釣りをしていたら将来の嫁が釣れたんだけど、どして?
俺は今日、久々に良い天気だったから港までチョイと釣りに来ていた。
「さ〜てと、今日は大漁目指すぞ〜!!」
そう言って早1時間、未だに俺は何も釣れてない。
「何でだ……?
何故釣れない………もしかしてここには魚がいないのか?」
その後、更に数十分が経ったときだろうか。
俺の釣り竿に大きな魚がッ!!
「おぉ!?
キターーーー!!」
そんなくだらない事を言いながら、一心不乱に釣り糸を巻き上げ、最後の大勝負とばかりに釣り竿を引き上げた。
「おっしゃーーーー!!
ここの主、ゲット……アレ?」
「いやですのーーー!!
そんなに引っ張った脱げちゃいますわーーー!?」
そう言って、言葉を話せる何かが俺突っ込んできた。
「ちょ、ま……ヘブッ!?」
----------------------------------------------------------------------------------
『ってて…何だよ……。
って、息出来ねぇ!?』
俺は何かに乗られている。
ソレは柔らかくかつ弾力があり、そしてとても大きな2つの何かだった。
「はぁん……そんなに暴れたらダメですの……♥」
何かはまだ目を回している様だったので、俺はその何かをどけ今起こっている現状を確認した。
『一応…どかしてはみたものの、何だこの女の子?
一見するとアザラシの様にも見えるけど……っておっぱい!!
おっぱいが殆ど見えて!?』
このままでは危ないと思った俺は、女の子を担いで自宅へと戻ることにした。
----------------------------------------------------------------------------------
自宅へと戻った俺は、まず女の子の体をタオルで拭き、それから着ぐるみの様な物(?)を脱がす……までは良かった。
「そういえば、これ脱いだら裸なんじゃね?」
そう、この下半身の着ぐるみを脱がすと裸なのかもしれないし、水着なのかもしれない。
「いやでも…水着くらいは着てるだろ……。
いやいや、おっぱいからも分かるように、下も履いてない…?」
俺は、青少年特有の妄想と現実の狭間に立たされた状態で暫く葛藤していた。
「あ…そっか、コレなら良いんじゃね?」
コレ……というのも、目隠しをして着ぐるみを脱がすという方法だ。
それならば、妄想で終わるし着ぐるみも乾燥出来る。
「それじゃあ失礼しま〜す……。」
幸い女の子はまだ目を覚ましてなかったので、無事に脱がすこと……は出来なかった。
何故ならあまりにも妄想が広がりすぎた為に、鼻血がそれこそフラつく位に出てしまった。
「はぁ…はぁ……大変な作業だったぜ…。」
とりあえず着ぐるみを脱がした後に布団を掛けた。
----------------------------------------------------------------------------------
女の子が起きたのは、丁度俺が夕飯を食べ始めた所だった。
「ん…んむぅ……ここは、何処ですの…?」
「あぁ、此処か?
ここは俺の家だぞ?」
「貴方の…家?」
「そ、俺の家。
俺が君を釣り上げたときそのまま目を回していたから、家まで運んできたって訳。」
「そう、だったんですの。
それは、ありがとうですわ。」
「いやいや、良いって。
ソレよりも腹減ってるんだったら、飯でも食うか?
一応2人分作ったんだが…?」
「ええ、頂きますわ。
ソレよりも何だか寒いですわ、何か暖かい物があると良いのですけれど…。」
「あぁ、そっか。そういや着ぐるみは今乾かしてるし…俺の服貸すからそれを着てな。」
そう言って、俺が女の子に背を向けた時だった。
俺の背中に女の子がいきなり抱きついてきたのだ。
「ああ、寒い。寒すぎますわ。
だから……貴方の体で暖めて下さいまし。」
「えっソレって…君分かって言ってるの?」
「君ではありませんわ。私、セルキーのラナと申しますの。
貴方の言いたい事は分かっているつもりですわ。
でも…私、体の芯から凄く寒くて仕方が無いですの。だから…だから私が体の芯まで暖まるように貴方のココで、暖めて下さいまし?」
はぁ、まさかラナが魔物だったなんて思っても見なかった出来事だが、俺にもようやく春が来たと思えばなんだかスッキリとした気持ちになった。
「はぁ、それじゃあ…ラナの芯から温まるように、俺も頑張らせて貰うよ?」
「はいですの♥」
〜Fin〜
「さ〜てと、今日は大漁目指すぞ〜!!」
そう言って早1時間、未だに俺は何も釣れてない。
「何でだ……?
