馴染んだところで、また腰を上下に動かす。
「んふぅ、っあぁはぁ! き、気持ちいい……」
腰をくねくねと卑猥にグラインドさせる。どうやら一番気持ちいいところを探しているようだ。その度に浪人生は何回も絶頂を迎えるが、やはり射精することはない。快感に翻弄されながらも本能的に腰を突き上げ、隊長を刺激している。そのせいもあって、隊長にも限界が近づいていた。
「ああぁっ、んいぃぃい! ィク、イクゥゥゥゥ!」
あまりの刺激に絶頂を迎える。叫ぶと同時に浪人生に括り付けられたリボンの端を引くと、スルスルとリボンがほどける。すると、彼の一物から、今まで我慢していた分を埋め合わせるかのように、大量の精液が放出された。
「んッ?! ―――ッ!!!」
腟内に大量の精液を注ぎ込まれた隊長は、その精液が敏感になっている肉壁を打ち付ける感覚により、すぐさま二回目の絶頂を迎える。その絶頂により、腟内が収縮し、まるで精液を搾るかのように蠢く。
さらにもう五回程隊長が絶頂したあたりで両者の体力が尽き、人間である浪人生は気絶してしまった。
隊長はとても満足したようで、自らの住み処へと戻っていく。気絶から回復した後、彼は残り28人の相手をしなければならなかった。
13/02/10 12:04更新 / ターニャ
戻る
次へ