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『罠』 [デビルバグトラップ] ジョイレイン領恐怖の代名詞。 相手に特定の呪印を刻み込み、その相手のところに予測もつかないタイミングで大量のデビルバグをけしかけ、犯させる。大量と言っても十や二十ではない……三桁は襲撃される。なので殲滅系呪文でも使わない限り魔の手から逃げられない。 呪印には上位(殲滅用)魔法禁止及び転移魔法禁止の印も施されているため、まさに回避不能。 解呪方法は盗品を無事返却するか、使用者に解呪して貰うしかない。因みにこの呪印の作り方は、他の領には公開していない。当たり前か。 [最終絶頂計画] 相手に羞恥心と屈辱を与え、弱みを握るために使われるトラップ。 発動の瞬間、相手の体を強制発情且つ感度上昇させ、意識を失うまで強制自慰をさせる。同時に集団に視姦されフラッシュを焚かれる幻覚に、耳元に届くヒソヒソ声で陰口を叩かれる幻聴を相手に与える。そして相手はそれを恥ずかしく思いながらも、体は快楽の糧に変えていく。 そして隠語や抵抗の意を叫びながら、だらしなく自慰を繰り返す様を『幻影絵巻(ファントムスクロール)』で音も含めて全部録るというオマケまで付けている。因みに、裏でその幻影絵巻は複製されて取り引きされているという。酷ぇ。 [GOLD RUSH!(迫り来る金)] 屋敷内部の宝物庫。そこに置かれているほぼ全ての金は、実はイミテーションである。万が一その金を持って宝物庫の外に出てしまったら、その金と体が融合してしまい、逃げる途中で立派な金の像と化してしまう。 宝石も同じだ。持ち去ろうとすると、全身が宝石の原石と化してしまう。化した後の相手がどうなるかは定かではないが、一説によると、宝物庫の番人達によって、魔物に変えられているらしい。 [魔力奪脱] 蓄魔機の発想の原点。魔法陣が発生した瞬間、相手の体から魔力を一気に根刮ぎ奪い取る罠。同時に『昏睡(レム)』も掛けられるため、相手は為す術もなく昏睡することになる。因みに奪った魔力は、そのまま罠セキュリティ等に使われる。 前領主曰く「面白味の欠片もねぇ」。何だこの領主。 『拷問』 [天人フルコース] ダークエンジェルの話によると嘗て、叱られたいだけに神の社を破壊した天上人がいた。その天上人を懲らしめる際だけに用いられたという、特別な拷問があるという。 それを模して創られたそれは、あらゆる肉体に被虐の快楽を嫌と言うほど刻みつけるという。 命を奪うことはないが、これを受けた対象は、例外なくドMになる。とある鞭使いの御者が開発に一枚噛んでいたという。 また、この拷問にはサバト版があり、受けると最早外見的幼女以外には欲情しなくなるというが、真相は定かではない。 [男悔の世代(だんかいのせだい)] 男である事は、それだけのプライドと共に生きる事である。 ならば、そのプライドを根本から粉々にしてしまえヴぁ……反抗のしようがない。 ということで製作されたこの拷問では、ありとあらゆる男としての尊厳を踏みにじらせ、自らにある男という存在嫌悪し恐怖させる恐ろしいメニューが揃っている。 なお、魔王が代替わりしたことから、この被験者に高密度の魔力を流し込むとアルプと化す事も確認されている。 最近、元領主の館が華やかになったらしい。 [Joker]・[1501] どちらも、壁に立たせた罪人の体のラインすれすれに武器を突き立てるものである。サーカスでも応用可能のようだ。 因みに突き立てる武器は前者はカード、後者はダーツ。 [2700]・[俺の嫁] どちらも、衆目の前で恥ずかしい格好をして踊りたくもないダンスを踊らされ、語りたくもない言葉を語らされ、謳いたくもない歌を歌わされるという精神的拷問。 完璧に歌い語り踊れるまで肉体が解放される事はないが、完璧に踊れた映像及び肉声は録画録音され、保存用、テキスト用と分けられ、後者は一般店で販売されているらしい。 その収益は主に企画室に使われているとか……。
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