何故釣れない………もしかしてここには魚がいないのか?」
その後、更に数十分が経ったときだろうか。
俺の釣り竿に大きな魚がッ!!
「おぉ!?
キターーーー!!」
そんなくだらない事を言いながら、一心不乱に釣り糸を巻き上げ、最後の大勝負とばかりに釣り竿を引き上げた。
「おっしゃーーーー!!
ここの主、ゲット……アレ?」
「いやですのーーー!!
そんなに引っ張った脱げちゃいますわーーー!?」
そう言って、言葉を話せる何かが俺突っ込んできた。
「ちょ、ま……ヘブッ!?」
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『ってて…何だよ……。
って、息出来ねぇ!?』
俺は何かに乗られている。
ソレは柔らかくかつ弾力があり、そしてとても大きな2つの何かだった。
「はぁん……そんなに暴れたらダメですの……♥」
何かはまだ目を回している様だったので、俺はその何かをどけ今起こっている現状を確認した。
『一応…どかしてはみたものの、何だこの女の子?
一見するとアザラシの様にも見えるけど……っておっぱい!!
おっぱいが殆ど見えて!?』
このままでは危ないと思った俺は、女の子を担いで自宅へと戻ることにした。
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自宅へと戻った俺は、まず女の子の体をタオルで拭き、それから着ぐるみの様な物(?)を脱がす……までは良かった。
「そういえば、これ脱いだら裸なんじゃね?」
そう、この下半身の着ぐるみを脱がすと裸なのかもしれないし、水着なのかもしれない。
「いやでも…水着くらいは着てるだろ……。
いやいや、おっぱいからも分かるように、下も履いてない…?」
俺は、青少年特有の妄想と現実の狭間に立たされた状態で暫く葛藤していた。
「あ…そっか、コレなら良いんじゃね?」
コレ……というのも、目隠しをして着ぐるみを脱がすという方法だ。
それならば、妄想で終わるし着ぐるみも乾燥出来る。
「それじゃあ失礼しま〜す……。」
幸い女の子はまだ目を覚ましてなかったので、無事に脱がすこと……は出来なかった。
何故ならあまりにも妄想が広がりすぎた為に、鼻血がそれこそフラつく位に出てしまった。
「はぁ…はぁ……大変な作業だったぜ…。」
とりあえず着ぐるみを脱がした後に布団を掛けた。
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女の子が起きたのは、丁度俺が夕飯を食べ始めた所だった。
「ん…んむぅ……ここは、何処ですの…?」
「あぁ、此処か?
ここは俺の家だぞ?」
「貴方の…家?」
「そ、俺の家。
俺が君を釣り上げたときそのまま目を回していたから、家まで運んできたって訳。」
「そう、だったんですの。
それは、ありがとうですわ。」
「いやいや、良いって。
ソレよりも腹減ってるんだったら、飯でも食うか?
一応2人分作ったんだが…?」
「ええ、頂きますわ。
ソレよりも何だか寒いですわ、何か暖かい物があると良いのですけれど…。」
「あぁ、そっか。そういや着ぐるみは今乾かしてるし…俺の服貸すからそれを着てな。」
そう言って、俺が女の子に背を向けた時だった。
俺の背中に女の子がいきなり抱きついてきたのだ。
「ああ、寒い。寒すぎますわ。
だから……貴方の体で暖めて下さいまし。」
「えっソレって…君分かって言ってるの?」
「君ではありませんわ。私、セルキーのラナと申しますの。
貴方の言いたい事は分かっているつもりですわ。
でも…私、体の芯から凄く寒くて仕方が無いですの。だから…だから私が体の芯まで暖まるように貴方のココで、暖めて下さいまし?」
はぁ、まさかラナが魔物だったなんて思っても見なかった出来事だが、俺にもようやく春が来たと思えばなんだかスッキリとした気持ちになった。
「はぁ、それじゃあ…ラナの芯から温まるように、俺も頑張らせて貰うよ?」
「はいですの♥」
〜Fin〜
13/02/24 14:22更新 / @kiya